人狼議事


84 戀文村

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視点:


 なぁに?

[ヤニクの声に、少し驚いて顔を上げた
 端的に言うと殺人者と被害者が対面している

 どんな顔をすればいいのだろう、取り敢えずいつもの顔のまま]


 アタシと、アンタの考えは違うわ。
 どうしたいか、は……ホレーショーが決めていいのよ。
 いいえ、決めるべき、なの。

[弱いという彼の言葉、苦笑して
 伸ばしかけた手を引いた
 届かない、触れられない、一方通行]


 ……ほんと、優しい。


あなたが終わらせたいものは……何ですか?
戦争? それとも、あなた自身ですか?

[まだやり遂げたいことがあり。
そのためだけに生きて来た自分の命。
それを、あっさりと刈り取った死神の使い。

そばにいるダーラは自分にとってそういう存在。
そのはずだが、それ以上のものは感じず。

ただ、純粋に。
彼女が人を殺めるに至ったもの。
それをつき動かす正体が知りたかった。]


どうして、俺を?
……クラリッサをこの村から連れ出すこと。
それすらも出来なかった、いくじなしですよ?
殺す価値すらもなかったはず。

……どうしてですか?

[純粋な好奇心から。問いかける。
淡々と、静かな口調で。

ダーラはどんな答えを返すのか。
ただ、それだけが知りたい。**]


 そうね。この村に囚われてはいけないと思ったの。
 身体があったら、邪魔でしょう?
 どこにも行けないわ。

 あとは……クラリッサと二人で雪に埋めたら綺麗かなって。

[雪に埋めたヨーランだがとても美しかったから
 きっと彼も、そして思った通りに美しかった]


そうですか……

[しかし、クラリッサにはその意志はなかっただろう。
あの時、自分にくれた答えは紛れもない本心。

そして、共に雪に埋められたとしても。
その心がブローリンと求めあっている以上。

誰の幸せにもならない。

クラリッサやブローリンだけでなく。
ダーラ自身にとっても。自分にとっても。]


もしかして……この村が終わって欲しかったんですか?

[帰る故郷であるはずの、この村。
そこに「囚われる」という言葉が出てきて。
ふと、そんなことが閃く。

白い雪に囲まれた牢獄。

ダーラにはそう思えたのか?
それとも、ただ額面通りに捉えるべきか。
彼女の真意は……
吹雪の中にいるかのように見え難い。**]


 いいえ、貴方が旅人だから。
 ここいてはいけないと、思ったの。

 向かうべき場所があったんでしょう?

[他意はない、ただ多くの旅人を見てきた宿屋ならではの思考

 戦争が終わるという希望を持たなかったから
 結果形はこうなってしまったのだけれど]

 この村は、皆で眠れたら良いと。
 そうしたらもう、誰も独りじゃないの。

 悲しくなんてないわ。
 だってアタシ今、 しあわせよ  ?

[その頬に、一筋涙が伝い落ちても
 言い切るしかできなかった**]


[たどり着いた前線は文字通り佳境らしい。決死隊が穿った点を繋げようと、
何とか拠点を確保している、という状況だった。
一度戦地に入って、作戦の説明を受ける。
彼に与えられた任務は、出撃する部隊の援護、および確保した掩蔽壕の防衛だった。
空の掩蔽壕とはいえ、砦にはなる。半日も建たず撤退が決まり、最低限の点のみの確保に作戦が移行する。
比較的損傷の少ない、彼らの配属された掩壕
戦闘参加からほぼ一日。既に、あの村から出立してきた仲間の中で行方の知れない者が居る。
戦力差が大きい。こちらの利点といえば、死兵であり、執念と言う名の士気が充満している事か。
一人でも多く、道連れに……自分にはどこか、完全に賛同しかねる思考だったが]

……

[夜とて戦いは終わらない。交代で仮眠につくも、こちらは缶詰であちらは前方なら好きな位置から撃ってくる。
爆発音と喧騒の中でも、銃弾の音から方角や距離を判断し、とっさに飛び出て構え、目標を発見し引き金を引く。
あるいは、見つからなければすぐに隠れる。そうして少し移動して、また別の陰に潜む…そんな夜を送る]


