人狼議事


20 Junky in the Paradise

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視点:


メモを貼った。


見習い医師 スティーブンは、メモを貼った。

2010/07/13(Tue) 00時頃


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 見習い医師 スティーブン

─庭─

[びちゃびちゃと身体が縺れて
 吸い込まれていた水分が芝を濡らす。]

 〜あ、はははは!

 ざん、ざんねん、
 さんねんだ だあったねえええ!!

[目くらめっぽうにお互いの手を、あたるはずれる構わず相手にぶつける様は、まるで、餓鬼の喧嘩の様。]

 り、陸、陸で、でも、
 ば、ばけものは、
 動け、動けるんだよ!

[不思議そうに謂うヤニクの声に>>122
 まるで勝ち誇ったように歪んだ笑いを浮かべる。
>>125 顔を殴りつけた手には痺れるような衝撃があり]

(0) 2010/07/13(Tue) 00時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン


 どら、ドラゴン退治の騎士のま、まねでも
 したか、しかたったの?

 あ、あてがあたりが外れて、
 ざ、ざんね──ぎぴぎゅ!

[転がりまわっている間に、鼻に向けて強烈な一発。]


 〜〜〜〜っ〜!!!

[上乗りの姿勢で、上半身仰け反り、
 抑えた鼻からは鼻血が垂れた。]

(1) 2010/07/13(Tue) 00時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

 こ…、のッ!!!

[狂喜と怒りを交互に顔に漲らせて、
 服のポケットに、手を突っ込む。
 そこにあったのは──ぎんいろのフォーク。]



 し、ね 死ね 死ね 死ね えええ!!


[高く掲げたそれを、顔面目掛けて、振り下ろした。]

(2) 2010/07/13(Tue) 00時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

 おとな……大人しく

 大人しくし してなきゃ だ だめだよ
 じゃ、邪魔しないでよッ!

[ずぶ、と肉に割れた刃先が埋まる。
 "食べ物"が悲鳴を上げた気がした。
 噴出した赤が、顔に頬に掛かる。]

 ひ、ひとの、人のもの
 横から盗ってい、いこうとす
 するから、

 て、天罰だ、てて天罰がくだ、くだるんだ。

["天使様"と酩酊した女王に呼ばれた男は、
 赤いミートプディングに、何度も穴を掘る。]

(3) 2010/07/13(Tue) 00時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[人の顔のかたちをした食べ物にフォークを突き立てると
 ぷつん。と埋まっていたゼラチンが潰れ

 悲鳴が煩くて喉を裂く。]

 これ、これは
 こここれは、

 罰な、なんだよ

[ぶし。と繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し、
 地面も赤い土も、どこに当たろうと構わずに穴だらけにする。

 めちゃくちゃに殴ってきていたその手が力を失うまで。]

(4) 2010/07/13(Tue) 00時半頃

見習い医師 スティーブンは、メモを貼った。

2010/07/13(Tue) 00時半頃


見習い医師 スティーブンは、メモを貼った。

2010/07/13(Tue) 01時頃


 ――あーあ、死んでしまいましたね。

[動かなくなったヤニクを確認すると、女中は醒めた声で呟いた]

 天罰、ですって。
 貴方にも下ればいいのに。

[スティーブンを天使と呼び崇拝した記憶は既に遠い。
 今目の前に居る男は、単なる薬に溺れた殺人者でしかない]

 さて、これはお迎えするべきなのでしょうか?

[骸に視線を移し、口に出して自問するも、答えはあっさりと]

 ――いいわよね、もう女中の仕事なんてしなくても。

[ヤニクの方には興味を無くした様子で、踵を返すと、もう一つの殺人ショーの見物へと向かった**]


【人】 見習い医師 スティーブン

[刺して、引掻き、
 抉って、裂き
 貫いて、]

 は…


 はー…


 はー……

[──ぐじゃぐじゃになったそれを、
 眼鏡を置き忘れた素通しの黒い眼が見下ろす。]

(6) 2010/07/13(Tue) 01時頃

【人】 見習い医師 スティーブン


 や…やっと、

 い、──いい子に、な、なったね。



 か…、かえろう?

[動かず、濡れて重い身体を引き摺り──
 灯かりの燈る屋敷へ戻る。]

(7) 2010/07/13(Tue) 01時頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[動く気配のないヤニクを引き摺り、
 飛び出してきた窓に引き摺りあげようとするも
 その身体は、重く]


 あ、あとでね。
 ここで、ま、待ってて。

[考えた後で窓の下に寝かせて
 窓から室内に戻る。]

(9) 2010/07/13(Tue) 01時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

─大広間─

[広間に戻れば、赤が散り水がそこら中の床に撒かれた
 "さっきまで"と変わらない状態がそこにある。

 窓枠に重い身体で乗ったところで、
 悪友が自分の名前を呼んでいるように聞こえて]



 ど…どうしたの、へクター。

[ヤニクの身体から零れた真っ赤なジュースや、
 ひき肉で服を汚した、
 白と赤のまだら男は、目を瞬いた。]

(10) 2010/07/13(Tue) 01時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[どたりと床に下りて、きょろきょろと周りを見回す。]


 マ、マーゴ。

[名前を呼んで姿を探す。
 破れた白衣を赤く染めて、
 火は壁紙を燃やし]

 ね、ねえ…

 ぷ、プレゼントが、あ、あるんだよ。
 ま、マーゴ……

[媚を売るように笑い呼ばわって
 褒めてもらいたがるような姿は歪な児童の様]

(13) 2010/07/13(Tue) 02時頃

【人】 見習い医師 スティーブン


 マー、ゴ?

