人狼議事


22 共犯者

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視点:


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 ん…――――

 間に合うよ、今からだって
 今、一緒にいるんだもん、私達

 いつまで一緒か、わからないけど
 一緒にいる間なら、間に合うと想う

[心が、気持ちいい
ああ、もう少しあの時、時間があったなら…―――
あの時? あの時ってなんだろう]

 側にいたらいい
 居たい間、居たいだけ
 そうしたら、君の側が私の居場所になるだろう


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――広場――

[幾つかの夜が過ぎた。
月はいよいよ大きく輝きを増し、森には死者のざわめきが満ちた。

ここでは、お互いを隔てる距離は妨げにならないのかもしれない。
かすかな歌声が聞こえる。


それが幾つめの夜なのか、彼女にはわからなかった。
森から、咆哮が聞こえた。
強い言葉が、直接魂を貫くように感じられた。

はっとして、顔を上げる。]


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――…そうかな。
……うん、そうね。

[生きている間にそうなりたかった。
ピッパを死なせたくなどなかった。
こうやって触れてぬくもりを感じられるから
生きている頃を思い出し錯覚するのだけれど。
死んでしまった事実を口にせずにいるのは
この優しい夢を壊したくないから――。
間に合えば良かった、と言葉にせず思う]

一緒にいて
色んな話をして
さっきみたいに歌を教えてもらったり
……お互いが自然に居られる場所になれたら
きっと、しあわせ、ね。

[少なくとも娘にとっては幸せだと思える事。
生まれ変われる事があれば
彼女の傍でそんな関係を築けたら良いな、と思った]


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[何処かで名を呼ばれた気がした
命の失われてゆく気配を感じる。

ズキズキと胸が痛む。
この痛みは如何して。

分からないまま目を伏せれば
透明な雫がぽろりと零れ落ちた]



 そうさ 間に合わない事なんか、何もない

[彼女の想いを、推し量る事など出来ないから
言葉にしない事は、きっとわからないのだろう
もし、魂の交わりが更に強くなったなら
その心の中すら、覗く事が出来るのかもとも思うが
甘い夢は、歌声と共に、まだ赤い月の下]

 今からそうなったら良い
 いや、違う、多分違う
 私の幸福は、きっとそんな場所にある
 だから、私はそんな君が、側に欲しかったんだろう

[もし、赤い月の向こうに、再生があるのなら
そんな友人が、いる世界に生きたいなとも]


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―いつか何処かで…―

…オスカー…。

[オスカーの後ろに立ち、静かに声をかける。
数日ぶり…あるいは、「10年ぶり」の片割れとの再会。
オスカーがこちらに気づいたなら、少し困ったように笑って]

…なんて言えばいいんだろうな…何から言おうか?
……。
………うん、そうだね…。
まずは……。

[静かに目をつむり、それからまっすぐな笑みを浮かべて]

…「ただいま」そして、おかえり。
それと…ありがとう…。

[にこりと笑って、オスカーを優しく抱きしめる。その時ホリーが浮かべた笑みは、確かに以前の…元来のホリーの笑みだっただろう]


オスカー…オスカーの弾丸は…ちゃんと届いたよ…。

[ホリーは優しく彼を抱きしめながら、彼の思いがミツカイサマに届いたことをつたえる]

…お疲れさま…オスカー。
もう、がんばらなくていいんだよ。


―歌声の森―


あ…い、いえ…そうじゃないんです…。
…ただ、ちょっと…びっくりして。

[触れることは二度と無いだろうと思っていた温もりに、どぎまぎしてしまう。
その感触が嬉しかった…なんて本音を言うのはちょっと恥ずかしくて、はにかんでごまかした。
紡がれるマーゴの言葉。返すピッパの声に耳を傾け、そっと彼女たちのそばに腰を下ろした。
言葉は交わさなくとも、なんだかその場は居心地がよくて…気がつけば、柔らかな笑みを浮かべていたかもしれない]


―多分、いつかの―

……あれ。

[まず思ったのは疑問だった。
ミツカイサマを殺せなくて、その後……多分、テッドに支えてもらって森を出た。
その後どうしたんだっけ?家に戻って、――戻ったよな?あれ?じゃあここは何処だ。

後ろから声が聞こえた。
それは声だった。
10年前から、ずっと探していた声だった。そして、あの時に永遠に失ってしまった、声]


おかえり……?

[振り返る。
会いたいと、もう会えないと思っていた姿がそこにあった]

ホリー?
……姉さん?姉さんなの、本当に、姉さんなの……

[腕に包まれた時。死ぬまで抱え込んでいた何かがついに決壊した。
むちゃくちゃに、泣いた。まず泣いて、とにかく泣いて、それから自分がどうなってしまったのか何となく悟って――そして姉の顔を見つめて**]

ごめん、……ホリー。
仇、取れなかったみたい……


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 びっくり…――――?

[私達の側に座った、小さな姿と
浮かんだ笑みと、彼女の言葉が、チグハグだったから
私には、その理由も、感情も、わからない

ただ、肉体を失った体だからこそ
単純な気持ちなら、きっと伝わり安いんだと想う]

 硬くなるな 一番楽な姿でいたら良い
 一緒に歌うか? 森の民の、子守唄


ピッパが言うならきっとそうね。

[涙を拭う仕草をして彼女に微笑みを向ける。
涙に目許がはれることはないけれど
魂だけの存在となっても生前と同じ仕草をしてしまう]

友達になりたいと思っていたの。
ピッパがイヤじゃなければ……

[お願い、と小さく紡いで赤い月の下、彼女を見詰める。
幸福、そして、側に欲しかったと言われれば
少しだけ照れたようなそんな表情が浮かび
満面の笑みをピッパに向けて]

嬉しいよ、ピッパ。
幾らお礼を言っても足りないくらい。

[彼女に必要とされたようで嬉しかった。
強がるけれど素直で不器用なくらい真っ直ぐな彼女だから
偽りのない言葉だと思って素直にそれを受け止める]