[ 援軍の戦車と共に突撃していく味方。廃ビルに立てこもり、敵を足止めする。対戦車ロケットをちょうど構えた敵兵を打ち抜き、
あらぬ方向に飛んでいった弾頭が爆発する。彼の覗く窓に火線が集中する。フロアごと移動して、兎角位置を悟られない事だけに勤めた。
死に喘ぐ声が聞こえる。移動中、血の海に倒れる同じ部隊の者に出会う。逆に狙撃されたのだろう。
鼓動するように呼吸して、誰かの名を呼んでいる彼を背負い、壁に座らせてやる。
出血から見て、助かるまい。部隊に衛生兵は居ない。このビルの中にいる同部隊の誰を呼びにいっても同じことだ。
それでも、血止めを入れて包帯を巻く]


[咳き込みながら喘ぐ彼に、そっと頷く。
大きく喘いで、ぷつりと、ずっと彼を操っていた糸が切れた。
彼のタグを千切り、空のポーチに入れておく。
弾薬と銃を拝借して、手を組ませ、目を閉じてやった。
彼が覗いていたであろう窓から、索敵する。
地上に敵の分隊が見えた。警戒しては居るがこちらには気づいていない。
立て続けに、三発撃った。二人倒れたのが見えたが、全部当たっていても後二人居る。
背中に響く反響音をよそに移動し、別角度からさらに覗く。
こちらに銃を向けた敵兵が、また一人倒れた。残りの二人は一瞬でこちらを発見し掃射してくる。
次いで、おそらくは上のフロアから銃声が遅れて二度響き、静かになった。まだ一人ではないらしい]

[それから幾度か、夜が過ぎた。少し前から、ビルの中に気配はまったくない。
自分は最後らしい。下界から最後に撃った兵士の叫びが聞こえる。
助けに来る他を撃ち殺し、その兵士にも止めを刺した。
一帯が静かになる。無線にも応答がない。孤立したろうか。
喉が渇く。数日前に味方が出て行った方から敵が来ると言う事はそういう事だろう。
撤退したいが、逃げる先もわからないのであれば、外に出ない方がいい……]


…!

[突如微かに聞こえた無線の音に我に返る。すぐに切れたが、間違いなく敵性語だった。
銃を構えて、にじり寄る死と対峙する。こちらの無線機の音量を最大まで上げて離す。
音を立てずに死角に移動し、ただ待った。自分の呼吸と鼓動を何十回か聞いた頃、二人敵兵が入って来る。
無線機を撃ち壊し、索敵に入った。二人だけなら、やりようはある。
暗いビルの中、数日過ごしたこちらとあちらでは地の利は絶対だ。一人が背を向けたとたん、拳銃の引き金を引く。
倒れこむ仲間を意に介さずこちらを振り向いたもう一人に空の小銃を投げつけ、続いて放った一撃でもう一人が倒れる。
口を閉じたまま荒く息を吐き、まだ息のある二人に止めを刺す。
使える装備を頂いて、外を見た所だった。遠くから響いてくる轟音。
頭の中に警報が鳴り響き、部屋を飛び出す。飛ぶ様に階段を降りて、下へ向かう。
大きくなる轟音に近くなる揺れと、空気を裂く音を聞いて、口を開き息を吸った。
ビルそのものがゆれて、階段が崩れていく]


―終わりか。

[落下していく中、そう思う。地面に叩き付けられたのと、
上からの瓦礫が降ってきたのと、どちらが先だったろう。
後悔はない。一瞬の内に、一生を再体験する。十分殺して、十分生きた。
最後に浮かんだのは、儚い微笑みで。願わくば、彼女が]


[戦線に参加してから4日。村をたってから6日。
99(0..100)x1人の敵兵を打ち倒し、絨毯爆撃で崩れる瓦礫と共に死んだ。

公式発表は
"Roy Marcus Brolin-Sergeant;"Missing In Action"]


