人狼議事


276 ─五月、薔薇の木の下で。

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。


【人】 墓守 ヨーランダ

夜風に乗って、遠くから声がとどきます。昨夜は幽かに。今夜は響き。きっと明日は……

(0) 2018/05/14(Mon) 21時半頃

天のお告げ (村建て人)

【業務連絡】
入村直後にキャラクターの背負う宿業を決定します。
Actで [[1d36]](←半角で)を振って、以下の表に照らし合わせてください。
そこで決定した宿業が、貴方のキャラクターの重要な構成要素となります。

すでに入村済の人と宿業が被った場合は振りなおしますが、元の宿業をサブ要素として残すことは可能です。

(#0) 2018/05/14(Mon) 21時半頃


天のお告げ (村建て人)

■宿業決定表
01:プライド
02:盲信
03:劣等感
04:怠惰
05:諦観
06:依存
07:慈愛
08:嫉妬
09:孤独
10:移り気
11:背徳
12:猜疑心

(#1) 2018/05/14(Mon) 21時半頃


天のお告げ (村建て人)

13:無垢
14:情熱
15:妄執
16:負い目
17:淫蕩
18:信念
19:共感
20:逃避
21:憧憬
22:後悔
23:倫理
24:欲望

(#2) 2018/05/14(Mon) 21時半頃


天のお告げ (村建て人)

25:背信
26:偽善
27:虚飾
28:不器用
29:自己愛
30:服従
31:異端
32:魔性
33:不遜
34:博愛
35:才覚
36:(任意で一つ選択可能)

それぞれの要素の解釈は、引いたプレイヤーに任せます。
ぜひ有効活用してください。

(#3) 2018/05/14(Mon) 21時半頃


天のお告げ (村建て人)

銀の髪を長く垂らした少年は、窓の外の強い風の音に身を竦めました。
この風では、最後の盛りを誇った春の花も、きっと全て散ってしまう。
そんな予感に溜息をつきます。

少年はそっと、祈るように両手を組みました。
その細い手首には、赤く染まった棘の痕……。

(#4) 2018/05/14(Mon) 22時頃


天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2018/05/14(Mon) 22時頃


村の設定が変更されました。


村の設定が変更されました。


蝋燭職人 フェルゼが参加しました。


【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  ―中庭―

[ 中庭の東屋に古いピアノがある。
 鍵盤を指の腹で撫でながらも
 少年が鳴らすのは夜想曲ではなく、
 また、ピアノの音ではない。

 顎で固定し、腕を同じ高さに調節する。
 馬の尾で弦に触れる。
 奏であげられる音色は哀しげな旋律。
 曲名は祈り。
 狂気の意味も持つラ・フォリア。

 ヴァイオリンソナタとしても有名な音節を
 響かせながら唇が口遊む音はピアノの―― ]

  ――…………、さん。

[ 零れ落ちる声は遠く離れた薔薇の木に届くのだろうか。
 ぼんやりと浮かぶ瞳は夜半に浮かぶ月のように蒼白く。 ]**

(1) 2018/05/15(Tue) 00時頃

フェルゼは、楽譜の5ページ目かをふと思い出した。

2018/05/15(Tue) 00時頃


下働き ピスティオが参加しました。


【人】 下働き ピスティオ

―廊下―

[沢山のスケッチブックを抱えて歩いている途中
いつもより人の気配は少ないそこに聞こえる音は
どこか物悲しいような色を含んでいる――気がした]

誰が残ってるんだった、っけ?

[連休とやらで浮かれる空気は他人事**]

(2) 2018/05/15(Tue) 00時半頃

ピスティオは、14番目の色鉛筆がポケットからぽろり

2018/05/15(Tue) 00時半頃


蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 00時半頃


負傷兵 ヒューが参加しました。


【人】 負傷兵 ヒュー

 い、………てて

[五月の連休。
予定していた里帰りは、急な怪我でふいになった。
怪我といっても重いものではない。
腕が片方自由にならないだけ―――ただし、利き腕だ]

(3) 2018/05/15(Tue) 00時半頃

ヒューは、包帯を巻きなおすこと、21回目。

2018/05/15(Tue) 00時半頃


負傷兵 ヒューがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(負傷兵 ヒューは村を出ました)


負傷兵 ヒューが参加しました。


【人】 負傷兵 ヒュー

 ………はぁ

[溜息が出る。
左手じゃあ包帯も上手に巻き直せやしない。
授業中のノートだって取れない。
旅行に行けなかったのは寂しいけれど、
連休なのは良かったかもしれない。

出来ればこのまま、自室で一人じっとしていたい。
けれど……]

(4) 2018/05/15(Tue) 01時頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 01時頃


負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 01時頃


【人】 負傷兵 ヒュー

[だらりと垂れさがった包帯はそのままに、自室の扉を開けて廊下を覗き見る。
残っている生徒は、確か少なかったはず。
ましてや、同学年は入学して最初の大型連休。
笑顔で帰って行ったクラスメイトの顔が浮かんだ。

―――舌打ちしても始まらない。
誰か探そうか、と共有スペースに向け歩き出す**]

(5) 2018/05/15(Tue) 01時頃

下働き ピスティオは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 01時頃


負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 01時頃


渡し船 ユージンが参加しました。


【人】 渡し船 ユージン

 ─中庭─

[ 零れ落ちる声(>>1)こそ届きはしなかった。
 だが弓の震える旋律は確かに。
 いや、微かに中庭に届いていた。

 土を掘るスコップが一度止まる。

 見開けた空は
 絵筆を執るのならば、どんな色彩を描いただろう。
 溜め息の零れるような、曇天かはたまた或いは快晴か。 ]

  薔薇も、そろそろ咲くかね。

[ 綻ぶ蕾に、帽子の鍔を指で挟み。 ]

(6) 2018/05/15(Tue) 01時頃

ユージンは、流れる時を数えて、11秒。

2018/05/15(Tue) 01時半頃


【人】 渡し船 ユージン

[ 帽子に遮るは日射しか、それとも。
 止まっていたスコップはまた動き出す。

 《あの時》から、自分自身は動かないままだというのに。 ]**

(7) 2018/05/15(Tue) 01時半頃

渡し船 ユージンは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 01時半頃


双生児 オスカーが参加しました。


【人】 双生児 オスカー

   ─廊下─

[ ぱちん、鍵を掛ける。


  鍵をかけた窓から順に、強い風がガタガタと乱暴な音を鳴らした。
  緩慢な足取りで教師もほとんどの生徒も帰ってしまった廊下の窓を閉めている。
  だって先生がいたら同じ事をしているだろうから。
  持て余した暇で、誰からも肯定されそうな事をして安堵していた。

  見栄えのしない床に視線を落とす。
  ふと視界に舞い込んだ赤色──風が運んできたのであろう薔薇の花弁が、鼻先を掠めた。
  掴もうとした花弁は呆気なく手からすり抜けて床へと落ちる。
  溜息を吐いて、落ちた其れを拾い上げれば再び中庭へと還した。]

(8) 2018/05/15(Tue) 05時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 窓の外、嫌でも目につく赤い薔薇。
  夜に浮かぶその様は絵になるのかもしれないが、
  真っ赤な絵の具を塗りたくった景色は狂気じみていて、目眩がした。

  強い風に紛れて平静を掻き乱すような音>>1もする。
  眉間に皺が寄った。

  すぐに踵を返して、苛立たしげに片耳だけを塞ぐ。
  その場から逃げるようにして階段を駆け上がった。
  最後の窓の鍵は未だ開けっ放しのまま。**]

(9) 2018/05/15(Tue) 05時半頃

オスカーは、32個目の鍵を閉めた。

2018/05/15(Tue) 05時半頃


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 05時半頃


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 06時半頃


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 07時頃


双生児 オスカーがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(双生児 オスカーは村を出ました)


下働き ピスティオは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 07時頃


花売り メアリーが参加しました。


【人】 花売り メアリー

[ 33分のまどろみから目を覚ます。]

(10) 2018/05/15(Tue) 08時半頃

花売り メアリーは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 09時頃


掃除夫 ラルフが参加しました。


【人】 掃除夫 ラルフ

[手に取った本の14ページ目に挟まっていた花弁に、小さく首をかしげた。]

(11) 2018/05/15(Tue) 09時頃

ラルフは、いや、19ページだった。

2018/05/15(Tue) 09時頃


村の設定が変更されました。


天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 09時頃


掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 09時頃


粉ひき ケヴィンが参加しました。


【人】 粉ひき ケヴィン



 [ 肉の、腐るような、 ]

 

(12) 2018/05/15(Tue) 09時半頃

ケヴィンは、12度目かの鼻啜り、

2018/05/15(Tue) 09時半頃


新聞配達 モリスが参加しました。


【人】 新聞配達 モリス

……ほんと今日は、風が強いな。

[換気のために細く開けていた窓が、がたんと鳴ってノートのページを捲り上げる。
 そろそろ潮時かもしれない。きっと充分換気はできた。
 窓を閉めようと、立ち上がる。]

(13) 2018/05/15(Tue) 09時半頃

モリスは、立った拍子に手をついて、ノートの35枚目に折り目がついた。

2018/05/15(Tue) 09時半頃


本屋 ベネットが参加しました。


【人】 本屋 ベネット

ー図書室ー

[図書室のソファの上。
五月の風は気紛れに荒ぶり硝子を鳴らす、そんな中でも強かに微睡む姿一つ。
どこかから聞こえる音の数を数えるように腹の上で組んだ指が意味のないモールスを刻み、18番目まで耳を通り抜けたあたりで目を開けた]

(14) 2018/05/15(Tue) 09時半頃

村の設定が変更されました。


天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 10時頃


【人】 粉ひき ケヴィン


[ 花の香りが苦手だった。
 爛れるようで、 ──── 死に行くようで、

 此の時期 開いた窓から流れつく、
 天鵞絨の朱から溢れた香りが、
 青年の鼻をついて、 そう、 何度目かの鼻啜り。

 アレルギーとも違う、嫌悪感に近い其れ。]
 

(15) 2018/05/15(Tue) 10時半頃

新聞配達 モリスは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 10時半頃


【人】 粉ひき ケヴィン


[ ───風が、和らいだ気がして。
 青年は本から顔を上げた。

 ( 世界で一番、発行されている書物。
 救世主の修業の一節が好きだ。
    ─── 人は パンのみにて生くるにあらず、 と
 悪魔の誘いを断ち切って、 )

 廊下の窓か、教室の窓か
 薔薇の香りを届ける其よりも、
 煩く叩く風の音の方が、ずっと まし、に 思えた**]
 

(16) 2018/05/15(Tue) 10時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

―図書室―

[文庫本に挟まっていた、やや厚みのある赤い花弁を摘まんでみる。
瑞々しさの残る感触からして、挟まってからそう時間が経っているようには見えないが。
しかし栞の代わりとも思えないし、まだ水気を帯びた花弁で紙が痛むと良くないだろう。
鮮やかな赤色は屑籠の中に収まった。]

 (…暇。)

[心中を聞いてくれるものはいない。
規則的に響く秒針と硝子を叩く風音の中、こつこつと控えめな足音を鳴らしながら探すのは料理関連の書籍のある棚。
食事自体は学校があるときと同じように食堂なり購買にいけばいいのだが、せっかく時間が有り余っている連休中だしと先生から調理室の使用許可を貰って来ている。
何を作ろうかな、と、何冊か見繕ったぶ厚い本を手にソファや机が並ぶスペースに向かった。]

(17) 2018/05/15(Tue) 10時半頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 10時半頃


メアリーは、もうしばらく、3秒ほどは目を閉じて

2018/05/15(Tue) 11時頃


【人】 本屋 ベネット

[指の動きが止まる。
中庭のほうからあの音曲>>1はまだ聞こえているのだろうか。
懐かしい、と思いながらそこで思考を止めた。
演奏者の道には進まないと決めたのは自分だ。
だから、懐古はしても後悔はしない。

瞼を閉じる。
まだ音は聞こえるだろうか。
耳を澄ませなくとも、硝子の悲鳴は勝手に鼓膜を叩いてくるのだけど*]

(18) 2018/05/15(Tue) 11時頃

【人】 下働き ピスティオ

[ポケットからこぼれ落ちたワイン色の色鉛筆を拾い上げ再び戻すと
>>5前方に人影を発見した]

よう、ヒュー!
なんか大変そうだな、手が必要なら声かけろよ。

[原因はよく知らないが包帯をした手では不便そうと
そんな風に声をかけておいた**]

(19) 2018/05/15(Tue) 11時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 11時頃


下働き ピスティオは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 11時頃


ベネットは、ラルフの足音に少し瞼を持ち上げたがゆるく少し指を揺らしまた微睡む**

2018/05/15(Tue) 11時頃


【人】 花売り メアリー

―中庭―

[マーク・メアリーヒルズ少年が中庭でうたた寝をするのは今に始まったことではない。
 花が香ろうが風が吹こうが――いや、嵐の日は流石に屋内に戻るのだけれども――別に風邪を引くことを怖れるでもなく、無論何者かに連れ去られることを懸念する訳も無い。
 ある時は楽の音鳴り響く東屋の壁にもたれかかって、ある時は土を掘り返す音の側でも木に背を預け、ある時は春の花の花びらが身体に降り積もるのもそのままに、暫しの眠りに落ちていた。]

(20) 2018/05/15(Tue) 11時半頃

【人】 花売り メアリー


 うん……。

[さて今、マークはここで漸く辺りの様子を気に掛けた。
 スラックスを履いた長い脚は、けれどまだ立ち上がらずに、身動ぎして下草を擦るのみ。]

 フェルゼだ?

[鼓膜に残るヴァイオリンの音色>>1が、その人の名を零させた。
 零させたのだけれど、今はただそれだけで]

(21) 2018/05/15(Tue) 11時半頃

【人】 花売り メアリー

[無論、マークの周りにある音は楽器のそれだけではなかった。未だ強く唸る風、しなる木々の枝に擦れる若葉に、かたかたと震える窓。
 それに、スコップによって掘り返される土の音>>6>>7も。

 物置小屋に背を預けて座り込む姿勢のまま、マークは花壇へと顔を向けて]

 おはようございます。
 また何か、新しいお花植えるんですか?

[寝起きらしくぼんやりした声、ぼうっとした面持ちで、声を掛けた。**]

(22) 2018/05/15(Tue) 11時半頃

花売り メアリーは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 11時半頃


花売り メアリーは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 11時半頃


【人】 掃除夫 ラルフ

 
 あれ? ベネ…………

[>>18ソファにいる人物の名前を呼び掛けたところで、相手がまどろんでいることに気づいて声を飲み込んだ。
夏が近づいてきた頃とはいえ外では強めの風が吹いており、気温もそう高いわけではなく。]

 …風邪、引いてしまいますよ。

[穏やかな寝顔をついまじまじと見てしまったが、ハッとしてソファの近くに置かれているブランケットをベネットにそっとかけておいた。
起こさないように慎重に。

そのあといくつかの本を借り、図書室をあとにするだろう。]*

(23) 2018/05/15(Tue) 11時半頃

ラルフは、借りた本の34ページ目を開く。何が載ってるかな。

2018/05/15(Tue) 11時半頃


蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 11時半頃


掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 12時頃


ベネットは、次に目が覚めたのはラルフが去った11分後のこと。

2018/05/15(Tue) 12時半頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 12時半頃


ベネットは、それからまともな思考になるまで更に30分。

2018/05/15(Tue) 12時半頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 12時半頃


【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ 蕾膨らむこの季節。
 今年の薔薇はどのような薫りを漂わせるのだろう。
 五月の連休によりすっかり物静かになった場所で
 いつもより大きく聞こえる音色に仕方がないか、と
 伏せる瞳はいつだって聞き分けが良かった。 ]

  おなかすいた……。

[ すぐ納得させてしまえば後は忘れていた欲求を思い出す。
 何かに没頭してしまうと他の事が疎かになりがちだと
 注意された事もあったような気がしたが
 自分自身に期待などしていない。

 すぐに思考を放り投げれば
 ケースの中に楽器を片付け始めようと手をかけた。 ]

(24) 2018/05/15(Tue) 12時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ 東屋をそのまま出れば中庭に辿り着く。
 だが今日は遠回りして帰ってしまおうかと考えた。

 花はきらいではないのだけど、
 昔育てていて一週間で枯らしてしまったことがある。
 水のやりすぎが原因だったらしい。
 それ以来自分から育てようと思った事はない。

 そのため土弄りをする先輩>>6には時折
 遠目から眺めてはため息を吐くことも。
 うらやましいのだろうか。いや、わからない。
 怪我をしたなど特別な理由もないのに、
 たった一度ですぐに投げ出してしまう。

 唯一の恐らく取り柄すら情熱を持てない。
 スケッチブックに色を乗せるならきっと
 うすいうすい色になるのだろう。
 後輩のような絵は描けそうにないし、
 真っ赤な絵の具>>9とは無縁の性格。 ]

(25) 2018/05/15(Tue) 12時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ



[ 利き腕はここにあり、何一つ不便などないのに。
 ただ息を吸って吐くのも面倒くさい。 ]
 

(26) 2018/05/15(Tue) 12時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ こんなに強い風の吹く日>>13だというのに変わらないまま、
 起きているのに微睡みの中から覚めず、
 文字を指でなぞるのすら億劫。
 
 ただ、風に乗って届く花の香りはきらいじゃない。
 やがて瑞々しさの失せる刹那のひと時は
 なんとも芳しくて好ましい。

 それを嫌う者がいたとしても>>15
 育てられない代わりに時折こっそり中庭で
 花に触れていることはよく知られた話。

 陽の光が似合う彼>>20には特に知られた話かもしれない。
 なにせ時折まどろむ姿を見つけては
 悪戯に髪を弄ってくるくるとカールさせたりと、
 フェルゼにしては珍しく揶揄っていたのだし。 ]

(27) 2018/05/15(Tue) 12時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ 今日は風が強いがまた眠りこけていないだろうか。
 らしくない思考は一瞬、すぐにまた過ぎ去る。
 行き着く先は片付け終わったヴァイオリンケース。
 それを見ていて思い出すのは同級生のこと>>18 ]

  なんで、…………やめたんだろ。

[ くらげのように揺られて漂うだけの自分とは
 違うように思えた彼の選んだらしい道。
 干渉じみた声が存外掠れて溢れたが、
 唇を噛み締めた後、吐き出されたのは溜息だけ。 ]

(28) 2018/05/15(Tue) 12時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ 硝子の悲鳴に紛れた音色は誰かの眠りと
 言葉>>23を遮らぬ様、今はなく。

 東屋を表から抜ければ物置小屋のすぐ近くに出るが、
 今回は東屋を裏手から抜ければ向かうのは寮内へ。

 廊下を歩きながら一番さいしょに会えた人に
 何か食べ物を恵んでもらおうなんて
 ふわふわの頭は考えていた。 ]*

(29) 2018/05/15(Tue) 12時半頃

【人】 本屋 ベネット

ー図書室ー

[都合、40分と少し。
まともな思考を得るまで、身体はブランケットの中でのそりと蠢く。
柔らかくてあたたかいこの薄手の生地は愛おしい。
閉塞的な学寮生活の無聊を慰めるに相応しい代物だ。
上半身を起こして大きく伸びをしながら、朧げに挨拶した姿>>23に後で礼を伝えなければ。

上に伸びたその手をパタリと下ろせば、ちゃり、と制服のどこかで金具の啼く音が図書室に短く、鋭く響く]

(30) 2018/05/15(Tue) 12時半頃

蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 12時半頃


蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 12時半頃


【人】 本屋 ベネット

ん、

[小さく喉を逸らす。
やや、間をおいて息を吐く。
寝転がっていたソファから立ち上がると、僅かな間寝台を務めてくれたそれの面を撫でて礼のつもり。
ブランケットを畳んで、籠に戻す頃には聞こえなくなってしまった弦の音>>24に気づく]

…相変わらず、

[またすぐに弾くのをやめてしまったのか。
らしい、といえば彼らしい。
歩き出せば、また、小さく金具のような音がする。
その後にスラックスのポケットに手を入れると硬貨が数枚入っていることに気づいて、食堂の自動販売機の世話にでもなろうかと図書室を出た。

歩き出しながら、楽器をやめたと伝えた時のこと>>28を思い出す。
ならないと決めたから辞めた、とだけ伝えた。
深くは追求されなかったから、あの時には更に言葉を重ねることはなかったけれど]

(31) 2018/05/15(Tue) 13時頃

【人】 本屋 ベネット

ー廊下ー

[音楽が嫌いになったわけじゃない。
演奏するのも、楽しい。
普通の人より、ちょっとだけ上手く出来る自負もある。
だけど、そうじゃない。
それだけじゃ、演奏家としては足りないのは自分がよくわかっている]

(……俺には、あんたほどの演奏家としての天賦はないってだけだよ)

[にいさん。
自分よりもずっと淡い色彩でつくられたかたちを思い浮かべる。
また、ちゃり、と短い音]

(32) 2018/05/15(Tue) 13時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 13時頃


【人】 掃除夫 ラルフ

―調理室―

[図書室から出て小一時間ほど経っていただろうか。
オーブンが静かに稼動する中、ぱらぱらと本をめくっては綺麗に並ぶ料理の写真を見ていた。
焼き上がりを待っているのはベリータルトだ。
クリームチーズを添えて紅茶と一緒に頂くのが好きなのである。

風が止む気配はなく、不安げな顔色の雲まで浮かんでいる。
せっかくの連休、旅行や帰省に行った学友達の旅路にさわりがないと良いのだが。
天気ばかりはどうしようもない。

バターと苺の匂いがゆるく室内を満たしていく。
学内に残っている生徒はわずかなようだし、あとで差し入れるのも良いだろうと考えながら、静かな休日の時間は過ぎていった。]*

(33) 2018/05/15(Tue) 13時半頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 13時半頃


村の設定が変更されました。


双生児 オスカーが参加しました。


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 13時半頃


【人】 本屋 ベネット

[ちゃり、ちゃり。
ポケットの中で小銭は歌う。
ふと、足が何かを思いついたように止まり]

お、な、か、す、い、た──、っと

[音とともに足が一歩ずつ前に勢いよく伸び、最後で前に跳ぶ。
着地は両足。
10.0、口の中で勝手にフルマークにしてまた歩き出した。
きゅるり、と、靴底の軟質が音を立てて続く。
窓の外を見上げればふかりとした雲の存在。
同級生>>33が前に作っていたレモンパイの上のメレンゲを思い出して、きゅるりと次に鳴いたのは腹の虫]

(34) 2018/05/15(Tue) 13時半頃

記者 イアンが参加しました。


【人】 記者 イアン

── 談話室 ──

[寮生が年齢問わず集まることが出来る場所
その一角でテーブルに書類を積んだ高等部の三年生は、
任期終了を伴う交代式を間近にした生徒会長。
「一人でいるのが苦手なんだ」、と
以前からよく人が多い場所に訪れるわけだが
今はひとり顔を突っ伏し転寝している。

不意に身じろぎした拍子、腕が紙束に当たり
幾つかがはらりと落ちていく。]

(35) 2018/05/15(Tue) 13時半頃

イアンは、23枚の白が舞った

2018/05/15(Tue) 13時半頃


【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ 相変わらずだろう。
 ベネットの知ってある限りのフェルゼとは
 努力をしなくてもすんなりある程度は熟すが、
 その代わり飽き性であり長くは続かないのだから。

 それでも傍で音が続く時はその限りでなく。
 いつもより口端すら緩めていたのだけど
 今更の話だ。
 もう彼はならないと口にしたのだから>>31

 あの時はこれでもショックを受けた。
 彼は彼なりの想い>>32があったのかもしれないけれど、
 彼の音を聴くのはきらいじゃなかった。

 結局たった一言だけ。
 「おなかすくまで弾いてるから
  気が向いたらまた来たら。」とだけ。 ]

(36) 2018/05/15(Tue) 14時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ それでも一人で弾くのはつまらない。
 誰かの音を聴いていたいと思う。

 でも決まった事ならば、仕方がない事だとは思っている。
 どうせ自分一人が説得したくらいで彼の
 気持ちなんか変わりゃしないと思っている。

 だから仕様がない。 ]

  俺じゃ、止めたって無理だよね。

[ あのひと≠ニは違うから。
 どうしようとないとまたすぐに思考を閉ざした。 ]*

(37) 2018/05/15(Tue) 14時頃

【人】 新聞配達 モリス

――自室――

いい匂い。

[世の中が連休を迎えたというのに、風はなかなかどうして穏やかと縁遠く闊達だが。
 代わりに甘いタルトの香り>>33を、この部屋まで運んできた。
 窓を閉めて香源を断つ代わり、誘われるよう部屋を出ようと思い立つ。]

――……あ。

[ふと机に目を向ければ、立った拍子にページの折れたノートが、風が途切れてはらはらと力尽き開いていくのが見えた。
 ページの半ばごろまでくっきりと折れ目の入ったそれを見つめていても、元に戻るでなし。
 自業自得以外の何者でもないそれを、せめて伸ばして閉じて、机の引き出しにしまう。]

(38) 2018/05/15(Tue) 14時頃

【人】 記者 イアン



 ん、……あっ、あー

[はらりと舞うが切っ掛けに、築いていた山が崩れる。
浅い眠りから目を覚ませば慌てて立ち上がって、
それなりの枚数落としてしまった書類たちを
一つ一つ、拾い上げていく。]
 
 また怒られちゃうな。

[執行部の面々の顔を思い出し、苦笑した。]**

(39) 2018/05/15(Tue) 14時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 14時頃


蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 14時頃


【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ ケース片手にうろうろと。
 一度自室に戻ってしまえばケースを片付けた。
 お腹が空いたなと記憶を辿れば
 同級生のラルフの姿を思い浮かべてしまう。
 
 何故なら彼は料理が得意だと聞き及んでいて
 時折お恵みを強請る事もあった。
 特に苺と林檎を用いた菓子が好みなので
 厚かましくもリクエストと共に。
 
 年上年下関係なく誰に対しても分け隔てなく
 その辺りの遠慮のなさだけは顕在。
 叶えられたのかどうかは彼次第だがさて。

 調理室を覗くもいいが人がいそうとなれば
 談話室だろうか。分からない。
 なんでもいいから何か食べたい。 ]

(40) 2018/05/15(Tue) 14時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ そうこうしている間に優れた聴覚が
 人の声>>34を拾ったような気がする。
 そのまま釣られるまま飴に集るよう進んで、静止。 ]

  …………ベネット?
  こんなところで何してるの?

[ 同級生の姿を見つければ声をかける。
 それとフェルゼ的に大切なこともついでに
 付け加えて問いかけた。 ]

(41) 2018/05/15(Tue) 14時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  ねぇ、ラルフ見てない?
  お腹すいたから何か作ってって言いたくて。
  ……それか、何か食べるもの持ってない?

[ 心当たりがなければ他のところに行く事も考えながら
 いずれ漂う香り>>33に釣られるのは
 きっと自分ばかりじゃないから>>38
 手当たり次第あたるのも悪くはないだろう。 ]*

(42) 2018/05/15(Tue) 14時頃

蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 14時頃


【人】 新聞配達 モリス

[部屋を出る直前、ベッドサイドに手を伸ばす。
 細かな透かし彫りがされた1cm少々の立方体の中に球が閉じ込められた小さな木のオブジェ。
 かろかろと振って動きを確かめたあと、ポケットに突っ込んだ。]

誰が残ってんだっけ。

[何となく、タルトの匂いでひとりは想像がついているけど。
 とりあえず、会った人間を覚えていけばいいかと廊下に出た*]

(43) 2018/05/15(Tue) 14時頃

天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 14時半頃


新聞配達 モリスは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 14時半頃


【人】 本屋 ベネット

───、なんか、って言われも。
歩いてちゃダメかよ。
食堂でなんか買おうと思って。

[じゃあ、ずっと腹を空かせてりゃいいのに>>36
そう思った昔を思い出すと同時、音にし損ねた呼称を飲み込んでからかけられた声>>41に返す。
ポケットから響く小銭の音は踵を返すからではなくポケットに突っ込んだままの指先が弾いて響かせるからだ]

ラルフ?
さっき図書室でちょっとだけ会ったけどどっか行ったっぽい。
ついでに言うなら俺も今腹が減ってて、手持ちの食糧はゼロ。

[図書室に来ていたのでまた料理本でも借りて行ったのだろうとは想像がつくが、まさかその足で調理室に向かっていったとは知りもしない。
近づけば、細長いその相手をどことなく見上げる形になるだろう]

どうする。

[ラルフを探しに行くのか。
自分と食堂に来るのか。
首を傾げながら問う]

(44) 2018/05/15(Tue) 14時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[カップ型のクッキー生地に軽く煮詰めた苺を入れただけの素朴なそれは、祖母がよく作ってくれたものだ。
けれどあの味をもう、食べることは出来ない。
ほんの一ヶ月前に、大好きだった祖母は旅立ってしまったのだから。]

 ………。もう一ヶ月、か。

[大きな病気もなく天寿を全うしたわけだから、良い最期だったと思いたい。…なんていうのも遺された側の勝手な話かもしれない。
連休にまた家に帰ってくるよう家族に勧められてはいたものの、先月葬儀のために数日授業を休んで帰省しているため今年は断ったのだ。
こんな短期間に旅費を何度も出してもらうのは、親とはいえ気が引ける。]

(45) 2018/05/15(Tue) 15時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[それでも一人で居ると無性に寂しくなる。
やはり家族の死は、それだけ心に穴を空けているのだろう。
なにかをしているほうが気が紛れる。

タルトの様子を見ればもういい具合になっている。
よく食べに来てくれる学友達の顔を思えば、胸のうちに広がる虚無感も消えていくのを感じた。
オーブンから取り出して粗熱をとりながら、持ち運び用の容器を探す。

天気がよければ外で食べるのも良いのだが、この風では難しいかもしれない。
慣れた手つきで調理室の片付けを済ませ、談話室に誰かいるかなぁ、とまだ温かいタルトの入ったバスケットを手に校舎を移動するだろう。]*

(46) 2018/05/15(Tue) 15時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  歩いてちゃダメじゃないけど……。

[ その手に楽譜はなかったようだから
 肩を落としてしまうのは隠せない。
 元より嘘も駆け引きも得意でもなかったが。

 指で刻まれるモールス信号。
 それが何を意味しているのかなど
 見ていないのだから知らず。
 耳は良くても察しは悪い。
 だから思われた昔を共有出来ない。

 でももし言葉にされたって困ったように
 見つめるしかなかったのだろうが。 ]

(47) 2018/05/15(Tue) 15時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  どうせ居眠りでもしてたんだろ。
  マークといいみんな何処でも寝れるのは
  羨ましいよ。

[ 眠そう目をする癖に寝付きの悪い自分を
 上げながら図書館で同級生がいたこと。
 またベネットの手持ちがゼロであること。
 そのため食堂に向かおうとしていることは
 理解できた。 ]

  今行ったら大所帯になりそうだから
  後でラルフに恵んでもらうことにする。

  食堂で何か買って談話室でも行こうか……。
  んー、その時に決める。

[ 方針を立ててばひょろ長は、自分より下にある目を見下して答えを。 ]

(48) 2018/05/15(Tue) 15時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  ね。行くなら行こ。
  ついでに俺の分も何か買って。

[ 会話自体はいつも通りにのんびりとした口調で交わしながらも
 何処と無くその中で音楽の話を自分から
 持ち出さなくなったなと食堂に促し
 歩きながら片隅で考えた。 ]*
 

(49) 2018/05/15(Tue) 15時頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 15時頃


粉ひき ケヴィンは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 15時半頃


【人】 新聞配達 モリス

[さてどうするか、と数瞬考えて、足が向かうのは談話室だ。
 調理室に直接向かっても、出来上がるまでを待つのは腹の虫が悲しがる。
 たいてい人が集まる場所というのは決まっていて、料理が得意な学友はそこに仕上がったものを持ってきてくれることが多かった。
 なれば待つほうが得策というもの。

 途中話をするフェルゼ>>47とベネット>>44を見かけはしたが、用事もないのに割り込むほど無粋じゃあない。
 視線だけを向けて、反応があるようなら手を振って別れる程度。
 残留組リストに二人追加された。]

(50) 2018/05/15(Tue) 15時半頃

【人】 新聞配達 モリス

――談話室――

何してるんです。

[待ちを決めて向かった談話室では、ちょうど生徒会長が書類拾いをしていた。
 風が紙を巻き上げる勢いは体験済みだ。落ちた本当の理由>>35は知らぬまま、23枚のうちの残りを自分も拾い集める。]

これ、順番ありますか。

[通し番号、書類の内容、重ね合わせを正す切っ掛けを探して、軽く書類に目を滑らせた。
 こんなところで作業している書類だ、見られて困るものでもないだろう*]