[うろうろと上を探していた目線は、
 崩れおれているその姿に気づくに遅れる。]


 ど、…どうし…、

[焼けた肌を晒し安い宝石のような硝子を埋めた肌
 かけより膝を突き、恐る恐る顔を覗こうとして]

 つ、つか、疲れちゃっ、た?
 ね、寝ちゃった?
 ま、マーゴ。ね、ねえ、起きて。

[最初は触れるも躊躇うようだった手が、失血した身体を揺する。流れ出していく赤は止まらない。]

(14) 2010/07/13(Tue) 02時頃

見習い医師 スティーブンは、メモを貼った。

2010/07/13(Tue) 02時頃


【人】 見習い医師 スティーブン

[ぐったりとした身体を抱き起こして、
 きょろきょろとあたりを見回す。
 足元の赤を見下ろして手に溜めて]


 マーゴ。

 の、飲む? な、何か。
 ねえ。

[赤い色をした液体を口許に運び、
 喉に、流し込む。相手の呼吸を考えない行為であれど
 ──拒否が聞こえないことに、安堵の表情。]

(15) 2010/07/13(Tue) 03時頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[あたりには、転がっているチェスの駒。
 可愛くてちいさい。
 彼女がくちづけたポーンの駒を摘み]

 おな、お腹減った……よ、よね。
 ご、ごめんね。

 き…気がきかなくて、
 
[薄く開いた、唇にゆっくりと押し込む。]

(16) 2010/07/13(Tue) 03時頃

【人】 見習い医師 スティーブン


 ちゃ、ちゃんと──
 て、天国に、
 つ…、連れてってあげるか、からね。

 だ、大丈夫。

[抱きしめて、黒い髪を撫ぜて
 拒絶のない柔らかい白い身体を味わう。]

 きみより、先に、
  ぼ…僕は、し、死んだり、しないから。

[かち。と床にやる手には硝子。]

(17) 2010/07/13(Tue) 03時頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[髪を撫ぜて繰り返し、耳元で囁く。
 やわらかい身体には力がない。

 相手を見れないまま、一方的な快感を求める様子は
 それはまるで、一人遊びのオナニーショウの様。

 喉元にチョーカーを贈るように
 濡れた硝子を、深く埋めた。]

 あ、あのね。

 だ、大好きだ、だから。

 う……、受け取ってほ、欲しいんだ。

[あ。と思い出したように、懐から取り出すのは
 布製の箱。二つ揃いの指輪。身体を支える手が離れて
 床に身体が倒れて、骨と床が当たる硬い音がして]

(18) 2010/07/13(Tue) 03時頃

【人】 見習い医師 スティーブン

 だから。


 これで、ぼ、僕の……だよ。

[受け取られなかった指輪。
 ずっと持ち続けられていた指輪。
 その小さい方を左手の薬指に押し込んで]



 ───あ、あいしてる。

[傷だらけの指に嵌められた指輪を見て
       ─── 男は、嬉しそうに*笑った*。]

(19) 2010/07/13(Tue) 03時半頃

見習い医師 スティーブンは、メモを貼った。

2010/07/13(Tue) 03時半頃


[冥い瞳が最期に映したのはヴェラではなく、
割れた窓の向こうに広がる光景。
ヤニクとスティーブンが向かいあう間には、
自分とサイラスが作り出したのに似る雰囲気]

 駄 目―――…

[伸ばす筈の手は動かない。
チを蹴り駆け出す筈の手は動かない。
声は誰かに届いただろうか?
混ざり合ったチを流しながら囁けば崩おれた]


[だくだくと血は留まらず流れ続けて意識が遠退く。
視界は暗くもう瞳には何も写らない]

 ―――…

[ヘクターの声がヴェラの声が…
スティーブンの声が遠く近く聴こえる。

応え様と戦慄いた口唇は微かに震えただろうか。
名を紡ぐはずの喉に流し込まれる―――…]


メモを貼った。


[ポーンの駒を押し込まれ舌の上につるりとした感触。
其れが温かいのか冷たいのかも既に判然としない。

間近で囁かれる耳慣れたスティーブンの声。
一度は怒れど結局は勘違いと誤解を正す事はないまま]

 ―――…

[既に喋る気力とてない。
其れでもポーンに口は塞がれ声を奪われる。

スティーブンの白衣を染めながら耳を傾ける言の葉は、
遠く近く寄せては返す潮騒にも似る子守唄]


[流れ過ぎた血のせいで既に感覚すら遠く、
ただスティーブンに抱かれ揺られ―――蕩揺う…

其処には吐息すらなく
其処には快楽すらなく
其処には只―――…

一度も囁かなかった想いは紡がぬまま、
紡ぐ筈の喉に深く深く贈られた硝子のチョーカー]

 …

[痛みはなくも残っていた繋がりが途絶え、
元より少なかった現実感が急速に薄れていく]


[床に落とされる身が受けた衝撃を感じる事もなく、
贈られる指輪の冷たさを感じる事もない。

ただ―――…

傷の全ては喉元から広がり刺青の如く白い肌に絡む茨と成り、
ゆらりとスティーブンを見下ろす影は―――ないていた]

[ ぱたり ]
 [ ほろり ]
[ ぽたり ]

 …莫迦ね

[我が身に起こった事を認識するより先に囁く。
スティーブンの髪を梳こうと伸ばす手]


 ぁ…

[黒い茨が絡む腕は微笑むスティーブンを擦り抜け、
初めて自分の身に起きた事を認識する。

反射的に慌てて引いて胸元で握り締める薬指にも、
贈られた指輪のかたちに黒い茨が巻きつく]


 …身体が欲しければ あげる

[所有権を主張するスティーブン。
赤を流し冷えてイク自分の肉体に興味はなく、
届かぬと想いながらも承諾の言葉を囁く]

 それにしても―――…

[辺りを見回せば広がる散々たる惨状。
自らも参加していたパーティーの在り様を前に、
呆れとも落胆ともつかない溜息をひとつ]

 派手ね


[我が身を抱く様に薬指に茨の絡む手は、
同じく黒い茨の這う逆の肩を抱き首を傾ける]

 ノーリーン?

[見知る姿を見止めるも女王と女中は重ならず、
呼ばわる声の語尾は意外そうに跳ねる。

けれど彼女も参加していたのは覚えている。
サイモンに差し出されたカクテルを受け取っていた]

 …叱れば良かったのに

[誰をと添えぬ言葉の半ばは自らへ向く響き。
従兄を探す様に首を捻ると黒髪と共に茨が*背に揺れた*]


メモを貼った。


[サイモンは、食堂の片隅にいた。膝を抱えて座り込み、顔を足に埋めるように俯かせていた。死によって酩酊から覚めた彼は、ただ、怯えていた。死の記憶に、死という現実に]

……サイモン。

[その前で立ち止まり、呼びかける。サイモンは揺れる瞳を向け、ホリー、と微かな声を返した]

サイモン。死んだのね。

[それは頭の何処かでわかっていた事だった]

私も、死んだの。
だから……ずっと一緒に、いられるわ。
ローラも探して……
ずっと、ずっと一緒に、いましょう?


