人狼議事


270 食人村忌譚

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視点:


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


発明家 源蔵は、メモを貼った。

2017/12/03(Sun) 01時半頃


【人】 発明家 源蔵

―― 4日目:→ 集会場へ戻り  ――

[兄弟の家は燃えた。
結局死体を確認することなく、
かわりに焼け焦げた木材のひとつを手に集会所に戻り
そこに人影がない>>20ことにため息をついた。

儀式はどうなったのだ、とか
容がそれを取り仕切ったのだろうか、だとか

離れる前に聞いた、>>4:136容の言葉
あれのとおりに進を殺したのだろうか。
志乃を、巫女を殺した廉で殺したのだろうか。
けれど炊事場にあたらしく肉が増えたとも思えない様。]

(0) 2017/12/03(Sun) 01時半頃

【人】 発明家 源蔵

―― 帳面 ――

当月
   石動、錠 ともに死んだと思われる
   屋敷の燃跡の検分あたわず、
   よって2人の死体見届けなし

(1) 2017/12/03(Sun) 01時半頃

メモを貼った。


【人】 発明家 源蔵

[書けることは、多くなかった。
持つ情報は少なく 集会所に人影は見なかった。
誰かいたのかもしれないが、男の視界にはなく。
書き物机に開いた帳面に、拝借した燃えさしの木枠を、
それで証明はなされたとばかりに置き放した。かすれた木炭が紙に残る。

人が来れば分かるようにと
寒空、外廊下も開け放しの宴間、
囲炉裏の火が消えるのを、このようにあれらは燃えていったのだろうかと、そう思いながら。
村に、とうに冬が来ていたことを、今更知覚した]

(2) 2017/12/03(Sun) 01時半頃

【人】 発明家 源蔵

――  翌朝>>6:27  ――

[宴の間。
火を起こし、鉄瓶に水を入れる。
死んだ人間の名を指折り数え、
では生きているものは、と改めて指数にし、
 ――そこに、容や進、丞は込められていたが――
その少なさに、瞬間息をつめもして]


   ……  志乃、 おはよう


[そうしているうちに、>>6:27集会所を訪れる人影を知る。]

(6) 2017/12/03(Sun) 01時半頃

【人】 発明家 源蔵


 多分、おまえが今日一番だ

  ――昨日伝えたが、錠と石動はきっと、死んだ
  家が燃えていた、多分死んでいる


[告げたのは昨日の情報の、そのあとの話。
それから沸いた湯を急須にいれ、
己の離れた後、集会所で人が死んだのか問いかけた*]

(7) 2017/12/03(Sun) 01時半頃

発明家 源蔵は、メモを貼った。

2017/12/03(Sun) 01時半頃


【人】 発明家 源蔵

[集会所を訪れたリツへも>>9
同じように昨日の話をして
代わりに返ってきた言葉。]

―― 探し、に?

 それはどういう流れであったんだ

[問うた男が集会所にいた時分、容に声をかけもしていた。
その後いなくなっていたとは知らねど、
>>4:15>>4:19弔い肉の準備ができたころには
その姿がなかったことは、聞けただろう。]

(10) 2017/12/03(Sun) 02時頃

【人】 発明家 源蔵

 容、は

[リツが「様」をつけて呼ばうに慣れない顔をして]

  進を、疑ってる素振りだった、
  二人で出かけるとは思えんが

  探しに行った鬼もミナカタ殿も
  そのまま進に、……あるいは容に。
  二人ともが殺されることは思い難い


[どこを探すといっていた? 問いを重ね*] 

(11) 2017/12/03(Sun) 02時頃

【人】 発明家 源蔵

 神社

[幼げな顔面の上に、鹿爪らしく寄せた眉を乗せた。

――それが、容が望んで足を向けた場所であるなら。
妹の死んで 初めて向かったというなら。
よかったなどと到底吐きだせない情報に、吐く息だけで返答し]

状況はわかった
俺は昨晩から集会所にいたがその4人の誰とも会っていない
神社か分からんが…… 十中八九 昨日ここをでて、そのまま、

[死んでいるんだろう。

口にする言葉の、この数日でなんと軽くなったことか。]