(51) 2018/05/15(Tue) 15時半頃

【人】 本屋 ベネット

…うるさい。
あそこに行くとヒュプノスに呼ばれるんだから仕方ないだろ。

[どうせ>>48と言われたら口を尖らせるしかない。
図星だった。
すごく気持ちよく眠っていたとも。
図書室に行くと眠くなるのだから仕方ない。
程よく保たれた低温、湿度、静寂。
大した目的もなくあそこに行くと吸い寄せられるようにソファに転がってしまうのだ。
勿論、本を借りるためだったり物を読むために行く時には別の話]

(52) 2018/05/15(Tue) 15時半頃

【人】 本屋 ベネット

ふーん…?
……って待て待て何で俺が。

[ついでに。
さり気無く、何で自分は集られているのか>>49
駄目、とは言わないが流石にポケットの中で小銭を引っ掻き回しながら額面を確認する。
元々指先が鳴らしていた音に意味などない。
手持ち無沙汰を慰める、それだけの行為。
さて、ポケットに確認できるのは50、10が3枚、あとは何が入っていただろう。
昔から鍵盤の上で指を遊ばせていたせいだろう、指先の感覚は少しだけ人より鋭敏だ。

途中、モリス>>50とすれ違えば軽く手を振った。
あいつも今年は残っているらしい。

斯くして食堂へと歩き出しながら、こうやって並んで歩くのも久し振りな気がしてちらりと横目に見上げ直す。
同じ学校にいて、同じ学年で、並んでいればオセロのような色だからどうしても目立つけれどそんな事をからかわれなくなってどれぐらい経つのか]

(53) 2018/05/15(Tue) 15時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 15時半頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 15時半頃


【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  ヒュプノスに眠りに誘われるだなんて疲れてるの?
  没頭するのもいいけど風邪引いちゃうよ。

[ 眠りの神にある伝承を口にしながらも
 すっかり本の虫相応しく住み着いているのだろうか。
 似合わないと思いたいのは唯の我儘だ。
 だから口にしない辺りファルゼは身勝手だった。

 その代わり足は図書室から遠のいていたけれど。 ]

  友達のよしみで。……とは思ったけど。

[ 顔に似合わない軽い冗句のつもりだったが、
 小銭>>53を見る限り難しそうか。
 自分の分は自分で出すよと結局告げながら
 同じように財布を漁る。
 難なく二人分くらいは融通の利く中身を確認すれば向かうのは、食堂へ。

 途中モリスとすれ違えば>>53同じように手を振った。 ]

(54) 2018/05/15(Tue) 16時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  モリス、ラルフから差し入れあったら
  俺たちも欲しいって言っといて。

[ 談話室だろうか。
 分かれて歩く彼には聞こえたかどうかは分からないが、
 いつもより声を張って伝えておく。
 ついでにお願いだとばかりに両手を揃えて
 またねと会釈をしてご挨拶。 ]*

(55) 2018/05/15(Tue) 16時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  ―食堂―

[ そうして辿り着けば何を買おうか。
 軽く摘める程度のもので構わなかったのだけど、
 一先ず飲み物が欲しくなった。

 生温いココアでも購入してしまえば
 ベネットは何を買うだろうかと視線で
 眺めつつふと思い出したように口を開いた。 ]

  君は家に帰らなくて良かったの。

[ 余計なお世話かもしれないがふと、尋ねてみた。
 フェルゼは毎年この季節は帰らない。
 夏には戻るが春の連休はどうもやる気が起きず、怠惰に過ごしていた。
 だが彼はどうだったろうと一つ尋ねる。

 その視線が知らず指にいってしまうのは
 仕方のないことで、誤魔化すように
 飲み物の縁を指でなぞった。 ]*

(56) 2018/05/15(Tue) 16時頃

蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 16時頃


【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ こうして揃って歩くと白と黒。
 オセロみたいにチグハグな二人でも>>56

 揶揄われる程度には仲が良かったと思うのに。
 余所余所しさを隠せない。

 それでもそれも仕方のないことだから、と。
 諦めてしまう辺り、救えない。 ]*

(57) 2018/05/15(Tue) 16時頃

【人】 本屋 ベネット

ちっがうし。
別に疲れるようなこともないし。
いや、でもほんと、図書館のソファあいつはサイコーだぞ。
ブランケットまであるんだから、寝に来いって言ってるようなもんだし。

[ついさっきまでお世話になっていた薄い毛布の感触を思い出す。
もふもふとしたあの柔らかさは本当に最高だ。
図書室で本を読んでいるより眠っている頻度のほうが高いなんて、管理する側からすれば嘆かわしいことかもしれないが学生なんてそんなものだ]

ともだち、ね。

[何となく、繰り返す>>54
数えたコインを再びポケットに突っ込む手はいささか乱雑だ。
以前は綺麗に短くそろえていた爪は、少し伸びてポケットから引き抜くときに少しだけ引っかかった]

(58) 2018/05/15(Tue) 16時半頃

【人】 本屋 ベネット

ー食堂ー

[再びポケットの小銭を取り出して数えながら、何を買えとけしかけられるのかと視線を向けた先>>56もうその手の中にはココアが見えて拍子抜け。
ジンジャーブレッドとチーズクッキー、それからサイダーの壜を手に入れながら]

…そっちこそ。

[別に帰るという行為だけなら可能だ。
けれど、その規制を行ったことで付随してくるあれやこれや、少なくとも演奏家にならないことを宣言した以上は家では絶対蒸し返されるのだ。
そう考えると、帰る気になれなかった、というのがきっと正しい。
だから、夏も、冬も、春も、故郷の空を久しく見ていない]

(59) 2018/05/15(Tue) 16時半頃

【人】 本屋 ベネット

[何方が距離>>57を取り始めたのかは、あまり覚えていない。
でも、自分たちの距離を詰めていたものが音楽であったとするなら、距離を取り始めたのは自分なのだろうと思う。

後悔はしていない。
自分で決めたことだ*]

(60) 2018/05/15(Tue) 16時半頃

【人】 花売り メアリー

―中庭、物置小屋前―

[花を散らす程に吹く風は、長く伸ばされたまま結われたマークの髪を乱していた。
 けれどその髪には、今は人の手で乱された跡は特になかった。]

(今朝はなんもしてこなかったか……
 いや、もう昼かな、今は)

[夢うつつの中で感じたのはヴァイオリンの音色ばかりだった、とマークは思い返す。]

(61) 2018/05/15(Tue) 16時半頃

【人】 花売り メアリー

―これは過去のこと―

[「寝ている間に髪を弄ったり巻いたりしに来る者」>>27の正体にマークが最初に気づいたのは、丁度弄われている最中にたまたま目を覚ました時だった。
 ぱちりと両目を開いた時に見えた、長い栗毛色の自分の髪――髪が絡みついた淡色の細い指先――フェルゼの顔。]

(え?
  なん、で、せん、ぱい、が??)

[その時、驚きのせいでマークは言葉を発せず、あっけに取られた顔のまま動けずにいるばかりだった。

 その後、けれど、マークが特にフェルゼに対して何らかの対策を取ろうとした訳でも無かった。
 相変わらず中庭のあちらこちらでうたた寝して、髪への悪戯に気づくたびに顔をしかめて、の繰り返しだったのだけれど]

(62) 2018/05/15(Tue) 16時半頃

【人】 花売り メアリー

[マークは浅い眠りから覚めた時に、或いはそうでなくとも中庭でぼんやりとしていた時に、庭の花に触れるフェルゼの姿を時折見つけていた。
 他の生徒からの噂でもしばしば聞いてはいたが、その噂以上にマークは事実を目にしていた。
 からかいに来る手指はともかく、花に触れる指先は、なんとなくでもじっと見詰めてしまっていた。]

  (綺麗だ)

  (……似合ってる)

[脳裏にひとひら過る言葉の欠片。
 別にそのフェルゼの手が楽器を携えていた訳ではなかったのだけれど、マークにはぼんやりとそう思えた瞬間があった。]

(63) 2018/05/15(Tue) 16時半頃

【人】 花売り メアリー

―これも過去のこと―

[「似合ってない」。
 マークは去年の秋に、その事実を自ら受け入れた。

 今よりもまだずっと背が低く、声も女の子と大差なかった頃、マークは好き好んで女の子の恰好をしていた。別に立ち振る舞いや言葉遣いまで女の子らしくしている心算はなかったが、とにかく、女性の服が好きだった。
 今の学校に進んでからも、たとえ咎める者がいようがいまいが、私服として女物を堂々と着続けていた。
 去年の秋が終わるまでは。

 少年が「こども」から「おとな」へと変わりゆく中で、マークという少年の身体はあまりにも変わってしまった。背はぐんと伸び、ついには声まで低く変わってしまった。

 このようなことがあって、マークは去年の冬から、男性の服だけを着るようになった。
 それでも髪の毛だけは長く伸ばした。今日のように、まるで女の子がするような二つ結いにする日もある。]

(64) 2018/05/15(Tue) 16時半頃

【人】 花売り メアリー

[今年の春、マークはあるひとりの「先輩」を自ら尋ねに行ったことがある。
「高1のあいつがあちらこちらの生徒を描いて回っているらしい」「自分も『描かせてくれ』と頼まれた」――そんな風に他の生徒たちが噂し合っていたのを耳にした上で、マークは尋ねに行った。]

 ピスティオ先輩。
 こんなことを自分で頼むのも可笑しいんですが、
 今の僕の姿を、絵にしてくれませんか。

[マークは幾らかの躊躇いを残した声色で、ピスティオにそう言った。
 赤いカーディガンに白いシャツ、スラックスといった男物の私服を纏って、髪は結わずに長く垂らしたままの姿で。]

―過去の話は、ここまで―

(65) 2018/05/15(Tue) 17時頃

【人】 花売り メアリー

―時は今に戻り、中庭―

[未だぼんやりとした調子のままのマークは、ヴァイオリンの音が止んだことには気づいても、東屋の裏手から出ていく気配>>29に気づかなかった。
 フェルゼが此方に来たら今度こそ何か言ってやろうか、なんて考えが取り留めなく過るも、特にその当人の姿が見えないが故に、考えはすぐに意識の底に落ちていく。

 ぼんやりするのは初夏の丁度良い陽の温もりと、爽やかな草の香りに混ざる柔らかな花の香りの所為もあったのだろう。
 物置小屋の側までも流れ着く花の香りは、まるで、まだ蕾のままの筈の薔薇の匂いのようにも感じられた。**]

(66) 2018/05/15(Tue) 17時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ 寝心地は良いのだろうか。
 うたた寝をあまりした事がない。

 寝付きの悪い自分からすれば羨ましい限りだ>>58
 ブランケット付きのソファで眠れるのだから。

 昔はこうではなかった。
 一年前までは、穏やかに寝れていた。
 けれど事情が変わってしまってから
 全てが終わった。

 家に帰ってもピアノの音は聞こえない。
 姉さんが鳴らす旋律は届かない。 ]

(67) 2018/05/15(Tue) 17時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ 含みのあるともだち
 もう、ともだちですらないのだろうか。
 言葉にして伝えれば良いのに。
 フェルゼには出来ない。

 小銭の音。爪の引っかかる音までは聴こえない。
 だが丸くない爪を見やれば思い出す。
 そして重ねてしまう。
 努力家で練習を怠らず続けていた姉の挫折を。

 天賦の才なんて褒められても嬉しくなかった。
 だけれど姉はそれが欲しかった。
 ただ、そのすれ違いだけ、だけども。

 姉も友も音楽をやめてしまった。
 興味なんてない筈の自分が一人続けている。

「友達じゃないなら親友かな」なんて、
 そんな軽口はもう出なかった。 ]

(68) 2018/05/15(Tue) 17時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ なんだ結構手持ちがあるじゃないかと、
 ベネットの購入した物>>59を見て
 素直に思ってしまった。

 ちょうだいと強請れば分けてくれるんだろうか。
 言えばいいのに結局じぃと視線を送るだけになってしまった。

 ベネットは近頃帰省していないらしい。
 音楽家としての道を諦めた事がきっかけなのか。

 彼とは音楽を媒介に歩み寄っていたと思う。
 あまり口が達者でないから共通の話題が
 抜け落ちてしまうとうまく対応できない。 ]

(69) 2018/05/15(Tue) 17時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ それでも不器用なりに歩み寄る姿勢は見せていた。
 おなかが空いて一度談話室で力尽きるまで
 中庭のあの場所で旋律を奏でるくらいには。

 なのに彼は中々曲げない。
 あんなに努力していたと思うのに
 何故なのだろうか。 ]

  俺は……顔を見せても、姉さんに迷惑がかかる、から。
  でも……、ベネット、本当にやめてしまうの?
  他にやりたい事が見つかったのなら、
  分かるけど。

[ 家族の話は軽く話していた。
 ベネットと姉が少し似ているかも、とも。
 答えながらも、関心は彼の方に強く。

 あの時尋ねられなかった事を問いかけながらも
 時計の針の音だけ大きく響く。 ]*

(70) 2018/05/15(Tue) 17時頃

花売り メアリーは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 17時頃


蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 17時頃


【人】 下働き ピスティオ

―少し前のこと―
[自分がお絵かきに目覚めたのは中等部に入ってからで
つまりその頃から目に止まるものはなんでも
最初は動かない無機物から始まって植物や動物にまで及び
クラスメイトやら教師やら先輩やらにまで声をかけ
学年が上がって年下が増えたとしても変わることはなく]

>>65(今の僕の姿を、絵にしてくれませんか。)

[風変わりな後輩からそう声をかけられたのは進級する少し前だか後か]

(71) 2018/05/15(Tue) 17時半頃

【人】 下働き ピスティオ

[男だけど女の格好をしている(しかも似合っていて可愛い)後輩の事は
話として知っていたし絵のモチーフとしては最適だろうと思うことはあった]

(俺は、女の子が好きだ)

[しかしあくまで彼は女装している(た)だけで女性ではなく
さらには成長期を迎えて自分よりでかくなっていた訳で
本来ならばモデルとして歓迎すべきところのはずが]

(72) 2018/05/15(Tue) 17時半頃

【人】 下働き ピスティオ

[見上げながら返事を口にすることも無く]

(俺が、)

[少しばかり眉を顰めていた]

(俺の方が、)

[その時なんと返事をしたのやら
スケッチブックには髪の長い男の絵が増えたことは確か**]

(73) 2018/05/15(Tue) 17時半頃

【人】 下働き ピスティオ

(自分より可愛い男なんて、――大っ嫌いだ)

(74) 2018/05/15(Tue) 17時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  ―これは過去のお話―

[ その日は天気が良く、うたた寝には最適な
 小春日和。
 いつものように東屋でヴァイオリンを弾いていた際に、
 誰かが眠っているのを見つけた。

 長い栗毛の幼いひと>>62
 すれ違った事はあったけれどあまり言葉を
 交わした事はなかったその子の髪に
 花びらが落ちていたから拾った事が
 きっかけだった。 ]

  花が良く似合うね。
  俺と違って髪も指通りが良い。

[ それでも口下手なせいで最初にまともに
 伝えたメッセージは正当な経緯を
 すっ飛ばした言葉だったから奇妙なものだったろう。 ]

(75) 2018/05/15(Tue) 17時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ 髪に触れる理由はあるのか?
 問われれば短く答えただろう。
 ただ手触りが気に入った。それだけ。

 彼が眠っている間に
 ラプンツェルみたいに結わえられるか。
 そんな小さな遊びに付き合わされる後輩は
 対策を取らない後輩に甘えて遠慮が
 なくなっていった。 ]

(76) 2018/05/15(Tue) 17時半頃

下働き ピスティオは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 17時半頃


【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ それからとある昼下がり。
 今日も今日とて後輩にちょっかいをかけた後、
 綻んだ花弁に指を這わせてしっとりとした
 瑞々しさと香りに目許を和らげていた時、
 視線を感じて、微かな吐息が彼の名を呼ぶ>>63

 何を見ているのだろうと小首を傾げながらも
 微睡みから浮かび上がった彼に口角を
 上げた。 ]

  マークは花みたいだね。
  
[ 何れ枯れて腐る末路を辿る花。
 その刹那的な一瞬を愛しているからこそ
 今しか見れないであろう彼≠ニ重ねた。

 それがどういった意味合いを彼に与えたかは分からない。 ]

(77) 2018/05/15(Tue) 17時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  とても、――……似合っていていいな。

[ ただその瞬間だけの彼を見ていた。 ]*

(78) 2018/05/15(Tue) 17時半頃

【人】 本屋 ベネット

[こちらの購入物を見る視線>>69に、買ったものとの間で視線を一往復。
差し出したのはチーズクッキー。
甘いものにはしょっぱいものだと、個人的な味覚の見地。
財布の中身と相談した結果なので、二枚か三枚程度しか入っていないのだけど]

ふーん。そっか。
っていうか…まだそれ言うわけ?
やりたいことっていうか…うーん、まあ、でも音楽は好きだから。

[演奏家にはならない。
その言葉を曲げる気はない。
今更問われても>>70、それを変える気はない。
残念に思ってくれる気持ちはありがたいが、だからと言ってそう簡単に絆されるわけにはいかないのだ]

(79) 2018/05/15(Tue) 18時頃

【人】 本屋 ベネット

[小さいころ、音は楽しくて素敵なものだと思っていた。
母親から与えられたおもちゃのピアノを鳴らすのが好きだった。
綺麗な音も出たし、母親も喜んでくれた。

けれど、それがこの学校に来る頃には、ただ好きだとか、楽しいだとか、それだけでは済まなくなってしまったから。
自分にピアノを教える母の精神が振れ始めたのはいつからだろう。
もしかしたら、自分に最初におもちゃのピアノを与えたときからそうだったのかもしれない。

”あの子よりも上手く”
”あの女の子供なんかより”

あの子って誰。あの女って誰。
一度だけそう聞いて、沢山叩かれて、それから聞くのをやめようと思った。
多分、それは、自分が父親の顔を知らない事につながっているんじゃないかと、発酵させすぎたパン生地みたいに腫れ上がった両の頬を持て余しながら確信した。
ついでに、自分の父親であるだろう人には別の家族があり、加えて自分には顔の知らないきょうだいがいることも、朧ながらに]

(80) 2018/05/15(Tue) 18時頃

【人】 本屋 ベネット

[それから、この学校に来て理解した。
母が憎悪を糧にして自分に教え込んだ技術なんかで、もっと高いところから才能を与えられた者には勝てるはずもないのだと。
だから]

俺は、音楽は好きだけど、演奏家にはならないよ。

[もし、生まれてくる腹もフェルゼと一緒だったら、自分は今でも楽器を続けているのだろうか。
けれどそんなifはありえなくて、自分はもう既にその道を断つことを決めたのだ。

だから、”あの女の子供”へと、念を押すように返しながら王冠が既にないサイダーの壜を傾けた。
ぷちぷちと、炭酸が喉を流れていくその感触は痒くて少し苦手だったけれど今はそういう気分だったので*]

(81) 2018/05/15(Tue) 18時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 18時頃


蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 18時頃


渡し船 ユージンは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 18時頃


【人】 新聞配達 モリス

[すれ違いざま片手を振られる挨拶>>53には軽く手を上げ振り返しただけだったけれど、差し入れの取り置きの件が続けば>>55上げた手の指二本を丸めて丸を作った。
 廊下にもうっすら漂う甘いベリーとバター。加えて談話室のあるほうへ足向けるとあらば、おおよそ用件は見透かされているらしい。

 談話室に着いても目的のものはまだなかったが、時間の問題だろう。]

会長、どうせ休みですし休憩でもしたらどうです?
たぶん、そろそろ差し入れが来ますよ。

[拾ったものとイアンが集めたものとを合わせて順番を確かめ、机に軽く落として端をそろえる。
 別に生徒会と関係がある委員や役職に就いてはいないのだが、談話室でよく顔を合わせるせいか、この会長にはどことなく勝手な親近感を抱いている。
 生徒の中心としては悪いことじゃなかろうと、特にその親近感を修正するつもりはない*]

(82) 2018/05/15(Tue) 18時半頃

新聞配達 モリスは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 18時半頃


【人】 掃除夫 ラルフ

―→談話室―

[生徒の大半は帰っている学内は静かだ。
それでも談話室なら、と顔を出せば二人の生徒の姿が。]

 会長、モリス、お仕事ですか?
 タルトを焼いたのでおすそわけです。

[束になった書類を持つ二人に微笑む。
会長は生徒会の仕事、モリスはその手伝いを頼まれたのだろうか、と予想しながら。
連休中まで書類と向き合うのは大変そうだ。

「お茶請けはこちらに」、とタルトの入ったバスケットを掲げて見せた。
まさか来ることを予想されていたなんて思っていないが(ねだられることは割りとよくある)、普段からこうして振る舞っているのだ、お茶請けのアテにされていても驚くことはない。
むしろ自分が作ったものを喜んでもらえるなら嬉しい限りだ。

二人が休憩するのであれば、飲み物を用意してもらうべく寮母に声をかけにいっただろう。]

(83) 2018/05/15(Tue) 19時頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 19時頃


【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ ベネットは何だかんだ言ってやさしい。
 分け与えられたチーズクッキー>>79
 別にお金に困っているわけではないのに
 以前はしていたことを強請る辺り、救えない。

 ありがと。と短い例を告げて受け取る。
 それでも話す内容は以前とは違った。

 ベネットの意志は硬く、
 信念を持っているように感じた。
 気のせいかもしれないが、
 きっと簡単な思いで選んだ道ではないのだと思えた。 ]

(84) 2018/05/15(Tue) 19時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ 小さいころ、音は楽しくて素敵なものだと教わった。
 だれから? それは姉から。
 姉は玩具のピアノがお気に入りで
 フェルゼにもよく教えてくれていた。
 だが、それが本物になった時、ピアノをやめた。

 姉が、どことなく悲しそうに見えたから。
 だからヴァイオリンに変えたのだ。

 姉は楽しいから音楽をしていた。
 ピアノとヴァイオリン、二つに分かれてからも
 二人して楽しんでいたと思っていたのに。
 いつからだろう。
 並ぶトロフィーと賞状。
 母に褒められる自分と母に慰められる姉。

 いつか、向けられた言葉が忘れられない。
 いつも通りに過ごしていた五月雨が降る夜。 ]

(85) 2018/05/15(Tue) 19時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  「私は、フェルゼより上手く弾かなきゃいけないのに。」

[ ――なんて。
 どうしてこんな事になったんだろう。
 でも理解なんてしてあげられなかった。
 自分には何もできなかった。

 姉を追い詰めただけ、で。
 姉から楽しい音楽を奪っただけで。

 だから顔なんて合わせられない。 ]

(86) 2018/05/15(Tue) 19時頃

【人】 渡し船 ユージン

 ─中庭─

[ 不規則に規則的な音は旋律とは呼ばない。
 窓を叩く強い風が悲鳴とするならば、土掘るそれは雑音だ。
 綻び、薔薇の花開く中庭。
 中にぽつんと頑なに、心を閉ざしたままの薔薇を見ていた視線は
 違う花壇の土からやがて、掛けられた声(>>22)に向かう。 ]

 ん。おはよ。
 こないだここの花枯れちゃったからね。
 別の植えるために、土の整備中。

[ 声をかけられて驚くこともない。
 マークという可憐な姿の少年が、この付近で転た寝をしているのと同じように
 俺 ──悠仁という男── もしょっちゅうこの中庭に在る。
 こうして話しかけられることもまた、日常。]

(87) 2018/05/15(Tue) 19時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ だけど友達は違うと思っていた。
 友達こそは、何とかしたいと思っていたけれど、
 やっぱり自分なんかじゃ何も出来やしない。 ]

  …………そっか。

[ ベネットの言葉>>81を聞いて黙り込む。
 時計の針がちくたくと奏でる音がやけに
 耳障りに聞こえる中、
 それでも希望を持って口角を上げようとした。 ]

  でも、やめるわけじゃないんなら、
  爪は切りなよ。

[ 余計なお世話だろう。
 母によく似た顔で微笑みながら
 母が親友だと指差していた女性の息子に眉を下げる。
 あの女性の子ども≠ヨと。 ]

(88) 2018/05/15(Tue) 19時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  俺、ベネットの奏でる音、好きだから。
  せめてベネットには楽しんで続けて欲しい。

[ 喉が乾く。
 それでも彼の幸せを祈るような言葉を。
 母に唯一似なかった瞳の色。
 父の秘密を知らないまま無邪気に。 ]

  あの……俺さ。また、一緒に弾きたいよ。

[ きょうだい≠ノ向けるように、笑った。 ]*

(89) 2018/05/15(Tue) 19時頃

蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 19時頃


【人】 双生児 オスカー

[ これからの予定。
  ひとつめ、校舎の窓を閉める。
  ふたつめ、談話室の棚の鍵の管理。
  みっつめ、美術室の清掃。

  遊び盛りな同年代からすれば
  唾を付けて突っ返したくなる雑用。
  自分はそうはしない。
  先生がやれと言うなら
  其れはきっと正しい事だ。]

  わかりました、先生。

[ 成績優秀。
  品行方正。
  絵に描いたような優等生のオスカー・ラドクリフは
  目を細めて口角を上げる事こそが正しい。]*

(90) 2018/05/15(Tue) 19時半頃

【人】 渡し船 ユージン

[ 噎せかえるような花の中。
 華のない俺は一人、スコップ片手に雑音を奏でる。
 当たり前だが音楽の才などない。
 勿論器用に絵を描くこともできず。
 料理のセンスがあるわけもない。
 イカれたミュージシャン気取りで土まみれ。

 お陰で同級生には酷く嫌われているようだ(>>15)。
 土と花の混じる匂いが、いつも染み付いているからか。 ]

 あ。
 さっき、寝言でフェルゼっていってたぞ。

[ たまたま聞こえていた、その名(>>21)。 ]

(91) 2018/05/15(Tue) 19時半頃

【人】 双生児 オスカー

   ─廊下─

[ いつだって、
  あと1センチが足りない。
  もう少し背が高ければ完璧なのだ。

  爪先立ちで腕を伸ばしても届かない
  廊下の一番上の窓を忌々しそうに見遣る。
  こんな時、
  同級生のマーク程背丈があれば便利だろう。

  幸いにも
  バイオリンの音色は聴こえてこない。
  だからゆっくり、大きな窓に足を掛けた。
  勢いを付けて身体を持ち上げれば、
  届かなかった所にも難なく手が伸びる。
  外から見れば
  はっきりと自分の姿が見えるだろう。]

(92) 2018/05/15(Tue) 19時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 建物三階分の高さに足が竦む事もなく、
  真っ赤な花園を見下ろしたものだから
  話し込んでいる二人>>87>>66にも気がついた。

  一人は察しが付く。
  中庭の守人であるユージン>>87
  もう一人は、
  ────背の高い、長い髪>>66
  いつも見上げている彼も、
  高い所から見れば華奢で、
  可憐で。
  ふと少し前まで
  倒錯的な服装を選んでいた彼を思い出す。
  今見える男性らしい服装を人差し指で隠した。
  想像するは、去年の秋。]

  なんだ、似合うじゃないか。

[ 窓の桟に腕を預けた。
  隠れた口元の上で赤い目が弧を描く。*]

(93) 2018/05/15(Tue) 19時半頃

【人】 新聞配達 モリス

――談話室――

会長はね。
俺は居合わせただけだよ。

[居合わせただけ。そう偶然を装いながら、想定通りにやってきた同輩の手土産>>83ににっと笑う。
 小さなタルトが入ったバスケット、それが目的だ。

 だから。]

ん、いつも悪いね。おいしそ。
相変わらず礼になるもんなんて何にもないけど……そうだ。
これやるよ。

(94) 2018/05/15(Tue) 19時半頃

【人】 新聞配達 モリス

いらなかったら、好きにして。

[人に出来上がりを押し付ける時の常套句を加えて、ちょうどよかったとばかりにポケットの中身を押し付ける。
 透かし彫りの中でころころと球の動く、小さな箱。
 ナイフと針と細い棒やすりでひとつの立方体から削りだしたそれは、継ぎ目などない。
 手慰みに作る小さな細工は、しかし何かの道具になるでもなく、モリス・レーヴェンにとっては、もう何でもないただのモノ。]

(95) 2018/05/15(Tue) 19時半頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 19時半頃


新聞配達 モリスは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 19時半頃


【人】 渡し船 ユージン

 今日は来なかったな。
 花の世話、手伝ってくれりゃいいのに。

[ 育てる様を遠くから眺め、吐かれる息を知っている(>>25)。
 それが羨望なのかなんてわかりゃしないけれど
 呆れて零れる溜め息でないのは、表情を見ていたらわかる。

 花に触れる奏者の指は(>>27)慈しむように見えたし。
 違っていたとしても、花壇を踏みにじろうなど
 花を汚そうなどというようには見えなかった。

 もし、花が好きなら触れればいいのに。
 もし、花が好きなら育てればいいのに。

 根腐れを起こした一週間の植物の名も知らぬから
 心の中ではどうとでも謂える。 ]

(96) 2018/05/15(Tue) 20時頃

【人】 本屋 ベネット

[時計の音がよく聞超えるのは、休暇だからだろう。
普段は生徒達のざわめきによってかき消されている音。
今はガラスをたたく風の音と同じくらい良くこの耳に届いた。
ぷちぷちと、硝子瓶の中で音を立てる炭酸の音も少しだけ]

あ、ばれた。

[爪、と指摘され>>88小さく肩を竦めた。
ぼうっとしているのか、気が抜けているのかよくわからない同級生はそういうところだけ本当に目聡い。
かといって、爪を噛むことは今はしない。
爪を噛むと形が悪くなる──というのは男だからまあいいのだけどもあとでやすりをかけるときに結構やりづらいからだ。

此の侭立ち話もなんだし、とは言わなかったが足は歩き出す。
さっき、モリス>>82と会った時にフェルゼ>>55がラルフ>>83のお菓子の事を言っていた。
つまり、談話室にいったら懐を傷めずに別の食べ物にありつける可能性がかなり高い、というわけで]

(97) 2018/05/15(Tue) 20時頃

【人】 本屋 ベネット

[ジンジャーブレッドの包みを無造作に上着のポケットに突っ込む。
転んだら砕けるとかそういうことは全く考えない。
ただ、包みが破れたらポケットの中はきっと大惨事だろうけれども。
せめて>>89と告げる声に視線が仰ぐ。
彼の姉の事は何とはなしに伝え聞いているから]

そいつはどーも。
…ま、お前がもうちょっと堪え性長くいろいろできるようになったらな。

[すぐに諦める癖は、付き合っていくうちに何となく把握している。
音楽以外もいろいろちゃんと諦めずにやれ、と言外に。
一緒にと、笑うその顔は音楽から手を引いてからほとんど見たことがな異様に思う。
炭酸のはじける音を少し聞いた後頷いて、自分も同じように笑ってみせた、つもり**]

(98) 2018/05/15(Tue) 20時頃

【人】 渡し船 ユージン

 風も強いし。
 一雨くんのかもねー…  っと?

[ 見上げた空に。
 正確には見上げた建物の三階部分に、見下ろす人影(>>93)を見る。
 随分危ない気がするが、窓は閉まっているようだから
 光る石と共に人が降ってくるなんて。
 そんなどこかの伝説のようなことは起こらないだろう。 ]

 オスカーだな。
 すごいね、怖くないんかしら。

[ 物怖じしていないらしいオスカーに、ひらりと手を。 ]

(99) 2018/05/15(Tue) 20時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 20時頃


渡し船 ユージンは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 20時頃


【人】 渡し船 ユージン

[ 振った手の先、爪には土。
 花を世話する指先は美しくなどない。

 演奏の道を進まぬ決断をした、その指とも。
 木から新たなものを生み出す、その指とも。
 生徒の中にあり人を導き示す、その指とも。
 傷付き動きのとれぬ聞き手の、その指とも。


 違うことを知るのは、  だれ  か。


 そう、この手は美しくなどはない。 ]*

(100) 2018/05/15(Tue) 20時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

 好きで作っているんですから、気にしないでいいですよ。
 むしろいつもおいしく食べてもらってありがたいくらいです。

[>>94『いつも悪いね』と言われれば苦笑する。
自分の作ったものを食べてくれる人がいる。そして喜んでくれる人がいる。
それはささやかだけれど確かな楽しみであった。]

 …?

[差し出された小さな箱を受け取り、からころと音を立てて動くその細工をみつめる。
目を凝らしても触れてみても、継ぎ目らしきものは見当たらない。
彫り物に詳しいわけでもない自分には作り方なんて思いつかず、しばらくぽかんとした顔でころころと中の玉を見つめていたかもしれない。]

 すごい… 面白い彫り物細工ですね、これ。
 モリスの手作りですか?

