人狼議事


60 ─昨夜、薔薇の木の下で。

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視点:


メモを貼った。


さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2011/08/07(Sun) 00時半頃


[倒れるその瞬間、差し伸べられた手は自分を引きとめようとしたかのように。]

…やめ、ッ!!

[薔薇の木の呪いが、何かを触媒にでもしたのか、ディーンにまで襲いかかる。]

やめろ、…コイツを巻き込むな……ッ!!!

[声は既に届かぬ。こんなこと、望んではいないのに。
 喰い尽くされるならば、自分だけで…と。そう思って逃げようとしたのに。]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2011/08/07(Sun) 01時頃


メモを貼った。


メモを貼った。


[止めろと言われても、ここで逃してはいけないと本能が訴えていて。自分の意思で先輩に触れて。
途端何かに引きずられるように、かくりと身が揺らいで。

一段と濃厚な薔薇の香に包まれて……]


【人】 さすらい人 ヤニク

―中庭―
[その人のことはディーンに任せるべきだ、と。
 背を向けようとしたところで、炎天下の庭には不似合いな人の姿]

 ノックスさん、――……ッ?

[近づこうとするノックスの腕を掴んだのは、
 反射で――手の届く範囲にあったからに過ぎない。
 何が見えていたわけでもないのだ、
 ただ、その人の制止の声が聞こえたから]

[手を差し伸べたディーンに向けて、
 いや、ディーンにではない何かにだったのかもしれない。
 「巻き込むな」確かにそう言ってた]

(7) 2011/08/07(Sun) 01時頃

[魂すら絡めとった蔦は、深いところへ引きずり込んでいく。

 蔓が元のままの蔓ならば、毒が甘いままの毒ならば、
 胸で育てた幼い憧れを綺麗な花として咲かせた少年のように、
 幸せな夢のなかで眠れたのだろう。

 けれど、この身に巣食ったことで、蔓は、棘は、変質してしまった。
 幸せな甘い夢など、歪んだ魂は信じていないから。

 肉体から離れてなお、
 身を絞めつける荊棘の棘は、魂を傷つけ血を流し続けていた。]


…何故、俺などに……

[拒絶すら跳ね除けて手を差し伸べてきたディーンに、戸惑いが隠せない。]

俺なんかに関わるから、こんなことに……


【人】 さすらい人 ヤニク

[けれど、その薔薇の呪いは、
 制止を聞かず触れたディーンをも巻き込んだのだろう。
 ディーンの体が傾いでいく。

 深い眠りへと落ちる、
 その人を追いかけるかのように]

(10) 2011/08/07(Sun) 01時頃

[最初は何か失敗して爆発させたのかと思った。
でも、薔薇の迷路の中でそれは無いぞと思いなおし。

次に、貧血で倒れたのだと思った。
それほど身体が弱い訳でもないなと気づいて。

結果、どちらでもなかったので、目をしばたたかせ]

 ヴェス先輩。
 すみません、駄目だって言われたのに。

[何故と言われても、ゆるく首を傾げるだけで]

 貴方の側に居たかった、では。納得してもらえませんか。


【人】 さすらい人 ヤニク

[そして眠りについた二人の体が、
 重なるように薔薇の木の下に倒れ伏す、
 ひらりと、濃い緑の葉が落ちた。]

 ――……、これは、

[反射的にノックスを掴んでいた手は、
 無意識のままに離されて、
 その熱を伝えていたことに気づかない。]

 ランディと…同じ、

[呆然とつぶやく横顔はきっと、
 誰にも見せたことのない沈痛な面持ちで、
 目の前で起きた出来事が大きく心乱したことを、示す]

(17) 2011/08/07(Sun) 01時半頃

…側に……

[そう告げられて、身を縮めて顔を背けた。
 側に居たいとか、もっと君を知りたいとか、もっと欲しいとか。
 そんな常套句はいつも、下心ばかりだった。

 愛しているとの囁きは、常に欲情混じり。。
 幾人もに、そんな風に迫られて、なし崩し的に身体を許して。
 けれど結局、誰にも心など向けることは出来なかった。
 魂は既に、ねじ曲がってしまっていたから。]

…側に居て、何がしたかった?

[向けた笑顔は、酷く醜い嘲笑。
 閉じ込められた此処にすら、薔薇は甘く狂おしい香りを満たす。

 煽られる。
 …どす黒い感情と共にふつふつと込みあげる欲望。]

どうせお前も……シたいんだろう?


…叶えてやろうか。
こんなところに追ってきてまで、見たかった夢を。

[鋭い棘持つ荊棘を絡みつかせた手で、ディーンの頬に触れた。]


ディーンを甘い罠で絡めとるように、此方から唇を重ねた。**


メモを貼った。


【人】 さすらい人 ヤニク

[沈痛な面持ちを首をふって振り払う、
 熱を疼かせる薔薇の香は、今は肉体に届かない。
 感じるための器官全てが麻痺したかのように。

 そして笑う理由もないのに、小さく笑みを浮かべる。
 心を隠す、そんな笑みのまま、ノックスに眼差しを向けて]

 ……困りましたね。

 医務室に運びたいけど、
 俺とあなたじゃ、少々人手不足だ。

[小柄なランディならともかく、二人は上背もそれなりだ。何より、体の弱いこの人に力仕事はさせられない]

