人狼議事


44 【game〜ドコカノ町】

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視点:


―エレベータは13Fへ―

[ゆっくり上昇する小部屋、一人でその中に立ち、呟く]

 ……私は

[どうして、彼女に告げなかった?

 もう一人の『なにか』の事。
 彼女になら伝えて良いのではないか、そう思えた。

 いや―― それは、 駄目だ。

 伝える為には、明かさねばならない情報が多過ぎる。
 隠さなければならない。

 そうでなければ この『セカイ』《ゲーム》は護れない。

 正しい。コレで、タダシイ――]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


13F。ちーん、と音を立てて到着。


―12階・循環器科―

[ポプラが倒れたあと、無我夢中でその医師を撃ちまくる。
 きっと一緒にきたアイリスだった奴はまた吃驚していたか。]

 くっ………。

[その時、その医師がぱさりと書類を落とす。]

 なんだ?カルテ?

[拾い上げる。]


―病院・12階―

おい……お前……

[和図は懸命に医師を撃つナユタを見て、言葉をこぼす。

どこか、自分の姿とナユタが重ねるところがあって。]


[彼女は、赤いフードの男と白い騎士の間に、ただ、立って、いる。

二人からは、彼女の姿は見えないけれども。
二人の交錯する視線の間に、彼女は確かにいる。]


―13F 眼科―

[右手に円のついた黒い棒、左手に怪しげな点眼薬。
 真っ白の、つるつるした顔の一つ目医師。
 辺りには氷の破片が残っている]

 ヴェス……みんとさんですか。
 彼女がどちらに行かれたか、ご存知ないですか?

[姿がないから、ここで倒れたのではなさそうだが、
 退いたのなら手傷を負った可能性はある。

 一つ目は、しししし、と笑みを垂れ流していた。

 志乃は一つ、眉根を寄せ。抜いた懐剣は薙刀に変じる]

 ご存知でないなら構いません。
 己の足で探します。


[そして、流れ込んでくるイメージ。
 それにふるり、首を振った。

 横で茫然とみているアイリス…和図にもそのカルテを一度握らせて…。
 これは、このイメージはきっと全員に伝わっただろう。]


名のないカルテをアシモフ宛に届けと願う、あいつが一番セシルと話してたと。


メモを貼った。


あ、なんだ、このカルテ?

[ナユタから受け取ったカルテを手に取ると、瞼の裏に浮かぶ景色。]


[投げつけられる薬を末吉[[omikuji]]の動きでかわす。
 体勢を立て直す隙に、一つ目が踏み込んで来た。
 振り上げた黒い棒が、鉄槌のように巨大化した]

 ――!

[その柄に薙刀の切っ先を掛け、軽く流す。
 重心の不安定な武器は軌道を逸れて髪を掠め、
 返す刀で足を薙ぐ5


メモを貼った。


こ、これ、もしかして………?

[和図はナユタにカルテを手渡すと。

最後までは口にしない。

その風景が誰の視点から見えたのか、ということは――**]




 あいつ、やっぱり病気なんだ。
 しかも、

[もっていた医師は循環器科]

 きっと重い……。

[病気なんだと…和図に告げて……。]


…ぁ。
[流れ込んでくる、誰かの記憶。
からん。
おしるここあの缶がふっくらとした手からこぼれ落ちる。]

おんなじ、だ。
[その部屋の中から見る空の遠さを、あたしは知ってる。
ガラスの向こうの別な世界に憧れて、画用紙にクレヨンで作った自分だけの世界。

そらにはぐるぐるおひさま。地面には、たくさんのたくさんのひとたち。]


―12F―

[意識が途絶えた後。
 ナユタが必死で名前を呼んでくれたことも。
 仕留めそこなった医師を始末してくれたことも、
 まだめざめないポプラは気づかない]


[めざめる前に流れ込んできた記憶

 その、痛みに。

 辛さに。
 胸をつかれて、意識を落としていられなくなった]

 う……

 いま、の、なに……

[呟く声は、19歳にしてはおちついた、アルト。
 ポプラの体が倒れていた場所から起き上がったのは。

 黒髪をボブカットにしている、ごく一般的な女子大生。
 160ぐらいの身長には――なぜか、そう、なぜか。
 ポプラが着ていたような、葉っぱの緑色が鮮やかなドレス姿だったりした]


と、とりあえず落ち着いたら行こうぜ。
――こんなん、終わらせなきゃマズいだろ。

[和図は周囲に声をかけると。]

―――オレサマはぜってぇに嫌だ。こんなままじゃ、絶対ぇに終わらせねぇから。

[アイリスこと、和図は皆に聞こえるような声でつぶやき、エレベーターに*向かった*]



[みなまで言わない和図に頷いて…。]

 やっぱり、あいつ、助けなくちゃ駄目だ。
 どうやって助けていいかわかんないけど、
 だけど、

 これって、
 この世界って…。

[そこまで言ってから、また転がったポプラの死体を見る。]

 ……ポプラ

[悲しくて……。]

 オレ、あいつを、セシルを探す。

[エレベーターに足を伸ばす。和図がついてくるなら拒みはしない。いや、むしろ……
 できるなら、ついてきてほしいと……。]


 ――ここ、は。

[一つ、瞬いて思い出す]

 あー、やられちゃったん、だ……

[そして声がポプラの声じゃないことに気づく。
 視界の高さも、手の大きさも。
 元に戻っていることに気づいて]


 あれ? あれ?
 なんで?

[体は元に戻っているのに。
 服装がおかしくて、病院に居るままだということに。

 混乱している]


もう一度、ポプラを見る。


メモを貼った。


[動きの鈍った一つ目に向け、更に追撃。10
 相手が立て直して来るならまた間合いを取り、
 仕掛けて来るなら的確に返し技で削る2

 貴方以上に俊敏で果敢な敵を、幾度も見て参りました。

[この『ゲーム』で出会った者達はそれぞれに、
 その力、その心に強さがあった。そんな事を思う]


メモを貼った。


[いっぱい描いた絵と、いっぱいもらった絵本と。
憧れたキラキラした世界より、お外はとっても寒かったけど。]

セシルに、会わなきゃ。
外へ出る事がいいことかどうかなんて、わかんないけど。


[眼科医のHP、残り7]

 見切るに易いですね…… これで仕舞いです。

 ――はぁぁああッ!!

[裂帛の気合を込めて放った斬撃は、12


[混乱して、ぱたぱた服を確認している。
 そんなときに視線を感じて]

 ――?

 な、ナユタああ?!

[驚いて叫んだ。
 その隣に居る男がアイリスのナカノヒトだとは知らない。
 ナユタはナユタの顔のままだから気づけて。

 一瞬ポプラのようにとぼうとして、
 すっころんだ]


メモを貼った。


えっと、1901!
19階に居るのは間違いないの!
[エレベーターへ行こうとして、おしるここあの缶に気付いて拾ってくずかごへ。]




[すると、名前を呼ばれた。
 ポプラっぽい口調で………。]

[驚いてそっちをみれば、そこにはごく普通の少女がいるように思えたのだけど。]
 
 あっ

[そして、転びかけたその子を支えようと手を伸ばす。]


メモを貼った。


[倒れた敵が消えると共に出現する回復薬(最大20)。
 手に取れば、それは存在を薄めて転移していく]

 ……叶うなら、どうかアシモフ様の許へ。

 『私達も共におります。どうかご無事で』と――

[願を掛けると、それは宙にほどけていった]


セシルにもあげようと思って、おしるここあ2本買って、エレベーターへ。13


何、コレ!?
もしかして……

[彼女の頭の中に流れ込んでくるイメージ。
あぁ…これは―――……… ]


ごめんなさい…。


[彼女は思い出した、あの白血病で亡くなった小さな小さな少女を。
何も、してあげられなかった―――…。]


 わわっ!!

