人狼議事


99 あやかしものと夏の空

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視点:


メモを貼った。


― ゆうべ:宿泊所・大部屋 ―
[お部屋が足りなくなりまして。
そんな愛想笑いと共に通された、大部屋。

…内実は、鼠が出たことによるちょっとした騒動が原因だったりするのだが、それは青年のあずかり知らぬことだった。]

……広いっていうなら、まあいいか。

[シメオンにTシャツ(たぶん大きい)を貸してやったり、寝る準備をしたりなどしながら、だらだら過ごしていたのだ、が。]


メモを貼った。


――えっ?

[大部屋に入ってきた、見慣れた姿
口を開いて、それから閉じる。]

…君も、ここへ来ていたの。

[他人行儀な二人称を使った。
それからややあって、再びぽつりとこぼす。]

それとも、もしかしてさ。僕の幻覚、なのか。


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


―その後 大部屋―
わたしはこのほうがいい
ラルフと一緒だしな

[同年代(っぽく見える)オスカーより小さな身体には大きなTシャツ
捲ってみたり裾をぱたぱたしたり、あまり落ち着かないようだ。
そこから覗いた腹は白く、この暑い数日を過ごしていたにしては不自然に見えなくもない。
大部屋の中を歩き回り色々眺めたり、暇そうに過ごしていた]


……オスカー

[きっと彼もこの部屋であろうことは分かっていた、静かに笑いかける]

……あの子は確かにここにいるぞ。

[あくまでも、静かな声
自分は何も知らないように接してやりたかった、けれど。……]


メモを貼った。


……少し、席を外す。
ふふ、この建物の中を探険したいのじゃ

[取り繕い笑って見せて、ふいと大部屋から廊下に出た]


[その時]

なあに、すぐ戻って来るからの
心配はいらんぞ

[万年筆を落として行ったことには気付いていない。]

―大部屋→廊下―


[キキーキキッ、大きな白鼠が足元をクルリと回って走り抜ける。]

わッ、モフどこ行ってたの!

[仲良し相手にかける言葉。我に返ってそんな大声が出るけれど、鼠はそのままどこかへ行ってしまった。
お陰で動けるようになった。ありがとうモフ。]

うん、手伝いに来いって呼ばれてた。
兄ちゃんとシメオンも?なんだ、全然知らなかったよ。
さっきちょうど、今頃何してんのかなって気になってたんだ。

[一歩、二歩、ふたりに近づくと頭をかいて笑う。
確かな歩み、だから幻覚だなんて言われたら少し不機嫌そうにした。
そういう意味ではないのかもしれないが、明るく返したくて。]

何が幻覚だって?
こんッなにしっかり此処に居るのにさ。


[それは、Tシャツをぱたぱたするシメオンを横目で見ながら、随分懐かれたな、なんて呑気に思っていた矢先のことだった。

聞こえた声は、不思議に確信を秘めている。
どういう意味だ、と問おうとした、ところ。]

ちょっ、えっ、シメオン……!

[ふいと彼は、笑みと共に出て行ってしまった。
おまけに、二人きりとなれば中座もしがたい。

むっとしかめ面して、オスカーのほうを見やった。]


[向けられる大人びた笑み。ああなるほど、『ついていく』と言うのはラルフへ向けた言葉だったのだろうか。
自分より幼く見える彼とどこで知り合ったのか、それは色々な人が集まる宿泊所の事だ。カレーの時も仲良さげにしていたし、ひとり納得するけれど。]

……シメオン?う、うん、行ってらっしゃい。
ええと、お風呂広くて気持ちよかったよ。

[言いつつ、出ていくタイミングにほんの少し慌てた。
誰かが居れば笑い混じりに接することもできようが、二人きりだと何となく緊張してしまうから。]


―宿泊所 廊下―
……

同じ日は二度と来ない。

この夏はもう来ない。

……


その、鼠……、

[さっき触れようとしたら逃げられた白鼠だ。
動物に懐かれるところまで、弟にそっくりだ。

いや、これはそっくりなんていう話ではなくて。]

あのさ。……あざが、あっただろ。
僕が小学校の頃、取っ組み合いの喧嘩して、それで。

[きっかけはおぼろげだ。
だがそれ以来、二度と弟に手を上げることは、やめた。

…まさか、同じ場所にあざまではあるまい。
じいと、固唾をのんでオスカーを見下ろした。]


メモを貼った。


……ん。

[こつり、素足に何か硬いものが当たる。
拾い上げたのは、確か兄が大事にしていた万年筆と同じもの。その道具にまつわる話は、死んでしまっていた少年には知るよしもないけれど。
不思議な顔で兄に向け、落ちてるよと言わんばかりに視線をやる。それを落としたのがシメオンだとは、気づけないままで。]

あざ……。ああー、ええと。いつの話してるのさ……どこだっけ?

[シャツを捲ったり腕を回したり。怪我はよくある事だったから、兄につけられた痣の1つ、こちらは気にも留めていなかった。だからわざわざ思い返していて、見つけるのに数秒かかった。
あった、右の腰だ。見下ろす長身をちらと上目遣い。
もしかして、もしかして。信じようとしてくれてる?]

……喧嘩ったって、僕が転んでおもいっきりぶつけた時のじゃんか。
しかもゲーム機きえたって勝手に僕が大騒ぎしたヤツだろ。

[仲直り後に気にするなと何度言ったか、さすがに忘れた。]


[向けられた万年筆には、手を出して。]

あとで、シメオンに渡しておいてやろう。

[近眼のため、まだそれが何かには気づかず。
手渡されたならば、何気なくポケットへと。

それから、右の腰を示されると、盛大に顔をしかめた。]

…ちょっと待て。
いや、うん、その通りだ、その通りなんだけどさ。

有り得ない。……有り得ない。

[もう、目の前の少年がオスカー・ブラックストンでないと信じるだけの言い訳は、尽きた。
しばし額に手を当てて、唸る。]


オーケー、…じゃあさ。これでどう?