 せっかくだし、部屋に飾っておこうかな。

[玉の転がる涼やかな音色を聞いていたら当初の目的であったタルトを危うく忘れかけた。
子供みたいに熱中していた細工をいったんポケットにしまい、談話室の空いているテーブルにバスケットの中身を広げるだろう。]**

(101) 2018/05/15(Tue) 20時半頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 20時半頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 20時半頃


【人】 粉ひき ケヴィン


[ 脚が絡まるようだった。

 椅子から立ち上がったものの上半身と下半身は
 あんまり仲がよろしくないようで、
 と、 と、  身体のわりには身軽な音で、
 数歩、 片足で前進。

 握り締めた左手に、 聖書の背表紙が歪む。]
 

(102) 2018/05/15(Tue) 20時半頃

花売り メアリーは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 20時半頃


【人】 粉ひき ケヴィン

   ── 調理室 ──

[ ──── パンは、人を導かないが。
 香りは人を導くから、 好きだ。

 調理室には微かな残香。
 ──── バターと、………果実。
 此の時期だと、苺だろうか。
 
 ( きっと、 あの下級生だ。 >>33)

 ただ、花の香りから逃げて、
 無心となると、 男は生地を捏ねはじめる。
 そうして あの オーブンに突っ込んで、
 不格好ながら (見掛けに拘らないのだ、)
 芳ばしい 固いパンを焼き上げる。

             ───── パンは、御身。

 と、すると、調理室の常連は顔を見知りもするわけで。]

(103) 2018/05/15(Tue) 21時頃

【人】 粉ひき ケヴィン


[ 五月の此の時期に、珍しいことだ、と
 人の気配を漸く感じて、 ふと、

 ─── レーズンを使おう、 と 思い立ち。

       軈て、調理室から、
           また違う、食物の香りが、────]
 

(104) 2018/05/15(Tue) 21時頃

粉ひき ケヴィンは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 21時頃


蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 21時頃


【人】 双生児 オスカー

[ 薔薇咲き乱れる真っ赤な景色は
  ともすれば狂気の沙汰だ。
  そんな景色の中にあって、
  鉄臭く、土に塗れた上級生>>99

  あの四六時中土が挟まった指先から薔薇も産まれたのだと思えば、
  狂気の沙汰が増すばかり。
  それにしても、だ。]

  相変わらずだなぁ。

[ ひらりと振られた手は
  遠目から見ても茶けている。
  桟からも両手を離し、
  手を振るふりをして
  ジェスチャーと共に大きな口で。]

(105) 2018/05/15(Tue) 21時頃

【人】 双生児 オスカー

  『 て を あ ら え 。』

[ 伝わるのかはさておき、
  この訴えをするのも一体何度目だろうか。
  茶化した後、
  諦め混じりに薄っすら笑って手を振った。]

(106) 2018/05/15(Tue) 21時頃

【人】 双生児 オスカー

[ 先生に言われた跡しかなぞらないこの指だから、
  自ら進んで土に触れる心境に理解が及ばなかった。

  いつだったか。
  花の肥料を受け渡す時、
  触れ合った手から土の湿った感触がしたのを
  はっきりと覚えている。

  人肌に温い土。
  其れ自体が生きているようで身がざわつくのを感じながらも、
  不思議と心地悪さは無かった。]

  どうやったらこんなに花を咲かせられる?
  魔法でも使ってるみたい。
  ……僕には、真似できないな。

(107) 2018/05/15(Tue) 21時頃

【人】 双生児 オスカー

[ 試しに、薔薇の根元の土を掬う。
  ユージン程手が汚れない。
  綺麗なままの爪先で、
  花を指差した。]

  ねぇ、また此処に来てもいい?
  どうやったらこんなものが出来るのか、教えてよ。

[ ユージンの手の汚れは、
  オスカー・ラドクリフにはわからない。]*

(108) 2018/05/15(Tue) 21時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  ―食堂→廊下―

[ 休暇中で人の気配が少ないからこそ
 窓を叩く風の音も時計の針の音も、
 炭酸の弾けるぷつぷつした音もよく聞こえる。
 それらは全て音階を以ってして届いていた。

 他人に対する興味は薄い方だとは思う。
 だが、関心のある事と関連していることは  
 惹かれやすい。
 だから目敏く気付けたのだと思う。

 竦む肩>>97に冗談ではなかったのだけど
 曖昧に笑って誤魔化した。
 その爪に噛み痕がなくて良かったと
 安堵したのは胸中に隠して。 ]

(109) 2018/05/15(Tue) 21時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  割れちゃうよ。物は大事に扱わないと。

[ 小銭の音といい、ジンジャーブレッドの包みといい
 少し大雑把に思える言動>>98には
 宥めるような言葉を投げながら向かうは談話室。
 人が集まる場所だろうし、
 うまく噛み合えばお菓子にありつけると考えて。

 身勝手にも思えるフェルゼの言葉は
 フェルゼの努力次第なのだろうか。 ]

(110) 2018/05/15(Tue) 21時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  ん……それは、むつかしい。
  ひとりで弾いてたって……。

[ つまらない。と言わなかったのは咄嗟に。
 不自然に途切れた言葉を誤魔化すように
 足を動かす。

 随分と久々に見た覚えのある表情に
 瞳は自然と眇められた。 ]*

(111) 2018/05/15(Tue) 21時頃

【人】 下働き ピスティオ

―いつかの話―

モリスせんぱーい!

[木を削るその背中に声をかけてスケッチブックを取り出す
拒絶の声があったとしても既に鉛筆は走り始め
そうして何度か潜り込んでは細工の絵を
または彫り師の姿を紙へと縫い止めるのだ*]

(112) 2018/05/15(Tue) 21時頃

【人】 新聞配達 モリス

ふぅん。

[好きで作ってるから気にしないでいい、というのには通じるところを感じる。
 通じるからこそ少し引っかかるものを感じて、生返事だけを返した。
 好きで作ってる。作るのが楽しい。出来上がったもののことは気にしなくていい。
 そう思うのは同じだが、ラルフの作るものは人の胃を満たす。
 木工細工で腹はふくれない。大して人の役にも立てない。]

そう、俺が作ったやつ。
飾るにも小さいけど、気に入ったならよかった。

[こうして人の部屋の飾りくらいにしかならない。
 若干の無力感を覚えながら、タルトをひとつ手にとった。]

(113) 2018/05/15(Tue) 21時半頃

【人】 新聞配達 モリス

ああ、そうそう。
フェルゼがお腹空かせてたよ。

後でこっち来るみたいだったから、ベネットの分も合わせて残しとけば、食べに来ると思う。

[頼まれた仕事をさりげなくこなしつつ、自分の分のタルトをぱくり。
 バター香る生地に苺の酸っぱさが心地いい*]

(114) 2018/05/15(Tue) 21時半頃

新聞配達 モリスは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 21時半頃


【人】 下働き ピスティオ

[パンの匂い焼き菓子の匂い
はたまたなにかの焼ける匂いがしたら
すかさず調理室に向かえば誰かがいるのを知っている]

今日はなに作ってんすか?

[おこぼれを狙うのはネズミよりも大きめの姿
もちろん食べるだけでなくちゃんと手も動かしているはず*]

(115) 2018/05/15(Tue) 21時半頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 21時半頃


下働き ピスティオは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 21時半頃


【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  ―廊下―

[ さて向かおうか。
 そう考えた所で見慣れた同級生の姿>>92を見つける。
 それが先生にも好かれている優等生となれば、瞬きを始めた。 ]

  オスカー。君も残ってるんだね。

[ 意外だと思いながらも先生に頼まれごとをされている彼が
 残っていてくれるのだったら
 いざという時は頼りになりそうなんじゃあ
 ないだろうか、なんて。
 そんな事を考えてしまう。 ]

(116) 2018/05/15(Tue) 21時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 ― 廊下 ―

[さて、誰かの手を借りようと廊下に出たものの、それがあまり知らぬ相手だったら少し頼みにくいかな、なんて。
高等部からの編入であれば、ただの一年生よりもずっと疎外感はある]

 おー、ありがと

 早速、手借りていいか?

[何かを拾い上げた様子の同級生。>>19
何かはわかる。どうせ画材だろう。
絵心を母親の腹の中に置いてきた身としては、
羨ましいと思うべくもない。
ただ、その真っすぐな様子は、少しだけ眩しい]

(117) 2018/05/15(Tue) 21時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ オスカーとは一年前も同じクラスメイトだった。
 その時机が隣でよくぼう、としていたフェルゼはよく彼の手を借りたと思う。

 そういった縁もあるからか、
 彼に対しては肯定的な感情が強い。
 僅かに目元を和らげつつ、口を開く。 ]

  今、いっぱい食べたくて食べ物をね
  探してて。
  ベネットと食堂にいたんだけど
  談話室にも寄ろうかなぁと思ってて。
  良かったら君もどう?

[ なんて一つ誘ってみた。 
 親切なモリスの伝言>>114はまだ知らないことだけど
 オッケーサインをくれた彼ならきっと伝えてくれると
 信じきっていたからこそ出た提案だった。 ]*

(118) 2018/05/15(Tue) 21時半頃

【人】 花売り メアリー

―中庭―

[この大風吹きすさぶ中でも、その「先輩」>>87の声はマークの耳によく届いてきた。]

 そうでしたね、ユージン先輩。

[マークはこの「先輩」のことをそう呼んでいる。聞き慣れない筈の東洋調の名は、けれど意外にも呼びやすい響きだとも感じられたこともあり(「悠人」という綴りまではまだ覚えていないが)、こうして幾らか気が抜けている時に自然に出てくるのは「ユージン」の名前だった。]

 前のお花、思っていた以上に
 花の見頃が長く続きましたよね。ちょっと嬉しかった。

[他愛なくそう呟いたのち、マークは長身の身体をゆっくりと起こした。]

(119) 2018/05/15(Tue) 21時半頃

【人】 花売り メアリー


 ……って、僕そんなこと言ってたんですか?
 いやまあ、なんとなく、あいついるなーって
 うとうとしながら思ってはいましたが。

[悠人>>91からの指摘に、マークは軽くしかめっ面になった。ついでに自分にとっての先輩――フェルゼの事を「あいつ」呼ばわりまでした。
 頬を軽く膨らませたまま、スラックスと革靴を履いた長い脚で花壇へと歩み寄った。
 途中でちらりと、もう誰もいない東屋へと視線をやりながら]

 来なくて良かったですよ、フェルゼ先輩。
 あいつが側にいると、なんかイライラする……。

[「手伝ってくれりゃいいのに」>>96という悠人の言葉を聞きながらも、マークはつい正直にそう零した。]

(120) 2018/05/15(Tue) 21時半頃

【人】 渡し船 ユージン

 おっ、反応あり。
 えー…なになに……?

[ 赤と緑の斑な湖の中。
 彼からする、狂気の中から見上げていれば返る反応に
 面白がって目を細め、掌を帽子の鍔に乗せ。 ]

 『 ひ な あ ら れ 』 …?

 ひなあられはもってねーなー。
 寧ろひなあられとか、よく知ってんな。

[ 東の国の食べ物の名に聞こえた(みえた)
 なんてふりをして茶化すのも、諦め混じりの笑み(>>106)も
 もう何度目になるかわからない日常。 ]

(121) 2018/05/15(Tue) 21時半頃

蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 21時半頃


【人】 負傷兵 ヒュー

[腕を差し出せば、だらりと垂れた包帯でその意図は伝わるだろう。多分きっと。
一週間前までは健康そのものだったのに。
こうして利き腕が不自由なだけで、食欲だって減退中。
何より、食べづらい。書きづらい。
頭だって洗いづらい。ないない、づくしだ。

どこからか吹き込んできた風が包帯を揺らす。
軽いそれはたなびいて、視線を白に集めさせるのだ]

(122) 2018/05/15(Tue) 21時半頃

【人】 花売り メアリー

[マークが三階から見下ろすオスカー>>93に気づいたのは、悠人>>99が彼の名を口にしてから。
 つられたように見上げれば、遠目ながらも小さなその姿が目に映った。そしてどことはなしに、自分に対しての視線をも、感じた。
 ただ、オスカーの隠れた口許から零れた声は、マークの耳には届かなかった。]

 あ、あのー……

[張り上げた低い声がほんの少し泳いだのは、微かな緊張から。
 それは「完璧」なものを前にした時に覚える類の、緊張。
 「僕がどうかしたのか」と紡ぎかけた問いをマークが発さなかったのは、オスカーの何かの合図>>105>>106が目に見えた時。その意味するところまではマークにもよく判らなかったが。]

(123) 2018/05/15(Tue) 21時半頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 21時半頃


【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  ―回想―

[ 中庭の花の手伝い>>96  
 出来るものならしてみたかった。
 ただ、サボテンですら忘れてしまうくらい
 無頓着な所があるのは自覚していた。 ]

  俺には向いてませんから。
  せんぱいの手にかかった方が、
  花も幸せだと、思います。

[ ただ見ているだけに留まらず
 彼が不在のチャンスとばかりに近づいて
 手を伸ばした時に言い訳じみた言葉を
 向けた事は覚えている。 ]

(124) 2018/05/15(Tue) 21時半頃

【人】 下働き ピスティオ

―廊下―

おー、いいけどどうしたんだそれ。
風呂とかも大変じゃん?

[>>117同級生の非日常の理由はともかく
その姿(いつもより静かだ)は少しだけソソる
あとで描かせてと言ったら怒られるだろうか]

(125) 2018/05/15(Tue) 21時半頃

【人】 下働き ピスティオ

[>>122伸ばされた手からはらりと風になびくから
尻尾を捕まえると何度かぐるぐる巻いて
端を隙間に押し込んでみるがさて]

あれか、あーんってして欲しい?
ノート取るのも面倒だよな、連休で良かったろ。
俺なら左で描くの試してるとこだー。

[たとえ自分が怪我をしても
その間お絵かきを休むつもりはこれっぽっちも無い]

(126) 2018/05/15(Tue) 21時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  俺の手じゃ、だめだから。
  だから、だめ。

[ それだけ告げて黙り込む。
 結局世話をするその手をじぃと眺めるばかり。
 たとえ土に汚れていようと>>100 ]

  せんぱいは、……いいな。
  俺はあの時から、……や、なんでも。

  また、見に来ていいですか?
  花を見るのは好きなんです。

[ 命を育むその手が、ひどく羨ましく思う。
 自分にはきっと、ないものだから。
 
 言葉を区切りながらも花に手を伸ばす。
 土の養分を啜って綻んだ花は何処までも
 美しくて、  自分とは程遠い。 ]*

(127) 2018/05/15(Tue) 21時半頃

【人】 渡し船 ユージン

 ─それはいつだったか─

[ 時の記憶などいつでも曖昧なものだが。
 まだ少し寒さの残る、けれど日射しの心地よい日だったと思う。
 肥料が入ったからと教師に謂われ
 んじゃ取りに行きます、といったのに使いを寄越されたその日。
 たぶんそいつ(>>107>>108)に会ったのは、それが初めてだ。 ]

 おっ、どもね。
 パシリみたくさせたみたいでわる──

[ 土塗れの指がどうしたって触れる。
 その感触に何を思ったのか、溢される言葉をひとつふたつ聞いて。 ]

 ふっふっふ。
 こう見えて俺は花の妖精なのだよ。

[ ファーストインプレッションとしてはいかがなものか。 ]

(128) 2018/05/15(Tue) 21時半頃

下働き ピスティオは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 21時半頃


【人】 花売り メアリー

[日頃この中庭で悠人と顔を合わしたり、他愛なく話したりする日常が多かった故か、彼のもとにオスカーが訪ねてきていたということはマークなりに把握していた。
 ただ、それに対してのマークの認識は、おそらく事実とは幾らかずれていた。]

(植物のことも、すごく詳しいのかな。
 ……僕よりもずっと詳しいんだろうな)

[成績優秀。品行方正。
 それこそ「完璧」という形容が似合うような評判を、マークは教師や生徒づてに聞いてきていた。
 時には自分の成績の悪さや素行の悪さ(それこそ過去には、女装を「不良なもの」として咎める教師もいたのだ)に対して、オスカーの名が引き合いに出されることすらあった。

 ただひとつ、自分にあってオスカーにはない「完璧」への条件>>92を、マークはまるで意識していなかった。
 だから、自分に向けられた視線の意味にも、気付けなかったのだ。]

(129) 2018/05/15(Tue) 21時半頃

【人】 渡し船 ユージン

 どうやったら、か。そうねー。
 毎日、澄んだ心で話しかけたりとか?

[ 心にもない言葉を吐く。
 こいつの綺麗な指先は、俺とは違う。
 違うのだろうなと。

 唇は弧を描く。 ]

 ん。俺の家ってわけじゃないし。
 いつでも来なよ。

[ 俺の汚れた手が咲かせた花咲き乱れる庭でよければ。 ]*

(130) 2018/05/15(Tue) 21時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 おー ……おう、さんきゅ。

[適当に巻いているのかもしれないが、絵を描く指先だからか。それは器用に見えた。きっと彼なら。
怪我をしたとして諦めることはないのだろう]

 ………ふっ

[思考と同時の言葉>>126に小さく笑う]

 左手でも、それはそれで新しいものが生まれそう

[描かせてくれ、と言われたことはある。
おそらく、高等部からの編入生の中で、たまたま一番近い距離だった、とかそういう理由だろう。真意はわからないが]

(131) 2018/05/15(Tue) 22時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[何かを頼まれて断ることはほとんどない。
嫌だ、と思う気持ちがないわけではないけれど。

溶け込むために。
好かれるために。
少しでも、理想に近づくために。出来ること]

 今もなんか描いてんの?
 あーん、はいいから
 今度見せてよ

[とはいっても、食堂で会えば頼むかもしれないが。
押し込まれた包帯をひとつ撫でて、ピスティオに目的地があれば見守るつもり。
自分の目的は、ある意味では達成されたが、さて]

(132) 2018/05/15(Tue) 22時頃

【人】 渡し船 ユージン

 んん? あれ?
 キミら仲悪かったっけ?

[ さて、会話は途中。
 一応は先輩であろうフェルゼをあいつ呼ばわり(>>120)。
 こういう時、先輩面して大層なことを謂うべきなんだろうが。 ]

 いいねー、なんかそういうの。

[ イライラするなんて愛の告白みたい。
 とまでは謂わないけども。 
 彼らの間に起こったことなど想像もつかないし。
 仲良くやんなよとか、くだらない決まり文句は口から出ない。]

(133) 2018/05/15(Tue) 22時頃

【人】 新聞配達 モリス

――いつかの話――

やあ、ティオ。

[>>112あれは何の折だったか、いつものように出来上がったモノを後輩に上げてからというもの、木彫細工職人とでも認識されたのかよくよく絵のモデルにされる。
 集中してしまえば手元の作業ばかりでそうそう大きく動かない生き物はモデルに向いているのかもしれない。
 どうせ何を言われなくともやる作業だから勝手に描けばいいし、こちらとしても鉛筆の微かな音が刻むリズムは集中の助けになっていい。]

後でまた話聞いてもいい?

[絵を描く後輩は、モデルになる代わり時々デザインの相談に乗ってもらっている。
 設計図があればその通りに彫ることは出来るけれど、設計の手前の部分はひとりよりふたりの方がアイディアの切っ掛けも出やすいから*]

(134) 2018/05/15(Tue) 22時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  ―回想―

[ それはいつだっただろう。
 廊下を歩いていた時に水色の鉛筆を拾ったことがある。
 それが誰のものだったかはさておき。

 お絵描きといえばと思い浮かべたのは
 ピスティオのこと。  
 探しながら見つけたらこれは君の?
 なんで尋ねてみたのだった。 ]

  …………絵を描くのって、楽しい?

[ ついでとばかりに一つ質問を追加で。
 答えられたかどうかは彼次第。 
 何せ後輩に「あいつ」呼ばわりされている
 せんぱい故に>>120

 下級生から見た自分はどのような印象なのか、
 当の本人は気にも留めなかったけど。 ]*

(135) 2018/05/15(Tue) 22時頃

蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 22時頃


【人】 渡し船 ユージン

 オスカーも、花好きなんかね?
 あれよ、フェルゼは好きみたいよ?

[ 要らぬ情報を添えつつ、マークの反応を伺うようにして
 その顔を少し覗きこむ瞳は
 この寄宿舎には似つかわしくない、射干玉。
 相手を映してしまう程の、黒。 ]

 オスカーさー。
 たまーにこうやって庭見てんのよね。

 薔薇をみてんのかね?

[ それとも 花 をみてんのかね? ]

(136) 2018/05/15(Tue) 22時頃

【人】 花売り メアリー

―絵を描いて貰った春の日―

[自分から絵のモデルを申し出た。それも、特に予告もなくいきなり。
 だから、ピスティオ>>71>>72>>73からろくな返事も得られないまま眉を顰められた時は、「やっぱりダメか」と言いそうになった。
 けれどそんなマークの諦めに反して、ピスティオの手は動き、スケッチブックと画材の擦れる音が微かに聞こえた。。
 モデルとなったこの長髪の少年は、驚きやら何やらで鼓動を早くしながら、その場でじっとモデルを務めた。]

 ……綺麗だ。

[出来上がったポートレイトを目にした時、マークは思わず、真っ先にそう零した。]

 あ、ありがとうございます!
 綺麗に見えて――綺麗に描いて貰えて嬉しいです。
 っていうかやっぱり、絵、巧いんですねー…。

[素直な感謝は、やがて軽い羨望混じりの感想へと続けられた。
 ともあれこうして、マークは「ピスティオから見た今の自分の姿」をはっきりと目に焼き付けて、その場を後にした訳だった。]

(137) 2018/05/15(Tue) 22時頃

【人】 花売り メアリー

[マークがその絵を「綺麗」だと言い、また「綺麗」だと思ったのは、それがあくまで男の姿の絵だったから。]

(本当に、綺麗だった。
 今の僕は――ちゃんと自分に相応しい姿になってるんだ)

[「綺麗」だと思ったその描線の裏に、あるひとつの嫌悪>>74があったかもしれないだなんて、夢にも思わなかったのだ。*]

(138) 2018/05/15(Tue) 22時頃

【人】 下働き ピスティオ

[>>131珍しく編入生で席が近かった
それだけで声をかける理由になるから
新学期早々に突撃したし
実は授業中の顔を盗み描きしたこともある]

ある意味芸術になるかもしんねーけどな。
なんだよあーんって照れんの?

[不器用でも無ければ超絶技巧もない
それなりにしかならないのが自分らしいが
とりあえず目的は果たされた]

(139) 2018/05/15(Tue) 22時頃

【人】 下働き ピスティオ

今は色々だよ、描きかけの花もあるし……?
お菓子の時もあるし、先輩のなんかわかんないけどすげーやつも描いた。
お前も居眠りしてたら描いてやるよ。

[持ち上がり組はすっかり辟易しているだろうから
こんな風に見せてなんて言われたら嬉しくて
嬉しくて嬉しくて少し照れくさくて
やっぱり嬉しいから仔犬の様にまとわりつく]

どっか行くのか?
多分食堂とか談話室なら誰かしらいるだろーけど。
暇だし着いていってやってもいいぞ。

[また解けたら自分の出番だ]

(140) 2018/05/15(Tue) 22時頃

【人】 渡し船 ユージン

 ─それもまた、いつだったか─

[ 花を見るのが好きだといった、あいつさん(>>127)。
 話を聞いたのは、花に触れようと手を伸ばしていたときに
 間の抜けた声で話しかけてしまったのがきっかけだったか。

 向いてない、というのはよくわかる。
 俺は鉛筆をもったって点数がとれる性質でもないし。
 筆を執ったら絵がかけるわけでも、
 楽器にしろ、包丁にしろ、工具にしろ、本にしろ
 土いじり以外向いてないのをよく知っている。

 が、ぽつぽつと落ちる言葉を耳は拾って。
 何度かゆっくり瞬いたあとに。 ]

(141) 2018/05/15(Tue) 22時頃

新聞配達 モリスは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 22時半頃


【人】 双生児 オスカー

   ─廊下─

[ 音は聞こえないものの
  また茶化されたことだけは分かる>>121
  呆れて視線を逸らした先に
  今は昔、オセロに例えて揶揄われていた二人組>>116>>118

  よく見る組み合わせだ。
  特に目立つ銀髪は目に焼き付いていた。]

  やぁフェルゼ、ベネット。
  居ると思ってたよ。
  さっきまで東屋でバイオリンを弾いていただろう。

(142) 2018/05/15(Tue) 22時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 「耳障りだったよ」とは喉の奥に落とし込む。
  あぁ、いや、
  "だった"は正しくない。
  言葉だけ落とし込んでも顔を見ただけで
  こびり付いた音が今も脳内に反響する。]

  君が居るということは
  僕の休みはまだ来ないということだな。

[ 一年前のクラスで
  碌にノートも取らなかった彼の世話を焼いたのは
  正しく優等生である自分の役目。
  眠気眼で本当に寝ている彼の頭を
  笑って叩いた日もある。

  休まる時はきっと無い。
  身も、心も。
  笑みの裏を仲睦まじげなベネットが知れば
  気を悪くするだろうか。]

(143) 2018/05/15(Tue) 22時半頃

【人】 双生児 オスカー

  食べ物を、いっぱい、食べたくて、ね。

[ それでも正しく笑いながら顎に手を当てる。]

  丁度談話室に用事があったんだ。
  食べ物を食べたいなら……そうだなぁ。
  ちょっと怒られることをしてしまおう。

[ 目を細めて、口角を上げた。
  悪戯っ子の顔で眉を浮かせる。
  校舎内に漂って居る甘い匂いが談話室へ続いていることは
  まだ知らない。
  二人が談話室へと向かうなら、
  自身もその後を追うだろう。**]

(144) 2018/05/15(Tue) 22時半頃

【人】 渡し船 ユージン

 ほんとはね。
 キミみたいのが向いてるんだよ。

[ 自分でだめだと謂う、その手の方が。
 《あの時》から───ああ、この子も何かに囚われているんだろう。
 帽子を目深に、射干玉の瞳を一瞬細めた。 ]

 ま、いつでも来たらいいよ。俺の家じゃないし。
 キミの気が向いたら、世話しやすい花とか教えてあげるしさ。
 気が向かなくても、遊びに来たら?

[ どこまでも、どこまでも美しい花に触れるその指先をみて。 ]*

(145) 2018/05/15(Tue) 22時半頃

【人】 下働き ピスティオ

―いつかの廊下―
[ぼんやりしていたのか無くした色鉛筆を探していた所
>>135ふんわりした先輩に声を掛けられて首を傾げた]

先輩は意識して呼吸とか鼓動してます?

なーんて、楽しいっす。
でも思い通りになんなくてしんどくもある。
単一じゃないから多分やめられない、っすね。

[なんて高尚ぶって返事をしてみたが
単純に描いている時間は没頭できて好きだ]

(146) 2018/05/15(Tue) 22時半頃

【人】 粉ひき ケヴィン


[ 調理室の窓からは、紅い、紅い
 天鵞絨の海が見える。
 ──── 否、湖だったか。

 香らないだけ、良いものの。
 朱のなかに緑以外の、 人の頭とか が見えると、
 粉を纏める腕を止め、 凝っ、と、 深い茶が紅を写し、

 ──── あの人たちは、迷わないのだ。

 悪魔に誘われることもなく、
 花に、浚われることもなく、 ────、 ]
 

(147) 2018/05/15(Tue) 22時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 照れ……るだろ?!ふつー!
 やってやろうか、このやろう

[とかいって、いざとなったらやる時も照れるだろう。分かっている]

 花、 ……薔薇?

[つと中庭に向いた窓に目を向ける。
けれど意識はすぐ]

 なんかわかんないけどすごいやつ?
 先輩、って  ……えーと、俺の知ってる人?

[もっとも、この寮内であれば名前と顔が一致しなくとも、見たことのない先輩はいないだろう。
だから、中庭にいる先輩、とか生徒会長、とか。言われればわかる。というか生徒会長なら名前はわかる]

(148) 2018/05/15(Tue) 22時半頃

【人】 粉ひき ケヴィン

 
[ 如何せん、青年は鼻が敏感に過ぎた。
 方向感覚も、平衡感覚も、 強い香りの前では
 心許ないものでしかなく。
 特に、 どうしても花が駄目だ。

 ──……だから、そう、 どうしても。
 教室だっておんなじな、あの同級生とは、
 決して机を並べられない。>>91
 嫌い、と言う感情は、 (この男の性格でもあるが、)
 特に 無いのだけれど。

 ─── そう見えたって 仕形がないくらいには
 とことん避けて見えたろう。
 廊下の角でも、先に香りが届くから 、
 彼が見るのは、きっと 青年の背中が殆どだ。* ]
 

(149) 2018/05/15(Tue) 22時半頃

【人】 下働き ピスティオ

―チームデザイン部―
[先輩本人やその作品を描くのを許される結果
いつしか設計図?の図案デザインへの案も問われ
口を挟んだら案外楽しくなってきてから
モリスの元へ向かう頻度が上がったのは言うまでもなく]

今度はどんなのにするん、すか?
俺最初に貰った奴やっぱ好きなんであーいうのもっと見たいなあ。

[>>134相談に乗るというよりは雑談か
単なるおねだりになる事もあるのだけど
今のところ帰れとは言われ無いから
少しは役に立っているのだろう――たぶん*]

(150) 2018/05/15(Tue) 22時半頃

粉ひき ケヴィンは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 22時半頃


【人】 負傷兵 ヒュー

 んーと、 ……食堂?

[あーんがどうだ、と話していた手前言いづらいが
腹が減るのは仕方がない。
ついてきてくれるというなら、喜んで。

残っている数少ない生徒との交流の助けになるだろう、とか
打算的なことも、少しは考えている]

(151) 2018/05/15(Tue) 22時半頃

【人】 記者 イアン


 やあ、モリス君。
 恥ずかしいところを見られちゃったな。

[聞こえた声に手が止まり、顔を上げて声の主>>51を見る
見知った一つの下の彼の名前を口にし、
照れたように笑って頬を掻く。
手伝ってくれるらしいその親切には甘えておいた。
そういえば前もこんなことがあった気がする。]


 ああ、順番はここに書いてある通りだよ。

[目を滑らせる横から顔を近づけ、隅の番号を指で示す。

一年を通しての生徒会の仕事の構成を始めとし、
前年度各クラブの予算配分に、必要消耗品の裁可の書類
自分達の仕事を引き継ぐ新しいメンバーの為の紙束は
彼ら以外にも見られて困る理由は何も無い。]

(152) 2018/05/15(Tue) 22時半頃

【人】 記者 イアン



 ありがとう、とても助かった。
 そうだね、もう終わるところだったしそうするよ。
 
[真っ直ぐ相手を見据えて礼を言い、提案に頷いた。

下級生の彼にどう思われているのか
聞いたことは無いが、関係は悪くはないと思う。
絵だとか、音楽もそうなのだが
芸術面にはどうも才が無い自分にその技術は眩しく
出来上がった作品に執着しないと知れば、
一つ欲しがったこともあった。]

 差し入れは彼からかな?楽しみだね。

[差し入れ>>82と聞き、浮かべた顔は
目の前の彼と同じ学年の生徒のもの
いつも皆に振る舞い、時には強請られて
そんな姿も、作り出す味もよく知っている。]

(153) 2018/05/15(Tue) 22時半頃

【人】 記者 イアン


 やっぱり君だったね。
 きっと、そうだと思ったんだ。

[整えてもらった書類を退けようとしていた時
現れた姿>>83へ、こちらも口元を緩める。

問いには肯定を返し、二人のやり取りの邪魔はせず
邪魔にならない隅に、崩れない高さで紙束を積み直し
しまう直前>>101それを横目で見たのなら。]

 モリス君は凄いよね、僕にとっては君もだけど。
 料理も木彫も、学べば必ず出来るものじゃ無い。

[自分なりの賛美を二人に贈っておいた
そうしてモリスに続き、タルトを一つ
 
素朴な味が好ましく感じる。]

(154) 2018/05/15(Tue) 22時半頃

【人】 下働き ピスティオ

照れんのか?よしやろう、一緒に飯な。
っても残ってる奴そんな居ないし、普段よりマシだろ。

[他人にあーんなんてした事ないからわからないが
この同級生が照れる顔が見れるのは悪く無い]

ん、薔薇?庭のやつ?
なんかたまに増えてんだよなー。

[描いても描いてもキリがないのは花も同じで
花壇もうろちょろしているから
こちらも邪魔なネズミかリスかと思われているだろうか
だとしても来るなと言われるまでは
うろちょろするつもりなのだが]

(155) 2018/05/15(Tue) 22時半頃

【人】 花売り メアリー

―中庭―

[マークには、「ひなあられ」>>121についてはよく判らなかった。食べ物の名前としてぼんやり聞いた覚えはあったので、今度悠人か、或いは料理好きの誰かさんに聞こうかとも薄ら思ったが、それはさておき。]

 仲悪いっていうか、ちょっと色々ありまして――
 手触りがいいとかなんとかって理由で
 僕の髪を勝手に弄ってくるんですよあいつ。

[悠人>>133に聞いて貰う態で零す愚痴が、あたかもフェルゼへの恋心の裏返しめいているだなどと、マーク当人はこれっぽっちも思ってはいなかった。だから、悠人からの「いいねー」の意味を咄嗟には測りかねて]

 な、何がいいんですか?
 先輩だって寝てる間に同じことされたらイヤだろ!