[サイモンの頬に手を伸ばしながら言う。サイモンはじっと視線を向けたまま、頷く事はせず、だが首を横に振る事もしなかった。伸ばされた手を掴み、目を瞑る。消極的な受容。それは単に孤独と絶望と恐怖を和らげるためだったか。あるいは、歪んだ彼女の思いに、何かしら感ずるものがあったのか。
 実際がどうであれ――彼女は、幸福だった。
 サイモンの左隣に同じように膝を抱えて座る。その横顔を微笑んで見つめる。死の気配が濃くなる空間。己やサイモンのようが死者が増えまいと、彼女には関係のない事*だった*]


メモを貼った。


 逢えたんだ

[食堂の片隅で寄り添うホリーとサイモンを見れば、
大広間に立つまま声を掛けるともなく小さく呟く]

 ―――…

[独りはサミシイとスティーブンに零したサイモン。
ホリーと寄り添う従兄の前髪の奥の瞳のいろ。

刹那だけ視線を交わせば言葉もなく、
結局は声を掛けず近寄る事もしなかった]

 邪魔はしないわ

[緩く首を振り害意のないのを二人に示してから、
近寄らずも並び座る二人を静かに見詰める]


 …スキだらけ

[人の名前と顔を覚えるのが不得手な阿婆擦れが、
其の身を味わう事なく覚えた名前。

ホリーが女だからでも外見が少女だからでもなく、
従兄を想い恋する乙女の様だったから―――…]

 其れがホリーのアイ?

[傍らで膝を抱えるサイモンも独りではなく、
ホリーだけでなく彼も僅かながら寄り添って見える。

幸せそうなホリーを前に嘲るでもなく、
ただ純粋に興味深いのか不思議そうに問いかける]


[自分達の死を認識する二人の周辺は其れでも何処か、
未だ収束せぬらしき狂乱の宴からは遠い雰囲気]

 …

[従兄の手に飴色の箱から持ち出したキャンディを握らせ、
硝子片を掴みホリーの喉を裂いた自らの掌へ視線を落とす]

 なにコレ

[肌に絡む傷跡に気付けば手を返し茨を辿り腕へのぼる視線。
身を捻り身体を見回せば全身に絡むらしき茨。

一糸纏わぬ白い肢体には黒い茨が巻きついていた。
混ぜあわせたからか複雑に茨の絡む手を緩く握りしめる]


 死んだら終わりだと思ってたけど
 終わらないんだ

[自らの死を自覚はするも意識は確かにあって、
呟く声には落胆とも辟易とも似る溜息が混じる]

 ヤニクも死んじゃったのかな

[スティーブンがヤニクに何をしたのかは知らない。
ただ生前に見た光景を想えば誰に問うともなく呟く]

 如何してキたんだろ
 こう云うトコ 似合わない

[サイモンの悪友達とは随分と毛色が違う印象。
ヤニクの姿を探すともなく*周囲を見回した*]


メモを貼った。


[ふと、訪れたマーゴを見た。殺されたところを見たわけではなかったが、死人同士だからだろう、マーゴが死んでいるという事はすぐに知れた。マーゴに抱いていた敵意――サイモンを誘惑したと思い込んだもの――は今はほとんど覚えていなかったが]

……

[無意識下に残る余韻からか、少し表情を固くしてから]

――ええ。

[問い掛けられれば、改めて微笑を浮かべ、頷いた]

死んでも、こうして……ずっと、一緒なの。
サイモンだけが死んでいても……
……私だけが死んでいても、きっと、そうだったわ。

[応える声色は柔らかく。マーゴがサイモンに飴を握らせる様を見る。茨が巻き付いたその姿は、少々興味ありげに眺めて]


周囲の様子は、見るでもなく*見る*


見習い医師 スティーブンは、メモを貼った。

2010/07/13(Tue) 22時半頃


 生き別れても一緒なんだ…

[ホリーが垣間見たのは恐らく生前の記憶。
酩酊中の従兄を抱き寄せホリーの嫉妬心を煽った折、
従兄の手に握らせたあまいあまいキャンディ。

片方しか死なずも同じ結果に辿り着くらしき口振り。
露出度の高い服装が多かった生前より、
肢体への視線は別の意味で慣れもしているけれど]

 ホリーの首は如何なってるの?

[生前に硝子の破片で掻き切った喉元。
謝罪をする素振りはなく、
遠目には仔細まで見えず近づかずも覗く様に首を傾ける。

像を結んでから未だ歩かぬ傷の少ない筈の足元は、
黒い茨に絡め取られ床に根を張る如くに解け曖昧に。
身を捩ると肌に這う黒い茨も蠢く]


メモを貼った。


【人】 見習い医師 スティーブン

 ふ、


 … …あ は 。

[含み笑う。髪を梳き撫ぜる手は、丁寧に、
 ──人形を扱うよう。くつくつと肩が震える。]


 ふ ふふ。

[気分が高揚して、寒さも熱さにとり変わる。
 腕をぐいと引けば踊りにでも誘うよう。]

(20) 2010/07/13(Tue) 23時頃

 …っ?!

[息絶え冷えていく肉体が引かれると時を同じくして、
引き摺られる様に像がぶれる。
像は僅かばかり動きスティーブンとの距離は変わらない]

 …身体はあげるってば

[非難がかしく呟き距離を取ろうと身を捻るも、
足元の茨は絡みつき其の場から動けない。
眉根を寄せてスティーブンを見遣り口唇を尖らす]

 アタシはもう死んだのよ


【人】 見習い医師 スティーブン



 …… そんなところに這い蹲って、
 どうしたの、ヴェラ。

[ひどく満足げな、薄笑いを浮かべながら。
 今、ようやくそれ以外を見た、と、そんな調子で、
>>12 声を発する影に首を傾げる。]

 ああ……、薬なら。
 あっちに、たくさんあるじゃない。

[あっち。と指し示すのは、
 治療薬ではない薬が詰まった飴色の箱。]

(21) 2010/07/13(Tue) 23時頃

 ヴェラ…?

[スティーブンが呼ばわる名が誰のものか判らず、
声を掛ける方へ顔を向けると先程まで遊んでいた犬。
瀕死にも見える姿に記憶を手繰る。

酩酊中の記憶の何処までが確かかは定かでなく、
ただ振り下ろした硝子片が肉を裂いた感触は生生しい。
確かめる様に茨の絡む手指を握っては開く]


 …恋からは醒めたのかな

[結局はヴェラの想い人が誰だったのか判らない。
可哀想と評した彼を見詰めるも、
傷ついた姿への罪悪感らしきは見当たらない]

 もう少しだったのに

[自らの手で殺しきれなかった事にか、
自らを殺しきらなかった事にか、
何に対する言葉なのか小さく呟く]


【人】 見習い医師 スティーブン

["マーゴ"へ、にこにこと笑いかけて、
 ヴェラの動きが辛そうでも手助けはしない。]


 … ヴェラは、幸せじゃあないの?