[すっころびかけた。
 廊下と激突することを覚悟して瞳を閉じたのに。
 抱きとめてくれる腕があって驚いたように瞬いた]

 な、ナユタだっ!

 あれ、しかも触れるし! なんで?!

[間近で、ポプラのときよりすこし遠いかもしれない顔を見上げた。

 ポプラのときは浮いてたり肩に乗ってたりだから、
 くらべるほうが間違っているけれど]


ヨーランダ、と自分の名前が出れば、彼女は顔をあげた。

ヤニクの言葉 を聞けば、静かに俯いた。

彼は今、ヤニクなのだろうか。
それとも、アイツなのだろうか。]


─ 13F ─

あ、お志乃ちゃんおつかれさま!
[ちょうどさっきのお医者さんがやられたとこでした。]


 ポプラか…。

[そう、多分、間違いなく、その子はポプラで、
 そう思うとまたじわっときつつ…]

 お前、ばっか  やろ…くっそう
 頑張れって……くっそう。

 ごめんな、守ってやれなくて……。

[そう苦しげな顔をして呟いた。]


[青く切り取られた窓から斜めに入る光。
 世界を白く霞ませる。
 誰の声も顔も解らなくなる程]

 …………ああ

[流れ込んで来るイメージは、

 痛い。

 どうして。私の痛みはもう――]

[その中で、一瞬だけ鮮やかに映るのは、赤い色]

[全身に震えが走った]


 え、あ、えと。
 うん、そう、ポプラやってたの。

[ナユタの確認するような呼びかけにこくりと頷いて。
 涙が滲む様子にあわてた]

 え、ええ?!

 いや、その、がんばれなくて、ごめん?

 ていうか、ナユタは十分守ってくれてたよ!
 ポーションうまくつかえなくて、こっちこそごめん。

[苦しそうな顔をするのにあわあわとしつつ。
 大丈夫だから、と、言葉を重ねた]


 ッ!!?

[声を掛けられ、ばっと振り向いた。
 その様はまだ臨戦態勢に見えただろう。

 幾度か瞬きをして、相手の顔が解ると、懐剣を納める]

 あ、あぁ……みんと様。 ご無事でしたか?

[お志乃ちゃん? どうやら呼び名が決まったらしい。]


うん、眼が痛くなっちゃったから、いったん戦略的転進だったの。
[人はそれを、逃げたといいます。

目薬がしみしみで、おめめはまだうさぎさんみたいに真っ赤。]

さっきの、見た?
[おしるここあの缶を両手に、見上げる。]


ドナルド なにを…

[声を掛けようとして 目の前が赤くなる]

ガヅッ ガヅッ 

[なにかが激しく体にぶつかる音がする]


…そんな
傷ついた目をするのは…
やめ…


 ああ、目がこんなに真っ赤になってしまって……

[はたと気付いた。ここは眼科だそうです。
 半凶[[omikuji]]な具合の目薬があるかも知れませんよ]

 はい。

 恐らくは、同じものを見たのではないかと。

[おしるこ こあ? 甘そうな事だけは解った。]


余り効果は期待出来そうにない。


何も出て来ない!?

[ヤニクの言葉を聞いて彼女は驚きの声をあげた。]

じゃあ、あの時に私が見た姿は一体何だっていうの――…
それに、確かにあの時、ヤニクは志乃の呼び名を訂正して…


どういう事なの…?


プレゼントを贈られた人だけが、ナニカに支配されてるわけじゃないって…事……?




 くっ

[ポプラが慰めモードになる。それがまた、こみ上げるものがきて…。]

 オレは……どうにかするッ

[気合いれのようにそう叫ぶと、和図とポプラに行くぞ、と声をかけてエレベーターに乗り込んだ。]

 19階……。

[そう呟いたのに、機動装甲の手はつい16を押した。]


―16階・院内遊戯室・キッズランド―

[和図とポプラは一緒に来ただろうか。
ともかく、一人ででも、今やらねばならないこと、それはセシルと会うこと、と思い、エレベーターで19階を押したつもりが開いたのは16階。]

 まちがえた。

[そして、すぐに閉ボタンを押そうとして、小さな手に阻まれる。]

 ――……?

[小さな、赤い服、青い服、白い服…の子供たち…。
 だけど、その顔は、そろって、

 白い、一つ目……。]


 ふえ? ど、どうにかって?
 この状態を?

[ナユタの言葉に首をかしげる。
 ナユタがエレベーターに乗り込むのならそれに続いて。
 一緒に乗り込んだ和図が誰かわからないから、
 小さく会釈だけしておいた]

 ――起きる直前になんかへんなのみたけど、
 ナユタがなんとかするのは、あれも?

[首をかしげて問いかけた。
 16Fでエレベーターの扉が開けば。

 子供たちが騒ぐ声が、した]


やめるんじゃ…
なんで
そんな苦しそうな顔をする
痛そうな顔をするな

…はぁあ

[溜息をつく]


 ひっ!

[白い顔。
 一つしかない目がそろってエレベーターに向く。

 それにおびえたようにナユタの後ろに隠れた]

 ……うわあん、これ、どこまでつづくの?!

[泣き言が零れ落ちる。
 ナユタが子供と戦うのに、

 手伝えることはあるのかと、
 装備を確認すれば。

 なぜか薔薇の杖も持っていたり]

 ――ポプラの技、つかえるのかな……

[不安げに呟いた]


ヤニク――…

[彼女はヤニクの傍に。
あと2、3歩のところで立ち止まる。

あぁ―――…多分、今はヤニクのような気が、した。]


[目薬を差したけれど、なんかちがうのだったみたい。]

うー、なんかちょっとへんー。

[おめめをぱちぱち。こしこしこすってて、

なんかねむくなりました。*]


ぽてりすやすや…


 おや…… そうですね。気の張る事ばかりでしたからね。

[みんとが長椅子にぽてりしたのを見て、羽織を掛ける]


メモを貼った。


―16Fエレベーター―

[技がつかえるかはわからないし。
 なによりあんな恐いのを前にして、
 冷静で居られるかもわからない。

 ナユタが戦いはじめても、しばらくは迷っていて。
 おろおろと見ているしか出来ないだろう**]


メモを貼った。


メモを貼った。


[       るの
            に…うるさ]

[どれくらいの違いがあるのか…と]

[    殺した
  けど わからない]

[傷つけることしか]

[さっきまでの仲間で取り合うのか]


[ずっと会いたいと、思っていた]

[楽しんで。
 好きなことやって。
 殺しあったって。]

[カッコいいと思ってるよ?]

[ほんと…ふしぎ。]

[代われ。]


[……Somewhere battle Area64

 そう、このゲーム。]

[何それ超格好良いね。]

[見捨てないから。]

[死ね。死ね、死ねぇえ!!]

[ごめん。

            消えたくないって、]


 い、や …… どうして

 笑ってる の。

[両手できつく頭を抱えた。


[頭を押さえたまま、ふらふらとエレベータへ向かう。
 どのボタンを押したか覚えていないが、

 ベルの音が鳴ったら足は歩き出していて、
 扉を開けたら真っ白なシーツが翻った。

 屋上だ。]


シーツの間を潜り抜けて、辺りを見回す。


―16階・院内遊戯室・キッズランド―

[見えた子供たち、
 それは、笑い声をたてながらも、一つ目をこちらにそろって向けて。]

 ――……あ

[無邪気な手が、遊戯を舞ったように動けば、
 さくり、]

 ――…ッ

[その刃は、頬を切って…。
 赤い点々がぱっと散った。]


ヤニクの傍に寄り、頬に手をあてるがそれは擦り抜け―――…


―屋上―

[ライトニングと、向かい合うヤニクの姿。
 それから、ヤニクの傍にはヨーランダがいたか。
 その光景にまた、頭を押さえた。
 まるであの時のようじゃないか――

 足はそのまま彼らの許に向かう。]


[またみれば、おもちゃの剣、おもちゃの銃、おもちゃの刀……を手にする子供たち、


だけどそれは、確かに怪しく光る、武器で……。]

 ――……うるせぇ
 お前ら、子供なふりするなぁ!!

