人狼議事


255 【RP村】―汝、贖物を差し出し給え―

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[記憶のわたしと、身体のわたし。
どちらも“本当のわたし”ではなく、新しいわたしであると、ブローリンは言った。

『他人の手が加わったなら、もう同じでは居られない』とも。

本来不干渉であるはずの記憶を、他の者に奪われる。
だから人間はショクを恐れるし、排除しようとする]


 相容れることなんてできない、ね。


[その言葉は、憎しみに溢れてもよいはずのもの。
相容れることなどできないから、ショクを排除すると、怒りなどに満ちていてよいはずのものなのに、
ブローリンは、泣きそうな顔をして笑っていた]


 ……そっか。
 


[走り回るジルエットを見つめる。
ブローリンが捕まったら、彼はどうなるのだろうか]


 ……あなたの名前も、ジルエットの名前も。
 知らなきゃ、よかったなぁ。


[ぽつりとつぶやく。
手のひらを見つめて、握ったり、開いたり。
……あの時感じた違和感の正体は、やはり、と思う]


 ね。
 もう一度、私の頭を撫でてくれませんかぁ?


[そう頼んで、彼に撫ぜてもらう。
もししてくれなかったのなら、こちらから彼の手を取るだろう]




 ……やっぱり、違うなぁ。


[ははは、と諦めたような顔で笑った。
違う。何が、とは言えないけれど、彼は確実に、違う。
そしてその違いは、きっと……]


 もし、ブローリンが捕まったら。
 ジルエットは、ラルフに預ければいい?


[あるいは。
もし、ラルフ“も”ショクであったのなら。

……そこまで考えるのは、今は辞めておこう*]


【人】 採集人 ブローリン

―皆既月食の夜―


[彼女の反応はどうだっただろう。
 自分は、なんと返したのだっけ。

 幾つかの会話の後、彼女は、どうしただろう―― ?]




            …… 裏道をね。 探したいな、と思うのは。


[会話が途切れた頃に、ぼんやりと、話しはじめる。
 顕になった青い目は、ただ諦観じみた色を湛えて、緩やかに細められた。]

(0) 2016/10/10(Mon) 00時半頃

【人】 採集人 ブローリン





        < 俺が、ショクだからだよ。>



                      < ―― 御免ね >


[それは、人の耳には届かない言葉。
 薄く浮かんだ微笑みを、彼女はどういう面持ちで見つめただろうか。]

(1) 2016/10/10(Mon) 00時半頃

【人】 採集人 ブローリン





      ……失くしたくない、 記憶があるからさ。 

[ 摂った"食事"の顔は忘れない。だから、人の顔を、忘れるわけにはいかない。
 それは汚い保身であり、自己満足であり、ある意味で、祈りでもある。

   青い目を静かに閉じる。
    視線が合わされば、"食事"の時間だ。

  薄く靄がかかったような感覚の後、静かに眠りに落ちて――……彼女の"どこか"が、ひとつ、失われている。*]

(2) 2016/10/10(Mon) 00時半頃

  ― 昨晩・大広間 ―

[ブローリンの部屋から出て、大広間へと向かった。
月食の時だけ咲く薔薇を見るためだ。


大広間には、他にも薔薇を見る人間がいただろうか?
テーブルの上の薔薇は、月が陰るにつれて綻び、
あたりが真っ暗になるころには――美しく、花開いていた。

可憐に綻ぶ花弁。
茎に潜む狂暴な棘。

それらに見惚れて、夜を過ごした。

昨日は誰もいなくなるくらいまでずっと大広間で薔薇を見ていて、
そしてようやく腰を上げ、部屋に戻る前――]


 




[―― 投書箱に、投書をした]




 


[書いた名前は、もちろんブローリン。
彼の頬に初めて触れた時に感じた違和感。

そして、昨日の会話。

彼をショクだと、わたしにははっきりと分かっていた*]


採集人 ブローリンは、メモを貼った。

2016/10/10(Mon) 01時頃


【人】 採集人 ブローリン

[力の抜けた少女の身体を運びながら、回り続ける思考の中心にとある言葉が埋まっている。

 周囲に人の気配は感じられない。
 ベッドの上に横たえて、顔にかかった髪を払う。

 穏やかな寝顔は、さて、何を失くしたのだろう?
 使われた形跡のない部屋にそっと横たえておいたら、きっと、"連中"が、彼女を見つけるだろう。

 ……きっと、ショクの被害者として保護でもされるのだろう。
 多少なり質問はされたところで、ショクではないのは目に見えているのだから丁重に――……]