[つい敬語まで抜ける程に、語気を強めて訴えた。髪の長さがそもそも異なることは気にしていない。]

(156) 2018/05/15(Tue) 22時半頃

【人】 下働き ピスティオ

モリス先輩、ってわかる?
木彫りの細工すげえの。
なんかめっちゃ細かくて、つい見ちゃう。

一緒に見にいっても怒んないとは思うぞ。

食堂なおっけー、多分先輩がなんか作ってるから
食えそうなら貰おうぜ。

[食堂の単語で自分も腹が減ってきた気がする
あーんするかどうかはともかくとして
向かうべきは決まった]

(157) 2018/05/15(Tue) 22時半頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 22時半頃


【人】 花売り メアリー

[悠人>>136がオスカーの名を呼んで紡いだ疑問形は、けれどフェルゼの名が付けくわえられたものでもあった。
 不意に視線が交わった。悠人の射干玉の瞳がはっきりと「可憐な二つ結いの、けれど男の服を着た」姿を映していたのが、マークにもわかった。]

 あ、はい、知っています。
 あいつ……フェルゼ先輩も、お花のこと
 よく触りに来てるの、僕も見てますんで。

[さてオスカーはどうだろう、と三階の窓の方を見上げた頃には、もうその姿は見えなくなってしまっていた>>142のだけれど]

(158) 2018/05/15(Tue) 22時半頃

【人】 花売り メアリー


 花って、一生懸命咲いて、香って、
 それから枯れて散っていくんですよね。
 香りが苦手だって先輩もいますけど、
 僕は――僕もやっぱり、花が好きです。

 ……って、初めてここでユージン先輩と会った時にも
 同じこと言った気がしますね。

[特に自分が問われている場面でもないのに、マークはそう呟いた。微かに笑いさえした。]

 花は好きだけど――。

[笑いさえしながら、その先の言葉は、けれど、続けられなかった。]

(159) 2018/05/15(Tue) 22時半頃

渡し船 ユージンは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 22時半頃


【人】 記者 イアン


 頭を使った後は甘いものが嬉しいね。

[今日も美味しいよ、と
敏腕料理人へ言葉を向ければまた笑う。
その時ふと、思い出したことが一つ。]

 そういえば、調理室にケヴィンはいなかったかな?

[調理室の主としてもう一人浮かぶ顔
同学年の彼も帰らないと聞いていたから。
何気ない問いは否定が返っても気落ちすることはない。]*

(160) 2018/05/15(Tue) 22時半頃

【人】 粉ひき ケヴィン


[ 扉の開く音に、 粉に塗れた掌を見下ろした。
 朱よりも、白が落ち着く。
 ─── 見慣れた色だ。

 中途半端な其れを纏め直しながら、
 寄った"絵描き"に視線だけを流して、>>115 ]

  ──── 今日は レーズンパン。
  …此処に、甘い香りが残っていたから……、

[ 言葉数は、少ない。
 通じるだろうって、 察してくれ、って、
 …無意識に、言葉を略す癖がある。]
 

(161) 2018/05/15(Tue) 22時半頃

粉ひき ケヴィンは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 22時半頃


【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  ―それもまたいつかの中庭で―

[ 間延びした声>>141
 粗相をした子どものようにその時は
 普段半分は塞がっている瞳が開いた。
 
 楽器に触れるしか取り柄のない手。
 誰かの手を掴むには不器用過ぎて
 学業の為に筆を執るには怠惰過ぎて
 調理をするには危う過ぎる手だ。

 何もかも砂の古城のように崩れ去り
 溢してしまう手を、
 彼は向いているのだという>>145 ]

  それを言うならせんぱいの方が、よっぽど。
  どうして、面倒を見ているのか俺は、
  知らないけど、

(162) 2018/05/15(Tue) 22時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  だめじゃないせんぱいの方がよっぽど
  きれいな手をしてますよ。

[ 表面的な事ばかりしか知らぬ癖に
 決めつけたような言葉を口にする。
 あの時。
 姉が、全てを掌から棄てた日。
 
 同じようできっと異なるあの時が、
 齎した何かをこの時は察せられず、
 眇められた射干玉に唇をキュッと結んだ。 ]

(163) 2018/05/15(Tue) 22時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  雨の日じゃ、なかったら。
  ……気が向いたら、いろいろと教えてください。

[ 口約束にしては解けてしまいそうな曖昧なもの。
 それでも断る事はしなかった。
 指の隙間に差し込み触れた花弁は何処までも甘く芳しい。

 親指の腹で辿りながらも、
 その後、雨の日でも時折傘をさして
 佇む姿が一人増えることになる。 ]*

(164) 2018/05/15(Tue) 22時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 23時頃


下働き ピスティオは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 23時頃


【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  ―いつかの廊下―

[ 色鉛筆を落としたのは後輩だったらしい。
 これ幸いとピスティオに手渡しながら
 ひとつ問いかければ、
 ぱちぱちと、瞬き。
 瞳を丸くさせて言葉を詰まらせた。 ]

  …………ない。

[ あまりにも短い返答。
 それくらい彼にとって絵を描くのは
 楽しいことは普通なのだろうか、と。

 すごくすごく真面目に考えたものだが。
 彼が付け足してくれた言葉>>146
 納得したよう頷いた。 ]

(165) 2018/05/15(Tue) 23時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  うん。……そっか。なるほど。
  俺の姉さんも、昔はよく言ってたなぁ。

  そういうもの、なんだ。

[ 何処か他人事のような反応になるのは
 フェルゼにとって苦労などあまりした事はなかったからだ。
 それを後輩にはわざわざ言ったりしないけど、
 なら、ともう一つ尋ねてみた。 ]

  そんなに好きなら描き合いとか、してみないの?
  それもまた、面白そうだけど。

(166) 2018/05/15(Tue) 23時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  かっこよく、描いてもらえたりとか。
  勉強にもなりそうだし、モチベーション
  上がりそうだなぁ って。

[ とはいえフェルゼは絵心など一般人レベルだ。
 だから同い年だろうヒューを誘ってみたら?
 なんて彼の絵心レベルを知らないからこそ
 存外に含ませながら提案してみた。 ]*

(167) 2018/05/15(Tue) 23時頃

蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 23時頃


【人】 負傷兵 ヒュー

 照れるだろ、 フツー

[大事なことなので、何度も言う。
かといって、もちろん実際やられそうになったら、
……この、腕だから。仕方がないだろう、と内心の言い訳]

 モリス、 先輩。
 うん知ってる

 なんか、すっげー綺麗なの。作ってる人

[談話室で行き合った時。小さな細工物を貰ったことがある。
貰えた理由はわからない。
言葉もそう、多くは交わした覚えはないのに、少し、特別になった気がして―――フクザツになった。記憶]

(168) 2018/05/15(Tue) 23時頃

【人】 本屋 ベネット

ー廊下ー

いんだよ、形あるものはいつか壊れんだ。
食えばどっちにしろ腹の中でどろどろじゃん。

[談話室に向かう足取り>>110は同じ。
でも、自分のほうが少しコンパスが忙しい。
壜の中のサイダーは忙しなく揺らされて、談話室に行くまでにきっと音はかなり小さくなってしまうだろう。
食べ物に対する情緒は音楽ほど豊かではない。
旨い、あったかい、冷たい、もっと食べたい。
与え甲斐がなさすぎて、ラルフからもうお菓子を貰えないんじゃないかと思ったことも過去にはあったが持つべきものは心が海よりも空よりも銀河のように広い同輩である]

(169) 2018/05/15(Tue) 23時頃

【人】 本屋 ベネット

なんで?別に難しくなくね?
ソロとか花形じゃん。

[バイオリンと違って、基本的にはピアノは独奏する楽器だ。
其の点、弦楽器を扱う彼>>111には少し違って感じるのだろうかとぼんやり描く。
大体、今だって昼寝していたり、本を読んでいたり、そんなときに聞こえてくるのは一挺分の音色だ。
中庭にある古いピアノは、誰かが遊んで鳴らすこともあるようだが、音曲として聞こえてくることは滅多にない。
その事だけは、音楽から遠ざかったことを唯一悔やむ点だった]

(170) 2018/05/15(Tue) 23時頃

【人】 本屋 ベネット

[フェルゼの繊細な情緒を量りかねたまま足をすすめたその先、同級生を呼ばわる声>>116に存在を認める。
自分よりも下にある視線の同級生も、寮に残っているらしい。
自分たちの学年はみんな家に帰りたがらないのだろうか。
休みが来ない>>143と嘆いているのか、笑っているのか、聞こえてきた言葉は自分にとってはあまり面白くもない話。
世話を勝手に焼いておいてこいつは何を言っているのか。
顔面がそう語っても許されたい]

…。

[生憎と、腹芸はそんなに得意じゃない。
勿論、二十面相なんて洒落た真似ももちろんできないのだ。
ついてくるというのなら自分に止める権利はないが、口数は明確に減っただろう。
歩き出しながら、言葉を飲み込むついでに、ぷちぷちとまだ音を立てる炭酸を口に含めばやはり喉が痒くて眉が寄った]

(171) 2018/05/15(Tue) 23時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 23時頃


【人】 負傷兵 ヒュー

 こーゆー微妙な休みでも、
 その、結構勝手に飯食ったりとかできるわけ?

[一貫教育に途中から乗り込んだ身。
わからないことはどんどん聞く。
知らない人でも臆せず話す。
それから、もし相手が拒絶を示したら、大人しく引く。

まだ手探りだけれど、それが上手く生きていくコツだ。
それが失敗した結果が、この腕なわけだけど…]

(172) 2018/05/15(Tue) 23時頃

【人】 渡し船 ユージン

[ どこかから視線を感じて(>>147)くるうり見渡してみるけれど。
 深い茶色と交わることは、残念ながらなく。
 見えたのは包帯の白と、その側の画家先生か。

 ちょろちょろと花を描いている姿を見ることもある(>>155)。
 以前一度、何を思ったのか描かせてくれと謂われたときは
 「華のない俺なんかより、本物の花をかきなさいよ。」
 なんてやんわり断ったもんだ。

 怪我してる方は大丈夫かねと。
 この休みに大怪我ってのも、カミサマは酷なことをしなさる。
 機会でもあれば、なにか見舞うくらいしようか。

 なんてことを、少し考え。 ]

(173) 2018/05/15(Tue) 23時頃

【人】 下働き ピスティオ

―調理室にて―

わーい、いい匂いしてるなって思ってたんすよ!
レーズンのパン好き。

[>>161まだくれるとも言われて居ないが
ネズミはちょろちょろと
しかし邪魔をしない程度に居座っては手を動かす]

ケヴィン先輩、魔法の手っすよね。
いっつも美味しいし。

[なんかオーラでも出てんすかと続けながらも
スケッチブックには今日のパンが増える*]

(174) 2018/05/15(Tue) 23時頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 23時頃


【人】 掃除夫 ラルフ

[>>113モリスの反応は何気ない風な口調に聞こえるが、そう簡単に作れるようなものではないだろう。
作り方がほとんど決まっていて、初心者でも数度こなせば作れてしまうような菓子作りとは違う。
むろん、自分の作る菓子や料理を貶ているわけではないのだが。

>>154イアンの言葉に、うんうんと頷く。
料理を振舞うために人気の多いところへ行く際、「一人でいるのが苦手>>35」という会長と会うことは少なくなかった。
きっと引継ぎを終えて「会長」でなくなった後もそうだろう、と漠然と思っている。]

 本読んですぐにできるものじゃ、ないですよね。こういうの。
 すごいなぁ。

[>>114学内に残っているらしい学友の名を聞けば、]


 フェルゼとベネットが? あはは、いつものですね。
 今日は彼の好きなお菓子ですし、ちゃんと残しておかないと。

[苺と林檎の菓子が好きな彼と、先ほど図書室にいた彼を思い浮かべる。
自分もタルトを口に頬張れば、甘酸っぱい苺とサクサクとした生地が口内を満たした。]

(175) 2018/05/15(Tue) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

 ケヴィンさんは…今日はまだ見てないですね。

[>>160会長からの問いには素直に答える。
実はすれ違いになった>>103のだが、そこまでは知らないのだ。
調理室で鉢合わせすることの多い彼は、自分と違っていろいろと作っているわけではなく。
無心でパン生地をこねているところを、たびたび目撃していた。

自分もしゃべり上手ではないので、調理室で一緒になったときはお互いに黙々と作業していることも多いのだが、調理音だけが響くあの空間も案外良いものだった。]**

(176) 2018/05/15(Tue) 23時頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 23時頃


【人】 花売り メアリー

―ある昼下がりのこと―

[特にこちらから呼んだ訳では無く、わざわざ呼ぼうとも思わなかったフェルゼ>>77が、何故かマークの名を呼んだ。
 色づいた花弁に触れるものへの恍惚にも似た心地は、厄介なことになったという思いへと取って代わられた。そう思いながらも、結局すぐに逃げたりなんだりはしなかったのだが]

 ……僕が、花みたい?

[未だまどろみの残った調子で、言われたことをそのまま繰り返した。繰り返して
 そして、「似合って」いるとまで、言われた。>>78

 この時のマークはもう、自分が女の子の可憐な服を着るにふさわしくないと、自覚していた時だった。]

 違う。
 僕は、そんなんじゃない。僕には、似合わない。

[顔は引き攣っていて、漸く出せた低い声は、震えていた。
 そしてこの時ばかりはすっくと立ち上がり、フェルゼに言い捨てて逃げる形で、中庭から出て行ってしまった。]

(177) 2018/05/15(Tue) 23時頃

【人】 下働き ピスティオ

だろ、モリス先輩はすげーよな。
あんなの作れるとか、ほんと尊敬するし。

[自分にできないことをやっている
それを継続している先輩(たち)には素直になる
この同級生へはまだ揶揄いのが強いのだけども]

あーえっとね、いつものばあちゃんは居るんだけど、
多分残ってる先輩とか調理室使ってる人居るはず。
だからたまにタルトとか食えるぞ!

自炊できんなら、ヒューいつもは飯作れる系?

[この怪我は直ぐには治りそうにないだろう]

(178) 2018/05/15(Tue) 23時頃

【人】 渡し船 ユージン

 んあ、そうねー。
 フェルゼの気持ちもわからんでもないな。
 きれーだしね、マークの髪。
 でも俺は手が汚いから触ってやれんな、すまん。

[ さらさら、つやつやキューティクル。
 かどうかは美容に詳しいわけでないので測りかねるが。
 寝ている間に髪を触られていたのだと怒る姿(>>156)に、笑って返す。
 勝手に触られて怒っている相手の言葉を、まるで触ってほしいと謂っているようにひっくり返し。 ]

 俺はどーかなー。
 寝てる間にさわられることなんて、ねぇ。
 ベッドの上なら嬉しいかもね?

[ それは意地悪そうな笑みで。 ]

(179) 2018/05/15(Tue) 23時頃

【人】 花売り メアリー

[寮の自室に駆け込んで、扉をばたりと閉めて、そのまま、ひとりで膝をついた。ひたすらに、息を詰まらせた。

 一生懸命に咲いて、香って、それから枯れて散っていく花。
 そんな花のように咲き誇る自分を、不遜なまでに貫くことができない――できなくなってしまった。

 花をこの世にたゆたう刹那の一瞬ではなく、この世のひとつの命の流れとして見ていたマークには、フェルゼが自分に何を見てあのようなことを言ったかを理解できていなかった。*]

(180) 2018/05/15(Tue) 23時半頃

【人】 新聞配達 モリス

――談話室――

[順番通りに並んだ書類。揃えられた白い端は、磨く前の木口にも似ている。
 あれだけあれば枝から切り出すのとは違って皿やペン置きくらい作れそうだ。
 とはいえ紙は紙。彫る訳にはいかないし、何より重要書類だ。

 中に部活の予算書類があるのに気づけば、軽く眉が上がる。
 いつぞや作品を欲しいと言われた時>>153のことを、思い出す。]

(181) 2018/05/15(Tue) 23時半頃

【人】 新聞配達 モリス

――いつの日か――

大したものは作れませんよ。
庭の木の枝材くらいしかないので。

部活でもあれば、予算で材料も買えるんですけど。

[そう言って、うねりのある枝の皮を剥きやすりで整えて、蔓薔薇を一面に彫ったモノを渡したのだっけか。
 その出来上がりに意味はない。ペンスタンドにでも立てれば見栄えはするだろうが、何かが書けるわけでもない。
 油を付けて磨いた木片は艶めいていて、例えば女性なら髪を彩る櫛にでもなりそうだったが、あいにく生徒会長は――というより、この学校の生徒は――男だった*]

(182) 2018/05/15(Tue) 23時半頃

【人】 下働き ピスティオ

[>>173花の魔術師は描かれるのを拒むが
花をスケッチするついでにこっそりと
その姿を写し取られて居ることに
気づいているだろうか]

(華が無いなんて誰の言葉なんすかね)

(よっぽど咲いてる感じ、あんのに)

[なんて本人に言う訳にも行かず
追い出されないように気をつけながら
折を見て頻繁にちょろちょろする*]

(183) 2018/05/15(Tue) 23時半頃

【人】 粉ひき ケヴィン

  ── いつか、も 同じように。 ──

[ 同じように、"誰か"の甘い香りの後だった。
 黄みがかった生地に、果実を埋め込み、
 ── 香りの違いで、発酵を"見分ける"。

 たまには、鋭敏なだけの鼻だって役に立つのだ。
 ……たまには。

 絵描 ─── 最初はネズミのようだと思ったものだ。──の、
 手元は、此方も邪魔をすることなく、
 ちょうど良い頃合いに、オーブンに投げ込んでから、]

  ─── パンのオーラが"見える"んだよ。

[ 珍しくも、ほんのすこしのユーモアを滲ませて、
 唇の端を僅かに歪めるだけの、笑みを添えた。
 勿論、焼き上がった1つは、
 丸ごと彼に渡されてしまって*]
 

(184) 2018/05/15(Tue) 23時半頃

【人】 渡し船 ユージン

[ 瞳が、境界の曖昧な一人を映す(>>158)。
 結われた髪は長く、しかし服装はなにかを拒むような統一感。
 花が好きだと語るマークの声は低い(>>159)。
 その言葉自体は、初めてここであったときと同じ文字だというのに
 音が違うからか、それとも。]

 うんうん。花はいいよね。
 綺麗だし、可愛いし。

[ 緩やかに相槌を返す。
 しかし、この口が一度でも『花が好き』と謂ったことなどないと
 誰が気づけよう。誰が思おう。

 爪先にこびりつく汚れを、穢れを
 誰が知ろう。 ]

(185) 2018/05/15(Tue) 23時半頃

【人】 粉ひき ケヴィン

    ───── 同じように。

[ 真白の掌を共に見る者はなく、
 深い茶の瞳は、一度、緩慢に瞬いた。

 同じように、手順をなぞる。
 同じように、 同じように、 ………、

 日々の糧は美味く有るべきだ。
 そんなことを思い立ってから、今。
 趣味と名の付く其れさえ、 規則をなぞる手つきで
 ──── 導かれる、ように。 ]
 

(186) 2018/05/15(Tue) 23時半頃

【人】 新聞配達 モリス

[タルトを食べながら、生徒会長から賜る言葉を聞いている。]

俺も学んだことなんてないですよ。
むしろ、学ばなくても出来るものじゃないですか。

[賛美>>154を送られても、こそばゆいばかり。
 実のところ、あまり木彫の手仕事を褒められるのは好きじゃない。
 それより成績だとかで評価されたいのだが、そのあたりは残念ながら見栄えのしない中の中と言ったところ。]

俺は、人の胃を満たせる君のほうがすごいと思うよ。

[同輩からも直接賛辞を送られれば>>175、肩を竦める。
 本だって読んだことはない。気の向くままに、出来そうだと思って、やすりとナイフを動かすだけだ。]

(187) 2018/05/15(Tue) 23時半頃

【人】 粉ひき ケヴィン


[ 軈て、パンの芳しい香りが
 調理室の残香を塗り替え、

 ───……また、食べてくれる奴を探さないといけない。
 と、 いくつかの棒状のパンを眺めて、 思案の時。**]
 

(188) 2018/05/15(Tue) 23時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  ―談話室に向かう行きすがらの廊下―

  いっしょ……じゃないよ。
  あのふわふわのスポンジととろとろした
  生クリームと、ぷちぷちした苺の
  パンケーキも一つで三つ違うのに。

[ 形あるものは、なんて>>169
 考えたくもない事だったけどきっと、
 壊れてしまったらすぐに諦めるのだろう。

 それは分かっていても実際に言えやしない。
 しかし料理好きからすれば、ぐるりとした
 感想は寂しそうだなんて人知れず思った。 ]

(189) 2018/05/15(Tue) 23時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  俺は、……ピアノの音がある方が好き。

[ 花形>>170
 その通りではあるけれどフェルゼにとって
 目立つは望んでいない。
 実際はピアノがあってもそれは変わらない。
 重要なのは誰が鍵盤に触れているか。 ]

  理由は……ないしょ、だけど……ね。

[ 口端を上げるだけの小さな笑みは
 目許を和らげる仕事はせず、
 これ以上は秘密だと人差し指を伸ばした。 ]

(190) 2018/05/15(Tue) 23時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ そうして道すがら、まだ手は引かれたままだったろうか。
 オスカーが加われば自然と緩むフェルゼの空気とは裏腹に
 ベネットの纏う雰囲気は何処か遠く思えた。

 二人は仲が悪かったけ。なんて。
 ぽんやり思うもの憶測は苦手で
 結局、オスカーの挨拶>>142に相槌を打った。 ]

  聴いてくれてたんだ。……ありがとう?

[ こういう時どう言えば正解かは未だに分からない。
 だが湾曲して捉える必要もないと無難な
 受け答えを選んだつもりだった。
 彼の胸中>>143は真反対の解釈だったようだけど。

 嫌味を嫌味だなんて理解出来ないからこそ
 フェルゼはゆるりと笑っていられる。 ]

(191) 2018/05/15(Tue) 23時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  ……ん、ごめん、ね?
  でも君がいるなら俺は休めるかな。

  あ、でも次叩く時はもう少しやさしくして欲しい。

[ 結構痛かったんだ、なんて。
 ベネットの近くで気にもせずにあっけらかんと。

 事実、優等生だと謳われている彼の一撃は
 意外に加減がなかった。
 普通ならば違和感を得るのだろう。
 だが、フェルゼは人の機微には疎かった。

 だから事も投げに相槌を打てるのだ。 ]

(192) 2018/05/15(Tue) 23時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 うん、すげー …よな、うん

[尊敬、と口に出すのは、少し躊躇いがある。
ピスティオの吐く声音より、羨むような色が滲んでしまうだろうから]

 え、タルト、ってすごいな?
 俺なんて、肉焼いたり
 パンに挟んだりとかそれくらい だぞ

[自炊と呼べるかはわからないが、年齢からすればそれなりだろうか]

(193) 2018/05/15(Tue) 23時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ 復唱の意図も同様に>>144
 寧ろ関心はちょっと怒られること≠ノ向かう。 ]

  なにを企んでるの、オスカー。
  生徒会長のイアン先輩もいるかもしれないんだから、
  あんまり強い事はだめだと思う。

[ ね、ベネット?
 だなんて問いかけてみるがベネットの表情は何処か硬い。 ]

  ………………おなかいたいなら無理せず。

[ どこをどう捉えてそうなるのかは、フェルゼのみが知る。
 ご機嫌を取るかのように口角を上げながらも
 向かったのは人の気配が多くある談話室だった。 ]*

(194) 2018/05/15(Tue) 23時半頃

粉ひき ケヴィンは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 23時半頃


【人】 渡し船 ユージン

[ 唇が歪んだのは、わずか一瞬。
 元の通りに笑う姿は、画家先生のスケッチブックにこっそり残されているものと変わらない(>>183)。
 普段通りの、悠仁の姿。 ]

 花はねー。
 咲いて、香って、枯れて散るけど。
 それいがいにもあんのよ?

[ 土塗れの手では、言葉を紡ぎきれないマークの頭を撫でてやることもできず。
 ゆらゆらした、掴み所の無さそうな声で
 そんなことを溢した。 ]

(195) 2018/05/15(Tue) 23時半頃

蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 23時半頃


天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 23時半頃


【人】 渡し船 ユージン

 ─いつかの中庭─

[ 咲いて、香って、枯れて散る以外。
 その為に、きっと育てているのだ。
 なぜ育てているのか知らないと、謂われたから(>>162) ]

 そうね。
 俺は─────から、育ててるんだよ。

[ その言葉は、噎せかえる薔薇の香の風に浚われた。
 赤と緑の湖が。天鵞絨の海がそよぐ。 ]

 俺の手はねぇ。
 綺麗な手じゃないよ。 全然、ね。

[ 土に塗れた手を、透き通るような銀色に伸ばそうとして
 結局触れたのは棘のある薔薇。 ]

(196) 2018/05/16(Wed) 00時頃

【人】 花売り メアリー

―中庭―

 だから、なんで触ってほしいみたいな話になってるんですか!

[悠人>>179に自分の髪の綺麗さを褒められたことよりも、そのことがまずマークには引っかかってしまっていた。
 ムキになって怒る姿が、ますます「本当は触ってほしい説」を助長しかねないことには気づいていない。]

 ったく、ユージン先輩の手は髪とかじゃなくて
 土や植物を触ってれば十分ですよ。
 土塗れの指先は先輩に似合ってて、僕は好きですし。

[頬を膨らませながらも付け加えた「似合ってて」の言葉は、マークにとっては、純粋に賞賛の意図をもったものだった。]

 って、は、ベッドの上 ……?

[流石にこの言葉の含みを察せない程マークは子供ではない。意地悪そうな悠人の笑みが、更にマークの考えを補強させる。
 そしてうっかり、「ベッドの上で髪に触ってくるフェルゼ」という図を勝手に想像してしまったものだから]

(197) 2018/05/16(Wed) 00時頃

【人】 花売り メアリー

 ふーざーけーるーな!!

[顔を耳まで真っ赤にし、両腕で自分の身体を抱き締めながら、マークは野太い男の声で怒声を飛ばした。
 そしてその後、げほんげほんと咳払いして、一先ず気を取り直すことにした。]

(198) 2018/05/16(Wed) 00時頃

【人】 花売り メアリー


 そうですよね。
 綺麗で、可愛くて、 本当に、眩しい。

[「好きだけど」の後を紡げなかったのはあの日の出来事>>177>>178があった故だった。
 けれど特に悠人>>185から言葉の先を問い質されなかったから、マークはまた笑うことができた。

 ここで悠人がマークの言葉を問わなかったように、マークにも悠人に問うていないことがある。
 そしてそれは、けれど自分自身では既に答えを知っていると無意識に思い込んでいるものだった。そう、「悠人も花が好き」なのだと、マークはその言葉を聞いたことも無い癖に思い込んでいた。
 そんなマークの瞳には、悠人の表情の一瞬の変化は捉えられなかった。]

 って、それ以外にも?
 一体どんなお花――…

[どこか揺蕩うような言葉>>195の意味するところは掴めぬまま、この時マークは単に文字通りの「植物としての花」のことだと思った。興味から、その問いに食いつきかけたのだが――]

(199) 2018/05/16(Wed) 00時頃

【人】 花売り メアリー

[残念なタイミングで、マークの腹の虫が鳴った。]

 ……流石にお昼食べないと不味いか。
 僕、ちょっとご飯食べてきますね、先輩。

[悠人を誘わなかったのは、まだ彼にはもう少し仕事が残っているかもと考えたから。決して髪を触る触らないやベッドシーンの件が影響している訳では無い、筈だ。
 こうしてマークは中庭から食堂へと向かっていくが、無論、悠人から共に行くと言われたならばそれを特に跳ね退けることもせず**]

(200) 2018/05/16(Wed) 00時頃

【人】 渡し船 ユージン

 いつでもどーぞー。
 雨でも雪でも、天変地異がおこっても?

[ なんてそのときは半ば冗談のつもりで謂ったのだ。
 それでも雨の日、傘までさして花を見に来る様子に
 いつか本当に、綺麗な花を咲かす植物を教えてやろうと。 ]**

(201) 2018/05/16(Wed) 00時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  ―談話室―

[ ノックやらお辞儀やらするべきなのだろうか。
 分からないが、近くたび漂う甘い気配。
 (それが後程芳しいパンの香り>>188
 追加される事はまだ知らず。)

 先急がれるように早足になってしまう辺り
 欲望にはどちらかというと素直だった。 ]

  ラルフ、モリス、ごはん!……ある?

