1 とある結社の手記:6
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[しらじらと夜明け前から、世界は仄かに白く明るくなる。 カーテン越しに格子を隙かした縞模様がベッドに落ちている。 広間からは投票用紙を記入した後去っていた。 濃い目の火酒(ウヰスキー)をサイドボードに、どうせ死ぬなら泥酔で分からぬ内にと思ったのだが、目が冴えてとてもでないが眠れなかった。 結局開票時間より随分早く、どす黒い隈を眼下につくって階段を下りる。]
……私にも、票が入っていますね。 まさか今朝も太陽が拝めるとは思っていませんでしたよ。
[周囲を見回したが、人狼被害はないらしい。 ただ、疑わしい者としてヤニクが連れて行かれ――帰ってくることはなかった。]
(5) 2010/02/23(Tue) 11時半頃
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ベネット君、これは貴方宛のお手紙でしょうかね。
[懐から取り出す、忌まわしい黒の封書。 ベネットに差し出しかけたところで、全身が総毛立つ感じがした。 指先が奮え、手紙を取り落とす。]
失礼、ベネット君宛ではないようです。 私はまた間違えてしまいました……。
[そしてコルクボードにメモを追記する。 【人狼宛の手紙はBennett=Barclay宛でないと、Westmeadowが証明します。】]
(6) 2010/02/23(Tue) 12時頃
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本当に人狼がいるのでしょうかね。 サイモン君は……間違いなく、今いる誰かに襲われたのでしょうか。
[分からない。 明らかに憔悴した様子で、遺体まで隠してしまいそうな分厚い雪景色を見詰める。 陽光で暖められ、再度結晶化した氷の粒が、綺羅綺羅と銀世界を幻想的に演出している。 この地方で最も珍しくない雪、雪、雪。 かじかむ指先に吐息をかけて擦っていれば、朝食は運ばれて来るだろうか。 運ぶ匙は遅く、結局半分ほど残してしまう。 二日酔いで重たい目蓋をどうにかこじ開けて、男は窓辺に*佇んでいた。*]
(7) 2010/02/23(Tue) 12時頃
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[瞳は重たく灰色の雲の垂れ込める窓辺へ。 耳は広間でのやり取りを聞くとはなしに聞きながら。]
私は、嘘なんて吐きませんよ。 意味がありません。 手紙を宛てた人に正確に届けられなくては、 職務怠慢ですから。
[ベネットの言葉から、彼が自分の真偽を確かめようとしていたこと、恐らく偽の感情が強いであろうことを敏感に察していた。手紙を思わず取り落としたのは、その射抜くような視線の強さ故でもあった。]
結局、ヤニク君には生きている間に届けられなかった……。
[ローズマリーの祝いの言葉(>>@12>>@13)を聞いての第一声がそれだった。 悔やむ言葉。 この手紙も、亡骸と一緒に、と言おうとして、ふと瞬きを加速した。]
人間が人狼になる、ですか。 それは……襲われて?
(149) 2010/02/24(Wed) 00時頃
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[霊能者の存在。 これはいよいよ、占い能力は二人とも本物、などと暢気なことを言ってはいられなくなってきた。]
けれど、サイラス君が人狼で、仲間を庇うのであれば、 ヤニク君に投票はしないでしょう……。
[それは、視点を返せばウェーズリー自身にも当て嵌まることだった。]
彼は、人狼が誰だか分からず、嘘を吐いているのでしょうか。 それとも……?
[今一番人狼か否かを知りたい相手。 それが反発を覚えない同等の能力の持ち主、サイラスになってきていた。]
……みなさんは、サイラス君の判定の方を重んじているようですが。 引き続き、私に調べて欲しい方がいらっしゃったら、 声をかけてください。
(153) 2010/02/24(Wed) 00時頃
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ヤニク君が人狼なのであれば、残るは一人……ですか。
[けれど二通残った手紙はそのまま手元に。 もしも人間から人狼になった者が居れば? その相手も、渡すべき相手だ、この黒塗りの封書を。]
(154) 2010/02/24(Wed) 00時頃
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人狼は皆、元は人間だったのでしょうか。 それとも狼が、人間の智慧を……?
