204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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[扉の開く、音がした。>>63 ふらと入り込むのは赤髪の。 ……プリシラ?
安堵と共に疑問が浮かぶ。解消してくれたのは彼の独り言。 彼の口許を見れば、照り返しのせいだけではないと知る。]
――っ!
[視線が合う。>>64]
『バーナバスを、どうかしたの?』
[衝動のままに。音にならない言葉を伝えたものの。プリシラは行ってしまった。
床に着いた火を消そうと毛布を掴み――…止めた。]
(69) k_karura 2014/11/27(Thu) 10時半頃
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[服を整え、プリシラの後を追う。 邪魔をすることになるが、プリシラの肩を叩いて気を引かせ、バーナバスを指差す。
流れる血。落ちた矢の赤羽。
ノックスは笑った。声を立てず、胸内で。 あれは人でなくなった。ただの獣になった。いつか狩られるだろう。同族に。或いは――…。]
……。 [彼の様子を伺ってから、バーナバスの手首に触れる。生きているか、弱っているか。矢傷に破いた服の一部を押し当て、強く押し、プリシラの手をそこに重ねて。]
『急げば間に合うかも、知れない。 縫合して、街へ降りよう。』
[床に文字を綴り、提案をひとつ。*]
(74) k_karura 2014/11/27(Thu) 11時頃
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道案内 ノックスは、メモを貼った。
k_karura 2014/11/27(Thu) 11時頃
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[意思を確認してから、ノックスは居間に戻った。案外火の回りが早い。
テーブルクロスに包んだのは、二人分の皮膚と、トレイルの身体。
冬服を着込み、荷物を背負い直した。壁から掴んだ外套は、3人分。 自分だけが遺されるとは思わなかった。止めた足を、動かす。]
(81) k_karura 2014/11/27(Thu) 12時頃
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……
[バーナバスとプリシラの元へ戻ると、裁縫道具を傍らに置き、二人の手を取って強く握った。]
『……生きよう。』
[そして。此処ではない何処かで、死のう。訴えるように。フロスティブルーは晴れた冬の空色。*]
(86) k_karura 2014/11/27(Thu) 13時頃
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道案内 ノックスは、メモを貼った。
k_karura 2014/11/27(Thu) 13時頃
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―ブルー/それから―
[灰色の瞳の少年と、琥珀の瞳の少年と。寒さにかじんでいたノックスの両の足を擦っていた彼等を制し、手招きをする。おやすみのキスを交互に。]
『『ノックス、おやすみなさーい!』』
[扉が閉まり、ぱたぱたと足音が遠ざかっていった。
旅を止めて工房を構えても、同族の少年たちが弟子入りをして、大人を迎えていく。作品は生まれ、愛されていく。]
(100) k_karura 2014/11/27(Thu) 14時頃
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[眠りに就く前に、ノックスはオルゴール箱を鳴らした。
ひとつめ。黒漆で装丁し、小さな黒曜石を幾つか散らしたもの。流れる曲は、ドナウ。
彼を、トレイルの代わりに喰らうことを躊躇わなかった。体を繋げ、愛を囁き、口を赤に染まらせることを厭わなかった。
ただ、安らぎを願う。]
(101) k_karura 2014/11/27(Thu) 14時頃
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[ふたつめ。灰色の空に、星のような細かな金色。 山小屋から持ち帰れたのは、ほんの一部でしかなかったけれど。
彼は、生き延びた今のノックスを見てなんと言うだろうかと思う。愛し子の1人。可哀想だと笑うのだろうか。
ふっと小さく笑い、頭を枕に乗せた。]
(102) k_karura 2014/11/27(Thu) 14時頃
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[そして最後に。]
……トレイル。
[栗色に染めた皮膚と、シノワズリの瞳を持つ小鳥。 箱の表層を撫でて、口付けた。
存在を喪ってもなお、彼は居続ける。悲しむ気持ちはもう消えた。
ただ、慈しみだけが残る。*]
(104) k_karura 2014/11/27(Thu) 14時頃
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―アンティークブルー―
[時折、傍らに誰かの気配を感じた。1人で居るというのに、独りではないような。]
……トレイル。
[そんな折りは、決まって彼の名を呼んだ。チャンスをあげると、枷を残した愛し子。
自分1人だけを選んでと、渾身の叫び。
そんな愛しい最期の願いを、どうしてむげに出来ようか。喜んで枷を首に嵌めよう。
君の名以外を、音にしないように。]
(114) k_karura 2014/11/27(Thu) 15時頃
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『おはよーございますー。ノックスー? あれ?』
[―――耳元で叫ぶその声は、ノックスにはもう届かなかった。**]