[しばらくして、重い口を開く。]

オカルトなんて、存在しない。
ただあるのは、人間の脳の誤認だけ。

つまりは、これは、僕の夢みたいなものだ。

だけど、いや、夢だからこそ、だ。
―― 君は、僕の弟に他ならない。

[それはオスカーが望んだ形であったかどうかは知らない。
けれども、幽霊の存在を信じこむほど素直でない青年にとって、彼を弟と認めるうえでの精一杯だった。…少なくとも、今は。]


――おかえり、とかすれた声で呟くと、ぷいとそっぽを向いた。


[ずっと部屋の前にいた狐、話までは聞こえ無かったので暫くし適当なタイミングで大部屋に戻る
その頃には二人の会話も一段落していたことだろう。]

うむ、ただいま
探険はつまんなかったぞ。

[二人の顔をそれぞれじいっと見て、何かを察し微笑んだ**]


メモを貼った。


[有り得ないと連呼する兄を、腕を組みじとりと見つめる。
今の状態でこれ以上は余計混乱させるだけだろう。きっと。
だからと思って緊張に耐えていたのに、夢扱いされてしまい更に眉をひそめた。]

はあ。でも、いいや……今はそれでも。
やったら現実的になっちゃったんだね、まったく。

[本当に夢のように消えてしまう前に、
弟だとわかってもらえただけでも、今は十分な気がした。
ではこれが現実だと理解させるにはどうすればいいか。
もう一度取っ組み合いの喧嘩でもふっかけようか。

なんて過激な方法を考えていた時、聞こえた、ひとこと。]

…………っ、

[我慢の糸が、切れた気がした。]


――ただいま、ラルフ兄ちゃん。

[そう、泣きそうな声で、抱きついた。
意地とか空気とか、そんなもの投げ捨ててしまえ。
逢いたかった兄に、ようやっと辿りつけたんだから。]

認めるのおっそいんだよッ、……バカ兄。


メモを貼った。


[抱きついてきた弟

ずいぶん小さいな、と一瞬感じて、それから、自分が大きくなったのだ、と苦く思う。夢ならば、こんなところまでリアルでなくてもいいのに――と。

それでも、むすっとした顔でちらと見やって。]


バカってなんだよ、バカって。
僕みたいな頭脳明晰な兄貴なんか、世界に二人といるもんか。

[髪の毛を、くしゃくしゃと荒っぽく撫でてやった。*]


[それから、オスカーとは何かまだ話しただろうか。
じきにシメオンが戻ってきて、そちらに視線をやった。]

お帰り。そうそう面白いものなんて、ないだろう?
せいぜい卓球台とか、ああ、旧式のゲーム、とか。

[時代遅れの宇宙人を打ち落とすゲームかなにか、
この手の古い旅館には、なぜかあったりするものだ。]

ああ、そうだ――、

[ペンを返してやろう、とポケットに手を入れて。
ふれた感触に、眉をひそめた。

いや、なんでもないよ、とその場は曖昧に笑った。]


― ゆうべ:風呂場 ―
[脱衣所で一人になったときのこと。
先刻拾った万年筆に、目を近づけて呆然と。]

……有り得ない。

[さっきつぶやいたばかりの言葉を、もう一度。

ワインレッドの万年筆には、金があしらわれている。
昔、宝物にしていたもの。
祠の前にお供えして、それっきりなくなったはずのもの。

そして、キャップには小さく ―― R・Bと刻まれていた。]


メモを貼った。


なんだよこれ、どういうわけだ。
僕はうんと壮大な夢を見てる……ってわけ?

[「…頭痛がいたい」と呟きながら、頭を抱えた。

部屋に戻れば、混乱しながらもそれなりに楽しく過ごした。
オスカーと昔みたいにゴミ捨て当番のじゃんけんをしたり。
床で寝ようとするシメオンを、「布団で寝なよ」と引っ張ったり。

そうして結局、今日も早くに寝てしまうことになるのだった。]


― 深夜:大部屋 ―
[真夜中、誰かの声がした。
夢うつつに目を開ければ、間近には少年の白い顔

どこか、現実味がなかった。
聞こえた言葉はひどく子供らしからぬもの。

いわゆる、遠縁の親戚の「大きくなったわねぇ」とは全く違った、慈愛溢れる響きに満ちているように聞こえた。
…まるで、本当にずっと見守ってきたかのような。]


[髪に触れる手を感じ、またうとうとと瞳を閉じる。

聞き覚えのある名前。なくなった像。お供えした万年筆。
見る夢は、懐かしい九尾の狐の神様のもの。]

……しめお、さま。

[うんと小さな頃のように、嬉しげに笑った。
伸ばした指先は無意識に、頬を撫でる手の袖をつかむ。

重ねられる謝罪、それだけはどうしても頭にこびりついて。
眠りに落ちる間際まで、何度も耳に響いていた**]


……バカと天才は紙一重って言うでしょ。
変だとは思ってたけど、ここまで捻れてるとは思わなかったよ。

[昔より大きい手に撫でられて、ぼそり呟き離れる。
10年間あれだけ揺らめく思考の中で反復した、言いたかったこと、がうまく言葉になってくれない。
かろうじて、父さん達は元気か、なんて質問はしたけれど。
あとはもう一度、主張しておいた。]

僕が僕だってわかったんなら、遊んでよ。
まえみたいにさ。


メモを貼った。


[そんな主張の間にシメオンが帰ってくる。]

結構広いと思ってたけど、何もなかった?