結社さんの話ですと、前者の方が有力でしょうか。 人狼が種族でなく、感染する病魔の類であれば、 こうして閉じ込められている私たちの 誰にでも危険はあります。 それとも……因子が存在し、普通の人間は発症しないのか。
こういう話は、薬屋のサイラス君の方が 詳しいのではないですか?
[人狼になる病。ご存知ですか、と隈つきの目線をぎょとりと向ける。]
(159) 2010/02/24(Wed) 00時頃
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人狼の絶対的な人数が変動するのであれば、 私の手に二通まだ残っているのも、 何か意味があることなのかも知れません。
[ベネット(>>155)にはそう断って、首を横に振った。 ずる、と目元まで落ちてきた帽子を、ゆっくり被り直す。]
そうですね、本来は一通はヤニク君宛てだったことが判明しています。 私が人狼が誰か分かるのであれば――仲間であれば、 さっさと配達を終えていますよ。 現状、私の仕事はまだ残っている、ということでしょう。
(161) 2010/02/24(Wed) 00時頃
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そうですね、ベネット君メアリー君の兄妹に、 随分と疑われているようでしたから。 少しは信頼を得たい思いがないかと言えば嘘になります。
[ベネットを選んだ理由。 遅かれ早かれ、全員に渡してはみる気であるから、順番は特に気にしていなかった。 そう告白する。]
私は私にできることをするだけです。 投票結果を見ると、どうにも次に命が危ないのは私のようですが。 できれば、この憐れな郵便屋に免じて、 死ぬまでに全ての人狼に配達させていただきたいものです。
私に分かるのは、ピッパ君とベネット君が現時点では人間であること。 嘘を吐かないのであれば、サイラス君の判定も あってなきが如し、と思っています。
(165) 2010/02/24(Wed) 00時半頃
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違います、伝承ではなく、 薬屋の知識として、そういう病に詳しいのではないかと。
[サイラスが人狼と遭遇したことのあるくだりは、指摘の内ではない。 そう嘯いてから、俯いて顎を撫でる。 剃り忘れた無精髭が、ちくちくと手を刺激した。 ずっと暖かな室内に居るから、手袋をポケットに入れたままだった。]
(166) 2010/02/24(Wed) 00時半頃
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投票で見事に人狼を引き当てた方々。 その慧眼に敬意を表して、意見は参考にさせていただきます。
人狼が増えるのでしたら、調べる「時期」にも 私ももう少し注意を払わないといけませんね。
[酔いは醒めてきたのか、次第に実直な郵便屋の素顔に戻る。 そしてまた、1日に1度きりの自分の能力に対する、絶対の自負も覗かせて。]
(171) 2010/02/24(Wed) 00時半頃
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無自覚に人を襲わないか心配なのでしたら、 明日は私とサイラス君で、ドナルド君を調べますか?
……半分は冗談です。
[ピッパとドナルドのやりとりが耳に入った。]
(173) 2010/02/24(Wed) 00時半頃
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現状は、私はピッパ君とベネット君を信じます。 サイラス君の判定したメアリー君とカルヴィン君ですが、 彼が嘘を吐けば、人狼には私が本当の能力者だろうと分かりますから、 現状は嘘はついていないのではないか。 少なくともメアリー君に関しては、私も能力を使うまでもなく 人間だろうとほぼ確信していますよ。
……騙されていたら、人を疑うことを知らない故に、 女子供に手玉に取られてしまう男だということでしょう。私は。
[そう、姿勢をはっきり示したところで、視線を雪景色からコルクボードへ、更に結社の女へと流す。]
人狼事件を生き延びたものが結社員に……なるほど。 随分と肝が据わって見えますが、貴女も修羅場を潜り抜けてきたのですね。 知人同士で疑い合うというのは……いやはや、中年の胃に堪えます。
(176) 2010/02/24(Wed) 00時半頃
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この中に医者はいませんから。 人狼に詳しい結社さん、 病に詳しいのは医者の次は薬屋、と思ったのですがね。
まぁ、病魔と限ったことではありませんし。 気を害されたらすみません。 そんなに私に話しかけられることが……意外ですか?