(13) 2017/12/03(Sun) 03時頃

【人】 発明家 源蔵

 であればおそらく、
  4人のうちのだれかに下手人は含まれていようが、

[情報を単純に受け取ればすれば、の話だ。
石動が、錠が、本当は死んでいないのなら。
志乃が集会所を離れてから殺していないのなら。
リツが、殺していなければ。
――そんな数々の可能性は、きっと同様にリツのなかにもあって
そこには「源蔵が殺していなければ」が続いていることだろう。]

(14) 2017/12/03(Sun) 03時頃

―― 風 ――


 うん、知ってる。
 ずっとずっと、見てたから。


[優しい風はそっと容を抱擁するのです。
かつてそうであったように、
姉妹はひとつになったのでありました]


 いっぱい泣いていいんだよ。姉さん。

 たくさんたくさん頑張ったから。
 だから、そのぶん、泣いていいんだよ。


[穏やかな風が容の頭を撫ぜます。
しゃらりと髪が揺れました]




 ねえ、姉さん。

 私も頑張ったんだ。
 偽物って言われても、出来損ないでも。
 私は、巫女だったから。

 最期まで、最後まで
 頑張ったんだ――……


[幼子のかたちをとった風の頬から、
ぽろりと一筋の涙が零れ落ちました]


[やがて吹く風の音は、泣き声にも似たそれに変じ、
わんわんと少女は姉に縋りつき、抱き合い
そして泣き喚いたのでございます。
かつてそうであったように、姉妹はそこにありました。
いつまでそうしていたでしょうか]


 ……どうしてこうなっちゃったんだろうね。

 でも、私は、私は
 また昔みたいに姉さんと話せて
 とても嬉しいわ。


[ぽつりと零した呟きは、風の音に消えてゆくのでした*]


―― 風 ――

[櫻子を抱擁しながら、
風はさやさやと囁きます]


 ええ、そうね。
 みんないっしょね。
 どうせさいごは、みんなしぬんだわ。


[一瞬、その口調が翳ります]


 恨めしいわ。憎らしいわ。許せないわ。
 それでも、私には櫻子がいる。
 櫻子が、いる――……

 


[恨みつらみの籠った口ぶりは
やがて慈母のような優しさに満ち]


 ああ、私の可愛い櫻子。


[風は優しく、娘を包むのでございました。
生前為せなかった義務を、
この子は忘れさせてくれるのですから**]


メモを貼った。


【人】 発明家 源蔵

[湯飲みで揺れた茶を、縁側、二人の前に置き
勝手にとればいいと言い置いて自分の分を口に含む。]


 ―― 容は、 巫女になりたかったんだろうかね
 
 ……いいや いまさらの話だ
 ひとまず、神社あたりを見てみよう


[ついてくるか も
ともにいこうも 特に言わず、
飲みかけの湯飲みを置いて立ち上がる。]

(15) 2017/12/03(Sun) 04時半頃

【人】 発明家 源蔵

[立ち上がって、けれど、歩き出さなかった。
男は、ふと、眩し気に目を細めて
集会所の、外へ続く道を眺め]



[そこに人影の、見えた気がして**]

(16) 2017/12/03(Sun) 05時頃

[ざぁぁと、風が、灰を浚ってゆく。
 焼け跡に集まってきた人々の声を、まるで他人事のように聞きながら、最期の兄の姿を思っていた。

 息絶えた己に覆い被さる兄は、きっとさいごまで、己が熱くないようにと。
 それはまるで、幼い頃、寒いと兄に寄り添った時のように。
 死してなお、優しい安心感に包まれているようだった。]


 ……源蔵?

