17 吸血鬼の城
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[そして、また空から、褐色の髪に視線を移す。
その屋敷の幻影はいつのまにか消えていた。]
歩けるか?
[そして、歩き出す。
どこにかはわからないけど……。
ただ、その世界が、一時的な拠所だとはわかる。
きっと、これからも、犯した罪を見せられていくのだろうか。]
|
――城門前――
[城主の妹に感づかれ、已む無く紅い月の下に姿を晒す。 二人の表情を交互に眺め、言葉を探せば、微かな笑みを浮かべた翡翠に問われ]
……本当に此処から出られないのか、確かめに。 [震える声で、それでも瞳じっと見つめて答えた]
――…あ。
[また、紋様がぞわりと熱を持った。 霧の中、目の前の城主の妹とは異なる、深く濃い闇の気配が此方を訪おうとしていることに気付いた]
(165) 2010/06/25(Fri) 21時半頃
|
―― はい。
[嬉しげに、歩けると頷いて。
幻の解けた世界を、サイラスと共に歩む。
その足取りは、雲を踏むように軽やかに弾んで。]
…、…… 手を、つないでいただいても、いいですか…?
[はにかむように微笑んで。そっと青を見上げる。]
/*
このまま歩いていくと、ヘクター様のIFにぶつかるのですね!
そのときは、小娘は、どきどきしながら物陰にかくれます!
|
[霧の中、此方に歩み寄る魔性の気配に押され、思わず後ずさる。 いつでも駆け出せるよう、足に力を溜め目を凝らせば 薄らと見えたのは白薔薇の影]
セシル、さん……?
[その瞳に輝くのは青。 けれど、かつての高い空のような見守るような優しさは失われて]
(172) 2010/06/25(Fri) 22時頃
|
/*
ただいま。
更新まであと1時間か。
地上は頑張れー
ああ、構わない。
[手を…と言われれば、見下ろして、左手を差し伸べる。
これから、この世界でどれほどの時を過ごすかはわからないけど…。]
君が毒に侵されて見えなかった世界が見えるといい。
[手をとって、
嬉しげな様子には小さく笑んだ。*]
/*
マーゴエンドとはこんな感じかなっと。
えーっと続きがあればあわせるよ!!
そして、ヘクターおかえり。
じゃ、デートしようか。
ああ、自分張り切りすぎ?
いいじゃないか。明日休みだし。
/*
マーゴ、隠れて見てるのかよw
よしよし、箱入り娘に社会教育をしてやろう。
心臓発作おこさない程度になw
――
>サイラス
[首筋に突き立つ細い煌めき。
それは、サイラスが同じ部位から赤い流れを啜り上げたことの皮肉にも似て。
倒れかかる躯を左腕ひとつで受け止める。]
この前みたいな腕力でかかられたら太刀打ちできねぇからな。
/*
ちなみにせっかくなんで、マーゴはメアリーみつけてみたりしても楽しいんじゃないかと思った。
地上はあと1時間がんばれ。
俺らは1時間たったら沈黙モードかな?
/*
あと一時間なのですね〜
とりあえず。
ねむいのです。
お前……ッ
[身体が痺れて、思わず膝をつこうとしたところをヘクターに抱きとめられるような形になって、眉を寄せ、下からその貌を睨みつける。]
何 した?
[もう眸の色は変わらないけれど…。
首筋の鍼は抜けたが、赤いぷつりとした玉はでてくる。]
/*
――
自分の躯じゃないみたいだろ?
せっかくだから、感覚は戻してやるぜ。
おまえの啼く声をもっと聞きたいからな。
[ふたたび鍼を操って、四肢の自由以外は解放してやり、地面に仰向けに横たえる。]
おっと、その眸はそそるねぇ。
|
……貴方、本物のセシルさん、なの?