[こちらから敵意を示した覚えはない。 あまりに朴訥で莫迦にでもされているのだろうかと、へなりと眉を下げて首を傾ぐ。]
(179) 2010/02/24(Wed) 00時半頃
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似ている能力が反発しないだけなのでは、という考えはまだあります。 ただ、気にかかるのは動機と結果ですから。 彼が嘘を吐かない限りは無害だろう、というのが私の結論です。
人狼に肩入れする余り、彼が人狼になりでもしたら、そうも言ってられませんがね。 正直、サイラス君のことも調べてみたい、とは思っていますが、 今のところドナルド君の方が有用な気がします。
[自分が人間だと断定したピッパに向けて、よろしくお任せ下さい、と胸を張る。 郵便配達にだけは、手を抜かないぞという覚悟の表れ。]
それは……豚肉は食べない敬虔な信徒も、 人肉を食べたのでは、私たちは退治するしかありませんからね。 ここに集められた時点で、生き延びる死ぬの差はあれど、 全員憐れには違いないのでしょう。
[ベネットの言葉に、笑窪を深く深く刻む。]
私の力が、僅かでも無実の人たちの犠牲が少なくなるように、 役立てばよいと……思います……。
(184) 2010/02/24(Wed) 01時頃
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いえ、名前を書く全員に謝らなくて結構ですよ。 私がお兄さんを人狼と糾弾するかも知れない、 それが恐くて見たくなかったのでしょう、メアリー君は。
肉親の情を私は非難しましたが、 それがない人の方が問題ですよ。
[進み出たメアリーの謝罪に、苦笑を返す。 まだ自分の半分ほどしか生きていない彼女を、責める気にはとてもなれなかった。]
私を信じられないのでしたら、せめてお兄さんのことは 信じてあげてください。ベネット君は間違いなく人狼ではありません。 どうやら人狼に襲われでもしないと、 私の言い分は信じて貰えなさそうなのは、理解していました。 君たちとは年代の違う、冴えない郵便屋ですしね。
(194) 2010/02/24(Wed) 01時頃
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ベネット君は、人狼に張り合いを求めているのですか。
[興味深そうに、聞き咎めた一言を口に出す。]
哀しみながら、人喰いの衝動を止められない人狼の話も ローズマリー君から聞いたところですが。 裏で狡猾にせせら笑っている、と?