[野次馬のなかに混ざる、聞き慣れた声。
 童のようであって、そうでない男。
 彼の情けを、無下にしてしまったであろうことに、微かに胸が痛んだ。]

 すまないね、源蔵……。
 それでも僕は、やっぱり、兄さんが欲しかったんだ。

[今更、届かぬ囁きを**]


メモを貼った。


―神社―

[殺しあう姿は、もう見ない
 音で、気配で、魂で、その成り行きを受け止める
 ミナカタの咆哮が木霊する
 何かに突き立つ音ともに、丞の応答が耳を打つ
 『畜生』へと向けた、さらなる叫び
 水分を含んだ何かへと、幾度も突き立てる、
 耳なじんだ刺突の音

 獣――――――――――――

 手負いの孤狼の幻想とともに、その言葉が脳裏を過るも
 すぐに、頭を振って、引き剥がす
 その後も、耳にし、感じたことはあったかもしれないけれど
 影すら飲み込む闇が周囲を覆う頃
 ようやく伏せた眼をあげて]


丞さん――――――――――――

[目の前に広がる光景を目にし、呟くと、
 再び頭を下げ、深々とした礼を送ったのだった*]

―神社―


―4日目の夜の村―

[それから、何かあっただろうか
 姉妹の姿を感じ取ることができたなら、
 声をかけたい衝動にかられたかもしれないけれど、
 それはぐっと飲み込んで、立ち去ったことだろう
 神の社は、遠い時間を繋いだ、2人の場所
 仮に縁(えにし)があったとしても、
 踏み入ることは、憚られた

 代わりに、長い時を過ごした村を巡る
 幼い時分の思い出はなかろうが、
 ここは、確かに時分の生きた、一部となった場所なのだ

 昨夜の、長い、長い豚小屋の夜+22とは違い、
 多少の喧騒はあれ、村は静まりがあっただろうか
 仮に、そうでなかったとしても、
 あの、長い、長い豚小屋の夜に比べれば――――]


あの豚さんは、どの豚さんだったんでしょう……


豚小屋の夜を思い出してしまい、再び顔を両手で覆った


―4日目の夜の村―

[長い、長い豚小屋の夜を振り払い、
 思い出を携えながら、夜の村を巡っていく

 村の入り口で、一員として受け入れられた
 この家で、長い時を息子と過ごした
 その傍らの、もともと馬小屋だったという物置で、
 若いミナカタに抱かれて一子を授かり、
 この道端で、幼い容とともに、歌を口ずさんだ
 別れの挨拶も交わさぬ隣人とも、
 この辺りでよくすれ違っていたことだろう

 母と歩む源蔵の姿を、よく目にしたのはこの道か
 1人となった志乃に幼い時分の自身を重ね、
 空手を握りしめた場所は、ここ
 心中は知れずとも、進が頬を赤くした木材置き場に
 その後、櫻子と辿った道なりを振り返れば、
 1人鎮守し続けた社には、いつもゆりの姿があった
 夜をともに歩んだリツは、今日も辺りを哨戒しているのだろうか


[やがて、歩んでいく先に、
 焼け落ち間もない家が映る

 小さな村だ この家に暮らしていた、
 2人の兄弟が誰かもわかる
 家事と葬儀は許された村八分
 葬儀も認めぬ村九分
 弔人もないこの場所は、2人だけの聖域だろうか

 兄弟がどんな思いで、
 死へ向かったかは知らぬまま
 ただ、家の前で立ち止まり、
 そうであろうと思えることを、ぽつりと呟いた]


ずっと傍らにいてくださる方と、
添い遂げることができたのですね

[この村では得難いだろうと思いながらも、
 櫻子に向けた言葉を思い出す
 体なき身では、転生のことまでは至らない
 ただ、最期の時まで共にいられたであろう、
 目先の部分のみ切り取り、思う]

どうか、安らかに

[それは、村九分で弔いもできぬ息子と比べても、
 幸せなことであろうと、両手を組んだ
 やがて、その場も後にして、
 夜とともに、思い出の村を巡っていったことだろう**]


メモを貼った。


[ススムの亡骸は相変わらずそこにあった。
魂の入らぬそれは、ただの抜け殻
見下ろしていたのは少しの間。

意識はまだ、村の中
死して尚、囚われている錯覚
自分の居場所が欲しかった
家畜と自分は違うから
自分だけの居場所が**]


[ふと意識が浮上する。
目を開ければ焼け煤けた景色が目に飛び込んできた。
足元へと視線を落とせば人間であったであろうモノが転がっていた。

死なせた後悔はないし、死んだ後悔もない。

あるのは胸を満たす多幸感。
これだけ焼け焦げていれば誰にも喰われない。
弟を喰ったのは己だけ。
己の腹の中に弟を抱え、このまま永遠に。
転生もせず二人ずっと一緒にいられる**]


