129 【DOCOKANO-town】
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そりゃ、バトルが中心だし、そういう目的のやつがかなり多いよ。
でも、ほら。
キャラ、かっこいいし可愛いじゃん。
でもって、こんな風に入り込んでさ。
なりきりとかそんな、そういうのも楽しんでる人多いんだよ。
だから、
[なにが言いたいかというと。]
プレイヤーの俺らはそんな危険人物ばっかでもないんで怖がることないんだ。
……ほんとは、な。
こんなの、へんな状況作ったあのアナウンスとかが悪いんだからな。
[うまく言えない。
まあ、これが伝わって中の人が怖くなくたって]
こうやって、痛いのわかってて武器振り回してるのは、やっぱ、怖いけどな……
[どんどん人が増える。
どんどん、殺し合いが、増えていく。
表情が険しくなるのが、自分でもわかった。]
[闇は闇のまま、諦めてしまいそうになるけれど]
……見つけて。
何も変わらなかったらどうなるんだろ。
[死にたくなんかない。
忘れてしまうのもいやだ。
誰が、いったい、なんのために]
― 朽ち果てた社 ―
あー……あんたも、そう
[生者と死者の区別がつかない。
案外、本当に死んだら、こんな感じなのかもしれない。
そう考えて、少しだけ、笑った]
……状況把握したところで、なァんにもできないンじゃねェの
[中身がいようがいまいが、ゲームのキャラに違いはない]
俺が此処にいんのも、
あんたが
[そう、ラルフを見やって]
此処にいるのも。かわんねェだろ
キャラにとっちゃァ、自分の生き死にってだけなんだし
[だるそうにいったあと、ふぁ、とわざとらしく欠伸をした。探すつもりはない。見つけたらいじめていたかもしれないが、なんだかその気もなくなってしまった]
[視線が惹きつけられる。
ミルフィの手が、握る力を強めた。]
……俺は、行かない。
行けないんだ。
[引かれても、足を動かさない。]
行くなら、行ってきたらいい。
……なんて投げやりな言い方になってごめん。
あんたもかよ
[探してどうする。そう言いたげな顔を、やがて現れた芙蓉に向けた]
痛みなんて、すぎたら忘れンだろ
[小石を蹴り飛ばすような仕草。
からん、とも音は響かず。
芙蓉が消えていくのを確認すれば、はぁ、と今度は溜息をついて。やがて自らもランダム移動を選択した。11]
[豹だけならともかく。
来るわくるわ、妖怪首おいてけに妖怪ナユターにニンジャに。]
う、え……
[斬られた場所も、刺された場所も、焼かれる痛みも思い出しそうだ。
空いた手で、穴が開いていた胸元を押さえる。]
[ダーラがロクヨンの楽しさを教えてくれる。
今がすこし変なだけだと]
うん……ダーラが、いい人だってのは分かるし……
ほかのみんなも、そう、なんだよね……
[多分、と思ってしまうのはセシルの様子とかフィリップの様子とかを見ているからだ]
……でもやっぱりこわい、から。
[別の場所に行こうと思う]
[一緒には行けないというダーラからそっと手を離して]
うぅん……それなら、しかたない。
あたしは、いくね。
[謝るダーラに首を振って、一歩はなれる]
それじゃ、またね。
[やっぱり、誰かが負ける――死ぬところをみるのは怖いから。
軽く手を振ってステージ一覧からランダム移動を選ぶ4]
― 公営床彼競馬場 ―
[教会から離れてほっと吐息を零す]
……
[戦いから目を逸らした事に気づいているけれども、やはりずっとは見ていられなくて。
ため息を一つついて顔を挙げる。
オスカーや、他の誰かがいるだろうかと探すつもりで。
72(0..100)x1 →80以上でオスカー発見]
[オスカーは見えず、他の人影も無くて。
僅かにため息を零しながらはじめて入る場所を興味ぶかそうに眺めている]
……ここって、競馬……?
[テレビのニュースやドラマでしかみたことのないような場所に一つ瞬いて、きょろきょろしている**]
[籠入りのヴェスパタインが、海老に投げられて空をとぶ。
的確に敵を狙うアレすげえ。]
また な。
[衝撃に気分悪いのがちょっととんだ。
えびなさんありがとう。
その隙に、なんとかミルフィにそう言って、去っていくのを見送った。]
……いや、俺此処に用ねェし
[既にだだ下がりのテンションがさらに下がるようなロータリー。
移動ウィンドウを開き、集まる光点にひかれるよう、選んだのは、やはり初めて訪れる――]
― 教会 ―
う、わー
[こんな場所、床彼にあったっけ。
そう思った次の瞬間、目に入ったエビの俊敏な動きに目を奪われる]
[折角だし自分の運にかけてみよう、とか思ったりもするのだけど]
……一回訪れた場所にいるとか、ないかな。
人がいる場所にはいない気もするし。
[そうして選ぶのは床彼ミューズホール。
最初に見た場所だ]
はー…… 、はー……
[息を喪わないよう、吸って吐いて。
立ち続けているのはちょっとしんどい気がして、膝をついて激しい戦闘を見ている。
此処に居ないライトニングは、ナユタは、どうしているのか。
明之進が消えたのは、そっちへ行ったんだろうか。]
どこも、こんな…… 戦場かよ……
[人数もだいぶ減っている。
その大半がここに集まってるが。]
[広間は一望できる位には広々としていて。けれど。
広さがある分隠れる場所もありそうだった]
……いない感じ?