……ヤニク君が人狼であった、という事実から 何か見えてきますかね……。
[自分が人間だと断定した相手は、自分よりドナルドについて詳しく親しいだろう。 その意見は当然吟味する。 命題は、次もばらばらに調べるべきか、同じ相手を調べるべきか。 皺の奥で瞳は必死の思索を繰り帰していた。]
(201) 2010/02/24(Wed) 01時頃
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[味覚は遺伝だったピッパの言葉に、思考が途切れる。 彼女の不興を買いたくないわけではないけれど。]
そう、ですね……。ドナルド君に配達してみます。 どうにもここのみなさんは、私の職務に 非協力的な気もしますが。
[人間であることの証明を、安心を、増やしていく。 けれどそれではいつまでも終わらない。 人狼を見つけない限りは。 分かっているのに逃げたくなる男は、この年になっても臆病だった。]
(204) 2010/02/24(Wed) 01時頃
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私は私の勘に従うだけですから、 ベネット君が本当に人狼であれば、人狼と告げたでしょう。
[そうはならなかったけれど、と郵便屋は少女の台詞に頷く。 嘘は吐かない。黒封筒収まった胸を押さえ、誓うような仕草。]
紙切れ一枚で人を殺す私たち人間と、 追い詰められて人を喰う人狼と、 どちらが残虐非道なのでしょうかね。
その調子で、五分五分くらいには 私の言葉も耳に入れていただければ幸いです。
[過度な信頼は期待していないようだった。 所詮は代替の効く郵便屋では、彼等の親友にはなり得ない。 稀にカルヴィンのように、ウェーズリーであることを求めてくれる人はいるけれど。 父からの手紙の間隔が広くなるにつれ空虚になるような彼を、見ているのは辛かった。]
(212) 2010/02/24(Wed) 01時半頃
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>>@27 処刑の繰り返しを疎み形振り構わなくなった村人たちに、 の間違いではありませんか。ローズマリー君。
[これまた半分冗談のつもりで、笑えない台詞を口にする。 語尾をのばした甘ったるい女の声は、どうしたってこの場から浮いていた。]
私の役目……人狼宛に二通。 ですが新たに人狼が増える可能性があっては、そうですね。
私がもし死んだら、一通はヤニク君の遺骸へ。 それで殉職ということにして下さい。 それまでは二通とも所持しておきます。
(218) 2010/02/24(Wed) 01時半頃
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郵便屋 ウェーズリーは、ローズマリーに、苦笑いのまま軽く頭を下げた。
2010/02/24(Wed) 01時半頃
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……ドナルド君を調べるのは、少し考えさせて下さい。
[明らかな狼狽は、ピッパの予告に対して。]
わ、私は事実を事実としてしか告げられません。 ドナルド君が人狼だった場合……ああ恐ろしい。
[そんな拷問死んだ方がマシだと、不謹慎ながら背筋が震え上がる。]
ドナルド君を調べる役目は、 (腹痛に効く薬も持っているだろう)サイラス君にお願いしましょう!
[小さな双眸が涙目になるほど必死だった。]
(223) 2010/02/24(Wed) 01時半頃
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なんですか、 親しい者を人狼と糾弾するなという脅しですか……?
[がしがしと頭を掻き毟ると、藍色の帽子がぱさりと足元に落ちた。 男にとってピッパの料理は確かに、慈悲深き銃弾の一発よりも恐ろしいものとなっていた。 侘しい独身男の夢と理想まで、瞬時に粉微塵にぶち壊してくれた彼女は、ああそれでも人間だ!]
(228) 2010/02/24(Wed) 01時半頃
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ピッパ君、食べ物を粗末に扱ってはいけません……!
[そういうところに帰着したらしい。 促されて、赤子でも産むのかと言うような深呼吸。 ひ、ひ、ふ〜。]
すみません、少し取り乱しました。
[少しどころではなかったかも知れない。 けれどそれくらい、身の危険を感じていた。]
(231) 2010/02/24(Wed) 02時頃
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郵便屋 ウェーズリーは、薬屋 サイラスに全てを押し付けて逃げる心算。
2010/02/24(Wed) 02時頃
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[ちょうどラルフの作ったサンドイッチが広間に運ばれてくる。 恐る恐るのばした手。 味覚破壊の起こらないその平凡なる味付けに、全ウェーズリーが涙した!]