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 あ―――…

[彼女の仕草が、涙を拭う物だったから
手を伸ばし、彼女の目元に触ろうとするのに
そこに雫が、浮かぶ事などなく
不思議に想いながらも、なんだか…―――]

 友達か 早く言ったらよかったのに、そのくらい
 嫌な事なんか、ないよ

[彼女の笑みに、私も出来るだけの笑みを向けて
素直に、気持ちを表す事
今、この空間なら、出来るような気がするから]

 礼なんか、いらないよ
 私こそ、ありがとうだ

[そう、ずっと一人だった私に
友達にと、言った彼女だからこそ]


[久し振りに逢うホリーはとても自然にみえた。
あの時のように無理をしているようには見えない。
ホリーの事が心配だったからその姿に安堵する。
ピッパの紡いだ歌の題に一度瞬きして]

森の民の……子守唄……

[ぽつ、と繰り返すように呟く]

――…皆にしあわせな夢が訪れると良いね。

[まだ儀式と言う名の悪夢は続いているから
せめて眠る間だけでも、とそんな願いを口にして
ゆる、と目を向けるは森の奥。
これ以上誰もきて欲しくないと思いながら
何処かで逢いたいと思う気持ちもあり
ふるりと首を振って誰かを呼ぶ事はしなかった]


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 そう、森の民の子守唄

[森の民を、夢に誘う者達の歌
母の歌った、我が家に伝わる唯一の情報
その真意は、最後の最後…―――
体が滅ぶ瞬間にすら、わかる事はなかったから]

 幸せな夢か…――――
 そういや、夢を見ないな

[赤い月、赤い月、貴方は私に夢を運ばないの?
いや、この時間こそ夢なのだろうか]


――…あの日まで、私は臆病で、
いつも話し掛けてくれる人に返すだけだった。
人形みたいだ、なんて言われていたから
詰まらない子って思われてるみたいで
自分から話し掛けるのが少し怖かったのかもしれない。

[ずっと年上の大人達が話し掛けてくるのは
長老たるナタリアの孫だから。
いい子でありたいが故に模範的であろうとする自分は
詰まらない存在なのだと諦めていた。
諦めきれなくなったのは儀式が始まり
色んな人と色んな話をしてあたたかさを知ったからか]

早く言えれば良かった。

[ピッパの言葉が心に染み渡る。
彼女の優しさ、心のあたたかさが伝わってくるようだった]



 臆病な心なんか、皆の心の中にいる
 怖いと想う心も、恥ずかしいと想う心も

 だから、マーゴは悪くない
 今、ちゃんと言ったじゃないか?
 友達になろうって、ちゃんと言った
 マーゴは人形じゃない、普通の女の子だよ

[私は、どうだろう
両親の死後、人を信じる事を拒み
なのに、人の温もりが欲しくて仕方なかった
心の奥も、体の奥も、頭の奥も
ずっと寂しさでいっぱいだった

ああ、きっと私も同じなんだろう
私も彼女のように、友人が欲しかったんだろう]


これからも、宜しくね。

[何時まで続くか分からない優しい夢。
けれど娘にとっては確かな今。
消えて欲しくはない時間。
けれどいつか旅立つ日が来るのだろうか。
その時はピッパと一緒なら良いなと思う]

夢をみないのは眠ってないからじゃないかな。
目を閉じれば、見れるかもしれないよ。

[眠りを必要とはしないのだけれど
望めば運ばれてくるような気がしてそんな言葉を口にした]

眠れないなら……少し散歩してみるのも良いかもしれない。
それでも眠れないなら……私がピッパの為に子守唄を歌うよ。

[彼女のように上手には奏でられないけれど。
彼女の為なら慣れない事も出来る気がした**]


漂白工 ピッパの言葉が嬉しくて彼女に思わずぎゅっと抱きついた**


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 そうか、眠ってないからか

[もう何日も、時間が経ったはずなのに
私は、睡眠を取る事をしなかった
そうか、そいつが問題だったのか]

 散歩か…――――
 なんだか、私はここから出たらまずい気がするんだ

 だからさ、マーゴ
 私が夢の世界に落ちるまで
 貴女の温もりを、私に頂戴?

 子守唄なんか、歌っちゃったら
 私、甘えすぎちゃうからさ…――――

[そんな事を言いながらも、少し甘えたい気持ちもあり
そっと彼女に寄り添った後、瞳を閉じた]


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[ピッパの言葉が心をあたたかくする。
欲しかった言葉を呉れた彼女。
自分には何が彼女にあげられるのだろうと考えていれば
ピッパの求めが聞こえて綻ぶような笑みが漏れる]

もっと、甘えて呉れて良いのに。

――…ピッパが眠るまで傍にいるよ。
おやすみなさい、ピッパ。
しあわせな夢があなたの瞼の裏におりますように。

[寄り添う彼女に肩を貸し彼女のしあわせを願う。
ぬくもりが少しでも伝えられるように
娘は目を閉じた彼女の手にそっと自分の手を重ね
赤い月を静かに仰ぎ見る**]



 ん…――――

[死者にも、夢を見る時間があるのかな
わからない、わからないけど
今私は、生ある時には感じる事が出来なかった
暖かな感覚に、包まれながら瞳を閉じた

なんだか、気持ちいいや
ずっと、だれかに甘えたかった
ずっと、だれかに抱きしめて欲しかった
今この月の元、見る世界が夢の中なら
このまま意識の底に落ちたら、現実に戻ってしまうのかな]


― 昨日・ラトル家 / NPC:ナタリア ―

[テッドから孫娘の死を知らされた
孫娘の無事を願いながらナタリアは何処かで諦めもしていた。
孫の幼友達であるテッドに情けない姿など見せられない。
悲しみに震える手をぎゅっと握りしめた]