[後悔のないよう声を掛けて、絶妙のタイミングで席を外した彼は、もしかしたら二人の間に縁があるのを悟っていたのかもしれない。
何故だかは、わからないけれど。
おかえりと笑った顔は、今までと比べ晴れやかだっただろう。]


― 少し前:オスカーと

僕は天才のほうだろ。どこからどう見ても。

[これだけは譲れなかった。
身を離す弟の姿には、ん、と顔を覗き込んで。]

父さんたちは、うん、元気にしてる。
僕は、いまは一緒には住んでないんだけどさ。

おふく……母さんは、園芸に凝っててね。
こないだ、山のような薬草茶が送られてきて、閉口したばかりだよ。ああ、あれ、持ってくればよかった。劇的な美味しくなさだった。

[あえて、家族を昔の通りの呼び名で呼んだ。]


[遊んでと言われたならば、くすり、笑って。]

いいよ。オセロに将棋、チェス。……何にする?
こういうとこになら、借りられるやつがあるでしょ。

[どれも、自分が得意だった遊び。
昔みたいに、勝負を挑むような表情をしてみせた。]

ね。……オスカー。

[不意に名前を呼んでみたくなった。
用だったわけではないので、問い返されれば、しばらく返答に困って。]

…僕が勝ったらさ。さっきの鼠、さわらせてくれる?

[わりと大人気ないことを言ってみた。]


メモを貼った。


[まるで、オスカーの前では十年前のラルフを演じるように。
あえて子供っぽい言い回しを使ったり、沢山喋ったり。

本当はこちらも、聞きたいことならあった。
夢でもいいから会いたい、と思ったことも数知れない。

――僕のこと、恨んでるか?

その一言が、どうしても口に出せなかった。
名前を呼んだときも、続く言葉が出なくて。
肯定されたら、と思うと、続きは声にならなかったのだ。

眼前の、何も変わらぬように見える弟を前に、眉を下げた。**]


―深夜―

[寝る前は楽しかった。
結局ゴミ捨てのジャンケンは1(1:オスカーの勝ち 2:負け)だったけれど、勝敗なんてどうでもいいのだ。
目の前にいる兄は10年経った姿でも、生きていた頃を思い出せた。
27歳になった兄を見れて、わいわい騒げるだけでも嬉しかった。
幸せを実感することが生きている時にはなかったからこそ、そんな時間が幸せだと思った。]

……やだな、
楽しすぎて怖いって思っちゃうのは。

[また『夢のような』体に戻り、消える事。
楽しい気分であの世へ行けたらと考えていたというのに
いざ楽しくなってしまうと、それが嫌だなんて贅沢だ。

こっそり抜けだした廊下、昨晩と同じく輝く月灯りの下で、まだ実体を保っている掌を透かして。
少年の泣きそうな顔は月だけが知っている。

今夜も何かに怯えて、しばらく寝付けなかった**]


メモを貼った。


メモを貼った。


―夜のはなし―

[まだ天才だと言い張る兄に「ええ?」なんてふざけて聞き返しながら、家族のその後を知らされた。]

そっか、よかった。
お酒飲み過ぎて肝臓壊してないかちょっと心配だった。
僕が成人したらやるって言って全然飲ませてくれなかったっけ。

[だからかわりに大好きなつまみばかり食べていたのを思い出す。……生きていたら今頃父と夜な夜な飲み交わしていたのかもと遠い目をして。
母の新たな趣味を聞けば、けらけらと軽く笑った。
きっとそんなものを持ち込まれたら、まずいと知っていても飲んだはず。]

一緒じゃないって事は、兄ちゃんは今一人暮らし?
どうせ自堕落な生活送ってるんだろ。

[今の職業を聞けば、なるほど兄ちゃんすぎると心の底から納得しただろう。]


ちょっと、それ全部兄ちゃんの得意分野じゃんか。
しかも僕ブランクあるんだよ?フェアじゃない!
……麻雀とか。だめ?あ、だめだ人がいない。

[ゲーム等で鍛えられた渋い遊びだけはまだ勝ち目がある気がして、無茶ぶった。
けれどここにあるとは思えなかったし、まあ、冗談。]

ここに移動する前に遊べたらよかったのにな。
どっちが先に、僕らの基地に辿り着けるかの勝負。

[ラルフが外での遊びに付き合ってくれた時、
いい場所見っけと、勝手に兄弟の秘密基地認定した場所があった。10年越しではこれも無茶、だからやっぱり冗談だけど。]

……ああでも、兄ちゃんと喋ってるだけでも、僕は楽しい。
ずっと話したかったんだ、兄ちゃんと。

[あれこれ並べた後へらりと笑い、結局そんなことを言う。]


[ふいに呼ばれ、ん、と兄を見上げる。
特別だと言ってくれた、この時まで取っておいてくれた、名前。
今ではその特別がどれだけ嬉しく喜ばしい事か、湧き上がる気持ちが教えてくれる。
他者としても弟としても、やっと呼んでくれた。
楽しげに笑みを浮かべたまま、じいと次を待ってやったのだけれど、続いた言葉はなんとも簡単に叶えられるお願い。]

勝ちの景品がわりがそれだけ?
別にいいけど……モフがまた遊びに来てくれたら。

[相変わらず動物に避けられがちらしい兄が微笑ましく、にんまり笑って答えた。
さて、その勝敗はどんな遊びで決着付けるのか。]


―朝のはなし―

…………ねむ、ぅ……。

[半身を起こし、寝癖で跳ねた黒髪を掻く。
結局どれだけ眠れたやら、しばしばする目を軽く擦って
ついでに大あくびも零して、もう見るからに寝不足だ。

怖くて寝付けないついでに、何か言いたげだった兄の様子を思い出し、どう声をかければ引き出せただろうか等考えていたら
本当にいつ『落ちた』のかわからないほど寝た記憶がなかった。

もっとちゃんと寝なきゃとも自分でわかっていつつ。
頭が寝たまま布団の上をぼんやり眺めていれば、
おはようと言わんばかりに、白い鼠が歩み寄ってきた**]


メモを貼った。


―昨夜 大部屋 戻って来た後―
ん……? なんじゃ、全く。

[なんでもないと曖昧に笑うラルフ、変な奴と思っただけで何も気付かずにいた。]

[そうして深夜まで、何事も無く過ごす
少しだけ二人に遠慮しながら、それでも三人で雑魚寝する新鮮さに楽しそうにしていたことだろう
布団のふかふかさには戸惑ったりもしたけれど]

……

[そして小さな頃のように笑い名前を呼ばれたこと
寝ぼけていた、覚えているわけが無い。
思いながらも、その後中々眠りにつけずにいた*]


―翌朝―
ぁ……
なんで、無い……そんな筈、は

[気付いたのは翌朝、布団から起き上がった時だった**]


―――村 道―――

…ふふ、今まで連れ出して貰ってばかりだったけど。
今度は私が亀君を連れ出すんだね。

[隣村への道を歩きながら、楽しそうに笑う。

ザックから一方的に言い渡された手伝いの話。
亀吉に伝えたら、それなら一緒に行くと言う。
置き土産に落とし穴を掘って来たと聞いたなら、今どきひっかかるひといるのかなぁと意地悪く言ってみたりしただろう。

ちなみに胸の子犬は亀吉に向けてずっと、主人に近づくなオーラを放っている。
時々、さり気なく、前足によるてしてし攻撃を繰り出しながら。]


――――あ。団野さん?

