人狼議事


65 In Vitro Veritas

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メモを貼った。


 ……へへ、なんかその……ありがとーございます。

[居てくれて有難いと言われると、そこに他意はないのだとしても、やはり嬉しくなってしまう。
 照れ笑いを浮かべたままで、岩瀬の()言葉に頷いて]

 そーっすね、探したら何かいるかも……って、でもあんまおっかねー幽霊とは、会いたくないかな。
 イヤ俺らも、もう幽霊なんでしょけどね。

 え? あ……。
 行きたい場所ッつか、どうせなら岩瀬さん………っと、わっ!?

[ひとり当て所なく彷徨うよりは、岩瀬と一緒がいい。
 そんな事を、口にしようかどうしようかと少し躊躇っていたところで、不意に腕を軽く引かれ、蹌踉めいた。]


 ……ッ、うわ! ごめんなさい!!

[一瞬だけ倒れ込んだ胸元から、慌てて飛び退く。
 ひどい動揺で、心臓が落ち着かない。死んでるのに。]

 えーっと、あ、そうっすね。
 とりあえず、ここ留まっててもしゃーねーっすし、どっか回ってみましょうか。

[自分の亡骸が今どうなっているのか、ニックがどこへ行ってしまったのか、また誰かを殺そうとしていないか。
 気になる事は幾つもある。
 けれど今、それより気になっているのは……]

 ……いやいや。

[そりゃダメだろうというように、軽く首を振る。
 けれど岩瀬を掴む指には、少しだけ力が加わった。]


メモを貼った。


→当直室―

[メスを握り締める。予備は胸や尻ポケットに何本か。大丈夫だ、相手は手負い、先制できれば次こそは負けないはず]

――っああああ!!

[勢いよく当直室の中に飛び込んでいく。
その衝撃でクロが転んだが、視界にすら入っていなかった。
呆然としているリーネも、意識から外れていて。

ただ一人。
己を穢したクローンを殺すため。
彼女の胸にメスを振り下ろした]

殺して、やる……っ!!


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メモを貼った。


― 当直室 ―

[痛みと熱に魘されている。
 途中、なんども幻想を見た。
 内容は覚えていないが心が温かくなるような内容だったに違いない。とても幸せな気分で、自分と、誰かと一緒に並んでいた]

 ちるはな……?

[ニックが部屋から出て、誰かが入ってくる。
 声、誰。

 瞬間、胸に熱い感触。
 なんだこれ。よく見えない]


[刺さった。引きぬいて、別の場所に刺す。
ざく、ずぷ、ぐちゅ、ぐちゃ、
血が途切れることのないよう、何度も何度も何度も何度も、腹にも刺す。子宮を狙う。
女であることを否定するかのように、何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も手が痺れてくるまで何度も何度も何度も何度も刺して刺して刺して刺し続けた]




――は、……ぁ……、

[もう、いいだろうか?
ネクは、死んだだろうか?肩で息をしながら、虚ろな目を彼女の顔に向けた]


[ぼやりとした視界に見えるのはベネディクトの姿。
 エプロン越しに熱い箇所が増えてゆく。
 腹に、胸に、そこかしこに何度も何度も何度も何度も刺されて身体全体が熱い。

 どうしたんだろう、よく考えられないや……]

 ――ち、る……は

[名前を呼ぼうとして口からも熱い体液が溢れた。
 内臓も傷がついたらしい、もう声を出そうとしても息が漏れる音しか出なかった。

 雨のように振り下ろされるメスが止んだ時、まだ手が動いたからベネディクトの身体に向けて手を伸ばした。
 何かが当たって、掴む。細長いもの、少し太さは足りないけれどこれをまた突き立てたら一つになれるのかな。
 なれるよね。

 ――なろうよ。

 残った力を全て使って、腕を振り下ろした]