[視線を動かせば弟の姿が目に入る。
その弟は別の場所を見ていて
ぴくり、肩眉を上げて錠の傍に寄り、顔を覗き込む。]

 死ぬと心が狭くなるようだ。
 こちらを見てくれ錠。
 他の誰でもない私を。

[言いながら錠の手を取り、その指を食む。
霊体がモノを喰えるのかは分からない。
分からないが想いを込めて噛み付けば歯に確かな弾力を感じるような気がした。

錠の全てを喰らっていないから。
このまま時間をかけて食んでいきたい。
そうして最後には全てを腹に収めてしまうのだ。]


メモを貼った。


【人】 発明家 源蔵

[志乃>>17>>19の分の茶は、湯気をあげ、
手を伸ばされないうちに冷えていく。
「死にたい」
耳にしたそれへ、微か眉根が寄って]

 勘違い しているわけじゃないだろうが、……
 俺も、ここにいたやつらも、
 下手人を殺すために探しているんじゃない

   その罪を、そそぐために、探している
   下手人自身のために だ

[手段と目的、二つが違うといい]

(22) 2017/12/03(Sun) 22時頃

【人】 発明家 源蔵

 禁忌を犯した罪が清算されなけりゃ
 そいつはまた、次の世に運んじまうだろ
 どんな酷い生まれようになるか、
 ……俺ぁもう 手前以外にそんなのは見たくない

[発破、とはいえない。
志乃のほうを見ずに向けた言葉は、
それ以上志乃を詰めるつもりもなかったが
心動かす糧になるべくもなく、だから男はリツを見た。
「任せられるか」と視線だけに込め
己の視線を動かし>>16 外へ、 向け>>21]

(23) 2017/12/03(Sun) 22時頃

【人】 発明家 源蔵

 ―― ……   っ

[た、 っと一歩
常の大股 踏み出した。

なにを考える前の一歩は
肩から羽織を落とす動作を、
片手を袂に入れる動作を、伴い―― 伴いかけて、]

(24) 2017/12/03(Sun) 22時頃

【人】 発明家 源蔵

[歩みとともに止まる。]


  ―― ――  

[真一文字に引き結んだ、結ばれた口
その奥でかみしめられた歯がぎぃと鳴く。

顰めた眉、瞠目の眼差し。
そんなものは、いまさら言葉にすべきでないほど
さきの行動と合わせて――視界にある薬師を、
その赤黒く染まった半身を、覆われた顔を 刹那案じ

案じたこころうちが、驚愕 疑念 そのようなもので澱んだのを、
澱んでいったのを、映し出して]

(25) 2017/12/03(Sun) 22時頃

【人】 発明家 源蔵

 ……、  お前

         殺したのか


[問いかけは、奇しくも>>6:19鬼と同様のものになった。
言葉だけは同様、
けれど、勢いはなにも 似たものはなく。

"誰を" の指示語もなく零れ落ちたそれが
雄弁に、 下手人なのか  を問いかけ、
確信にも似たものを滲ませて*]


[なかば無意識に、何故、と言葉なく唇が動く*]

(26) 2017/12/03(Sun) 22時頃

 ん、兄さん?

不意に、顔を覗き込まれ、なんだろうと瞬いた。
 そして、兄の言葉を聞いて、もう一度。]

 ……うん。
 兄さんは、僕だけのものだから。

[指先を食まれながら、嬉しそうに笑った。
 笑って、兄の肩口に、ゆるやかに凭れかかる。]

 兄さんだけだよ。
 だって僕は、ちっさな頃から、ずっと、兄さんだけを見つめて、追いかけてきたんだから。

 けど……そんなの、ただの甘えだ、兄離れ出来ないだけだ、って。
 ずっと、そう思ってたんだ。


 ………同じだったんだね、兄さんも。

 大好きだよ。

[囁きは、耳元で。
 そしてそのまま、少し強く噛みついた。*]