[ 確認もせずに彼らがいると信じ切って
 挨拶も早々に口に出す。
 それから遅れて今更の確認をするのだ。 

 中にはタルトを食べるイアンにモリス>>154>>187
 それから作ったであろう本人であるラルフ>>176
 今日はそこにケヴィンの作ったパンはまだ
 ないらしいが、うらやましいと表情は隠せない。 ]

(202) 2018/05/16(Wed) 00時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  …………おつかれさまでーす。

[ 結局生徒会長であろうが先輩であろうが
 挨拶はするものの羨ましさは隠せないもので。 ]

  一番に食べたかった、です。ラルフ君。
  モリス君もずるい。

[ 普段つけない敬称すらつける始末。
 それでも一つ手に入ればすぐに気を取り直すのだろう。
 そういった意味では単純だった。
 しかしオスカーやベネットはどうだろう?
 横目でチラリと伺いながらも、
 甘いものだけではまだ膨らまない腹の底。

 食い意地だけは年相応に張っていたから。 ]

(203) 2018/05/16(Wed) 00時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

 
  俺は食べ足りないから次に行くよ。
  二人とも来るでしょ。

[ なんとも身勝手かつ気儘な発言。
 言いながら直ぐに出て行こうとする辺り
 こういう時だけの行動力はあった。 ]

(204) 2018/05/16(Wed) 00時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ



[ その間に予想外な想像>>197が繰り広げられているとは、知らず。 ]*

(205) 2018/05/16(Wed) 00時頃

【人】 渡し船 ユージン

 [ ────バチン。 ]

 あっ。

(206) 2018/05/16(Wed) 00時頃

蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 00時頃


【人】 本屋 ベネット

え、全部旨いじゃだめなの。

[ラルフが聞いたら肩を落としそうな言葉だがそれが味覚のもたらす事実だからしかたない。
スポンジも、生クリームも、苺もパンケーキも口に入れたら全部旨い。
何かよくわからないけどすごい旨い。
レモンパイの上に乗せられていたメレンゲは唯一さくさくしていてふわふわだと少し踏み入った感想になったが基本的な部分は変わらない、
旨いものは旨い、旨くないものは不味い。
これがケヴィンの焼くパンになると、硬い、柔らかい、甘い、バターが欲しい蔵愛に少しではあるがバリエーションが増える。
何方にせよフェルゼ>>189ほどではないが、自分もそこそこ思考や評価の細分を音楽に振りすぎている自覚はあった]

(207) 2018/05/16(Wed) 00時頃

【人】 本屋 ベネット

なんだそれ。
伴奏つけてくれるやつ探せよ。

[ピアノ、と告げる声>>190に中庭の四阿に佇む黒塗りを思う。
もう、あのばしょに置かれて久しいのだろう楽器は白鍵がすっかり象げ色を通り越して飴色になっている。
あれはあれはで風情があるのだが時折レスポンスの悪い鍵盤があるのでそれは直して穂氏とは思っていた。
けれど、内緒とばかり人差し指が伸びるのを見て肩を竦めた。
自分がフェルゼに演奏家にならない理由を正確に口にしないその意趣返しなのか。
真実は知りえないけれども]

(208) 2018/05/16(Wed) 00時頃

【人】 本屋 ベネット

[だから、味覚面における機微はフェルゼには劣るかもしれないが、感情面における機微は少しだけ自分のほうが上手だと思う。
嫌味を言れていることぐらい、蚊帳の外の自分だって理解できるのになぜフェルゼ>>192は呑気に笑っていられるのか。
これが生まれるまで入っていた腹の差なのかと思ってしまう]

…べっつに。
腹なんかいたくないし。

[もう一口炭酸を飲み込みながら、案ずる言葉>>194に怒鳴り散らかしそうな言葉をも飲み込んだ。
やっぱり喉がまだ痒い。
見えた談話室の扉を勢いよく、不機嫌な顔でぶち開けてしまったのでその様は東洋でいうところの道場破り、というやつに少し似ていたのだが生憎と東洋人の文化に詳しい生徒は今も中庭の手入れにいそしんでいるようで]

(209) 2018/05/16(Wed) 00時頃

【人】 下働き ピスティオ

おかし作りとかパン焼きとか、多彩にも程があるよな。
ヒューの手料理のために俺介護(?)がんばるわ。

[>>193なんつって
それくらいなら自分でも出来るだろうけれど
食べたいのは誰かの手作りだ]

よっしゃ、食堂まで急ごう。
もしかしたら完売もあり得るし。

[または焼きたてにありつけるかもしれないと
ヒューを促して食堂へと急ぐ**]

(210) 2018/05/16(Wed) 00時頃

花売り メアリーは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 00時頃


【人】 渡し船 ユージン

 もー、いきなりおっきい声出すから切っちゃった。

[ 剪定をしていたつもりが、大声(>>198)に驚いたのか
 ぽさりと足元に落ちる、薔薇の花。
 指先で拾い上げ、花にキズがないか確かめる。見当たらない。 ]

 ほれ、綺麗で可愛くて眩しいお花。
 折角だし持ってきな。

[ 棘を素手で取るのも慣れたものだ。
 怪我をせぬように、またマークの髪や肌に
 似合っているらしい土塗れの指(>>197)で触れて汚さぬように気を付けながら
 ふたつ結いのその頭に、そっと薔薇の花を添える。
 食いついてきた姿にはクスクスと笑みを見せて誤魔化して
 悲しく響いた腹の虫(>>200)にまた更に笑った。 ]

 なんでもいーから俺のもとっといて。
 あとで食い行く。

[ 去り行く後輩の背を見送り。 ]

(211) 2018/05/16(Wed) 00時頃

【人】 本屋 ベネット

―談話室―

[ばーん、と、勢いよく開いた扉は思ったより景気の良い音を立てた。
まるで打面を張り替えたばかりの高音のティンパニのように。
ごはん、と、のたまうその声>>202にはさすがに動揺したが]

え、何先輩ここでも仕事してたの。
どうせるならちゃんと生徒会室でやりなよ…。

[扉をけたたましく開いたその先、生徒会長こと同室の先輩>>152の姿に肩を竦める。
深夜まで部屋で明かりをつけて書類仕事をしているので、よそでやってくれと機嫌悪さを限りなく主張しながら布団をかぶったのはつい最近の夜の話。
勿論、引継ぎのせいで忙しいのは解っているのだが、安眠を妨害されるとなると話は別。
だから最近は図書室でこちらが眠りの神様と仲良くなっているのだが]

(212) 2018/05/16(Wed) 00時半頃

【人】 下働き ピスティオ

―過去の花―

[反応に戸惑う様子に気にもかけず
手はさっさと動き出してスケッチブックへと
少女の名残も薄い男の絵を描いてゆく]

(こんなやつが)

[思考はどうであれ素材は申し分無いから
出来上がる頃には石像もかくやという仕上がりで
まあつまり実際よりも盛ったのだけども]

(………………チッ)

[そんな無言は届かないまま当人は嬉しそうに
その出来栄えに満足したから良しとした*]

(213) 2018/05/16(Wed) 00時半頃

【人】 下働き ピスティオ

(理想の乙女はここには居ない)

(214) 2018/05/16(Wed) 00時半頃

【人】 記者 イアン

──いつの日か──

 それは……
 僕と君だけで決められることじゃないね。

 他に同じような生徒が何人かいれば、
 不可能なことでは無いと思うけれど。

[眉が下がり、声の音量が小さくなる。

細々と雑務に書類に追われはしても
生徒会長に絶対的権限などありはしないのだ。
彼の言うように>>182環境を整えることが出来たのなら、
きっとより良い作品が見られるのだろう。
そう思うと残念であり、申し訳ない。]

(215) 2018/05/16(Wed) 00時半頃

【人】 記者 イアン



 ……綺麗だ
 
[今でもそう声が漏れる程なのだから、尚更だ。
彼が何を作り出すかはいつも予想がつかず
今回も目を見張り、感心させられるばかり。

彫られた模様には中庭の花を想起させられ、
着色もされていないのに鮮やかに見えた。]

 ありがとう、大切にする。

[生憎とこの学校の生徒達と当然同じく性別は男であり
戯けて着けて見せる性格と髪と長さでも無く。
枝が見事に姿を変えた作品は大切に持って帰られた。

それからも、これ以前も
顔を合わせれば何かまた作っているのか聞いたり
見せて欲しいと強請ることが多々ある。]*

(216) 2018/05/16(Wed) 00時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 ……あ、なんだっけ。それ
 調理室の……えーと

[噂には聞いたが、顔は浮かばなかった。
話を聞いて調理室に足を運んだのが先月のこと。
いつもはいい匂いがしている、とのことだが
その主は暫く姿を見せなかったようで。>>45

もしかしたら、違う場所で顔を合わせているかもしれないけれど。まだ、この学校をよく知ってはいない]

 ……ま、いっか。
 行ったら会えるかな? 紹介して
 こんななりだから覚えてもらいやすいだろーし

[介護よろしく!と無事な左手でピスティオの肩を叩いて、食堂へと向かったのだった**]

(217) 2018/05/16(Wed) 00時半頃

【人】 記者 イアン


 まあ、自分で凄いと言う人はそういないよね。

[以前貰った作品は自室の机、ペンスタンドに
とても気に入って大切に扱っているのだが。
こちらとラルフ>>175に返し、肩を竦める様子>>187
今までも褒めた時はこんな反応だったと思う。
きっとこういうことを言われるのが苦手なのだろう
そう解釈し、否定も追撃もせず一人頷いておく。

一方で別のことも頭の隅で考えていた。
自分と比べて凄いと、完璧とも言える優等生
一つ下のあの子は、どうなのだろうと。]

(218) 2018/05/16(Wed) 00時半頃

【人】 記者 イアン


 そっか。
 まだ寝てはいないと思うけれど、部屋にいるのかな。
 
[居合わせはしなかったらしい>>176
あまり集団行動をする印象がない男の居場所は知れず
そんなものかと納得した。]

 君とケヴィンは、少し似てるね。

[目を見つめ、ぽつりと呟く。
ラルフは彼よりは喋ると思っているけれど。
やはり、どこか通じるものがある気がして。
それが談話室が賑やかになる前のやり取り。]*

(219) 2018/05/16(Wed) 00時半頃

【人】 渡し船 ユージン

 あ、そうそう。

[ 思い出したような素振りで。
 ──しかしそれはずっとタイミングを計っていた言葉。 ]

 花が長持ちしてくれるのは、確かに嬉しいが
 あんま咲きっぱなしなのはよくねぇんだ。

 花が咲くのは意味があるだろ。
 つまり、枯れて散るのにも意味があるんだ。

[ 今日、最初の会話(>>119)を返すような言葉は
 強い風のなかでもきっと届く。 ]

(220) 2018/05/16(Wed) 00時半頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 00時半頃


蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 00時半頃


【人】 新聞配達 モリス

[程なくして、談話室には静かな嵐が吹いた>>202
 普段は静かな、というよりかは何を考えているかわかりにくいフェルゼだが、駆け込んでくる姿は嵐にふさわしい。
 しかもひとりじゃなかったものだから、なおさらだ。]

ごはんと言えるかどうかはわかんないけど、あるよ。

[なんたってタルトだし。大きさもそれほどではない。
 ただ、取っておけと言われた言伝は遂行したつもりだったのだけど。]

……一番がいいとまでは聞かなかったよ。

[先に食べていたことに不満を述べられてしまった。
 言われていない頼みは叶えられないし、どうしようもない。
 談話室のソファに座り込んで、少し口を尖らせる。]

(221) 2018/05/16(Wed) 00時半頃

【人】 下働き ピスティオ

―いつかの廊下―

……先輩もおねーさんいるんすか。
えー描き、あい、とは?
誰かに描かれた事なんてないっすね。

[そんな事考えた事すら無かった
互いに互いを描くなんて事は
まるで自分の中身を見られてしまうようで]

いやー、ヒューはどうなんすかね?
描くのは楽しいけど……んんー。

まあ、相手居ればしてみます。

[その言葉は今でも実行されて居ないまま*]

(222) 2018/05/16(Wed) 00時半頃

【人】 渡し船 ユージン

 花が枯れて残るもの、なーんだー?

[ 答えを聞く気のない問いなのは
 ぶんぶんと振る手で見てとれよう。 ]**

(223) 2018/05/16(Wed) 00時半頃

【人】 本屋 ベネット

[すん、と、鼻を鳴らすまでもない。
甘い匂い、籠があって、ラルフがいる。
その状況なら籠の中身がすっからかんになってさえいなければ菓子がある、間違いない]

俺、お腹すいたんですけどラルフ君!!

[気の抜け始めている炭酸壜を持つ手とは逆のそれを勢いよく、自分の耳と輪郭にぴったりつけて挙手を行う。
モリスの言伝のおかげで無事に確保されていたベリーのタルトがあると聞けば頬が少しふくらみ、クリームチーズが添えられると聞けば目を輝かせ]

のせて!たっぷり!!

[胃袋の欲望には素直なだけ。
だから、次の食糧補給先へ向かうらしいフェルゼの問いかけ>>204に、無言のまま激しくうなずいた。
正確には、口の中にも、あまりものを詰めコムに向いていない薄い頬の中にもまだ咀嚼途中のクリームチーズてんこ盛りのベリータルトがいっぱいに詰まっていたので声を発することが出来ないだけのこと*]

(224) 2018/05/16(Wed) 00時半頃

【人】 渡し船 ユージン

 
 
 ───花は咲きすぎると、狂うからね。
 
 
[ それは花自身も、そして人をも酔わす。 ]

(225) 2018/05/16(Wed) 00時半頃

【人】 下働き ピスティオ

―魔法の時間―

……ッッッすっ、げえ!!
やっぱケヴィン先輩魔法使えんじゃん?

うーわーカッコいいなあああ!

[普段はそんな冗談のかけらも言わない
口数さえ少ない先輩の思わぬ言葉に
感情は大爆発して鵜呑みにした]

そんな魔法のパンだから美味いんすね。
あー俺先輩のコウハイで良かった。

[実際は積み重ねられた経験と反復だという事を
冷静に考えればわかるのだけども
美味しいパンにかぶりついてしまえば
どちらでも構わないのであった*]

(226) 2018/05/16(Wed) 00時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 00時半頃


【人】 渡し船 ユージン

 さってと。
 嵐でも来んのかしら。

[ 吹きすさぶ風に、さすがに保護用の布でもかけた方がいいのかと思案し。
 でかい布とかどこにあるかなーと、思い浮かんだ顔がひとつ。 ]

 モリスならしってるかなぁ。
 いや、しかし生徒会長さまに会いたくねーぞ。

[ 二人で居るところが印象にあるのか、そんなことを呟いた。
 いや、なに、別に嫌いとかじゃなくてね。
 部活でもなんでもないのに勝手に庭弄くり回してるとか
 先月虫除け剤をちよーっと多めに頼んだから諸経費がヤバめだとか。
 そういうことで顔を会わせずらかったりするだけなんだけども。 ]**

(227) 2018/05/16(Wed) 00時半頃

下働き ピスティオは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 00時半頃


渡し船 ユージンは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 00時半頃


【人】 記者 イアン


 やあ、君たちもタルト目当てかな?

[勢いの良い音と共に、下級生が数人やって来る。
振り向き、にこやかに迎えてみたはいいものの

同室の後輩>>212の様子には苦笑してしまう。]


 生徒会室は、ひとりだから。

 ごめん。
 もう今はしないよ、勿論部屋でも。

[彼を不機嫌にしてしまった夜は記憶に新しい。
個室ではない以上、部屋への持ち込みは控えていたが
最後の仕事は思ったよりも忙しかった。]

(228) 2018/05/16(Wed) 01時頃

【人】 記者 イアン


 お疲れ様、フェルゼ君。

[入ってきた時>>202と違う呼び方>>203
挨拶の中に含む感情も、また
向ける表情は微笑ましげなもの。

不躾なことは言わず、タルトは一つだけにして。
書類の傍、談話室の隅の席に移動し
お腹が減った少年たちのやり取りを眺めていた。]


 喉に詰まらせないようにね。

[小動物の如く口一杯に詰め込んだベネット>>224
ついつい一言口を出してはしまったけれど。
ちょっとした弱みがある立場、控えめにしたつもり。]*

(229) 2018/05/16(Wed) 01時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  ―ある昼下がりのこと―

[ 噂話など知らない。
 実際に言葉を交わすことで現れた変化>>177は、知れたけれど。
 それを正しく理解するには、フェルゼの思考が拙過ぎた。 ]

  うん。そう思うよ。

[ いとも容易く行われた肯定。
 フェルゼにとっては褒め言葉だった。
 ただ、マークにとっては――…… ]

  …………、綺麗、なのに。
  きっと君は、いやなんだね。

(230) 2018/05/16(Wed) 01時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  でも、永遠なんてないんだよ。

[ 眉を下げて困ったように瞳を細めた。
 立ち上がり去って行く後ろ姿を追いかける事など出来ず、
 見送るしかなかった。 ]

  咲いて散って枯れる、
  だから花は綺麗なのに。

[ 去っていた先>>180は何処かは分からない。
 ただ、困っていたような表情に唇が緩む。 ]

(231) 2018/05/16(Wed) 01時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  だけど……人らしい悩みで、だから俺は
  咲いたばかりの花みたいだって。
  そう、褒めたのに……な。

[ 悪気なく、棘の片鱗も見せず。
 掴み所のない思考は白昼夢のように疎らで。 ]

  また今度会えた時は謝らなきゃ。

[ なんて言いながらも結局タイミングは逃しっぱなし。
 結果、苦手意識のようなものを抱かれているようにも思えるが、
 当の本人は気付いていなかった。 ]*

(232) 2018/05/16(Wed) 01時頃

【人】 本屋 ベネット

は?ひとりってどういうこと。
生徒会って先輩以外の役員何してんの?
遊んでんの?

[イアン>>228の苦笑に思わず口を突く率直な感想。
任期終了間際の、それも次に絶対に引き継ぐ役職ではないはずの会長が、持ち帰ってでもやらなければならない程に生徒会は忙しいというのか。
少なくともここ一年の間で、目まぐるしく忙しく生徒会の活動にいそしんでいた生徒が同室以外にいた記憶はない]

…いや、100%やるなとは言わないけどさ。
無理するなっていうか、その……先輩、仕事割り振るの下手?

[もくもくとクッキー生地と苺とクリームチーズの三位一体を薄い頬袋に詰めながら出てきた感想は包み隠すものではない。
喉に詰まらせないように、と案じる声に向けて、任せろとばかり親指と人差し指で作る輪っか*]

(233) 2018/05/16(Wed) 01時頃

【人】 新聞配達 モリス

[喋るのが苦手というわけではないけれど、勢いが押しかけてくると気圧される。
 フェルゼの呼び名が変わったことにも、食欲に忠実なベネットのリクエストにも突っ込むタイミングを逃して、食べかけのタルトの端をかし、と噛んだ。]

ねえ、俺にもちょうだい。

[なんて、ベネットがクリームチーズをねだったその横から半分になったタルトをラルフにずいと差し出して、チーズを要求する。]

(234) 2018/05/16(Wed) 01時半頃

【人】 新聞配達 モリス

え。せーとかい、だれもいないんれふか。

[生徒会長が談話室で仕事をする理由を知っているから、いること自体には驚かなかったが。
 すべてを請け負っていると知れば流石に驚く。というより、引いた。
 チーズをもらったばかりのタルトが口に入っているので、不鮮明は許されたい。
 しばらく間を置いて、何度か咀嚼し、嚥下して。]

誰も残ってないなら、会長がひとりで仕事しなくてもいいじゃないですか。
今、休みですよ。

[休憩とかではなくて、休みだ。
 学生の身分でも好きに時間を使っていい日だ。
 帰省もせずに部屋に篭って作業をしようとしている自分が言えた義理ではないが、木彫はあくまで趣味でしかない。]

(235) 2018/05/16(Wed) 01時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  ―廊下―

[ 「どう美味しいか伝えた方が喜ぶと思う。」
 全部うまいで済ませようとするベネットには>>207
 フェルゼのワンポイントアドバイスを
 忘れない。
 とはいえフェルゼの語彙力も貧相なものだったけど。

 でもそれくらい大らかな方が良いのかもしれない。
 しかしいまいち勇気なのでないのだから ]

  ――……そう、だね。

[ 君がやってよ、だなんて頼めなかった>>208
 だから真実など明かせない。
 一生に演奏したい人がいたから続けていた、だなんて
 真摯に向き合っていただろう人には伝えられなかった。 ]

(236) 2018/05/16(Wed) 01時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ それが生まれてきた腹の差なのかは分からない。
 ただ自分より察しの良い彼>>209に避けられることは拒んだ。

 不機嫌そうなベネットを心配に思いながらも
 その横顔が何処か誰かに似ていて。

 ああ、寝ぼけた時にいつか父さんと呼び間違えたなぁ、なんて。
 ぼんやり思っていた思考も甘い匂いを前に
 霧散して溶けた。 ]*

(237) 2018/05/16(Wed) 01時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  ―談話室―

[ 語彙力のなさに定評があった。
 お菓子であろうとごはんと一括りにしながら尋ねれば、
 見つけた同輩の姿に瞬きを繰り返した。
 だってその唇が尖っていたから。 ]

  …………、…………ごめん。

[ 謝罪にしては小さく蚊の鳴くような声。
 これでも同室者なのだ。
 少しは仲の良いつもりだったからこそ
 手のひらを返すのは早かった。 ]

(238) 2018/05/16(Wed) 01時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ それにイアンの大人の対応>>229
 たった一つの差とはいえ格の違いを見せられた。
 普段そういったことに羞恥など感じないのだけど、
 なんとなく気恥ずかしくなってしまった。 ]

  …………おなかすき過ぎててすみません。

[ またもや重ねる謝罪。
 理由もまた幼稚でしかなく。
 今思えばヴァイオリンに夢中で
 時間を忘れた時だとかに世話にもなった相手だ。
 主に腹を空かせ過ぎたり、廊下で唐突に
 眠り始めたり。エトセトラ。

 広げられた首元まで視線を下げながらも
 嵐は少しずつ小さな風に変わっていった。 ]

(239) 2018/05/16(Wed) 01時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ 結局誤魔化す事に使ったのは、ベネットの勢い>>224 ]

  俺も、……欲しい。だって今日俺の好きな味。

[ 消極的ながらも余分があれば二つ目が欲しいと強請って。
 叶えられたかどうかはさておき。 ]

  ……今、ベネットの頬を突いたらどうなるかな。

[ 興味本位でベネットにねだるモリスに投げかけつつ>>234
 自分は上機嫌に甘味をゆっくりと味わう。 ]

(240) 2018/05/16(Wed) 01時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ それが途切れたのは一人で頑張る生徒会長の話>>235 ]

  ハードワーカー過ぎる……と思います。
  休みの日くらいのんびりしてもいいのに。

[ モリスの意見に同意するよう頷きながらも
 生徒会長はそんなに大変なのだろうか。 ]

  頑張り過ぎ。鮪じゃないんだから。

[ ふむりと呟きつつしかし誰かが代替え出来るものではないなら難しいのか。
 眉を寄せつつタルトは美味しい。
 結局、のんびりとした眼差しで耳を傾けていた。 ]**

(241) 2018/05/16(Wed) 01時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  ―いつかの中庭―

[ 薔薇の香り漂う風が攫った言葉>>196
 きっと、大きな意味をもっていたのだろう。
 だが、拾えなかった一節は辿れない。

 首を傾げて瞬きをした。
 ただ、土で汚れた手が此方伸びる。
 交わすことも避けることも出来る位置だ。

 だが、―――― ]

(242) 2018/05/16(Wed) 01時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ 一瞬たりとも外さず射干玉を視ていた。 ]

(243) 2018/05/16(Wed) 01時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ だがその手は銀糸を絡ませる事はない。
 うつくしいうつくしい棘のある薔薇に伸びた。 

 だから咄嗟に伸ばした手は触れようとしたのだろう。
 叶ったのかどうかは分からない。 
 ただ棘に手を伸ばす彼に笑っただけだ。 ]

  綺麗に育つといいですね。

[ 別れ際にぽつりと。
 雨でも雪でも、天変地異でも。
 その中の二つは叶えられた訳だが。
 さいごはまだ。 ]

  想いを注げば綺麗に咲くと言いますから。

[ さいごを知れるその時は、
 ほんとうに綺麗な花を咲かせる植物を
 教えてもらおう。 ]**

(244) 2018/05/16(Wed) 01時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  ―いつかの廊下で―

  ……も=H
  だとしたら君にもお姉さんがいるのかな。

[ 存外に含む言葉の意味を尋ねながらも頷く。 ]

  お互いをモデルにして描くのは楽しそうだと思うよ。
  客観的に見た自分がどんな姿をしているか、気にならない?

[ 誘いをもちかけるような言葉は軽薄に。
 のんびりとした口調ながらも
 静かに眺めていた。 ]

(245) 2018/05/16(Wed) 01時半頃

蝋燭職人 フェルゼがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(蝋燭職人 フェルゼは村を出ました)


蝋燭職人 フェルゼが参加しました。


【人】 蝋燭職人 フェルゼ



[ 記憶力は悪くはないから思い当たる下級生の名前を出す。
 ピスティオは学年問わず絵を描かせてくれと
 頼んでいる噂があるため覚えやすく、
 彼と懇意に思えるヒューもまたその経緯で
 名前を知っていた。

 だからこそ友達同士でならと提案しながらも、
 立ち去る間際にひとつ落とした。 ]

  君にとっていつか、理想の絵が描けるといいね。

[ その時は気が向けば見せてよなんて
 言い残しつつも、あれからどうなったかは
 知らぬまま。 ]**

(246) 2018/05/16(Wed) 01時半頃

【人】 新聞配達 モリス

謝られることじゃないけど。
ずるいって言われる筋合いもない。

[別に、怒ったわけじゃない。仲を悪くしたいわけでもない。
 単にフェルゼのすれ違いざまの伝言の、「取っておいて」には「食べずに待ってて」が含まれてはいないと思ったから、そこを突かれる謂れがないというだけ。
 それでもまあ、一緒がよかったと言うのも何となくわかるから、改善策としては。]

次は、いつ来るとか言っといてくれれば、食べずに待ってるよ。

[蚊の鳴く声を聞き漏らさない程度には慣れ親しんだ同室への、歩み寄り。]

(247) 2018/05/16(Wed) 02時頃

蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 02時頃


蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 02時頃


【人】 記者 イアン


 お腹が空くのは自然なことだよ。

[そう、演奏で時間を忘れてしまうのも同じこと。

少し前、フェルゼが謝罪を重ねた時>>239
穏やかな声音でぽつり呟きつつ
思い出していたのは彼とのあれこれ。

作業中の転寝もそう経験してない自分は、
廊下で眠られた時は流石に驚いたけれど。

下級生の世話を焼くのは嫌いではない。
高等部といっても未だ子供に変わりはなく、
幼い面があって当たり前。

そうであるほうが、正しいことだ。]*

(248) 2018/05/16(Wed) 02時頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 02時頃


【人】 記者 イアン


 え?そりゃ休暇だからね
 残っているメンバーは……

[いただろうか。感想を耳に>>233首を捻るのが現在。

毎度殆どの休暇を帰省しないのが自分だ
残った者が仕事をするのは普通だと思っている。
好きで、そういう人間になろうとしてやっていること
他の執行部の面々も働いていないわけではない。]

 ああ、それはあるな。
 いつもね、怒られるんだよ。

[率直なことを言われても気にした様子は無く
極めて楽観的に返した。
怒られる理由は他にもあるのは後輩の手前隠しておこう
この学校の生徒会長は完璧には遠い。]

(249) 2018/05/16(Wed) 02時頃

【人】 記者 イアン


 ありがとう。
 でも、別に嫌だとは思ってないんだよ。
 僕は他に趣味と言えるものもないし、
 暇よりは忙しいほうが好きなんだ。

[モリスに言われれば>>235
フェルゼにまで追従される>>241
そんなに気になることかな、とは心の内
自分にとっては何でもないことなのだけど
彼らにとってはそうでもないらしい。肩を竦める。]

 それに、ほら
 可愛い後輩たちに心配してもらえるしね。

[なんて少し戯けて見るけれど
後輩たちにハードワーカー扱いされる空気は
これで変えられるのか、どうか。]*

(250) 2018/05/16(Wed) 02時頃

【人】 記者 イアン

[どこかの誰かに会いたくないと思われてるとは知らないが

高等部からの編入で、この学校に来てから
生徒会長になっても変わらずに
多くの休暇を帰省せず寮で過ごしていることは、
まあ、面倒に思う生徒もいるかもしれないとは思う。

自分は厳しくしているつもりはないし、
出来る限り、融通を利かせてきたつもりだけれど。

例えば、庭弄りをする同級生のことも黙認している。]

(251) 2018/05/16(Wed) 02時頃

【人】 記者 イアン

── 回想:いつかの中庭 ──


[あれはいつだったか。
彼がその場所に馴染んだ頃のことだろう。

記憶に残るのは帽子の鍔を指で挟む仕草
どこか幼い頃の日々を思わせる染み着く香り。]


 ヴェリー、君は本当に此処が好きだね。

[何かの作業の途中、背後から声を掛けた

向けられる瞳や顔立ちに、遠い異国を想起させるには
自分は若く、経験も足りない。
馴染まない響きの名前の代わり、
口にするのはファーストネームの愛称。
そうすれば彼が近くなるような気がした。]

(252) 2018/05/16(Wed) 02時頃

【人】 記者 イアン

[この場所に他に誰が訪れるのかは分からない
その時は二人しかおらず、風も大人しくて。
遠くの声と木々のざわめきだけがそこにあった。
友人達に囲まれる空間とはまるで違って感じて。]


 君は、人間より花が好きなのかな?

[だからこそ、そしてここに来た理由もあり
そんな言葉をついつい落としてしまった。]

 ……いや、ごめん。大袈裟だったね。
 そんなことはないよね。

[ヴェルツが暗い性格とは見えないし、
きっとそんなことはないだろう。
これはお互いの違いからの配慮に欠けた発言
ひとりを厭う者の偏った視点、全てこちら側の事情、だ。]

(253) 2018/05/16(Wed) 02時頃

【人】 記者 イアン

[彼はどんな反応をしただろう。
不快げならば、再び謝罪する。
そんなことを言うつもりはなかったのだから。]


 今は、どんな花が綺麗なのかな。
 僕にも教えてくれないか?

[花を見に来たのではなく彼を探しに来た男は
話題の切っ掛けとしてそれを持ち出した。

紙束ではなくスコップを握り
インクではなく土に手を汚す
それがどこか遠くにある同級生への、
自分なりの、歩み寄りだった。]*

(254) 2018/05/16(Wed) 02時頃

【人】 新聞配達 モリス

それは、まあ、わからないではないですけど。

[>>250暇よりは忙しい方がいいというのは、同意できた。
 仕事ではないけれど――そもそも"仕事"なんていうものはない、やるべきことは勉強くらいだ――暇を失くすためにはじめた作業に、今や夢中なわけだし。
 常にやることがあったほうがいい。]

……はぁ。可愛いかどうかは知りませんが。
心配されたかったのなら、お望みにかなってよかったです。

[それ以上は連休だというに仕事に取り組む生徒会長には深く言及はせず。
 ハードワーカーの意識は変わらないし心配もしはするが、頭から否定する気にはもうならなかった。]

(255) 2018/05/16(Wed) 02時頃

【人】 新聞配達 モリス

タルト、もし人数分以上あるなら、俺は一個でいいよ。

[>>240何人残っているかを知らないから、タルトを数えてもわからない。
 ただ、余るなら欲しいとねだる欠食児童に、余るならやってと促した。]

……ベネットの……

[頬。と言われて視線をベネットに向ける。
 タルトを詰め込んでふくれた頬。小動物めいたそれは確かに悪戯心を刺激する。
 が、共用の談話室だし、生徒会長の前だし、食べ物で遊ぶのはいけないし、汚すようなことになったら面倒だし。
 けど。]

……。

[よし、やれ、と指先だけ向けてフェルゼに合図した。
 好奇心は猫以外も簡単に殺す**]

(256) 2018/05/16(Wed) 02時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  その通りだよ、モリス。
  …………いっしょに食べたかった、だけ
  なんだけど、それはちょっと。

  さすがの俺もね、言うのは。なかなか。

[ 素直に打ち明けてしまったけれども、
 今更に耳が熱くなりそうだ。
 普段のほほんと落ち着いて凪いでるはずが
 同室者の無垢かつ正当な意見>>247に呆気なく撃沈した。 

 それでも同室者として過ごしてきたのだし
 今日も彼の作った作品は持ち込まれているのだろうかなんて>>43
 
 「折角作ったのに手元に置かなくていいの?」
 ひとつ欲しいとねだってみたとき尋ねた言葉。
 答えを得たとしても大切なものだと思うのに
 欲しいと言えばあげているらしい彼の
 そんなところは未だに不思議に思っている。 ]

(257) 2018/05/16(Wed) 02時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ 普段寝付きが悪いくせに眠るとなかなか目を覚まさない。
 それだけでなく運が悪いと夢見も悪い。
 ちょうど助けてもらった時>>248なんか
 タイミングの悪すぎる時だった。

 具体的には省くが「ごめんなさい。」を
 魘されながら呟いていた。
 意識が半分覚醒したせいもあり
 その時の失態は未だに黒い歴史として
 刻み込まれている。

 そんなことがあったからか。
 お陰で歳はそう変わらないのに
 子供扱いされているような気がしてしまう。 ]

(258) 2018/05/16(Wed) 02時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ ただ、空腹に関しては反論などしても
 逆効果だろうから黙っていたのだが、
 生徒会の杜撰とも思える実情>>249
 黙り込む。 ]

  せんぱいだって俺たちと変わらない
  可愛い子どもですよ。

[ 没頭していたい理由は分からない。
 経緯だって分からない。
 ただきゅうきゅうに詰められた予定を
 窮屈に思えてしまったから ]

  可愛い後輩はたまにせんぱいが甘えても
  受け入れてくれると思いますけどね。

[ なんて余計な一言を添える。
 同意を求めるよう周囲に「ね?」と言いながら
 また一口タルトを食べた。 ]**

(259) 2018/05/16(Wed) 02時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ タルトの数はどうだろう。
 やさしいモリスのように自重すればよいもの、
 モリスの言葉に調子づいてしまうのが
 フェルゼだった。

 そして興が乗ると悪戯も、少し。
 モリスの目配せ>>256に合わせるよう
 そっと忍ばせた人差し指はベネットの
 膨らんだ頬に。 ]**

(260) 2018/05/16(Wed) 02時頃

モリスは、イアンも甘えていい、というフェルゼの言葉>>259に、同意して頷いた**

2018/05/16(Wed) 02時半頃


新聞配達 モリスは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 02時半頃


【人】 記者 イアン

[学年も部屋も違う相手の夢見の事情は知らず
それ故にあの出来事>>258は強く記憶に残っている。

魘されながら謝る様子に思うこともあり、
ただ起こすだけ、とはならなかった。

上体を起こさせたのなら
名前を呼び緩く肩を揺らし、起床を促す。
寝起きに動いては危ないだろうと、そのまま。
「大丈夫だよ」と囁く声量で呼び掛けながら、背中を摩った
嫌がられるか、もう大丈夫だろうと思うまでそうして。

どう考えても一つ下にすることでは無かったのだけれど
あの時は、そうしたいと思ったのだ。

もしかしたらそれ以降も
多少彼に対して過剰な面はあるのかも、しれない。]

(261) 2018/05/16(Wed) 02時半頃

【人】 記者 イアン



 え?甘える?

 ……うーん、
 ここで相手をしてもらっている時点で
 充分に甘えてるつもりかな、とか。

[そんな後輩に添えられた一言>>259
一度は言及を終えたモリス>>255まで同意し

なんだか少し困ってしまった。
とうの昔にタルトを食べ終わった男は手持ち無沙汰
空いた手で制服の首元を締め直す。]


 それじゃ駄目かな?

[言いながら視線は二人を順番に辿る。
それから立ち上がり、書類に向き直って。]

(262) 2018/05/16(Wed) 02時半頃

【人】 記者 イアン



 書類、部屋に戻してくるよ。

 皆ここに集まるかもしれないしね。

[山となっても一人で持てる範囲ではある。
そうやって散らばらせ助けられたこともあるが、まあ。

「タルト、御馳走様」とラルフに改めて言い残し
注意を払いながら抱え、扉へと向かった。]**

(263) 2018/05/16(Wed) 02時半頃

【人】 記者 イアン

[いつもいつも、寮に残って勉強に生徒会の仕事

家族と過ごすのだと荷物を纏める誰かに
何でお前は帰らないのかと、
聞かれたことは多々あるけれど。

「ひとりは嫌だから」またそう言って笑い

理由も、家のことも
誰にもちゃんと話したことは、無い。

年に一度だけ帰省する時は
大きな鞄より心が重い。

自分は寮で過ごす休みを好んでいる。]**

(264) 2018/05/16(Wed) 02時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 03時頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 03時頃


【人】 本屋 ベネット

ー談話室ー

んー、うまーい!