 ああ、ランディは医務室に。
 眠ったままずっと起きてない。

 ……近づいただけでこうなるなら、
 ランディ運んだ俺はとっくにおんなじ状態になってると思いますよ。

(21) 2011/08/07(Sun) 01時半頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2011/08/07(Sun) 01時半頃


 へっ?
 何って別に。いつも通り側に居て、あーヴェス先輩だなって思っていれば。少し触れて良いのならそれは嬉しいですが、これ以上すると壊してしまいそうでもう充分です。

[やはり、いつも見た顔でない顔で、先輩が喋っている。
うっすらと感じていた壁のこちら側、やっと来れたのだ]

 ……夢?し、いや。
 先輩待って下さい。

[頬に触れる手、やんわりと静止させようと伸ばすと棘がちくりと傷を作る]


 いたっ、この棘何だ……

 ヴェスせんぱ……!!!

[ぷくりと浮かぶ赤い玉に気をとられ、その顔が近づいていることに気づいたのは唇が重なってから。

驚いて、でもこれはいけないと拒否するように胸を押して顔を離そうと**]


メモを貼った。


【人】 さすらい人 ヤニク

[言われて、小さな下級生の存在に気づく。
 けれど今はそう気に留まることはなかった。
 小柄なこの子では、数に入らないだろうな、と思っただけで]

 ……一旦戻って人呼んできましょう。
 ヘクターさんまだ医務室にいるかもしれないし。

 ノックスさんはそのまま休んでていいですよ。
 日よけもなしに外にいたら、大変でしょう。

[強がりはただ無茶なこととして、取り合わない。
 気遣っているようだけれど、結局心を汲み取れてはいないのだ。

 ベンチの上にまだあのギターはあるだろうか、
 戻ることを視線を態度で、促した]

(27) 2011/08/07(Sun) 02時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[言いたげな、を通り越して、
 不満が表情に現われればさすがに気づいた。
 じ、と深いコバルトの双眸が見つめ返す]

 ……何か。

[問い返したところで、彼の表情が変わる。
 素直に言葉に従って貰えたことには、安堵の息を一つ]

 ヘクターさんにも、心配かけますよ。

[宥めるように告げれば、その場から背を向けて、
 医務室へと向かおうとした]

(34) 2011/08/07(Sun) 02時半頃

―食堂→シャワールーム―
[パントリーから出てきたところで同級生と出会う
アレルギーでもあるのか、あんまりこちらに近づいて来ないノックスとは普通に挨拶する程度だ。たとえ、クラスメイトでも。]

ああ、ロイルかおはよう…

[自分自身が薔薇の匂いが移っていようが何をしでかしたか悟らせるような精の臭いをぷんぷんとさせてようが気にもせず。
軽く手を振って其処からでてシャワールームへと向かう。
哀れな後輩の身を清めたのは痕跡を隠そうとかそういうものでなく。
ただ、気まぐれにそのままにしておくのは可哀相だとか、そう思っただけ]


―シャワールーム―
[各部屋に備え付けの簡易的なシャワーでなく大浴場の脇のこちらに来たのはしっかりもろもろの痕を落としたかったから。
シャワーから熱い湯を被りしっかり石鹸で洗って。]

ふー…

[それにしてもまだ洗い足りないのかと思うほど薔薇の残り香が染み付いている気がする]

最後に…やっぱ、これだよなぁ

[熱い湯から冷たい水へ一気に冷やそうとしてシャワーを被った。

その時―――…

何処からともなく急にきつい薔薇の香りが漂った気がしてその場に崩れ落ちた。
後には冷水が出しっぱなしのシャワーの水音だけが**]


【人】 さすらい人 ヤニク

―廊下―
[中庭で古いギターを手にして、
 それから医務室へ向かう道すがら――
 先ほど騒動のあった階段から、降りてくる二人の姿が見えた。
 イアンは己が手にしたものに気づくだろうか。
 気づくのであれば、中庭で二人がランディと同じように眠りに落ちたことを告げるだろう]

 ……、具合が悪いんですか?

[そして眉根を寄せるのは、ピッパを支えるような姿に、
 視線は問うようにイアンを向く。
 きっとそこには、少しだけ憔悴の色が滲んでた]

(37) 2011/08/07(Sun) 02時半頃

メモを貼った。


【人】 さすらい人 ヤニク

―廊下―
[問うまでもなく具合の悪そうな様子は見えていたのだから、
 元より、彼の手を借りようなどというつもりはなく]

 ああ、こっちは大丈夫だ。
 ……お前、ちゃんと看病できるのか?

[ただ、眦を和らげた眼差しを向けるだけで、
 きっとその時にはもう疲労の色は隠されてた]

 ――薔薇の?