[後数日も生き残れば戦争は終わっていたかもしれない。
それは未だ彼のあずかり知らぬ所。

殺して殺して殺した末に自分は何を得たろうか。
何を求めて軍に入り 何を探して銃を取ったのか。
覚めぬまどろみに重い身体が、指が、痙攣するように動く]

…違う …違う

…そうだ 俺は人殺しだ


[この戦場だけで何人殺したろう?
50から先は覚えていない。銃で撃ち、罠で倒し、瓦礫で潰した。
罪を正当化するつもりはない。半身、地獄に浸かった生だ。
罰を受けるなら喜んで受けよう。だが]

誰だ

誰だ 俺を呼ぶのは

断る 俺は行かなければ 帰らなければ

俺は……

[収束する意識が、目を開けさせる。
星が流れていく。彗星だろうか。違う。
彗星ならもっと尾を引くだろう。ここはどこだ。
身体が動く。なら生きねばならない。帰らねばならない]

…違う
俺は 死んだ


[そう認識した途端、体中に纏わりつくものに気づいて目を見張る]

……っ!!

[怨嗟の叫びがこだまする。幾十幾百、幾千の、自分が殺した者達だと理解する。
その憎悪に身を任せる]

君らには俺を呪う権利がある
潰せ 壊せ 踏み躙れ
君らの気が済むまで殺せ

だがそれでも俺は帰る
君らの罰を受けて帰る

君らが俺から奪ったもの
俺が君らから奪ったもの

もう取り戻しようはないのだから


俺はそんな君らを責めはしない
君らの責め苦から逃げもしない

例え八つ裂かれても帰る
約束した地へ 待つ人の下へ

だから君らも早く行け
怨みなら全てここに置いていけ


死んでまで狂うな それはどんなに悲しいだろう
君らを殺した俺も人だ 俺に殺された君らも人だ

怨みなら全て置いていけ
帰るべき場所に早く行け……

[魂の怨嗟の中、沈んでいく意識**]


メモを貼った。


[ナタリアの家に行く前に。
 ブローリンたち軍人の出立を見送ってはいた。

 彼がただ一人に向けた笑顔を、嬉しく思い。
 けれど、あの酷い場所に向かって生き残れるのか、不安にも思う。

 軍人であるなら、生き残ってくれればいいと願い。

 彼が乗り込んだ車が見えなくなる前に、ナタリアの家へと向かった]


[そしていま。

 村のはずれにある木の下で、ざわざわと騒がしい村を眺めている。
 朝になって、あわただしく撤収の準備を始めた軍の動きに、瞳を伏せた**]


メモを貼った。


メモを貼った。


[不思議な感覚だ。
自分はこの地上のどこにもいないのに、どこにでもいられる。
どこにでもいけるのに、どこへともいけない]


[さあ、行かねばならない。自分の戦争は終わったと、彼女に伝えなければならない。
願わくば変わらず村で待っていて欲しい彼女の下へ。
あの手紙が彼女の手に渡るまでに戻らなければならない。
その想いは、地獄に垂れる一本の蜘蛛の糸だった。
罰を受けるなら、未来永劫受けて良い。
死に安らぎなど求めていなかったから、生きようとしていたのではなかったか。
地獄に落ちると、わかっていたのではなかったか。
ならば、罪に見合う罰を受けよう。

それでも自分は、帰らねばならない。
だから行こう。彼女の無事を確認する為に。
彼女に、ただいまと、伝える為に]


[自責と自戒を鎖の様に巻き付けて村へ向かう。
やがて手紙を老婆から受け取る彼女を目の当たりにする。
そっと、包むように想いがすり抜ける]

ただいま、クラリッサ。
…終わったよ。

[いつか、彼女と再び会う為に、支払わなければならないものがある。
課せられなければならないものがある。罪は罰によってのみ滅ぼされる。
誰が許しても、自分が許せないから。
いつか、彼女に再び会う時に、業を背負ったままで居たくないから。
落ちるとしよう。地獄の責め苦も、手を延ばせばそこに蜘蛛の糸が垂れていると、
その先にあの柔らかな微笑が待っていると知っている自分には、
辛くとも孤独ではないのだから]