――あ、

[名前を、呼んだのが聞こえた。
手を伸ばされたのは――ポケットに入れてあった予備のメスだっただろうか。それが何か理解する前に、それは振り下ろされた。

青年が与えた刺傷は1つ1つがとても小さく、どれも微妙に急所を外していた。
だから、これだけ刺されてもまだネクに反撃の余裕があったのだろうけど……]


……っ……あああぁ    ――ぐぽっ、

[激痛に枯れ切った喉を鳴らす、だがそれはすぐに声を成さなくなった。
振り下ろされたメスは、喉を裂き、声と呼吸を奪っていく。



ぐらりと薙いだ身体は、そのままネクの上に突っ伏すように倒れ伏した。
最早どちらのものか判別もつかない赤がベッドの上を汚していく]

――、……し、……に  な…

[最期の言葉は誰かの耳に届いたか、否か。
それ以上はもう、動くことも*できなかった*]


[ベネディクトの声が聞こえた気がした。
 やっぱり、これで間違えていなかったんだと確信できたかどうか定かではないが、流れ出す血が徐々にすべてを奪ってゆく。

 重なる体、重み。混じりあう赤、体温。熱い。寒い。
 もうずっと一緒。

 やっと、ひとつになれた。

 その顔にはうっすらと笑みが浮かんでいるように見えるだろう]


― それから ―

[沈んでいた意識が浮上する。
 それはチャイムの前に目が覚めた気分の良い朝のようで、なんだか気分が軽い。

 いつもの部屋かと思ったが景色が違うのであたりを見回す。
 ここはどこだ。

 知らない部屋だ、いや違う。
 ここは私が休んでいた部屋だ。
 何のために休んでいた、そうだ怪我をして――]

 あ。痛くない。

[蹴られて潰された左目も、滅多刺しにされた身体も、朝新しい仕事に呼ばれた時のままに。ぺたぺたと確認してみる。不調らしい不調はどこにも見当たらない。
 でも、自分はベネディクトに刺されてそこからの意識が無くなって]

 壊れたはずなのに。
 散花?ねえ散花ベネディクト。どこ?


―それから―

[手放した意識が沈んでいく。
それはくたくたに疲れてようやく横になれた夜のようで、とっても気持がいい。

いつものベッドとなんだか感触が違う気がする、不思議だ。
気のせいかな。

いつもの部屋だ、僕の部屋。
此処で一日が始まって終わる。
今日も同じ、――今日は何をしていたんだっけ]

――……、……?

[思い出せない。今日は何をしていたっけ?客に本の背表紙に関する薀蓄を語ったのは……昨日だ。疲れているはずなのに、どうして疲れているのかわからない。

わからないのは気持ち悪い。起きなきゃ。落ちた意識を引き戻した]

……ここは、どこ。
散花は僕だ。僕を呼ぶのは、誰……?


メモを貼った。


[一人で居る事に不安を感じてあたりを見回しながら声を上げる。

 返事が聞こえた、この声は]

 散花ベネディクト。貴女も起きたのね、おはよう。
 体調はどう?

 ……私はネクっていうの。

[顔を見せても大丈夫なのだろうか、解らないけれど声の方へ。
 もしまた刺されても構わない、近くへ]


メモを貼った。


メモを貼った。


─ B2F廊下 ─

[岩瀬について廊下に出る。
 やはり、自分の身体がどうなっているのかが気になって、そちらへ行ってみたいと言ったろうか。]

 あ、誰か蹴りやがったな!?

[胸の上で手を組まされ、雨宮の上着を掛けて貰ったはずなのだが。
 誰かが蹴ったか躓いたかしたのだろうか。
 損傷が少ないぶん、まるで廊下で、寝相悪く転がっているようだ。]

 ……ははっ。
      …………。

[笑い飛ばそうとしたが、無理だった。]

 も、いいです。
 別んトコ行きましょう。


メモを貼った。


― 少し前・コントロールルーム→地下二階廊下 ―
[不意に腕を引いたのがいけなかったか、倒れかかった蛯江の肩を空いた手で支える。]

 おっと、危ね……ッと、悪りィ。だいじょぶか?
 なァんて、死んでんのに、危ねェも何もねェけど。

[顔を覗き込み、動揺した様子に瞬いた。どうかしたか、と首を捻る。]

 そォいや、まだあの転移装置、動いてねェのな。
 俺らが死んで、人数は減ったハズだが。
 もしアレを動かしたくて殺してンなら、まだ犠牲者は出ンのかねェ……。

[そちらの方を見やって、ぼそりと。]


 ま、他のがどォしてンのか、ちィと見にいこうぜェ?