[問い返すような言葉の反復は、けれど意味はつながらず、
 また答えを求めるものでもなかった。
 ひと時、止めた足をまた医務室へと向けて――]

(47) 2011/08/07(Sun) 03時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

―医務室―
[ヘクターも騒動に様子を見にこようとしていたかもしれない。
 とにかく、二人を運ぶのにその手を貸して貰い、
 その時に>>2:431医師への連絡を頼んだことも聞けただろう。

 二人を医務室に運び終えれば、
 手にしたギターはどうするか迷って、
 結局、ヴェスパタインの寝台の傍らに立てかけた。

 くしゃりを髪をかき混ぜて、
 白いカーテンを閉ざす**]

(48) 2011/08/07(Sun) 03時半頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2011/08/07(Sun) 03時半頃


…壊してくれて、構わないのに。
いや、違うな…

もう、ずっと前から壊れたままだ。
だから…今更壊れることなど

[動くたび鋭い棘は突き刺さり、小さな呻き声と共に甘い毒は染み渡る。
 身を離そうとするディーンの、陽光のような金の髪へ手を伸ばし、指先に絡めた。]

…幻滅したか?こんな男で。
お前に慕われるような価値なんか、俺には…


…寄越せよ。

[肉体から引き剥がされた魂だけの状態だというのに、
 感覚は鮮明で、吐く息は熱を帯びているかのよう。

 湧き上がる抑え切れない渇望。
 それを埋める手段をそれしか知らないから、
 力尽くで引き寄せようとする。

 朽ちた黒薔薇の色映す瞳は、
 乱暴な手とは裏腹に、縋るような懇願を湛えていた。]


[触れた唇が離れる頃には、指先の痛みなど気にならなくなっていて、じっと見つめ]

 ヴェス先輩が壊れたままならば、俺はそれを癒やしたい。
 今まで沢山の物の姿を変えてきたなら、先輩の事もまた別の姿に……変えられる筈だから。

[根拠は何もなかったが、何故か出来る気がして。
撫でられる髪、サラサラと流れ]

 ……薄々気づいてたのかもしれませんが。
 俺の好きな人のことそんな風に言わないでください。怒りますよ?


[腕に棘が刺さっても、傷が増えてもそれを厭わず先輩を抱きしめて。悲痛な望みは叶えてやるものかと意思表示、強請られた物は決して渡そうとせず。

巻きついて捉えたままの荊を掴んで引っ張り外れないなら何時も通り壊すつもりで]

 怖い……、怖かったんですか?

[ぐいぐいと荊を引っ張りつつ、行動と違う意思の見える瞳に気が付いたならそんな言葉が出て。
傷から滲む赤が着かないように、そっと頬を撫で返した]


メモを貼った。


…何故………

[傷つくことも厭わず、呪縛から引き剥がそうとするその手。
 わからない、わからない。
 無償の愛なんて、ありえない。]

何が目的で、そんなにまで…

[裏切られ壊されて、それを受け入れて此処まで来たから。
 向けられる思いをどうすればいいのか分からない。

 きっと、思っても裏切られる。
 身を守るために殺し続けてきた心が、胸の中には澱のように積み重なって朽ちていた。]


[深く絡みつき、どす黒く染まった薔薇の蔓。
 それは無数の蛇のように、ディーンへも鎌首をもたげて迫る。]

…離れろ、ッ!!

[巻き込ませまいと、それをたぐり寄せ引き戻そうとしてしまったのは、何故?
 自分自身その行動は、理解できなかった。
 分からない。
 胸の奥にうずまく感情は様々であまりに矛盾していて、
 自分でも何が本心なのか纏まらぬ。

 それでも薔薇が彼にまで侵食してしまったとしたら、蔦はどんな色に染まるのだろう。**]


【人】 さすらい人 ヤニク

―廊下―
[廊下を歩いていれば、ふときつい薔薇の香りと水の音。
 シャワールーム、ランドリーも隣接する場所、
 水の音が聞こえても特に不審には思わない。

 そのシャワールームの中で、
 冷水が出しっぱなしのシャワーの下、
 崩れ落ちたフィリップの姿があることなど気づく筈もなく*]

(57) 2011/08/07(Sun) 10時頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2011/08/07(Sun) 10時頃


 俺だってそんなの。……解りません。
 ただ貴方が苦しそうな顔するのは嫌だから。

[先輩の心の内までは見えないから、何を考えているのかは解らないけれど。
棘による傷が増えると赤く染まる指先で蠢く薔薇の蔓を引きちぎって、宿主を殖やそうとするならばそれも良いと黒い蛇を引き寄せて]

 先輩、駄目です。独りで背負い込まないで、俺にも分けて。
 貴方を縛るこれ、全部壊してみせるから。

[己の魂で大切な人を護れるなら、それに勝る喜びなんて無い。そういう想いも有るのだと**]


さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2011/08/07(Sun) 16時半頃


【人】 さすらい人 ヤニク

―廊下―
[医務室でのヘクターの様子は、病人、と
 思われる者への対処に際して慣れた様子を思わせた。
 彼がノックスと同室なことに納得しつつ、
 薔薇の香の篭る医務室が息苦しくて廊下に出たのはつい先ほどのこと]

 ――……、

[緊張が途切れれば自覚するのは、煽られる熱と疲労感。
 たしかに、水でもあれば飛び込みたい気分だ。]

 暑い、な……
 いっそ、プールにでも飛び込んでくるか。
 ああ、いや――、

[部屋の鉢に水をやらなければ、と思って、
 今朝、それをしたはずなのに昨日のことのように遠く感じることに気づく]

(87) 2011/08/07(Sun) 17時頃

ヤニクは、駆ける足音にそちらを、見やった。

2011/08/07(Sun) 17時頃


【人】 さすらい人 ヤニク


 何かあったのか?
 ……また誰か倒れてたんじゃ。

[息を切らせて駆けてきた様子に、案じる声。
 けれどこちらに反応する姿は、いつもどうりにも見えて]

 ……、それは?

