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【人】 放蕩者 ホレーショー[消費される供物に、この供物を回復されなければ (60) 2013/06/17(Mon) 23時頃 |
[嘗て、彼女は禁術を行い
其れによって、左目の光と右目の視野を失った。
もう一つの可能性――誰かが救済すること。
たまたま、一緒の要請になっただけだ。
代償を負ってでも、彼女を救済する者はいないと
彼女は思う。
その必要はない、と。
しかし、もし救済されたのならば。
彼女は。]
[イアンが水を蹴り、彼女から離れていく
その音も、彼女にはもうよく聞こえない。
煩い位彼女の身体を叩く雨音も
今はもう遠くのことのように。]
【人】 放蕩者 ホレーショーへぇ。移動魔法か。そりゃ便利だ。 (72) 2013/06/18(Tue) 00時頃 |
【人】 放蕩者 ホレーショー[曲解する様な言葉を使い、動揺を煽るが、 (73) 2013/06/18(Tue) 00時頃 |
メモを貼った。
【人】 放蕩者 ホレーショー − ずっと前の昔語り − (80) 2013/06/18(Tue) 01時頃 |
【人】 放蕩者 ホレーショー『とても心優しい人達の祈りが起こした奇跡なんでしょう?』 (81) 2013/06/18(Tue) 01時頃 |
【人】 放蕩者 ホレーショー『あなたの手はとても優しい』 (82) 2013/06/18(Tue) 01時頃 |
【人】 放蕩者 ホレーショー[俺がその次に泣いたのは。 (83) 2013/06/18(Tue) 01時頃 |
【人】 放蕩者 ホレーショー……ここが…お前の来たがった場所だ。 (84) 2013/06/18(Tue) 01時頃 |
【人】 放蕩者 ホレーショー − 現在・広場 − (88) 2013/06/18(Tue) 01時半頃 |
メモを貼った。
【人】 放蕩者 ホレーショー − 広場 − (115) 2013/06/18(Tue) 22時頃 |
【人】 放蕩者 ホレーショー遅かれ…早かれ。 (116) 2013/06/18(Tue) 22時頃 |
【人】 放蕩者 ホレーショーああ。耳を傾けるな。迷うな。 (117) 2013/06/18(Tue) 22時頃 |
【人】 放蕩者 ホレーショーソフィアが出来る事か……。 (118) 2013/06/18(Tue) 22時頃 |
[私は思う。
笑顔とは
無表情よりもその感情を隠す表情だ、と。
彼女が常に笑みを浮かべているのは
その内にあるものを、覆い隠す為だ。
魔法使いには感情は、不要。
時に判断を鈍らせ、迷わせる。
魔法使いは、
いかなる場合も冷静で
冷酷でなければならない。
彼女は、そう考えている。
だから笑みを浮かべるのだ。
生贄にされている、この状況でさえ。]
[彼女が生贄にされ、発動した魔法は雷。
――光と音を伴う放電。
彼女は、雷の力を宿した矢尻を使っていたけれど。
私は、それだけが理由とは思えなかった。
光を失い、音によって生かされていた彼女。
そんな彼女の彼女の最期の魔法が雷だったことは。
きっと
偶然なのだろうけれど。]
メモを貼った。
【人】 放蕩者 ホレーショーじゃ、行くか。 (127) 2013/06/18(Tue) 22時半頃 |
【人】 放蕩者 ホレーショー[2人を探す途中、森の奥で膨れ上がる魔力に表情が険しくなる。 (128) 2013/06/18(Tue) 22時半頃 |
[…… 一つ、昔話をしよう。
長くて、それでいて、つまらない話だ。]
[彼女が、魔法使いになった頃だから
十数年前になるか。
彼女は、一人の魔法使いと出会った。
とある要請で同行するようにと言われた
所謂、相棒、と言う奴だ。
その魔法使いは、彼女より少し年上で
彼女より少し、長く魔法使いをしていた。]
[本名を忘れた、と。
彼女が告げた時、ならばと相棒が呼び名を与えた。
ツェツィーリヤ。
それは。その相棒の名を、
彼女が生まれたとされる国での呼び名に変えたもの。
相棒ならば同じ名が良いだろう、と。
笑う相棒に、彼女は小さな笑みと頷きを返した。
それ以来彼女は、相棒と行動をする時
ツェツィーリヤと名乗るようになった。]
【人】 放蕩者 ホレーショーヤバそうだな…。 (131) 2013/06/18(Tue) 23時頃 |
[昔から、彼女は魔法使いであろうとしていた。
彼女は相棒にもそれを求め、相棒はそれに頷いた。
どちらかが、瀕死になったのなら
迷わず『生贄』にすると。
何度共に要請に当たったのだろう。
自然と過ごす時間が多くなる。
互いにそれを苦とも思わなかった。
心地の好い関係だった。]
[二人で挑んだ、とある要請。
苦戦した。
魔法が尽きかけ、一つは壊れた。
そして、彼女の相棒は魔物の攻撃を受け、死に瀕した。
相棒は、約束通り、『生贄』になることを望む。
――しかし、その約束は破られた。]
[禁術を用い、彼女は相棒である魔法使いを救済する。
彼女の左目が最後に写したのは
相棒の、顔。
助けられた相棒は
代償を負った彼女を庇うように。
辛うじて魔物を倒した。
どうやってなのか、分からない。
ただ、相棒は必死だった。]
[その日の夜。
相棒は彼女に問うた。
どうして、救済したのか。
と。
其れに対し、
わからない。
と、彼女は答えた。]
[其れを聞いた相棒は、
謝罪の言葉を繰り返す彼女の手を握り
感謝の言葉を繰り返した。
彼女の左目が光を失った時の話だ。]
【人】 放蕩者 ホレーショー[ソフィアとコリーンの距離は近付いて行く。 (147) 2013/06/19(Wed) 00時頃 |
【人】 放蕩者 ホレーショーヤニク……。 (148) 2013/06/19(Wed) 00時頃 |
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