 おっかねェユーレイ、かァ。
 ユーレイらしいユーレイつったら……、
 やっぱ生きてるヤツの耳元でなんか囁く、トカ?

[発想は割と貧困である。
そのまま先に立って壁を抜けようと、壁に向かって空いた手を突き出してみる。やはり抵抗はなくて、指先は壁にめり込むようにすりぬけた。]

 お、便利だなァ、コレ。

[ドコ行くか、と傍らの相手を見やり、蛯江の望むまま、廊下の方へと。]


─ 移動前(回想) ─

 や、はい!
 大丈夫っす………ッ!

[顔を覗き込まれると、動いていないはずの心臓が、どきりと大きな音を立てた気がした。]

 ェ、あ……そうっすね、動かす為にってンなら、多分そーなっちまうんじゃねーかと。

[問いかけに、はっと同じ方向を見て答える。
 どうせなら、ニックや、岩瀬を殺した犯人を殺してやりたい。]

 折角幽霊なったんだから、呪い殺すくらいできりゃいいのに。

[ぼそっと、そんな事を零した。]


― 地下二階・廊下 ―
[ぐったりと倒れたような格好の蛯江の遺体。]

 蹴られた……?

[元はどんな姿勢だったかは分からないが、蛯江の言葉からは、勝手に動かされたらしいと知れた。
蹴ったのが自分のクローンとはつゆ知らず。遺体がぞんざいに扱われていると知れば、気分のいいものでもないだろう、と眉根を寄せた。]

 ソレにしたって、俺の体もそォだけど、なんか片してくんねェのな。
 ……弔えとまでは言わねェけど。

[力なく笑う蛯江をじっと見て。無理はすんな、と肩を叩く。]

 行こォぜ、……誰が俺を殺したのか、も知りてェし。

[パーカーを軽く引いて。ふらりと廊下を彷徨っているうちに、雨宮の姿を見つけることが出来たろうか。]


[改めて亡骸を見ていると、本当に死んでしまったんだという事を、改めて思い知らされて。
 滲みそうになる涙を堪えるように、身を強張らせた。]

 あん中……貰ったばっかのサインも入ってたのに……。

[岩瀬に促され、頷いてその場を離れる直前。
 ちらりと見たのは、片腕だけが通った、すぐ傍らのディバッグ。
 自分のものだというのに、もう触れられもしない。

 いま唯一、触れられるのは……]

 …………。

[ぎゅっと岩瀬の服の背を掴み、廊下を進んでゆく。
 角を曲がったところで、雨宮達が何かを話しているのが見えた。]

 なんか話してるみたいっすね。


[蛯江の呟きに振り向くと、ディバッグの方を見やる彼。思わず、軽く噴出して。]

 何だよ、サインなんざより、本人サマがココに居ンだろォ。
 まァ、死んでっけど。

[彼の声に滲む悔しさには気づいていながら、敢えておどけて肩を竦めた。掴まれた服の感触には、ン、と再び振り向けど、口角を上げてそのままに。
ふらりふらりと廊下を彷徨いつつ、考え込んだ。]

 ま、俺を殺して野球を奪ったヤツ探しても、何も出来ねェのが悔しいよな。
 呪い殺す、なァ……。

[蛯江の言葉を思い出し。
ぐっと右手を突き出して、眉間に皺寄せ。何か念じる仕草。]