何年だろう、何十年だろう。彼女が、幸せでありますように**


メモを貼った。


メモを貼った。


[ダーラとヤニクの話を聞いていた]

ヤニクさん、ダーラにはダーラなりの思いがあるの…
分かってあげてください。

[涙が伝うダーラの頬を、涙を拭うように手を添えて]

……ダーラも…辛かった…よね…。

[身長差のために抱き寄せるというよりはしがみつくような形になるが、
抱きつき、背中に手をまわす。子供をあやすように背中をトントンと優しく叩く]

もう…終わるよ…きっと。
もう…命を無駄にすることは…終わるよ…きっとね。

[自分が戦場を体験したからこそ分かる。
ホレーショーの苦悩。そして、ダーラの優しさ。
確信があるわけではないが、
そんな予感が…村の慌ただしさから感じられていた。]


[ダーラへそっと諭すように。]

……いてはいけないと思うのなら。
ひと言「出ていけ」でよかったんです。
何故なら、俺は「旅人」です。
だから、それだけでよかった。

けど、あなたはそうしなかった。
俺をここに閉じこめた。

もし、ここに留まってほしいなら。
ひと言「いて欲しい」それでよかった。
俺には故郷がありません。
目的を果たしたら「ここに帰ってくる」でもよかった。

けど、ここで眠る俺の身体は。
ただの抜け殻で、もう俺じゃありません。

すでに過ぎたことですし、
責める権利も意志もありません。


あなたは自分でその両方の道を閉ざしてしまった。
あなたは、両方を望みながら。
両方の選択肢を放棄してしまったんです。
俺を殺すということで。

[……それが悲しい。]

クラリッサに求められなくても。
俺はこの村に「生きて帰ってくる」つもりでいました。
でも、もうそれはかないません。
俺の身体はこの村でいずれ朽ちてなくなるでしょう。

そして、この魂は……いずれ。
「新しい故郷」を探しに旅立ちます。

これまで、ピアノを弾かせてくれて。
……ありがとうございました。

ダーラさん……
「あなたの本当の望み」が叶いますように。


[ダーラに寄り添い、涙を拭うセレストに。]

セレストさん、俺にも俺の思いがあります。
あなたにもあなたの思いがあるように。

ならば、俺の思いを知ってからでも。
よかったでしょう?

それとも……ドナルドを。
親友を手にかけた罪人には。
その思いを抱く権利はないんですか?

俺から見たら、ダーラさんは……


「欲しいものを欲しいといわずに手に入れようとする子ども」です。

ひとりになりたくないといいながら。
周りを「死者と屍」にして、孤独を深めていく。

クラリッサを見てください。
彼女はもう生きたブローリンとは触れあえない。

でも……決して孤独じゃない。
それがどうしてなのかを。

命のやり取りなどしなくても。
彼女が強くなっていけるのかを。


それとも、彼女は生きる権利がないものですか?

そうじゃないでしょう。
「生きたいと望む以上、それを全うする権利があるもの」です。
俺だってそのはずでした。


それを一方的に奪うのは……戦争を強要する側と同じです。
それでも彼らが正しいと思いますか?

[ふっと皮肉な笑みで。]

いい方を変えましょうか。
それでも、命を無駄に散らせていない。
幸せを得られていると思いますか?

どんなに辛くても、生きていられる以上。
俺は「生きていくのを望んでました」。
夢も希望も価値がなくても。

あなたはそうじゃなかったんですか?


[戦争は時期に終わり春が来るのだろうか。

そして、いずれ……自分の死だけでなく。
最愛のブローリンの死もクラリッサは知ることだろう。
せめて、その知らせがやさしく届きますように。

ふと、近くにあの不器用な軍人の気配を感じた。]


おかえりなさい、ブローリンさん。
クラリッサが……あなたを待ってますよ。

[赤いフードの旅人は。
新たな故郷を求めて旅立った。**]


メモを貼った。


そうですね、確かに私達がやってきたことは
戦争を始めた奴らと変わらないかもしれないです。

[ヤニクの言葉に答える]