(116) k_karura 2014/11/27(Thu) 15時頃
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― ―
[喉に違和感を感じ、ノックスは首に手をやった。
真っ暗の中に響く鎖の音。 あぁ、これは枷なのだ。
鐘なのだ。
君が、君だけが一番だよと、告げるための。]
トレイル……
[ほぅら。4文字しか、紡げない。]
とれいる。
[囁きはノクターンのように。*]
(130) k_karura 2014/11/27(Thu) 18時半頃
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道案内 ノックスは、メモを貼った。
k_karura 2014/11/27(Thu) 18時半頃
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[ぺたり。 足跡を残すように、歩く。
大事なものを全て受け渡した。 あとは、言い付けを破らないようにするだけ。]
……トレイル。
[そうすれば。あぁ、昔聴いたような……。>>183]
トレイル。
(185) k_karura 2014/11/28(Fri) 02時頃
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[近寄る程に形は色がはっきりと見えてくる。
ふわと柔らかな栗色と。シノワズリ。 淡い桃色の唇から零れた音は――…天上の。]
………っ
[背中が震えた。ノックスは、駆け寄り、腕を伸ばす。 あぁ、かみさま。彼に声を、歌を戻してくれたのですね!]
(190) k_karura 2014/11/28(Fri) 02時半頃
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[そうとも、ずっと呼んでいた。君の名前だけを。 もう枯れてしまったはずの涙で目頭が熱くなる。]
……
[歌は聞きたいけれど。平等な導きはどうだろうと、少し困った表情を浮かべる。]
(192) k_karura 2014/11/28(Fri) 02時半頃
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……!?
[確かに、抱き止めたと思った……のに。 指差された天を仰ぎ、目前のトレイルを見遣る。
どっちか、だなんて。
天を向いて]
トレイル。
[目前の彼に]
トレイル。
[どちらも君だから。両方。ぜんぶ。]
(196) k_karura 2014/11/28(Fri) 03時頃
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[歌が、変わった。あんなに退屈な歌なのにと、遠い昔に感じたのに。
今は心を満たしてくれる。
階段の下に落ちた君を見て。 冷たくなった君を抱いて。
瞼の裏に焼き付いた姿を想い、名を紡いできた。
そう、欲張りなんだ。君と再び逢うために。 生きて天寿を全うしたのだから。
白羽に目を細め、ノックスは微笑む。 叶えてくれると、君が言うから。]
(200) k_karura 2014/11/28(Fri) 03時頃
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トレイル! ……トレイルっ。
[愛おしさが募る。 飛び込んできた体を抱き締める。 腕の中に在る温もりに、すりと頬を寄せた。
一番。一番特別。 鼓膜を震わす最愛の、声。
もっと言って。もっと、僕の名前を歌って。 ねだるように唇を指でなぞり、慈しみのキスを、一番の君に。*]
(201) k_karura 2014/11/28(Fri) 03時頃
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[全人の為の、天界にあるべき声は。 いま、一人の男の名を歌っている。
声に含む幸せは傍にいれば移るもの。 名を呼ばれる度に、うんうんと頷いた。
指先に痛みが走るも眉を寄せただけ。]
……トレイル。トレイ、ル
[返事の代わりに、何度でも名を呼ぶ。 可愛いおねだりは、許してあげないと。 あぁ、君の全てが愛おしい。**]
(205) k_karura 2014/11/28(Fri) 03時半頃
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―バーミリオン/山小屋―
[プリシラは泣いていた。>>207 バーナバスに纏う死を感じて。
幼馴染みに射られた矢が粛清の矢だとしても。フィリップに、誰を裁く権利があるというのか。
唯一の保護者を奪われた自分と姿を重ね、ノックスは息を吐き、決意する。
――生きよう。 ――生き続けよう、と。]
(216) k_karura 2014/11/28(Fri) 10時半頃
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[プリシラの反応は薄かった。>>209 彼の世界には、バーナバスしか居ないのだ。そう思うと、尚更必死になる。命の漏れ出す穴を縫い合わせ、命を繋ぐために。>>134
何度も何度もバーナバスを呼ぶ声。>>210 衝動を抑える為だろう唇を噛む様。>>211]
(217) k_karura 2014/11/28(Fri) 10時半頃
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[プリシラを待つ間、手を染めたバーナバスの血を舐め取った。 さっぱりとした甘みがあるのを確かめる。>>213
‘良い大人’から、少年時代の表情に戻る。バーナバスから貰った黒曜石のペンダントをポケットの上から抑えた。爪の代わりにしたものだ。石には罅が入ってしまった。
それでも夜は焔光を浴びて、美しい。]
『馬鹿バーニィ。 置いていかれる方の気持ちを、いい加減分かれって。
僕は……プリシラの分も渡したんだ。まだ仔狼の彼に教えなければならないことが、山程あるだろう?