[それは本当に子どもだったのかもしれない。
 だけど、

 きっと、それはリアルに、
 とても、
 歪んで見えたのだ。]

 ――……あるべきところに戻れ!!

[サーベルを引き抜くと、襲ってくる子どもを迎え撃つ。]


 ……ヨーランダ様。

[ヤニクの頬に手を伸ばすのが目に入った。]


サークルエッジ改!!


[腕だけでも、エネルギー高まる機動装甲。
 そのゲージが満ちたと同時に、その3人を同時にぐるりと攻撃した。]

 赤い服の子に37のダメージ!
 青い服の子に22のダメージ!
 白い服の子に5のダメージ!


[赤い服の子がぱぁっと霧になる。
 残るは青い服の子と白い服の子]

 ポプラ!和図!!

[名を呼べば彼らは加勢してくれただろうか。
 もし、それがひるんだとしても、]

 オレは!セシルを、みんなを、助けるんだ!

[サーベルを一閃させて、子どもたちを撃破しただろう。]


名前を呼ばれ、振り返った。


名前の無いカルテ 流れ込んでくる痛み

 …お母さん、痛い。
   お注射嫌だ もうきつい…

    でも 帰りたいから、我慢する

 ねぇ 先生 いつ 帰れるかな?

 帰ったら 学校いきたいの
 帰ったら 妹と遊びたいの
 


[キッズルームは一時、地獄絵にも化しただろうか。
 髪を乱して、息もあがっただろうが、
 
 それでもギラリ、周りをみて、



 そして、子どもたちがいた場所にキラリ、光るものをみた。]


金色のディスクを手にした。


 あの、私……
 ヨーランダ様に伝えなければならなかった事が。

 仰っていた、ヤニク様の中の『なにか』について。

[そう告げてヤニクを見、また彼女の反応を待つ。]


 点滴…おてて腫れるの
 お薬…いっぱい

   のまないとダメ?

 ねぇ 地下の売店つれてって 
 だってあそこしか楽しくないもん

 お遊戯室にはいついける?
  お熱さめたら みんなと遊べる?

 となりの○○ちゃんは点滴はずれて
      もうすこしでかえれるって

 わたしも 帰れるかな? 
  しゅじゅつしたらかえれるかな?

 まま まま しんぱいしないで
   まま まま ないちゃだめよ


なぁに?

[彼女に返事し、またヤニクに目を戻した。]


お薬飲んだら…気持ち悪いの

でも のまないと…
 
おうちかえりたい・・・

  ままとぱぱと…一緒に並んで ねんねしたいな


[拾い上げるとともに、
 さっきのカルテのときのように、流れ込んでくる




                痛み?]

 ――……あ、ロクヨン……。

[それは、その子にとって、何だったのか。
 動けない、だけど、動きたい…

 きっとそんな媒介…。]


 はい。
 これまでヨーランダ様が見ていたヤニク様は……

[ヨーランダへと近付いて行く。
 己より高い位置にあり、見上げる淡い色の瞳。
 それはすぐに、こちらから外れたけれど。

 構ワナイ]

 油断を誘い、利用する為の仮面に過ぎません。
 本当のあの方は常に私の傍にあって、
 とても優しかった……

 貴方は良く踊って下さいました。

 夢見は心地良かったでしょうか?

[志乃の紅い瞳がにこりと弧を描いた。]


 でも、優しい夜って?


[同じイメージをポプラや和図も感じただろうか。
 そして、金色のディスクも、先ほどと同じように、

 アシモフの元に届けられるだろう。]


[しかし、笑みはすぐに凍り付く]

     ――ぁ

[震えた唇から息が漏れ、
 見開いた双眸は、ヂヂ、と色を揺らす紅と瑠璃紺。

 その胸の中心から、白いのっぺりとした手が、
 ぐりぐりと手首を回しながら、
 爪の赤い指を、タイピングのように頻りに動かす。
 屋上の床から伸び、背中を突き抜けて]


[病院の隅っこ自販機の裏]

   [人気もなくなった病院の駐車場]

 [人っ子一人いなくなった病院の休憩室]

   [薄明かりに包まれた0時過ぎの入院病棟のロビー]

   聞かれないように
 
       聞かれないように

  押し殺したすすり泣き


そう……。


でも其れは、『ヤニク』じゃないでしょう?


[彼女は振り返らない。]


[志乃自身の手は、既に懐剣を抜いていて、
 その刃をもう一方の手が掴んで押さえ込んでいた。
 掌から赤い色が伝う。首を振った]

 逃、

[ダメヨ。 耳元で誰か囁いた。

 首まで伸びた白手が、がつりと力を込めて声を絞める。
 蛇のように関節のない腕がずるるっと引っ込んで、
 志乃の姿ごと、どぷん、と床に消えた]


―――…?

[何かの気配に振り返っても、そこに志乃の姿は無かった。]


[どぷん。  ぼとり]

[白手がそれを打ち捨てたのは、4階の床の上]


 ――――……

[ 頑張ればいつか、動くようになるよ ]

[おぼろげに聞こえた声は、とても無責任な響きに聞こえた]


泣かないで
 苦しまないで

 ああ、あなたを苦しめるだけの存在なら
              自分なんていらない

[どこからか流れてくる思考の波に巻き込まれて
      うねりに巻き込まれると意識はなくなる**]


[彼女が後ろを振り向いた瞬間、ヤニクは屋上から消えた。]


――――…!!!!


[彼女もまた、エレベーターへと駆ける。

志乃を探して。]


― 床彼大学付属病院:4階 ―

志乃!?

[倒れている志乃を見つけ、その肩を揺すった。]

大丈夫?


 ――……は。

[『プレゼント』を探してる。
 早く持って来いと言っているようで、
 消えてしまえ、消してしまえとうるさくて、顔を顰めた]

 ヨーラ……様。

[ぐったりと伏していたのを揺り起こされた。
 瞳は紅い――ゆえに、懐剣を彼女に向けて突き出す。
 腕の動き自体は、迷いなく鋭敏だった。]

 ふふふふ

[首には、赤い爪をした白い手が巻き付いている。]


もう死んでる私にそんなコトして、何になるって言うの!?

[彼女は懐剣の刃を右手で握り止めた。

同時に地の太刀を抜き、彼女の首に纏わり付く白い手を切ろうと刃を向けた。]


 ジャマナモノ イラナイ ノ。

[幽鬼のような顔をして、微笑する。理由など――

 モウイチド コロシテ クレル?

[志乃の首筋に赤い爪がぎちりと立てられた。]


しっかりしなさいよアンタ!!!


[彼女は志乃の胸元を掴み、大声で叫ぶと同時に、後頚部にあった白い手首を小太刀で切り落とした。]


[ぶつり、と落ちる白手、手首から先は和服の膝の上へ
 その根元は、生え出していた所へ――
 繋がっていた志乃自身の項から首の中へ戻る。

 ダメージのフィードバック。がくんと痙攣した]

 うぅああッあああっあ

 あああああああ――――!!!