[きょとんとして首を傾いで、
 眼鏡を置き忘れた素通しの目を眇める。
 相手がよくは見えない。]

 ああ……かえったら、
 眼鏡、新しくしなきゃ。

(23) 2010/07/14(Wed) 00時頃

 『幸せそうだな』

[ヴェラの言葉に傍のスティーブンを流し見遣り、
サイモンと寄り添うホリーとも似た印象に眉を潜める]


[眼鏡を新調すると云うスティーブン。
話題は余りにも日常的なのに、
彼の瞳は今も対象的に非日常的な世界を映す。
どんな風に写っているのか―――…]

 眼鏡より病院にでも駆け込めばイイのよ

[苛立ちよりは不貞腐れた感が滲む呟き。
自分を瀕死にした筈のヴェラは、
不在者の行方に思い当たらぬ様子に溜息をひとつ。
彼自身も早く処置をした方が良さそうに見える]


【人】 見習い医師 スティーブン

[首を傾げる様子を眺めて、
 腕の中を見下ろして
 笑いかけて]

 そっかあ。うん。
 いいね。
 いいね。

[ヴェラの返事に安心でもしたように、にこにこと笑う。
 動かないマーゴの髪を繰り返し撫ぜて]


 ああ。みんなは、……かえったよ。

 寝てるのもいるけど。

 ええ。
 コンタクト怖いじゃあない。
 目の中になんかいれるなんて。

(26) 2010/07/14(Wed) 00時半頃

 『かえったよ』

[スティーブンの言葉に還った筈のサイモンを見遣る。
ホリーと身を寄せ膝を抱える従兄の、
身を縮こめる姿は生前の痩躯よりも更に小さく見える]

 還れたのかな

 ホリーは幸せらしいしイイか


[かつて、彼女が悪魔と呼んだ、主の従妹。
 重傷を負っていた彼女は、スティーブンのプロポーズと同時に力尽きた。
 そして其処に現れるのは、黒き茨の絡み付いた娘]

 ――叱れば、ですか。

[掛けられた言葉を受け止める声は硬い]

 ご主人様を――そのご友人たちを矯正する権限など、私にはありませんから。
 それに。

[吐いた溜息は、空気を揺らす事無く消える]

 本当はもう、うんざりしていたのかもしれません――
 女中であり続ける、という事に。

[薬を飲んでも、その現実が変わる訳ではないと承知はしていたが。
 夢を見たい、という言葉は紛れもなく本音]


[視線を巡らせれば、サイモンと隣り合って座るホリーが見えた。
 傍らの主が何を思っているかは判然としないが、ホリーの表情は幸せそうで]

 ――良かったですね。

[死した者たちに向けるには不適切な言葉だったが。
 この空間で唯一真に幸福であると見える者らを、少しだけ表情を緩め見詰めた]


【人】 見習い医師 スティーブン

 アハハ。

 サイモン、あんまり整頓得意じゃなかったから。

[笑い声を立てる。]

 た、楽しいね。

 パーティ。

 こんなに清々しい気分は、
 ひ、久しぶりだ。

(27) 2010/07/14(Wed) 00時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

 もっと、

 ずっと、


 この楽しいパーティが、続けば、い、いいのに。

[そういって座ったまま、周りを見回す。
 騒ぐだけ騒いだ後の周囲は爽快なまでに散らかって]

 ね?

[流れているメロディは歪んで圧をもって
 耳と脳を押さえつける。それすらも心地よく]

(28) 2010/07/14(Wed) 00時半頃

……私の首。

私の首は……

[マーゴに言われて触れた首に、傷はない。死を経て酩酊から覚めたように、最期の痕跡は消え失せている。それでも、触れるとずきりと痛むような気がした。つられてマーゴを、己を殺した人物を見たが、その瞳に恨みや憎しみの色はなかった。
 与えられた死によって、サイモンに再び会えたがために。共に永き時を享受できるようになったがために]

……ローラは、何処に行ったのかしら。

[ぽつりと、思い出したように呟いた。生前常に抱いていたそのぬいぐるみは、今は彼女の傍に存在しない。己の体と共に焼かれたもの。魂を持たないはずのそれは、「此方」の何処にもないのだろうが――もしかしたら、という、夢見る子供のような思いがあって]


 他に思いつかなかったんだけどな
 サイモンを叱れるヒト
 叱るにも権限が必要なんだ…

[好き勝手に振舞う阿婆擦れにはない感覚。
立場を弁えるらしき常識的なノーリーンの弁は、
生前より知る彼女と重なりぶれは少ない]

 女中じゃないノーリーン?

[硬い声に相変わらず女王と女中は重ならず、
ノーリーンの方を向いてまぢまぢと見詰める間。
女中の仮面を剥いだ彼女の想像はつかない]

 死んでしまえば女中もないか

[ホリーに声を掛けるノーリーンの言葉。
夢を求め主に従った女中。
漸く女中ではなくなった彼女に同じ言葉を掛けず]


ねえ、一緒にローラを捜しましょう?
ローラがまだいるなら、きっとサイモンに会いたがっているわ。
もし、いなくなっていたら……
それでも、お別れを言わないといけないもの。

[お出かけに誘うような明るい口振りでサイモンに言い、その腕を引いた。サイモンは少し迷いながらも小さく頷いた。それからふらりと立ち上がる。マーゴの呟きとノーリーンの言葉に笑みを向けてから、サイモンと手を繋ぎ、何処かに歩いて*いって*]


メモを貼った。


 傷が残らなくてよかった

[ホリーの首筋を見て瞳を細める。
安堵までは滲まずも声音は微かに嬉しげに響く]

 ローラ?
 そんなヒトも着てたの?

[ホリーの探す先が人形とは知らず、
辺りを見回せど其れらしき人影は見当たらない]


 ――そうですか。

[マーゴの言葉に、ちくりと胸に刺さる物があって。
 思わずかつての主の方を向き]

 私がきちんと止めて差し上げたなら――
 より良い未来が訪れていたのでしょうか?