(5) 2016/10/10(Mon) 01時頃

【人】 採集人 ブローリン

[ふと、思い至る。
 そうだ、なぜ気づかなかった。最終手段だからと、最初から候補にすら入れていなかった。

 友人を逃したい。
 ショクだと疑われ、わけのわからない組織に身を預けさせたくなどない。

 ……そのために、自分にしか出来ない、方法がある。
 どうせ"保護"されるなら無意味だろうが、きちんと少女に布団をかけてから一路、自室への道を戻る。

 ――そうだ。

 きっともう、友達ではいられなくなるけれど、]

(6) 2016/10/10(Mon) 01時頃

【人】 採集人 ブローリン




 [ 僕が彼の記憶を食べれば、
      彼は"ショク"の疑いから解放される。 ]

 

(7) 2016/10/10(Mon) 01時頃

【人】 採集人 ブローリン

 [ひどく残酷な手段だ。
   けど、こんな高みの見物と洒落込む趣味の悪い連中に、ショクとして捕まるより、よっぽどマシだろう。

  彼の、大切な記憶。
   ……喪いたく、ないもの。

  傲慢かもしれないが、自分のことであればいいと思う。
  彼のよすがになっているものが、それ以外なら、ブローリンが手をかけてしまうのはあまりにも酷だから。

 何か一つが抜け落ちたとしても、たとえ、今の"彼"で、なくなってしまったとしても。


 ―― 他人に手をかけさせるくらいなら、せめてこの手で。*]

(8) 2016/10/10(Mon) 01時頃

採集人 ブローリンは、メモを貼った。

2016/10/10(Mon) 01時半頃


  ― 翌朝 ―

[寝覚めは、昨日以上に悪かった。
薄暗い部屋。今が何時なのかはおろか、朝か夜かすらわからなかった。

かろうじてベッドはあるみたいだけれど、ひどく硬い]


 ……クソ。


[昨日、大広間で投書を済ませた後、どうなったんだったか。
よく覚えていないけれど、最後に見たのが、ブローリンの深く澄んだ瞳だったことははっきりと思い出せる。

目と目が合ってすぐ後、靄がかかったような気分に襲われて――その後の記憶は、ない。

見渡せば、長髪の男が別のベッドに寝ていた。
ヴェスパタインとかいうらしい男。
彼がいるということは、つまり]




 アイツ、食いやがったな。


[そう吐き捨ててみても、後の祭り。
けれど、ブローリンをショクだと思ったこと、そして彼が紛れもなくショクだということは、はっきりとわたしの記憶に残ったまま]


 どうせなら、自分がショクだってバレたこと食べればいいのに。


[あるいは……ショク自身は、人の記憶の“どれ”を食べるかまでは操れないのだろうか。
彼は一体、わたしの何を食べたのだろう。
本人に訊けば分かるだろうか。
いや、そもそも――誰かと会話できるのだろうか]


[ここはどこだろうか。
薄暗く、窓がない。

館の外か、あるいは館の中だとしたら、手紙に書かれていた“外側から鍵をかけられる部屋”とやらだろうか。

ベッドから降り、部屋の扉に手をかける。
ノブを回せば、カチャリとした音と確かな手ごたえとともに、扉が開いた]

 ……。

[扉の外には廊下が続いている。
その景色は、昨日までいた館の中とよく似ていた]


 もしかして、地下……?


[扉を閉め再び部屋へと戻り、暗い天井を見上げる。
ここが館の地下かもしれないと思った途端に、急に息苦しくなってきた**]


メモを貼った。


メモを貼った。


 ………っ

[意識の浮上。身じろいで、横向きを体勢を変える。
床に手をつき、痛む腰を抑え、時間をかけ身体をゆっくりと起こす。

その最中、ぼやけ、揺れる視界で、ぐるりとあたりを見回す。]
 
 ここは。
 
[どうにか立ち上がるが、ぐらっと、ふらつく。
一度、壁へと身体を預けたのち、壁に手をつきながら、室内を歩く。
途中、何かしら障害物にもぶつかったが、ぼやける視界でその全貌はあまり分からず。

と、他とは違う、一層ひんやりとした感触が手のひらを伝う。
そのまま、手をずらせば、かつりと指先が取っ手へと触れる。

それを握り、体重をかけ、押して見る。

ガチャリと音がするのみで、開く様子はない。引いてみるも、同じ音が響くのみ。]