でも、春になるまで、戦争が終わるまで安全に旅立つことなんでてきなかったはずです。
ヤニクさんが来た頃は、旅人ゆえにここにいれば安全だった。
でも、女子供だけでなく、そこに長期滞在している旅人にも赤紙は来ることになって、
ダーラさんは動揺したんです。

旅人とはいえ、馴染んでいた客が赤紙で殺される。
それが辛かったんだと。
…本人に確認しなかったのはダーラの落ち度でしょう。
でも、それだけ追い詰められていた。

[納得してもらえるとは思わない。でもヤニクがダーラ一人を責めている気がして、言わずにいられなかった。]


[話を続ける]

その要因は私にもあるかもしれない。
私に赤紙で出たから。
ダーラもヨーラも止めたかったと思う。
でも止めさせなかったから。

だから、責任を問うなら、私にも、その責任の一端はある。
今となってはどうしようもないですがね。

でも、人として最期を迎えることができただけでも、
良かったと…これはこちらのエゴなのは分かっていますが…そう思っています。

生意気なこと言ってごめんなさい。

[ヤニクに頭を下げた。]


[赤紙の出頭を拒否する人が多かった村があったという。
その村は、危険因子であるとして、村に駐留していた軍によって殲滅させられたと…父からの暗号の手紙で知ることができた。

だから、セレストは…戦場に出向いた。
村を、守るために。]


メモを貼った。


―長い長い、償いが始まる
…ああ
…ああ……やはりか。
やはり君もか。 君もそうなのか。

君がいつかあの村に
あの人の下に戻ってくれたなら俺はどんなに救われたか
君は確かに 彼女の支えになってくれたろうに…。

[一抹の希望が消える。彼を責めはしない。
その権利は自分にはないし、そんなつもりはまったくない]

行くか。 行くんだな。
君の旅は一度終わったんだな。
また新たな旅を始めるんだな。

俺はここで彼女を待とう。待ち続ける彼女を待とう。
それが俺の義務であり、俺の望みだ。
君の旅の終わりを祈っている。
今度は、君が終わらせるんだ。 自分自身で…。


[姉のミッシェルや、幼馴染であるクラリッサが確かに生きているのを見る。
 ブローリンが出立した日の夜に、命を落とす存在が居なかったことに安堵した。

 旅立ったと思っていたヤニクと死者として再会したときに。
 セレストやホレーショーが尋ねた言葉の意味を改めて理解したからだ。

 だからこそ、案じた二人の命が無事であることを――他の村人も無事であることを喜んだ]


セレスト。 …セレスト。
彼にダーラを責める権利があるのは当然だ。
彼は旅を始める前に終わりを告げられたのだから。

例えその先に死が待っていても、彼にはそれを歩いていく権利があったのだから。
君らの善悪など、正否など誰もわからない。
人の争いとは、正しいと思う事がぶつかるから起きるのだから。

ダーラ。
君より多くの人を理不尽に殺してきた俺にはなにも言う資格はない。
だがあえて言おう。
君には分隊長…ホレーショー殿が居た。 セレストもそうなのか。
ヤニクには誰が居たか。それは彼と共にあるものにしかわかるまい。

君は君の会うべき人に、胸を張り会える君で居るといい。
間違いかもしれない。後悔しきれないかもしれない。
だが自分を嘆く事は君を支えたホレーショー殿を嘆く事だ。
君にも訳があったろう。後に引けなかったんだろう。
だがそれは罪だ。咎に濡れた君は、その咎の先倒れた人の言葉は受け入れなければならない。


[戦争の終わりと春の訪れと、どちらがはやかっただろう。
 エリアスの死亡通知は戦争終了とほぼ同時だったかもしれない。

 嘆く家族を見守り。 
 そして戦地に向かったブローリンが、かえってきた気配を感じた]

 ――おかえり、ブローリン。

[前にできなかった、出迎えの言葉を、笑みを浮かべてつげた]


君はこうして終わってしまった。

償うのもよかろう、罰を受けるのもよかろう。
なお己の善を貫く事だってよかろう。

だが全て、君のして来た事と向き合ってからだ。
ホレーショー殿が生き永らえるにせよ、命散らすにせよ、
彼を迎えられるのはもはや君だけだ。

村を愛したその気持ちを、その時は彼に向けてやってほしい。

……人殺しのくせに偉そうな事を言っている。 すまない。


[聞こえた声に、目を細める。いや、悲しむまい]

期限切れだったろうか。
今思えば、余計な物を渡してしまった気がしてならない。


[ブローリンの言うことはもっともで]

…償い…

[自分の償いは何だろう?]