だから、だから――…』
(218) k_karura 2014/11/28(Fri) 10時半頃
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[布を引き裂き、身体を支えるための紐を作りながら。>>132>>135 ノックスはバーナバスの生きる意志を、願う。彼は今でも、ノックスの明かりなのだから。
胃を満たしている愛し子たちの愛は、きっと彼等を、ノックスを生かすために在る。**]
(219) k_karura 2014/11/28(Fri) 10時半頃
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―琥珀/工房―
―――?
[注文書の中から彼の名前を見付けた時、ノックスはふわと微笑んだ。
今度は長かったなと思いながら、その1枚を引き抜く。残りは『詳細お願いします』『この納期ではお受けできません』など返信内容を簡単に書き込んで、弟子達に任せる。 小さな工房で細々と暮らしたい気持ちもあったが、自分の手掛けたいものにじっくりと時間を裂けるのは利点である。
ちょうど質の良い木材が手に入ったところだ。少し丸みの強いデザインにしよう。 弟子達の申し出を全て断り、1人で作業を受け持つ。 これは幸せを掬いあう為のものだから、彼と彼の同行者の為だから。]
(286) k_karura 2014/11/29(Sat) 00時半頃
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……。
『こうすると、艶が出やすい。 よく御覧、ラルフ。』
[ノックスの首に回る両腕。肩と背中に乗る重みは心地好いもの。音に鳴らない言葉を伝えるために、指を素肌の上に滑らせる。
磨き布でゆっくりと、仕上げの艶を。箱を開けた時、綺麗だと喜んで貰うために。**]
(287) k_karura 2014/11/29(Sat) 00時半頃
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―― ――
[天国から堕とした天使はどうなるのか。 それは、自分だけが知っている。
目覚めて、腕の中にトレイルが居る幸せを噛み締める。背中を撫でて、羽根のないことを確かめた。
もう一度、天に昇ってしまわぬように。 もう一度、すり抜けてしまわないように。 温もりに、音に触れる。]
トレイル、トレイル……。
[何度でも名を呼んで、何度でも求めて。]
(305) k_karura 2014/11/29(Sat) 02時頃
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[目を閉じて、歌の終わりを迎える。胴に回される腕。抱き止め、見下ろすとシノワズリがきららと瞬いていた。
上手だったと栗色を指に絡ませながら髪を撫でた。いいこいいこと褒める様は昔と変わらず。 次のリクエストは、そぅ、何が良いだろうか。
どんな歌でも、彼が歌を紡げば神の息吹となる。絶えず、祝福は傍に在る。]
トレイル……。
[ノックスの唇からは愛しい子の名ばかり。]
(311) k_karura 2014/11/29(Sat) 02時半頃
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[浮かぶ恍惚に、愛おしさに胸を焦がす。 こんなに喜んでくれるのだから。
悲しみも、寂しさも要らない。
この表情も、吐息も、自分だけに向けられたもの。 ノックスだけのもの。]
……トレイル。トレイル、トレイル。
[好きだと、呼んでと請われるままに。 口付けては名を口にし、愛を告げる。]
(312) k_karura 2014/11/29(Sat) 02時半頃
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[じっと見詰めるフロスティブルーには、トレイルしか映さない。
いつまでも傍に居よう。 君だけを見て。 君だけを呼んで。 君だけに触れて。
―――永久に、トレイルだけのために。]
(313) k_karura 2014/11/29(Sat) 02時半頃
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[例えこれが呪いだろうとも。
喜んで、愛を捧げよう。
この身も存在も、君だけのために。]
トレイル、トレイ……ル
(322) k_karura 2014/11/29(Sat) 03時頃
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『大好きだよ』トレイル……
『愛している』トレイル……
[だから、愛して。 永遠に、永遠の幸せに包まれよう。**]
(323) k_karura 2014/11/29(Sat) 03時半頃
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