[フェルゼ>>236に感想のテクニックを聞いた後とは思えないこの感想。
出来てからまだ大きくは時間が経っていないのは苺に合わさったクリームチーズの溶け具合で何となくわかる。
それが尚更美味いと感じさせた。
個数がいくつあるかわからなかったから、自分はとりあえず一つで満足することにしてポケットに無造作に突っ込んだままだったジンジャーブレッドの包みを開く。
幸いにして、中身は割れずに綺麗に形を保っていた。
時折気が抜けた炭酸で口の中に水分を補うことも忘れない。
頬が柔らかくないせいなのか、口に食べ物を詰め込もうとするとすぐいっぱいになってしまう。
そもそも人間である以上食べ物は無理に詰め込むものでもないのだが]

(265) 2018/05/16(Wed) 08時頃

【人】 本屋 ベネット

…いやいや、休暇だからじゃなくて。
休暇前に手分けしてやればよかったんじゃないのって話。
そしたら先輩もちゃんと休暇中に休めたじゃん。

[イアン>>249のさも当然と言うような口振りに肩を竦める。
一応、発言の前には口の中身をしっかり飲み込んだ。
もうほとんどただの甘い水になってしまったサイダーの瓶を傾けつつ]

怒られるならちゃんと振りなって。

[それで休みの間も生徒会業務に追われているのだろう。
自覚があるのに改善していないらしい現実に半ば呆れた。
相手が上級生だから、なんて遠慮がないのは同室という特殊な距離の近さもあるか。
書類を部屋に戻して来ると、立ち上がったイアンの背中を視線が追う]

(266) 2018/05/16(Wed) 08時頃

【人】 本屋 ベネット

きっとまた今日も遅くに部屋に明かりが灯るのだろうかとぼんやりしながら口に運ぶのはジンジャーブレッドの続き。
黙々と食べていれば、また薄く膨らむ頬のかたち。
それを見たモリス>>256とフェルゼ>>260が企み事をしているとは気づかなくて]

にゃ、ん、だよ。

[柔らかいとはとても言い難い頬の肉を突かれ、口から出る変な音。
幸いにして中身を吹き出すようなことはなく。
つついたフェルゼを見やる双眸は母に寄ることのなかった色>>237**]

(267) 2018/05/16(Wed) 08時頃

【人】 渡し船 ユージン

 ─風の大人しい、いつか─

[ 陽射しが強かったのか、はたまた空が綺麗だったのかは覚えていない。
 いつしか癖になっていた帽子の鍔を指で挟む仕草。
 それは、何年か前のことだったろう(>>253)。 ]

 あら、どしたの。
 花でも見に来た? いっちゃん。

[ 悠仁、とは違う名前を愛称で呼ばれるかわりに
 親しみを込めての、そんな呼び方は今も変わらず。
 俺の他にそんな呼び方をする奴がいるかいないかは知らない。

 数多くない編入組の一人は、今となっては生徒会長さまだが
 この時はどうだったか、記憶はあやふやだ。 ]

(268) 2018/05/16(Wed) 08時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 08時半頃


【人】 渡し船 ユージン

 ん?

[ 落ちた言葉(>>253)とすぐに上書きするような謝罪(>>254)。
 謂うつもりのなかったことなのだろう。
 わかりやすい態度を射干玉色の小さな瞳が、見る。 ]

 人も、花も。
 良いとこ悪いとこどっちもあるしね。

[ YESとも、NOともとれる
 はいでも、いいえでもない言の葉を返す。

 生い茂る緑を、咲く花を人とするなら、孤独と縁遠い場所。
 しかしここには今この時、二人しかおらず。
 囁きあう木々の葉の音が近いようで、遠い。 ]

(269) 2018/05/16(Wed) 08時半頃

【人】 渡し船 ユージン

 いっちゃんさ。
 疲れたら、休みにおいでよ。
 …まあ、俺の家じゃないけどね。

[ 不快げな顔をすることもなく、寧ろ微笑むくらいで。
 だからだろうか、申し訳なさそうにする顔をみつけて
 手が汚れてさえいなければ、慰めるように背でも叩いただろうに。 ]

 薔薇ってね。
 人の名前がついてんのよ。
 例えばね───

[ 分厚い書類ではなく、肥料を抱え。
 人ではなく、人の名の花に囲まれる。
 いっちゃんとは随分違う位置にいて、けれど
 いっちゃんにはどこか近しいものを感じながら。 ]*

(270) 2018/05/16(Wed) 08時半頃

渡し船 ユージンがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(渡し船 ユージンは村を出ました)


渡し船 ユージンが参加しました。


【人】 渡し船 ユージン

 ジョセフ、ウィリアム、レイモンド。

[ 人を呼ぶように、花を呼ぶ。
 あの時教えたのはどの子だったか。
 懐かしいことを思い出したもんだ。 ]

 んんんんんー、いやでもやっぱなあー。

[ 嫌いとかじゃなくてね。
 こうして部活でもないのに花壇を弄くることを誰も何も謂わないのは
 生徒会長が何も謂わないから、だろうとは思ってる。
 でも、こないだの虫除け剤の発注は多分怒られるギリギリのやつで。 ]

 無言は時として刃となるのだよ、いっちゃん。

[ そこにいもしない生徒会長に、愚痴ひとつ。 ]

(271) 2018/05/16(Wed) 09時頃

【人】 渡し船 ユージン

 仕方ない。
 オスカーにも謂われたし、とりあえず手を洗うか。

[ ぐぐっと背を伸ばす。
 聞こえていた(見えていた)ジェスチャー通りに、まずは手を洗うことにしよう。
 それから、風に備えて大きな布を探すとしよう。
 月も星もない空を見上げて。

 洗ったところで指に染み付いた色までとれるはずもなく。
 荒れた手が水を切り、跳ねた雫が一粒。 ]**

(272) 2018/05/16(Wed) 09時半頃

渡し船 ユージンは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 09時半頃


渡し船 ユージンは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 09時半頃


花売り メアリーは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 09時半頃


下働き ピスティオは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 10時頃


【人】 記者 イアン

[視線を感じ、立ち止まり振り返る。
頬をまた薄く膨らませた>>267ベネットは
こちらに何かを言うでも無かったのだけれど、
呆れられた>>266後だ、なんとなく分かる。]

 大丈夫だよ。
 机を置き場所にするだけさ。

[もう眠りを妨害することはない、そう伝えたつもり。

思えば、この後輩には以前も別の迷惑を掛けた。
失くし物をしただの、
書類運びを手伝ってほしいだのと。

そうしていれば目撃することになっただろうか。
二人の企み事は自分もまた知らず、
頬を突かれて漏れた音>>267を耳に
密やかに肩を震わせながら談話室を後にした。
一瞬また落としそうになったのは、内緒だ。]*

(273) 2018/05/16(Wed) 13時頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 13時頃


掃除夫 ラルフがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(掃除夫 ラルフは村を出ました)


記者 イアンは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 13時頃


【人】 記者 イアン

── 廊下 ──

 どうしたんだい。

[自分に続くように廊下に出てきたラルフに問い掛ける
どうも顔色が良くないように見えた。]

 ……今、部屋に戻るところだったから
 良かったら、僕が書類を落とさないように
 見守っていてくれるかな。

 ありがとう、じゃあ行こうか。

[同室が誰かはたまた個室だったか
覚えてはいないが、部屋は近かった筈。
また、フェルゼに対してのように過剰にならないよう
気をつけた内容でお願いをし、一緒に歩き出した。]*

(274) 2018/05/16(Wed) 13時半頃

天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 14時頃


【人】 新聞配達 モリス

――談話室――

そう?

[割と長付き合いをしているはずなのだけれど、この同室のことは未だによくわからない。
 彼なら時間予約くらいするかと思ったが、恥ずかしいらしかった>>257
 要求を通すには正しい手段だと思ったが、仕方ない。
 次は最低でも自分はフェルゼを待とう。]

(275) 2018/05/16(Wed) 14時頃

【人】 新聞配達 モリス

[たぶん、この同室とはうまくやれている方だと思う。
 朝も起こすし、腹を減らしていたらクッキーでもパンでも適当に恵んだ。
 代わりに演奏が聞きたいと頼んだりして、クラシカルなメロディーと共に紅茶を飲むだなんて学生らしくない生活を満喫させてもらっている。

 部屋の中にある木工細工の位置も、対象的だ。
 はじめたばかりの頃の習作から、緻密が過ぎて割れ欠けしたものまで。
 形を成したモノは圧倒的にフェルゼのスペースにばかりあって、自分のところにはまだ何にもなっていない板や枝ばかり。
 欲しいと言われたから、そして一番手近にいるから、あげる機会が多い。]

(276) 2018/05/16(Wed) 14時頃

【人】 新聞配達 モリス

ううん……会長がそれでいいなら。

[>>262個人的にはあまり納得が出来ない言い分だったのだが、当の本人がそれでいいと言う。
 それじゃあ駄目かと聞かれてどう駄目だこうしろというのも浮かばないし、それを押し付ける理由もない。
 書類を戻しに彼が談話室を出て、それで本当にこの話はおしまい。

 彼の抱えたもの>>264は、書類しか見えないでいる。]

(277) 2018/05/16(Wed) 14時頃

【人】 新聞配達 モリス

……っ、はは!

[視界から生徒会長が外れれば、同輩ばかりの談話室は気安いものだ。
 フェルゼに命じた悪戯の結果、唇で間抜けな音を立てるベネット>>267の顔つきに、思わず堪えきれずに笑ってしまった。
 二人の様子を笑うというよりは、してやったりという表情になってしまったから、本当の犯人がばれるかもしれない。]

(278) 2018/05/16(Wed) 14時頃

【人】 新聞配達 モリス

あれ、なんだ。
ラルフは結局帰るのか。

[発つ便の都合だろうか、置土産のようにバスケットを置いて、しばしの別れ告げ談話室を出る同輩を見やる。
 せっかくこの連休は食べ物には困らなさそうだと思ったのだけれど。
 パン職人は残っているらしいのを生徒会長が仄めかせていたから、期待は彼に寄せるとして。

 少し影の見える背中に、そういえば、と忌引を取っていたことを思い出す。
 まだ近しい家族の別れに直面していない自分には、それ以上触れられなかった*]

(279) 2018/05/16(Wed) 14時頃

新聞配達 モリスは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 14時頃


【人】 記者 イアン

── どこか遠い、木々の囁きの中 ──


[彼の庭弄りがいつからなのか、正確には分からない。
だからそれはもしかしたら
相手ではなく、編入した自分が充分に馴染み
周囲の生徒にも気を向けて、行動も知れた頃かもしれない。

何にしろあれはきっと、皆に会長と呼ばれる前のこと。
あの時の親しみが込められた呼び方>>268
幾度か季節を越えた今も変わらず
役職ではなく、個としての呼称を好ましく感じている。]


 ……そう考えると、同じようなものなのかな?

[そんな射干玉色の瞳の彼に返された言の葉は>>269
納得する部分もある一方、掴みどころが無いと感じた。
自分とは違う視点と、心の持ち主。]

(280) 2018/05/16(Wed) 14時半頃

【人】 記者 イアン



 ありがとう。
 家より、外のほうが好きさ。
 
[そんな印象を抱いていたから
微笑む顔を向けられたのも、その言葉も予想外>>270
少し間を置いて、返事をした時には
表情から憂いは消えていたことだろう。]

 そうなのか、知らなかったよ────
 
 ねえ、この中にヴェルツはいないのかい?

[隣り合って覗き込み、薔薇の名を教えてもらえば
よく目を通す紙の上に並ぶ無機質な名前の並びが
なんだか少し、鮮やかなものにも感じて。
そんな質問もしてみたりしたのだが
さて、どう返されたのだったか。]

(281) 2018/05/16(Wed) 14時半頃

【人】 記者 イアン

[それから、言葉に甘えるように足を幾度も運んだ。
自分にも何かさせてくれないかと頼んだこともあったが
素人に出来ることがあるかも知らないままで、
ただ困らせるだけだったかもしれない。]


 ヴェリーの手は、いつも土だらけだね。
 でも、とても綺麗だ。

[彼のそれは綺麗なものを生み出し、育む手なのだから
何も作り出せやしない男は心からの羨望を向けた。

やがて自分は雑務に追われる立場になったけれど
それでも呼び名のように関係も変わらず。
時間を見つけ、中庭に彼だけがいる時を見計らい。

疲れているわけでも、花を目当てとするのでもなく
ただ彼は遠い存在などではないと知り
友人として会いに来ていたのだ。]*

(282) 2018/05/16(Wed) 14時半頃

【人】 記者 イアン

── 現在・ラルフと ──

 うん?帰る?

[戻る途中、控えめな後輩が隣でぽつり口を開く。
賑やかな友達に囲まれた場所からひとり離れる
様子が違う理由には納得したけれど。
窓の外に視線を向け、その色と吹き付ける風音を聞いた。
今からと言うのだろうか
何か、事情があるのかもしれないが
それを聞ける関係でもないだろう。]

 残念だな、休みの間は君とケヴィンに期待していたのに。
 彼はパンの人だからなぁ。

[自分はそうやって明るく、残念であることを示すだけ。
書類を自分のスペース、机の上に置けば
部屋を訪ね、荷造りを手伝い始める。
そこまでの時間は掛からないだろうが、
ラルフと別れ皆の元に戻るのはもう少し後。]**

(283) 2018/05/16(Wed) 14時半頃

【人】 下働き ピスティオ

―食堂へ―

調理室はケヴィン先輩か、ラルフ先輩だな。
まあ行けばわかるだろ。

[他人のことを言えないがヒューも物怖じしないタイプだし
がんがん話しかけているようなので引き合わさずとも
じきに遭遇はするだろう]

なんか良い匂いもするしさー。
あー、そう思うと腹減るよな。

[なんていう二人の仔犬が元気に食堂へ乗り込むが
現場はここでは無かったらしい]

(284) 2018/05/16(Wed) 14時半頃

【人】 下働き ピスティオ

あっれー、じゃあ談話室かな。
一年そんな残ってないと思うけど、まー先輩も怖くねえし。

[というかどの先輩も怖かった事はないのだけど]

他になんか気になることとか、あんの?
七不思議とか?

[同級生なのに先輩ぶれるから
新入生相手にするのは少し楽しくて
逃げ出すまでは引っ張り回すつもり**]

(285) 2018/05/16(Wed) 14時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 14時半頃


下働き ピスティオは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 14時半頃


蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 15時頃


蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 15時頃


【人】 記者 イアン

── 赤毛の彼の腕が健全だった頃 ──
  
 ヒュー君、だよね。

[あれは今より少し前、
卒業と入学、忙しさに追われた生徒達も落ち着いた頃。

明るい髪色の新入生の肩を叩いたのは食堂だった。
何か食べようとしていたのだろうか、
そんな時に、おまけに自分に
声を掛けられたくはなかったかもしれないけれど。]

 もうこの学校には慣れたかな?

[君、編入生だよね。そう付け足す
学年は離れているが、珍しい存在のことは耳に入っていた。
態度はあくまで柔らかいもの
別に入学早々悪評が耳に入っているなんてことはない。
式で壇上に上がった自分を見ている筈だけれど、
覚えていないようなら改めて自己紹介をしただろう。]

(286) 2018/05/16(Wed) 15時頃

【人】 記者 イアン


 ごめんね、いきなり話し掛けて
 僕も高等部からの編入だったからさ、どうしているか気になって。

 やっぱり、最初は緊張するよね?

[重ねた二つの問いにはなんと返っただろう。
どんな答えでもうんうんと頷き、同調を示して。]

 困ったことがあったらさ、いつでも言ってよ。
 話し掛けづらいかもしれないけれど。

 何を買おうとしていたんだい、奢るよ。

[申し出に続けた言葉は肩を竦め、冗談混じりに
けれど財布を取り出しながらの提案だけは
遠慮されても引かないつもりでいた。
先輩からの厚意を受け取るのも経験である。
相手がどう思っていたかはともかく
こちらにとっては何事も無い和やかな初接触だった。]*

(287) 2018/05/16(Wed) 15時頃

【人】 渡し船 ユージン

─思い返すのは─

[ 廊下を歩きながら窓の外を眺める。
 暗い空の下、美しすぎるほどに咲く赤の群れ。
 昔、その中に俺の名のついた薔薇はないのかと聴かれたことがあった(>>281)。 ]

 あるわけないじゃない。
 花は綺麗な人の名じゃないと。

[ 品種改良にでも成功すれば、名をつける権利は与えられるが
 もしそうなったとしても自分の名前なんてつける気にもならないだろう。 ]

 いんでない? 薔薇だって家ん中じゃ咲かないし。
 人それぞれでしょ。
 花が好きも、嫌いも。
 家が好きも、嫌いも。

[ 同じようなもんさ(>>280)。
 なんだっけ、どっかの誰かが「好きの反対は嫌いじゃない。」なんて謂ってたらしいけど
 嫌いってのも、愛情のひとつだよね。なんて口にはしなかったけど。 ]

(288) 2018/05/16(Wed) 16時頃

【人】 渡し船 ユージン

 俺が綺麗に見えるの、いっちゃん?
 それは眼鏡をかけた方がいいけど…

[ 幾度目かの中庭(>>282)。
 向けられるのは単純な、純粋な羨望であろう。
 何か二人でもできる作業として雑草を抜きながら──それはきっと他愛ない会話の中に──静かに落とされた。

 ここに居る人々はそのほとんどが美しい。
 見目もそうだが、その心が。
 誰も疑わない。
 俺が何のために花を咲かせるか。
 好きだからだろうと、きっと思っている。 ]

 それは、いっちゃんが綺麗って証明(コト)だね。
 

(289) 2018/05/16(Wed) 16時頃

【人】 渡し船 ユージン

 
 
 
 俺はそういうの───────なぁ。
 
 
 

(290) 2018/05/16(Wed) 16時頃

【人】 渡し船 ユージン

[ 微笑む。
 射干玉が、相手を映す。

 木々のざわめきに掻き消されたのは
 掴み所のない、言の葉。 ]**

(291) 2018/05/16(Wed) 16時半頃

【人】 渡し船 ユージン

 ─調理室─

[ 懐かしい思い出に浸るのも、これが最後の年だからなのかもしれない。
 来年の薔薇が咲く頃には、俺はもうここにいない。 ]

 腹へったなぁ…。
 でもこんな時間に食うと太らない?

[ 今が何時とかちゃんとわかるわけではないけど
 こういうことにも気をつかいたいオトシゴロだ。

 食堂に行くつもりで歩いていたが、香ばしい匂いにつられていった先。
 同じ教室にいながらも、一度も机を並べたことのない人がいた。
 あんまりにも避けられているのと、彼は花咲く庭になんか近寄らないだろうから
 彼がここで繰り返し、繰り返し、パンを焼いていることを知らない。

 知ってるのは彼の背中と、いつも抱えられている分厚い本の表紙の色。 ]

(292) 2018/05/16(Wed) 16時半頃

【人】 渡し船 ユージン

 よう。
 なにしてんの?

[ それでもかける声に遠慮はない。
 いつも拝めない顔を見る視線も同じく。
 なお、俺が居るのは出入口だ。
 壁に体を預ければ、ケヴィンは逃げ場を失うだろう。
 彼にとっての問題は、俺が風下か風上かだろうが
 そんなことは知る由もない。

 ここは髑髏の丘となるか。はてさて。]*

(293) 2018/05/16(Wed) 16時半頃

渡し船 ユージンは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 17時頃


渡し船 ユージンは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 17時頃


【人】 花売り メアリー

―中庭を去る前―

[ばちん、と枝が断ち切られる音>>206が耳に残る。]

 あ、……す、すみません。

[やってしまったとばかりに、マークは悠人>>207に弱々しい謝罪を述べた。
 悠人が拾い上げた一輪の薔薇は特に傷んでいるようではなく、それには少し安堵した。けれど驚いたのは、その薔薇の行先が花瓶ではなく、マークの元だったことだ。]

 え? あ、はい。
 ありがとう、ございます……

[しかも棘の取られたその薔薇は手渡しではなく、マークの頭へと添えられた。悠人が慎重に薔薇を扱い、髪に挿しているのがマークにはわかった。
 恐縮するような、恥ずかしいような、嬉しいような、そんなマーク自身にもよく判らないむず痒さが、軽く眉を下げるという形で出た。]

(294) 2018/05/16(Wed) 18時頃

【人】 花売り メアリー

[気になっていた「それいがいの」花のことは結局誤魔化されて聞けず仕舞いだったが、ひとまずはこのまま空腹を満たしに行くことをマークは選んだ。「なんでもいーから俺のも取っといて」、と言われたことにも頷いて。
 頷いてから顔を上げた際、ふと悠人と目が合い、射干玉の瞳の中に映る「花の飾られた二つ結い」のかたちが見えた。]

  (可愛い)

[ほんの一瞬だったが、マークははっきり、そう思った。思いながらも、目を背けるかのように食堂の方へと向き直り、歩き出した。
 一度マークが足を止めて振り返ったのは、悠人>>220の声が背中越しに届いてきた時。]

 そう、だったんだ。

[咲きっぱなしでも良くないのだと知って微かに言葉が零れるも、続けられたことには、何も答えられなかった。
 花が枯れて散る意味――花が枯れて残るものが何か。
 尤も悠人もここで答えを求めてはいないようだったから>>223、マークはそのまま手を緩く振り返したのち、再び寮内へと足を向けた。**]

(295) 2018/05/16(Wed) 18時頃

【人】 花売り メアリー

―廊下―

[季節の連休ということもあり、風の届かない寮の屋内はひどく静かに感じられた。
 談話室だったり食堂だったりすれば幾らかは賑わいもあるだろうが、今マークが歩いている場所は、窓硝子と靴音が響く程度。
 あとは花の香りに混じって、甘いベリーの空腹を加速させる匂いがちょっぴり鼻を掠めるくらい。それを作った「先輩」の姿はすぐに想像がついたが、その人――ラルフとここで特にすれ違うこともなかった>>279

 無機質な静けさと孤独が、マークをひとりきりの思考へと沈めてしまう。]

(296) 2018/05/16(Wed) 18時頃

【人】 花売り メアリー

[花が枯れた後に残るものが何かくらい、マークにはわかっていた。幼い頃に学校で当然習っているし、実物の過程だって見てきた。
 けれどその答えとなるものを、比喩としての花に、つまり花だった自分に結び付けることを、これまでろくにしてこなかった。
 何故花が枯れて散るのか、枯れて散らなければならないのかも]

(どうして僕は、こんな、かたちに)

[「永遠なんてない」>>231ことだって、本当は、己の身を以てよく理解していた。わかっていて、受け入れた心算で、けれどそれでもまだ、失くしたはずのものに拘っていた。
 その証拠が、長く伸ばされたままの髪だった。]

 ダメだろ、僕。
 今の僕を受け入れるんだ。

[薔薇で髪を飾られた、まるで昔の自分のような姿を一瞬でも可愛いと思ってしまったことを否定するように、低い声で自分に言い聞かせた。
 男の恰好だって十分に綺麗でさまになっている、とも内心呟いた。そう思わせるよすがとなった絵が、「盛られた」絵だった>>217とも意識しないまま。]

(297) 2018/05/16(Wed) 18時頃

【人】 花売り メアリー

―食堂手前―

[こうして辿り着いた頃には、すっかり平常心を取り戻した――ではなく、空腹に支配されたマークの姿があった。
 どこからともなくパンが焼ける匂いまでしてきたようで、今がもう何時なのかはともかく、お腹が空いて仕方が無かった。
 調理室を利用すればランチメニューは自在だったが、生憎、何人かの先輩たちのような料理の技量は持ち合わせていなかった。だから大人しく手持ちのコインで二人分の食べ物を賄おうと思ったところで]

 うん。

[開いた扉越しに見えた堂内には先客がいた。
 真っ先に意識したのは、右腕に包帯を巻いた姿の生徒>>217
 けれどマークの視線が留まったのは、もうひとり――ピスティオ>>284>>285のほう。

 マークは、食堂の中に踏み込むことなく、廊下からふたりの様子を伺って見ていた。]

(298) 2018/05/16(Wed) 18時頃

【人】 新聞配達 モリス

――タルトを食べ終えて――

さてと。

[タルトをすっかり胃に収めてしまって、一息つく。
 生徒会長と、それを追うようにラルフが出て行って。
 嵐のような同室が、オセロの片割れ連れて次の食糧を探しに行くらしく。
 それにオスカーまで着いていくなら、一人だ。
 タルトの番は必要かもしれないが、メモのひとつも残しておけばいいだろう。
 談話室に備えられている共用の鉛筆とメモ用紙を取って、書きつける。]

(299) 2018/05/16(Wed) 18時頃

【人】 新聞配達 モリス


『ディーン高等部2年より差し入れ
 とりあえず一人一個 余ったら各自分けるように』

[書いた紙をバスケットの下に見えるよう挟み込む。
 自分はといえば、目的はひとつ。]

ヴェルツでも探しに行くかな。

[どこかに遊びに行くより庭の草木の手入れのほうが好きそうな人間だ。
 残っているだろうとあたりをつけ、剪定を終えた枝はないかと伺いに行くつもりで、部屋を出る*]

(300) 2018/05/16(Wed) 18時頃

【人】 花売り メアリー

[生徒たちの噂の内容よりも、マークは自分が直接ピスティオに会った時――つまり、絵には応じてくれたが結局一言も発してはくれなかった時の印象を色濃く抱いていた。その印象を簡潔に表すなら、「気難しい芸術家」。
 たまに(マークはそう思っていた)中庭の辺りでちょこまかと見かける人影>>155が彼だったのだとも既に認識してはいたが、それでもこの印象が変わることはなかった。

 今の食堂でのやりとりの内容は上手く聞き取れなかったが、包帯の少年に対してのピスティオの口数が「普通」と思える位にあると、マークの耳は感じた。
 相手の少年――見慣れない顔だったから、おそらくは新入生だ――との具体的な関係こそ解らないまま]


 ( ……ひょっとして、僕は嫌われてた??)

[漸く、ようやく、マークは、その可能性に思い至った。
 昔の堂々とした女装少年なら、そう思い至っても対して気に留めなかったかもしれない。けれど今のマークは、無意識に扉のすぐ傍の壁まで後ずさり、固まってしまった。

 髪だけは二つ結いで、あまく香る薔薇まで飾られている、ほんとうに女の子のような髪型のまま。**]

(301) 2018/05/16(Wed) 18時頃

新聞配達 モリスは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 18時頃


花売り メアリーは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 18時半頃


【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  ―とある夜のこと―

[ 謝る理由なんてたった一つだけ。
 姉から全てを奪ったから。
 そう、たった一つだけだ。

 姉の手は温かかった。それに綺麗だった。
 花を愛で美しい絵画を好み甘いお菓子に
 手を伸ばす。
 少女のように純粋で、しかし女性のように
 すべてを包み込む柔らかさがあった。

 母も父もきょうだいにやさしかったと思う。
 だが、一番身近な存在としてあった姉は
 弟からすれば世界そのもので。

 オーレリアはそれ程に大きなものだった。 ]

(302) 2018/05/16(Wed) 18時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ 全てを与えてくれたヒトから
 全てを奪ったモノが

 綺麗なわけなんてないし、
 そんなモノが願っていいわけではない。

 だのに形にする事の出来ない謝罪は
 悪夢の中、星の粒のように吐き出される>>261

 それが夢でなく現実で零していたのだから
 言葉に詰まってしまったけども。 ]

  …………誰にも言わないで。

[ 大丈夫の言葉に甘えて一つ望んだ。
 夢の内容を問われても「こわい夢を見た」とだけ。
 その癖して背中を摩る手>>261に吐き出す。 ]

(303) 2018/05/16(Wed) 18時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  ひとりでいる方が楽なのに、
  …………ひとりでいると死にたくなる。

  一層、どこでもないどこかに行けたらいいのに。

[ すぐにすみません、と謝った。
 忘れてくれとも付け足した。

 何を口走っているのだろうと俯く。
 枯れた花から露など溢れないというのに
 瞼に力を入れて落涙を堪えた。

 多少の気まずさあの時の事を
 忘れて欲しいと思う気持ちがせめぎ合って
 今でも視線を合わすと逸らしてしまいそうになる。

 夢が怖くて泣いていたなんて、
 幼稚で救えないから。
 どうかあの時の事を忘れてくれていることを願う。 ]*

(304) 2018/05/16(Wed) 18時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  ―談話室―

[ 基本的に浮ついた言動のせいで
 だいたい不思議がられているが、フェルゼに自覚はない。 ]

  そう、いうものだと思う。
  モリスは素直でまっすぐだけど、
  本当、そういうところだからね。

[ 結局曖昧に肯定しながらもモリスは
 律儀な性格をしている印象がある。
 幼い頃より友達は然程多くなかった。
 だからともだちらしいこと≠ノ一種の
 羨望があるのだろう。

 とはいえそこに至るまでの努力するまでの
 やる気が諦念によりすぐ消えるのだけど。 ]

(305) 2018/05/16(Wed) 18時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ 同室者としてモリスは親切だ>>276
 母親のような事をさせている自覚は
 残念ながらフェルゼにない。
 寝惚けて紅茶の中にクッキーをつけても
 演奏ひとつで健やかな日々が手に入る。

 それでもたまの悪夢を見た後は
 こっそり談話室まで向かう事もあったが
 自分のスペースに並ぶモリスの作品。

 彼の手元に残らないのは寂しそうだと
 思ったけども自分の喜ぶもので考えた結果
 たまの差し入れは紅茶の茶葉。 ]

(306) 2018/05/16(Wed) 19時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ 消耗品を選ぶあたりナンセンスな話だが
 貰ってばかりは居心地がわるくて。
 時折もらった木工細工をつんつんと指で
 触れながらも、新作ができる度に尋ねた。

 「一個くらい残さないの?」と。
 「さみしくないの?」なんて。 
 フェルゼからすればモリスもまた不思議な
 人物だった。 ]

(307) 2018/05/16(Wed) 19時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ あんな事>>304があったせいで一方的な
 イアンに対しては気まずさを感じている。

 だから話が彼のハードワーカー具合に映った時、
 恐らく自分がしたもらった事に対する
 均衡を図ろうとしたのだろう。

 しかし後輩数人の説得でも
 当のイアンの反応はこの通り>>262 

 ベネットのアバウトな感想>>265
 耳にした時と同じ顔をした。
 モリスの意見>>277に共感しながら
 ベネットの言葉>>266に相槌を打つ。 ]

  そんなに頑張って息苦しくないのか、心配だけど。
  ちゃんとご自愛しないと可愛くない後輩になりますからね。

[ 注意にしては弱い言葉だが、同輩には
 同意を求めるよう「ね?」と首を傾げた事だろう。 ]

(308) 2018/05/16(Wed) 19時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ 書類を片付けると退出するならば見送るつもりだったが>>263
 友人であるラルフも相次いで退出するつもりらしい>>274

 人の機微には疎かったけれどその時だけ
 目敏く顔色が優れないことに気づいて
 別れ際にそっと声をかけた。 ]

  …………あまり無理をしないように。
  タルト美味しかった。
  今度お礼するから元気になったら伺うね。

[ たった一言二言だけだか伝えれば
 そのポケットにキャンディを一つ差し入れた。
 さっきベネットからクッキーをもらった時に
 一個だけ持っていた事を思い出したのだ。

 薬でもなんでもないが、こっそり耳打ちを。 ]

(309) 2018/05/16(Wed) 19時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  花の味がするらしい。
  何味かは元気になった時、確かめて。

[ 口端を緩めて手を上げれば今度こそ見送った。]

(310) 2018/05/16(Wed) 19時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ 残るは同輩ばかりとなると足を伸ばして
 ソファに悠々と腰掛ける。
 モリスとアイコンタクトしてけしかけたイタズラ。

 当の本人の口元からこぼれた間の抜けた音>>267
 笑い声>>278につられて誰かのように>>273
 肩を震わせて指を離した。 ]

  にゃに……。にゃんだろう。
  なんでもない……よ。でも、
  ベネット、おもしろい顔してる。……うまくいったね?