 ……と、まァ。
 なんかこう、ホラー映画みてェにゃ、いかねェわな。

[何か波動が出たりはしなかった。
四割冗談、六割本気で、ざァんねん、と唇尖らせる。]


[尤も、自分に呪い殺すような能力が身に備わったとして。
自分を殺した人間を、殺そうと思うだろうか、とふと考える。]

 すっげェ悔しいとは思う、けど。
 ソイツ殺してもまた野球出来るようになるワケじゃ、ねェんだよなァ……。

[そんな折り、黒田と雨宮の話し声が聞こえた。]

 だな、何か……"彼ら"?
 ああ、クローンっつゥコトか。
 やっぱ、そォなのかねェ……。


[けれども、己の遺体の傍でひたすら涙を零す赤毛の様子がちらついて。]

 クローンが全部、同じモンってひとくくりにも出来ねェだろうけど。

[ぽつり、と零す。]

 逆にこれじゃ、オリジナルでも誰か殺そうってヤツが出てきても可笑しくねェな。
 いつ助けが来るかも分かンねェ。
 俺らの分が浮いたとはいえ、食料も足りてねェんだろ。

[興味を失ったように、廊下の彼方を見やる。蛯江が留まりたいようなら、まだ彼らの会話を聞いていただろうか。]


 ッはは!
 死んじまったんだから、そんくらいの力使えるようになってもいいと思うンすけどねー!

[何かを念じ、何も出ないとかなり残念そうにする岩瀬を見て、声を出して笑った。]

 俺、岩瀬さんの事ますます好きに………って、あれ?

 い、いや、その!
 好きってのは、ファンとしてッつー事で!

 けして、そんな変な意味じゃ……って、つか何でそんな言い訳って………うわぁ!?

[何が言いたいのかよく分からなくなって、赤い顔で目を見開いたまま、口をばくばくさせはじめた。
 雨宮とフランシスカの会話は、聞こえているが頭に殆どはいってこない。]


[そんな時だったか。
 黒髪の少女が、自分達を擦り抜けて、雨宮達の方へ寄っていったのは。]

 あ、おい……!

[やはり、誰にも見えていない。
 肩を落として、少女の方へ視線を向けると]

 なんだ、って……?

[また、誰かが死んだ。
 彼女は、それを伝えに来たようだ。]


 そォそ、生きてるヤツの枕元に立つ! とか……、
 あー、ソイツはまだ試してみねェとなァ!

[誰かが眠り込んだら耳元で囁いてみっか、なんて心に決めたとき。振り返れば顔を真っ赤にして慌てる蛯江の姿。]

 うン? あァ、分かってるって。
 しっかし、野球出来ねェ野球選手のファン続けるなんざ、アンタも物好きでいやがる。

[けらけらと笑ったときに、肩からぬっと黒髪の頭がすり抜けてきて、死んだ身なりに肝を冷やした。]

 アレは、みな……なんとか、じゃねェな、そのクローンか。

[服装がオリジナルのそれとは違っていたから、漸く知れる。体格で見分けがつくほど、彼女を知っているわけでもなく。]

 死んだ……? 散花と、誰かのクローンが?


[散花の他に言及されていたのが誰のクローンであるかまでは知れず、右目を眇める。散花が何か、クローンの恨みを買うようなことをしていたなどとは、少なくとも記憶にはない。]

 オリジナルを根絶やしにしちまおうってハラか……?
 にしちゃァ、クローンまで死んだってのは解せねェな。
 やっぱ、転移装置動かす為に……?

[それより。]

 古本屋サンもやっぱ、ユーレイになってンのかね。

[探してみっか?と顎を擦り、後ろ手に蛯江のパーカーを軽く*引っ張った*]


メモを貼った。


 散花?
 と、クローンが……。

[意識が逸れて、動揺がおさまったのは、良かったのか悪かったのか。]

 ……岩瀬さんがさっき言った事、ホントになっちまったかもしれないっすね。

[オリジナルが、クローンを。
 殺される前に殺したのか、他に何か理由があったか。]

 ユーレイ。

 あ、あぁ、そうっすね!
 探してみましょう!