ああ、食べ物とは、こうでなくてはいけません……。
ピッパ君の味覚が遺伝なら、ドナルド君がそれに堪えられるのも、 人狼だから、とは限らないわけですね。
[酷い判断基準を暴露した。本気度は矢張り半分ほど。 カルヴィンに揺すられて、嗚呼、とほろほろ涙の零れる目頭をおさえた。]
すみません、少し涅槃を覗いてきましたよ。
(234) 2010/02/24(Wed) 02時頃
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真面目な話、ドナルド君については、私も思うところありますから、 少し考えたいとも思っていますよ。
[先ほどからの、結社の女の言葉。 女子供に擬態。頭から離れない。 出なかった犠牲。人間が人狼に。サイラスは今日調べた相手。 自身が最も疑いたくない相手が、今もくたびれた制服の袖を掴んで揺すっている。]
グーパンチ……。 私がお婿にいけなくなったら、 ピッパ君が責任を取って下さいね。
……聞かなかったことにしてください。
[くすんだ金髪に半ば隠された耳の先っちょが赤くなる。 冗談にしても、もっと料理上手の妻がいい。]
(240) 2010/02/24(Wed) 02時頃
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チーズたっぷりでお願いします。
[さりげに注文をつけながら、サンドイッチを(04)個ほど平らげる。 仲良くオムレツ作りに向かうカルヴィンとメアリーの背中を眺め、その小ささと格子の嵌まった窓の皮肉さに、嘆くように項垂れる。]
(243) 2010/02/24(Wed) 02時頃
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郵便屋 ウェーズリーは、小僧 カルヴィンへの返信はきていないのか、少し気になった。
2010/02/24(Wed) 02時頃
郵便屋 ウェーズリーは、漂白工 ピッパの乱打に「あ〜きくきく、そこそこ」と肩がほぐれるのを感じた。
2010/02/24(Wed) 02時頃
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[カルヴィンの自信満々の主張には、気圧されてしまう33歳独身。 やはり通常の味覚の主には、あの劇物は辛かろう、と同情でまた涙腺が緩んだ。]
ここにいる時点で、涅槃に片脚突っ込んでるようなものです。 ピッパ君といい、自分を調べて欲しいという人は 証明するまでもなく人間なことが多い気がして、ですね……。
[迷っているのだ、と。無自覚な人狼が果たしているのかどうか。]
精神薄弱状態で殺人を犯した場合と、何が違うのか。 裏でせせら笑っているような狼でしたら、 罪悪感は消えはしませんけれど、軽くはなるかも知れません。
(248) 2010/02/24(Wed) 02時半頃
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郵便屋 ウェーズリーは、漂白工 ピッパの照れ顔はそれなりに可愛らしいのに、料理が以下略 と思った。
2010/02/24(Wed) 02時半頃
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ところで……。
我々が処刑してしまったヤニク君が実は霊能者とやらで、 キャサリン君が嘘を吐いている、というケースについては、 考えなくてもいいのでしょうかね。
[排他的な村の有様が少し気にかかり、自身が年齢的なもので外れている可能性も危惧してぽつりと呟いた。 昨日霊能者について言及していた彼が、人狼故にそんなことを言い出したのだろうかと、肘掛を人差し指で叩きながら一瞬だけの憂慮。]
(251) 2010/02/24(Wed) 02時半頃
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[フィリップの叫び声に、のっそり腰を上げる。 広間から出ると、微かな咳も混ざって聞こえてきた。]
サイラス君……!