[一挙に全身から生え出した蛇のような白手が、
 ヨーランダを突き飛ばす。

 その数は50程か。

 切り落とせばいずれは尽きるだろうが、果たして……?]


メモを貼った。


何なの今度は―――…。

一体どうすれば解放してあげられるの――…。




しんど。

もう、いいや。


ヤニク倒しても、戻らないんでしょ?

仲良くやればいいじゃない、アナタと。

自分と闘わずに逃げてればよかったかなー。
思い出す事も拒否して。

楽だもんね。

ずっとここにいれたら。

一人で闘うのは、もう疲れた…。
仲間がいるなんて、羨ましい事で。




―――――…疲れた。


[思い出すのは、最後の時のヤニクの涙。

その後のラウンジで自分の名前を呼ぶ呼び声。




でも、今の彼女を支えるには、其れはあまりにも弱々しく。]


勝手に強い強い言わないでよ。

[水族館での事を思い出す。]


私は、こんなにも弱い――――…自分の意思で現実な記憶を閉じ込めた位に。


その場に座り込んだ。蛇など気に止める風も無く**


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


[ちょっと寝てる間に、夢をみた。
むくりと起きても、しばらくはその光景が残ったまま。]

…そっか。
あたしがもらった画用紙とクレヨンは、
あの子がもらったこのゲーム。

あたしがもらった沢山の絵本は…
[そう、きっと…世界に取り込まれたプレイヤー達なんだ。]

知ってるところがステージだったのも、セシルがおやつ食べに来たのも、
きっと、そう。


…ママから半分もらえなかったら、
それがちゃんと動かなかったら、

あたし、まだセシルだったのかな。

[襟元を引っ張って、覗き込む服の中。
ヴェス様の肌のタトゥーみたいに、華奢な身体に残る縫合痕。]


…お志乃ちゃん?
[居ない。
インターフェイス開いても、見えるのはまだゲーム中のひとたちだけ。]

かみじゃたんも、いない…どこいったの?
怖いよ。…ひとり怖い。
[人を探して、エレベーターへ。
ぽちりと押したのは、外科のある階。]


「あら、ひとみちゃん?調子はどうかな?」

[居たのは、黒髪をひっつめた眼鏡の女医さん。
なんだか懐かしい声で呼ばれて、その手はひたいに。]

…せんせー……
[助けてくれた人。とても腕の良い、子供の手術が得意な女医さん。
頼るように思わず抱きついて…]

「さ、オペの時間よ?」
[ざくり。メスで刺されたのは胸の手術痕。
見上げたら、メガネじゃなくて一つ目!]

やーーー!!!!
[慌ててエレベーターに逃げたら乗って来た!どうしよう!フロアボスがフロア離れて追ってくるとかありえないし!

慌てて押したボタンは16階。]


[エレベーターから転がり落ちて、咄嗟に胸の鎖に手を掛ける。
ハイパーヴェス様ならいけるかもしんない。
でもっ、もしかして今の格好で脱ぐの!?

あ、なんかここ、人居るみたいだし!

どうしようと迷ったら、メスが4本飛んで来た!

あーもー、仕方ない、よね⁉]


こっち見ちゃダメーーーーっ!!!!
[キンキン甲高い声で叫んでから、戒めの鎖を解き放った。
脱ぎ捨てる黒いコートと共に、光るエフェクトに包まれる。]


[その中から飛び出すのは、ゲーム中のままの姿の呪いの刺青に囚われた吸血王子の姿。
長い太刀を抜きざまに、十三段の乱舞斬撃。
9
6
19
14
14
4
17
15
11
3
15
17

7!!!


 は!

[子どもを三人撃破して、
 さすがに、息をついてしばし止まっていた。
 ポプラや和図の様子はどうだったろうか。]




――……え?

[その時、エレベーターが開いて…。
 そこに襲い掛かるメス、

 いる人物が転がり出て……]

 ――……ヴェス?

[それは、女の子じゃなくて……]


…なんだ。この姿にもなれるんじゃないか。

[カチンと太刀を鞘におさめて、倒れて消える外科医を一瞥。
今の、みられてしまったのだろうかと、部屋の方に向き直った。]


 ヴェス…お前、
 戻れたのか!

[正式には違うのはどっかわかっていたけど、
 ナユタにとってのヴェスはこっちがデフォだった。]


メモを貼った。


ああ、らしいな。
流石にあのチンチクリンでは色々不都合だ。

その気になればこのくら…いっ!?
[ぽしゅん。
間抜けなエフェクトと共に縮んだ。効果時間切れ。]

えっ!?えっ!!?? なんで!?
ええと、ヴェス様、ヴェス様なのっ。
[きりっとしてみた。SDヴェス様になった。]


 は?

[目がテンった。]


[私達は、死んだのじゃなかったのか―――…?

斬られ、苦しむ志乃を見て思った。

死とは、全ての苦痛からの解放だろう?
少なくとも、身体的には。

何故、苦しむ。


わからない。

わからない。 ]


 だーーー!!もうどっちでもいい!!
 行くぞ!

[そして、ちまちましてるのにそう声をかけて、ポプラや和図も呼ぶ。
 乗り込んでいくエレベーター。
 行き先は今度こそ19階。]


ちんまり。


…あ、ああ。行こうか。
[無理やり低い声作って、ナユタに続いてエレベーターへ。]


― 19階・無限病棟 ―

[エレベーターの到着音とともに、たどり着くそこ…。]

 そこは白
      白
        白なのに
             


        切り取られたような窓が、青い。
 


 静かだ。

[の様子を見る。
 でも、誰もいない。
 いるのかもしれないけど、いないようにしか感じられない。

 ふと、窓から外を見下ろそうとして、
 その高さに瞬いた。]


 いや、でも……
 さっきの………

[そう、さっきのイメージで、刻まれた数字1901。]

 1901だ。どこだ……。

[ヴェスにはもちろん、ポプラや和図にも病室のドアを探すように言ったのだけど……]

 え……

[そうドアはすべて、『1901』
 でも、開けても開けても、そこには誰も…いない。]


…あ。この窓、知ってる。
[白い世界。窓の向こうは遠い遠い青]

向こうは寒くて危険で、どんなに綺麗でも行けない場所。
四角い部屋は潜水艦だったり…宇宙船だったり、したよ。


居ない、どこにも居ない…

部屋の番号、あってるのに…
[ぱたぱた探して、廊下をゆく。*]


メモを貼った。


静かに目を閉じた**


[ぼんやりと、彼女は志乃の言葉を思い出す

中に何も居ない状態だから苦しいとは、どういう意味なのだろう。
中に自分じゃないナニカが居るからこそ、苦しいのじゃないのだろうか。

やっぱり、わからない…。わからない…。]


ー回想・16階・小児病棟ー

いや、ちょっと流石のオレサマも心が痛むって話だが………

[ナユタの後をついてきた16階で見たのは子どもの姿を敵の群れ。和図は子どもたちの姿をした敵に辟易しつつもナユタの元へおびき寄せる]


追いかけっこは、慣れてるんだっつーの。

[和図はうまく3人が固まったところを見計らうと]

おい!相棒!!面倒くせぇからまとめてやっちまえ!!!

[和図はナユタに向かって合図を送る。]


[中に何も居ないのなら、そこにナニカが入れば、そのナニカになってしまうのではないのだろうか。

その方が、つらい?

やはり彼女には理解しがたかった。]


うっへぇ、アイツ強ぇ………!

[全体攻撃でどうやら赤いのは倒せたらしい。

一番ダメージの少ない白い子が和図に向かって襲い掛かってくる。]

げっ。かくなる上は………!

