人狼議事


25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―

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視点:


落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 01時半頃


メモを貼った。


メモを貼った。


私は、僧としては浅ましすぎるのです。

[ゆるりと笑んで]

慎み深いわけでもなく。
仏の道にありながら、色々なものを欲しました。

お前も、その一つ。

欲して、手に入れても、心を動かすことはなく。
父は、私にそれを教えたかったのかも、知れぬ。

花を愛でる心。
口で言っても、心で解せねばわからぬこと。

お前が、いなければ。


落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 01時半頃


そんな貌とは どんな貌だ…

[眉尻下げる胡蝶を流し見遣る紫苑色は
困ったような、怒ったような。
糸の絡む指先が更に絡まれば
そっと力をこめ
現世へと眼を向ければ]


…朧様


[主の名を、呼んだ。]


【見】 落胤 明之進

[天満月が感謝の言葉に笑む、
主はその後、彼とどのような言葉を交わしただろうか。
その血塗れた上衣を気にしたまま、傍らに付き従って]

 ところで、少し聞こえてしまったのですけれど……

  天満月様も、――何かその……
 狙われるようなお力をお持ちなのでしたら、
 お一人であるのは、危ないのでは?

[小さく意見を添える、
彼がある種イアンの保護下にあるということは知らず。
知っていたとて、今の彼の姿をただ不安に思うのみ]

(@0) 2010/08/09(Mon) 02時頃

 ……人も元は獣であった故か
 否、主さまの其れは主さま故でしょう

[苦い笑み]

 欲して其の手に入れて
 喰われても良いほど、心動かされたなんて
 帰って報告は出来ませんね。

 このまま私と、

[ちらり盗み見る
現世の交わり
高い嶺の灯火が消え――]

 …………?

[否、彼方で明々と燈っているのは
思わず身を乗り出す]


落胤 明之進は、天満月の悲鳴という呟きに、ふわり そちらをみて

2010/08/09(Mon) 02時頃


[屋敷に火が灯る]

お前と?

[身を乗り出す様に手は離さず、ただ腕の戒めは解く]

友が、気になりますか。
行きますか?

声は届かぬとも、思いは伝わるかも知れぬ。


メモを貼った。


【見】 落胤 明之進

[天満月の言葉、
喰われた方が楽だ、というそれには、
少しばかりきっと見据えて]

 ……もう一度言ったら怒りますよ。
 夜光の分と、私の分と、2人分です。

[既にぷんすかむくれていたが、

そんな悠長なことをしている内に、
明らかに変わり行く空気、主が袖を掴む]

(@1) 2010/08/09(Mon) 02時頃

メモを貼った。


メモを貼った。


 …――――いいえ。

[続く言葉は音にならず
首を振った。
手は繋がったまま、見上げて囁く]

 往きません。
 何処にいても見えるのですから
 主さまの傍に居りましょう

 さいごまで。

[そうして、冬色は現世を見遣る]



 『…隠れて、…隠れて、』

[聴こえる声は現世に近い狭間の場所から。
混乱の屋敷の中で掻き消える程のか細い、幼い声。]


[消えた気配は形を作る。

己の命の果てた地に赤を踏みしめ降りるは黒い獣、鉄色の瞳。
其の肉体に質量があるのなら、たす、という音が聞こえようものを
けれどその体は地に着くや否や人の姿へと転変する。

黒い獣の姿は消えて
床の上に残るのは眠るように伏せる人の姿]


[ふわりと浮かび、直ぐ消える影。

燃える色のべべ着た切り揃えられた髪の童。]


[受け取られた黒い笛の上で光が瞬く。
明之進の言葉を肯定するように。

悲鳴。怒号。炎。
人の形は崩れ、光が螺旋を描くように舞う。
邦夜に迫る危険を直接振り払うことは出来ないが。

護りたい。願いそうして主の傍に添う**]


メモを貼った。


ですか。

[傍にいるという花のその視線の向こうを見る]

すべて燃えたら。
終わるのか。

燃えても、此方には関係なく。
けれど留めているのがこの屋敷なら、すべて燃えればそれが最後なのかもしれません。

[花へ後ろから手を回し、包むように抱いて]


【見】 落胤 明之進

[彼に手渡した黒い笛が、光り瞬く。
か細い光は、彼の身を取り巻いて――、
その幻の蛍は、一瞬ならば天満月の目にも見えるだろうか]

 夜光はあなたを護りたい、と……
 だから、きちんと。

[生きてください、とみなまでは言わず。
立ち上がる彼には、けれどその透ける手を貸せない。

――館内は騒がしいけれど、
いまだ炎の気配には気づかず]

(@2) 2010/08/09(Mon) 02時半頃

【見】 落胤 明之進

[幼子のか細い声が、
狭間より聞こえる。

    『…隠れて、…隠れて、』

誰に向けた言葉か、
誰の耳に届いたか、

あるいは混乱の中で掻き消えたか、
小さな小さな こえ]

(@3) 2010/08/09(Mon) 02時半頃


 『…隠れて、…隠れて、』


[ふわりと浮かび、また直ぐ消える幼い姿。

その両手には赤と白、二つの花を大事に抱えて。]


[聞こえる喧騒、見える世界が赤く染まっていく
少しずつ少しずつ
其れは勢いを増すのだろう]

 ……燃えて、尽きて
 そうしたら

[背後の温もりに身体を預け、
迦陵頻伽の囀りを聴く]

 お別れの時です
 主さま


見慣れぬ幼子の姿を垣間見る


[新たに増える姿。
目の端に映し、また花を見る]

別れといえど。
私はこの手をはずすつもりはありません。

そう言ったでしょうに。


[もそり、と起き上がる様は獸の姿に似ていた。

色切子の色彩の下でゆっくり体を起こし
一つ二つと瞬き重ねて立ち上がる。
死んだという実感がない。
蓮の花の匂いはあれど、
それを塗り込めるように灰墨の匂いがしていた]


【見】 落胤 明之進

[こえを聞く、増えたこえ、
 ――聞き慣れぬ幼子のこえ]


         『…隠れて、…隠れて、』


[こえの聞こえたものが、
ふ、とその姿を探せば、一度だけ視えようか。

燃えるべべ着たかむろの童
両手に抱く花、あかとしろ]

(@4) 2010/08/09(Mon) 02時半頃

[起き上がる姿
同じ、人に非ずとされるもの。
冬色で窺うように流し見る]

 人が死して 行く先に
 獣のゆきみちは、ありやなしや

[握った主の手に少し力込めて
背を靠れさせたまま、吐息ひとつ]

 ……この先が、赤く染まって見えぬ故
 不安が胸を埋めたのです


【見】 落胤 明之進

[笛を撫でるその手には、やはり笑んで――
きっとあの控えめな友も微笑んだであろうから。

主は何か告げたであろうか。
彼の特異な能力は、もしかしたら
自由を許されないかもしれないと思う。

そう、身柄を管理されるという月瀬のように、けれど]

 はい……、
 私の友が、常にあなたの傍らにあること。
 どうか、お忘れなきよう。

[次いで立ち上がれば、
わずかに揺らぐ、眩暈のように]

(@5) 2010/08/09(Mon) 03時頃

【見】 落胤 明之進

[現世と常世が近くなる、
 狭間のこえのつよくなる。
 引き込まれ、薄れてゆく。

 ゆらぐ存在が、
 繋ぎとめられたは偶然であったから。

 この世にいまだ生きてあり、
 狂気の淵に捕らわれた主が妄執と、
 散った花の亡骸の上の日陰の椿。

 けれど今、繋ぎとめる偶然は、もう一つ]