[真っ先に薬屋の名を呼び、同時に珍しく駆け出す。]
ローズマリー君。非常事態に医者は呼べないのですか。
[肩越しに振り返る言葉。けれど期待はあまりしていない。 キャサリンが本当に霊能者であっても、結社は死なない限り放置しそうな勢いだ。]
(267) 2010/02/24(Wed) 12時半頃
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―回想―
[駆けつけた先、]
喧嘩、ですか。
[男の眼にはそうは映らなかったけれど、主治医代わりの薬屋が居れば、自分の居場所などない。 何故来てしまったのだろうと、キャサリンの二度の謝罪を聞きながら思う。 手紙を渡した先の人間の機微を巧みに読み取る男には、キャサリンが自分以上に身近な薬屋に信を置いていることも、故に自分を疑っていることも薄々気付いていた。恐らく、ベネットメアリーの兄妹よりも根深く。 ピッパからぬるま湯を押し付けられても、独身男に病人の看病などできるものかと恨めしげな目つき。]
むしろピッパ君が側にいた方が いいのではないですか。
[自分は彼女を人間だと知っているから、冷静にそう頼んだ。 結局彼女は、フィリップの部屋へと行ったようだが。]
(296) 2010/02/24(Wed) 16時頃
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人の命を左右する時に、 私は嘘なんて吐きませんよ。
[キャサリンの独白(>>280)に、こちらも誰に聞かせるでもなく漏らす。 或いは真実が残酷だとしても。 偽りを口にはしないと、男なりのけじめは握る拳を震わせる。 それから、特に服薬は不要そうなキャサリンについて広間へ戻った。 手には行き場をなくしたコップが残ったまま。]
(298) 2010/02/24(Wed) 16時頃
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―広間―
ヤニク君が人狼、であるのを信じるのでしたら、 投票用紙に答えがあるかも知れませんね。
[同じ人狼が票を投じるだろうか。 言動と記入した名の異なるドナルドも気にならなくはないが。]
現状、調べたいのはカルヴィン君かドナルド君で迷っています……。 どちらにせよ、明日に両者が生きていれば、 サイラス君と二人分の結果が揃うわけですが。 どちらとも、一番人間であって欲しいところですね。
[片方はずっと手紙を届け続けた、父にも似た心境故に。 片方はピッパの殺人未遂料理or鉄拳制裁から逃れたいが故に。]
誰かに残酷な真実より、私自身を刻んでくれた方が、 余程マシと思えます。
(301) 2010/02/24(Wed) 16時頃
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郵便屋 ウェーズリーは、小僧 カルヴィンに話しかけようとしたが、続く言葉が出てこず口を*噤んだ。*
2010/02/24(Wed) 16時半頃
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―回想―
[魂が見えるというキャサリンの言葉(>>302)。 男の勘と似たようなものだった。 他者にはそれが真実か法螺か分からない。 人狼騒ぎで気がふれたのかも知れない。 けれど、自分の直感が確かにあるのだと知っているから、キャサリンの言葉も信じてみる気になった。]
処刑が続行されれば、その魂が 増えていくわけですね……。
[それは、人狼が分かってしまった自分よりも、重い業に思えて、車椅子の低い位置のおさげ頭を見下ろしながら瞳を眇めた。]
無自覚か、或いは こうなることを見越して 仲間を切り捨てているか……。
それだけでも、人狼の性格を 知ることができると思いますが、 違いますか?
(419) 2010/02/25(Thu) 00時頃
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―回想―
探すふりをして、自身が難から逃れる、 というのは有り得ない話ではありませんが。
……自分にしか分からないものが、信じて貰えないのは辛い。 私はそれを身をもって知っていますから。 五分五分、いえそれ以上にキャサリン君の言葉を 信じてみる気になっています。
[ベネットの疑問に返す。 腕組みしようとして、手にしたコップに気付いた。 キャサリンが服薬するというので、どうぞ、と手渡す。 少し冷えてしまった、ピッパと男の肌の温もりの残滓。 そしてベネットの耳打ちには、努めて表情を変えぬようにしながらも、動揺に目が泳いでしまう。]
私が……サイラス君を人狼である、と言ったところで、 誰が信じてくれるでしょう。
(424) 2010/02/25(Thu) 00時半頃
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けれど、そうですね。カルヴィン君、ドナルド君、サイラス君。 視野にはいれておきます。