[和図は今度こそ必殺技を使おうと決意。47(0..100)x1が25以上で必殺技発動。]


『お・ま・え・の・も・の・は・お・れ・の・も・の!!!』

[和図は自分の中で出せる目いっぱいの声で叫ぶ。大声がフロアに反響し、衝撃波となって相手を捕らえる。
もしHPが残っていても相手は上手く動けない。
白い子に91(0..100)x1ダメージ+マヒ、青い子にも10ダメージ+マヒ。]


へへっ、流石オレサマ。かーっちょいー。

[白い子は強い衝撃に耐えられずその姿はドロリと溶けていく。青い子も近くにいた誰かが倒せるくらいに弱りきっていて。早々しないうちに青い子も倒せたことであろう。]


ヴェス……?

[ナユタの近くにいた少女に和図は目を点にさせつつも]

あれ、相棒。お前さんの彼女かい。
やるねぇ、このー。このー。

[和図はナユタとヴェスパタインを茶化しつつも金色のディスクの内容を見て]


優しい夜ってか………
なんつーか、わかんねーけど夜寝てる時が一番幸せってことか?
ほら、夢の中だったらなんでもできんじゃんよぉ。空飛んだり、すげー強くなったり、会いたい人に会えたり……

[そこまで言うと、和図は少し黙って、]


でも、それってオレサマたちも一緒じゃね?

[和図は少し照れたように笑う。]

だから、オレたちで救ってやんなきゃよ。
アイツ、もしかしたら寂しくてオレたちのことを……

[そこまで言いかけて、和図はエレベーターに向かって歩いていく。]


だから、行こうぜ。ゲームオーバーになったからって、オレサマたちがこうしているってことは、オレサマたちにも何かやれることがあるっつーこった。

[和図はナユタやヴェスパタインだった少女の顔を見て。]

ま、その前にアイツにゃあ三遍回って「にゃん」って言わせてやるけどな。

ー回想終了ー


おい、なんだコイツは。どこを探してもどこを探しても「1901」ばっかじゃねーか!!!

ー現在・19階ー

[和図は開けても開けても同じようなフロアにカリカリしながら。しらみつぶしのようにドアを乱暴に開けていく。

何か異変がありそうだということに気づくのは7(0..100)x1個めのドアを開くころ**]


騙されてたのは、別にいいんだ。


[ポツリ。

志乃の言っていた、ヤニクの中にいたナニカが志乃とどういう関係だったかなんて、彼女にとっては正直今となってはどうでもいい話であって―――…。
殺される時に、あぁ、自分バカだったなって 思ったし。
まぁあれは向こうにも言った言葉なんだけれども。

彼女にとって気掛かりなのは、『ナニカ』ではなくて『ヤニク』なのであって。

あの『ナニカ』の姿 と、さっき屋上で見せた姿 は、全く重ならないものであり。

『ヤニク』が『ナニカ』がいるせいで苦しんでいるのじゃないのかと、思う私は間違っているのだろうか。

そうでないのならば、何故涙を流したのだろうか

わからない。やっぱりわからない。
『ヤニク』本人にも、わかっているのだろうか。]


[むしろアレで演じてるんだったら、俳優になる事をお勧めする、と彼女は思った。

ライトニングが、ヤニクと自分が恋人なのじゃないかと言った時には、正直驚いたけれども―――…そう、見えるものなんだろうか。

まぁ、しょうがないか、アレは。


少し、苦笑した。
それ位の、元気は、出てきたようだ。]


負けないで、欲しいな。
逃げる事は、楽で、簡単だけれども。

ここは心地よいかもしれないけれども、でも―――…。
でも、ここもきっと永遠じゃない。
だって、これは『game』の中のセカイなんだもの。


いつか、終わる。


―16F回想―

[歪な子供たちがこわくて、
 ナユタの後ろから出る事が出来ない。

 それでもナユタの攻撃と、
 和図の攻撃で赤と白の子どもがたおされて。
 青の子供が残っているのに、とっさに葉っぱの刃を放つ]

 やだー、こっちこないでっ!!!

[11枚の葉っぱが向かい一枚につき3のダメージを与えて。
 たとえそれでうちもらしても、ナユタや和図が止めをさしてくれただろう]


[金色のディスクをナユタが手にしたときに、
 流れてきたイメージ。

 『その子』にとっては優しいイメージの赤い爪、が。
 とても恐ろしくて、ぎゅう、と自身を抱きしめて震えるしかなかった]

 なに、あれ……
 やだ、こわい……

[ふるふるとボブの黒髪を揺らして呟き]


[ヴェスと、ナユタが誰かに呼びかける声がする
 そちらに視線を向ければ、ちょうどしぼんだところで
 それをからかう和図に、
 そうなのかな、と問うような視線をナユタに向けた]

 ――え、あ、ま、まってっ!

[エレベーターへと向かうナユタをあわてて追いかけて。
 和図やヴェスと呼ばれた少女と共に19Fへとむかった]

―回想終了―


みんなで、帰りたいよ。

[ぽつり、と呟いて。
彼女は小太刀を握りしめて立ち上がった。

志乃の前に立ち、言葉を掛ける。]


もう一度、殺してくれる?っていうのは、アナタも望んでいるの?
アナタは、一体どうしたいの?


[そう言うとくるりと振り向いて、一人の患者に向き合った。

一体この人は何の疾患で入院している患者さんなんだろう。
病気になって、不安だろうな…怖いだろうな……。

患者さんには、逃げ場なんてない。
自分で、戦うしかない。
本当の患者さんの受ける痛みなんて、わかってあげられない。]


―19F無限病棟―
[エレベーターからでてくるのは一番遅かった。
 ナユタが病室をあけていけ、と、指示を出す。
 ヴェスと呼ばれた少女や、和図も次々とと明けて言っている姿が見えて。

 一人、取り残された]

 ……みんな、つよいなあ……

[扉を開けるのが、恐い。
 流れ込んできたイメージの子がいるのなら。
 それがセシルなら]

 ――アレ、も、いるん、だよね……

[白い指に赤い爪の。
 恐ろしいものが、一緒に居るはずだと、思い込んでいる。

 それでも、動かないわけには行かないから。
 おそるおそる、とびらをあけていくのだった**]


メモを貼った。


[彼女は患者さんの足に苦無を投げ(15のダメージ)足の動きを止め。

背後に回ると袖に隠していたスティレットで頸動脈を切断し(18のダメージ)。

そのスティレットを頸椎に突き刺した(8のダメージ)。]


まだ息があるのならば、そのスティレットをコテに、頸椎をへし折った(1のダメージ)


[後はただ、その呼吸が止まり、血が流れ続けるのを見守った(一定時間で10ずつのダメージ)]

――――…ごめんなさい。

[患者さんの身体が、崩れ出した。
HP:0
崩れた身体の中からは、ケロみちゃんストラップ。]

……なに、コレ。

[思わず、笑ってしまった。

エレベータの音が鳴り、ヤニクの姿が見えた。
彼女は持ったままだったペンの細先で何かケロみちゃんの背中に書きつけると、彼の前に立ち、そのストラップを掲げるように彼に渡すようにした。

薄れていくストラップ。]

誰からのプレゼントかは、言わないでおいてくれる?

[そう何処かに向かって呟いた。]


[ケロみちゃんの背中には、こう書かれていた。]

『 『ヤニク』頑張れ。 』


ヤニクの隣を通り過ぎると、19階へ向かった。


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


― エレベーター内 ―

[少しずつ気持ち的に余裕が出てきたのか、彼女はエレベータの中で大きく背伸びをした。]

それにしても。

[思い出すのは志乃の言葉 ]

いくら私を油断させる為とはいえ……ねぇ…。
本当のあの方は常に私の傍にあって、とても優しかった……って言われても…。
本当のあの方って、あの色白黒髪の方だよねー…。
そんなんで、いいのかなぁー…?