(@6) 2010/08/09(Mon) 03時頃

 傍に居るよ、セシル
 ……ずっと此処に……

[桜の内に微かな微かな気配
傍に人ある今は、聞き取れもしないような声だけど]


[燃えている。焔は闇を塗りつぶすように
紅く、紅く、紅く。
白い鳥は蝶の傍に在りて
主の姿を探す。
絡めた指を、握り締めた。]


…―― 紅い ……


[「隠れて 隠れて」
幼い子供の声が、焔の中で揺らめく。]


【見】 落胤 明之進

[透ける指は、縋る。
打ち捨てられた仔犬を、拾って撫でたその腕に]

 ――……主様、
 私、思い出したことが一つ。

[見上げれば、一つ過ぎることがあった。]

 一番、最初にお会いした時も、
 震えていた私を撫でて下さいました。

[最初の、最初の記憶]

 牟田殿は、よく優しく笑う方でしたから、
 きっと主様は良き主なのだ、とそう思ったのです。

[言葉を寄せて一度微笑めば、
屋敷の喧騒に眉根を寄せる]

(@7) 2010/08/09(Mon) 03時頃

メモを貼った。


【見】 落胤 明之進

[きこえるはずのない声に、
ふいに辺りを見回す―――

――――白い桜花が
あの人騒がせな猫が、ふと気になった。

その頃であろうか。
セシルの中の微かな気配が囁いたのは

『傍に居るよ、セシル
 ……ずっと此処に……』

と**]

(@8) 2010/08/09(Mon) 03時頃

胡蝶の傍よりそいながら* 月を、 探している*


 主さま
 ……どうか、この手
 さいごまで繋げて置いてくださいね。
 
[淋しげな冬の色した瞳を揺らし
背の温もり感じながら、吐息をもう*ひとつ*]


メモを貼った。


メモを貼った。



 『隠れて―――かすみ、』

[またふわりと、]

        『―――…かすみ、』

[浮かんでは消える童は見つけられぬ姿を呼んで]


 『―――…かすみ、』


[呼んで、]


落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 03時半頃




 『………見つかってしまう………。』




[か細い、啜り泣く声。童は花達と膝を抱えて蹲り]





[――――…いきて、]



[願いは狭間にも消えることなく、
童の影は燃え盛る炎の中に消えた。*]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


の声にぎゅ、と手を握った*


メモを貼った。


[地べたに直接ぺたりと坐り込んだ影は揺れて、手をのばす。
のそ、と獣のように緩慢な動きだった。
その先には膝を抱えた子供がいる]

───。

[伸ばした手はするりと。
まるで手妻のように形を変える。
頭を撫でようとした手は、黒き獣の前足に。
猫のものよりも少し硬い肉球は子供の頭に触感を与えられるか、さて]


[叩く、というよりはじゃれるような光景になった。
たす、たす、と撫でようとしているのは解るのだが姿が追い付いていない。

ちらちらと、視界に揺れ始める赤を
青黒い瞳はじっと眺め、時々眼を細くした。
子供の傍ら座り込んで、館の行く末を黒い狼はただ見守る]


[耳がぴく、と震えてきょろきょろと、辺りを見回す。
気になっている声は何処から聞こえてくるのだろう。
けれどその声を追いかけることは今はしない。

子供の傍ら、黒い尾をゆらりと揺らして
大きな獣はただ、そこに───在る]


メモを貼った。


メモを貼った。


[セシルがイアンに語りかける傍
冬の気配は静かに、其処にあった。
櫻が、冬から春へ向かうを
囁きどおりずっと傍で見ていた。

冬混じる人食いの花は
主と手繋ぎ
子供にじゃれる黒い獣を見ている]

 ……

[獣に変わる姿は彼のもの
子供にも面影があった。
あいた片手が、無い眼鏡の蔓を持ち上げる仕草]


───。

[ゆらりと黒い尾が揺れて視線のほうを振り向く。
其処にない眼鏡を押し上げる仕草。
わらうかのように、くぁ、と小さく欠伸のような姿]

───。

[冬花の手を握る僧侶をちらりと鉄色は見て
それから冬花を見て、鉄色をただ細くして
結局は子供の傍にいるままなのだが]


メモを貼った。


――――、はな の ようだ

[指絡めていない方の手を
焔へ伸ばすと
ちり、と揺れて踊りすり抜ける。

高嶺の花は摘まれ、折られ、
高嶺自身も片割れの月に落とされる。

ないているこども。
あれは、誰]

…、狼が…

[鉄色の眸が、見えた]



 ……貴方さまは
 どのような姿にあっても
 相変わらず……意地が悪い。

[子供の傍には行かず
黒い獣に、少し唇を尖らせて呟く。
恨み言のような声は軽い]


メモを貼った。


メモを貼った。


[燃ゆる焔を見詰める苔色は、どこか遠い昔に想い馳せるよう。
業火に身を投じたいと願っていた過去。]

 ――……糸が

[双花の片割れが手を伸ばし掴み損ねた焔が、
繋いだ手に在る2本の糸を煌めかせた。
その先、続くのは、童が持つ白と紅の花に。

それが、鵠の裡、浮かんだ疑問の答えになろうか。]

 傍にいっても、えぇもんか、悩むなぁ。

[「隠れて 隠れて」聴こえた声。
おそらくそれは、彼の人が死に際
「生きろ」と声かけた月の片割れになのだろうが。

想い悩むように絡めた指先に力を込めながら
なんとはなしに、花の主の傍らにある狼の鉄色の眸を見詰めた。]


――、… 朧さま、…?

[煌く糸の、つながる先。
呆然と呟く。

隠れて、
隠れて、
隠れ鬼。

主が見るのは霞月夜。
鵠は胡蝶へ、視線を移した]

…――守っている、みたいだ な

[それは狼をさして。指絡めて
躊躇いながらも蹲る子供へ、歩もうとした]


 鬼やのうて、花としてなら、寄れるやろか。
 番犬も、花は食わんやろ……多分。

[紫苑色の眼差し受けて、苔色は細まる。
繋いだ指先から意識がまるで伝うかのように、
手引かれるより前に鵠の意図を識る。

白と紅の双花は、連れだって焔の中の童の元へ。]


[この場所かなくなってしまったなら、この思いはどこへと逝くのだろう。
手元の花は。

周りに在る花や花主たちは。

彼岸の向こう、極楽浄土があるという。
仏の道にありながら、そのことにさほど信を持っていなかった身。

けれど死した今も今ここに思いが残るのは、今から何処かへと旅立つからではないのか。

輪廻の道へ?

小さく首を振る]


…、そう、だな

[胡蝶の苔色の眸は
何か謂う前に、する前に
想いを汲みとる深い色。
手に触れたまま、焔へ踏み込む。

死者を焔は焦がさない。]

――…、朧様、


離しませんよ。

出来るなら、ずっと。

[導いていけるのなら、そこまで。その先まで]

…同じ獣だったもの同士、矢張り気になりますか?