[能力を使っていけば、いずれ集団の中の人狼は割り出せる。 ならば自分が確実に疑わなければならないサイラスの名を書こうと思っていたことは、伏せておいた。どうせ、無効票になるだろうと考えて。]
彼が人狼であるのなら、いつか嘘を吐くはずです。 だからわざわざ調べるのもどうかと思ったのですがね。
(425) 2010/02/25(Thu) 00時半頃
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[人間は――肉親の情に弱い。そして男は、女子供に弱い。 不器用な郵便屋もまた、ぐらぐらと揺れている。 この手が、無実の人間を殺してしまうかも知れない。 投票用紙に名を書く時点で、その者を殺して欲しいと願ったことになる。]
私は、私が生き延びたいとは……思いませんが。 一人でも多くを、ここから救い出したい。 犠牲を少なく留めるためにも、今は死ぬわけにはいかないのです。
[カルヴィンの率直な問い(>>341)には、ぽむりと思わず頭に手を置いた。]
ピッパ君も、ベネット君も人間でした。 そして私はその結果を知って、二人を心底信じ、疑う必要がなくなった。
そうですね、疑いたくないから、調べる、です。 何とも気弱な理由ですが、それが全てです。
(434) 2010/02/25(Thu) 00時半頃
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一番疑いたくないからこそ。本来ならば、 調べるまでもなく信じると言えれば、素敵なのですが。
この年になると、なかなか……。
[恥ずかしそうに、或いは申し訳なさそうに。 がりがりと頭を掻いた。無精髭も相俟って、非常に頼りない姿。]
(435) 2010/02/25(Thu) 00時半頃
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―広間―
[周囲を見回せば、コルクボード周辺に数名、またピッパの料理の犠牲者が出そうな状況らしいと、特に強調された台詞から窺い知れる。男は心の中で彼等の無事を祈った。 開票された投票用紙が気になって、うろうろとその周辺を落ち着かなげに歩き回る。]
(445) 2010/02/25(Thu) 00時半頃
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郵便屋 ウェーズリーは、小悪党 ドナルドのぼやきが耳に入って、心の中で称賛の拍手を送った。
2010/02/25(Thu) 01時頃
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[ドナルドを調べて欲しいというピッパ。 サイラスを調べて欲しいというベネット。 自身がけじめとして結果を知りたいカルヴィン。 二人の無実は確信しているので、その意見は考慮する。 三人の内で思考は迷い、今宵も渡された投票用紙と、黒い封筒を交互に見比べた。]
…………。
[男は広間から単身抜け出す。 一服ふかさないとやってられない気分だった。 このまま広間に留まって、済崩し的にピッパの料理の犠牲者にもなりたくないし。]
何かご用の方は、私は部屋に居ますので。
[目立たぬよう小さく言い置いて、早足に自室へと戻った。 ポケットから取り出した煙草に火を点ける手がカタカタと震えていたのは、勿論寒さからではない。]
(463) 2010/02/25(Thu) 01時頃
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―自室―
[牢獄のように格子の嵌まった窓から、闇色の空を見上げる。 雪できんと静まりかえった夜。月は冴え冴えと、周囲を水墨のような白黒の世界に染め上げる。 金属の釦一つ、うっかり触ると驚くほどに冷たい。 こんな中窓を開けるなんて酔狂としか言いようがないが、煙を逃がすために已む無く。 ウェーズリーの部屋から一筋の白煙が天に上っていく。 あまりに頼りない狼煙のよう。]
仲間が処刑されて、人狼は焦っているでしょうね。 私の命運も、果たしてどこまでもつでしょうか。
[サイドボード、火酒の瓶の下に挟まれた投票用紙は、未だ未記入。]
(535) 2010/02/25(Thu) 03時頃
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[男は能力の故か、そう遠くない死を悟ってか、自分たちより若い世代の愛憎劇をどこか達観した風に眺めていた。]
私の役目は、人狼宛の手紙を正しく届けることでした。 けれど、その力で、救われる人がいるとしたら……。
[最早配達に行くまでもなく閉じ込められているのに、毎日の着替えに男が藍色の制服を纏う。 それほどに、彼の私物は室内にも極僅かだった。質素な独身男の住まいと大差ない。]
配達して、喫んで飲んで、配達して、配達して……。