 ………

[取っ手から手を離し、扉を背を向け、そのまま寄りかかる。]

 
 見ることはできなかったか。


[昨晩、あの後何があったか、
頭はまだ、ぼんやりとし、思い出すことができない。

薔薇の記憶も蕾のまま。

もしかしたら、記憶を喰われたのかもしれないが。
それなら、それで良いのだろう、と思う。]


 だが…

[鍵がかかっている。
ということは、]

 隔離、か。

[疑わしきもの、に自身が該当したか、
それとも別の理由か。

時間がたてば、徐々に何か思い出しもするだろうか。]


採集人 ブローリンは、メモを貼った。

2016/10/10(Mon) 21時半頃


[しばらく、扉に背を預け、休んだ後、ゆっくりと扉から離れ、
また歩く。その時、カツンと靴先に何かが当たる。

腰を曲げ、音がしたあたりに手を伸ばす。
指先にそれが当たれば、拾い上げ、

しばらく見つめれば、それがようやく、あの髪飾りだと分かる。
覚えてはいないが、ここへ連れてこられたときにでも落としたのだろう。]


[そして、部屋にあった日記を思い出す。]

 あの日記は、本物なのか。

[他の頁も目を通していたとして、見極められたかは分からない。
だが、もし、あれが本当のことだとするなら、あの約束の日。

彼女は。]


 ……いや。
 それで良かったのやもしれぬ。

[約束の夜。あの時、彼女が来たとして。
夫婦の誓いを交わしたとして。

その先はなかったのだ。
言葉にはしなかったが、互いに分かっていた。

それが"最後の夜"だと。]


【人】 採集人 ブローリン

 ―自室―

[朝になっても、布団から起き上がる気になれずそのままだった。
 こころの奥底から、ぷか、ぷか、と、気泡のような取り留めのない思考が浮かんでは、弾ける。
 ひとつ、またひとつと浮かんでいくたびに、波紋が広がる。

 頭の横で丸くなって寝ている小猿を指先だけで撫でて、青い目は再び閉ざされた。]


  お前、会えなくなったら、悲しいよなあ。


[誰に、とも言わない呟きは、一体"誰"に向けてのものだったか。
 眠たげに主人を見た小猿は聴き逃した音を聞こうと首を傾げる。

 けれど、喉を滑る音が再び表に出ることはないまま。]

(45) 2016/10/10(Mon) 22時半頃

 ……治らんな。

[頭の中を切り替えるよう、ポツリ呟く。
相変わらず、視力は戻らない。

手にした髪飾りを、それからすぐに、指先にあたった、物が置けそうな平たい場所。
そこに置く。

その側の何かに手をつくと、恐らくはベッドか。手が僅かに沈む感触がある。
多少の湿り気とカビの臭い。この臭いは、どこか、記憶がある。]

 地下か。

[少し記憶を辿ったあと、そこに行き着く。
確証を得る術は、今のところないが。]


【人】 採集人 ブローリン

[小猿を伴わず、単身で広間へと顔を出したのはそれからだいぶあとのこと。
 まだ廊下に金髪の青年ほかは居ただろうか。

 すれ違うときに、僅かな笑みと片手をあげて挨拶だけして、広間の扉を開く。

 ――そこに、深い夜色の髪をした彼を認めれば、指先で招いた。]


 ラルフ。
 ……ちょっと来て。

 ジルの様子がおかしくてさ。

[それは"方便"だったけれど。
 口よりも雄弁に語る真剣な色をした眼は今は、前髪の奥だ。]

(57) 2016/10/10(Mon) 23時頃

ブローリンは、ラルフが出てくるのを、広間の入り口に立って待っている。

2016/10/10(Mon) 23時頃


【人】 採集人 ブローリン




 僕がそんなへますると思う?