[弄るように距離を詰めてくる魔性の容は、 少女の知るセシルと変わらなかったけれど]
ううん。……違う。 本当に、魔物になっちゃったんだね。
[自分をネズミと呼び、蔑むような眼差しには ヘクターの埋葬を知ったときに浮かんだ和らぎなどはなく]
(……逃げなくちゃ)
[紋様のざわめきなど既に聞くまでもない。 目の前に立つの白薔薇は自分を殺しに来たのだと理解すれば、 青い瞳に心を射られ、恐怖に足が竦んだ]
(184) 2010/06/25(Fri) 22時半頃
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[伸ばされた手に、そっと右手を重ね合わせ。
やがて、しっかりと握る。]
――…、 世界を… 見る――
[それは、生きる事と同じくらい
今まで求めなかった、諦めていたこと。]
…、――はい。
[新しいものを見せてくれるその人の手を取って。
新しい世界へと踏み出す。
命を喪って舞い落ちたこの地にあって
―― なお幸せなのだと、娘は微笑んだ。*]
/*
墓下RP続けてもいいと云われても、こんなのいきなり出したら、いろいろマズいだろw
主に、おれの信用という見地においてwww
エピに入ったら、終幕までは、赤ログとか灰ログを読みに行くでいいかねぇと思ってる。
終幕後でも続きやれるしな。
(明日は仕事だが、2時くらいまでは起きてられそうだ)
/*
ヘクター様が、拘束具いらずでサイラス様を押し倒していますの。
きゃあきゃあ〜。
/*
ヘクター様
まずは、トーニャちゃんに、じとー(¬¬)な目で見られますね。
ああ、トーニャちゃん。
せっかく不縁故もあったので、
ひどい台詞をいろいろと言ってみるつもりでしたのに…
結局、お互いにちらみしただけでした。
――……ッ
[自由ならない躯にまたヘクターの手が伸びて、
痛みが戻ってくると同時に、そのまま、寝転がされる。
ただ、手足は動けず、その感覚に、一度ふるりと震えた。]
いい加減に…しやが れ。
[そそるなどと言われ、ますます睨みをきかせる。
逆効果などということは理解しておらず…。]
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[セシル――白薔薇の視線が不意に外される。 魔物の視線が切れたことで僅かに圧迫感が緩み、竦んだ足に力が戻るが、今度は背中側から黒薔薇の声が聞こえて]
(逃げなきゃ……。 逃げないと、殺される。でも、どうやって?)
[躊躇う内に痩せぎすな首筋に手が伸ばされ]
いやっ!!
[人狼の牙を握り締め、白い手袋目掛けて振り下ろした]
(191) 2010/06/25(Fri) 22時半頃
|
/*
マズいかな、そうだな、マズいだろうな。
まぁ、そうだな、エピは月曜まであるし、ゆっくりゆっくりでもいいし。
(手足動かないまま言いました)
/*
サイラス
(おれの可愛い人形…くく。)
――
どうだ?
抵抗できないまま、好き勝手される体験は。
[天鵞絨の上着のボタンに手をかけ――その裾に、取引に使ったトカゲのアクセサリーがあるのを見つけてほくそ笑む。]
よし、おれの細工の出来映え、もうちょいとアピールしてやるか。
[チェーンベルトの飾りの先端を工具代わりに使い、トカゲの腹に刻まれたイニシャルの前に、“EMET”と書き加える。
錫のトカゲは命を得て、チロリと尾を振った。]
――おれが今、何を企んでるか、わかるか?
[トカゲを指に留まらせたまま、サイラスにニマリ]
/*
サイラス様の、墓下まとめメモが、とてもすばらしいのです。
あやしいアイテムまで持ち出して、
ヘクター様は一体何をするのでしょう、と
わくてかしつつ…。
――……何を、
……?!
[ヘクターの指がシャツのボタンに伸びて、目を丸くした。
彼は裾につけていた報酬の飾りに気がつくと、それを外して何かしら施している。
その間も、呪縛は解けず…ただ、何が起こっているのかと、いや、明らかにあの時と逆転している立場に、息を飲む。]
何を、企んでるかなんて、わかるわけ……ッ
[その飾りが命をもって動き始めるさまには驚愕して…その笑いに、頬を引きつらせた。]
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[白薔薇の手から流れる血が、少女の顔に降りかかり、 視界の端を赤く染めた]
あ、あぁ……。っ……。
[恐怖にかたかたと身体を震わせながら、よろよろと二歩三歩後ずさり、転がるように闇雲に走り出した]
(203) 2010/06/25(Fri) 23時頃
|
/*
もうじきエピを把握しつつ、まだ鳩よ。
墓落ちから拾いたいから、うーん。
今夜は黙ったまま寝ることになるのかも。と、一応宣言しておくのよ**
/*
――
コイツを、何処に潜り込ませてやろうか。
[サイラスの上着のボタンをひとつ外し、その隙間からトカゲを肌の上に放つ。
錫の脚が這い回る淡い淡い刺激。]
/*
墓下まとめサンキュー。
しかし、IFと書いておいてくれないのかw
更新まであと5分だから、そろそろ観戦モードに入るぜ。
サイラスの反応をじっくり… (違
/*
ともあれ、素敵な吸血鬼譚だぜ、と云って、墓下ラスト発言にしとく!
|
[背後に黒薔薇の哂い声が高く響いた。 白薔薇が追いかけて来るのか否か、振り返り確かめることなど出来ない]
……やだ、こわい。……こわいよ。
[恐怖から逃れようと霧の中を駆け出した。 その道はかつて、魔物狩人がまだ幼かった頃、 城を出ようと懸命に走り抜けた道であることを少女は知らない]
(208) 2010/06/25(Fri) 23時頃
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