[童の横にいる獣を見やる。
近づいていく白鳥と蝶の姿]


[彼岸の向こう
逝ける身をもたず
視線を獣あから主へ
傍でちらと見遣る]

 ……出来るなら、ずっと
 離れず此処に居られたら
 どれほど良いでしょうね。

[頷き]

 気になる事はまだ其処に
 幾らもあります、主さま

[視線を落とせば炎上する屋敷を駆ける姿]


[花の答えにくつくつと小さく笑う声]

お前が気になるのは、友の事か、それとも、残した種のことか。両方、あるいは邸のことすべてか。

[連れて来てしまった花]

まだお前が生きていたなら、私もどれほどあちらが気になっただろうね。

誰かを気にかけるのは、人も獣も同じ。

最後まで。見届けて逝きましょう。
それまでは、ここに。

[愛しい花。握る手と触れる体を愛おしげに見て、そっと目を*伏せた*]


[双花と謂えど、判らぬこともある。
1つと1つだからこそ双つであれるのだから。
ただ、双花であればこそ、向かおうと思ったのは同じだった。

熱さ感じぬ焔の中を、双花は歩む。

白が主の名を呼んだ。
紅は黙り、その傍に添う。]

 嗚呼、そうや……――

[しかし、ふと思い出して、呟きを零すと何やらごそごそと。
やがて番犬の態のような本郷に、
鵠と絡めていない方の手で差し出すのは

              ――鷺を形どった和紙の花。]


 総て……、そう
 すべて

 何も見なくて良かったのに
 何も気にせず居られたのに
 主さまがボクを……私を、変えてしまったのでしょう?

[きゅ、と握る手に力込めて
視線は紅く染まる屋敷へ]

 人と獣は、相容れぬ
 気にかけるは
 同じであるようで
 違う

 人のなんと浅ましいこと
 獣のなんとさもしいこと


[狼はただ、くあ、と口を開けて欠伸を一つ。
意地が悪いと言われようが、狼と言われようが
実に自分の時間の流儀を貫き通す。

守っているというよりは、ただ傍にいるだけというのが正しい。
それは生きている間の己と童がそうであったように
必要なら踏みこみ、必要でないのなら踏みこまない関係。
今は踏み込むところではない。だから傍にいるだけ]

───。

[差し出された花を見て、獣はふるりと首を横に振った。
其の鉄色は見上げて鈴の花へと。
己にはもう、それは必要ないと告げるかのように]


 なんや?いらへんのん?

[狼の仕草に、苦笑を向けて、促されるまま、
白鷺を繋いだ手の人の、みどりの髪へと止らせた*]


[紅が差し出す、鷺の形の花は微かに揺れた。
狼は欠伸をする。
踏み込まず、離れず、そこに在る。
そこにただ在ることの、なんと大きいことか。]

…本郷、さま?

[鉄色は紫苑色を見た。
紫苑色は、彼とかわした声を思い出し
少しだけ揺れる。

りん、と――鈴の音。
鷺の花を見る。
焔の中、染まらず白い。]


メモを貼った。


…、え、

[瞬き1つ、鷺が髪に止まる。
またたきひとつして胡蝶を見た後、
繋いでいない手でそれにそっと触れた。]

――… 白い、…鳥の花 か

[花にはひとつの逸話が添えられている。
白鷺は託されながら潔白を届けられなかった
――その無念ゆえ、鷺草が咲いたのだと。

今一度、鉄色の眸をした狼へ視線を移す。

獣だ。
人を食らうものだ。
けれど、憎むことは、到底できそうになかった。]


 迦陵、カルヴィン……火が直ぐ傍に

[冷ます事も消す事も叶わない
冬の色でただ見ているだけ。

視線を逸らした先に、黒い獣。
変わらず場を動く事も無い様子を見て少し眉を下げた]


[くぁ。
狼はもう一つ口を開いて]

…まったく、お前は。

[するり。
獣は人へと転変し、童の横に腰掛けたまま]

もともと私が持っているために頼んだわけではない。
何のためにわざわざ白鷺の花を選んだのかも、解らんのか。

[髪に飾る様子を見ると、意地の悪い顔を浮かべ
それから男は童のほうを見やる。今は何を見ているのだろうと]


メモを貼った。


[この手にあった鳥篭に、今は迦陵頻伽の姿無く
冬に咲いた櫻は、月のしたで花弁を落とし
変わってしまった友ふたり
冷たい冬の空の色した瞳で、また追いかける
視界が朱に染まっていく**]


【見】 落胤 明之進

―刷衛の部屋―
[炎よりも回りの早い、
煙の充満に視界の遮られる。
熱気はあれど、感じぬこの身は、
ただそれに揺らぐのみ]

 月瀬殿……?

[続きの間を開けど、
気配も存在も既にそこには感じられず。
案ずれど、おらぬにはひとつの安堵。
この身では、彼の道を切り開くは難しい]

 ……どうぞ、ご無事で。

[小さく瞑目してから、面を上げる。
そこにいまだある、描かれた夏の宵の夢]

(@9) 2010/08/09(Mon) 14時半頃

【見】 落胤 明之進


 ――……、

[それに触れられるかはわからない。
抱いた太刀は腰に佩き。

伸ばす指先は彷徨う、
描かれた絵画と、もう一つ描く為の道具]

 ……生きてさえいれば、

[生きる、妬ましく美しい言葉。
案ずることはあれど――それは捨てぬ、と信じている。
描くのは好きだ、と肯定したそれを思い出し、
願うように手を伸ばす]

 また、描けるでしょう。 
 ――己が為にも。

(@10) 2010/08/09(Mon) 14時半頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 14時半頃


[燃える色のべべ着た童の姿は朧に霞み。
輪郭も今に消え入りそうな儚き型は記憶の残滓。

傍に添う、黒の獣の気。一度だけ、いぬ、と呼んで。
啜り泣く幻影は何も言わず、狼が傍に在ることを許す。]


[朧と名前を呼ばれ、上がる童の顔は涙で泣き濡れて。
はたはたと、雫を零すは黒檀の瞳。

糸繋がる先、童が大事に抱く二つの花。
其れと同じ色の双花を見上げ]


【見】 落胤 明之進

[左の袖が熱風に煽られ、翻る。
その下に、現世の者に視える腕はすでにない。

炎の舌になぞられて
白き衣は緋色に染まり、
黒い瞳も紅を濃くして、
邸内を行くは主を追って――、

ふと――紅の月下に響く戀歌が途切れた]

(@11) 2010/08/09(Mon) 15時頃



 ―――……共に、在りたい……

 


[幼い声。願うは、誰に―――…
花を抱きしめた童の姿は、炎の中に溶けるように消える。

糸が断ち切れたわけではないことは、花達には解かるだろう。*]


メモを貼った。


[遠くなっていく足音。
遠ざかっていく姿。

炎の勢いが強くなっていくのが良く見える。
冬の残したもの。
霞が残そうとしているもの]

…遠いな。

[小さく呟く。
気づいて、そんな言葉になった。

自分はそういえば、何も残してこなかったのだと]


傍らから消える童に手を伸ばしかけて───下ろす。


───霞。

[生きていれば、その選択をとめることはできただろうか。
止めても、変わらなかったように思う。

ため息だけが落ちる。
手が視界を覆う。一瞬だけ。
目を逸らすのは、好きではないから]


落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 15時半頃



…、―― な、

[狼から、人間へ。
目に映るその光景に、紫苑色を見開いた。

意地の悪い表情に
今一度瞬いて胡蝶を見る。
その間に、本郷の視線はこどもへと向かい。

焔は燃え上がり、
その横顔を白く浮き上がらせた。]


[焔の嵐に紛れてしまいそうな
ちいさなこどもは朧と揺れる。
泣き濡れた眼は黒檀で、

嗚呼
紛れもなく

と、腑に落ちる。

きらり、糸は確かに繋がり
見上げる眸を見下ろす二色]




…、おぼろ、――


[在りたい、と

願いを口にし消える黒檀のこども。
空いた方の手を伸ばす。

――りん

と、鈴が鳴って。
白鷺の花は揺れ。
指先は空を切る。

されど、確かにつながる絡めた指先の糸。]



 ――――…迦陵


[折り重なる身を、ただ見ていた
唇から音が毀れた]


 初めから、鵠の為の花やった……ってことやろか?