[主の表情はやはりわからず、この結末にどのような思いを抱いているかは伝わって来ない]

 ――後悔、しても仕方がないのでしょうけれどね。
 ええ、漸く――自由になれたのですし。

[マーゴの言葉を受けて再確認するように呟く。
 ある意味では望みが叶ったとも言えるはずだが、その言葉に喜びは薄い]


【人】 見習い医師 スティーブン


 し、幸せだよ。ま、マーゴも。
 き…決まってる。 

[床すわりで手を繋いでみたりはしても、
 黒髪の娘の目は、男を見ない。]


 …たぶん。

[だからか。むくれて言い返す声には少し不安が混じる。
 周りを見回せば、蹴り壊されたっきり、
 ずっと、止まったままの時計。]

(31) 2010/07/14(Wed) 01時頃

双生児 ホリーがサイモンと連れ立って何処かへ向かう背を見送るともなく見詰め―――…


……痛い……。


[サイモンの手を引き、何処かへ歩いて行くホリー。
 一瞬だけこちらを振り向いた、その顔は笑顔。
 ローラの行方はわからぬものの、彼女の表情には希望が見て取れた]

 私には――何も残りませんでしたね。

[ぽつり呟くと、未だ現実と夢の狭間を彷徨う者らに視線を向ける。
 せめて、その行く先を見届けようというように**]


 イイか悪いかなんて自分次第じゃない
 女中を辞めたかったノーリーンは

 どんな未来が―――欲しかったの?

[サイモンへと視線を向けていたノーリーン。
自由を手にした筈の彼女は満たされては見えない]

 一度もお礼 いったコトなかったっけ

 お爺ちゃんのコトもだけど…
 サイモンはきっと
 アナタがいて呉れた分だけ孤独ではなかったから

 だから―――ありがと


メモを貼った。


何も残らぬと零す元女中へ初めて謝辞らしい謝辞を紡いだ。


[殴られた体のあちこちが痛かった

数え切れぬほどに、刺された顔が痛かった

訳の分からぬ怒りをぶつけられたのが痛かった]


   う  うぅ   ……

[──blackout]


【人】 見習い医師 スティーブン

 え。

[お開き。とその言葉に眉を下げた。
 寂しがるような顔。]

 ………。でも、今、サイモン、いないから。

[周りを見回さずにやけにはっきりした口調で言う。
 黒い目は、壊れた時計を映して]

 時間──とめちゃえば、


 ずっと、このまま、パーティの時間だよ。

[狂ったアリスのお茶会みたいに騒々しくばからしく、
 ずっとみんなで騒いで、楽しいパーティ。]

(32) 2010/07/14(Wed) 01時頃

 アタシが幸せ?
 成仏出来たら幸せかもね

[茨は身に絡みスティーブンの傍を離れる事も叶わず、
腹立ち紛れに聴こえぬであろうスティーブンへ呟く。

何も映さぬ肉体の瞳とは別に結ぶ像の流す眼差しは、
生前と変わらず苛立ちを隠さぬ棘が覗く]


  『…いいわよね、もう……』

   『身体が欲しければ──』


 『ずっと、ずっと一緒に、いましょう?』


[聞き覚えのある声、記憶にない声

幾人かの言葉が途切れ途切れに頭に流れ込んで──]


潰されていたはずの目を開いた。


 留められる訳ないじゃない

[スティーブンの言葉にざわりと茨が蠢く。
眉を顰めど逸らせぬ視線に顔を背けた]


 スティーブンとはもう別れたわよ!

[背けた顔の方にはヴェラの姿。
絡めとられ動けぬままに声を荒げ抗議するも、
彼にも自分の声が届く筈もなく]

 冗談じゃない
 何でアタシがスティーブンと…

[幾ら言葉を重ねようと届かず、
幾ら否定しようと動けず、
苛立ちに尖らせた口唇へ親指を添えツメを齧る]


 …?

[生前に感じていた気配とは別の感覚だろうか。
ざわりと掌が疼いて手を握り、
誰かが動き出すらしき気配に辺りを見回す]

 ヤニク…?


【人】 見習い医師 スティーブン

 ま、マーゴは、…もともと、
 や、やさしいよ。

 拗ねるなんて、そ、…そんなことな、ないよ。

[眉根を寄せて、抱いている身体を、
 ヴェラからあわてて隠すようにする。
 ばたばたと白衣を脱いで、肌にかぶせ]

 サ、サイモンなら。

 …あ、あっちで、ホリーとでも、
 い、一緒にいるんじゃあない?

[あっち。がどこなのかは言わずに]

(34) 2010/07/14(Wed) 01時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[続く言葉には 自分の薬指の指輪を見下ろし
 へらりと笑う。ここにいる限りは、きっと幸せ。]



 …… ヴェラは、かえりたいの?

[だからか。帰る。と言った言葉には、
 ごく不思議そうに相手を見上げた。]

(35) 2010/07/14(Wed) 01時半頃

……?

何が一体どうなっているのかナ……。


[ついさっき、ぼろぼろにされたような記憶があるのだが

痛みは消えている。]

[焼け焦げた白衣の男が、マーゴを抱きかかえているのが見えて─ヴェラにからかわれている様子だ─、
マーゴが衣服を身につけていないのに気付いて]

何かかけてあげたらいいのに……。

[そうつぶやいた時、名前を呼ばれた気がした。]

[見回すと、そこにも黒髪の娘がいて──]

……マーゴ?


【人】 見習い医師 スティーブン

[首を傾げて、周りを見回す。ぐちゃぐちゃの色彩と
 どろどろの世界。火が遊び、床は汚れて
 眠りこけて沈んでいる人間が何人もそこここに。]


 … 合図………

[ぼんやりと天井を見上げる。
 警察の鳴らすサイレンのような音が──遠く聞こえた気がして
 眉を潜めた。]

(36) 2010/07/14(Wed) 01時半頃

 きゃ

[スティーブンの動きに合わせてぶれる像。
よろめくでもなく距離を違えず再びスティーブンの傍。
白衣を被せられた肉体を恨みがましく見遣る]

 もう…なんなのよ

 そう
 拗ねてなんかない
 怒ってるだけ

[不自由さに苛立ちは募り吐き捨てる様に呟く。
けれどスティーブンがサイモンの行く先を語るのには、
ホリーと共に連れ立って向かった先へ視線を流す]

 ホリーと一緒
 サイモンは独りじゃない


 『何かかけてあげたらいいのに…』

[ヤニクの言葉は誰に向いている訳でもなく、
ただの呟きめいた響きに聴こえる。

名を紡げば此方へと顔を向けたヤニクは、
矢張り同じく全裸に黒い茨の絡む姿を見たか]

 やっぱり ヤニクも死んじゃったんだ

[恐らくはスティーブンであろうと予想は出来ても、
既に事きれかけていたから状況は知らない]


さすらい人 ヤニクの視線を受け、何処か困った様な面持ち。


[スティーヴンの腕の中のマーゴ─白衣がかけられてほっとする─と、彼の傍らにいるマーゴ。

声をかけてくれたのはどちらだろう?彼らの方に歩み寄っていった。]


[白衣を羽織る身体を見て何処か安堵めく様子に、
面持ちはとうとう困った微笑みを浮かべる]

 何でこんなトコ着ちゃったの
 ヤニクは壊れなくてもキレイだったのに

 全然 似合わない

[此処で出逢った幾人かのサイモンの悪友等を知るから、
毛色の違うヤニクの在る事を厭わずも惜しむ響き]


『やっぱり ヤニクも死んじゃったんだ』

[マーゴの言葉に一瞬体の動きが止まる]


──まあ、死んじゃうよね。あんな事されたラ─。

それ、どうしたの?