―4日目の夜/大美の家―

[思い出を辿る夜の巡りの終着点は、
 独り立ちした息子、大美(ダイミ)の家だった
 戸を通り越し、眠る我が子の姿にそっと微笑む]

最後のお別れに来たつもりでしたが、
こんな時間に、ごめんなさいね

[大美は布団をかぶった中にいた
 深い眠りにあるようだった
 早口言葉でやたらと母の気を引こうとしていた彼は、
 自分の死を知っているのかどうかも、窺がえない
 その傍らに正座して、息子を見ることもなく口を開く]


これから、どうなっていくのかは分かりませんが
囚われては、いけませんよ

[心に去来するは、石動の言葉から感じた、
 先行きへの陰り
 何に、とは言わなかったが、
 これまで息子には、度々伝えてきた言葉だった
 因習に、とは思わない ただ]

目に映るものだけに、今の自分の観念だけに、
囚われては、いけませんよ

[自分が来てからも、村からも少しずつ変化を感じていた
 そもそも屠殺を特定の誰かに託すなんてことも、
 自分が受けると言い出さなければ、
 この村にはなかった発想だったのではないかと思う
 ここに来た当初にいた者たちは、多くが鬼籍に入ったけれど、
 因習に囚われた中での微々たる変化は、
 肌に触れて感じてきた]


[絶え間なく革新を進めていた東京府を思い出す
 街には異国が溢れており、軍は近代化されていった
 それも、もう40年も前のこと
 あの時感じた大きなうねりは、今どこまで拡大したのか
 村に留まる自分には、もう、想像することもできない
 やがて、この村もその激流に翻弄される日もくるのだろうか]

例え、この村が変革の時を迎えたとしても、
囚われることなく、柔軟に生き抜いてくださいね

[それだけ告げれば立ち上がり、
 扉をすり抜けて外へ出る
 鶏がけたたましく鳴き声をあげる
 最後にすべきことを終えた江津子は、集会所へと歩みだす
 見れぬかもしれぬと、源蔵に託したこと
 ここで起こった顛末を、あまさず見届けるために*]


5日目の朝に集会所へと向かっていく*


[偽者、出来損ない。
その言葉を聞く度に、
心の中に仄暗い気持ちが沸き起こる。

けれど、私にあの子を――志乃を憎む資格はない。
何より、目の前の妹の表情を
曇らせたくはなかった。]

 偽者なんかじゃないよ。
 ゆりは、立派な巫女様だった。

[あの時とは違う。
幼い妹の顔を覗き込んで、
その頬を伝う涙を、指先で拭う。]


 ゆりは、私の自慢の妹だよ。
 よく、頑張ってたね。
 助けられなくて、ごめんね。

[頭を撫でる。縋り付く手を拒むはずもなく、
私も、彼女の背に手を回して
ふたり、わんわんと泣き喚いていた。

姉だというのに、
妹の苦しみに目を向けようとせず、
自分の事ばかりで。私というやつは、本当に。

ごめんね、と幾度繰り返したところで、
その言葉は風のように形無く失せていく。]


[いつまでそうしていただろう。
互いに温かさはない。ただ、そこには風があるだけ。
でも、確かに。
ゆりは私の腕の中にいてくれていた。]

 私も、ゆりとこうやって話せて
 とっても嬉しいよ。

 その、こんなみっともない姉だから、
 ……嫌われてるんじゃないかな、って。
 ずっと、怖かったの。

[母の――先代の眼差しを忘れることは
どうやったって出来そうにない。
それでも、ゆりは巫女である前に
ずっと、優しい私の妹であった。]


[事切れた自分の姿を一瞥して、
そうして、目を閉じた。]

 ……“次”も、姉妹だったらいいな。
 今度は、ちゃんとした姉さんになるから。

[腕の中の小さな子。私の、大切な妹。
どうか、次の世でも共に、と。私は願う。
今度こそ、その手を離すことはしない、と。**]