[70以上で、誰かの気配82(0..100)x1に気付く]
豹……
[サンタワールドで離れたっきりだった黒い姿を見る。
公園へ行ったって聞いてたけど、ライトニングと違ってこっちは無事そうだった。]
っセシル!!
[痛そうな声がする。
俺はもう、こっちに来たから痛くない。
けどあいつらは、まだ、痛いんだ。]
……あ?
[声が増えた。
アラートも無しに。]
フランシスカ……
[脱落してから逢う、二人目だった。
こいつも観戦モードだったんだろう。]
……誰か、いる。
オスカー?
[そちらを振り返れば、そこに彼は佇んでいた。
こちらをじっと見ている]
教えてくれる気になったら、嬉しいんだけど。
やっぱり、だめ?
[問いかけても、見てくるだけの彼を、じっと見る]
――どうして、ここにいるの?
何か言いたいことがあったら言ってみてよ。聞くし。
そろそろ探すのにも疲れちゃってさ。
……いつ終わるかも、わからないんだもの。
おうおう、仔猫ちゃん
痛そうだねェ
[どこか楽しそうに、ふわり浮かんで、けれど声は平坦に。
名を呼ぶ声にゆるり顔を向けた。
ぱちぱちと瞬きをする]
なァんだ、ダーラ様
着替えちゃったの
……泣きそうな面、してんねェ
[くく、ととうとう声に出して哂った]
COMを最初に狙うのがセオリー、なんだってね。
私、ロクヨン始めた頃は先に倒されてたし。
慣れてくる頃には、狙う気なかったし。
だから、どんなふうにCOMがやられるのか、あんまり見たことなくて。
今回はちょっとだけホテルに行ったけど。
でも、オスカーには中身がいたんだね。
[黙ったままのオスカーへと話しかける。
一応まだ消えることはないようだ]
なぁんだって……
お前にあったとき、どんなかっこ、だっけ。
よく血塗れになったんで、 な。
[笑い顔にいらっとする。
返す言葉にけど、力は入らない。]
……うるっせ。
って、もう、十分だろうがよ……
こいつらだって、怪我して、痛い思いして。
もう……
[見てるだけなのにこっちが痛い。
ちくしょう、ってフランシスカを睨んだ。]
痛かったねって、言って欲しいわけじゃないよね。
勝ちたかった、のかな。
ここに閉じ込められたら、閉じ込められた人みんな、COM扱いになるのかなぁ。
[距離を詰めることはしない。又逃げられそうだから。
代わりに、その場に座り込んだ]
何でも、良いんだ。
私は、白だけど、白がかったらそれでいいとか、言えないし。
紅の人も生きてて欲しいと思うし。
[何か言いたげなオスカーに首を傾げて]
もう ……なァに?
[表情を消し、続きを促す]
見てられない?
消えればいいじゃん。それも出来ないなら
みィんな 俺らみたいになれば
いいよね?
[痛くないだろう、と生前から塞がっていた腕の傷をさすりながら
さて次は誰が死ぬだろうと、視線をめぐらした]
だってさ。
今戦ってるみんなって、戦いに来たのはあるけど、誰も相手を本当に殺したいと思って、来たわけじゃないよね。
みんな、こんな物を仕掛けた誰かに、戦わされてるんだ。
好きで暴れてる人もいるかも知れないけど。
このままどちらかが勝って、どちらかが閉じ込められてしまうなら、それって仕掛けた人だけが気持ちいいだけでしょ。
勝った側が知らせようにも忘れてしまうみたいだし?
それってさぁ。
全員ただの齣じゃない。
[浮かぶ笑みに悔しさが混じる]
だから。
何か知ってることがあったら教えて。
[「芙蓉」の浮かべる笑みが消える。
多分今、今まで生きてきて一番真剣な顔をした、と思う]
フィリップ!!
[叫びに手を伸ばすけど、吹っ飛ぶほうが早くて届かない。]
くそ、
消えて解決すんなら消えてやるよ!!
[売り言葉に買い言葉。
勢いで返して、舌を打つ。]
俺らみたいにってことは死ぬってことだろ!
その後でもう痛くないから一回死ねってか?!
んなこと言えっか!
なんでそんな、お前、平気そうなんだよ……
始めっからそうだよいきなり襲いかかってきやがって!
[まるで八つ当たりみたいに叫んだ。]
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