[苦笑いしつつ相手に問いかけたのは、戒めのような黒い荊の事。]


【人】 見習い医師 スティーブン

[細やかな表情の変化には眼鏡のない視力では気づけないけれど、
 近づいてくることは特に嫌がる様子もない。]

 うん。仲良く、してればいいけど。

[そう頷いて]

 へえ……

 解剖は、僕は、
 そんなに好きじゃなかった、か、から。

 何が好いの?

[単純な興味で聞いている世間話の風。
 指で隠した白い腹をたどる。
 想像のなかで、割り開きでもするみたいに。]

(39) 2010/07/14(Wed) 02時頃

ルーク・*******さんっテ知っているかい?

本当は、あの人が招待状を貰っていたんダ。都合が悪くなったルーカスさんの代わりなんだよ、僕ハ。


[荊の戒めは痛かったり苦しかったりするのではないだろうか。
取れないものか触ってみようと手を伸ばした。]


 ン…

[苦笑いで自らの死を語るヤニクを見詰めて、
何をも囁かぬまでも雄弁に口唇は尖る。

問われれば我が身を見下ろし、
思案気に傾げてから小さく首を振る]

 判んないけど
 スティーブンから離れられないの


【人】 見習い医師 スティーブン

[無遠慮に覗き込まれると、むっとした顔をする。]



 僕は、マーゴと行くところがあるか、から。

 いいんだ。

[盗られないように、警戒するように、
 マーゴを抱いている手に力を込める。]

(40) 2010/07/14(Wed) 02時頃

 ルーク? ルーカス…
 あの矢鱈と気障なヒトかな

[記憶が曖昧なのはさして相手に興味がなかった故。
代理にヤニクを選んだ人物の記憶は朧気]

 どんなパーティーかも知らなかったんだっけ

[サイモンの悪友にしてみればほんの悪戯心かも知れず、
溜息交じりに呟けど恨み言を零すでもなく。

伸ばされる手に気付いて瞬けど厭わず。
触れれば其れは刺青と変わらず熱も何もないだろう]

 ン…別にいたくはないの
 ただ 動けないだけ

[酩酊中の生前と同じく肌がざわつく様な感覚だけ。
ヤニクが触れれば茨はざわりと蠢いただろう]


[荊に触れた瞬間、指先に強烈な熱さを感じた。]


!!
大丈夫?熱くなかった?


貴女は大丈夫なのか…。

[熱を感じたのは自分だけらしいのには安心したが。]

なにもできないね。

[ごめんなさい、と言って軽く頭を*下げた*。]


メモを貼った。


 ヤニクは熱いの?
 アタシは何ともないけど

[引き摺られ戻り切れない像は未だ酩酊中の身に似る。
感覚が確かなら今も痛みと熱があるのかも知れない]

 ―――大丈夫?

[問われたのと同じ事を問いかえして手を伸ばしかけ、
触れれば熱いかとヤニクに触れる前に手は留まる]


頭を下げるヤニクを見詰め不思議そうに瞬く。


【人】 見習い医師 スティーブン

[ヴェラの指が服に赤い玉で筋を引いていく。
 知識としては頭の中にあり、
 辿っていく手を見る目は、
 医学書を読んでいるのと同じ目をして]


 これは、ま、マーゴだから、
 だ、だめだよ。

 もう、ぼ、僕のだ、だから。

[けれど、希望には、身勝手な物言いで、
 ヴェラを睨み付ける。]

 あ、あっちの向こうに、
 別のが、転がってるじゃ、じゃない。

[指差すのは窓の方。ヤニクを"置いた"あたりを指差す。]

(43) 2010/07/14(Wed) 02時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン



 た、試すんなら──あとで、ちゃんと縫合してよ?
 う、動けないと困るし、痛いのも、やだ。

 麻酔かけてね。

(44) 2010/07/14(Wed) 02時半頃

[誰かに助けを求める事は殆どの場合なくて、
何かをして呉れようとした事が意外そうな面持ち]

 …ヤニクが謝る事じゃないでしょう?

[謝罪に困惑し伸ばし掛け留まっていた手指は、
ヤニクの前髪に遠慮がちに触れ微かに揺らす]

 変なヒト


見習い医師 スティーブンは、でもマーゴはだめだよ。と彼女が何も言わないのをいいことに、怒ったように言い募る。

2010/07/14(Wed) 02時半頃


面持ちを和らげたのも束の間、スティーブンとヴェラの会話に眉を潜める。


 そんなの…冗談じゃないわ

[何に対してか少なくとも自分の肉体など見もせず、
苛苛と腹立たしげに呟くのは口の中]

 ヤニク…

[髪を揺らした手を彼の前へ差し出す。
掌には混じりあった傷跡の名残の茨]

 引っ張って呉れない?
 熱くて無理かな


 開こうが閉じようが
 どうせもうボロボロじゃない

[自分の肉体に対する執着など皆無な様子。
身体は承諾をしたから所有権の主張に抗議はせずも、
身体を護るスティーブンを冷ややかに見遣る]

 其れはもうアタシじゃないわ


【人】 見習い医師 スティーブン


 マーゴはだめ。

[言い切って、あきらめる様子に、
 うんうん。と頷く。]

 ぼろぼろにしちゃったから
 き、切るのも大変かもしれないけど──

 縫う練習も、す、するんじゃないの?

[不思議そうに首を傾げて]

 ぼく、あれ、
 上手く、繕えたことないけど。

(46) 2010/07/14(Wed) 03時頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[歩いていく背中に、
 何の気なしに手を振る。]

 ねえ。


 ──本当に、かえるの?