[パーカーを引かれると、はっとしたように振り向いて頷く。
 移動中は、そこに触れられる存在がある事を確かめるように、ずっと岩瀬の腕を掴んだまま**]


メモを貼った。


[呼んだ主を探してあたりを見回せば、自分と瓜二つの姿があった]

……体調は……平気。

[誰だろう。誰だ。
知っている気がする。だけど、思い出そうとすると何かに阻まれるかのように脳の回転が止まって何も考えられなくなる。
数度繰り返して、諦めた。
これはきっと、夢なんだろう。夢の中で深く考えても仕方がない]

ネク。

[視線は彼女を真っ直ぐ捉えた]

ネク……?

[何か大事なことを忘れている]


――この人達は?

[周囲で何人か、知らない人たちが話している。時折、大きな声も聞こえる。
会話の内容が理解できなくて……話しかけても、彼らには声が届かない。
体験型のゲームのようだった。そこにいるのに、条件を満たしていないから話しかけてもイベントが起こらない。そんな。

そして、自分たちの遺体は幸か不幸か丁度彼らの影に隠れてしまっていて見えなかった。
見えていれば、今日の出来事を全部思い出していたのだろうが。

ネクは生者のクローン達をどう説明しただろう。どちらにせよ、こちらの声が届かない彼らへの興味はいずれ消滅し]


不思議な夢。
此処では、君が道案内役なのかな。
何処に行けばいい?

[自分にそっくりなネクを、青年は夢の中での案内役だと認識した。
警戒心なく問うその姿は、ネクを受け入れたようにも見えるだろう。

だが、それも。今日の出来事を思い出すまでの、ほんの僅かな時間だけ。
思い出すためのトリガーは、いくつもある。誰かの死、クローン、己が穢された場所、対話ができるオリジナルの霊、……そう、他にもいくつも、いくつも**]


メモを貼った。


[近づいて姿を見せても穏やかなままで、まるで別人のようなベネディクトに淡い期待感をもってしまう。
 向かい合わせで立つ、やはりよく似ているを越えて自分の顔をしている]

 そう、ネク。
 この人たちは、ごめんなさいわからない。私も目覚めたばかりで。


 案内役?なのかな。
 何処に行こう。

[確信したのは、散花が色々と起こった出来事を覚えていないらしいこも。逆に自分は一つも忘れていないこと。

 事切れる直前ベネディクトが遺した言葉。全ては聞こえなかったけれど]

 手を、繋いで貰える?

[覚えていないのなら、知らないままの方が幸せなのではないだろうか。
 抱いた期待にそんなことを考えつつ手を差し出して、繋がれたら何処かへと*歩き出した*]


メモを貼った。


[わからないと答えるネクに、そっかと頷く。
夢だから、細かいことは気にしても仕方がないのだろう]

手を?

[少し困惑する。親友も恋人もいたことがないから、"他人"と手をつなぐのは初めてで。
緊張しながらも、おずおずと手を差し出した]

変なの。
夢の中なのに緊張してる。

[初々しい学生のカップルがそうするように、少し照れながら。
何処に行こう?と尋ねられ。迷った末に、当直室西、スタッフルームに繋がる扉を指さした]


[はにかみながら繋いだ手をぎゅっと握る]

 緊張する?……私もこんなの初めてだし。

[ずっとベネディクトはこのままなのか、それとも思い出すのか。それすらもわからないからより緊張感は高まって。

 示された方へ歩き出す。
 扉はセンサーの前に立っても反応しない。首を傾げてベネディクトの方を見る。
 触れてみようと手を伸ばしてするりと通り抜けた]

 ……!?
 見た?いま手が。

[もう一度扉に手を着こうとして、するりと向こう側へ]


私?
……ああ、ネクは女の子、なんだ?

