291 Fate/Goddamned Omen
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────やぁ 久しいね。
アズ・ティジットくん。
[ばさり と 焦げた白衣の裾が 踊る。
肌に 人ならざるものが見えようとも 首元に 細長い生き物が見えようとも
フードが邪魔さえしないならば。>>210 見間違えようも ない。]
(222) 2019/02/13(Wed) 01時頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/02/13(Wed) 01時頃
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[もっと、ちがう、ばしょ、みてる>>228 黒山羊の子は そう、言っていた。 きっと、そうなのだろう。
砂がたぷりと音を立ててしまいそうな程 命を零していながら 平然として見える>>231 只人ならざる──砂漠の民であれば 別段、驚きもしない姿をしていると、いうのに。
声降らす前に 持ち上げられたかんばせに>>233 向かい合わせる色はやはり 冷ややかな。]
[────特別なことなどない。 常がこの有様なだけだ。]
(240) 2019/02/13(Wed) 02時頃
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[アルシュ・ザーゴと呼ぶに 頷いた。]
……懐かしい名前を きいたもので。 アズ という名の。デモちゃんがいる、と。 答え合わせついでに 顔を見に、ね。
[そこまで伝えれば 知れるだろうか。 どくりと 血流す傷を 齎した 少女と 通じていることも。]
(241) 2019/02/13(Wed) 02時頃
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[追放を受け 此処に来ていたならば。 きっと おんなじように 変わってしまっていたの、だろう。
不毛の地は にんげんのままでは 生きて行けない。
歓迎の顔なんて 拝める日など こないのだろうけども。 見られたならば……少しくらいは 驚きに 瞠りもしたの、だろう ね。]
(242) 2019/02/13(Wed) 02時頃
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[随分と変わった容姿に 眉一つ、跳ねさせなかった。 渇きに掠れたままの声も 揺らぎはしなかった。
立ち上がってしまえば さして差もないけども。 少しだけ顎を引かねば 合わせられない位置にあるひとみを 見下ろす。]
────今でも 聞いてみたいって 思うかい。
君曰く クソつまんねえ模範解答よりも ずっと 面白味のないものだろうけども、ね。
(243) 2019/02/13(Wed) 02時頃
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[どこまでが、本気で。 どこまでが 軽口なのかも判別つかぬほどの 良く解釈してしまえば 落ち着いた、語調。
距離は 保ったまま。>>237
白金を ゆる と 氷玉に 翳した。**]
(244) 2019/02/13(Wed) 02時頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/02/13(Wed) 02時頃
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[機械的に、胸を薄く上下させてやれば 錆び切ってしまったような心地も覚えようか。 慣れ切った血臭は酷く、鼻につく。>>255
おいしゃさんせんせいの目には 明瞭に捉える違和感も>>256 デモノイドの身と知れば、訝しむこともありはしない。
ただ。それが、それこそ 蛇の如くに、噛みついてくるならば 厄介な物だろうなぁ、だとか。 思考せぬ無意識の最中 脳が勝手に考察するばかり。]
(272) 2019/02/13(Wed) 20時頃
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そうだね。 フルネームで あれば もう少し 足を急がせも……したのかも、しれない。
[安売られようと バーサーカーの少女だ。 理知的に見えようとも……正しく伝わるかは。
だ、とか。 少女に聞かれれば 怒られてしまいそうなことは 端っこに置き去って。
眼差しは一寸も、逸らさなければ それ だって よぉく 伝わったさ。>>257]
(273) 2019/02/13(Wed) 20時頃
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──── そう、かい。
[氷色細く 長くも、多くもない白金が覆い尽くす。 笑みの形を取らず。
教えてくれよ、なんて。 あの日みたいな声を 懐かしむには…… 身に重ねた時が 長すぎただろうか。
ざり り 砂を踏む。 足を踏み出してやろうとも 詰められぬものを感じるだけの心くらいは ある。]
(274) 2019/02/13(Wed) 20時頃
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[睫を、上向かせた。瞼を、持ち上げた。 砂鳴らし 向かい合わせる眸同士。 水鏡にも似た氷色。 同じ、暗色を映してしまおうとも>>259 決して 同じ世界を見ることは叶わない。]
……あまりにも ありきたりで 単純で、────つまらない 理由さ。
[ここは 守るべき世界である。]
(275) 2019/02/13(Wed) 20時頃
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ただ、 待っている人が、いる。
(276) 2019/02/13(Wed) 20時頃
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──── きみ が かえってくる せかい
(277) 2019/02/13(Wed) 20時頃
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神都でなければ報われないこどもが、いる。
(278) 2019/02/13(Wed) 20時頃
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──── いいこ が むくわれる せかい
(279) 2019/02/13(Wed) 20時頃
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たったの それっきり、さ。
そんな 利己的な理由だけで たのしい って 忘れかけた身を 神都に、置いている。
神都のある 世界を守ろうと、している。
(280) 2019/02/13(Wed) 20時頃
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[足を、止めた。 彼が一歩も動かなかったとしても さして迫っちゃあいない位置。]
……ねぇ アズくん。
きみは この星 このせかいが 喪われそうになったとき。 せかいを 守ろう、って
そう、思うことは できるかい?