[ふと、前方を歩くたまこに気付き声をかけた。]

もしかして、団野さんも頼まれましたか?隣村のお手伝い。
実は私もなんです。

差支えなかったら、一緒に行きませんか?


メモを貼った。


メモを貼った。


[自分の荷物――ぱんぱんに膨れたスポーツバッグを持ち、
道を行く途中。]

あっ、あなた…ゆりさん、だっけ。

ん、そうそう、あたしもお祭りの手伝い頼まれたの。
隣村まで一緒にいきましょ!

[声をかけられ、振り返る。
続き、そこで認めた女性の名を記憶の中から掘り出した。
どこかで彼女がそう呼ばれていたのを耳にしていた故に、ゆりの名と顔は承知済み。]


[勢い良く頷き返してから、
ついでに亀吉にの方へも視線を向けて――]

あららら、まあ……、

[亀吉への犬の前足てしてし攻撃、
面白そうにその光景を見守るうち、]

あっ、バス、きた。
乗ろ、乗ろ!!

[すぐ先のバス停に、バスが停車する。
隣も経由する路線のバスのはずだ。*]


―村道―

[村道を行く。

この辺りまでは来たことがあるが、結局村から出た事はない。
時折ステップを踏むようにして先の方まで歩いては、周囲を見渡したりした。]

連れ出される側になるのもいいな
何があるのか、分からないから面白い

[童、子供の好奇心は不安などを上回ってしまうものだ。

犬のてしてしには、3回に1回くらいのペースでひょいと持ち上げて報復活動を欠かさない。]


メモを貼った。


また戻ってきたの。
兄ちゃんに追っかけられるぞ。

[大きな白鼠を両手で優しく包んで抱える。
勝ち負けはやはりどうでもよく、触りたがっていたなら触らせたってへるもんはなしと
まだラルフが部屋にいれば、ん。と掴んだまま差し出してみる。
寝癖と物凄い眠そうな顔だった。]

お祭り、もうそろそろらしいね。
手伝いが増えたおかげで間に合いそうだって、昨日女の人が言ってたよ。

[ラストスパート?と首を傾げながら、
あまりの眠さに手伝いに行くのは少し億劫で。
くぁ、とあくびをもう1つ、髪をわしわし。]


―宿泊所のどこか―
……無い、無い

[狐が起きたのは二人より随分早くのことだった
大部屋の中などしらみ潰しに探したに決まっている、朝食も手伝いも放棄して宿泊所中を探す。
頑張って声をかけた隣村の人間達も、知らないというばかりで]

……着替えた時にはあった筈じゃのに。

[あれから外には出なかった、だからこの建物の中にある筈だ
涙声で呟き、まさか誰かが持って行ってしまったのかと不安が過ぎる]


[「誰か」があの兄弟という発想は出てこなかった
だって、彼らに拾われるということは正体がバレるのと同じだ]

……っ、く

[情けないことについに涙が出てきた]

あれを無くしたまま村に帰ることに、なるのか

[人間になって、化かすように正体を隠して彼と接していた罰なのだろうか。
一つだけ、たった一つだけ狐の元に形を保ち残っていた大切な人間の思い出だったのに
それはとても苦しい思い出だけれど、それでも]

……いやだ
わたしはこのまま沈みたくない

[せめて、あの万年筆だけは持っていきたかった]


メモを貼った。


メモを貼った。


良かった。

[たまこが勢い良く頷くのを見れば嬉しそうに微笑み返して。
そうして歩いていると丁度良くバスが来た。
促されるままバスに乗り込もうとして、思い出したように足を止める。]

―――…あ。花火、してない。

[再びここを訪れるようになってから、毎年していること。
昨夜は百鬼夜行を見ていた為、宿泊所での花火にも参加していなかった。]

…亀君。

[ぽそり、と告げる。]

私、お手伝い抜け出すかも。


――回 想――

だいじょーぶだよ。
おくすりのんだし、ちょっとしたらすぐよくなるの。

[心配そうな声に明るく応える。
小さな手が額に濡布を乗せるのが解った。
鼻を鳴らして鳴いているのはしらたまだ。

ずっと待ってた久しぶりの楽しいの夜遊び。
どうしても会いたくて、熱があるのに強引に抜け出して。
途中でふらりと倒れてしまったことがあった。]

や、かえらない。

はなびするっていったもん。
かめくんも、もってきてくれるっていったもん。


[今日はもう止めようという声に首を振って。]

…ほんとうに、だいじょーぶだから。
だいじょーぶ。

[そう言ってにっこり笑う。]



ね、……はせんこーはなび、すき?**


――隣村の宿泊所――

[乗客の少ないバスに乗って、隣村へ到着。
案内された先は、夏祭の臨時本部がおかれている宿泊施設。
入口を潜ってから、役員たちへ挨拶の声をかけた。]

たのもー!

[荷物を預け。ジャージの袖を腕まくり。]

……で、お手伝いって。
何すればいいんだろ??

[荷運びなんかを手伝い始めたかもしれない、女子力1。*]


― 朝:宿泊所 ―
[瞼をこすりこすり、目を覚ます。
少しだけ色素の薄い髪は、弟と左右対称に跳ねていた。]

朝……?
まだ朝じゃないか、もうちょっと寝るよ……。

[「まだ朝」。とても間違った発言をした。

障子越しに伝わる陽光に顔をしかめ、布団を引っかぶろうと。
けれども、鼠を差し出されれば、がばっと跳ね除けて。]

へえ、昨日のねずみが……!?