[髪の毛が長いからもしかしたらとは思っていたけれど。
変な感じ、と肩を竦める]

へえ、なんか変なの。
幽霊にでもなったみたい。

[まさにその通りなのだが、夢だと思っているせいで気が付かない。
ネクにならい向こう側へと滑り抜けると、少し雰囲気の違う部屋があった。
電子カルテが並び、椅子、机、そしてこの清潔感のある色調と、雰囲気は]

ここは、病院?


[そこから「やり直し」でもまだ、表情は穏やかなままだ。ここは大丈夫らしい。
 
 すり抜けた向こう側に広がる光景、ああやはりあの部屋のままだ]

 病院?なのかな。ジムショ?みたいなものかと思ってましたが。

[足は普通に床をすり抜けない。どうなっているのだろう、死んだのなら下の階にも行けるのだろうか。
 でも、試してどこまでも沈んでしまっても恐ろしいし]
 
 声は届かないみたいだし、何を探しますか?


事務所?
ああ、そうだね。病院の事務所だ。

[何を探すか、と言われて暫し考える。
夢の中での探しもの。何かを探せとは提示されていない気がする。ということは、好きなものを探していいのだろうか]

そうだなあ。
幸せ?

なんてね。
形のあるモノじゃないと、だめなんでしょ?きっと。

出口を探そう。
青い空が見たいんだ。

[此処が地下病棟だとは思っていないから、すぐに見つかりそうなものを提案する。
クローンの世界に、空が無いなんてことは知らない]


 …………。へ?

[何を言っているのか良く解らなかった]

 しあわせ?
 出口、ええとそうですね。出口は探さないと。

 アオイソラがある出口を見つければ良いって事かな。
 出口……えっと。

[デグチは出るところだ。それを探してあたりを見回す。
 扉が関係ないのなら、何処へでも行けるのではないだろうか?

 そもそも青い空って何だろう、それは自分にも見れるだろうか]


[相手を混乱させてしまったようで、あれ、と首を傾げる。
そんなに難しい物を頼んだつもりはない、のだが]

この辺りには無いみたいだね。
廊下に出よう。きっとそっちにあるから。

[同じようにきょろきょろ見回して、無いことを確認する。
廊下に出ようと、ネクの手を引いた。
廊下を見てそれらしきものが無ければ、あっちの扉をと、地下二階に向かう階段を指差す]


― 少し前・地下二階→地下一階 ―
[蛯江と一緒に、あちらこちらへ。
すれ違ったか、そもそも此処にはいなかったのか、地下一階では散花とクローンには行き会わなかった。]

 なァ、上の階も見てみっか?
 そォいやしばらく、上の方は行ってねェな。

[幾ら歩いても階段を上っても、少しも疲労感は感じない。足取りは軽く、時折傍らを見やって。]

 妙なモンだな、まだ死んだって信じらンねェの。
 こォやって、アンタにゃ触れられっからかもしんねェけどよ。

[腕を掴む蛯江の手にひたひたと触れ、からりと笑う。]

 あーあ、コレでモノにさえ触れりゃァな。

[野球が出来ンのに、とは何度繰り返したぼやきだろう。]


[上の階に辿りついたときに、ふと耳をそばだてた。]

 ……ン? なンか聞こえなかったかァ?

[誰かが呼んでいるような気がして。空耳か、と首をかしげる。]

 ――ちィと、あっちの方が気になンだ。

[蛯江はまだ傍に居ただろうか。離れて一人、ふらりと廊下を進む。
そうして、壁――丁度、その裏は宿直室に当たる――に指先を*沈み込ませた*]


 ベネディクトの考える幸せってなんですか?