[――小走りで駆けてくる友人に、一瞬だけ、青い瞳が陰った。
 瞬きの合間ですぐに常の色を取り戻したそれを細めて、隣に立つ友を迎える。
 広間の扉を閉じて、先導するように自分の部屋への道を行く。]


  ……、

[口数がいつもよりも少ないのを、集音器を意識してのものだと思ってくれればいいけれど。
 "最後"に何を話そうかなどと、意外と思いつかないものだ。

 あれもこれもと自己主張する連中がせめぎ合って、喉の奥で揉めたまま]

(66) 2016/10/10(Mon) 23時半頃

[どの程度時間が立ったか。
果たして今は昼なのか夜なのかも分かりはしない。

日が沈み、また登れば、自身と同じように、ここへと誰かが、連れてこられるのだろうか。]

 ……ヴェスパタインは、ここにいるのか。

[探した時、誰も姿を見つけることはできなかったのだ。ならば、探していない場所、つまり。

この地下のどこかにいるのではないか、と。]

 だが、探す、話すも。

[腰をあげ、おぼつかぬ足で、ゆっくりと再び扉へと向かい、先程と同じように、手をかける。]

  ここが開かぬことにはな。

[押しても引いても、やはり。
音は変わらないまま。] 


メモを貼った。


【人】 採集人 ブローリン



 ううん、どうだろうね。
 ……元気に、なるといいけど。


[>>67"いつものように"返しながら、ひとつの扉の前で立ち止まる。
 先に行くブローリン、あとをついてくるラルフ。
 確かに、いつだかに、同じ光景を見た。

 自分よりも低い頭を振り返る。>>72

 お前に俺が怒ったように。
 ――きっとこれからすることに、お前は怒るだろうなあ。

 なんて、内心でぼやきながら。]

(73) 2016/10/11(Tue) 00時頃

【人】 採集人 ブローリン

[一回りと言うにはちょっぴり近く、同年代というにはほんのすこし遠い、過ごした年月の差。
 その差が、生まれ持った血の濃さが、この卑怯な手段を選ばせるのだろうか。

  こっちの道なら、きっとばれない、なんて、ふたりだけで交わした小さな秘密。]


 そうだねえ、懐かしいな。

 ある意味、こういう生まれで良かったと思ってるよ。


[誰にも奪われない記憶を積み重ねて、生きていかねばならない。
 あの時、どこか馴染みのある少年とぶつからなければ、きっと、ただ"顔"だけを記憶した食材の一つでしかなかっただろうから。]

(74) 2016/10/11(Tue) 00時頃

【人】 採集人 ブローリン

[扉を開けば、そこには椅子の上で主人を待つ、小猿の姿がある。
 その様子は普段とかわりなく、むしろ、肩から降ろされて待機を命じられたゆえか、有り余る元気を不機嫌に変換して、甲高く鳴いている。]



      ……。


      ちょっと二人で話がしたかったんだ。


       御免ね?

[ ――君の大事な宝石箱を掻き回す所業を、どうか赦してほしい。]

(76) 2016/10/11(Tue) 00時頃

[果たして、ここに来たのは、彼と自身だけだろうか。
この部屋には他には誰もいない。

隔離部屋もこの一部屋だけとは限らないのだ。

自身で確認せねば、ショクが本当にいるなど、
完全に信じることは出来ない。

だが、ショクはいるのだとは、頭の奥で認めてはいるのだ。"彼女"が記憶を喰われたという可能性を信じかけているように。

記憶が喰われたものが、ヴェスパタイン、彼だけだとは限らないことも。]


【人】 採集人 ブローリン

[扉を閉めて、先に>>88室内へ滑り込んだ後ろ頭を見る。
 掻き上げた前髪が、さらりと瞼をくすぐった。

               "食事"
 青い眼は、ただ真っ直ぐに――"友人"を、見ている。]

(89) 2016/10/11(Tue) 00時半頃

【人】 採集人 ブローリン

[彼の身に流れる、半分だけの"同胞"の血ゆえか、真っ直ぐに視線を合わせても"アクセス"は遅い。
 それが何かも知らないままで、ひとつ、抜き取っていく。]



      俺はお前を友達と呼べて幸せだった。

                  <さよなら。>

[ これできっと、ラルフは"ショク"の疑いから解放される。
  さんざん踏み躙られた心をこの足で踏みにじることになってしまったけれど。

 生きてさえいれば、
 新しい"友人"を探しに、この広い世界を歩いていける。
 自由さえあれば、どこへだって、行ける。]

(90) 2016/10/11(Tue) 00時半頃

【人】 採集人 ブローリン

[言葉はどこまで届いただろう。
 いずれ何もかもが、靄に包まれて――そのまま、その身が崩れ落ちたなら。

 歯噛みした奥歯が、ギチリと嫌な音を立てて軋んだ。

 しゃがみこんで、組んだ両腕を額に当てる。
 ――悲しいほどに、それは祈りの姿に似ていた*]

(92) 2016/10/11(Tue) 00時半頃

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