[瞬く紫苑色に苔色は微笑み、相手の視線の動きをなどるよう。
意地の悪い貌を浮かべる狼を見遣る。]

 わて、頭ようない、いうとりますやん。

[聊か拗ねたように、唇を尖らせて文句を謂うも、
苔色は穏やかなままだ。
紫苑色を追って鉄色を見た苔色は、
次はその苔色を追って黒檀を見詰めた。]


[朧に霞む黒檀から露。開いた唇から零れた願い。
嗚呼――と、花の一つは息を吐いた。

絆、断ち切れたわけでなく、消える姿を見送る。

―――りん。

鈴がなれば、胡蝶の唇が開く。]

 共に在りたいんは……―――

[霞む月だろうと、呑みこむ言の葉。
「生きろ」――謂った言葉に嘘はなかったろう。
でも、真実でもなかったのだろうと。

――……人は、矛盾を孕みあるものであるから。

願いの一つの形は、朧の双花に垣間見れた。]




…――…共に、か…

[手につながる糸を
眼を伏せるようにして見ながら]

…霞の月は、
迦陵頻伽と旅立って、しまった。

……


 迦陵と?

[二つの花が交わす言葉
ふ、と笑み零し]

 ……あの方は随分と欲張りで
 欲しいものは総て浚って行きましたよ
 
 月はひとつに。
 其処におさまっているでしょう

[崩れ重なる身体を指す]


…――、


[ぱちり

  と、瞬くひとつ]


…嗚呼、
     …そう、なのか?

[燃え盛る、焔。
それは、壮絶なまでにうつくしい]


 ……欲深い、ことだ。


言いながら それはせめる風でもなく。静かに、静かに。


落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 16時半頃


【見】 落胤 明之進

[――――ふわり、と、
燃え盛る焔の中に白拍子。
紅蓮を映す、瞳は静か――血に塗れた獣を見つめる。
紅に染まる霞月、それはまさしく己を喰らうたその姿]


  喰らうて、
  喰らうて、

  ――小鳥が翼も
  血に染めて、連れて逝くのですか。

  どこまでも、業の深い。

[これは友を喰らい、己を喰らったもの。
たとえ、獣の憐れを知ったとて、
虚ろの消えることはなく]

(@12) 2010/08/09(Mon) 16時半頃

 なぁ……―――

[華月――朧の双花の片割れより、胡蝶強くなる存在が、
繋いだ手の先に願いを紡ぐ。]

 花やのうて、共に空をかける存在であるときは
 『白鷺』って呼んでもええやろか?

[鵠という名が花の名であるのなら
共に飛ぶ時は別の名を欲するのは、嫉妬であろうか。

けれど……―――

胡蝶であっても、華月であることは忘れていない。
白鷺という名、鷺草に添えられた伝承もまた、主を忘れない為にある。



               ―――『夢でもあなたを想う』]


[鷺草に添えられた花言葉。
胡蝶の夢――胡蝶である時が夢であるとしても
紫苑色と黒檀を夢でも想うための呼び名。]
 
 
 
[ロビンと花の片割れの会話に唯、微笑む。
欲深いのは、花でありたく蝶でもありたい自分も同じことと。]


 朧様の望みが叶っとるんやったらええ。


[ロビンの謂うが真実か否か。
今はわからねど、
せめる風でなく静かに聴こえる声の後に、そう重ねた。]


[主の傍に咲く人食いの花がうたう]

 願いをひとつ
 望みをひとつ
 ……私は花故に

 願いは叶うか
 望みは絶たれ
 貴方さまは花主を辞めたから

 願いは総て
 望みも総て
 彼は……どちらでもあったから

[秋の心を胸に懐いて]


…――何だ…?

[呼びかけられ、紫苑色を向ける。
ひとつ瞬き、苔色を見つめた。]

…「白鷺」?

[名を繰り返し、
鵠は、柔く笑んだ。]


……良いよ。
嗚呼、…おまえと居るときだけの名、だな。


[思うのは、双つ花と、主。
「夢でも想う」と、
常世から現世を見ているとき、
花に込められた思いを聞いた。]


【見】 落胤 明之進

[歌の途切れた小鳥を見やれば、
紅染まる唇を、月に寄せて微笑むよう。

 地獄が池に咲く蓮は、
 血飛沫染まる赤芙蓉

獣に憐れは抱かずとても、
うたわぬ小鳥の、あわれなる。]


  ―――……、


[業火のかいなに抱かれて、
鳥籠はただ燃え上がる]

(@13) 2010/08/09(Mon) 17時頃

───。

[頬に映る炎の色は少しだけ血の光にも似て。
蝶と鳥と。空をゆく者たちを余所に、ただそこにある。
炎は空を舐めるように燃え上がる。

きらきらと、空に舞い上がる光はとても美しかった]

───時か。

[ごく微かな呟きは爆ぜる木材の音に消えて
男は静かに目を瞑った。
願いが叶わない事は知っている。逝かなくては]


執事見習い ロビンの言葉にただ小さく笑うのみ


 もう少し
 あと少し

 紅い、あかい

 ひが消えたなら

[囁くように言葉を紡ぐ]

 ひとはひと
 けものはけもの
 
 彼岸のむこうへ、ゆかなくては


本屋 ベネットを流し見遣り瞳を細めた。


───。
何だ、お前来るのか?

[目を細める冬の花の言葉。
首を傾げた。ちらりと横の姿を見て]

あちらへ行けばよいだろう。

[人の一人も食えていない花が何を言うのかと
意地悪く獣は笑う]


 ……いけませんか

[首を傾ぐ]

 いけるでしょうか

[見上げ]

 喰らう事こそ出来なかったけれど
 私は、人に非ず
 貴方さまは、どちらへ?


其処で即答できないということは、
迷っているに他ならんだろうが。
お前のような根性の座っとらん奴を連れていくのはお断わりだ。

[軽く肩を竦め、手は行ってしまえとばかりひらひらと揺れる。
乾のほうへと追い立てるように]

それに、私の行く先はお前の気にする事ではない。

[いつかと同じような言葉を一つ]


 咲き逝く道が見えぬ故
 迷いもするでしょう

 この手繋いだ方が連れて行ってくださると謂うけれど

[揺れる手見遣り、唇を尖らせた。
子供の仕草
主と繋いだ片手は、そのまま]

 ……どこまでゆけるでしょう
 どこまでゆくのでしょう

 気にせずとも
 気にかかったので


己の望むように選べばよい。

[それは間違っていることだろうかと、
問いかけるように首を傾げる。
口を尖らせた様を見て、ただ男は笑った]

ゆきつくとこまでゆけばいい。
どこまでもゆきたいと願えばどこまでもゆける。

気にかかるとは随分大きく出るようになったな。
ではこう答えよう。気になどかけるな。
人の心配をする前にまず己の心配をしろ。
それに、お前がまず気に欠けるべきは主だろうに。


 望みはひとつ
 願いはひとつ
 死んで……新たに望むのも可笑しな話ですね、本郷さま?