[もう一度尋ねて]

(47) 2010/07/14(Wed) 03時頃

【人】 見習い医師 スティーブン




 …… へクターは、どうする?

[もうひとり、悪友にも、
 この後を尋ねて──*首を傾けた*。]

(48) 2010/07/14(Wed) 03時頃

見習い医師 スティーブンは、メモを貼った。

2010/07/14(Wed) 03時頃


[スティーブンへと向ける棘のある物言いに、
ヤニクはどんな顔をしていたか。
緩やかに向き直り再び手を差し出す]

 お願い ヤニク
 ひとりでは―――*動けないの*


メモを貼った。


[ヤニクの助けを借り木の根が大地から抜ける如く、
ずるりと白い肌から黒い茨が抜けおちていく。

引き絞られ軋む身は生前の様な痛みを感じずも、
全く別の痛みに瞳を見開いて握る手に力を籠める]

 …っ

[引き抜かれる白い脚が現れ立つ頃には、
ぶちりと千切れ喉元にチョーカーの様に残る茨。

指輪の如く茨の絡んでいた薬指は、
何時の間にか指ごとおちて手指の一本が欠けた]

 ふ ゥ
 ありがと ヤニク

[助けを借りたヤニクの手は大丈夫かと、
握り締めていた手を緩め彼の腕を引き寄せ覗き込む]


 …ヤニクをこんな目に合わせたの
 きっとスティーブンでしょ?

 アナタが殺されたのアタシのせい
 アタシとシたらスティーブンが妬くの予想は出来たし
 何よりアタシ留めなかったから

[ヤニクの手首をなぞる手指はとまり顔をあげ見詰めて、
目を逸らしてしまわぬ様に眩しそうに瞳を細める]

 でも ヘクターでもサイラスでもなく
 ヤニクを殺すんだから

 スティーブンも勘だけは働くのかな


 スティーブンってね…
 他人の顔色ばかり伺うのにヒトのコト判らなくて
 全然 冴えなくて
 何をさせても要領が悪くて

 でもあのヒト 純粋で真っ直ぐなの

[再びヤニクの手首を労わる様に撫ぜながら零す。
苦笑と云うには今にも泣き出しそうな幽かな笑み]

 スティーブンを独りにするの心配で
 動けなくてもイイって何処かで想ってたけど
 やっぱり駄目みたい
 だってあのヒト…―――

              今もアタシを見てない

[此処にある像でない肉体を抱いているからではなく、
生死に関わらずスティーブンの見る世界との距離]


 誰が如何なろうと構わなかったし
 全部壊れてしまえばイイと想ったのに

 ヤニクが此処にいるの

            ―――全然 似合わない

[生前にそうした様に触れていたヤニク手へと、
薬指の欠けた手指を絡め繋いでゆらりと揺らす]

 アナタならほんと天国にいけそう

[繋いだ手を解き惜しむ態でヤニクの掌から、
指先へと辿りなぞりゆく手指]

 同じポーンなのにね


[あんなに鮮やかに見えていた筈の世界。
古い映画の様にモノトーンになってしまえば、
赤は黒に見え―――白と黒のコマおくり]

 Tu es blanc. Et....

              Je suis rouge.

[そっと囁き終える頃には触れていた手も放れる。
血とワインと焔の赤に彩られた黒い世界。
彼だけが白く見えたのもまた酩酊故の*錯覚か*]


メモを貼った。


メモを貼った。


 私が欲しかった――未来?

[マーゴに問われて瞬く。
 おぼろげに思い出す、女王として振る舞っていた自分。
 しかし、望んでいたのはそれではなくて――]

 そう、ですね……。
 私はただ、誰とでも普通に接する事の出来る――そういう、「普通」が欲しかったのかもしれません。
 私はずっと、誰かの所有物だと思って、生きて来ましたから。

[女中は余り過去を語らない。
 ただし、如何なる時も屋敷を離れぬ彼女に帰る場所がない事は、長く屋敷に関わっている者なら勘付いている者も居たかもしれない]


[その女中に、主の従妹が紡いだ、謝辞の言葉。
 女中は目を見開いて]

 ご主人、様が?
 ――いえ、礼を言うのは、きっと私の方です。
 私もきっと――此処に居られて、孤独ではなかったのですから。

[歳の近しい主を、友人と思う事は終ぞなかったが。
 親しみを感じていなかった訳ではなく。
 何処かに姿を消した主人を思い、女中はしばし瞑目した]


だって……。

[そんな力なんてありはしないのはわかっているのに、何かできるかと一瞬でも思ってしまって。]

[髪にそっと触れるマーゴの手は優しい]

『そんなの…冗談じゃないわ』

どうかしたの?
あの人たちが何カ?

[マーゴの語気には苛立ちが滲み、眉は顰められている]


『其れはもうアタシじゃないわ』

[言葉の向かう先は、恐らくは彼女の亡骸を抱く男─彼女が炎の中から助け出した男でもある─。]


[二重映しになる、死せる者と生ける者の光景。
 其処には先程、スティーブンにこちらへと送られた青年の姿もあった]

 ――――

[先程は冷たい視線で見詰めていた彼の死。
 しかし、屋敷を訪れた時の彼の様子を思えば、微かな後悔が胸を過ぎった]

 私が、止められていたなら――か。

[今となってはどうする事も出来ず、ただマーゴとのやりとりを見詰めている]


[差し伸べられた手を取って、マーゴの荊からの脱出を手伝う。]


あれ?今ハ……

[さっき灼熱の棘を刺してきたはずの荊は、今度はぬるくすらない。
気をつけるのは棘だけだ。
手を取り、肩を掴んで荊の戒めの外へと。]

痛くテ我慢できなかったら、言ってね、マーゴ。


見習い医師 スティーブンは、メモを貼った。

2010/07/14(Wed) 22時半頃


……あァ、大丈夫だったヨ。痛くも熱くもなかったんだ。心配はいらないかラ。

[荊から抜け出す事のできたマーゴが自分の手を取って、何事もなかったかと裏表をひっくり返さんばかりに見ている。]



[そのままでマーゴが語り始めたのは、とある不器用な青年の話。]


【人】 見習い医師 スティーブン

[マーゴに被せた白い服は返り血に染まり赤く。
 床に座ったまま、眼鏡のない、
 暗い黒い眼が、問いにきょとりと瞬く。]


 ううん。

[疑問ではなく、
 否定に首を横に振る。]




      ────死んでるよ?