[大きく首を捻った。]

私だったら、ヤダなぁー…。
あぁ、ますます男性不信?
やっぱりヤニクは褐色に金髪のほうがいいなぁ。

[最後に関係ない一言を言うと、『ポン』、と音がして、19階に着いた。**]


― 19階 ―

戻ってきた、けどー……

[先程と違うのは、何人か人の姿が見える事。

初めて見る、ガタイのいい男がだれか問い掛け、アイリスと返答があれば、彼女は思わず噴き出した。]


徐々に大きくなる笑いが止まらず、笑い声が廊下に響いた。


―19F―


[怖々扉を開けていっているときに。
 唐突に笑い声が響いて飛び上がった]

 ひゃあっ、な、なになに?!

[びくびくと周囲を見れば、
 ヨーランダがわらっているのが見えたかもしれない]


ごめ、だって、余りにも予想外で。

キミにハンバーグあーんしてあげたのかと思うと……笑いが…。
女王様守る騎士ってライトニング、連れて、いっちゃったし………

ライトニングが、キミを見るのが楽しみだわー。

あははは。


何だかツボに入った様子。


―19F廊下―

[ヨーランダとはまともに話していないし、
 和図もこちらにきてはじめてあったから、
 二人のやり取りの意味はわからなくて、遠めに眺めて]

 ……親しい、のかな?

[首を傾げつつ、無数にある病室の扉に手をかけた。
 そこもやはり白しかない部屋で。

 切り取られた窓の向うの青が不自然なまでに鮮やかだった]


…そっ、そんなんじゃないもん!
だってこいつリア充だし!
[からかわれてわたわたとそんな言い訳をしたような。

それから、ちょっとナユタ見ると気まずくてどぎまぎ。*]


メモを貼った。


[ヤッパリ イラナイ子ジャ ダメネ
 アナタ消シテ、ホカノ……]

 (駄目。行っては駄目お願い。
  空っぽのままでいるのは嫌です。)

[また、誰かのイメージは流れ込んで来ていた。
 『なにか』は、口実を見抜いているらしく、笑った]

[シシシシ マア イイケレド チャント役ニ立ツコトネ]

 (解っています。その為に一つ。
  言葉は私に選ばせて。心ない嘘は人には通用しません。)

[クククク フフフフ]


[どぷり、ぞぷり。
 白手は全て志乃の体に突き刺さって消える]

 ――……

[しばらくそこで、ぼうとしていた。]

 ……『中身があり過ぎる』のも、考えものですね……

[自覚してしまうとかなり気持ち悪い。
 ヤニクの『もう一人』はいつもばかみたいに笑っていたが、
 実際はどうだったのだろう。二人分詰まっていると言うのは]

 ……ふざけてばかみたいに笑っている声しか、
 そう言えば余り、覚えがありませんね。


メモを貼った。


[帰る先があるのを確信出来たら、どれだけ心強いか。
 リアルの姿で現れた人達は、その最たるもので。
 『リアル』は自覚を促す前に、志乃の敗北で消えた。

 どうして私には、
 『思い出したら消える』
 と言う確信があるのだろう。]


― 回想:4F志乃との会話 ―

[患者のモブを倒した後に、志乃がぼんやりと佇んでいるのが目に入った。
手は、もう消えている。]

ふざけてばかみたいに笑っている声?
それってあの黒髪白肌ヤニクの事?

[ふーん、と彼女は興味もなさ気に返事して。]

そういえば…、アナタが屋上で話 してくれた話、ね?
私の質問 の回答になってないっていうの、わかってたのかな?

[志乃の隣にしゃがみ込んで志乃の顔を覗き込み]

私は『ヤニク』の中にいる『ナニカ』について知りたかったわけじゃないの。正直、どうでもいい。
何で『ヤニク』の中に居るかは、知りたいけど?

私は、『ヤニク』の中に『ナニカ』が居ることで、『ヤニク』が苦しんでるかどうかって聞きたかったの。


―――…でも、その様子じゃきっとわからないんだよね。

[彼女は、ひとつ息を吐いた。]


じゃあ、アナタにもう一つ聞かせて?
『何が』苦しかったの?

中身が無いのに、自分の方が苦しいだなんて、私不思議なんだよね。
自分の意思とは無関係に、身体を動かされたり、思考を変えられたりするなんて、とんでもなく怖い事、だと思うけどな、私は。


蝶になった夢を私が見ていたのか。
それとも、私になった夢を蝶がみていたのか―――…。


[玄関ロビーで誰かが言っていた胡蝶の夢を思い出した。
ヨーランダになりきっていた、自分にも言える事かも知れない。]

アナタ、自分が『誰』なのか、はっきりと言える?


メモを貼った。


 ……私に解る事実は、
 あの人が二通りの名前を持ち、
 二通りの振舞いをしていた事、だけです。

[声だけの繋がり。パーティチャットに現れていたのは。]

 私が知るのは、『もう一人』の方のみ。
 ……ただ、『ヤニク』様は、その『もう一人』にとって、
 ままならぬ存在でもあったようです。

[それはつまり、]

 ヨーランダ様と共にいた『ヤニク』様は、事実そこに在る。
 ……そう言う事だと思います。


―――…?
ままならぬ存在?

[彼女は志乃の言葉を聞いて眉を顰めた。]

それはさっきアナタが私に話した事と随分違う話なんだけど…?
アナタは、屋上で私に言ったじゃない。


『これまでヨーランダ様が見ていたヤニク様は……
 油断を誘い、利用する為の仮面に過ぎません。  』


ってね。
どゆこと?

[首を傾げた。]


[内側が軋む。――今はまだ、抑える。
 双眸の色は揺らぐが、今はまだ、青い]

 三琴井 志乃。
 ――ですがこれは、ヨーランダ様の仰る『誰』でなく、
 『ゲーム』の名前なのでしょう。

[奪われる事は恐ろしい。
 命、あるいはこころ、記憶、自分自身]

 そうですね、それは恐ろしい事だと、私も思います。

 苦しかったのは、……漠然としていて上手くは言えませんが、
 『リアル』のあるなしの溝のようなもの、でしょうか。


あ、キャラの顔が無表情だから怖く感じるかもだけど、尋問してるわけじゃないからね?


志乃に青リンゴ味のポップキャンディーを差し出した。


 ……それは口から出任せです。

[小さく首を振り。
 『本当の説明』は、身の内で白手に握り潰された]

 『あの人』、たいていふざけてばかりで優しいも何も。

[それも酷い話だったかも知れない。]


[差し出された、淡い緑の飴。
 『尋問じゃない』なんて言われて思わず笑ってしまったが、
 それは少し儚い]

 お気遣い、ありがとうございます。


何でそんな嘘ついたりする必要あったの?

[志乃の言葉 を聞き、眉尻が下がった。
志乃の肩を、撫でた。

何だか、志乃の存在がとても儚く思えて。
中身の、無い存在―――…。]

私も、ここに来る時は、いつも『リアル』の記憶をもってないんだ…。


 それは、……申し訳ありません。

[『誰か』が私を。
 ――続きが出て来ない。首を振った。
 それでも、肩を撫でる手は優しい。]

 普段は『リアル』の記憶がない……そうなのですか。
 所謂、『なりきり』と言うものでしょうか?