[己を皮肉るような口調
笑う相手に、眉を下げる]

 矢張り、意地の悪いひと
 ひとときでも脳裏交わったお二人のこと
 気にすらかけるなと謂うならば
 心に留めて置きましょう
 私が消えてなくなるまで。
 
 それに
 主さまを心配する必要は無いんですよ。
 だって今はボクが主さまを満たしてるんだから。


若者 テッドは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 18時半頃


 白鷺……―――

[柔く笑む人の名を呼ぶ。]

 胡蝶の名も白鷺に捧げるで。

[舐めるような焔の中で、その身を抱き寄せた。
暫し触れ合う唇と唇。それは契約のように。]

 さて、もう暫し
 現世の行く末を見よやないか。

[獣と謂われた2人の会話を後で聴きながら、現世を見る。
迷うロビンとは真反対に、
片翼と片翼、結んで双翼となった者
――苔色の眸は、先を惑うことはない。

  どこまでも、蒼穹を飛ぼう。

      呼ばれるなら、花ともなろう。   ]


【見】 落胤 明之進

[狭間のこえのする、
現世のこえもまた――己呼ぶ声、主呼ぶ声]

[この燃え盛る業の火の消えれば、
 夢とうつつのまじわりも 夏の宵の幻
ゆくべき道の別たれる。 

 ひとはひと
 けものはけもの

現世にあらざる者もまた常世へ、と]

 天の火とても、
 私の逝く道は焼けませぬゆえ

 ―――未練が増えるのは、困ります。

[呼ぶ声を見やれば、
 熱風に煽られて、黒髪は乱れ、爆ぜる火の粉は瞳に映る]

(@14) 2010/08/09(Mon) 19時頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 19時頃


…、――

[新しい名を呼ばれ、
何処かくすぐったそうにした。]

…――ありがとう…胡蝶 …

[捧げられた名を、
抱きしめるように繰り返す。
焔を背にし、触れ合う唇に結ばれる契約。
長い睫を震わせる。]

ああ。
そう、だな。
…彼らは、生きて――

[子を宿した子も、
目隠しの花も、誰も彼も。
口を挟まぬが、狼の会話は歌うようで、哀しく、うつくしい。]


[やがて、糸はまた違う場所へと結ばれる。

月の名が朧に浮かんだのは二つの魂が添う場所で。
共に逝くことを選んだ重なる二つを見守る貌は
染み付いた憂いの色が消えることのない朧のもの。]


[長い睫毛が震えるを見る。
心振るわすように胡蝶は肩を揺らした。
浮かぶ表情は微笑。]
 
 礼を謂うんは、わての方やよ。

[悲しみも愛しみも、入り乱れて。
哀しくも、美しい、物語の行く末を、二羽は並んで見詰める。

と、糸が新たに結ぶを感じるか。
白鷺も共に感じるなら、貌見合わせて。
視線向ける先に、憂い帯びた主はあるやなしや。

――主が求めるのなら、花にもなろう。

糸を手繰り寄せるように、重なる二つを見守る人の元へ。]

 朧様……―――

[声をかけたは、鵠か華月か、両方か。]


霞の事は気にかけてやれば良い。
あれには花もいる。
あれ等も…良きほうへ向かえるよう、必要なら手を引いてやるがいい。

[男は告げる。
それから焼けてゆく館を見る]

お前達は花主が殺したも同じ。
だから、死後ぐらいは好きに望み――――自由に。


落胤 明之進は、ふと、そこにある存在に気づく

2010/08/09(Mon) 20時頃


【見】 落胤 明之進

[憂うまま、重なる二つを見守るその姿、
――何を想うのだろう、言葉も無く見つめる。]

(@15) 2010/08/09(Mon) 20時半頃

 …――霞さま
 かりょう

 鳥もけものなら
 彼らは同じところへ
 ゆくでしょうか
 
[呟き、視線は二人へ]

 自由に……なら、花主辞めた貴方さまは?

 死した後の魂は何処へ逝くか
 追いかけてみたいと思えども――


[現世に気を留めることはこの二つだけなのか、
燃える屋敷で逃げる他の者達の行く末までを
すべて見ようとも思わずに。

何か、繋がるものを感じる。
それが花達と繋ぐ糸だとは知らず、結ばれる先を見て。
名を呼ぶ二つの姿に浮かぶのは憂い混じる微笑み。]

 ―――…鵠、
 ―――…華月、

[呼ぶのは、花の名前。]


【見】 落胤 明之進

[重なる二つを見守る姿に、
双花のその人を呼ぶ声に憂いに微笑みが混ざるを見れば、
ひとつ頭をさげて――]

  ……花のうてなにて、
     お会い致しましょう。

[恨み言の一つでも
言うべき相手は既に彼岸の身
燃える鳥籠を――花と月を一度振り返れば、

業火の中に歩み去る]

(@16) 2010/08/09(Mon) 20時半頃



……朧様


[――かける声は重なる。

名を呼ばれ、
並ぶ双翼は共に憂う朧月を見た。
高嶺の、朧の、花として。]


【見】 落胤 明之進

[逃げいく人々の影が見える、
軋む家屋、燃え爆ぜる音――いずこかでまた梁の落ちる。

 焔の中で、煤にも穢れず、
 白き衣をたなびかせ、

逃げる人々を見送るように、佇む。
その薄れゆく姿を目に留める者はあろうか]

(@17) 2010/08/09(Mon) 21時頃

[主を呼ぶ声は重なった。
憂う微笑みの主を前にして、躊躇うように華月は言葉を紡ぐ。]

 ロビンは、霞月夜様は
 欲しいもの全部手にいれよった謂いました。
 朧様は、朧様の願いは、叶うとりますか?

[聴いてどうすると云うのか。
もしかすれば、傷を抉るような言葉なのかもしれない。

それでも、尋ねた訳は……―――。]


[不意に名が出ればそちらへ意識を向けるけれど]

 ……

[主の手を握ったまま、口を開かない。
視線は紅く染まる屋敷へ]


[現世に在った頃見た儚き姿が此方に頭を下げる。
現世の者と気に留めていなかった姿が不思議と、
近い場所に在るように感じられれば察するのは早く]

 ……熱いぞ…?

[引き止めるでもなく、それを感じぬことも判っている。
冗談の類のひとつのつもりなのだろう。
黒檀は、現世よりもはっきりと見える花の姿を見つめ]


 ――…想う場所で…逝けるよう、


[彼岸へと。業火へと入る花を見送り]

 ……悔いなく…、な…
 


【見】 落胤 明之進

[―――想う場所、
ああ、その場所で彼の人は逝けたのであろう、と。
うつつに聞いた、悲鳴の出来事、
片割れを語るその姿を思い出す。
 
 ――想う場所、描けども、
        描けども]

  それもまた、未練にしかなりませぬゆえ……
  そうですね、せめて散るなら、

  花らしく。

[振り仰ぐは本邸、燃え盛る大広間]

(@18) 2010/08/09(Mon) 21時頃

[焔はその紅を深くし、大きく咲く業火の花弁。
鵠と華月、二つのこたえが返ると小さく頷き、
結わず下りた黒檀の髪が動きに合わせて揺れた。]

 ―――…華月…?