[嬉々として手を伸ばした。]


今度はねずみは2(1:逃げなかった 2:やっぱり逃げた)


[どうにも、ねずみはラルフを嫌っているらしい。
白い毛玉は、とと、とオスカーの腕をのぼって逃げた。

ふいっと唇とがらせて、再びごろりと横になる。]

どうにも今日はついてないみたいだ。
……いいよ、僕はもう、一日寝ている。

[世界の終わりのような暗澹たる声で。
ずるずるずる、と、布団に頭からもぐった。]


あ、そういえばやってないな花火

[ゆりに今言われて思い出した。
百鬼夜行のお祭り騒ぎもあって、すぽーんと飛んでいた。]

お、さっそく脱走計画か
それじゃあ逃走経路確認しないとな

[かかわる気満々であった。]


兄ちゃんなんだその頭。

[見事な寝癖を見て、独り言のようにぼそり。
はたから見ればギャグにしか見えないほどキッチリ自分も跳ねてるなんて、気づけない。

手の中に収まっていたモフは、ぎっちり握りしめて拘束していたわけでもなかったが
どうやら本当に兄を好かないのか、それとも野生動物らしくこの少年以外に触れさせないだけなのか、
キッキッ鳴くと鼻をひくつかせながら肩に登ってくる。]

ふふふ、ふふ。
モフは触らせてやんないってさ。

けど、拗ねてないで起きようよ折角だしさあ。ねえ。
夢の住民にでもなるつもり?リアルにカムバック兄ちゃん。

[布団をひっぺがそうとぐいぐい。
そのうち、シメオンが泣きそうな顔になっているのを発見すれば
大人しくなって、どうしたのと声をかけるだろう。]


[それでも弟の言葉が続けば、目だけ布団からひょこり。]

ああ、明日なんだっけ。お祭り。
だから、今日は神社のテント設営って聞いている。

さすがに、僕に肉体労働やれってのは、無茶ぶりだよ。
昔以上に、めっきり運動もしなくなったってのに。

[声を低めると、思いっきり顔をしかめて。]

あの、役員のザックってさ。
うんと遠縁の親戚らしいよ。僕もつい最近知ったんだけど。

[だからサボったらバレるってわけ、とのろのろ布団から這いずり出た。]


……いいよ、もう。
村に住んでた猫のクラリスだってさ。
あんなに人懐こいのに僕にはさわらせてくれなかったし。

[完全に拗ねている。
けれども、布団を引っ張られては、降参の姿勢。]

ああ? 変な頭って、なんだよ。
オスカーこそ、寝癖、ついてるぞ。

[ねずみの腹いせ…というわけでもないが、乱暴にわしわしと。
同じくこちらも、自分の寝癖には一向に気づかない。]

だけど、夢の世界の住人……か。

[それもいいかもね、なんて、ぽつりと。]


え、サボっちゃえばいいじゃん?

[真顔だった。
続いたサボれない理由だって当然聞いている。]

でも無関係な人達だって呼ばれてるよ。
僕はともかく、兄ちゃんだけ強制労働は納得いかなくない?

昨日手伝ったからそれなり余裕あるみたいだし、
ていうか、僕も眠いし。

[空いた布団にぼっすり沈み込んだ。]


―宿泊所のどこか―

[朝二人が起きる前に出て行って、大部屋には一度も戻っていない
もしオスカーが出て来て声をかけてきたなら]

オスカー……なんでも、ない。
気にしないでくれ……ほら、お前はあいつのところに行くんじゃ

[背を向けたまま慌てて涙を拭い、笑顔を作り振り向いてそう言ったことだろう]


[で、サボリを容認しておいて、起こしておいて、
じゃあ何がしたいのかといえば、当然。]

遊びに行こうよ皆でさ。

[寝っ転がったままで撫でられあーなんて声を上げた。
鏡に向かって梳かせば消えるのだろうが、あまり気に留めないのだった。]

夢からは醒めないとさ?

[耳に入った小さな声には、含みなく肩をすくめる。]


[彼が来たとしても知り合い誰にも会わなかったとしても、一ヵ所にはとどまらず宿泊所中を歩き回る
そんなところには足を運んでいない、という場所にまでも探して、そうして]

……嗚呼。

[何時間たったか、結局見つからずに
ぺたんと床に座り込んだ]


よし、サボろう。

[あっさり陥落した。]


……だけど。
どうせサボるなら、読みかけの小説の続きを読みたい。

[鞄のほうを顎でしゃくった。]

それか、トランプなら付き合ってもいい。
カードはないけど、近くのコンビニで売ってるでしょ。

[もっともなんやかや言って、それでも弟が出かけたいと言ったなら、渋々着いてゆくことになるのだろうが。]


[ともあれ、のろのろと着替えをした。
傍らの布団に、シメオンの姿がないことには、眉根を寄せて。]

先に起きたってわけか……?
昨日は、あんなに離れようとしなかったのに。

[ゆうべのおぼろげな記憶。
ごめんな、ごめんなと繰り返す声が耳にこびりついていた。]

その前に、コンビニでなんか食べるもの買って来る。

[向かいがてら、彼の姿を探す。
ポケットの中の万年筆を、握りしめた。*]


― 少し前 ―
[夢からは醒めないと…と言われれば、薄く笑った。

ゆうべのやり取りを通じて、オスカーが弟その人であることに違和感は抱かなくなっていた。
だって、理屈を越えて、「弟」は「弟」だったから。

夢でもいいか、とそう思う。
もしそうなら、この夢が出来るだけ長く続けばいい――と。]


……でも、もう、分からないんだ。

[だって。
ただの白昼夢で済ませるには、あまりに温もりはリアルで。*]