(311) 2018/05/16(Wed) 19時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ くすくすとふざけながら横目にモリスを見ればわるい顔>>278
 思わず片手を上げてモリスにハイタッチを
 求めて応えて貰えば乾いた音が響いた事だろう。

 横目に見る瞳の色は相変わらず、よく、
 似ていて、同じ色をしていたけれど。
 この時は結局家に帰省するというラルフが
 心配で、気を取られていた。 ]

(312) 2018/05/16(Wed) 19時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ 話がひと段落すれば談話室を後にして
 移動しようと決めていた。
 モリスも誘おうかと思っていたけれど、
 何か用があるなら無理にはしない。

 そのかわり別れ際にひとつ頼んでおこう。 ]

  ……あ、また材料探しに行くなら今度
  作るときは俺も混ぜてよ。

[ なんて同室者のよしみを盾に頼み込む。
 綺麗に綴られた書き置き>>299を横目に
 談話室を後にする。 ]

(313) 2018/05/16(Wed) 19時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  ―廊下―

[ 廊下を歩きながら考えたのはマークのこと。
 中庭で会うことの多い彼はうたた寝をし過ぎていないだろうか、と。

 以前、仲違いのような事をしてしまってから
 気にはなってはいるのだ。
 やはり正面から物見小屋のある方に出るべきだったかと
 今更に考えながら次はどこへ向かおうかと
 廊下を歩きながら周囲に視線を向けた。 ]**

(314) 2018/05/16(Wed) 19時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  ―怒られること―

[ そういったものとは程遠い人生だった。
 褒められてばかりであったから。
 だから、誰かから怒られること≠ノ
 新鮮味を感じたのは事実だ。

 隣同士の机。
 先生の言いつけ通り世話を焼いてくれる
 やさしくて頼りになる<Iスカー。

 彼が案外茶目っ気のある人物だと捉えたのは
 フェルゼを身籠った女の持つ気性故か。
 授業中こっそりと小さなメモでのやりとりは
 寝付きは悪いが眠ると質が悪いフェルゼを
 フォローしてくれる存在。 ]

(315) 2018/05/16(Wed) 19時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ そんな彼に興味本意に告げた事がある。
 内容はどんなものだったか。
 やってみたいこと、でもなんでも。

 ただ、今では腫れ物扱いされている姉のことを
 思い出しながら綴った文字。
 無意識化に溢れた鬱憤が漏れた結果なのかもしれない。 ]

(316) 2018/05/16(Wed) 19時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  怒られるようなこと、してみたい。

[ 何に対しても無気力で飽き性な癖に
 そんな事を気紛れに文字にした。

 刺激が欲しかったのだろうか。
 人生に今更何の意味があって楽しさを
 感じれば良いのか、最早曖昧だ。

 ただ、久しく声を出さなくなった金糸鳥を
 思い出すように双眼だけは眇められる。 ]

(317) 2018/05/16(Wed) 19時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  ――なんて、ね。
  オスカーには悪いことなんて出来ないと思うけど。

[ 囁き声はそれだけ。
 証拠を捨てるために受け取った紙を
 ぐしゃりと潰して丸めれば唇を引き結ぶ。

 何をしたって何にもならない。
 一番大切だった家族すら救えなかった自分に
 何かできる訳などないのだし、
 だからどうせ全て失ってしまうのだから
 その一瞬を何よりもあいしたいだけ。

 それだけで、こんなのは何の悲鳴でもない。
 ――たい、なんて。
 叶うわけもないし、願うことも
 許されるわけないから。 ]**

(318) 2018/05/16(Wed) 19時頃

蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 19時頃


蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 19時頃


【人】 双生児 オスカー

   ─廊下─

[ いつだってフェルゼの世話は焼いてきた。
  先生に言われていたから。
  それが誰かの反感を買うとは
  あまり考えていなかったけれど>>171
 
  もちろん許すさ。許すとも。
  顔に出せるのが羨ましい程だ。

  しかしこんな時モリスやラルフなら
  どう穏やかに切り抜けるだろう。
  そして空気を和らげようと、
  二人の会話から話題を探し、
  ほんの世間話の体で、
  ……少しの興味本位で、
  話題を切り出したのだ。]

  もしかしてベネットも楽器をやってる?

(319) 2018/05/16(Wed) 19時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 彼の、伸びた爪を見る。
  楽器を演奏する時、
  奏者は指先を切り揃えるものだ。
  "知っていた"。

  ベネットの腹の中>>209は側から見ても
  わかりやすくて、
  思わず笑みが零れてしまう。
  直向きにフェルゼを案じながらも
  本人には全く伝わっていない辺り、
  可愛らしいとすら思った。]

  あぁ君はフェレゼが大好きなんだね。

[ だから、
  フォローのつもりで口から零れたのだ。]

(320) 2018/05/16(Wed) 19時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 此れは 花 を眺めて居る時と
  同じ心地。]

(321) 2018/05/16(Wed) 19時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 何も察せていないらしい、
  フェルゼの訴え>>119にはくす、と笑ってしまう。]

  君がいつも気持ちよさそうに寝てるものだから、つい。
  次から気をつけるが
  やり過ぎたら、謝るよ。

[ フェルゼ憎しでやった事ではない。
  彼の寝起きが相当悪かっただけだ。

  その後会話が続いたか分からない。
  会話が続かないなら、
  気まずい雰囲気の中を歩くだけ。*]

(322) 2018/05/16(Wed) 19時半頃

【人】 双生児 オスカー

   ─談話室─

[ いざティンパニの如く扉を開ける音は
  割と豪快だ。
  ご飯を無邪気に強請る二人を
  正直、素直で羨ましいと思う。

  部屋に蔓延するチーズタルトの甘い匂い。
  談笑する同級生達。
  春と夏の間のような温い空気に
  笑って、話に頷く振りをしていた。

  それでも談話室に居たのは
  先生からの頼み事を済ませたかったのと、
  ひとつ歳上の生徒会長がいたからだ>>218。]

(323) 2018/05/16(Wed) 19時半頃

【人】 双生児 オスカー

   ─いつかの休暇─

  他の生徒会役員、帰っちゃいましたよ。

[ どの位前の休暇だっただろう。
  誰もいないはずの生徒会室の扉が開いていて、
  鍵の締め忘れかと中を覗いた。

  広々とした室内には
  寮に一人残ってまでデスクに向き合う
  ひとりの生徒。]

  "会長"はお休みしないんですか?

(324) 2018/05/16(Wed) 19時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 先生の間でも会長は勤勉だとは聞いている。
  まさかここまでハードワーカーだったとは。

  そのままにしても良かったのだけど、
  ひとつ歳上の、
  生徒の代表というのがどんな人なのか気になった。]

  さぼってしまえばいいのに。
  今なら誰も見てません。

[ 入り口に肩を預けたまま
  無責任な言葉を投げ掛けたのだ。]*

(325) 2018/05/16(Wed) 19時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 完璧とは遠い位置にいるこの人と居ると
  酷く安堵する。

  ──もしかしたら同級生と居る時よりも。
  それはイアン本人の雰囲気がそうさせるのか、
  或いは別の、──
  あまり、考えたくなくて密かに手に力が籠る。]

  あ、

[ 小さく声を上げたのは彼が出て行ってしまったせいだ。
  着いて行こうか悩んだが、
  結局先生からの頼まれ事を先に済ませる事にした。

  それから談話室には誰が残っただろう。
  モリスが出て行ってしまうなら
  その背中に、珍しく躊躇いがちに声をかける。]

(326) 2018/05/16(Wed) 19時半頃

【人】 双生児 オスカー

  …………なぁモリス、
  用を済ませてからでいいんだけど
  後で話したいことがあって。
  いや、後でいいんだが。

[ いつも通りの声音を努めた。
  察されてしまっただろうか。

  乱雑に散らかった自室のベッド。
  その下に隠された割れた木の彫刻。
  思い出しては、誤魔化すように笑った。]

(327) 2018/05/16(Wed) 19時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ そして、ついでのように
  ベネットに視線を向ける。]

  そういえば、
  君のベッドの上に少し荷物を置かせて貰ってる。
  美術室の片付けで、捨てなきゃいけない此のくらいのキャンバスなんだ。
  僕のベッドはもう荷物でいっぱいでね。

[ このくらい、の時
  自分の身長の高さを手で示す。
  夜の間も滅多に部屋に帰らない自分のベッドは、
  嫌いとは言い難く、物の置き場がない。]

  邪魔だろうから
  部屋に立ち寄るなら廊下に出しておいてくれ。

[ 悪いな。
  此方はあっけらかんと手を振った。
  自分でも不思議なのだが、
  彼に対してはいつもこうなってしまう。]

(328) 2018/05/16(Wed) 19時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 自分の他に誰か談話室には残るだろうか。
  ひとりになったのなら、
  メモ書きと共に残ったチーズタルトを漸く一つ頬張るだろう。]

  ………甘い。

[ 眉根を寄せて
  舌に残る砂糖の甘さを飲み下した。
  後でラルフには感想を伝えよう。

  「美味しかった」と
  正しく笑って。**]

(329) 2018/05/16(Wed) 19時半頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 20時頃


新聞配達 モリスは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 20時頃


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 20時頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 20時半頃


【人】 新聞配達 モリス

[ほくそ笑む同室と、求められれば応えるハイタッチ>>311
 言い逃れのできない共犯の出来上がりだが、もとより言い逃れるつもりもない。
 ひとしきり楽しんで、それから部屋を出ようとすれば>>313。]

うん、まあ、行くつもりだけど。混ぜるって、何か作るの?
別にそれなら、いつでもいいよ。

部屋に置いてあるの、適当に使えば。

[材料調達は出来る出来ないにむらがあるので、暇があれば庭を訪れているものの、ストックが常にないわけじゃあない。
 最近は外出日に木材を買い求めることもあるし、ちょうど綺麗な板材が残っている。
 数度の外出日に買うものが木材というのも色気のない話だが、もうひとつの趣味に近い紅茶を楽しむのは、その木材を通じて同室から定期的に手に入る>>306ので、あまり困らなかった。]

(330) 2018/05/16(Wed) 20時半頃

【人】 新聞配達 モリス

[新作を作るたび、残さないのかと聞かれて。
 俺のために作ってるんじゃないから、と欲しければやるぞ、を常套句に返していた。
 なら誰のために作っているのかといえば、頼まれたり礼返しなんかで特定個人に作るもの以外はたいてい誰のためのものでもない。
 だから特別誰のもとに行ってもいいし、どこにも行かずに生を終えてもいい。
 さみしくないの、という感覚は、わからない。]

……お前は、こわくないの。

[一度だけそう返したことがあるけれど、すぐに「忘れて」と続けたし、それ以上の追求には何も答えなかったから、フェルゼが覚えているかは定かではない。]

(331) 2018/05/16(Wed) 21時頃

【人】 新聞配達 モリス

うん? 用事?
俺は別に急いでないから、聞ける話なら今聞くけど。

[オスカーに呼び止められて>>327、談話室を出かけた足を止める。
 この天気だ、庭番は大忙しで、すぐに持ち場を離れやしないだろうと当たりをつける。
 窓から少し中庭を見下ろしていれば、目的の人物がそこに居ないこと>>272も知れたのだろうけれど、生憎そこまで気が回らなかった。]

後がいいんなら、それでもいいけど。

[機微のすべては察せないが、言いにくそうな様子だけは感じ取った。
 用件が聞けないなら、立ち去るだけ。]

(332) 2018/05/16(Wed) 21時頃

【人】 双生児 オスカー

   ─いつかのはなし─

  はは、花の妖精って羽が生えているものだと思ってた。
  いや鼻の頭に土を付けているのが、妖精の特徴?

[ 少し目を細めて自分の鼻頭を指で指す。

  少し肌寒い風>>128が頬を撫でた。
  同級生がパンの妖精についても噂していたから、
  どうやら上級生には妖精が多いらしい。]

  澄んだ心で、なら
  妖精さんのお手本を見せて欲しい。
  貴方は綺麗な花に、どんな言葉を掛けてやるんだ。

(333) 2018/05/16(Wed) 21時頃

花売り メアリーは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 21時頃


【人】 双生児 オスカー

[ 第一印象は悪くない。
  返された物に中身が無い>>130なら
  此方も同じ言葉が返せる。
  気を遣わない遣り取りに、肩が軽い。]

  そうだなぁ、
  綺麗な花の咲かせ方は気になるから、
  近々眺めに来るよ。
  それにしても、
  貴方の手は汚すぎ。

[ まじまじと相手の手を見ては
  ハンカチを差し出す。
  事故でも、その手で顔に触れられたくは無かった。
  そういうのを持ち歩かなそうな人だというのは勝手な印象。*]

(334) 2018/05/16(Wed) 21時頃

【人】 新聞配達 モリス

――改めて、廊下――

……あれ。

[さて庭師に会いに行くのなら、今から行くぞと声くらいは掛けてやろうと窓から庭を覗いたが。ここで漸く自分のあてが外れたと知る。
 目的の人物どころか誰もいない。]

うーん……

[どこへ行ったやら、いやどこにいようと彼の勝手なのだけれど、探す身としては都合が悪い。
 自分はタルトを食べたからすぐに騒ぎ出すほどではないにせよ、欠食児童たちが嵐を起こすくらいには食事時だ。
 休憩なら食堂にでも行ったろうかと当たりをつけて、そちらに向かう。]

(335) 2018/05/16(Wed) 21時頃

【人】 新聞配達 モリス

――食堂前――

入らないの?

[長い髪を二つに結わえた生徒が、食堂前で様子を窺っていた>>298
 自分も正確には食事をしに来たわけではない立場なので人のことは言えないのだが、目的の人物がいれば同席するくらいの胃の空きはある。
 食事時に食堂に入らない生徒は、少しばかり奇異に見えた*]

(336) 2018/05/16(Wed) 21時半頃

【人】 花売り メアリー

―食堂前廊下―

[マークは未だ動けずにいた。どうにも躊躇いめいたものの所為で、自ずから食堂に踏み込めずにいた。]

(うだうだしてる場合じゃないだろ……。
 ユージン先輩の分だって確保しなきゃいけないのに)

[その当人が既に調理室に行っていた>>292>>293とは知らぬまま、考えて。
 そうやってついに一歩踏み出――さないうちに、こちらへと近づく人影に気づいた。>>335]

 あれ。
 えーっと、モリス先輩?
 おはよ……じゃなくて、こんにちは。

[今、ものすごく情けない姿を彼に見られたかもしれないと薄ら思いつつも、マークは弱々しくも笑顔を作った。]

(337) 2018/05/16(Wed) 21時半頃

【人】 花売り メアリー

[そんなモリスからの疑問>>336は、至極真っ当だとマークにも思えた。
 言葉に暫く迷い俯いてしまうも、結局、正直に打ち明けた。]

 ピスティオ先輩と顔合わせ辛くて。
 僕が失礼なことした所為かな、
 嫌われてる、みたいで。

[俯いたまま、食堂の中をそれとなく指し示した。*]

(338) 2018/05/16(Wed) 21時半頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 21時半頃


【人】 花売り メアリー

[本当にピスティオに失礼があったのなら謝らないと、ともマークは考えていた。
 けれどそのための勇気がどうにも湧いてこず、かといってここで逃げ出せば謝罪のタイミングも失ってしまう。そんな思いが、胸の内をいばらのようにちくりと刺していた。

 そんなマークも、フェルゼがずっと謝罪のタイミングを逃し続けてきていたこと>>232を知らないままでいた。
 今も気にかけてくれていること>>314も、無論、知る由も無く*]

(339) 2018/05/16(Wed) 21時半頃

【人】 渡し船 ユージン

[ ケヴィンとは何か言葉を交わしたか。
 からかいに来たつもりだが、もしも具合悪そうな顔でも見たなら
 逃げ場を作るために半身を廊下に出すくらいはしよう。

 さて、俺の尻ポケットには一枚のハンカチが今もある。
 いつかに渡されたもの(>>334)、それを借りっぱなしだ。
 持ち歩くことをしない性質だと見透かされていたらしいが
 返せと謂われない限り、返す気がないことはどうだろう。

 まあ、使いすぎてだいぶ汚れたし。
 そのまま返すのも失礼じゃない? ]

(340) 2018/05/16(Wed) 21時半頃

【人】 本屋 ベネット

ー談話室ー

は?何?お前勝手に人の部屋はいったわけ。

[オスカー>>328の言葉にうっかりサイダーの壜を落としそうになる。
部屋の鍵をかけそびれたのは自分か、それともイアンか。
どちらにせよオスカーのその悪戯を成功させてしまったのは寮の自分たちの部屋に鍵が掛かっていなかったというのが理由だとわかる。
お互い聊か抜けているので鍵をかけそびれた、なんてこともたまに──そう、ごくごくたまに、あるのだが、まさかそのタイミングを狙ってしでかされるとは思わなかった]

勘弁しろよ、捨てなきゃいけないもんなら人の部屋じゃなくてちゃんとごみ捨て場に持っていけ。
つーか勝手に部屋に入るな。
自分の持ち物ぐらい人に迷惑かけずに片付けろっつーの。

(341) 2018/05/16(Wed) 22時頃

【人】 本屋 ベネット

[折角旨いものにありついて気分がよかったのにこの仕打ち。
これ以上機嫌の悪い言葉を吐くのも嫌で、がり、と、若干行儀悪くジンジャーブレッドを咬み込めば、もくりと膨れる薄い頬は食べ物以外の理由で少し余分に膨らむ。

大体、なぜかこいつはいつもそうなのだ。
外面を保ちながら、陰険。
オスカーに対するベネットの評価はこれだ。

大体ここに来るまでもちょっとイラっとした。
楽器をやっていたか>>319とか、フェルゼが大好き>>320とか。
嫌いな奴とつるむ主義のやつがいたら会ってみたいものだが、もしかししたら目の前のこの同級生はそうかもしれない。
だから顔に不満を上乗せしたまま生ぬるい返事しか返さなかった]

(342) 2018/05/16(Wed) 22時頃

【人】 本屋 ベネット

…おっまえら。

[モリス>>278とフェルゼ>>311が笑いだす声に二人がタッグを組んで仕掛けたのだとわかる。
その証拠に目の前で響く乾いた勝利の音。
扉の向こうに消えたイアンの肩>>273も微かに揺れていたので聞こえていたに違いない。
タイミングにタイミングが重なって、嚥下してから口から出てきたのは普段より3トーンぐらい低いものだ。
斯様な仕打ちに対していかに反論をするか考えようとしたのだが、ちょうどラルフが席を立ったことで霧散する。
あまり長いこと難しいことを追うのは得意じゃない]

そっかー、気をつけて行ってこいよ。
ちゃんと無事に帰るまでが帰省だからな。

[遠足か何かと勘違いしそうな文言をつけながら少しせわしい出立を見送り、口の中に投げ込むジンジャーブレッドの最後のひとかけら]

(343) 2018/05/16(Wed) 22時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 22時頃


【人】 新聞配達 モリス

[挨拶には会釈を返して>>337、食堂の中を見る。
 ヴェルツは見えずに、代わりに確かにピスティオがいた。
 それと同席しているのは、確か先月転入してきた後輩だ。]

……何か欲しいものがあるなら、買ってきてもいいよ。

[>>338あの人懐こいネズミが、ちょっとの粗相くらいで人を嫌うかと疑問を持ちはするが、誰にだって踏み込まれたくない領域というのもあるだろうし、二人の間に過去何があったか知る由もない。
 提案できたのは、今この場を切り抜ける手段としての策。
 ところでそういえば、よく庭にいるこの後輩なら庭番の居場所を知らないだろうか。]

(344) 2018/05/16(Wed) 22時頃

【人】 渡し船 ユージン

 ─あの時─

[ そう、あの時(>>333)は。
 スッカラカンの言葉をなんて返したのだったか。 ]

 羽はこの世界に来るときに、邪魔だからもいだのよね。

[ 笑いながら。
 けれど、ほんの僅かにだけ表情が変わったのは
 手本を見せて欲しい、という声が聞こえた時。 ]

 どうかな、俺の心は澄んでないから。

[ 真っ黒で小さな目が、背の少し低い彼を見る。
 唇は綺麗で緩やかな弧を描く。 ]

(345) 2018/05/16(Wed) 22時頃

蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 22時頃


【人】 新聞配達 モリス

ねえ、マーク。
買う買わないは別として、ヴェルツ……先輩、知らない?

[普段気安く呼ぶせいで、三年生なのだと時に忘れかける。
 色よい返事があればいいが、さて**]

(346) 2018/05/16(Wed) 22時頃

新聞配達 モリスは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 22時頃


【人】 渡し船 ユージン

 汚い手で触れられてもいいなら。
 見本、見せてあげるんだけどね。

[ 美しい花に、囁く言葉を。
 残念ながらこの時は、ハンカチを渡されてかわされたが
 頷いていれば─────も、できたのに。

 まるで八重咲きの薔薇のよう。
 その中を、心を、覗きたくさせるな、と。
 言葉にするなら魔性とでもいうのだろうか。 ]

 ま、いつでもおいでよ。
 たぶんこの辺にいつも居るし。

[ しかし、それからオスカーを庭で見たかどうかはまた別の話。 ]**

(347) 2018/05/16(Wed) 22時頃

【人】 本屋 ベネット

―廊下―

[さて、クリームチーズと苺のタルトもいただいた。
自分のジンジャーブレッドは食べてしまった。
サイダーの壜はもう中も空で、そういえばフェルゼはチーズクッキーをまだ持っていただろうか。
食べ足りないと言っていたフェルゼ>>204には同意したし、こちらも食べたりないのは事実なので一緒に>>314談話室を出たわけだが]

なあ、お前此の侭調理室とか行く?
俺は、先に食堂に壜返しに行こうかと思ってるんだけど。

[一緒に来るか、それとも調理室か、もっと別のところか。
食堂によるのは、空になった壜を返却すると銅貨が一枚返ってくるからだ。
ともすれば割れて凶器になりかねないそれを円滑に回収するためのシステムを利用している生徒は多い。
何せ、お小遣いというものは各自額面の差はあれど限られている。
学校の中では商売もできないから、たかが一枚、されど一枚もバカには出来なくて]

(348) 2018/05/16(Wed) 22時頃

【人】 渡し船 ユージン

[ いつも居る、といっておきながらの今だが。
 俺は調理室の入り口にもたれたままでいる。
 匂いにつられてやって来ては見たが、先ずは大きな布を探すことが先決だ。
 薔薇が風に散ってしまう。散らせてはならない。
 探されていること(>>346)もまだ知らず。
 似たように、俺も探してるとこでもあるんだが。

 普段気安く呼ばれている。だからこちらも気安く呼ぶ。
 モリスとか、モーリッツとか、モリアーティーとか。
 まあ、だいたいモリスだけど。
 俺が歳上だとかそういうのは、俺の中ではどうでもよくて。

 ただそうだな。
 やつが配って回ってる木彫りのものを受け取ったことはない。
 木彫りのものは美しいけれど。

 ─────、から。 ]

(349) 2018/05/16(Wed) 22時半頃

【人】 粉ひき ケヴィン


[ そういえば…───、
 数本のパンを見下ろして、不意、

 いつからか、"魔法が使えるって本当ですか?"と
 声をかけられるようになった。
 ───…あれか、 と納得するまで、 結構かかって。
 そういえば、彼は随分驚いた様子だったなあ、とか、
 彼らにパンを渡しながら、考えたものだった。

 固いとか、甘いとか、 
 レーズンパンでもバターが必要だとか。
 自分のためだけに焼いていたものを、
 すこぅしだけ卒業したのは、その頃。]
 

(350) 2018/05/16(Wed) 22時半頃

【人】 粉ひき ケヴィン


[ その、一人だったか、ただ巻き込まれた者だったか、
 いつの日か調理室に来るようになった、
 "ベネット"と呼ばれる後輩。>>207
 "絵描き"と共に、顔が一致している珍しい奴だ。

 パンを焼くと、自然と顔が浮かぶ。
 ── "美味い"って、その一言だけで、充分だったのだ。]
 

(351) 2018/05/16(Wed) 22時半頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 22時半頃


【人】 粉ひき ケヴィン


[ ただ、そう、 懸念事項。
 教会出の青年は、ただ戻る理由がないだけで、
 長期休みも大体寮に籠っているけれど、
 ……誰が残っているんだが、一人ぐらいしか見当がない。

 焼いちゃあみたものの、消費できるかなんて、
 考えちゃあいなかったのだ。
 …まだ"ひとのため"を成し得るには、修業が足りない。]
 

(352) 2018/05/16(Wed) 22時半頃

【人】 渡し船 ユージン

 ねぇねぇ。
 モリスどこいるか、ケヴィン知ってる?
 あ、つか、帰ったりしてないよね?

[ そもそもそこだ。
 この休みに帰省するものがほとんどだ。
 悲しくもすれ違わなかった、料理を得意とする生徒とか。
 遅くとも今日くらいには発つ者が多くて。

 モリスの居場所を知るか知らないかなどお構いなしに、問うが。
 答えはどうだったか。 ]*

(353) 2018/05/16(Wed) 22時半頃

【人】 粉ひき ケヴィン


[ ある、ひとり は。
 生徒会長、そのひとり。
 3年居れば、否が応でも分かるものだ。
 長期休みに帰らない、同学年の面子、なんかは。

         ──── 花の香りの元凶を、除いて、 ]

 

(354) 2018/05/16(Wed) 22時半頃

【人】 粉ひき ケヴィン


[ 窓が空いていたのかと、一時、
 風に揺れるカーテンを探しこそ、すれ、

 記憶に違えることもない、土と、薔薇とが、
 体温に乗って独特に香る。


           ─── 惑う香だ。

 思わず、とばかり、
 小麦の名残をのせた掌がかんばせの半分を覆う。]
 

(355) 2018/05/16(Wed) 22時半頃

【人】 粉ひき ケヴィン


 ────…… 、 ヴェルツ、

[ 確かめるように、くぐもった声が掛かる。
 …滅多に呼ぶことのない名だ。
 言い慣れない、と気がついたのは 随分今さらのこと。]

 パンを、 ───── パンを、焼いていて、
 丁度焼き上がったばかりで、………

[ 厭に言葉が切れ切れで、
 いつも以上に口下手を曝す羽目。

      ────、嗚呼、そういえば、
       さきほどまであの、天鵞絨の湖に、
       彼の目立つ姿を、眺めていたばかりだ。

 花に囲まれたかのような風にさえ、感じる。
 爛れるようで、 ──── 堕ち行くような、
 蕩ける、はなの、 ]

(356) 2018/05/16(Wed) 22時半頃

【人】 粉ひき ケヴィン

 
[ 脚が縺れるようだった。
 ただ立っているだけなのに、天地が返るよう。

 ふら、 と けしてか細くはない、
 青年の身体が僅かに傾ぐ。]
 

(357) 2018/05/16(Wed) 22時半頃

【人】 粉ひき ケヴィン


[ 片手をテーブルに突き、(…すこぅし、机を打つ音。)
 顔を隠していた手がパンを掴んだ。

 そうして、   …何を思ったのだか、
 固い、バケットほどの長さの、レーズンパンがひとつ、
 出入口に向けて放物線を描いたろう。

 "食ってくれ"って言葉ひとつ、出やしなかった。]
 

(358) 2018/05/16(Wed) 22時半頃

【人】 花売り メアリー

―食堂前廊下―

[モリスからの提案>>344に、マークはきょとりと瞬いた。]

 え、いいんですか?

[疑問形で咄嗟に返したが、「お願いします」の一言まではここでは出てこなかった。
 わざわざ先輩にこんなパシリみたいなことをさせていいのかという考えも勿論あったのだが、ここで買い物を任せたらピスティオへの謝罪のチャンスも無くしかねない、とも迷っていて]

 本当にいいんですか? そんな気前よくて……。
 作品だっていっつもあげてばっかりでしょう。
 僕にだって、言ったらあっさりくれたし、
 細かくて、小さくて可愛いやつ。

[談話室辺りで鉢合わせた時だったっけ、なんて思い返しながら、重ねての疑問形を。]

(359) 2018/05/16(Wed) 22時半頃

【人】 花売り メアリー

[モリスがヴェルツの――悠人の居場所を訪ねた>>346時には、そうそう、と呟いて]

 ユージン――ヴェルツ先輩、あとで食堂に来るって、
 さっき花壇のほうで会った時に言ってました。
 それで僕、丁度先輩の分のご飯も買わなきゃって
 思っていたところだったんです。

[あれから大分時間が経った気もするが、未だにその先輩の姿はここに見えない。
 未だ庭の世話を続けているのか、或いは――]

 調理室とかにちゃちゃっと行っちゃってるなら
 僕としては何も心配しなくていいんですけど。

[特に何か確証があった訳では無く、単なる希望的観測を紡いだ。]

(360) 2018/05/16(Wed) 22時半頃

渡し船 ユージンは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 22時半頃


【人】 粉ひき ケヴィン


[ ……パンの行方は、全く確認もせず、
 机にてをつき、俯いたそのままで、 ]

 ─── 生徒会長ぐらいしか、 知らない。

[ 消え行くような、息混じりに、
 ……質問に答えたんだか答えていないんだが、
 会話が下手な返答を。

 ──嗚呼、そう。
 料理上手の残り香なら、此処にまだ 微かに有るが。
 きっと普通じゃあ嗅ぎ分けられない其れだろう。]
 

(361) 2018/05/16(Wed) 22時半頃

【人】 花売り メアリー

[ここまで言って、マークは漸く腹をくくった。]

 やっぱり、自分で買いに行きます。
 お気遣い、ありがとうございます、モリス先輩。

[ピスティオのことはともかく、まず今やるべきことだけはやろうと。
 薔薇の生花で飾られた二つ結いの髪のまま、マークはモリスに小さく頭を下げた。
 それから食堂へと一歩踏み出し、真っ直ぐに食堂内の自動販売機へと向かった*]

(362) 2018/05/16(Wed) 22時半頃

粉ひき ケヴィンは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 22時半頃


下働き ピスティオは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 22時半頃


花売り メアリーは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 22時半頃


負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 22時半頃


【人】 新聞配達 モリス

いいよ、別に。
代金は君から貰うけど。

[>>359特に奢る理由はない。先輩らしくぽんと出してやれれば格好つくのかもしれないが、あいにく懐具合が限られてる学生の身分なのはこちらも同じ。]

気前がいいつもりはないんだけど……そう見えるのか。
これが庭掃除当番を代われって言うなら考えるけど、食堂で何か買うくらい誰でもやるだろ。

また欲しければ、何か作るよ。

[作品の譲渡についても、何の事ないふうに告げる。
 こちらとしては何の役にも立たないものを押し付けているような認識なので、貰ってくれるほうが気前がいいようにすら感じているのだが。]

(363) 2018/05/16(Wed) 22時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 ― 食堂へ ―

 あ、ケヴィン先輩は知ってる!
 あの、美味しそうな匂いがする人だろ

[入学早々、育ち盛りで腹を減らしていた時(凡そ、常に)
すれ違った彼に届く大きさの独り言がもれた。

「あ、パンの匂い」

おそらく、食いしん坊な新入生だと思われたことだろう。
反省……はしない。仕方がない。
思い出せば、腹の虫はいよいよ鳴く]

(364) 2018/05/16(Wed) 22時半頃

【人】 新聞配達 モリス

ああ、それで来たの。
なら、待ってようかな。

食堂に来るって言っておいて、わざわざ調理室に行かないだろうし。

[その予測がまったく外れているとは知らず――やはりよく中庭にいる分、マークのほうが彼のことをよく知っているのかもしれない――食堂に居残ることを決める。
 それなら何を食べようか、という方向に思考がシフトするが、隣の後輩が意思を固めれば。]

そう。
じゃあせめて、入りやすいように一緒に入ろうか。

[どうせ入るから同じなだけだけれど、大義名分つけやすいんじゃないかと、入り口をくぐって暫くは、マークの隣を崩さぬままで。]

(365) 2018/05/16(Wed) 22時半頃

【人】 本屋 ベネット

[調理室、と具体的な場所を上げて思い浮かぶのはラルフともう一人、上級生。
ケヴィン>>352のパンは解りやすく、うまいものの一つだ。
たまたま調理室の前を通りかかって、出来たばかりの一切れを貰ったのが始まり。
うまい、といったら、沢山くれるようになった。
余り表情を変えるところを見たことがない気がするが、施しを受けるパンの量が増えているということは少なくとも嫌われてるわけではないと判断したし、去年の秋の始まりには向日葵の種を調達してパンに混ぜてもらった。
ナッツ独特の食感とうまみに塩味だけがついてくるシンプルなパンだったがあれもとんでもなく旨かった。

壜を返しに行ったら、やっぱり自分も調理室に行くことにしよう。
甘いものは別腹。
まだ、小麦が入る余地はこの腹にある]

(366) 2018/05/16(Wed) 22時半頃

新聞配達 モリスは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 23時頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 23時頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 23時頃


【人】 負傷兵 ヒュー

 談話室なら美味いもんある?

[食べ物でも、人でも、場所でも。
ピスティオについて行けば間違いない気がする。

それは、彼がきっと色んなものを「見る」のが得意で
それは、彼ときっと、好きなものが少し似ているから]

 何々、七不思議?
 音楽室の幽霊がー、とかそういう?