メモを貼った。


【人】 発明家 源蔵

[「嫌になった」>>28
あっけないほど単純な無音の問の答え。
頑是ない子供が、捕まえた虫を潰すような。

答えに呼応して鼓膜のうちで蘇る言葉がある。
―― 嫌いじゃない。 かすか、煮える音。
嗚呼、と よぎった。僅かに得心があった。
過って、眉がなお寄り、それでも。
                それでも。けれど。]

(31) 2017/12/03(Sun) 23時頃

【人】 発明家 源蔵

[こともなげに言う薬師は、この、男>>29
名も知恵も受け継いだ“ミナカタ”としてここにあるのだろうか。
日頃 ずらすを好んだ“ミナカタ”の仮面は、
これほどに、歪んでいたのだろうか。

たった1日前。
石動を殺す前に、と 望んだ仮面の奥が、この顔だった、だろうか。
たった一日前と異なり、けれどいつもと同じ。
見上げた視線はいつもように、見下げる視線と交差する。]

(32) 2017/12/03(Sun) 23時頃

【人】 発明家 源蔵

  …… もう、 おまえ


 [、死ぬだろう。][その怪我で。][その血で。]
 [目玉はどうした。][色男が台無しじゃないか。]

[浮かんだことは欠片のまま、音にならず降り積もる。
そのけがで、なおここにきて。
そうまでして。殺したかったのか。
おまえ、]

 [     おまえ、そんな顔をしていたっけか]

(33) 2017/12/03(Sun) 23時頃

―5日目の朝/集会所―

[源蔵、リツ、志乃が集うこの場所には、
 幽体となったものも人知れず、紛れ込み潜んでいた
 死を望む志乃の声に、先に死した者として、
 薄く笑って首を振る
 源蔵の返す言葉にも、同じ微笑みを送るのみ

 何も、口を挟むことはない

 死んだばかりに自分にとって、
 死の果てに何があるかわ分からないのが理由の1つ
 もう1つは、死と離れた生者にとって、
 推し量るしかない死の意味に、
 各々が生者の立場で、向き合っているのを察したから

 源蔵の視線が動き、傷ついた男が姿を現す
 江津子は何もできぬ幽体として、
 ただ、傍らに佇んでいる*]


【人】 発明家 源蔵

[>>30振り上げられた鍬を、視認してから。
うごくほどの余裕すらあった。
ほらみろ、 そのけがで。せめて薬はどうした。ミナカタだろう。

風を切る音、 かわいた血の欠片が舞う。
半身引いて 袂に手が伸びる。短刀。
鬼の研いだ、血を知らない、 子供じみた短刀を引き抜く。
鞘が落ちる。]


   ―― ―― 本当に、

       見下げられるも 飽きたぞ

(34) 2017/12/03(Sun) 23時頃

[ぼんやりと焦点の定まらぬ瞳が生者のやり取りを見詰めている。
あの場所には、自分の居場所はなかった。

毒、という単語をミナカタが出してくれていたのは覚えている。
きっと誰も、ススムを食わぬだろう。
この家畜ばかりの村になど二度と生まれたくはない。

このまま
誰にも看取られず、消えてしまうのが
ススムに定められた未来

此処に留まっているのは
彼の行く末を、見届ける為だけに]


【人】 発明家 源蔵

  ひとつ、聞きたいことがある
   餓鬼に殺されるお前は、
   [俺がこれから殺すのは]
          どちらだ

[切っ先に映るのは誰の顔か。硝子板越に見上げるのは友―と思っていた男の顔だ。
>>29「放っおいてもいい」を侮りと、そう受け止めて。受け取ることにして。いつかの>>4:169言葉をかり。薬師と、その前の名。誰の望みで、誰が罪を犯して、眼前に立つのか*]

(35) 2017/12/03(Sun) 23時半頃

 この群れは滅びる。
 そうですね、ミナカタさん。

[ふ、と嗤う声ひとつ置く。
彼の名は、ミナカタである。
どちらだ、と問う子供のような大人を
冷たい視線で一度見やり*]


[丞を床に縫い留めた鍬が、湿った音と共に倒れていく。
片目に刀が刺さったまま、飛び掛かるように覆いかぶさってきたその男の顔は、人というよりも獣らしかった。
やがてぽっかりと開きこちらを見つめるその空洞の、さらにその奥に、ミナカタとしてこの村で生きた男の本当があるような気がして、]