ヨーラと一緒に、ずっと一緒にいたいのは、
償いじゃなくて、願望だし……。

[ヨーランダに寄り添って腕を掴む]


[生きていたときには聞けなかった彼の声
 その声が紡ぐ言葉に小さく首を振った]

 余計なものなんかじゃないよ。
 どうあがいたって、死ぬようにして送り込まれただけだから。

 ――でも、ブローリンが持っていたほうがよかったかもね。
 そうすれば、君は生きて戻ってこれたかもしれない。

[すこし、悔やむかのように小さく呟いた]


[そうして思い悩む事自体が償いの始まりならば。
セレストも、ダーラも独りではないのだから。共に悩み答えを出すのは自分ではないと思う。
目を閉じて、エリアスに語りかける]

それこそ、誰にもわからない事だ。
君がもし、そのお守りで少しでも救われたなら、
俺に後悔は微塵もない。

[セレストを見る]

君もセレストも、村を思って往った。
ダーラも分隊長殿も、村を思って手にかけた。

村を思う気持ちは同じなのに、死んでまで争うな。

たとえ許してもらえても、俺は忘れない。
たとえ許してもらえずとも、俺に言葉はない。


君らはどうする?

許されたいのか、許されないと思っているのか。
今さら何が君らを止める。

君らは今、本当に君ら自身だ。
そして、君らは独りではないだろう。
独りで悩むな。 答えは、傍に居てくれる人と出せばいい。


 それも、そうだね。

 ――ありがとう。
 僕にとっては、とても助けになったよ。

[ブローリンの気持ちが嬉しい。
 前線に送られる間も、死に向かう間も。

 縋るものがあったから、まだ立つこともできた。
 きっと、なにもなければ。
 熱を出したまま寝込んだ役立たずとして、味方に殺される未来もあっただろう。
 どちらも死する未来であったとしても、まだ自分の足で立てただけましというものだった]


仮に俺が持っていたとして、死んだかもしれない。
生き残っていれば、君に渡しておけばよかったかと、後悔しただろう。

だから気にする事はない。
人を、人を殺す為の道具としてしまった、道を外れたこの国で
君は村のために戦った。誰に誇らずとも、俺は誇りに思う。
死んだ事でも、命令を遂行したからでもない。

君は、君の思う、村の為に出来る事をやり遂げた。
恐怖から逃げずに。

怖いと思って、そしてそこから逃げない事は戦う事だ。
だから君は、村のためにこそ戦ったのだと、俺は思うよ。


死ぬとわかって往く事も戦いだろう。
罪とわかって殺す事も戦いなのだろう。
理不尽を拒み、自ら死を選ぶ事も戦いだろう
帰らぬと分かって待つ事もまた、戦いだろう。

人は自分とすら戦うから。
だから、戦いを終えた君は休むがいい。

戦いをやめた君らは自分を許すといい。
戦わなかった君らも、今は癒されるべきだ。

死んでまで、戦火に、軍に蹂躙されるな。
もう戦いは終わったのだから。


だから俺はあの老婆が、ナタリアさんに感謝したい。
伝えられぬ俺のデブリーフィングを、彼女に届けてくれるのだから。

自分で渡せられていればどんなによかったか。
それでも彼女が居てくれるから、俺は救われる。


 うん……ありがとう。
 君が誇りに思ってくれるのなら十分すぎる。


 そうだね――見守りたい人たちを見守ったら、休むつもり、だよ。

[そっと笑みを浮かべて頷き。
 村の人たちへと視線を向けた。

 生きている人たちへも、救いとなるものがあればいい]


エリアスに微笑んで、同じように村を見る。彼女に"ただいま"が届くまでは―


 償いを、したいか?