[常とは少し違う躊躇うような様子。
訊かれる言葉に黒檀が華月を見とめて、一度瞬く。]


 ……未だ、わからぬ。


[瞳を伏し添う月と鳥を見下ろすこともなく、
朧の月は選んだ二つの花の姿を映し]

 …何故、そのようなことを…?
 


【見】 落胤 明之進

[何処なりや、知らねども。
おそらく声は届くであろう]


 ―――こてつ、
     共にひとさし、如何です?

[彷徨う花に呼びかける]

(@19) 2010/08/09(Mon) 21時頃

天上の鳥ならば、空へ続く道も知っていよう。

[それに、と、そこでは言葉を切った。
傍らにいた童を思えば言葉が切れる]

私は

[口が何かを告げかけて]

お前に言う事ではないな。


[明之進が業火に呑まれて行く様を、主の後ろにて見守る。
熱くはないのだろう。
けれど、その姿は、主が紡ぐ言葉が、華月の心を焦がす。
生まれる感情は       ―――やはり、哀しい。]

 朧様は、わての願いを叶えてくれはったから
 やから……でしょか。
 全ては巡り合わせもあるやろうけれど。
 でも、もし、朧様の願いが叶ってないんやったら

[問いの理由に応える苔色は、少し揺らめいて。]

 朧様は厭やろうけど、霞月夜様を憎う想います。

[怨み嫉み持つこと少なかった故の戸惑い。]

 花の立場で出来ることは、あんまない想いますけど。
 なんや、あったら謂うてください。

[いつになく上手く言葉を選べずに、眉尻が下がった。]


【見】 落胤 明之進

 ―本邸・廊下―
[本邸は火の回り、いまだ多少の余裕はあろうか。
色硝子の廊下はもゆる炎に照らされて、
夕焼けよりもさらに赤く華やかに]

 ―――……、

[月瀬と天満月を連れた、イアンの姿。
そこに狂気は伺えず、ふと眼差しを和らげる。

屋敷の外に彼らが出れば、
門の傍ら、青く茂る桜の木陰、
絵描き道具と共に、紅の一厘――黄泉銀花]

(@20) 2010/08/09(Mon) 21時半頃

【見】 落胤 明之進

[逃れた、と思ってくれるだろうか。]

(@21) 2010/08/09(Mon) 21時半頃

[音にならない音
矢張り告げられはしなかった
人喰花は、花主をやめた獣を見る]

 …――――謂わずとも
 構わない
 です。

 それで充分。

[吐息を洩らす。
紅い大輪の華が咲いた屋敷の大広間
ついに登る事のなかった舞台
ひとつ未練があるなら
歌曲を
聴いてほしかった]


【見】 落胤 明之進

[現世の声の、遠くなる。
     遠くなれども]


 ――……主様、

[その呼ぶ声だけは、
 黄泉よりの声よりもまだ強く響く、

 一つ呼ばれるたびに、強く]

(@22) 2010/08/09(Mon) 21時半頃

若者 テッドは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 21時半頃


メモを貼った。


落胤 明之進は、炎の先を仰ぎ見れば、ひとつ足を踏み出して

2010/08/09(Mon) 22時頃


メモを貼った。


【見】 落胤 明之進

―椿の間―
[翻る白装束に緋色を燈し、
それはその部屋の入り口に静かに佇む]

 主様、
 どうぞ、早くお逃げ下さい。

[心揺らがぬように俯いたまま]

 ……お別れにございます。

 未練となりますれば、
 ご挨拶するつもりも、なかったのですけれど。

[薄れた姿は、両手で太刀を差し出せど、
その片手は既に現世の者にはうつらない]

(@23) 2010/08/09(Mon) 22時頃

【見】 落胤 明之進

[かけられた言葉に、ただ
ふるふると首を振る]

 ――主様、私は……、
   行けないのです。

 もう、ご存知でいらしたでしょう。
 私は――、私が、

[見上げれば、黒紅に緋色。
 躊躇う口唇は、小さく震えて]

 黄泉の花であること、を。

(@24) 2010/08/09(Mon) 22時頃

メモを貼った。


[苔色が戸惑うように揺らめく。
その色を見ながら言葉を待ち、
憂いの黒檀は驚くように 少し、大きくなる。]

 ―――…華月、

[名前を呼ぶ…、笑みが零れた。
困った時に零れる、微苦笑に近いもの。]

 …心配をさせたか。

[鵠と華月、二つの花を見る。
双花となった二つ、
けれども選んだ理由は個と個への想いに。]

 ――…霞は私の願いをひとつ、叶えてくれた。
 恨んでやるな…、そのようなことを考えるよりも…

[そこまで言って、迷うように一度言葉を切り]


【見】 若者 テッド

― 本邸・廊下 ―

[赤く、紅く染まりゆく屋敷。
激しく哀しく、業火は天高く燃え上がる。]

―――…。

[その中、火の粉を巻き上げて風が立つ。
屋敷の中を彷徨っていた虎鉄は、声に呼応するように、とん、と廊下に降り立った。
しかし其処に声の主はもう居らず。
次いで耳に届くは、黄泉花の別れの言葉。

焔舞い狂う中、虎鉄は庭を眺めて狭間の声を静かに聞いた。]

(@25) 2010/08/09(Mon) 22時頃


 ――…花の姿である時は…、
 ……私の傍に…在って欲しい…。

[迷いの後紡がれる言葉は、
吐息のように消え入りそうな音…掠れた。]


…―――――

[話すから、黙して聞いて。
呼ぶ声が重なって。
双つ花はますます対の様相を呈した。

燃え盛る炎、
椿の花に、あの日手にした枝の感触を思う。
りん――――と、鈴が鳴り。
映すのは朧月、花の主。]

…―――花となって散り
命(めい)も守れなかった花で…
申し訳、なく

[いつの言葉切れたときか、詫びて。
流れる黒髪を見る。
結ったのはただ一度。
霞月夜と重なる下ろし髪に、どうすべきか迷い]


【見】 落胤 明之進

>>115
 ……いけません。
 生ける者と死す者は交わらぬがさだめ、

 我が身もまた、
 夏の宵のひと時の幻に過ぎませぬ。
 夢とうつつの交わる、今この時が過ぎ去れば

 ただ、消え行く……

[掴もうとするその腕は、
既にその躯を掠めるのみであろう。
 一度、見開いた瞳は、哀しげに伏せられて]

 ……もう、怒ってなどいませんから。
 主様――   だから、早く。

(@26) 2010/08/09(Mon) 22時半頃



――――、…


[迷う間、黙して。
主を見、言葉はどちらへか]


 はい。

[華月の名に返事をする。故に今は花。
主の浮かべる微苦笑に、浮かぶ感情――哀しい。

心配、その単語に頷きを一つ返す。
続く言葉に、緩く唇を噛むのは否定か、それとも。
少しの間、俯く。]



[けれど、途切れる言の葉に、苔色を黒檀に合わせた。
沈黙を持って、先を待つ。
まだ、鵠とは手をつないだままだったろうか。
そうであれば、少し握るを強めた。]




 御意。もちろんや。


[主の願いに惑うことなく告げる。
鵠の言葉は聞かずとも判る。
それは、主の言葉途切れた時の、鵠の言葉にも見てとれる。

もしかすれば、
また双花の答えは重なったのかもしれない。]