[その腕を見て一度、瞬き眉根を寄せた。
 赤く腕を掴まれた痕は、それとはまったく違うのに
 ふとあの人に刻まれた黒い棘茨の文様と重なって。]

(90) 2011/08/07(Sun) 17時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク


 ――…は?

[実際に倒れたと聞かされれば、言葉に詰まる。
 見てないということは、誰かに聞いたのだろうか。
 急いてないということは、対処はすでになされているのだろう。
 明らかな異常事態だというのに、
 自分自身、どこか反応が鈍くて。]

 なんだ、黒ミサとかでもされそうになったか。
 ……あんまその辺の連中には近寄んない方がいいぞ。

[ザックやサイモン、彼らの行為と直接の関わりはない。
 少なくとも今は問題行動からは距離を置いているから、その内容は知らない。ザックと彼がどのような関係かも。
 けれど彼らはもう卒業したかつて自分がつるんでいた上級生たちと同じ匂いがする気がして、忠告めいた言葉が零れた。

 その間にも、薔薇の芳香は強くなる。
 少しだけ忌々しげに、眼差しを伏せた。]

(95) 2011/08/07(Sun) 18時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

―少し前―
[>>94 きらり涼しげな色で揺れる鍵に目を止める、
 そういえば昨夜――だったかに聞いた気がした]

 ああ、いいですね。
 それどころじゃないですけど、ちょっとだけ息抜き。

 ―――行きます?

[ヘクターが行くのなら、あとからそちらに行くつもりで、
 行かないのならプールの鍵だけ借りようとするだろう。

 水を被るよりも、泳ぐよりも、
 多分きっと、冷たく静かな水の中に浸りたくて*]

(97) 2011/08/07(Sun) 18時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[信頼しているのだろう言葉を特に否定することはない。
 その辺、には当然ザックその人も含まれていて、
 信頼を寄せるべき相手には、見えなかったのだけれど]

 そうか……、
 その人が頼りになるならいいんだけどな。

[歯切れ悪くつぶやきに返せば、
 風もないというのに、一際強い薔薇の香が匂って]

 ――……って、おい。
 だいじょうぶか?

[ふらついた下級生を支えるように手を差し伸べる。
 小柄な体からは、濃密な甘い香り――触れるほど近づけば、
 行為の残滓も感じられただろうか。きつく眉根を寄せるのは一瞬]

(99) 2011/08/07(Sun) 18時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[腕の中でびく、と跳ねる小柄な体。
 支えた手に一瞬だけ力が篭った、慎重にそれを緩めて。

 あつい、という呟き。
 確かに眩暈のようなあつさがまた湧き上がる。
 けれどそれは昏く焦がれるような想いを伴わない、ただの肉体の熱に過ぎない]

 ――……いや、大丈夫、だ。
 それより、その、

[見下ろした先、赤らむ頬を掠めて指を伸ばし、
 その襟を正しながら発した言葉で意図は伝わるだろうか]

 もう少し、身奇麗にしておいたほうがいいんじゃないか。

[それは薔薇の枝に触れたと同じ、無心な優しいだけの指で]

(107) 2011/08/07(Sun) 19時頃

ヤニクは、けれど浮かべた笑みにはきっと、後悔にも似た色が混ざっていただろう*

2011/08/07(Sun) 19時頃


さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2011/08/07(Sun) 19時半頃


─ 医務室 ─

[寝台に横たえられた身体は、時折悪い夢にうなされるかのように呻くも、意識の戻る気配は無い。

呪縛が如く肌に刻まれた、どす黒い蔓薔薇の蔦。
侵食された右手から、右眼から、
鋭い棘が食い込む如く、じわりと血が滲み続けていた。]


[蔦を介して微かに漏れ聞こえるのは、風に吹かれるように戸惑い揺れ動く心。
甘い毒は彼にも、次第に染み通り侵していくけれど、
心の中に灯った何かが、つなぎ止めようともしているようだった。

手遅れと、今更悟る。
知らず蒔いた浅はかな種は、芽吹き、すでに根を張っていたのだと。]


さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2011/08/07(Sun) 22時半頃


[ディーンが手繰り寄せた蔓から流れ込むのは、薔薇の木がずっと見てきた中庭の月光の下の記憶。

流され翻弄され、いつしか狂い咲く月下の華は無惨に散らされ踏み躙られる。
幾度も幾度も続くうち、身も心も堕とされて、自ら望んで差し出して。

意識が白く染まったあとの、置き去りにされたままの静寂。
音も香りも色も忘れてしまった虚ろな目に、唯一焼き付いたのは夜空流れる天の川。

何度も見たそれだけは、美しいと思えていた…]


【人】 さすらい人 ヤニク

―廊下―
[>>106 逃げるように走り去った下級生の背を一度見る。
 植物に触れるようには、いかない。
 過ぎっていたのは、過去でしかなかった。
 どこか時を曖昧に感じ始めている、
 昨夜は遠いのに、過去は鮮明で。現在は……どうだろう。]