[頭一つ分背の低いセレストを見下ろして静かに問う。]

 もし、セリィがそれを望むなら共に償おう。
 ヤニクの、痛みと恨みを胸に、悲しみ続けよう。


[セレストの肩に、手を伸ばし、自分の傍に引き寄せる。]

 いつかヤニクの魂にも、安らぎが訪れん事を願う。
 忘れないよ、ここで在った事。

 皆が傷ついたことも、悲しんだことも。
 笑顔も、貰った優しさも。
 奏でた音も、交わした言葉のひとつひとつも。
 全て、覚えていよう。

           ───私に出来るのは、それくらいだから。


ヨーラ……

[引き寄せられてヨーランダの肩に頭をあずける]

うん。それが償いになるなら…私も覚えておく。

…でも、私が体験した辛いことは忘れる。
それが、ヨーラへの償い。

[ヨーランダの顔を見上げて、微笑む。]


 …──あの日、旅立っていれば、
 ヤニクは村を出れたのかな。

[傍らのセレストにだけ聞こえればいいと、声は囁くよう。]

 村に駐留する軍人に見つかれば、
 捕まって戦地へ送られたかもしれない。

 そう思えば、私もダーラと同じ事をしていたかもしれない。
 止めてもきっと、ヤニクは出て行ったろうから。

 …──いや、私はそこまでの思いを抱いていなかったが、
 思いが強ければ、或いは……な。

[視線をダーラに遣って]

 とはいえ、彼女の考えは彼女にしかわからない。


 私達は、私達に出来る事をしよう。

[セレストの微笑に気付き、首を傾けて笑む。

 いつも人の事を考えて、笑顔を絶やさないセレスト。
 自分の為の笑顔だとしても、きっといつか、それを浮かべる人の心からも痛みや恐れの記憶を和らげてくれると信じて。]

 愛した村と、
 そこに暮らした人達と、

 想いを共に────。


[己は、生きて待つ事より、共に往く事を選んだ。
 村の外で散った魂が迷わぬよう、ここへ導くを選んだ。

 だから死んで後も、そのように在ろう。

 ただ、静かに待つのだ。
 それぞれの出す答えを。

 そしていつか、ここへ還る事を望む者がいるなら。
 その時は標になろう。

 遠く輝く星のように。
 全ての魂に安寧が訪れても。
 変わらず輝き続けよう────。]


メモを貼った。


 …──養父さんもいつか、見つけてくれるかな。

[ふと、空を見上げて。
 ぽつりと零した。]


メモを貼った。


メモを貼った。


[ヨーランダの囁きに首をかしげる]

正直なところはわからない。
…私も同じ立場なら、同じように手を下したかもしれないけれど…

[ダーラにしかわからないというヨーランダに]

そう…だね。


[ヨーランダの秘めた想いをすべて理解はできなかったが、
自分もまた、ヨーランダと共に居ようと決めていた。
こちらを見て笑うヨーランダに]

そうだね、私達にできること…

[村に残る者には平安を、そして、すべての人の安寧を願い続ける。
今のセレストにできるのは、それくらい。

ぽつりとこぼしたヨーランダの呟きには]

見つけるよ、きっと…――。

[同じように空を見上げて答える。ヨーランダへ向ける顔は、いつでも…笑顔。]


[心を壊した女に、理屈は届かない
 届いていたら、最初からこんな事はしていないのだから

 しがみつくセレストを抱きしめ、涙を拭われてやっと
 自身が泣いていた事に気づいた]

 ううん、セレスよりは平気。
 ありがとう、優しい子。


 ……眠る貴方は、綺麗だったわ。

[首を傾げる
 それから少しだけ身を屈めてセレストの肩に額を押し付けた]

 それに。
 生きているより、自由よ。
 どうしてだめなの?

 どうして。


 みんな、まだ全員ではないけれど自由になったわ。
 戦争のないところで、幸せじゃないの?

 ちがうの?


 アタシの考えは、おかしいの?