森に行けば、何時かは選ばれる。
あのこも其れを覚悟していただろう。
……それがあの娘の運命だったんだろうねえ

[娘夫婦も先立ちナタリアにのこされたのは孫娘だけ。
その孫娘にまでも先立たれた。
悲しくない訳ではない。
若者の憤りもナタリアには理解できる。
だがナタリアにも立場がある。
だから若者の言葉をただ静かに聞いていた]


― 昨日・ラトル家 / NPC:ナタリア ―

[生贄なんかじゃない、と言うテッドに何も言えない。
生贄なのだと言ったところで彼は納得しないだろう。
如何して孫娘が選ばれたのか。
それはナタリア自身も知りたい事の一つだ。
お別れしたくない人が出来たと言っていた。
結局それが誰だったのか聞けず仕舞いだった]

……………。

[孫娘の為に憤る若者。
孫娘の為に心を痛める若者の存在が今は有り難い。
村で孫娘の事を悼んでいるのは自分のみでないと知れるから]


― 昨日・ラトル家 / NPC:ナタリア ―

仇なんてばかなことを言うのはおよし。
お前さんはちゃんと帰ってくるんだよ。

[またこんど、と次の約束を口にする若者>
微かに目を細めるのだけれど
そういって生贄となった黒髪の娘が思い起こされて
不安は隠しきれず心配そうな眼差しが彼に向けられる。
若者は帰り独りきりとなった大きな家。
ナタリアは俯き微かな嗚咽を漏らした**]


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ああ……ほんとうに、居てくださったんだ。

[最初に感じたのは、何よりも押し寄せる安堵だった。]

おお……神様。
私は貴方に叛きました。
それは確かに私の罪。

けれども、私たちの血脈と共におられたのならばなぜ……
私たちがただ忘れるままになさったのです?

御徴が現れない間、どんなに私たちの父母が途惑い、怖れ、忘れようと努めたのか、おわかりにはならなかったのですか?
貴方に……見捨てられたのだと、私たちは――。

[その先は言葉にならない。
溢れる涙が、次々と頬を伝う。]


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モーセは主に言った、「ごらんください。あなたは『この民を導きのぼれ』とわたしに言いながら、わたしと一緒につかわされる者を知らせてくださいません。しかも、あなたはかつて『わたしはお前を選んだ。お前はまたわたしの前に恵みを得た』と仰せになりました。
それで今、わたしがもし、あなたの前に恵みを得ますならば、どうか、あなたの道を示し、あなたをわたしに知らせ、あなたの前に恵みを得させてください。また、この国民があなたの民であることを覚えてください」。
主は言われた「わたし自身が一緒に行くであろう。そしてあなたに安息を与えるであろう」。


モーセは主に言った「もしあなた自身が一緒に行かれないならば、わたしたちをここからのぼらせないでください。
わたしとあなたの民とが、あなたの前に恵みを得ることは、何によって知られましょうか。それはあなたがわたしたちと一緒に行かれて、わたしとあなたの民とが、地の面にある諸民と異なるものになるからではありませんか」。
主はモーセに言われた、「あなたはわたしの前に恵みを得、またわたしは名をもってあなたを知るから、あなたの言ったこの事をもするであろう」。
モーセは言った、「どうぞ、あなたの栄光をわたしにお示しください」。
主は言われた、「わたしはわたしのもろもろの善をあなたの前に通らせ、主の名をあなたの前にのべるであろう。わたしは恵もうとする者を恵み、あわれもうとする者をあわれむ」。
また言われた、「しかし、あなたはわたしの顔を見ることはできない。わたしを見て、なお生きている人はないからである」。
                    出エジプト記33:12-20


[最初は、真っ暗だった
瞳の裏には瞼があるはずだという、魂の記憶
そいつが、私の視界を闇に落とした

暫くしたら、暗闇の中に赤が浮かんだ
瞼の向こうには、光があるのだという
私の記憶が、生前と同じ事象を起こすのか

そのまま暫く、瞼の裏から赤を凝視したら
今度は、二枚目の瞼が降りてくる
眠りと言う名の、二枚目の瞼が]

 すぅ…――――

[呼吸が、深く、長く、ゆっくりになる
体が、睡眠を取ったような状態になる
こいつも、魂にある記憶の形
肉体のない私が、本当に眠るんじゃない
ただ、確かに夢は見た]



    はっ…――――
       はっ…――――
          はっ…――――

[息が浅くなり、額に皺が寄る
もし自分の顔を見る事が出来るなら
こんな可愛くない顔、二度としないのに]

 っ… はぁっ・・・

[目を覚ました時、私は夢の事を忘れるだろう
だから今見た夢が、どんな内容だろうとも
私の虚ろな魂が、どうなる事もない
私の朧な記憶が、形を成す事もない

ああ、私の見た夢は
昨日の私には日常で、今日の私には悪夢だった
なにより怖かったのは
実は――が――で、――が――なのではと…]



そんなことないよ…。
ううん、もしそうだったとしても、オスカーは今回も…そして今までも、ずっとずっと私のために頑張ってくれたもん。

[いろいろな感情の混ざり合った滴をこぼす弟。
その間、ホリーは優しくオスカーを抱きしめていた。
そして彼が謝罪の言葉を口にしたなら、ゆっくりと首を横に振り、優しく微笑みかけて]

…それだけで十分だよ。
ありがとう。

[そっと、彼の額に唇を落とした]


[繰り返される浅い呼吸。
苦しげなピッパの寝顔を見詰め困ったような顔]

――…好くない夢を見ているの?

[小さく紡ぎピッパの艶やかな髪に手を伸ばす。
悪夢に魘される幼子をあやすように
彼女の髪を梳き撫でて――]

……大丈夫。
それは、夢よ。

[優しい響きで繰り返し紡いでみせた**]


……だって、でも、ホリーは、姉さんは……

[涙は止まっていたが、ときおりひっくと声が漏れた。
だけど、嬉しかった。もう二度とホリーの声を聞く事は出来ないと思っていたのに。
それだけで、よかった。

額に唇が落とされれば、はにかむような笑みを浮かべる]

今だから、分かる。
ホリーは……僕の傍に、ずっと居てくれたんだね。


―断片的な記憶―

[あの後。
ヘクターを取り逃がした後。
何とかテッドの言葉に答えながら、彼に肩を貸されて共に森を出た]

ごめん。
そうだね。傷を……何とかして。あの傷なら、そう遠くには行けてないだろうし……

[しかしどこかで確信があった。
あの傷では、いくら化け物とはいえど生きてはいけまい。
自分の手で、とどめを刺す事が出来なかった。それがとても悔しかった。

祭は終わるだろう。
望んだ事なのに、心から望んだ事なのに、何故こんなにも悔しい――]




ぅ…!