 ――……せめて、
  ランディみたいに穏やかな眠りなら、

[呟きながら、自室に戻り鉢に水をやった。
 自室の花の香に、すこし落ち着きを取り戻したけれど、
 そのささやかな願いはかなってはいないことを知らない。
 
 花の手入れを済ませれば、また廊下へと出て、
 ――現実を確かめるように、その足は医務室へと戻った]

(143) 2011/08/07(Sun) 22時半頃

[凍り付いただけの心ならば、温もりで溶かせただろう。

されど、ヒビ割れて砕け散った硝子ならば、生半可な温度では溶かせない。
触れ合って互い傷つくのを、何処かで酷く恐れていた。]


きっと、酷く鋭くて痛いものだから。


【人】 さすらい人 ヤニク

―医務室―
[医務室にはイアンと、
 フィリパもヘクターもまだそこにいただろうか。]

 ……なにしてる。

[寝台へとファインダーを向けるイアンに、
 咎めるような呆れたような声。
 声より先に、かすかに茉莉花が香ったかもしれない]

 被写体の許可を得ずに撮影するのは、
 控えたほうがいいんじゃないか?

[寝台を遮るカーテンを閉めようとして、
 うなされるような呻き声にはっとした。
 声の聞こえた寝台の傍らには古いギター、一度躊躇いながらその寝台を覗き込む]

(145) 2011/08/07(Sun) 23時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[それは気の迷いだとそう告げたも同然のあの時から、
 彼の目は覚めたのだと、思っている。
 だから、接する姿勢は常とほとんど変わらない、
 横顔を見られていることに気づいて、一度そちらを見た]

 俺は、……まだ何も。
 
[頬の赤らむ様子に、いぶかしんだけれど。
 視界の端に映ったものに、目を奪われる]

 ――……ッ、

[眠るその人の、蔓薔薇の文様が這う、右手と閉ざされた右眼。
 その黒い棘の食い込むように、じわりと紅く血が滲んでいた。
 刻み込まれ決して消えない呪いのよう―――眠りの中でも止まない苦痛。

 反射的にカーテンを閉ざして、うつむく。
 その白い生地を掴んだままの指先が、震えてた]

(151) 2011/08/07(Sun) 23時頃

【人】 さすらい人 ヤニク


 いや……、

[怪我という問いに、答えようとして首を振った。
 文様の棘が食い込んでいるそれは、
 彼の抱える痛みをそのまま示しているようで。
 イアンに気づかれていただろうか、震える指をそっと剥がす]

 ランディは大丈夫だ、穏やかに寝てるよ。
 こっちは……、開けないで、そっとしておいて、ほしい。

[口ぶりは珍しく懇願にも、似て。
 きっと下級生の純粋な眼差しは痛かった、眼差しを背けて。
 せめてそれを拭くために、湿らせたガーゼを取りに行く]

(162) 2011/08/08(Mon) 00時頃

ヤニクは、座り寝している様子には、ちょっと瞬いた

2011/08/08(Mon) 00時頃


【人】 さすらい人 ヤニク

[ノックスのうたた寝の様子には、
 困ったように小さく息を吐いた]

 ……こんなところに寝てたら、
 風邪引くんじゃないのか、いや夏だけど。

[空調が直接あたらぬよう、
 肩にそっとタオルケットをかけて、棚を漁りに行く。
 所詮代理なので、てきぱきとはいかない。]

(173) 2011/08/08(Mon) 00時頃

【人】 さすらい人 ヤニク


 どうした?

[手間取っていれば、
 近づかれようとする気配に肩越し振り返り、
 そのまま、かけられた言葉に一度目を見開いて、
 それからその眼差しを歪めた]

 ――……何言ってる。
 いい加減、目を覚ませって――、

[咎め留めようとする言葉が、咄嗟に続かない。
 そんなふうな言葉を向けられるべき人間ではないのだ、と
 口にすればそれは罪の告白だ。]

(174) 2011/08/08(Mon) 00時頃

[絡まる蔓から流れ込むは、隠されてきた記憶。
それは甘く苦く染み込んできて、色々な事を刻み込んでゆく]


 ……っは。

 先輩。

[壊すのは得意でも、壊れたものを先に見せられた事はあまりなくて。
それでもそっと手を伸ばして硝子を集め抱きしめる]


[ディーンと同室になったのは、アイツらが卒業してからだ。
事情を知らぬ者の視線が側に在るからこそ、
知られぬよう、同情も軽蔑もされぬよう、巧妙に自分を偽って毅然とした先輩を演じていられた。
故意に忘れようとして、忌まわしい記憶に蓋をして来れた。

時折フラッシュバックに耐え切れずに、深夜に部屋を抜け出す時以外は、弱みなんて見せずにいられると思っていたから。

目を背ける。
知られたらもう、繕っても装いきれない。
ただふるふると、首を振った。]


【人】 さすらい人 ヤニク

[俯かれればゆっくりと手を伸ばした。
 薔薇の枝に触れると同じ、優しいだけの指先で、
 一度だけ、その髪を拭うように撫でる。]


 お前は、俺がどんな人間か知らないんだ。


[あの傷とそれに付随する物語、
 知る者はすでに深い苦痛に満ちた眠りの中。

 声は少し震えたけれどそのまま、
 棚に向き直れば目的のものは見つけられるだろう。
 そして、イアンの傍らを離れようとして、きつく握られた掌にに一度眼差しを落とした]

