55 【突発】つべこべ言わずに恋せよ若者【RP】
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-連れ去られる前-
……ん、メール?
[問題ない、の人からメールが来ていたので確認]
あー。わんこだ。
[自慢したかったのか、と思いつつ、和んだ
しばらくして、ケイトがたずねてきて]
あれ、どしたん? 大丈夫ー?
[見るからに調子の悪そうな姿にたずねると]
あはは。薬剤師は仕事以外じゃ薬とか持ってないよー。
[と、言いつつ部屋にしっかり備え付けられていた二日酔いの薬と頭痛薬と胃薬を選び出して、渡した]
-連れ去られ後-
び、びびったー。
これが濃いとスリルとサスペンスなのか。なんか漢字が違う気がするが……。
[一通り事情を把握した]
[ケイトの姿を見かけたらやっほーと
二日酔いどう? と聞きつつ
探検する]
……ふうむ。古くて手狭だけど一通りそろってるみたいだな。
お、露天風呂まである。
ラッキー。貸切風呂だ!
[ドロだらけだったのでほかに人がいないのをいいことに露天風呂を満喫しに行った。石がごろごろの秘境風呂に近い趣
調子に乗ってお日様に向かって仁王立ちしていたらお猿さんが寄ってきたという**]
山間部の天気は変わりやすいのであった(またすぐふるかも)
――回想――
[サイラスに薬をもらって、自室で少し寝たら大分回復した。
ドアをノックする音が聞こえて出てみたら、ゾーイがいた。
言いにくそうにしている様子に、どんな用件かすぐにわかった]
わかった。…別館いけばいいのね…
…ゾーイちゃん、気にすること無いよ。
…悪いのは、全部町長さんのせいって、わかっているから…
橋が繋がったら、町長さんボコりに行きましょうね…
[ゾーイを慰めるように、頭をわしゃわしゃ撫でた]
一人は寂しいけど、でも、ゆっくり本でも読んで、皆を待っている――
え。一人じゃない……?
[サイラスも行くと言う言葉を聞いて、目を丸くした]
――別館――
[別館は本館に比べると、こじんまりとしていた
廊下を歩くとみしみし音が鳴るのが、とても気になった]
…二日酔いは大分、よくなってきましたけど…
センセーの方こそ大丈夫ですか……?泥だらけで…
[確かに先程まで土砂降りだったが、自分がここまでやってきた道はそこそこ整備されていて、泥が付くことがなかったので驚いた]
はやくお風呂入ってきた方がよいですよ…
[探検をつづけるというサイラスをそう言って見送った]
[自分は外が見える窓辺のソファーに腰掛けて、
持ってきた本から適当に選んだ本を開いた]
『そして誰もいなくなった』か……。
何回か読んでいるから、犯人しっているけど…
[本館でサイラスの失踪が問題になっているのは知らず。
その推理小説を呼んでいるうちに、いつのまにかすやすや寝始めていた]
ふーいいお湯だった。
[秘境気分でさっぱりして出てきた]
おや、疲れちゃったのかな?
[うとうとするケイトに、担がれてきたのである意味楽だったのかなあと思いながら、手近にあった毛布をかけた]
……わあ。
[本のタイトルが見えてちょっと身震い]
[毛布をかけられた感触で、ぱちりと目を覚ました。
結構なサイラスのどアップが目に入って、あわあわ]
あ、センセー…
寝顔、みられちゃった……恥ずかしい…
[身体を起こしながらも、顔は赤面した]
ん。……確かに閉じ込められた場所で、密室系トリック物を読むのは
リアルすぎて、怖いかもね……読みます?
[本のタイトルに身震いするサイラスに勧めてみた]
おおっとお。
[毛布をかけながら、何気なく寝顔が目に入ったところでケイトが目を開けて、びっくり。]
おっはよー。
寝顔? あはは、疲れてたのかな。
[赤面する様子になんとなくこちらも恥ずかしくなりながら、本の方に目がいって]
や。ちょっと。本気で怖いからそれ…!
実は犯人が隠れてる的な落ちだったよねそれ…。
…今日は殆ど寝ていただけだから、疲れてはないと思うけど…
[小首を傾げても、もう痛くはなかった。二日酔いタイム終了のお知らせ]
このお話の本当のオチは――まあ、言わないでおきましょう。
別館にはこのお話と違って、これから段々人が増えていくから大丈夫、問題ないですよ…
――そう言えば、今、私とせんせー二人きりですね…
こんなの初めてかもしれません…
[家庭教師をしてもらった時は必ず兄が監視していたし、
本館に居た時は絶対誰かの気配があったりしたので、
完全な二人きりは今までなかったことに気がついた]
そっか。よかった。
読んだことあるから知ってるんだけどね‥。
なんかむしろ俺とか最初に殺される系かも。
[あはは、と笑いつつ]
そして別館はパンクした。かな。
そういえばそうだね。意外とありそうでなかったかも。
そう言われるとなんかどきどきしちゃうかもねえ。
[ふふっと笑った]
「こんなところに居られるか!オレは部屋に戻る!!」とか
言わないでくださいね…
[有名な死亡フラグをあげ、くすくす笑った]
…んー。センセー、そんなこといいつつも、
私ほどそんなにドキドキしてないでしょう……ずるい。
センセーに合わない間に、少しは大人の女性になったんだよ…
[ふふっと笑うサイラスに口をとがらせて抗議した]
だめだよケイト……僕もう眠いんだ。
あ、ここは村に帰ったら俺結婚するんだ、の方がいいかな。
[ふふ、と笑って返して]
あはは、ばれたか。
けどケイトちゃん大人っぽくなったのは、思うよー。前は女の子って感じだったもん。
え、センセー、このお見合い終わったら、結婚するんですか!?
…あ。それ、有名な死亡フラグ…ですよね…
[を聞いて、思わず大声を出してしまった。
叫んでしまってから、我にしまったと後悔した]
「結婚」で思い出しましたけど…センセー、どうするんですか…?
恋人できなかったら、罰ゲームでしたっけ?
…後からここに来る人たち、みんなすでに恋人できている可能性
わりと高そうな気がしますよ…
[向こうにいた時も、何か良い感じのカップルを見かけたし]
わあ。
あはは、するんだったらこんなことしなくていいよねえ。
[大声にちょっとびっくりしながら、有名な、に頷いた。実は何で有名なのかはよく知らない]
ああ、やぁ。どうしようねえ。
確かにそんな気も…。
そろそろカップル、出来そうだったもんね。
[うんうん頷きながら]
とりあえずカップルなったってことにしちゃう?なんて。
あ、ケイトちゃんは誰か気になってる人いるん?
[サイラスの言葉に一瞬絶句した。]
えっと、「カップルなったってことにしちゃう?」って、
私とセンセーがですか……?
……すっごく、さらりと言うんですね…
[赤面しつつ、サイラスを伺うように見た]
…センセー、私の恋人の振りするってことは、
お兄ちゃんの妨害ももれなくついてきますけど、いいんですか……?
そうねー。
けどさすがになったこと、じゃすぐばれちゃうかな。
[笑いながら、伺うような姿ににこり]
えっ。お兄ちゃんここにまでいるのっ。
[思わずきょろきょろ]
い、いないか。びっくりしたー。
ふふ、けど大人になったって言ってもまだちょっと初々しいね。ケイトちゃん。
[赤くなったケイトの姿に笑いながら**]
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