 ぐ、 ぅあっ、は   

[見えなくなるまで、その闇を睨みつけていた。
声をあげている意識もない。
がむしゃらに動かした手指が何かに触れれば、爪をたてる。蹴とばそうとした足は、鍬をわずかに動かしただけで終わる]


メモを貼った。


[己も何度も振るった農具によって自由を奪われ、
己の研いだ刃で殺されるは、業の報いか。

人を喰らわずとも生きられる術を持ちながら、
人の肉ありきの冬の過ごし方を良しとした。
忘れられた鬼の一字を自ら名乗り、命を奪う刃を研ぐを悦びとした]

 ………、  へ、

[最期に残したのは、笑いにも似た音。
ただ喉奥から込み上げる血が震わせた吐息は、命を繋ぐために取り込まれることなく、流れすぎた血に溶け、神社を穢す役に加わる]


[両目は潰され、鼻と口の境目はなく、捲れ裂かれた唇から歯ばかりが覗くその面立ちは、まさしく鬼。

その鬼から血を啜るは
――――地獄はやはり、地上に在り*]


メモを貼った。


[どこからか、声が、
 生者と異なる何かが聞こえて気がして、周囲を見渡した
 視線は何かを捕らえただろうか]

そうかもしれませんね
いつかは、滅びる運命にあるのかもしれません

[声、いや、その何かは、
 聞こえるはずのないものだったのかもしれない]

滅びの様を、ご覧になりたいのですか
だとしたら、それはどうしてなのでしょう

[ふと、気になって、問い返す
 もし聞こえるはずのないものならば、これも空耳に対する、
 受けてのいない独り言だったのかもしれないけれど*]


源蔵の心中、応対がし辛いのではないかと、視線を落とす*


発明家 源蔵は、メモを貼った。

2017/12/04(Mon) 00時頃


 いつか、滅びるようないびつな村なら
 家畜しかいない、出来損ないの村なら

 今滅べばいい。

 嗚呼、僕は
 ……失敗してしまったんですね

[誰に返したでもない独り言のようにススムは囁き
そして嘆く]

 人として生きられぬ家畜など
 喰うて宿すしか能のない家畜など

 生かす意味など、ないでしょう


 殺さなくては。
 あれは、不要な生き物だから

 殺さなくては。
 あれは、狂った群れの家畜共だから

 ころさなくても
 ぼくは、あのなかにはまじれない


 僕だけが、僕だけだ

 違うのは


[呪いを吐くよう
殺せ、と
生者の動きを煽るよう*]


【人】 発明家 源蔵

[ひとつ、と言い置いた問い、
けれど答え>>38は拒絶に近い色合いで返ってくる。
それへの瞑目は一瞬、
明りのなかば失われた視界にはきっと映らないだろう。
降ろした瞼が憂色を押し込めたことも、きっと。
次にひらいた眼差しは常と同じく、ただ、顰めた眉の意味だけが違う。]

(40) 2017/12/04(Mon) 00時半頃

【人】 発明家 源蔵

[鍬は地を穿つ。
誰の血か。赤黒い鉄の塊は、誰の血でも吸い込んでいるのだろう。
そこに、己を増やすことを厭いはしない、けれど。
けれど、その前に為すべきことがある。]

  …… …… 言われずとも 、  っ

[餓鬼でない、
牙をむいた刃物の使い方は知っている。
おにが研いだそれは、暗んだ視界でもなお美しかろう。
光を吸い込んで 生々しく明るむ その刃は。

子供ほどの手に、逆手に収まった短刀。
切っ先は眼前の男に向けられている。]

(41) 2017/12/04(Mon) 00時半頃

【人】 発明家 源蔵

……、

   ―― リツ  !