(182) 2011/08/08(Mon) 00時半頃

[最初はとても器用な先輩だと思っていた。
距離感も装いも、接し方も。

それが彼の努力の上に成り立っているものだとうっすら気づいたのはいつだっただろうか、時折部屋から抜け出しているのだって黙って見送って。

何かあった、それぐらいしか知らなかったけれど。
だったら尚更自分が、と思うほど自信は無くてただぎゅっと抱きしめるだけ。
振り解かれるならその手は簡単に緩むだろう、まだ今なら]


【人】 さすらい人 ヤニク

[教えてください、
 という言葉への返事は、きっと少し間違えた。]

 ……俺も、
  お前がどんな奴か知らないのに?

[平等に、等しく、誰の心にも、踏み込むつもりなどないのに。
 間違えたことに気づかないまま、寝台へと戻ろうとして。

 それから、伸びをする人に一度足を止めた。
 少し困ったような顔で、けれど変わりなさそうな姿に眼差しを和らげる]

 ああ、おはようございます、ノックスさん。
 ベッドで寝ればいいのに、本当なんでそんなとこで……。

[今の話が耳に届いてたことはしらないまま、
 彼の人の眠る寝台のカーテンに手をかけた]

(193) 2011/08/08(Mon) 01時頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2011/08/08(Mon) 01時頃


[あの夜よりも前に、近しくなっていたら…
 そんなふうに思うのは都合のいい幻想。

 例えそうだったとしても結局、巻き込んで辛い目に合わせていただろうから、
 そうじゃなくて良かったのだと、そう思っている。

 結局のところ今だって、自分の浅はかさに巻き込んで、こんなことに…]

…済まない。
[小さな声と共に押し留める手のひらは、
 ディーンの胸へ当たっても、突き放すことまでは出来なかった。]


メモを貼った。


【人】 さすらい人 ヤニク

[椅子から立ち上がる気配を、引き止めるように振り向いた]

 あ、ノックスさん待って。
 屋上行くなら、ちゃんと日よけになるもの持ってって下さい。

[そして、言葉にふと瞬く]

 ――…って、熱い?
 やっぱりそんなところで寝て、
 また体調崩したんじゃないですか。

[装われることに気づかぬまま、
 いつもどうりの言葉を投げる]

(197) 2011/08/08(Mon) 01時頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2011/08/08(Mon) 01時頃


[自分より背の高い先輩を抱きしめる、どきどきと胸は鳴るが聞こえてしまわなければいい]

 俺が勝手に着いて来て、勝手に抱きしめたいだけなので。

[拒絶されなければ、背中に回した手でとんとんとリズムを取ってあやす様に優しく叩く。
少しでも落ち着いてくれれば、今はそこから一歩ずつゆっくりで]


メモを貼った。


【人】 さすらい人 ヤニク

[その低い声にはやはり瞬きを重ねたけれど、
 驚き具合は当の本人よりは、下に見えたかもしれない]

 そうですね、少し無用心に見えましたけど、
 ……好きでとかそんな風には思ってませんよ。

 すみません。

[不快感を与えたことに素直すぎるほど素直に謝罪をする、
 本当は自分が要因で煩わせたくはないのだ、誰も。
 なのに、逆に謝罪は向こうから向けられて――]

(204) 2011/08/08(Mon) 01時半頃

…そんなの、勝手過ぎるだろう…。

[絡みつく荊棘の棘は、今でも痛む。
 けれどその手のひらの優しさは、誰にも言えず圧し殺していた頃に、
 欲しかったもののように思えて。

 心を許せばいつか裏切られる、そう思ってしまうけれど…

 いつしかディーンの腕の中で泣きじゃくっているのは、
 無残に手折られ傷ついたばかりの頃の、小さく頼りなく華奢な姿だった。]


【人】 さすらい人 ヤニク

[言うなり走り去っていってしまう。
 あんな勢いで駆け出して、体は大丈夫なのかと思ったけれど。]

 ――……、

  あなたが謝ることじゃないでしょう。


[ゆるく首を振る、気まずいだろうから逃げた相手を、
 追いかけ追い詰めるつもりはない。
 いつだって、そうだった。]

(206) 2011/08/08(Mon) 01時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[イアンに眼差しを向けられたけれど。
 自分はそのまま、すべきことを為す。

 寝台で彼の人の黒い茨に滲む血を拭う。
 銀の水盆の中の水が、ほのかに赤く濁って――、

 けれどこの呪いのような茨をどうにかしない限り、
 彼は眠りの中でも苦しみ続けるのだろう。
 きっとそれは、自分にはどうしようもできないことで。]

 ――……、

[与えられる罰を望んでいる。

 彼の人の体の清拭を終えれば、自分も医務室を出て行こうと立ち上がる。約束があった、それを交わした時よりもますますそんな場合ではなくなってしまったけれど]

(207) 2011/08/08(Mon) 01時半頃

ヤニクは、医務室を出れば、そのままプール方面に歩いてく

2011/08/08(Mon) 01時半頃


【人】 さすらい人 ヤニク

[プールに近づけば、感じているのは水の匂い、
 薔薇の匂いには慣れてしまったのだろうか。]