[ずっと傍にいた。
オスカーのその言葉は間違ってはいない。
しかし、ソレで思い出されるのは、先日泉でのこと。
危うく、彼の唇を奪いそうになったときのこと。
そのことを思い出し、微かに顔を赤くする。
その様子にオスカーが気づいたにせよなんにせよ、ごまかすように咳払いをひとつして]

…うん。
傍にいて、オスカーががんばってるのを見てたよ。


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[家に帰って、そしてイアンの話を聞いて。
大声を上げて、気がついたら森に居た。

彼が家を出た時、そこにヘクターの遺体がある事はまだ誰も知らなかった。
だが、彼はヘクターに止めを刺そうとして森に向かった訳ではなかった。イアンの口ぶりから、既に彼は確信していたのだ。ヘクターは死んだのだと。自分の手の届かない所で、死んでしまった。

祭は終わる。
ミツカイサマは去った。
明日から、また、日常が始まる。片割れの居ない日常が。

森に捧げられた片割れへの別れを告げようとしたのか。
それとも、夜の底に死を望みに行ったのか。

それは、本人にすら分からないまま]


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……のぞ、み?

[『それ』が現れた時。
『それ』の言葉を聞いた時。

青年の瞳を彩ったのは、単なる驚愕だった。――驚愕以外に、浮かびようがなかったのだ。まさかミツカイサマがまだ居るなんて思っていなくて、そしてその影が、声が、どう見ても『あの人』だったなんて――]

……え、

[地面に引き倒されて、囁きを聞かされる。
同じように。……同じように?では、彼女を殺したのは、まさか。

覚えているのは、そこまでだった。
思いだす事を拒否しているのか、そこで死んでしまったのかは分からないが。
その先に何があったのか、自身に問いかけても、答えは未だ帰らず――]


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……あれ?

[何かちょっと様子がおかしいなと思った。
ごまかすような咳払いを、首を傾げて見ていたが]

とにかく、ありがとう。
ごめん。ちょっと、酷い事も言っちゃったからさ。

[地下書庫でのやりとりとか。そんな事をちょっと思いだした。
徐々に死ぬまでの記憶が戻ってくれば、ふと思案するような表情になり]

……結局、お祭はまだ終わってないんだよね。
僕がここにこうして居るって事は……


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―巡礼四夜目の明け方・アレクサンデル家屋外―

ん―――。

[一筋の煙。異国の香り。
次に視界に入ったのは星空。]

どこだっけ…。
ああ、俺、あの記者の所へ行って…。

[手にしたままの煙草に気が付く。]

コイツまで付いてくるとはね。


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風―――。
少しだけ懐かしい空気を感じた。

先代様?いや、違うな…。

なんだか良く知ってる匂い……。
誰だっけ。

[状況をよく把握しないまま、
奇妙な月が照らす村中を歩き出すだろう。]


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[何時までも消えない煙草を手に、
宛ても無く村を彷徨い歩く。
行き先も、目的も、今は何も無い。]


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 ん…――――

[髪を梳く感覚がある・・・気がする
そっと目を開くと、そこには瞼を閉じる前と同じ
赤い月と、闇深い森と、友人の姿があったんだ]

 そっか 大丈夫なんだ

[呟いた言葉の意味は、夢の水が手の平から零れ落ちると共に
頭の中から、だんだんと消えていくけれど
目を覚ました瞬間に、私が感じた安心感は
理由がわからずとも、記憶に残るから]

 おはよ、マーゴ

[私が最初に浮かべる表情も、出来る事なら笑顔にしよう]


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な、なんでもないよ!?

[こちらの様子にオスカーが首を傾げれば、慌てて首を横に振る。
それから祭に関してのオスカーの言葉には、少しだけ表情を暗くして]

…そう…だね。

[あの時、自分はあの場にいた。
しかし]

…ごめんねオスカー…。
私…あの時傍にいたのに…ミツカイサマが誰だか、見られなかったの。
あの時…オスカーと感覚がリンクしてたのかも知れない。オスカーが膝を着いたあたりで、私の意識も朦朧としちゃって…。



[村の中を彷徨い歩くが、今は誰も居ない。
もしくは彼が認知できないだけなのかもしれない。

しかし、突然彼の「体」に激痛に等しい感覚が走る。
あの時の感覚に似た痛み。
両腕を掴み、暫くその場に蹲る。

男は何かを思い出したのだろうか。
それとも無意識だろうか。
自然と足は、森の方へ向かった―――。]


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あ……ううん、別に、別に全然良いんだよ。
ほら、あんまり思いだすようなものでもないじゃん。ね。

誰だったんだっけな。
えっと……ヘクターじゃ、なかったとは、思うんだよね……

[ミツカイサマが残っているなら……もう、自分は残る人々に対して何もできないから]

でも……ずっと一緒に居てくれたんだ。
本当にありがとう。
気がついてなかったけど、だから……僕は、戦えたのかもしれない。

そうだ。
ホリー以外の人も、こっちに来てるのかな?