メモを貼った。


根っからのインドア派なんだから、もう。

[大げさにため息をついてそれでも外で走り回ろう等と強制はしない。
「えええー」と納得いかない声は上げたものの、
トランプなら許すと言われれば、あからさまに目が輝いた。
読書なんて一人の時間の過ごし方をし始めたら、かつての眼鏡と同じくひったくるつもりだった。

朝食は当然まだだったし、トランプも入手しておきたかった。
だからその大きな背に当然とばかりついていく。]


[そしてその途中、シメオンを見つければ
狼狽えているのを感じ取り、眉を下げ声を掛けた。]

シメオン、どうしたの?
朝から部屋にいないから、どこ行ったんだろうって思ったよ。

[なんでもないと返す笑顔は、明らかに元気がなかった。
不思議な雰囲気をまとう彼、困っているなら何か力になってやりたい。]

気にするなって言われたら、余計気になるよ。……ねえ。

[そういってラルフを見上げたり。]


メモを貼った。


メモを貼った。


[誤魔化そうとしても、眉を下げるオスカー
この狐は嘘をつくことが苦手なのかもしれない]

いいから、わたしは大丈夫だから……

[オスカーは自分の力になりたいとでも考えているのだろう
あまり性格は似ているとはいえない兄弟
けれど初めてオスカーを見た時、ラルフの面影をその中に見つけて
優しいところも似ているのかと、今また一つ発見した。
ラルフが一緒にいることに気付けば、人の姿で彼と再会した時のように表情を強張らせて]

……すまん、用事があるのだ
また、な

[そうやって逃げ出した先でも、結局見つけられはしないのだが]


―隣村・宿泊所―
[宛がわれた個室で目を覚ます。
予定していたよりも少し早い時間に、さてどうしようか、と考えた。

なんでも昨日はネズミが出たとかで、当初使用する予定だった部屋を急遽掃除しているらしい。
おかげで使える部屋は減ったはずなのだが、どうやら自分が村民ではないことを気遣って個室を用意してくれたらしい。]

なんだか申し訳ないな。
まあ、その分労働で返すとするか。

[寝間着から動きやすい服に着替えて、昨夜貰ってきたおにぎりとおかずで朝食を済ませる。]

そういえばオスカーもこっちに来てるんだっけ?

[ジェフが気にかけていたのを思い出し、見かけたら声をかけてみようときめた。]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


[手持無沙汰で、見知った顔がいるだろうか、と何となく宿泊施設の中をうろついてみることにした。]

一階に離れ…?ああ、大浴場か。
露天風呂にでもなってるのかな?

[元のつくりが旅館っぽいから露天風呂もあるかもしれない、と思いながら、ふらふらと色んなところを覗いて回る。]


用事……。
何かできることあったら、手伝うから。

[そう声をかけて、心配顔。
気づいた時にはラルフに懐いているようだった少年が、
今日はとても余所余所しく見えて。
それでもあの様子では、無理についていく事も望まないだろうから、一階の出入口まで歩を進める。兄はどうしただろう。]

…………。……?

[ふと廊下に見えた誰かの影。
靴をはく前にぱたぱたと小走り追ってみたが、気づいてもらえたかどうか。
振り向いた顔が見知った明だと気づけば、ぱあと笑って朝ごはんを買いに外に行くんだと、誘ってみるかもしれない。]


[ぱたぱたと足音に気づいてそちらを見れば、オスカーが駆け寄ってくるところだった。]

おはよう。
昨日はすれ違ってたのかな?

[笑って朝の挨拶をすれば、朝ごはんの買い出しに誘われた。
既に朝食は済ませたものの、ちょっと外の様子も見てみたかったので、一緒に買い物へと出かけることにする。]


そういえばちょうどお茶を切らしてたんだ。

[その辺に自動販売機はあるが、小さな店やコンビニの方が品揃えは豊富なはずだ。]


― 回想:ゆうべオスカーと

父さん、ビールや日本酒好きだからねえ。
僕がワインしか飲まないから、いっつも文句言われてる。
ああ、……そうか。オスカーと、そんな約束してたからか。

[それは、知らなかった。
ちょっとだけ目を丸くしてから、苦く笑った。]

うん、今は都会暮らし。翻訳家やってる。

まあ、……半自由業だからね。
ただ、自堕落なんじゃなくてさ、何者にも縛られない、だよ。

[訂正を加えると、ふふんとすました顔をしてみせた。
一度だけ、小説家になりたいのだと、身の丈に合わぬ夢を弟に語ったこともあったけれど。]


そうだよ、だって遊んでって言いだしたのはオスカーじゃない。
せいぜい譲歩して、花札ってところ。

[僕の得意分野で当然、とうそぶいた。
弟が昔のように遊んでなんて言ってくれるだけで…とは思っていたが、実際にそんな状況になっての照れ隠しでもあった。

ともあれ。]

ああ、そうだね。……懐かしい。

[基地の話には、目を細めて。
当時は、秘密基地なんて子供っぽい、と口では言いつつ、
雨風のしのげる木の洞は、ひそやかなお気に入りだった。

僕もだ、とそっぽ向いて零された言葉は、彼に聞こえたかどうか。]


― 回想:ゆうべ就寝前
[ごみ出しじゃんけんは、負けた。
部屋のごみ箱が小さいからとの提案を、早々に後悔した。]

まあ、勝ち負けなんてどうでもいいけどね。

[弟の手前、格好をつけてみせたが、全然どうでもよくなどない。だって面倒じゃないか。

盛大に溜息をつきながら、外のゴミ捨て場まで捨てに行く。]

それにしても、だ。
……本当に夢、なんだろうか。

[理性的に考えれば、やっぱり夢でしか有り得ない。
けれども、感情的には、幻覚ではなくて本物の弟なのだと、認め始めていた。]

有り得ない。……僕としたことが。

[つぶやいて、ゴミ箱の中身を勢いよく空けた。*]


そうみたい。
昨日の昼はずっと荷物運びしてたんだ。
夜は大部屋に居たんだけど、……明は違う所に居たんだ?

あッ、ちなみに今日は僕、サボり決定。内緒だよ!