 あるじと呼ぶ
 其の時から

 繋ぎとめられるのは
 花だけでなく

[静かに呟く
瞳は現世を映し]

 迷い断ち切れぬのは
 キミも、同じじゃないのかい明之進


メモを貼った。


【見】 落胤 明之進

 主様は、まだ主様ではありません……!
 ですから、

 従うことは――

[首を振って、己を掴もうとする。
 その腕を拒絶する、のだけれど――燃え盛る炎の迫るに]

  ―――…ッ、主様

[膝をつく傍らに添えば、腕を差し出す。
 言葉に過ぎるは危惧のみで]

 お別れを告げるためです。
 主様を、危険にさらすためでは在りません…!
 はやく、庭に……

[ふわり、立ち上がれば満ちる煙の先へと導こうと]

(@27) 2010/08/09(Mon) 22時半頃

[熱さは感じず。ただ花主と花の様子を見ている。
抱いた花の頭を撫でる。

もうすぐ――]

お前の歌を、もう一度聴きたかった。

[眸に移るのは寂しげな色]


[秋色の髪に触れた手
気付くに間が空いた]

 主さま
 歌も、笛も、足が治れば舞いも
 この身が覚えた芸事は
 幾多もありましたのに

[腕の中、背を靠れさせたまま
主の顔は見えず]

 …――


【見】 落胤 明之進

[狭間の声にふるり、と震える。
あやまちは幾度とあれど――]

 ――…主様、

[行かずば、主の命の危うい。
けれど手を重ねようと、それはきっと重なるだけ。
――己が身があれるは、この邸内のみであるのに]

 舞は、――舞は……
 主様が、月瀬殿とのお話に夢中になってただけではないですか…!

[それどころではないのに、
反論の言葉を返して、怒ったふりで哀し心を誤魔化して]

(@28) 2010/08/09(Mon) 23時頃

───ああ。

[冬の花の言葉。
己にはそれで十分。
そう思えば、何処かから聞こえる喧騒。

───姿は消え。

そしてある場所に降り立つ。
視界には、歎く椿の姿]


[彼は、椿の事を何と呼んでいたか。
その椿へと、一つ、二つ。
足音のない歩みは近づく。
少しためらったが迷いはない。
椿の背から、そっと。守る様に両の腕を伸ばして、包むために。

確か研師はこう呼んでいなかったか]

───明。

[一度で反応がなければ、もう一つ。
自分に気づけば、合わせるようにと鉄色の瞳は無言で告げる]


【見】 若者 テッド

―――…ばぁか。
ホントお前は辛気くせえな。

[琥珀は宙を見て、狭間へ声を届ける。
その刹那、満ちる煙が少しばかり風に巻かれ、明之進と刷衛の前に細い道が姿を現すか。]

…行けよ、明之進。
主と共に。

[宙を見た琥珀を伏せて。]

(@29) 2010/08/09(Mon) 23時頃

聞こえる自分の扇の音に少しだけ口元を緩めたが、笑みはすぐに消える。




―――――御意。



[ごく丁寧に、答え。
それさえ重なり、しろい鷺の花が
小さく揺れた。]


 屋敷なくしては
 保てぬ
 
 ……きっと

[琥珀伏せる姿に
ぽつり、囁き落とす]


メモを貼った。


【見】 落胤 明之進

[蓮花の気配に、面を上げる]

 ――…本郷様、……ッ

[鉄色と交わった、刹那。
触れるはずもなかろう手を引かれた]

(@30) 2010/08/09(Mon) 23時頃

[二つの声、重なった返事が戻れば黒檀を伏せて]


 ―――…うん、


[少し、幼い頷き。下りた髪が揺れる。
安堵したかのように浮かぶ笑みは、
死に際にも浮かべた憂いの乗らぬ穏やかな…]


[少し遠くから聞こえるのは儚き花を呼ぶ声。
炎は止まぬ、花を留めようと呼ぶ声も。]


 生者は、生者の道を
 死者は、死者の道を
 もし
 同じ道を望むなら
 生者死さねば
 叶わない

[呟き、溜息ひとつ
視界が紅くあかく]

 望みはひとつ
 願いはひとつ

 ふたつ心懐いたなら


【見】 落胤 明之進

[―――歪めて、見上げる。引かれる手の先]

 わ、私は……、
 私は、大丈夫ですから……

 迷わず逝けますから、だから。
 もう、――主様、

[炎を過ぎる。
視界が滲むは、熱気のせいではない。
そんなものはとうに感じない、のだから] 

 はい、一生……、
 覚えていて下さい。

[微笑ば、琥珀の声のする]

(@31) 2010/08/09(Mon) 23時頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 23時頃


[するりと。
手元に残ったものは何もない。
椿は既に、向こう側に]

───。

[驚きのあと、小さく苦笑が零れた]

こちらへと招く手は、必要なかったか?

[椿に尋ねる。
主と呼ばれた男に、決別を進めたのは自分。
そこまで情が深くなったというのであれば、行方知れずの椿の主のかわりに
椿をこちらへと招くための手を差し伸べてこそと思ったけれど]


【見】 落胤 明之進


 辛気臭い……

[宙に琥珀を探してみれば、
揺らぐ存在の引き寄せられた。
収まるその幻は――望むからに他ならず]

 ―――……、でも、
   でも、私は……

[――今、この時だけ、としがみつき、
その人を切なく見上げれど。

それでも、躯は薄れゆく。
燃え落ちてゆく、屋敷と運命を共にするように。]

(@32) 2010/08/09(Mon) 23時半頃

[2つの同じ返事、受けて主は幼く頷いた。
それに愛惜の念を持つ。

―――2つが花であるとき。
それは、主が花の名2つ呼ぶ時。

鵠と呼べば白鷺が。
華月と呼べば胡蝶が。

それぞれ花に身をかえて、糸を頼りに蒼穹より舞い降りよう。]



[今は花として、主の隣に控え、同じものを見る。
駒鳥の啼く唄に想いを馳せながら。

望みはひとつ――蝶でありたい。
願いはひとつ――花でありたい。

ふたつ心懐いて。]


【見】 若者 テッド

さて、俺はどうしようかね。

[明之進とは違い、未だ現世に姿を濃く残す虎鉄。
それは未練の強さか、行き先を失い縫い止められた迷い子か。
パチパチと散る火の粉に混じり、琥珀を伏せて独りごちた言葉に狭間より囁きが降る。
屋敷なくしては、保てぬ、と。]

…大事なのは其処に在るかどうかじゃなくて。
繋いだ手を離さず、ずっと見失わない事だ。

[言ってから、自嘲気味に微かに笑って。]

それに、どうせ屋敷と共に朽ちる身だってんなら。
死にてえ場所で死んだって、罰はあたりゃしねえだろ。

(@33) 2010/08/09(Mon) 23時半頃

[邦夜達が無事な場所まで辿り着けたのを確認して。
ゆらり光は人影に。

手には主が持つ笛を強く意識して構え。
別れ告げる長い音色]

されど。
こころはきえることなく。

[現の風には乗らぬ一音を吹いた**]




  虎鉄……―――
        お前はどうしたいん?
 