[伸ばされた手をみとめ、
一瞬、開いた唇に乗る名前に迷いはあった。
けれど呼んだ名は一つ、
まだ声の通るうちに せめて振るう力のある名を口にし、]

(42) 2017/12/04(Mon) 00時半頃

【人】 発明家 源蔵

[口をつぐみ、一歩踏み込む。
倒れこむような不安定な重心>>39の、その下
たとえ非力だろうが 崩れる自重を刃に受けるようにすれば
伸びた手指、その表皮。指の合間、母指球、
いくども村のために草木を積み上げたその指を 裂き、切り裂くも可能だろう。
その奥の腕といわず 肩骨といわず
―― ―― 刃を横にするように滑らせば
 胸骨につながる肋骨の合間をくぐるか、能わずか――]


[硝子板、奥で目を細める。
肉に刃の入り込むも分からず、
けれど 倒れこむそのしたに体差し込むようにするその合間は、
けして瞼の降ろさぬように*]

(43) 2017/12/04(Mon) 00時半頃

そうですね

[生者の、死者の耳にも届かぬやもしれぬ意思
 うん うんと頷くのは、
 誰かの声に被さるからか
 聞こえてくる呪いはやがて、
 死した少女の面影を想起させる]

生かす意味などないかもしれません
混じれないなら、殺すのも一手かもしれません

[ですが――――と心に宿るのは、
 鶏や牛の声に混じって、
 生者たちの言葉が聞こえるからか]


知らなくていいと閉じてしまわれたら、
家畜の方からも、人を知ることは難しいです
門を閉ざして下界を遠ざけた先にあるものは、
村も、人も同じなのではないでしょうか

[語るうちに、志を感じた若者の姿
 仮に偽りであったとしても、
 前へと進もうとしているように感じた眼差しを思い出し]

胸襟を開いて知ろうと踏み出されていたならば、
違いを乗り越えて分かりあう姿も、
描けていたかもしれません
知らぬままでは成し遂げられぬのは、
家畜の捌き方と、さほど変わりはしないのかもしれませんね

[お手伝いをさせてあげられず、ごめんなさいね
 最後のこの言葉は、声にできていたのだろうか
 口をつぐみ、生者達の生きざまを見届ける*]


『外界』と言いたかった*


[集会場の騒動とは無縁の、焼け跡の中で。
 兄の耳垂に噛みつき、力を籠めれば、口腔にゆるく血の味が広がったような気がした。
 何度も執拗に、吸い付き、しゃぶり、高い水音を響かせる。

 合間合間に、甘えるように兄を呼びながら**]


メモを貼った。


[源蔵の短刀が指を切り落とす
 短刀に力を加えた者は誰だったのか
 ただ、分かる生末は、その刃がきっと、
 生者の一人から命を奪う

ミナカタさん…………

[分け入るつもりは微塵もなかった
 ただ、寒いと訴える声>>*3を耳にして、
 自然と足が向かっていく
 無駄だと分かってはいても、傾ぐ体を抱きとめようと]


 

[いつぞやの夜を思い出し、

 今度は自分が

 優しく 優しく 受け入れようと――――**]

 


【人】 発明家 源蔵

[   あつい。
視界すべてを覆うほどの、生きた、生きている匂い。
むせかえるほどの生が飛び散る。

矯正された視界の多くを染め、
なお顔面に滴り落ちるそれ

鋭く吸い込んだ呼吸に混じり、鉄錆臭が肺を満たす。
ぐ、と眼差しを細めた。
手の内の感触、たしかに、肉を裂くこれは。
>>45眼前の、視界を覆う、男の肉を貫いている。]

(47) 2017/12/04(Mon) 01時半頃

【人】 発明家 源蔵

[地に背をつけている。
ふりそそぐ血潮のある。

それがどうした、 これはまだ生きている。

手の中にある刃は肉を食み、がちり、と硬い感触がある。
動かせない。姿勢か、力が入らずか。噛んだ骨が悪いか。
肋骨、胸骨、どうせそのたぐいだろう。
視線はやらない。
赤紅で奪われていない視界を、そんなもので覆ってたまるか。
見上げるのは、ねめあげるのは。一人しかいない。]

(48) 2017/12/04(Mon) 01時半頃

【人】 発明家 源蔵

   ――  ― ― “   “


[欠けた“四指”に押しつぶされる名。
一瞬まどうた名 は、   
 かすか 憧憬と悔恨の味がする*]

(49) 2017/12/04(Mon) 01時半頃

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