[ピッパの声に撫でていた手がゆっくりと離れる。
声が届いていたらしい事に安堵の色が滲んだ]

おはよう、ピッパ。

[目覚めた彼女が笑顔を浮かべて呉れるなら
娘もまた釣られるように笑顔となる。
夢の内容は聞かなかった。
しあわせな夢ではなさそうだったから
聞かないほうが良いのだと思っていた]

――…何だか私も時間の感覚が無くなってきたみたい。
あれから、どれだけ時間が経ったんだろう。

[空を見上げても赤い月が見えて
あの時――そう、魂だけとなってから
どれだけ時間が経ったのかもよくわからない]


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 時間、わかんないよな

[ああ、彼女の手が私から離れる
その事を寂しく想う私は、やはりおかしいのだろうか
深い孤独の中にいた者が、一度明るい世界に出たら
もう一度孤独に落ちた時、それにたえられるのかな
だめだ、必要以上に甘えちゃ]

 何か、気になる事があるのか?
 時間を気にするなんて

[そんな事、言わなきゃいいのに]


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ピッパにも分からないのね。

[彼女の表情が寂しげにみえた気がして
僅かに首を傾いで彼女を見詰める。
人付き合いが余り得意とはいえなかった娘は
何処まで踏み込んで良いか分からず
結局、言葉にして問う事はしないまま]

気になる事はあるけれど……

[儀式のこと。
守ってくれた彼女のこと。
幼友達のこと。
遺してきた人々の顔が浮かんで――
鮮明に思い出すのは最期に見た男の貌]

如何してこんなに苦しいのかな。

[彼女と居る事で忘れられた痛みが
再び胸のあたりに生じて娘を苛み始めた]



[ふと、歌声が聞こえた気がした。
はっきりとはわからないが、
どこか懐かしい旋律と音色の声。

「消えない煙草」を吹かしながら、
歌声を辿って、森の中を進む。

やがて人影を見つけるが、
それが誰なのか、顔を認識すると、
痛みと共に咄嗟に身を隠すだろう。]


首を傾げて空を見た。月が赤い。**


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 ん・・・と

[彼女は、苦しいらしい
何が苦しいのか、どうして苦しいのか、私は彼女に問いたい
もし問う事が出来るなら、どんなに楽な事だろう

ただ人は、そんなにわかりやすくない
もし彼女に問うたら、彼女が更に苦しくなる事を
私は、本能的に知っているから]

 何処かが痛いのは、傷があるからだろう
 苦しいのにだって、きっと理由がある

 もしその理由が、わからないのだとしたら
 次は私が、子守唄を歌うよ
 マーゴの苦しさがなくなるよう、心をこめて

 涙はちゃんと拭いてやる 愚痴ならいくらでも聞いてやる
 失敗したら手伝ってやる だから、想った通りにやるといい


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苦しい、理由……

[想いを込めて紡いできた言葉が
伝えたい相手に伝わらなかった、から。
その相手にとって自分は必要でなかったから。
ぐるぐるとそんな考えがまわっている。
それは本で読んだ恋煩いのようだけれど
感じるのは甘さの伴わぬ鈍い痛み]

――…ピッパは優しいね。
その優しさが今の私には救い……。

此処に来るまでにいっぱい泣いたから
もう泣かないよ……。
泣いたら……、私の苦しいのが……
ピッパに移ってしまいそうで、心配だもの。

[胸に手を宛がい其処を庇いながら
ありがとう、とピッパに微笑んでみせる]


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[木陰からくゆる紫煙が漆黒の眸に映る]

………此処、火事になったりしない、よね。

[匂いまでは感じ取れなかったから
煙から連想してしまうのは山火事。
微かに柳眉を寄せて煙の方を見据え
それからピッパへと視線を向ける]

……だれか、いる、の?

[おず、と声を掛ける]



[突然聞こえた声に、
ゆっくりと立ち上がり姿を見せる。
しかし正面を向く事は出来なかった。

…ああ、彼女だったのか。
感じる気配は、嘗て刹那の安らぎを覚えた相手。
続くはずだったものを絶ってしまった相手。
此処に彼女が来て居る原因は―――。]

…俺は、アンタと話す資格なんて、ねえよ…。

[ずき、と失った筈の身体が痛む。]


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[姿を現したのはヘクターで。
一瞬幻でも見ているのかときょとんとする]

……そ、っか。
ヘクターも此処に来たんだ。

[『御使い』様として彼は生きていくのだと思ったから
こんなにも早く会えた事が意外で
どんな顔をしていいかも分からない。
辛うじて浮かべていた笑みも彼の言葉を聞けば薄れて]

資格、なんて、私にはわからないけど。
――…後悔、してるの?

[不安で揺らぐ漆黒の眸。
胸の痛みは消える事なくある]


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後悔…か。

[どこからどこまで?
こうなる事を回避出来たか?]

否。俺がやらなくても彼女は生贄になる予定だった。
あの時もっと抵抗していれば?
…違う。

俺は、同胞の命を選んだ。
その筈だったのに……。



俺には護りたいものがあった。
ラトルの力が無ければ?
違う。二人とも、大事だった…。

…いや、何を言っても虚しい言い訳に過ぎんよな。

[マーゴに問われ、咄嗟に答えが出てこない。
ぽつ、ぽつと断片的に言葉を口にするが、
自分でも何を言っているか解らない。
自分でも解らない、この感情が何なのか。

俺は彼女に何を言っている?
本当は彼女の顔をしっかりと見たい。
今すぐにでも抱きしめたい。
しかし現在の感情と痛みが其れを決して許さない。]


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――…ん。

[ヘクターの言葉を聞いていれば痛みは増すばかり]

私は選ばれなかっただけ。
……それだけの、こと。

[ラトルの血脈を識る力は『御使い』様と交わらぬ為にある。
弱い力を次代に繋いでゆくには強い力を避けねばならない。
消してしまわぬ為の、識る力、だったけれど。
娘は其れを捨ててヘクターを選ぼうとした。
共に歩く為の覚悟は独りよがりでしかなかった]

二人とも大事だった、なんて……

[ゆるゆると首を振る。
彼の本心かそれとも優しさなのか判断がつかない]



違う!そうじゃなくて…!