 


【見】 落胤 明之進

[苦笑交じりの声に、小さく返す。
狭間へ向けるその声は、主は耳にはもう届くかどうか]

 ――…ありがとうございます、
      弁えております から。

[冬の言もその通り

 いけるものはいける道、
 しせるものはしせる道]

(@34) 2010/08/09(Mon) 23時半頃

[――朧月は、笑む。
憂いの乗らない笑みに、
自然、つられるように顔がほころぶ。

頷けば
――りん、と鈴が鳴る。

双翼は蝶であり白鷺。
華月であり鵠。

朧なる月の傍に舞う。]


メモを貼った。


 繋いだ手はここに。
 見失う事は無いでしょう
 死期を悟ったそのときに、体は勝手に動くもの

[虎鉄の笑みに混じるいろ
あの微笑み方を知っている]

 燃える、もえる
 あかく、紅く

 黒煙のぼる その先は
 現し世か 移し世か

 ゆく先は、ありやなしや?


囁くように詠いこぼす。


メモを貼った。


[遠く、唄う声が聴こえた気がした。
―――…気のせいかもしれない。
辺りを包むは触れることできぬ現世の業火。
唸る焔の唄に周りの音は掻き消され

――…りん、

傍に在る鈴の音が炎の中涼やかに鳴る。]


[弟弟子の、自嘲気味な言葉を拾って尋ねた。]

 死にたい場所が、あったんやろか?
 なぁ、ずっと手は繋いでられへんけど。
 そゆ場所があるんなら、連れていったりたい。

[片手は鵠と繋いだまま。
けれど、もう片手を、
誰かに暫しの間、伸ばすことは出来るだろうと。

ええやろか?と言葉なく尋ねるのは、
鳴る鈴の音の元に。]


[其処を離れようと思わないのは願いがあるから。
重なる二つ、添う花主と花。想いあう月と鳥。
その二つが燃え尽き消えるその時まで、
ちゃんと寄り添えていれるようにと…。

蝶と鳥の名を持つ花達がこの場を離れようとも
主は何も言わないだろう。離れても繋ぐ糸は此処にある。

月の片割れは、業火に混じる唄を聴きながら二人の姿を見守っている。]


【見】 若者 テッド

[朱い虚空に降るのは、兄弟子の言葉。
お前はどうしたいと問われ、立ち尽くしたままの琥珀は一度瞬く。]

俺は…、…還りたい。
主の下へ。王璃さまの傍へ。

…でも、還り道がわからねえんだ。

言いつけを破ってしまったから。
あの方の手を離してしまったから。

俺は―――…、還れない。

[ゆる、と頭を振るとその場にゆっくりと屈み込んだ。]

(@35) 2010/08/10(Tue) 00時頃


…――


[華月を、胡蝶を見て。
ひとつ、頷いた。]


───好きにするといい。
どうせお前も、私とはゆくところが違う。

[空っぽの手をひらりと振って。
まるでそれは好きにしろと、
冬の花をからかっていたあの手に似ていた]


【見】 落胤 明之進

[無骨な手が髪を撫でる、
その感触に眉根を寄せて目を細める。
――滲むのは、炎のせいではなく]

 ……はい、
      はい、主様。

[己の存在は薄れてゆくのに、
声と温もりだけは、薄れない]

 ―――…毎日、
 余所見をしないのであれば。

 セシルと話してて、
 きちんと見てくださらなかったら、また 怒ります。

[描いて聞かされた
 夢物語にふ――と微笑って]

(@36) 2010/08/10(Tue) 00時頃

【見】 落胤 明之進

 ……ああ、主様。
 約束、わたしのせいで守れなかったこと、

 ごめんなさい、とセシルに伝えて……

[現世に繋ぎとめられる、存在の薄れてゆく。
裏庭の椿もまた、燃えたのだろう。

ただ、目蓋を閉じるようにして、じっと。
縋るように慈しむ護るように、

透き通る腕を背に回して、
いま少しだけ――]

(@37) 2010/08/10(Tue) 00時頃

笛降ろし、静かに耳を傾ける**


落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/10(Tue) 00時頃


[相方の是を貰えば、柔らかく微笑む。
瞬く琥珀に、苔色を合わせた。]

 わてと鵠さんが、一緒に探したるし、運んだるわ。
 
 なぁ、花と花主の絆って、そんな柔いもんやろか?
 よう、自分の周り見てみい。
 まだ縁(よすが)が、のこっとるかもしれへんやん。

[細く細くなっていたとしても。
もしかすれば、虎鉄にも糸が絡んでいないかと。]
 
 還れんおもたら、還れるわけないで。
 なんや、そんな後ろ向きなん、虎鉄らしゅうないわ。

[ほら、と差し出す片手。]


[柔らかな笑みに笑みを返す。
主の方を、一度見て。
それから、琥珀へ視線を移した。]

……探そう。

[と、言葉 繋いで。]


【見】 落胤 明之進

[主が傍らに座りあれど、
繋ぎとめるべき宵の夢が崩壊すれば、
その身はもう常世のもの――]

 主様――…ッ

[声も姿も、もう届きはしない だろう]

(@38) 2010/08/10(Tue) 00時頃

若者 テッドは、メモを貼った。

2010/08/10(Tue) 00時頃


メモを貼った。


落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/10(Tue) 00時半頃


[薄れていく椿の姿。
どうせあの研師は生きるだろう。
どんなに死に急いでも生き残るものというものはいるものだ]

───時間か。

[がら、と遠くで崩れる音がした。
廊下の美しかった色硝子は熱と煤で見る影もなく]


[倒れ伏せる同じ顔の月に話しかけることもない。
花達が弟弟子の姿の元へと行くのを見届け、

―――…業火の中、静かに佇む。

焔が二つの姿を包んでいく…
溶けて、白から赤へ…赤から…ひとつに。]


[焔の向こう側、離れた廊下に佇む背が見えた。]


 ―――…本郷、


[一瞬脳裏に浮かぶ、不思議な記憶。
童の傍に添う、獣の姿。]


[一際大きく聞こえる、崩壊の音
冬色の瞳を静かに閉じる]
 
 現し世のゆくさきに
 ひととけものの交わる道はなけれども――

[視界は紅い あかい]

 逝く先に
 みちは……

[翳んで]


【見】 落胤 明之進


 いけるものはいける道
 しせるものはしせる道

 同じ道をいくのであれば、
 ……生ける者は死なねばならない。

[道行き滅ぼす天の火が、
たとえ今この手にあろうとも、願うことは一つ]

 ……主様、どうか 
  私を、あなたの道妨げる者にしないで下さい。

[――生きてください、と冷たいその手を頬へと寄せた*]

(@39) 2010/08/10(Tue) 00時半頃

【見】 若者 テッド

[屈み込んだ迷い子の前に差し出されるのは、狭間に咲く双花の優しい手。]

もう、赦して下さるだろうか…。

[ぽつ、と呟いて見上げた顔は不安に満ちた顔。
けれど、双花の顔をじっと見詰めればもう一度俯いて。]

…でも、華月と鵠が一緒なら。
見つかる気がする。

……有難う。

[照れくさそうに礼を言って見上げた顔には、少しばかり幼い笑顔があった。
そして、そっと優しい手を取る。

手と手が触れたとき。
ふと、思い出したのは。

主の綺麗な―――優しい鉄色の、瞳。**]

(@40) 2010/08/10(Tue) 00時半頃

主の腕の中で静かに息を一つ吐いた**


執事見習い ロビンの手を離す事なく、寄り添うように引いて


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