[食いつく話題があれば、腹の虫も暫し忘れる。
怖がる素振りをして、
笑いあって、それから、人の気配に視線を投げる。
揺れる髪の毛。薔薇の香り。
背の高い人物。顔が見えなくても――あるいは、見えないからか。「綺麗」という言葉が浮かび、ほどなくして人影は二つ、食堂に入ってきた]

(367) 2018/05/16(Wed) 23時頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 23時頃


執事見習い ロビンが参加しました。


【人】 執事見習い ロビン

―自室―

[真面目にも自主学習。
新しいページを捲って文字を書き付けた。**]

(368) 2018/05/16(Wed) 23時頃

ロビンは、14文字目で一度手を止め。

2018/05/16(Wed) 23時頃


ロビンは、さらに6文字を足し。

2018/05/16(Wed) 23時頃


【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  ―少し前のこと―

[ いつだって面倒を見てくれたオスカー>>319
 その中に疑いなどある訳がない。

 でももしその言葉>>320の意味合い>>321を知れば
 白は何色に染まっただろう、なんて。
 無駄な可能性は消えていく。

 ただ、オスカーの言葉に
 ほんの僅か肩が揺れた事だけが真実。
 答えを知る前に視線から逸れた事も。

 だから有難かった。 ]

(369) 2018/05/16(Wed) 23時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  うん。俺もベネットといいモリスといいみんなに
  色々と任せっぱなしだから、……

  …………ん。んー、頑張る。
  朝は苦手、なんだけど、昼も眠いけど。
  気をつけるね。

[ オスカーの言葉>>322はその場を繋ぐに
 丁度良かったのだ。 ]

(370) 2018/05/16(Wed) 23時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ しかし談話室に入ってからもベネットと
 オスカーは和気藹々といったようには
 感じられない。

 機微には疎いとは思っていたが、
 流石にその端っこくらいは掴み取れた。

 困ったものだなあと思いながらも、
 同室者であるモリスとの話になれば
 またそれも移ろいだし、

 それにベネットにしかけた悪戯が成功する時には、
 ベネットの機嫌も多少は浮かんだのではと
 ハイタッチの間>>330に一つ。 ]

(371) 2018/05/16(Wed) 23時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  いっぱい詰めて食べるからだよ、ベネット。
  もっとお行儀よく少しずつ食べなきゃ。

[ なんてらしくない優等生ぶった言葉を
 かける時にはいつも通りゆるい笑みを。
 だが実際はタイミングが悪かったのだろう。
 声のトーンは低いものだったので>>343

 タルトを放り込んで自分の頬を差し出したものだ。
 「やり返してもいいよ。」の合図。
 その献身がうまくいったかはまた彼次第。 ]

(372) 2018/05/16(Wed) 23時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ 話が纏まり出せばモリスに一つ頼み事。
 返答はイエス>>330
 思いつきが発端ではあるが、それも
 言葉にしてみせよう。 ]

  うん。いつも君が作っている中で
  初心者でも作れそうなのを教えて欲しい。

  いつも俺がもらってばかりでそのお礼が
  茶葉だけっていうのも……あれだし。
  たまには交換とか、してみたいかなって。

[ つまり君にあげたいのだと言外に告げた。
 茶葉も彼は気に入ってくれているよう思えたが
 だが、それは消費しては消えてしまうから。 ]

(373) 2018/05/16(Wed) 23時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ この感覚をさみしいのだとフェルゼは思う。
 永遠に残るものなど物しかないのだから
 だから形あるものは壊さないように丁寧に
 自分の手元にあるべきだ、と。

 だから「こわくないの」と問われて>>331 ]

  何もない方が、こわいよ。
  モリスは何を畏れてるの。

[ 忘れての声に重ねるように尋ねた。
 その答えを耳にできたかはモリス次第。
 だが、忘れなかった形が今、
 プレゼントしたいのだと結果として現れただけだった。 ]*

(374) 2018/05/16(Wed) 23時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  ―廊下―

[ 談話室はオスカーを残す形でそれぞれが
 廊下に向かう。
 食べ盛りの二人は出揃うタイミングも同じ>>348
 オセロのような組み合わせだが、
 こういう波長はよく合うように思えた。 ]

  タルトにクッキー、
  甘いのとしょっぱいのの組み合わせは
  最高だったよ、ありがとう。

[ もらったクッキーを忘れはしていない。
 ちゃんといただいた事を宣言しながらも
 さて、これからどうしようかと考える。 ]

(375) 2018/05/16(Wed) 23時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  …………前にベネットが食べてたパン、
  ケヴィンせんぱいが作ってたやつ。
  あれ、食べたいから調理室覗いてくる。

[ 一緒に食堂に向かうことも考えた。
 だが、後から合流しよう、と提案した理由として。 ]

  オスカーのこと……きらい?
  悪いヤツじゃ、ないと思う、けど。

  なんか、ベネットを困らせてばっかりだ。
  ……ごめんね。

(376) 2018/05/16(Wed) 23時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ 談話室に至るまでから今までの経緯で
 感じた所感を伝えた後、
 いっしょにいていいか分からなかったから。

 気まずさに耐えかねたよう、足は方向転換する。 ]

  どっちが美味しいもの見繕えるか競争ね。

[ 誤魔化すよう別れ際の挨拶はいつもより
 高いトーンで。
 向かうのは調理場方面だが、さて。 ]*

(377) 2018/05/16(Wed) 23時頃

【人】 下働き ピスティオ

―食堂―

そうそうケヴィン先輩、多分神の手持ってる。

[そんな有る事無い事憶測含めてヒューに仕込みつつ
実際には七不思議なんて言うほど不思議も無くて]

音楽室はなんか歌聞こえるらしいぜ。
今度忍び込んでみる?

あー後は庭の…………ん?

[>>367視線が動いたのにつられて見ると
二人が入ってくるのが見える]

(378) 2018/05/16(Wed) 23時頃

ピスティオは、ツ、と眉を顰めた。

2018/05/16(Wed) 23時頃


【人】 粉ひき ケヴィン

   ─── いつか、の はなし ─── 

[ ……もう十分に、"パンのひと"として
 認識された頃だったか。
 "魔法が使える"話は、もう忘れられていたかもしれない。
 パンにひまわりの種を混ぜこんだ、塩パンを焼いてから、
 ナッツに凝った時期があった。

 大凡、パンを焼いた直後くらいの話だ。
 あの日は、よく覚えている。
 珍しいパンの香りに、(顔に出ることはなかったものの、)
 すこぅし、テンションが上がっていたから。]
 

(379) 2018/05/16(Wed) 23時頃

蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 23時頃


【人】 下働き ピスティオ

あー!モリス先輩!

(380) 2018/05/16(Wed) 23時頃

執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 23時頃


【人】 粉ひき ケヴィン


[ 寮を横切り、"ベネット"や、"絵描"へ、
 ───その他の誰彼にも。
 新しい配合の感想を求め届け回っていたとき。

 そりゃあ 腹が減って居たんだろう。
 あっ って言うわりには十分に聞こえた。

 珍しくも、─── そう、 珍しくも、その日は
 "機嫌が良かった"ものだから、]

 ……食うか。

[ って その場で、
 パンを丸ごと、手渡したりとか、して。

 ──── 残念ながら名前も聞くことなく、今に至る。
 顔だけは覚えている。
 …名前を聞く甲斐性が、圧倒的に足りないだけだ*]
 

(381) 2018/05/16(Wed) 23時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 23時頃


【人】 下働き ピスティオ

[一瞬不機嫌な顔になるも直ぐに消し
二人組の片方が懐いている姿と気づき声を上げる
その隣へは視線も向けないまま]

なんか甘い匂いしてんすけど、誰も居なくて。
こっちじゃ無くて談話室でパーティしてません?

俺らなんかすげー腹減ってて。

[子供じみた嫉妬だとわかってるが
だからと言って簡単にそれを崩せるほど
まだ思考は青臭いまま]

(382) 2018/05/16(Wed) 23時頃

粉ひき ケヴィンは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 23時頃


下働き ピスティオは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 23時頃


【人】 花売り メアリー

[「代金は君から貰う」としっかりモリス>>363に言われれば、マークは苦笑した。流石にそこまでの太っ腹ではなかったらしい、と思う。
 けれどその後に言われたことは(庭掃除の件は別として)いまいちピンと来ず、軽く首を傾げてしまった。
 気軽にあれ買って来いこれ買って来い、なら同級生のやりとりの中でも見てきてはいるから、まだわかる。けれど作品のことは――]

 不思議な人だ。

[特に答えを求める訳でも無く、ぽつりと零した。
 モリスもまたピスティオとは異なる形の「芸術家」で、けれどとっつきにくいなんてことはなくて、至って話し易くて――それでも、やはり理解できない。そんな印象からの、「不思議」という感想だった。]

(383) 2018/05/16(Wed) 23時半頃

【人】 花売り メアリー


(うん、普通はわざわざ行かない……よな)

[ここで待つというモリス>>365の見解にそう同意しながらも、悠人に関しては匂いにつられるのも有り得てしまうと思える辺りは、日ごろの付き合いからの勘というべきか。
 それからモリスは、入りやすいように、と言って傍までついてきてくれた。]

 その……。
 本当に、お気遣い、ありがとうございます。

[気前がいいというか、先輩らしい面倒見というか。そんな風にも感じながら、恐縮のほうが声に出た。]

(384) 2018/05/16(Wed) 23時半頃

【人】 花売り メアリー

―食堂―

[それから、「ピスティオと包帯の少年のほうには顔を向けずに」、壜入りサイダーとジンジャーブレッドを二人分、さらにほろ苦い珈琲クッキーも二人分、購入したところで、

 思いっきり、モリスに――つまりこちらに気づいた声が上がった。>>380]

 …………。

[もうひとりの包帯の少年>>367に対しては別に何の後ろめたいこともなかったのだが、彼とピスティオ、ふたりともを無視する形で、ほんの暫く顔を背けたまま固まった。]

(385) 2018/05/16(Wed) 23時半頃

【人】 本屋 ベネット

―廊下―

だろ?やっぱり甘いものの後はしょっぱいものだって。

[最高だった>>375、と聞くとふふん、と小さく満足げに鼻を鳴らす。
さっき>>372つつき損ねた頬を押してつつけば少し伸びすぎた爪が当たるだろう]

パン?ああ、でも先輩いんのかな?
まあいいや、それじゃあ後で──

[合流な、と言えなかったのはオスカーの名前が挙がったから>>376だ。
嫌いかと言われて即答したい気持ちはないでもない。
こちらが腹芸ができないのが悪いとは知らないものだから、オスカーがあれこれこちらに悪戯を仕掛ける理由が理解できなくて]

(386) 2018/05/16(Wed) 23時半頃

【人】 本屋 ベネット

…べっつに、お前が謝ることじゃないだろ。
何であいつが俺にはあれこれ悪戯してくんのかよくわかんないだけ。
だーかーら、お前は気にしなくていい、おっけ?

[どうせ言ったところでフェルゼは気にしそうなのだけど。
だから、競争と言い出したその言葉>>377を受け入れることにした。
高いトーンを置いて歩き出したその細長い背中を見送って、自分は食堂に向かって歩き出す]

(387) 2018/05/16(Wed) 23時半頃

【人】 本屋 ベネット

[壜を揺らしながら廊下を進めば沿った窓の外には中庭。
手入れは有志がしていると聞いている。
四阿に足を向けなくなってから、季節はどのくらい廻っただろう。
ちらりとのぞき込めば、今はその有志>>353の姿はなさそうだ。
春の薔薇の季節はもうすぐ終わる。
これからは夏の薔薇らしい大輪が増えるのだろうが、それまでは散りゆく花弁が季節の名残を伝えて]

…薔薇だけに、俺達も、ばらばら。

[なんちゃって。
ベネットにかかれば、そんな風情もイチコロだった。
母親に、音にもっと情緒を持たせろと言われた回数がどれだけあっただろう。
おかげさまでピアノだけは情緒豊かになったが、それ以外は相も変わらず。
廊下にむなしく響いた声も、一人分の足跡がすぐにかき消した]

(388) 2018/05/16(Wed) 23時半頃

【人】 渡し船 ユージン

[ パンをちぎり、己が身体だと分け与え
 杯に満たした葡萄酒を己が血だと謳うのが主だとすると
 土の匂いと、薔薇の匂いがする俺はそうだな。
 差し詰め、ロジェとでもここでは比喩しておくとしようか。

 顔を隠すようにして(>>355)それでも呼ばれた名は(>>356
 たぶん両手で数え切れるくらいしか聞いたことのない物。 ]

 あら、覚えてたの俺の名前。

[ 具合が悪そうにさえ見える(>>357)揺らめき。
 一度は逃げ場に、と半身を引いたものの
 介助してやったほうがいいのだろうかと、足を向けかけたその時。

 小麦粉で出来た身体の一部が飛んできた(>>358)。

 咄嗟に受けとれたからよかったものの。
 落としたら、なんてもったいないことか。 ]

(389) 2018/05/16(Wed) 23時半頃

【人】 渡し船 ユージン

[ 先程の切れ切れの言葉をつなぎとめる。
 パンを焼いていて。焼きあがったばかりで。 ]

 んん。

[ 食え。
 …ってことでいいのかしら?

 一方的に避けられているがために嫌われていると思っていたが
 そういう単純なことではないのかもしれない。
 そう、思いたいだけ、かもしれないが。
 固いレーズンパンを片手に、暫く黙って彼を見て。 ]

 …いっちゃん。いっちゃんか。
 やはりその関門を通らなければモリスには会えないのか…ッ!

[ なんて、まあ、おどけて見せたりもしては見たのだけれど。 ]

(390) 2018/05/16(Wed) 23時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[七不思議の続きも気になるが、それより気になったのは、]

 ………?

[隣の、ピスティオの纏う空気が、刹那張り詰めたこと。
その空気の、色の持つ意味はわからない。
気のせいかもしれない。
ただ、初めての色だった。

モリスに向ける顔は知ってるそれだったから、もしかして――と。
それは、他へ向ける興味の発端としては、自然………だろうか]

(391) 2018/05/16(Wed) 23時半頃

【人】 渡し船 ユージン

[ 徐に、少しばかりしていた遠慮を捨て去り
 ずかずかとケヴィンのテリトリーに侵入する。
 花壇から直接来たから、靴についた泥が少し落ちた。
 ある程度清潔だろう調理室に残る。

 土も、香りも。

 土足で踏みにじり。
 俯いた華奢でもなく、けれど弱々しい、ケヴィンの近く──いや、それはもう真横に──顔を寄せて。 ]


 ───パン、どーもね。


[ 囁くように落とし、微笑んだ。 ]*

(392) 2018/05/16(Wed) 23時半頃

【人】 新聞配達 モリス

やあティオ。

[サワークリームとサラミのサンドイッチを買い込むと、後輩>>380にわざとらしく笑いかける。
 微かに張り詰めたような気配は感じていて、なるほど確かに険悪らしかった。
 だが、それを無為に突くこともない。]

この間デザインの相談したやつ、そろそろ作りはじめるよ。
せっかくの連休だし、時間かかるものやりたいからね。

[絵描きの彼にはじめにあげたのは、組木の小さなパズルだ。
 とくに何物にもならないものを作ってばかりの中で、珍しく人の手も慰められるもの。
 何とはなしによく動いて見える後輩はそういうものが好きそうな印象を受けて、渡したのだった。

 あれがどうなったかは知らないが、今は改めて、組み上げると立方体になる細工を計画している。
 その最終的な表面に施す彫りを、先日相談していた>>150。]

(393) 2018/05/16(Wed) 23時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 こんちはー、 えーと
 先輩たちも腹減った?

[自分より背の高い彼が後輩とは知らずの、迷った末の先輩「たち」。

ピスティオの「腹減った」にこくこく頷きながら、背中を向けたままの、薔薇挿す姿に視線を向けた。

発端は、すぐに忘れる。
隣で笑いあえば、友人でも知らぬ顔はあるだろう、と当たり前は通り過ぎて、知らぬ存在に好奇の心は疼き、

そして、少しの疎外感から目を背ける]

(394) 2018/05/16(Wed) 23時半頃

村の設定が変更されました。


【人】 花売り メアリー

[ほんの少し固まっていたが、ピスティオ>>382の提案が聞こえれば、おずおずと視線を。
 マークは悠人のために未だ食堂に留まろうとしていたが、ピスティオは談話室に移ろうとしている。
 ――言うならば今しかない、と、その勢いで口を開いた。]

 ピスティオ先輩。
 ごめんなさい、すごく、
 気分を害するようなこと、してしまって。

[こちらに視線を向けないままのピスティオに、マークは一方的に謝罪した。
 事情なんてまるで知らないだろうモリスや包帯の少年にどう思われるかなんて、今はまるで考えずに]

(395) 2018/05/16(Wed) 23時半頃

【人】 本屋 ベネット

―食堂―

[空の壜を揺らし、足音を鳴らし。
食堂より少し手前に差し掛かると思ったより人の声がした。
自分が想像していたよりも残っている生徒は多いらしい。

大きな声>>380で同級生を呼ばわる声が聞こえ、少し眉を跳ね上げる。
何かあったのだろうかと足を止めたがたずねる相手は今は自分にはいなくて、なんとなく手の中の壜をちらりと見下ろしてからまた歩き出す。
何気なくを装うことは難しいが、かといってこちらにも壜を返しにいって銅貨を返してもらうという大切な用事があるのだ]

(396) 2018/05/16(Wed) 23時半頃

天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 23時半頃


【人】 新聞配達 モリス

談話室でパーティ?
パーティなんて豪勢じゃないけど、ベリーチーズタルトならあるよ。
心優しきディーンセンパイの置土産。

[>>382賑やかだった時間は終わってしまった。
 今は満たされない胃のための食事二回戦だ。]

ただ、タルトひとつよりはここで食べるか、ヘイズ先輩探したほうがお腹は満たせるんじゃない?
いるらしいよ、パン職人。

[穏やかなパンの香りは食堂にいると気づきにくいが、きっといずれ職人の絶品パンにもありつけるだろうと踏んでいる。
 お鉢が回ってくるまでは、食堂のパンでいい。サワークリームサラミだって充分うまい。]

(397) 2018/05/16(Wed) 23時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  ―廊下―

  でも、いくら食べても食べ足りない。
  ……成長期、かなぁ。

[ たしかに最高の組み合わせだった。
 しかし詰めるだけ詰めてしまう小動物
 みたいな頬っぺは記憶に新しい。

 思い出せば微笑ましいような気持ちが
 胸の底からじわりと滲んだ。
 ただ、頬にちくりと当たった爪先が
 まるいまるい棘のようで
 淋しさに眸を細めてしまったけれど。 ]

(398) 2018/05/16(Wed) 23時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


[ オスカーがベネットに悪戯をけしかける
 理由が分からない。
 フェルゼがマークにちょっかいをかけるのとは
 また異なった雰囲気を感じていた。 ]

  …………好きな子ほど、いじめたくなる、とか。
  うん。……ありがと。君はやさしいね。

[ プラスに考えても分からず、
 結局在り来たりな言葉を使う。
 なんだか慰められてしまった。
 その不甲斐なさにまた、

 結局、自分なんて、とか。 ]

(399) 2018/05/16(Wed) 23時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  ………………、ほんと。

[ 小さな呟きは言葉にならず消える。 ]

(400) 2018/05/16(Wed) 23時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  うん。また後でね、ベネット。

[ 気遣って詳しい事を聞かずに送り出して
 くれる彼に甘えてしまった。
 廊下を歩きながら食堂で今何が起きているかも知らず、
 また、調理室の事も他の事も知らぬまま、

 ふと、窓硝子へと視線を向けた。
 咲いていたのは花壇から外れた野草。
 風に吹かれて花弁の散る様を見た。

 胡乱な眼差しで見つめる自分の顔は、
 やはり母に似ていて、
 しかし眼差しは誰かにも似ていた。 ]*

(401) 2018/05/16(Wed) 23時半頃

【人】 花売り メアリー

 あ、……うん、僕もお腹空いてるけど、
 ちょっと用事があって、僕はここに残りたいんだ。

[その包帯の少年――ヒューという名はまだ知らなかった――>>394からの「先輩たち」への呼びかけにわりとすぐに反応したのは、彼が「中等部の」新入生かと勝手に判断してしまったから。成長期をとうに迎えてるだろう人に対してそう考えたくらいには、マークも編入生の存在にはあまり馴染みがなかった、ということらしい。]

 と、そうだ、初めましてかな。
 僕はマーク。中等部の三年。よろしくね。

[そう、自己紹介を付け加えた。
 包帯をするほどの怪我の心配とは関係なしに、どこか寂しそうに見えたから、「後輩」に対しての気遣いも込めて]

(402) 2018/05/16(Wed) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー

   ─怒られること─

[ "子どもには許される事と許されない事がある。
  それは神様が決めたことなんだ。"
  自分はそう、周りの大人たちから教わった。

  そんな戯言を信じていた。
  昔の話。]

(403) 2018/05/16(Wed) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 何事も程々にできて、
  極めようと思えば極められるのに
  目を伏せて向き合おうともしない。

  その癖、何にも染まっていないかの様に
  無邪気に自分を信じる彼が
  ある意味疎ましくて仕方無い。

  頭から爪先まで先生の言う通り
  ぐちゃぐちゃに塗り固めた優等生は、
  湧き上がる何かを抑えて正しく笑い、
  隣同士並んだ机の下、
  小さな紙切れを渡し合っていた。]

(404) 2018/05/16(Wed) 23時半頃

【人】 下働き ピスティオ

あ、もう作るんすか!
なら掘り始めたところでまた描きいくっす。
静かにできますもんねいつもよりかは。

[>>393こちらの違和感に気づいたのかそうでないのか
伝わることはなかったが
それをスルーして会話してくれているから
見えない尻尾をぶんぶん振り回していた]

[のに]

(405) 2018/05/16(Wed) 23時半頃

【人】 下働き ピスティオ

――――――あ?

(406) 2018/05/16(Wed) 23時半頃

【人】 下働き ピスティオ

気分を、害する?

って、なあにマーク。

[>>395少なくとも心当たりのない謝罪に
顔に笑顔が張り付いたまま口は動く]

俺なんかされたっけ?
あーっと、こっちこそ絵のやつはアリガトーな?
自分から描いてくれなんて奴、初めてでさー。

ちょーっと、びっくり、した、けど、

上手く描けてた、ろ?

(407) 2018/05/16(Wed) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 怒られるようなこと、してみたい。


  は、と思わず息が漏れた。
  喉奥からせり上がりそうになる何かは
  歪んだ弧を描く口元に飲み込まれる。

  踏み込まれたくない所に土足で入られた心地。
  奥歯で土を噛んでいるみたいだ。

  いつもの気紛れか。
  それともタチの悪い詩篇にでもあてられたか。
  相手の腹の中を想像しようと巡らせた視線が、
  引き結ばれた口元に留まった。]

(408) 2018/05/16(Wed) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 思わず相手の袖口を軽く摘む。
  つん、とその腕を引き寄せて
  掌の中に指を差し込もうとした。

  それを許してくれたなら、
  握り潰されたメモは自分の手にあるだろう。
  彼にしか聞こえない音を、
  ゆっくり形にした。]

   ( 僕らだけの秘密にしよう。 )

[ 理由は何でも良い。
  ただ自分が気に食わない彼から
  溢れた言葉であることだけわかればいい。]

(409) 2018/05/16(Wed) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 真っ白なノートの切れ端を千切る。
  手元にあった赤いペンを走らせた。]

  『放課後、東屋の倉庫で』

[ それ以降、
  クラスと席がばらばらになったとしても
  ノートの切れ端と赤いペンは、
  秘密の場所で会う為のサイン。]*

(410) 2018/05/16(Wed) 23時半頃

【人】 記者 イアン

── 廊下 ──


[部屋から持ってきた小説本を片手に
なんとなくすぐに戻る気にはならず、
暗い廊下の隅で窓の外を眺めていた。

フェルゼは今頃友達と楽しく話しているだろうか
もう、魘されてはいないだろうか。
彼と一緒にいたあの子とは話せずに談話室を出たけれど、
あれからどうしているだろうか。

二人とのいつかのことが順番に頭を過る
ひとりになると今ではないことばかり考えてしまう。]

(411) 2018/05/16(Wed) 23時半頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 23時半頃


【人】 負傷兵 ヒュー

 へぇ、 三年、 ……後輩じゃん

[意味を知らぬ謝罪に続いた自己紹介に、ぼそり思わず呟いた声は、ほんの少し冷たいもの。
一呼吸の後、名乗りを返すため開いた口は、音を紡がずまた閉じることになる]

 ………、おい

[小さく、名前を呼びたかった。
けれど、それは膨れああった疎外感に潰される。
顔、笑ってないぞ、なんて。
言ったら、同じ顔を向けられたら、って。

笑いあっても、それでも、まだ出会ってひと月と少し。
曖昧に助けを求める視線は、今度は年上のモリスへと]

(412) 2018/05/16(Wed) 23時半頃

【人】 記者 イアン

── あの夜 ──

 大丈夫、言わないよ……僕は君の味方だ。

[抱えたものを誰にも打ち明けず秘める者が
誰かの同じような重みを知りはしない。
それでも、子供だと笑い飛ばして終わることではない
少なくとも今はそうなのだと感じ取って。
問うこともなく、背中を摩り続けながら、望みに頷き>>303吐き出される言葉を受け止める。]

 人間は、ひとりでは生きられない
 楽だと思うのは、君がどこか弱っているからだ。

[謝罪と付け足しを耳にして尚返した内容は
彼のことを言っているようで、自分のことを口にしていたのかもしれない。]

(413) 2018/05/16(Wed) 23時半頃

【人】 下働き ピスティオ

[自分が今どんな顔で話をしているかなんて
わからないままにするすると口は動くから
まくし立てるようになってしまうかもしれない]

ベリーチーズ!!の!!タルト!!!
やったーそれまだ残ってるんすよね?
言ってたろヒュー、菓子作るの上手い先輩いるって。

ケヴィン先輩も残ってるんすね。
やーりぃ、あとでリクエストしとこ。
……ふは。

[マークの表情なんて見ないでいるけれど
その髪に刺された薔薇は香る
まるで見えない呪縛が手を伸ばしているようだ]

(414) 2018/05/17(Thu) 00時頃

【人】 記者 イアン


 ……だから、楽になってもそこに落ち着けない。

[言い切った後深く息を吐いたのは、自分の事情。

謝らなくていいんだよ、忘れるよと全て受け入れ
最後の言葉には、返さないままだった。
俺は、この学校に逃げてきた
その部分は打ち明け合わずとも分かる差。
俯く彼の顔を身を寄せて背に触れる自分が見ないように
過ぎった罪悪感もまた、彼が知ることはない。
望みを叶え、忘れることは出来なかったけれど
相手の態度はどうであれ、こちらは翌日からずっと
何事も無かったように接している。
────……嘘をつくのも繕うのも、得意分野だった。]*

(415) 2018/05/17(Thu) 00時頃

【人】 記者 イアン

── いつかの休暇 ──

[それはいつのことだったか
残るのも、ひとりで机に向かうのも
いつものことで思い出せないけれど。
集中していたから気配に少しも気づかなくて
不意に聞こえた声に少し驚いたのを覚えている。
暫し小柄な少年を見つめた後、ふっと微笑んで。]

 ありがとう、わざわざ教えに来てくれたのかい?
 休憩ならさっきしたよ、大丈夫。

[慣れ親しんだ友に接するように
向ける表情も声も穏やかなもの。
入り口から言葉を投げ掛けられても>>325それは変わらず。]

(416) 2018/05/17(Thu) 00時頃

【人】 記者 イアン


 でも、君が来てくれた。オスカー・ラドクリフ君。

[目を細め、名前を呼んだ。

教師の目によく留まるのはやはり問題児か優等生だ
生徒会に所属しているわけではなくとも、
こちらとして彼の話は耳にしている。]

 そんなことを言うんだね。
 少し、意外だった。

[とても真面目で、完璧な子なのだと聞かされていたから。
お前ももう少し足りていれば、
なんて苦笑混じりの冗談まで添えられたものだ。]

(417) 2018/05/17(Thu) 00時頃

【人】 記者 イアン


 もう少しで終わるからさ
 待っていてくれるのなら、食堂で飲み物でも奢るよ。

[要するに、さぼりはしないと暗に告げた。
上の学年として、生徒会を背負う人間として
それが選ぶべき答えだったから。

生徒会長でありながら、彼と違い完璧には多い
だからこそ、こうやってひとりで仕事をしている。
ただ、正しくありたくて。]*

(418) 2018/05/17(Thu) 00時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 ― 編入生の視点から。いつかの食堂にて ―

[元々知っていた。
そして、感覚としても知ることになる。

この学校では、編入生は珍しい。
だからある程度の視線には晒され、
既に出来上がったコミュニティに馴染もうと必死になる。
その模範としたくて、けれど真似できないのが、生徒会長たるイアンの姿だった]

 えーと、生徒会長の

[こんちは、と小さく頭を下げる新入生にたいして、イアンの言動は終始物腰穏やかで、「大人」なものだった。
有難くデザートを奢ってもらい、学校の心得、なんて話を聞いた。
その時だったか。パンの先輩の名前を聞いたのは]

(419) 2018/05/17(Thu) 00時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 ……なんか、その。 一つ、聞いていいですか

[その優しさにほだされたのか。甘いお菓子に舌が緩んだのか]

 イアン先輩は、
 ……友達といて、寂しくなったり、
 ………あ!ホームシックとかじゃないすよ!

[口にしても後悔はデザートと違って飲み下せない。
その真意が、(それは、現在の食堂で感じた疎外感が故)彼に伝わったかどうかは、……きっと、その時の表情でわかっただろうけれど。

あんな風に、大人になれたら。
高校生の2歳上。大きすぎるその眩しさは、陰ることなく今もある*]

(420) 2018/05/17(Thu) 00時頃

【人】 花売り メアリー

[モリスの話>>397から、やはり談話室にディーン先輩、つまりラルフからの差し入れのタルトがあるということが知れた。既に食料を調達した身ながら、欲しい、とばかりに生唾を飲み下した。
 もうひとり、ヘイズ先輩、つまりケヴィンもパンを焼いてくれているとのこと。そちらも欲しいとは思った、のだけれど――]

 (僕は、貰いに行くべきじゃないな)

[髪に飾られたままの薔薇の生花を思う。それがなくたって、薔薇のある花壇に頻繁にいるような身だ。
 ここには、躊躇いですらないはっきりとした遠慮があった。]

(421) 2018/05/17(Thu) 00時頃

【人】 新聞配達 モリス

うん、まあそんなとこ?
半分あたりで半分はずれ。人を待ってるの。

でも腹は減ってるからサンドイッチは食べる。

[>>394先輩たちに括られた中等生もいるが、ひとりでも該当者がいればおかしい言葉遣いではない。律儀に先輩後輩たち、なんて言うやつはいない。

 サラミサンドをまた一口、数回咀嚼する。
 塩気にサワークリームの酸味が合わさって、いくらでも食べられそうなこのサンドイッチが気に入っている。
 その一口を飲み込んでから、改めて転入生に向き合った。]

――もう、聞こえたと思うけど。
モリス・レーヴェン。高等部二年。

(422) 2018/05/17(Thu) 00時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  ―調理室近くの廊下―

[ 競争と銘打ったのだからと向かう最中。
 空飛ぶパン>>358を見た。
 足を止め、死角になっている柱で様子を見ると、
 ヴェルツの声>>390が聞こえてくる。

 投げられたのはパンであるからして
 きっと中にいるのはケヴィンだとは
 思うのだけど、もしかしたらお取り込み中なのかもしれない。 ]

  ……………出直した方が良さそう、かな。

[ それだけ決めると別れたばかりだが
 食堂に戻るか、それとも――考えて決めた。 ]

(423) 2018/05/17(Thu) 00時頃

【人】 花売り メアリー

[耳を突くピスティオの一声>>406に、びくりとマークの長身が跳ねた。
 けれど続けられたのは、心当たりすらないと言わんばかりの感謝の言葉>>407だった。それどころか、こうして声を掛けてくれている。]

 え? じゃあ……

[なんであの時は黙ってたのか、とまで言い切れず、明らかな困惑がマークの顔に出た。
 やっぱり何か思うところがあったのかなどと思いながら、けれどピスティオの笑みの形につられるように、顔をほころばせた。]

 はい、すごく、巧かったです。
 僕にはあんな、綺麗なのは描けません。

 それに……あの絵のお蔭で、自信を貰えました。

[何の自信か、という言葉が抜けたまま、素直な感想を零した。]

(424) 2018/05/17(Thu) 00時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  花、……見に行こう。

[ 少し後戻ってそれから後ろを見る。
 どうしてだろう。
 そう離れていない筈なのに。

 なんだか座り込みたくなってきた。
 あれはちょうどあの頃、
 廊下で眠りに落ちてしまった時のように。 

 不意にあの言葉>>413を思い出して笑った。 ]

(425) 2018/05/17(Thu) 00時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  人間はひとりじゃ、……生きれない、か。
 
[ その通りなのだろうか。わからない。
 結局今はすれ違い一人、バラバラだ。
 ここは東屋の倉庫でもないから
 待ち合わせ>>410も出来ない。

 困ったなと思いながら窓を覗く。
 母によく似た顔。姉とそっくりの顔。
 ぐしゃりと歪みそうになるのを堪えて
 ため息を吐いた。 ]*

(426) 2018/05/17(Thu) 00時頃

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