 誘ってやれば――……、

[よかったかな、と言いかけて。
 多分輪をかけてそんな状態ではないことは自覚する。

 イアンは、ノックスを追いかけていったようだった、
 何の為だろう、あの下級生の行動はよくわからない。
 わからなくても、何も差し障りはないはずだったけれど――]

(216) 2011/08/08(Mon) 02時頃

ヤニクは、服着たまんまで、プールに近づいてった。

2011/08/08(Mon) 02時頃


 勝手ですね、すみません。
 でもね、俺は先輩が好きですから。

[腕の中の先輩が、まだ幼い頃の少年だったのなら。
優しく肩を抱きしめて今はただ溢れる涙が落ち着くのを待つばかり**]


【人】 さすらい人 ヤニク

[ズボンに手をつっこんだまま、
 珍しく真面目そうな顔を見れば、
 プールサイドから少しだけ身を乗り出す]

 ……頼みたいこと?
 って、なんですか。改まって珍しい。

[問われたことも珍しく、
 首を傾ける様相は年相応の顔になった]

(218) 2011/08/08(Mon) 02時頃

【人】 さすらい人 ヤニク


 ……忘れてきたんですよ、水着。
 
[プールサイドに腰掛ければ、
 裾を捲り上げて水に足を浸す、
 引っ張られでもしたら即落ちるだろう体制]

 伝染病、ですか。
 ……そんななんですかね、あれはなんか。もっと。

[呪い、そんな言葉が湧き上がるのは、
 あの血の滲む黒い文様を見たからで――けれど、
 そんな発想の幼稚さに、口を噤む。それよりも]

 ……ロビン?なんでロビンなんですか。
 感染してない、ってなんか証拠でも?

[出てきた名前の唐突に、思わず理由を問うてしまった。
 余計なことだと思ったのは、口に出したあと]

(222) 2011/08/08(Mon) 02時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク


 はあ、意味わかんないです。

[体躯に似合わぬぼそぼそとした物言いに、
 つい思わず正直な感想を言ってしまった]

 あ、いや……変わりないように見えて、
 ここにいたら感染するかもなんて、大体に当てはまるというか。
 同級生とか、本当意味わかんないです。
 
[フォローするつもりが、面倒そうな態度に、
 つい同じ言葉を2度繰り返してしまった。]

 というか、気になるなら自分が行けばいいんじゃ――…、

[言いかけて何か色々考えたように、言葉が途切れて。
 ヘクターの手が水面を打てば、跳ねた飛沫は裾を濡らした]

(235) 2011/08/08(Mon) 03時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク


 嫌われるようなこと、したんですか。
 
[問いかけでない言葉をぽつりと挟んで、
 それからひたりと猫の目は見る、
 感染源を調べるとか、何か考えはあるのだろうか、と*]

(236) 2011/08/08(Mon) 03時半頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2011/08/08(Mon) 04時頃


さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2011/08/08(Mon) 18時頃


【人】 さすらい人 ヤニク

―プール―
[言葉に今は繋がりの見えない二人の接点を知る。
 以前は今よりももっと人と距離を置いていたから、
 彼のいう 昔 のことなど、自分は知らない]

 ……まあ、俺は昔とか知らないですけど、
  今のあなたもそう悪くないと思いますけどね。

[さらりと告げたところで、見下ろした顔はむっとしていた。
 そっと身をひこうとして]

 同級生なので、関係ありますよ。

[少しからかうように、先ほど彼が口走った言葉を理由にしてやった]

(274) 2011/08/08(Mon) 18時頃

【人】 さすらい人 ヤニク


 信じる信じないとかじゃないです。
 あなたのいうこと、ロビンには言付けてそうするように言おうと思いますけど、

 ――……でも俺は、ここからは、

[俯く視線、落ちた髪にその表情は隠れる。
 ふと考えこんだ瞬間は、大方隙だらけだった]

 って、
  あんた何す―――…ッ、!!

[袖口をひかれれば、そのまま傾れて、
 盛大に水しぶきをあげて、プールに落ちた]

(275) 2011/08/08(Mon) 18時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[白く反転する世界、
 一度水の中に沈めば、いくつもの気泡が昇って行くのが見える。
 水の層を越えた先の白い光が、霞むように揺らめいて、
 一瞬とても綺麗だ、と思い――伸ばそうとした手がもがく様に水を掻いた。

 濡れた衣服の重みに引きずられて、
 沈んでいる時間は、少し不自然に長いかもしれない]

(276) 2011/08/08(Mon) 18時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[冷たい水の中で、たゆたうそれは、
 息苦しいのに、心地よくて光の眩しさに目を閉ざしたくなる。
 こぽり、とまた気泡が一つ浮き上がって。

 ゆっくり沈んでゆこうとする体が、
 唐突に引き上げられた時、少しぼうっとしていて、
 無反応にも見えたかも知れない。

 重たげに濡れたまつげが震えた]

(279) 2011/08/08(Mon) 19時頃

ヤニクは、しばらくしたら、咳き込みだすだろうけれど。

2011/08/08(Mon) 19時頃


【人】 さすらい人 ヤニク

[咳き込みが収まった後、
 ふるふると首を振って水を払った。]