[パーティチャットで聞いた言葉が役に立った]

 ならば、ヨーランダ様にも――

 『自分にはリアルがないかも知れない』と言う恐怖が、
 お解りになるでしょうか。


[覚えていない、だとか、そんな半端な状態でなく。
 『そもそも存在しない』可能性。

 ヨーランダが見付け救おうとしている彼女自身の『魂』が、
 存在しない可能性への恐怖だった]


そうだなぁ、私の場合は、自分で無理矢理記憶を閉じ込めちゃって、ヨーランダに自然となりきってるっていう状態なんだと、思ってる。

[続く言葉には、眉を顰めて」

『自分にはリアルがないかも知れない』―――…かぁ。
考えた事、なかったなぁそんな事は。


[うーん……、と彼女は膝を抱えて考えた後」

たとえばさ、コレ。

[口にくわえていたキャンディを口から出す。]

コレ、どうしてかわかんないけど、無性に舐めたくなるの。
どうして好きになったかとか、全然わかんないんだけど、ね。
あとは、そうだなぁ、コレ。

[ジャケットの中から篠笛を取り出した。]

辛い時に、無性に吹きたくなるの。これも、どうしてだかわからなかったんだけど、ね。

多分、記憶は無くっても、リアルの私が存在してるから、リアルの私が求めてるから、そうしたくなるんだと思うの。

アナタにも、何故かわからないけどやりたくなる事とか、大切なものって、ないの?
あの懐刀、とかは?
アナタのプレゼントが何か知らないけど、それ、とか。


メモを貼った。


[ヨーランダの語り掛ける言葉をじっと聞いていた。
 ああ、彼女はちゃんと『リアル』と繋がっている。
 その事が羨ましくもあり、
 それ以上に安堵めいたものを得るのは何故だろう。

 懐の、瑠璃の短刀を見た]

 ……――これが大事なものだと言う事は、確かに解ります。

[レアモノだからなのか、『リアル』に起因する理由なのか。]


メモを貼った。


開けても開けても何もない部屋がだんだん恐くなっている。


[無性にやりたくなる事。大切な。願い?
 考える。眉を寄せた。
 解っているのは、自分が消えたくない事位だ。
 でもそれは、ヨーランダの問いとは違う。

 消えたくない、ここにいたい理由は]

 んー……

[悩みだした。]


それなら大丈夫。

だって、大切だって思う理由や出来事が存在して、そう思える魂があるから、そう思うんでしょ?

大切な物があるって、凄く幸せな事だよ?
大切な物があるって、気付けない人も、そんな物が無い人もいるんだから。

[ね?

と彼女はふわり、と笑いながら志乃の背中を撫でた。]


 大丈夫……そう、でしょうか。
 いつか、私も『リアル』を思い出すのでしょうか。

[『ゲーム』はいつか、終わる。そうなったら――]

 ……ありがとうございます。少し落ち着きました。

[背を撫でる手に答えてにこりとする。
 終わりが来る、その前に]

 今したい事なら、一つございます。

 ……1901とは、どちらに行けば良いのでしょう?


そう?
ならよかった。

[彼女はまた、にこり、と笑った。]

『リアル』を思い出すのは、戻るのには、勇気がいるよね。
私も―――…ヨーランダの姿のままだし。

[苦笑した。
理由は何となく、わかっている。
『ヤニク』は、きっと『私』ではなく『ヨーランダというキャラ』が好きなのかな、と。
初めて会った時に思ったから。
がっかりさせたくなかったし、嫌われるのが怖いと思っているのかもしれない。

続く志乃の言葉を聞き小さく頷くと、エレベーターの19階の表示を指差した。]


 いきましょうか。

[頷いて。
 エレベータに近付くと、ボタンを押した。
 ぱり、と小さく、壁に走るノイズを目の端に捉える]

 『貴方』は、『ヨーランダ』様がお好きですか?


―8階―

[エレベーターに乗る前。次々と流れこんできたイメージ達。
それに暫く頭を抱えて蹲っていたが――ようやっと落ち着いてきた]

…………ユウ。

[弟の名を呼ぶ。
今見たイメージ――恐らくセシルの"中の人"――の持ち主とは病気の重さではきっと比べ物にならなかったが、それでも、死んでしまった。
あの時、僕が傍を離れなければ死ななかったかもしれない、弟の]

……っ、ああ、ごめんな、ユウ。
やっぱりさ、僕は。
僕は、"ヒト"を助ける道に進みたいんだ。

[頭を振って立ち上がる。ゲームの中の世界で何ができるのかはわからない。でも、何もせず見捨てることだけは、もう、できない――]


1901……だったっけ。

[エレベーターは誰かが使用中だったのか、来るまでに74(0..100)x1秒ほど掛かった。
来たものに乗り込んで19のボタンを押せば、やがてそこに辿りつくだろう。

誰か死亡組の姿を見つければ、そちらへ近づき、共に行動するか。
一人では戦えないことは、これまでの戦闘で*もう十分に、理解していた*]


メモを貼った。


んー…

[志乃に問われればカラカラとキャンディーを転がして]

正直、わかんないや。

キャラとしては、好きだけど。
私もこんなに美人でスタイル良くなりたいもの。

[扉が閉じて、動き出した。]


 ふふ、そうですか。

[ヨーランダの『リアル』は女性らしい。
 それが解って少し笑う。

 19階に着けば、辺りを見回し、
 全ての部屋が1901号室になっている事を確かめた]


― 回想・12階 ―


[和図の必殺技に、頭がキンキンしている。]

 ――…かっこいいのか、それは……

[ストレートなツッコミだった。]


 は?

[
 そして、ヴェスをさして彼女かい、という和図に頭を傾げる。
 そこにいるのは、吸血皇子の姿で、それはちっちゃくなってもそうで…。
 その言葉にこっちを見るポプラやや反応するヴェスの様子も見ながら…。]

 どう考えても、彼女じゃないだろう。
 それに、オレ、フラれたばっかで彼女とかいねぇ。

[真剣に真剣にそう返した。面白さは欠片もない。
 それから金色ディスクを見る和図とそれをしばらく眺めて…。]

 優しい夜か…。
 うん、夢の、こと、かな……。

[でも、苦しいのなら、夢で自由なのは、残酷だけれども、
 ないよりはマシな気もして…。]


― 現在・19階 ―

[今は、必死に扉を開けている。
 開けても開けても、誰もいない。

 誰もいないのがわかっていても、開けずにはいられない。]

 セシルッ。
 お前、どこにいるんだッ。

[悲しげな3つのイメージに、眉は寄せずにはいられない。]


―19F―

[HPが0になってステージが消えていった人たちが、
 つぎつぎとあつまってくる。

 志乃や見知らぬ男の人(リンダ)を見れば、
 どう声をかけようかまよう。

 少し離れたところにナユタたちの姿もあっただろうか。

 開けても開けてもかわらない景色にぞっとしているから、
 人の傍にはちかよっていった]


― 少し前の事:屋上にて ―

[志乃と屋上で会話をしていた時に急に流れてくるイメージ。]

これは―――…

 [―――優しい夜に、訪れるモノがあるから ]

一体何が訪れるんだろう。

[ 眠りに落ちたら ][ このまま目が覚めないかもしれない ]

――――…これは死の恐怖?

何て寂しい―――…


メモを貼った。


― 少し前の事:4Fにて ―

[患者のボブを倒し、ケロみちゃんストラップをヤニクの前に差し出した時、また頭の中にイメージが流れ込んできた。]

『携帯電話とか、使う機会ないですから。』

―――…ペースメーカー?

 『 いやいやいや、なんていうかね!
   こう、持ってると願い事が叶うとか評判なんだよ……!