[問う。 あちら側の子と 共にいたと、聞いている。 だから すこしだけ 確かめるような色を以て。*]
(281) 2019/02/13(Wed) 20時頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/02/13(Wed) 20時半頃
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[“ 捨てた ” 筈の、>>308 その半分が 残り続けているのは。 ……などと、問う程の舌を持ってはいなかった。
焦げた白衣が 襤褸につられるよう 揺れるのを 手持無沙汰に 下ろしたままであった 両の腕が 制する。
芽吹きも知らぬ荒野の中じゃあ 語らうような和やかさの方がきっと、不釣り合いだ。
決して埋められぬような間が 物語る。]
(354) 2019/02/13(Wed) 23時頃
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…………おや。 アンドロイドのようなものだと、でも 思っていたのだろうか、 ね。
[最初から 人間だったさ。
涙袋を撫ぜる毛先を払わぬまま、遊ばせる程度に 自己への無関心も育てちゃあ、いたが。
良い所 三角部分点だろうか。 花丸には遠い 答え合わせ>>324
寄らぬ眉も 緩まぬ頬も 抱かせる印象を裏切らぬままであったかんばせが 薄く 極、薄く。 動いて見せたのは、 >>325]
(355) 2019/02/13(Wed) 23時頃
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────── そうかい。
[かさついた 火傷の指先を 持ち上げて 薄開きの唇を、なぞる。 すこし ほんの すこぅし 唇端の吊り上がりを 指腹にて触れることで 自覚する。
少女への 捕獲命令が下された時と 同じように。]
選択肢なんて ないようなものだ。 …………、
[丁度 其の時で、あった。 腕の端末がまた 音鳴らす>>305]
(356) 2019/02/13(Wed) 23時頃
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[鈍い、起動音>>307]
……アズくん。 きみが ここで、生き続ける理由というのを 今度会ったら、聞いてみたいね。
[噛みつく牙が剥かれないならば 今は 此方からも 嗾けるものなんて、なかった。
ざり り と、踵引く。]
(357) 2019/02/13(Wed) 23時頃
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[仰いだ。黄金の輝き追うように。>>307
或いは、
遠方。此方を見ていたまなざしを 辿るように。>>347]
(358) 2019/02/13(Wed) 23時頃
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[そして、][にゃぁご][猫の声]
撤退命令だ。
[ぞるり 長躯相応の影が 蠢いた。 象られるは 戦車のように 思えるだろう。 仰ぐほどの大猫二匹へと繋がれた、
“ 猫の牽く車 ”
長躯はそこに 乗り込む形。 端末の指示に 従う様。 砂地などものともせぬ 猫を 奔らせよう。]
(359) 2019/02/13(Wed) 23時頃
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[インドラの矢だ。 一帯 無事ではなかろうと。
迎撃姿勢を悟る筈もなく>>345 文字通り 真っ黒な猫を 黒山羊の子へ 斧持つ少女へと……向かわせる。
子猫のシルエットが 空駆けるよう 走り行くのを 横目に。
じゃあね、とも。またね、とも。 紡がぬままに 背を向けたまま。*]
(361) 2019/02/13(Wed) 23時頃
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あくま は
影に潜む 黒い男であり 子供を攫う フクロウであり 子供を袋に詰める 袋の男であり 時に 大人をも攫う かいぶつ
猫の牽く車に乗り どこからともなく 現れ あたまからぱっくりと 食べるかと思えば 何もせずに 見つめるだけでもある
(362) 2019/02/13(Wed) 23時半頃
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[ ぞる り ]
[ 影が さざめく ]
[どこの?][地上のどこでもない][水面でもない]
(363) 2019/02/13(Wed) 23時半頃
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[如何に白く澄んでいようとも かたまりなれば────影を断ち切ることは 出来ない。
それが くもり よどみ ねずみ色を纏ってしまうのであれば 猶更>>349]
[鈍雲の齎したるは 雨ばかりではなく。]
(364) 2019/02/13(Wed) 23時半頃
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[手が、伸びる。 地の手にあらず。人の手でもない。
“ それは 影があればどこからでも ” “ クローゼット? ベッド? 布団の中? ”
『 わるいこ の あしもとにだって 』 ]
(366) 2019/02/13(Wed) 23時半頃
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[雲の中 或いは 東洋の神の、足元。 影から 存在するすべての影から。 細長い 触腕じみた手が 空穿ち 其の身、その足。 とらえんと 伸ばされる。
ぐぱ り 影が 開いてしまえば 其の中に並び重なる幾つもの牙列が 食らおうと蠢くのだ。
影があれば どこからでも。 どこにでも。 それ は どこからともなく。 わるいこ の もとへと あらわれる。*]
(368) 2019/02/13(Wed) 23時半頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/02/13(Wed) 23時半頃
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[にゃあ][にゃあ][にゃあご]
[黒猫の影は小さく鳴いた。 見つけて>>407 見つけて>>423
それは ぐにゃりと形を変えた。
大型の悪魔 竜ですら滅さずにはおかないほどの光>>410 猫だった影は ひらたく 光を遮るように 伸びて行く。]
(430) 2019/02/14(Thu) 00時半頃
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[膨大な光は 影なぞ容易く食いちぎるけども。
おともだち を いたいいたい しないように それ は うぞうぞ もぐもぐ ひかりのかけらを つつみ くらおうと。蠢く。*]
(431) 2019/02/14(Thu) 00時半頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/02/14(Thu) 00時半頃
銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/02/14(Thu) 01時頃
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