[顔を近づけると声を潜めて、そんなカミングアウト。
口元に指を一本立てて悪戯っぽく笑った。
明もついてくる事になり、仲間が増えて冒険に出ようとする勇者の気分。ラルフが一緒であれば、兄ちゃん、と駆け寄って、いそいそと外に出るのだ。
今日も夏の日差しが、まぶしい!]


――隣村の宿泊所――

…どうしたの?

[床に座り込むシメオンを覗き込むようにして声を掛ける。

こちらの宿泊所に着いてから、役員に挨拶に行くたまことは別れて建物内を散策していたのだ。]


― 宿泊所のどこか ―
[オスカーと一緒に宿の外へ向かう途中、きょろきょろと。
弟が声をかけた先、そこには見覚えのある金髪があって。]

あ……、

[万年筆のことを尋ねようと、足を踏み出しかけたときだった。
逃げるように去ったシメオン。その背を、眉をしかめて見つめる。

数歩追いかけかけて、立ち止まる。
その表情は、村の宿泊所で初めて会ったときとそっくりだったから。]


[途中で明に会えば、ぎこちなくも手を挙げて。]

ああ、君もこっちに来てたんだ。

[そんなふうに声でもかけながら、一緒にコンビニへ。

そうして、部屋に戻ってから再び、まだシメオンが戻っていないのに気づいたならば]

…ちょっと、探してくる。

[部屋を出ただろう。
結局、その日は泣いている彼と話をすることができたかどうか。**]


[一瞬、びくっと震え]

……ぁ

[顔を覗き込んで来たのは線香花火を教えてくれた女性だった]

……大切なもの、無くしてしまった。
大事な人に、貰った、のに

[ぽろぽろと、涙が溢れ出した]


その人からに、逃げちゃったから……
きっと、嫌われた……「また」嫌われたんじゃ……

[しゃくり上げながらそう口にした後下を向いてしまう]


メモを貼った。


大部屋?ああ、2階のところかな。
僕は個室を案内されたんだよね。
多分村の出身者じゃなくて代理みたいなものだから、気を遣ってくれたんだと思うよ。

でもオスカーたちがいるんならそっちでもよかったな。

[オスカーや他の皆の都合が悪くなければ(狭いとか、とても狭いとか)、今夜から大部屋でも構わないな、と考える。

サボリ決定!と声を潜めて宣言するオスカーに笑った。]

うん、大人にまかせちゃって、子どもはお祭りを楽しめばいいんじゃないかな?
まあ、人手が足りなさそうなら手伝いはしてほしいって思うけど。

[後半は笑いながらなので、まったく本気で言っていないことは周りにもよく分かる。]


[一緒にいるラルフにも挨拶をするが、彼の態度がぎこちないのに内心首を傾げる。]

(昨日の手伝いが大変だったのかな?)

[そう考えて、追及はしないけれども。]


[もし、彼が探しに来てくれたなら]

……なん、で?

[赤い目を擦り、呟くように口にする。
もう逃げる事は無かっただろう]


[緑茶とほうじ茶のペットボトル、それにうっかりと季節限定のスナック菓子を買って宿泊所へと帰ってくる。

ラルフが「ちょっと探してくる」と言い置いてそのままどこかへ行ってしまったのを見送った。

間を持て余してか、気にかけてやってくれと言ったジェフに言葉を思い出してか、オスカーに声をかけた。]

オスカーはずっとあの村で暮らしてたんだっけ?


…大切なもの…

[返された言葉を繰り返す。
シメオンがぽろぽろと大粒の雫を瞳から零せば、もっていたハンカチで拭って。]

嫌われたって、そのひとがそう言ったの?

[俯く背中を優しくぽんぽん叩く。]


え、と…ね。
おかしかったら、笑ってもらっても全然いいんだけど。

ひとつ教えてくれないかな。

[狐神だと名乗ったシメオン。夢でみた昔の記憶と、今の姿が全く変わらない亀吉。]

あの村って…「不思議」なことが起きたり、「不思議」な人がいたことがある?

[あまり要領を得ない質問になってしまったが、心当たりのある相手ならば、通じることだろう。]


あ。ラルフさん。

[その時、背後から声が掛った。]


僕は…不思議なことが思い出にも、現実にもあって、正直信じられないけど…。

[少しだけ間が]

信じられないって思ってるのに、信じたい、って思ってるんだ。

[バカみたいだ、って思ったら笑ってくれていいよ、とオスカーにもう一度言う。]


僕も最初の夜は個室だったよ。
部屋が変わったのどうしてだか、理由聞いてなかったけど……

[まさかモフが原因だなんて思いもしなかった。
その白鼠は今、肩でのんびり顔を洗っている。
そっちでも、と零す明には思い切り頷いて。]

うん、部屋には今3人しかいないし全然!
明も一緒に寝たほうが楽しいじゃん。枕投げしようよ。

[年のわりに発想はやはり残念だった。
手伝いについては、昨日十分働いたからと胸を張る。
普段はそれなりに手伝いはするが、ドヤ顔でサボり宣言するあたり、今日のオスカーは働くおとなの敵だった。]


言ってない、けど……

[その続きは人間の彼女には言えなくて]

あれしか、無かったのに

[優しく背中を叩かれて、少しは落ち着いたようで
そう呟いた後、彼女の言葉に目を見開いて見た先にはラルフがいて
どうして彼がここにいるのか、一瞬理解出来ず反応した]


[コンビニが見えれば炎天下から空調のきいた店内へ嬉々としてダイブ。
シャツをばたばためくって暑い涼しいと騒いだりした。

自分も10年前の金銭ではあるが財布は所持している。
けれどここはちょうどいいから兄にたかる事にした。
コーラにパイのチョコレート菓子、ツナマヨおにぎり、からあげ。
明に朝ごはんを頼めばもっと健康的だっただろうが、たまにはジャンクやコンビニ飯も良いと思う。
このあたりは10年経ってもほぼ変わっていなくて、コンビニといった文化は10年以上前から完成していたのかも等と考えたり。]

トランプ、トランプ。

[忘れないうちにカゴに放り投げて。]