[彼女の悲しげな声が心を痛める。
同胞達とのいわば家族のような絆、
それに反して、この村に来て、新しく覚えた感情。

彼は完全なヒトでは無い。
この時代のヒトからは怪物と分類されてもおかしくない。
しかし、それでもヒトの感情は確かに混じっていて―――]

マーゴ…。
マーゴは違ったんだよ。
喪ってからやっと気が付いた…。


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そんな慰めが欲しかったんじゃないの。
あなたには別に大事な人が居た。
それなら、教えて呉れれば、よかったのに……

[言われても諦めきれたかは分からないけれど
それでも、そうなのだという覚悟は出来たはずで]

好きになったことは後悔してないけど
哀しくて苦しくて………

[痛みを耐えるように胸の前でぎゅっと手を握り締める。
初めて感じる痛みに余裕がないのか
ヘクターの感情と痛みに気づけずにいた]


[違う、と言われても如何違うのかが分からない。
涙を堪えているからか柳眉がきつく寄せられて]

……なにが、違うの。
私は、ただの、人、で……
喪ってから気づいた、なんて……
そんな事、言われたら、また、勘違い、する。

[ヘクターへと向けた視線は次第に伏せられて
痛みに途惑いまでもが混じり酷く動揺する]


未だヘクターに心囚われた儘――**



マーゴっ!!

[瞬間、何かの感情が何かを凌駕したか。
男は振り返ると、彼女の名を叫び、
彼女の身体をしっかりと抱きしめた。]

会いたかった…
会って抱きしめたかった。

もう、嘘は無い。
もう、マーゴを、失いたくない。

[顔は悲痛さと涙と決意が入り混じっていただろうか。
最も優しい抱擁で―――。]


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―また、いつかのどこか―

[見上げた月は赤かった。
教会に自分の死体が運ばれて、そしてヘクターの遺体が埋葬されたのを見た。識った。

己の死体は、姉と同じような感じで、バラバラにされて棄てられていた。感慨を抱くには少々壊れすぎていた。

姉が死んだ時よりもずっと冷静に事を見守れている自分に気がつき、苦笑する。

死んだが故、どこか満たされた気分になっているのは事実だった]

僕は死んだ。ヘクターも死んだみたい。
祭で死んだ人は、皆こっちに来てるのかな……

[ぼんやりとした世界の中で、ふと呟く]


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[娘とヘクターは何時しか森の何処かへと姿を消した。
娘は無意識のうちピッパに情けない姿を見られたくない、と
彼女にこれ以上心配を掛けてはならない、と思っていたのだろう。
残してゆくことに後ろ髪ひかれながらも留まれはしなかった、

不思議な森の中、赤い月明かりが注がれる。
ヘクターに名を呼ばれ娘は思わず顔を上げた。
名を呼ばれるそれだけで嬉しいと感じてしまう。
彼の腕に包まれ喜んでしまう自分に戸惑いを隠せない]

――…私なんて、必要ないのだと、思ってた。
ヘクターにとっては『生贄』と『御使い』様……
それ以上でもそれ以下でもないと諦めようと思って……

[言い訳のように吐露しながらも
抱擁から優しさと想いを感じて
胸の前できつく結んでいた小さな手が緩んでゆく]


[再び想いを裏切られてしまうのが怖い。
けれどもう一度信じてみたい。
会いたかった。
そう言われるだけで胸の痛みが消えてゆくのだから不思議だ。
躊躇いがちに娘の手がヘクターの胸板へと添わされる]

逢いたかった。
逢うのが怖かった。
必要ない、って言われるのが、怖かった。

[ぽつりぽつりと紡がれる言葉]

手放したのはヘクター自身なのに……
それでも失いたくないと思うの?

[臆病な娘は確かめるようにそう言って
真摯な眼差しを向けた**]



[彼女の言葉が突き刺さる。
その言葉の響きは、告げられた事実は、
致命傷となったあの時の銃弾や刃よりも
ずっと重く、痛い。

きっと、あの時。あの夜。
彼女は肉体の痛みよりも、
もっともっと苦しい感情を抱きながら
命を散らしたのかも知れない。]

 俺が、やったから……。

[紅く空いた彼女の胸元を思い出したのか、
彼は自らを苛む苦痛と後悔の念に顔を歪める。]

…痛かったよな。
苦しかったよな。



[彼女の前に居ると、
獣神であった筈の嘗ての熱情が抑え付けられ
ひとつの不思議な感情が湧き出てくる。
それは同胞への親愛の情によく似ているが、
明らかに違う想い。自然と流れるこの涙は?
此れを人の子は何と呼んだ?]

俺は…どれだけマーゴを傷つけたんだろう。

[彼女の手が自分に触れるのを感じる。
自分が彼女に触れていることすら、
大きな罪のような気がしている。]



必要無い…?
そんな訳…ッ!

[彼女と共に居たいと願う。心はそう叫ぶも、
それは許されるのだろうかと胸の痛みは告げる。
それだけの事を、俺は彼女にしてしまった。
―――それでも。]

俺は、もう二度と、マーゴを失いたくない。
マーゴには、ずっと、笑っていて欲しい―――。



[どうすれば彼女に償えるかわからない。
許しを乞う事、それ自体が間違いなのかもしれない。

混乱と共に生まれた感情は、
彼女と再び出逢った今、ひとつの形を成しつつある。

赤い月の下、この大切な人を、もう一度抱きしめる。]**


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[つらそうなヘクターの表情が見えて
自然と慰めたくなるのは想いがあるからか。
困ったような笑みを浮かべ小さく首を振る]

覚えてないから……
痛くないし苦しくもない。

[貫かれた筈の胸にあの痕跡はない]

あの時みたいに後悔させたくなかったから
傍に居て支えようと思ったけど……
結局、また、そんな顔させてしまったね。

[傷付けたという彼の方が傷付いているように見えた。
零れる涙を認めれば柳眉が寄せられて]

傷付いてないなんて言えない。
哀しくなかったなんて言えない。
だけど――…、……


[ヘクターの言葉に安堵する自分がいる。
続く言葉に泣きそうな笑みを浮かべて]