 ―――ッ、は 、はぁ、
   いきなり……溺れたら、どうすんです か……。

[軽く息を切らして、喘ぐくちびる。
 ぽたぽたと雫のおちる前髪の隙間から、
 濡れた濃い目元でちらりと犯人を睨む。

 上下する呼吸が収まるまで、支えられた腕に身を預けて。
 薔薇の香は微かに水の匂いに混ざる、そっと胸を押して離れた]

(285) 2011/08/08(Mon) 20時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[それからもう諦めてシャツに手をかける、
 息抜きとする罪悪感と、肌を晒すのに少し躊躇いがあった事実が、忘れたなんて言わせただけで、本当は静かな水の中は好きだった。
 張り付くシャツを絞って放れば、
 傷跡の残る濡れた褐色の肌は曝されて、]

 まあ、……もういいですよね。
 ああ、水泳部と水泳勝負とかは、無理ですよ。

 ヘクターさん、エースとかじゃなかったでしたっけ?
 
[事情に疎い、曖昧な記憶のまま、そんな言葉を口にして、しばし、水に戯れる。
――着替えはなかったけれど、寮の部屋までそう距離はないから濡れたままで戻っても、問題はないだろう*]

(289) 2011/08/08(Mon) 20時頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2011/08/08(Mon) 20時頃


[幾度もしゃくりあげるように泣いて零す涙は、
 いったい何度重ねた夜の分なのだろう。
 誰かの温もりに縋りたくても、縋ることが出来なかった。

 大人に話せば、いらぬ騒ぎを呼んでしまう。
 上級生たちも手引きした彼も罪に問われ、それはきっと自分の身に仕返しとして返ってくる。

 かと言って、友人たちに話すことも出来なかった。
 きっと軽蔑されてしまう。
 男に無理矢理犯されて、はしたなく喘ぎ乱れる淫乱なのだと自覚してしまったから。

 蔑まれ、輪の中からはじき出されるのが怖くて、何も言えなくて。
 それでもこの人ならきっと…と思い詰めて打ち明けた保険医にすら、
 屈辱的な診療中に、無防備な君が悪いのだと叱られて…

 言えぬまま、癒えぬまま、
 ただ心の奥で化膿した傷口から目を逸らして、
 忘れたことにすることで生きてきたのだから。

 やっと表面に見えたそれは、あまりにも深くて酷く痛んだ。]


「…エヴァンス先輩!」

[二人の様子にかけられた悲痛な声は、長い銀髪を揺らしたヨーランディス。]

「ダメです、先輩は僕のなの!
 先輩を僕から取らないで!!!

 毎晩薔薇の木にお願いして、いつか叶うって信じてて、
 やっと願いがかなったんだもん。」

[その姿は薔薇の毒を、薔薇の呪いを、自ら望んで受け入れて、
 長い銀髪の毛先は、燃え上がる恋心に赤く染まった荊棘の蔦。
 頭にも胸元にも艶やかに花を咲かせて、
 まるで…薔薇の精にでもなってしまったかのよう。]


メモを貼った。


メモを貼った。


さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2011/08/08(Mon) 22時半頃


【人】 さすらい人 ヤニク

[水に匂う花の香に、支えられる熱に、
 留まる視線に、何か感じていたのかもしれない。
 けれど、単なる思い過ごしだろうという程度には軽く捉えて。
 ヘクターの表情を目にすれば、冗談の一つでも口にするところだったのだけれど]

 ――……、

[安堵と落胆、相反するそれに少しだけ身動きが取れなくなった。
 深い碧に過ぎった一瞬の焦燥は、どうにか常の笑みを戻して、
 視線は刻まれたタトゥーを追っていく。別にそれを確かめて口にしたわけではないのだけど、
 軽口を言うタイミングは悪かったかもしれない]

 まあ、……ものの弾みで反応することもありますよね。

[すこし上の空になったのは、刻まれた刺青があの黒く絡まる蔓薔薇の文様に重なったからで、血滲むそれを思い出して眼差しが伏せられる。ぽたり、と濡れた滴が髪から落ちた]

(312) 2011/08/08(Mon) 23時頃

[幼いままの先輩を抱きしめて、落ち着いてきた頃だろうか。
そっとぎゅっと腕に力を込めて、壊さないように大切に。せめてその傷口を……]

[そんな二人だけの時間を壊す声]

 ヨーランディス。
 ヴェス先輩は「もの」ではない。

 お前は何を言っているんだ。

[そんなに親しい訳ではなかったのでこの後輩がどんなだったか詳しくは知らないけれども。
どこかおかしい言動、ここにも茨に囚われたままの姿が一人]


【人】 さすらい人 ヤニク

[上の空になる思考は、
 ヘクターは口早になったことには気づかない。
 手元で水を遊ばれば、すくった傍から零れてく]

 ……俺、あれ呪いみたいだと思ったんです。

[ぽつり、と零して。
 そして口にした言葉で、ふと何かが浮かんだ。]

 俺、ちょっと調べてきます。
 ヘクターさんの言伝は、ちゃんと伝えますから。

[それから、濡れた衣服が水中で纏わりつくのに、
 脚をとられながら水を掻き分け上がろうと、プールサイドに手をかけた]

(324) 2011/08/08(Mon) 23時半頃

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