 殺したんだもの。
 当たり前じゃない。

[何を当然の事を、と。そんな調子で震えるへクターへ
 暗い黒い穴のような目を向けて、首を傾けた。]

(55) 2010/07/14(Wed) 23時頃

【人】 見習い医師 スティーブン


 約束してたのに……破ろうとするから、
 どうしたらいいのかわからなくて

[へら、と笑う。]

 でも、

 やわらかいし
 怒らないから


 …… 最初からこうすれば良かったかなあ……

[しゃべってくれないのが残念だけど。と、
 少し不満そうにしている男は、
 いつもどおり過ぎて──正気に見えない。]

(56) 2010/07/14(Wed) 23時頃

[──いつしか、繋がれていた手は離れてしまっていた。

自分の手からマーゴの顔へと視線を移す。]

そういえばあの人には、「邪魔するな」、「盗るな」って何回も言われたんダ。あの時ハ、何の事だかわからなかったけど─

──あの人の傍にいる気がないのなら、これからマーゴは何処にいるつもりなノ?

[離された彼女の手に向かって、手を伸ばした。

一人でいて欲しくない  願わくば、傍にいて欲しい]


【人】 見習い医師 スティーブン

[さっきまで楽しそうに笑っていたのに、
 悪友は、不意に──スティーブンにとっては、不意に。
 青くなって逃げようとする]

 好きだ、って、何回も言ったのに
 …… たたくんだよ。

[問いに頬を押さえて、マーゴを見下ろす顔は
 頬の痛みを思い出すようにしかめられ]

 ……へクターもヤニクも、
 何、幻覚…見てるの?

 僕は最初から、僕なのに……
 

(60) 2010/07/14(Wed) 23時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン






 ──どこいくの?

[不満そうに顔をしかめて。
 逃げる男を追いかけようと、マーゴから手を離して、
 立ち上がればそこで、時計が鳴り響きだした。]

 あれ。

(61) 2010/07/14(Wed) 23時半頃

 邪魔してるのは何時だって自分なのにね
 ほんと莫迦なんだから

[スティーブンの言葉を聴けば呆れて呟くも、
問いにはヤニクを見詰めて瞬く]

 アタシ? ふふっ
 悪魔に天国は似合わないでしょう?

 女王様の犬とは遊び足りなかったし
 冥府の犬と遊びにいこうかな

[云うも冥府が何処に在るのか知る筈はなく、
伸ばされる手に気づけば手指を伸ばして触れる]

 心配して呉れるの?
 ほんと変なヒト


【人】 見習い医師 スティーブン

[ヴェラがぼそりとつぶやくのにも、
 不思議そうに首をかしげる。
 悲鳴が上がるのも、音楽の一部の様。]


 さっきまで、

 二人とも

 同じことして

 同じもの見てたのに。


[壊れた時計。燃えた壁、焼かれた肉。
 壊れた身体。ぶちまけられた胃の中身。
 そこら中に散らばっている赤い血液。]

(63) 2010/07/14(Wed) 23時半頃

メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


 そろそろお開き、でしょうか?

[正気に戻りつつある――或いは、元々正常ではなかった――面々を見ながらぽつりと呟く。
 視線は悲鳴を上げる男の――最期に見た記憶のある男の行く先を追った]


[狂った様に鳴り響く柱時計の音。
まるで澱んだ時が一気に流れ出すかの様に、
溢れかえる時の氾濫が齎す混乱]

 キレイだわ
 とても キレイ

 ホウカイの音が聴こえる
 壊れて イク

[ノーリーンの呟きは恐らく予想通りなのだろう。
残る人間は少なく時は動き出したのだから]

 最後は華やかだといいのに


あの人ハ──どうなるんだろう?

[生者たちの混乱と恐慌─一因は自分の死体にもあったりするのだが─を見つめながら呟いた言葉は、マーゴに向けられたのか否か。]

[触れた手をそっと、けれどしっかりと繋いだ。自分の意志でこの手を離すつもりはなく。]


 そうですね。
 永遠に、傷痕として残るなら。
 ――きっと、消えてしまった方が。

[マーゴの言葉を耳にして、それに返すともなく呟いた]


【人】 見習い医師 スティーブン


 女王様を蹴ってたのも?
 犬だったのも?

 覚えてないの?


 … … 虫はもう大丈夫?

[ふらふらとしているヴェラを見やり
 ただ、首を傾げて、
 走り回るへクターをぼんやりと見ている。]

(66) 2010/07/14(Wed) 23時半頃

何もかも、終わってしまう?

[3人の生者をただ見ているしかできぬまま。]


[繋がれた手を見て三度瞬くも解く事はなく、
ヤニクの言葉に喧騒の方へと顔を向ける]

 また誰か来るんじゃないかな
 だってみんな未だ醒め切ってないみたい

 スティーブンがこないとイイけど

[呟きはスティーブンの死を願わぬからなのか、
彼との再会を望まぬからなのかも曖昧]


 ヘクター辺りは既に傷がいたそう

[ 脅え ]
 [ 逃げ ]
[ 惑う ]

 カラダは一番無事っぽいのに

[ノーリーンの言葉に返すともなく、
ヘクターの様子を眺めて呟く]


【人】 見習い医師 スティーブン

[疑問に猫背の男は、酔っ払いが記憶を手繰るように
 指を、ひとつひとつ──ゆっくりと折りまげる。]

 いち、にぃ……さん……、…

[そこまで数えて、途中でやめ、
 床で"寝ている"ものを見まわす。]

 

 … それじゃ、数が、あわないね。

[見下ろした手のひらは殴ったときにか、
 赤くなっている。]

 大丈夫、へクター?
 顔色悪いよ?

(70) 2010/07/15(Thu) 00時頃

 アタシを殺したのはスティーブンだけど…
 可能にさせたのはアナタなのに

                 忘れちゃったの?

[スティーブンが穿った痕の他に傷痕はないけれど、
ヴェラに首を締められた事も今は覚えている。
聴こえぬ声を囁く声音は酷く優しくて微かに愉しげ]


 ヤニクは―――終わらない方がイイ?

[生きる者達を見て零されるヤニクの言葉に、
ゆらりと首を傾けて彼を見詰めた]


【人】 見習い医師 スティーブン



 おなじこと?

[疑問に返り血のシャワーを浴びた男は、
 床を見回して、壊れた時計を見て
 背中から"折れた"ように見える身体を見て
 首を傾げた。]



     ─── 覚えてないの?

[そこにいる二人に、黒い眼はたずねる。]

(73) 2010/07/15(Thu) 00時頃

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