――…同じ気持ちなのかな。
ちゃんと伝わっていたのかな。
……私もヘクターには笑っていて欲しかった。
哀しませたくなんてなかった。
しあわせでいてほしかった。

[宛がうだけだった指先が彼の衣服を縋るように握り締めた]

もう一度はじめから伝えたい。
私は、ヘクターが……好き、だから。

[何時から囚われていたのか分からないけれど
心の中にある愛しさは偽りなきものと思うから
今はただそのぬくもりに顔を埋める**]


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[遠くで鐘の音を聞いた。
瞳は僅かに伏せられ、共に戦った友を思う]


―回想 歌声の森―


あ…。
…はい、ありがとうございます。

[硬くなる必要はない。
その言葉で、なんとなく察することが出来た。
彼女は、以前のことをもう気にしてはいない…あるいは、以前の事を覚えていないのかも知れない。
なんにせよ、今自分が行動を硬くする必要はないのだと、直感的にわかる。
す…と、一度深呼吸をすれば自然に笑うことが出来た。
一緒に歌うかと誘われれば、その問いかけには以前のはりついた笑顔とは違う、自然な笑顔で答えた]

…はい。
良かったら、私も一緒に。
…ただ、あんまり歌は得意じゃないんですけど…大丈夫でしょうか。

[言って、少し恥ずかしそうに苦笑した]


―回想 歌声の森―


…マーゴ…。

[マーゴの言葉をきいて思い返されるのは、村での彼女の様子。
無理をしているような…何処か自然体でないような…そんな彼女の様子。今の彼女の言葉に、そんな不自然さは感じない。恐らく、コレが彼女の本心なのだろう。
もちろん、不自然に感じたのはホリーの勘違いかも知れないが…しかし、そんな彼女が自分を救ってくれたのだ。
自分に目覚めるきっかけをくれたのだ。
ホリーはそっとマーゴの手を取ろうと手を伸ばす]

…マーゴにね、言いたかったことがあるの。
…私の『扉』を開けてくれてありがとう。
…マーゴが助けてくれなかったら、私はきっと、ずっと逃げたままだったよ。


―回想 歌声の森―


そんなことないよ。
少なくとも…マーゴはそう思ってても、それでもマーゴが頑張ったときのこと、私は知ってるよ?
…だって、「私」に話しかけてくれたのは、マーゴだったから。

[そう、彼女がいかに自分を臆病を言おうとも…いや、臆病ならばなおさら、彼女は『自分』に話し掛けたあのとき、勇気を出して踏み込んできたはずなのだ。
その彼女の勇気が、ホリーが目を様すきっかけとなった事を、ホリーは知っていた]

…大丈夫。
あのとき、マーゴは勇気を出せたんだもの。
これからマーゴがそう願えば、きっと、もっと…。

…ねぇマーゴ、私も、マーゴと友達になりたいな。
…どう?

[言って、マーゴの手を、軽く握っただろうか]


漂白工 ピッパが眠りにつくなら、おやすみ、と笑みを向け、彼女の傍らにいただろうか


―いつか、どこか―


…うん。
ヘクターさんでは…なかったと思う。

[ノイズ混じりの記憶をたどっても、ミツカイサマの顔を見ることは出来なかった。
と、そこへオスカーにお礼を言われればニコっと微笑んで]

何いってるの。
私は、オスカーがしてくれた事をしてただけだよ?

[ぽん、ぽん、とオスカーの頭を優しく撫でる]

オスカーは…どんなときでも私と一緒にいてくれたでしょ?
だから、私もそうしてあげたかっただけ…ね?

[気にしないの。と付け加え、続く彼の問いには]


…うん、どこなのかは…わからないけど。
ピッパさんや、マーゴにはあったよ。

[確かに会った…いや、会ったはずだ。
しかし、あの時間は…あの場所は、あまりに淡く、あまりに濃く、あまりに優しく、あまりに甘美で…まるで、夢の中だったようにも思えて…]


メモを貼った。




なんかね、凄いびっくりしたんだよ。
……誰だったんだっけなあ。
とにかく、一人じゃなかったんだ……って。

[違うみたいだと言う姉に頷く。
頭を優しく撫でられれば、ゆっくり首を横に振った]

……うん。一緒に、いようって思った。どんな時も一緒に居たいって。
だから、ごめん。
あの時、ホリーの手を離しちゃったのは、僕だから。

でも、
……まさか、ホリーにこうやって、直接、言葉で謝れるなんて……

[再び少しだけ涙交じりになって。
少し下を向いてから、ホリーに向き直った]




ピッパさんや、マーゴに……?
来てるんだ。そっか。

……居るんだ……

[遠く目を細めて、そっと呟いた]


メモを貼った。




…うん…。
…でも、もしかしたら一人じゃないのかな、って思ったことも…あったんだ。
もっとも、すぐに気のせいかな、って思っちゃったし…私がそれをわかっても、オスカーに教えてあげることはできなかっただろうけど…。

[そう言って、少し悔しそうに眉をひそめる。
しかし、弟の後悔の言葉には表情を柔らかくして]

謝らないで、オスカー。
…確かに、こんなことにはなっちゃったけど…あの時のことがあったから、私は『私』に戻れたんだよ。
そりゃあ、全部が全部うまくいったわけじゃないけど…全部が全部悪い方向にいっちゃったよりはいいでしょう?
だから、男の子が過ぎたことであんまりめそめそしないの。

[あやすように言って、ぎゅっと抱き締める。
彼の思いが嬉しくて、彼がいとおしくて…。
さながら彼への10年分の愛情が、今一気にあふれてきてしまっているような…そんな気持ちだった]



うん。
…ただ、どこで会ったのか、私もよく分かってないんだ…奇妙な話なんだけど。

…でも…とても優しい時間(場所)だった…。

[言って、赤い月を見上げた]



[彼女の頭を撫でながら、
小さく華奢な身体を包み込む。]