[ダーラの頭が自身の肩につくことで、漸く頭を撫でることができた]

…自由よりも、不自由でも生きていることのほうが大事だと思う人も…
いるってことじゃないかな。
上手く言えないけれど。

[頭を撫でる。優しく、優しく。]


ダーラの気持ちは分かる。
私も同じ考えだったし、同じ立場なら、同じ結論を出したと思う。

もし、間違いと呼べるものがあるとしたら、
ヤニクの意見を、ヤニクの望みを、聞かなかったことだけ。

…でも、あの時は、時間がなかった。
とにかく、急がないといけない…
ダーラに焦る思いがあったのは見てたから、
分かるよ。


メモを貼った。


…誰が間違っているとか、誰が正しいなんて、
今は誰にも分からないんじゃないかな。

[ダーラの頭を撫でながら。答える]


[存外、というよりは意外なことだった。
男は、戦場というものに対して適性があったらしい。
たとえ自転車がなくとも、メッセンジャーバッグがなくとも。

戦線付近の村にたどり着いた時、そこは既に村の機能がなかった。
転がる人だったもの、朽ちた家。
もうすぐ咲いただろう花のつぼみは痩せて、踏みしだかれていた]

…嫌だねえ。

[すすけた顔の熊のぬいぐるみを手に、小さく呟いた。
そこには、少し前まで確かに人間がいたのだ。
奪い、奪われ、それがただ繰り返されている事実がそこにある。

男に与えられたのは、事後処理の仕事だった。
ともすれば目を覆いたくなるような破片たちを片付けることだった。
嫌だといったところで、仕事から逃げられるわけでもない]


[一つ、二つと積み上げて。
三つ四つ、と扉を閉める。

ひとり離れたところで作業していたせいか、
気がつくとあたりに急ごしらえな同僚の気配はない。
一度戻らないと、あっという間にMIAかも知れないと思った男は
いつもより少しだけ速い足取りで誰かに合流しようと

そう、思ったはずだった]


……?

[一瞬だと、痛みというものは感じないというが
それはどうやらほんとうだったらしい。

背中から、自分の腹に向かって銀色が生えていた。
ゆっくり振り返ると、子供がいた。
少年は、恐怖と憎しみだけで丸い目をいっぱいにして
痩せて汚れたその手で不釣合いなナイフを手にしていた]


……。

[ああ、と。
空気が一つ零れた。
それと一緒に、口元がゆるぼったい笑みを浮かべた。
二歩前に踏み出すと、体から銀色が抜けた。
振り返ったと同時に、今度は逆に腹から背に抜けた。
今度は、ちゃんと痛かった。
少年の吐く殺意を耳にすれば、男はただただ、笑った]


そりゃあ…嫌だよねえ。

[親が子にするように彼の体を両の腕で覆うと
銀色を手にしていた少年の喉が、ひ、と細く音をあげた。
男はゆるく背を撫でて、自分の手には何もないことを示す。
自分も、少年も、誰も彼もが嫌に決まっていた。
戦争なんて、望んでしているわけではない]

──いきなよ。

[腕は解けて、少年の手を取り、やせ細った手を柄から外してやると
ゆら、ゆら、と。少年を追い立てるように手は揺れる。
これでは、冗談じゃなくMIAだと男はただ緩やかに思った。
そんなことを思うより先に、背が踏み荒らされた地にくっついて
小さな足音は文字通り逃げていく。

少しばかり億劫そうに息を吐き出す男の目の前には
広がり続ける青い空]





……いきなよ。

[少年に最早声は届かないけれど。
吐き出した声を再び飲み込むように
大きく息を吸い込んで、ゆるく笑った男はそれっきり───]


メモを貼った。


[次に目を開けたとき、男は自分の姿を見下ろしていた。
ゆるく笑った口元を見下ろして]

だらしない顔してんねえ。

[ぷ、と小さく噴出した。
自分のことであるのに、自分でないようだった。

羽ばたきの音に視界は空へ向かう。
空に浮かぶ白い鳩]

お迎えかねえ。

[どこへ連れて行ってくれるのだろう。
それとも、今度は神様専属の郵便配達員にでもなれというのだろうか。

まあ、それも悪くない。
そんな風に男はゆるぼったく微笑んで白い鳩の示す先へ]


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