[また暑い道を通って宿泊所へ。

昨日と違うのは、明が一緒だから今日は少なくとも4人、ということだ。
他に誰かいるのだろうか、誰が此方へ来るのかは知らず、けれど会いたいとも思う。

寝泊まりした大部屋へ帰って来ても、少年は見当たらなかった。
眉を下げて兄を見あげれば探しに行くらしく
ついていこうとも思ったが、結局踏みとどまった。
何となく、ラルフが行ってやったほうが良い気がしたから。]

待ってよっか、ここで。

[へにょりと笑って、からあげを頬張りながら畳に座り込む。]


[ からあげを頬に詰めおにぎりの封を開けていたあたりで、声を掛けられる。]

んむ?んん。

[お行儀が悪かった。
喋れないので唸って頷くだけ。ずっと暮らしていたかどうか曖昧だが、一応そう返した。

それから続く問いに首をかしげる。]


…ん。そうなのなら、勝手に嫌われただなんて決めつけちゃ駄目だよ。

[柔らい声でシメオンに告げる。]

そのひとから貰った大切なもの。
それが何なのか私には解らないけれど、でも、それって、本当は"もの"なんかじゃないんでしょう?

[それはシメオンの様子を見れば解ることで。]

だったら、逃げちゃ駄目。
「また」だなんて、思うくらいなら、そのひとにきちんと話したほうがいいと思うな。


…………ふ、ぐっ ……〜〜ッ

[聞いて、喉にからあげが詰まった。
胸元を叩くも無駄だったので、コーラを含んで流し入れる。]

――ッは、……どうしたの、いきなり。

[軽く涙目で聞き返してしまう。
心当たりがありすぎて、見るからに『何か知っています』な反応になったか。]

……明も、気づいてたの?
そうだね、うん、やっぱりそう思うよね。
もうすぐなくなっちゃうから、誰かが起こした奇跡なのかな。

[奇跡かどうかなんて体験した身でなければ判断しようがない。
バレれば避けられるような気がして、バレている気がして、口をついて出たそれは少し不自然だったかもしれない。]


シメオンのいう大事なひとがラルフだとは知らない。


[けれど続く話に口は閉ざされる。どうやら酷い思い違いだった。
彼の過去には、そんな人ならざる者との出来事も含まれていて、今も思い当たる事があるという。
それでも信じたいと思ってくれていた。
元々人間だけれど、自分も人ではない者の仲間入りした気分。]

――現実的じゃないものも、本当はいるんだよ。
同じ世界の違う空間にさ。ただ普通は干渉できないだけで。

だから、有り得ないし信じられないって思っても、
どこかで少しでもいい、存在だけは信じてあげられたらさ。
きっと喜ぶんじゃないかな。神様も、妖怪も、幽霊も。

[他人事ではないといった具合に微笑んで、真面目に返した。]


[に驚いて、慌てて背中をさする。
あきらかに挙動不審なオスカーに、自分の思い込みや、錯覚ではなかったのだと、どこか安堵もしていた。]

気づいていた、っていうか…。

奇跡か…。
だったら、…もしかしたら、僕たちはその奇跡がなければ自分たちの幸福や、目に見えない有り難さにずっと気づかなかったかもしれないね。

[オスカーをちらりと見て、そっと人差し指を唇にあてる。
内緒話、の合図はそれで伝わっただろう。]

昔、の話で、…これは僕じゃない誰かの話だよ。


ラルフさんも、そう思うでしょう?

[シメオンを探して来たらしいラルフを見上げて、純粋に同意を求めてみたり。]


[柔らかい声を聞き、瞬く
黙ったまま、彼女の話を聞いて]

……

[自分から見れば孫どころではないぐらいに年齢が離れている
そんなことを、何度も思ったのに
こうして人の子に論され、教えられている自分がいる]

……そうじゃな
全て、お前の言う通りだと思う。

[涙が残る顔で微笑を彼女に向ける]

わたしも、向き合うべきなんじゃな……
もしかしたら、分かっていたのに逃げていたのかもしれん。


その子は、ずっと姿の変わらない友達と遊んでいたり、迷子になった時にどこかの神様が助けてくれたりしてたんだ。

その時は当たり前すぎて疑問にも思わなかったけれど、やがて生まれ故郷を離れ、違う場所でずっと暮らして……。
ある時、用があって舞い戻った故郷でやっぱり姿の変わらない昔馴染みや、昔助けてくれた神様が人の姿をしているのに再会したんだ。

常識的な脳みそはそんな馬鹿なことがあるはずない、って否定する。
でもね…覚えてるんだ。
楽しかったことや、嬉しかったことにこの人たちが関わっていた、ってことを。

[その誰か、が自分であることなどばれてもおかしくない話だ。
けれど、不思議とオスカーには言っても良い気がした。]

否定すべきだって思ってもね。駄目なんだよね。
思い出が楽しくて幸せで、ずーっと信じていたいんだ。


この娘は聡い子じゃな……ラルフ

[もう一度ラルフを見た時には表情に戸惑いは無く、真っ直ぐに彼を見つめた**]


[少しでもいい存在だけでも信じてあげられたら、と言うオスカーにきょとん、と目を見開いて。]

そっか…。
そうだね。
…ありがとう。

[少し肩が軽くなったような気がした。]


ああ、そうだ。
今日の夕ご飯のリクエストはある?

婦人会の手伝いに来てくれ、って言われてるから、頼めば何かご飯はもらえそうだけど。

そういえばお祭りの焼きそばと焼き鳥の試食があるって言ってたかな?

[そんな話をしながら、時間がくるまで、オスカーと話をしていた。**]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


良かった。

[シメオンの顔に笑みが浮かべばほっとしたように微笑んで。
叩いていた手を離すと静かに立ち上がった。]

私、ちょっと、しなきゃいけないことがあるんです。
もう大丈夫みたいだけれど、ラルフさん、彼の傍に居てあげてもらえますか?

[そう言って、その場を後にした。
しなければいけないこと、それは勿論、ここを抜け出す為の諸々の間取り等情報収集である**]


メモを貼った。


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