[わからなかったので、聞いてみた。
 なんと答えるのだろう、興味もあった。

 手を引かれて廊下を出て、いかにも何かありそうな階段の方へ。
 いけない、この下にはたしかニックのオリジナルのゴミがまだ落ちているはず……]

 あの、こっちは怖い感じがします。

[握った手に力を込めて、下る事を拒否する]


メモを貼った。


僕の考える?
そうだなあ……自由になること、かな。

鳥になりたい……って言ったら、ありきたりな表現だけどさ。
何にも、誰にも縛られたくないんだ。

[穏やかに微笑みながら廊下を進む]


だけどどうしてだろうね。
僕が思う自由を実践してみたら、ひとりぼっちになっちゃった。

両親には勘当されたし、オトコオンナって言われて女の友達も男の友達もできなかった。
気がついたら、ほんの少しのお客さんと本の話をするだけの毎日。

――それが嫌なわけじゃないんだけどね。
僕が望んで手に入れた自由の結果だから。


[そこまで語って……本当に欲しいものは、自由じゃないのかもしれないと思い至る。
自由はもう、手に入れているのだから。
だけど、……それは口にしない。そんなもの、夢の中で手に入れても目が覚めたとき悲しくなるだけだから。

と、階段前に辿りつけばネクから階段を降りることを拒まれて]

……だめ?

[階段を下ると目が覚めてしまうのだろうか。
ならば仕方ないと反対を向く。と丁度、誰かが見えたような気がして]

今の人に聞いてみようか?


メモを貼った。


 自由。
 縛られたくない。

 今までが嫌な事、沢山あった?

[規則正しい生活しか過ごさず教育もほぼ与えられない中では自由を得たいなんて知らない感情、未知の世界。
 この人は知らない世界で生きていた人なんだと改めて感じる]

 下に下ると多分、見たくないモノがある。

 え、人?

[振り返ると、赤毛の……オリジナルの色。
 この人は見えるけれど会話できる相手なのだろうか?
 ベネディクトと繋がる手に力が入った]


――うん。
たくさんあった。
こんな不完全な自分なら、いっそ死んだほうがいいかなって思うこともあった。

でもね、僕は生きてるよ。
嫌な事、いっぱいあったけど。

[ふわ、と感じる微かな違和感。
夢だから?
なんだろう。自分で言った今の言葉がとても引っかかった]

人。あの、赤毛の。
行ってみ――……、

……どうしたの?

[手を握る力が強くなる。どうしたのだろう。この案内役は、自分に何処に向かわせたいのだろう。
少しだけ目を細めて、彼女を見た]


メモを貼った。


 そっか。大変だったん、だね。
 でもそれももう無いよ。

[もう死んでしまっているのだから。

 足が竦む、動いて、この時間を失いたくない。
 でもずっと留めて置けそうにもない。
 せめて、何も知らないままで居られますように。

 この手の感触を、覚えていられますように。

 ベネディクトの視線に、困ったような*顔しかできなかった*]


メモを貼った。


― 少し前・地下二階→地下一階 ―

[扉も壁も関係なしに、そこかしこを歩き回るのは、何とも不思議な感覚だった。
 上の階へと言う岩瀬に頷き、非常階段の方へ向かえば、そこにはまだ自分の亡骸が転がっていて、少しだけ顔を背けた。]

 ……そーっすね。

 触れれば、野球だって何だって………へっ?!

[触れた手に、またどきりとした。
 他意はないんだと己に言い聞かせるが、鼓動は早まるばかりで、最早ただ人恋しいだけなのか、憧れなのか───もっと別な感情なのか、分からなくて。]

 うん、あ、でも……。
 俺、こーやって岩瀬さんといれんのが、なんか別な意味で、すげー夢みたいで。

[覚めなければいいと思ってしまう。
 けれどこれが本当に夢ならば、覚めた方が良いのかもとも思う。

 混沌とした思考のまま、でも岩瀬の腕を離す事ができず、上階へ辿り着く。
 タイミングが合わなかったか、散花とそのクローンの姿は見えない。]


 え、あっち?

 あっ……。

[腕が離れると、ひどく寒くなった気がした。
 体温などあるはずがないのに、熱が失われてゆくようで。]

 待って下さい! 俺も……!

[とてもいやな予感がして。
 ひどく不安げな表情を浮かべ、彼の後を追いかけた。**]


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