ああ。マーゴ…。

[やがて近くの倒木に腰を下ろし、
自らの事について、口を開き始めた。

同胞は自分にとって家族のような存在であった事、
自分はナタリアよりもずっと年上である事、
この村に来る前は他の森で生まれ育った事、
おそらく祭は終わるだろう、と言う事…。]

ここよりずっと南の
岩山ばかりの荒野で…。

[そんな事をとりとめも無く話し始める。
どちらかが、他の誰かに呼びとめられるか、
気が済むまで、抱き合い、話をしていただろう]**




うん。分かった。
もう、めそめそなんかしない。
姉さんにもう一度、会えたんだ……

[再び抱きしめられて、姉の存在を確信する。
次に姉を見る顔は、晴れやかなものになっていただろう]

そうだね。
何か、ホリーには本当に色々心配かけっぱなしで……

[謝罪の言葉を言う前に、微笑んだ。
そして、姉と肩を並べるようにして赤い月を見上げた。
すう、と息を吸い込み、吐く。とりあえず、そんな動作をしてみる]


メモを貼った。



[晴れやかな表情のオスカーには、満足そうな笑みを浮かべつつも、心配をかけて…と彼が口にすれば、わざとらしくプイ、と顔を背けて]

本当よ。無茶ばっかりして。
…心配したんだからね?

[いたずらっぽい笑みを浮かべてちらりとオスカーを見る。
それからくすりと笑って正面を向きなおし]

…でも、嬉しかったのも本当だよ?

[オスカーが肩を並べれば、彼の呼吸を感じられて…ソレが嬉しいと感じた。
ホリーは彼の肩にコテリと頭をもたれかければ、あ、と呟いて]

…そうだ。
今までのこと…全部含めてお礼…っていうのかな…なにかオスカーにしてあげたいんだけど…なにか出来ることあるかな?

[自分が彼にしてあげられたことよりも、彼にしてもらったことの方がいまだ大きすぎて…なにかして上げられないものか、と思案した]


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うう……
だってさー、あれはさー。

[顔をそ向けられて、少し言葉に詰まった。
思い返すととんでもない無茶をしたようだと思う。軽くサバイバルだった]

……僕ね、記者の人に言われたんだ。「ホリーさんの哀しむ事だけはしないように」って。
もし隣にホリーが居て、もし隣でホリーが僕の事を見ていたら、絶対僕に幻滅してるだろうなって、どこかで感じてたんだけど……でも、僕、ホリーが連れ去られちゃってからは、もう、ミツカイサマから仇取らなくちゃって、それだけしか考えてなくって……

[肩に頭の重さを感じながら、曖昧に言い訳する。
その時、聞こえた事。してあげたいこと。してもらいたいこと。
驚いてホリーの顔を見下ろしたが、ふっと微笑んだ]

今、ホリーが……姉さんが、僕の隣に居てくれて、僕と話をしてくれてる。
これ以上のものなんて、ない。

[きっぱりと言い切る。これこそが、求めていたものだったのだから――と]


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[ヘクターの大きな手に撫でられると嬉しくて顔が綻んでしまう。
初めて会った頃、今よりもまだ小さかったあの頃も
こんな風に撫でて貰った記憶がある]

家族のような存在なら……
大事で仕方ないの、わかるよ。
私もおばあさまが大切だったの。
唯一の肉親で……、とても慈しんで呉れた。

[祖母よりもずっと年上なのだと聞けば
さすがに驚いたようで大きな眸が何度も瞬かれる]

おばあさまよりも、年上……?
おばあさまに連れられて私がヴァンルナール家に行った時、
ヴァンルナールのおじいさまがヘクターを紹介して呉れて……
え、と……私の記憶にあるヘクターは……
目の前にいるヘクターと同じ……?

[兄のように慕っていた相手が別人だったら如何しよう。
そんな思いがあったから念のため確かめる心算で]


――…南の、岩山ばかりの荒野…。
私もみてみたい。
ヘクターの思い出の場所のひとつなのでしょう?
私は村から出た事ないから外の世界を知らない。
外の世界を知る術は本と行商人の話だけ。

ね、祭が終わったら……
ヘクターは如何するの?

[ヘクターの話を聞いていた娘は
こと、と首を傾げ問い掛ける]

私は……、全て終えたら……
外の世界を見にいこうと思ってたの。
見上げる空みたいに広く青い海を見て見たかったから。

[娘は齢十九でまだまだやりたいことなんて
数え切れぬほど沢山あったから
夢の一つを口にするその眼差しは何処か切なくあった**]




…うん、それだけ一生懸命だったんだ、ってことはわかるよ…。
だから、心配はしたけど…怒ってないから。

[確かに、少し悲しむ気持ちもあったが、それをわざわざ言う必要はないだろう、と微笑を浮かべた。
それから彼の望みを聞けば]

えー…つまんないの。

[一度頭を離してから、口を尖らせて彼の頬を軽く引っ張った]

欲がないなぁ。
…そりゃあ、私がしてあげられることなんてすくないけどさ。
ほんとーにそれ以外なんにもないの?

[1つも?
と、じ…っと見つめた]




……周り、見えてなくて。ニールさんには、凄い……迷惑、どころの、話じゃないし……
[己の掌を見下ろして深く息を吐いた。頬を引っ張られたのはその時だっただろうか]

あいてっ。
ひ、引っ張らなくても……

[幽霊(みたいなもの)になっても感覚はあるのかーと割とどうでもよさそうな事を学習した。
そしてかけられる言葉と見つめる視線]

……。
…………ホリーが、したいこと、あるなら、何でもしてほしい、かなー?

[卑怯な答えかな、と苦笑して見つめ返した]




あー…そうだね、ニールさんにもし会えたら、ニールさんにはちゃんと謝ったほうがいいかもね。

[謝ってすむ問題じゃないかも知れないけど、と苦笑しながらも、続くオスカーの言葉に、じっと彼を見つめて]

え…本当にそう思う?
ほ、本当の本当に…?

[何処かもじもじとしながら、頬を赤らめて念を押した]


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