[その無味乾燥の日常を彩るのは、手紙を受け取る者たちの歓喜であり悲哀であり驚嘆である。 男は投票用紙でなく、薄青の便箋にペンを走らせた。 相棒へ向けた、短い言葉。 いざ遺書でもしたためようかと思っても、書くことがほとんどない。 頬には皮肉げな笑窪がくっきり残ったまま。]
(538) 2010/02/25(Thu) 03時頃
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郵便屋 ウェーズリーは、鳥使い フィリップの問題のメモは、目にすることはまだないだろう。
2010/02/25(Thu) 03時頃
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―自室―
はい、いますよ。 少し煙たいかも知れませんが、どうぞ。
[格子つきの窓辺から動かないまま答える。 声からして女性なのは分かっていたけれど、扉が開いて入ってくる姿には意外そうに片眉をあげた。]
何か相談事でしょうか……。
(552) 2010/02/25(Thu) 03時半頃
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郵便屋 ウェーズリーは、殺人未遂シェフピッパの登場に、気を引き締めた。
2010/02/25(Thu) 03時半頃
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広間には病人もいるようですからね。 こちらに集まったみなさまは、 あまり吸わないようで、肩身が狭いです……。
[安い紙煙草の先を窓の外へ向けながら、失笑する。 続く言葉には、おや、と無精髭を撫でた。]
勿論、仕事だけは真面目なのですよ、私は。 ここから出ることはできませんが……。 間違いなく、相手にお届けしますよ。
[調達できなかったのだろう、当然切手は貼られていない。 それでも集会場内なら無料でいいだろう。 煙草を揉み消し、荷物の入った鞄を探る。 仕事道具の消印が出てきた。]
(559) 2010/02/25(Thu) 03時半頃
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それで、宛先はどなたでしょうか。
[やさぐれた中年と同一人物とは思えぬほど、この時ばかりは人好きのする真面目な一面を見せる。]
(561) 2010/02/25(Thu) 03時半頃
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分かりました。 けれど、今すぐにでしたら、 私はここを出られませんので……。
アーチ君に代理を頼んでいるのですよ。 フィリップ君に直接では何か拙いですか? 私から彼に渡しても問題はありませんけれど。
……花の種、ですか。 ここから出たら育てるので? 雪割り草には、まだ早い寒さですね……。
[開いた窓の隙間から、凍える空気が部屋の温度を下げていく。 煙草を消したことで、換気はもういいだろうと窓を閉め。 皓々と照る月を一度見上げてから、ピッパに向き直った。 青い便箋――先ほど相棒への遺言を綴った内の半分を破り、走り書き。 そこには、切手はツケで払うので、至急この手紙を然るべき住所に届けて欲しいと。]
さて、フィリップ君は部屋に居るでしょうか。
(569) 2010/02/25(Thu) 04時頃
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手紙はいいものです。 縁がない人にはとことんないものですが。 退屈に見える私の仕事の、唯一の安らぎです。
たまには書かないと、文字を忘れますよ。
[冗談めかしてから、ふとサイドボードに目を留めた。 はて、この相手は破壊的味覚の持ち主だが、酒はイケるクチなのだろうか。]
私への気遣いでしたら、ありがとうございます。 どうですか、気晴らしに一杯。 氷も雪も幾らでもありますからね。
[胃が燃えるような度の高い酒精でも、氷や水で割ればまろやかになる。]
(570) 2010/02/25(Thu) 04時頃
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なるほど。 では相棒に任せず、私が責任を持って お預かりをしておきますよ。
[それは、二人揃ってここを生きて出ようという、約束にも似て。 受け取る手は、ガラにもなく感激で少し湿っていた。 配達鞄に、大切そうに仕舞いこむ。 黒の二通が人狼に届いた後の、最初に仕事になるだろう。]
では、どうですか。 いえ最初は飲んでないとやっていられなくて……。 いつも一人寂しく手酌なんですけどね。
[少しだけ、と言い置いて。 ピッパが部屋を去る頃には、ほろ酔い気分で舌も幾らか滑らかになっていることだろう。**]
(574) 2010/02/25(Thu) 04時頃
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