   だから、きっと君も―――… 』

なんて事を話すんだ、この男は―――…

[ そんなの絶対嘘 ][ 無理だもの ][ やめて ]
[ うそに決まってる ][ やめて ][ 聞きたくない ]
[ どうして簡単にそんなこと言うの ][ やめて ][ やめて ]

――――…この子、どこまで動けるんだろう。


[彼女は、ヤニクに向けてストラップに書いた言葉が、ヤニクに伝えられなかった意味がわかったような気がした。]


メモを貼った。


―19階―

[ポプラの格好をした人影を見付けたら、一礼。
 表情は今は落ち着いていた。

 開けた部屋は一つだけ]

 ――……

[待つように佇む。]


 くっそう…

[無鉄砲に走り回って、そのまま膝に両手を当て、肩で息をしている。]

 オレたちじゃ何にもできないのか?

[まだ、死んでいない者、のことを考えて…。]

 ドナルド…あいつは、ヤバい、としかいえない…。

[そのやられたときの尋常じゃない攻撃力に頭を振った。
 ナユタキャラの隠しコマンド技であるRESET!も出す余裕が全くなかったほどに。]


[志乃が静かにたたずんでいる。

 そちらをちらりと見る]

 ……ねえ、ちょっと聞きたいんだけど……
 いいかな……

[異星人の痕跡があったと表示されたのが志乃だったから。

 ちょっとこわごわ、声をかけた]


メモを貼った。


[無限にある病室は、どれかが正解と言う訳ではないのだろう。
 会いに来た、探しに来た。皆が。

 ポプラに声を掛けられて振り向く]

 ……はい。構いませんよ。
 私に答えられると良いのですが。

[胸元に手を遣る、懐剣の感触を確かめて押さえ付けた]


メモを貼った。


[白い綿毛ではなく、
 黒髪ボブをゆらして、志乃の傍で立ち止まる]

 えーっと……

 ……志乃のステージってレストランだったんだよね?

 そこで、異星人の痕跡があったって、
 表示されたんだけど……

 ――志乃は、異星人なの?

[あの不気味な鸚鵡の同類なのかと。
 こわごわ、訊ねた]


ドナルドさん、かぁ…

[ぽつり、と名前を口にした。]

私がまだ生きてたらなぁー…
まぁ、生きてたってドナルドさんに勝てるかもわかんなかったけど。
少なくとも私と相性は良くなかっただろうしなぁ。

[もう言ってもしょうがない事を呟いた。]


ドナルドさんと模擬戦した時、かすらせたりしたっけなぁ……。
どうだったっけ…。

[もう、はるか前のような気がする。]


 アシモフ様が同じ事を仰っていましたね。
 ……違いますよ、私は。

[『志乃は異星人?』その問いに首を傾げて見せる。

 胸の内でぐるりと何か蠢く感覚を殺して、
 返す声は少し冗談めかした]

 もし違わなかったら、どうします?


 ち、ちがう、の?
 じゃあシステムエラーか、なんか?

[志乃の答えにうーんと悩む。

 もし、という問いかけにびくり、とおびえて]

 え、……どうって……
 わたしにはどうもこうもできない、けど……


 異星人なら、帰ってほしいなあ、ってお願いする、ぐらい……?

[そもそもほんとに異星人ならお願いするより前に、
 悲鳴を上げて逃げ出すほうが早いだろうけれど。
 考えながらそう答えた]


……――――みんなの様子が、気になる、なぁ…。

[ぽつり、呟いた。
みんな、どうしてるかな。
ヤニクは、ライトニングは…。]


[うーんと唸るポプラに少し、申し訳なくなる。
 エラーではないとしても、否としか答えられないのだ]

 あ、いえ例えばの話です、そう怖がらずに。

 ……。
 お願い、ですか……

[それで帰って行くなら話は早い訳で。

 (ポプラ様はこう仰っていますよ。)

 内に問うても、無音の笑みしか返って来なかった]


私、ちょっと様子見てくる……。
私達、丁度姿見えないし、まさにスパイするには適役ってカンジで?

[あははー、とそう言い残すとエレベーターへ。

ヤニクにライトニングを嗾けた事もあり、気になってしょうがなかった。

1:11階へ 2:7階へ 2 ]


エレベーターで7階へと向かった。


― 床彼大学付属病院:7階 ―

[エレベーターから降りると、いきなりドナルドとヤニクが何やら対峙している姿が見えて、思わず壁に隠れたが、そうする必要が無い事にしばらくした後に気付いて苦笑しつつも二人に近寄った。]


[エラーかどうか、悩んでいてもわからないから、
 一つ息をついて悩むのを諦めた。

 怖がらずに、といわれて]

 あ、ご、ごめんね?
 志乃が恐かったわけじゃないんだ……

 お願いして聞いてくれるかはわからないけど……
 っていうか、ほんとに異星人とかわけわからないのだったら、
 お願いする余裕があるかもわかんないし。

[情けない笑みを浮かべて、
 変なこといってごめんね、とあやまった]


 構いませんよ、謝らずとも。……でも、そうですね。

[脳裏に湧くのはイメージだ。
 今の、怯えている以外は無防備なポプラを、
 体から飛び出た白手が捕らえて縊るような。

 随分と趣味の悪いものを見せる。
 目を閉じて追いやった]

 それだけ恐ろしいものなら、帰って頂く方が良さそうです。

[瞼を上げると、窓の青に目を向けた。]


― 19階すべて1901の中で ―

[大きく息をついて、また切り抜かれた青の空をみる。
 そこから外をみると、それは床彼町なのだろう。
 しかし、実際見下ろすなんてそんなしたことないから、
 それは珍しいものを見るような顔になるけど、]

 ――…でも、これって。
 すごく、近いのに、遠い場所なんだな…。

[そう感じる。
 すぐそこにあるのに、決して届かない。
 そんな風景を、    どう見ていたのか。]


 うん……

 赤い鸚鵡もこわかったし……
 帰ってくれないかなあ……

[志乃が見せられているものは知らず。

 けれど、なんとなく嫌な感じはした。
 そのことに小さく首をかしげ]

 ――こんな、変な空間からも早く、出たい、ね……

[最後の願いはきっと。
 何度かみせられた、イメージの持ち主と同じ願い]


[ふと、我にかえる。]



 ――……




[なんで、こんなに、セシルのことばかり考えているのだろうか?]


ドナルドさん!?

[何だかしばらくドナルドの様子を見ないうちに、大分人柄が変わってしまったように見えるのは気の所為か。

ドコカノ商事で、ゲームに乗るべきかどうか、あれだけ迷っていたのに―――…

あの時、ゲームに乗る、と去って行った時には、自分が全て背負おうとしているようにも見えたのだけれど… ]


 ……セシル様の『リアル』は、ずっと独りで、
 こんな、世界の外側みたいな場所にいるのでしょうか。

[窓に寄り、ガラスに手を添える。眼下に街が見えた]

 ……ここを出た先が、辛い場所でないと良いですね。

[ここがセシルの世界だとしたら、
 それにも関わらずセシル自身が現れない理由を考える。]


窓に触る手に、きゅ、と力を込めた。


志乃に振り返った。


 どんな場所に居ても――

 「外側」になることもあるだろうけれどね……

[志乃のことばにぽつりと答える]

 辛いか辛くないかは……きっと本人しだい。

[セシルのリアルがどんなのかはわからない。
 あのイメージで、共感できる部分も、
 同情する部分もあるけれど。

 ――それでも、そこまで、気にかけることは、ない]


メモを貼った。




 ここから出た先が
 辛い、場所…………。

[辛い場所、それは、自分には想像できない
 痛みがある……場所だろう。]

 ――……オレ、元に戻せばっかり言って、
 あいつのこと、全然わかろうとしてなかったな。

[その言葉を思い返そうとして、
 返そうとするけど……。]


[頭に響いたのは 病院の子供の言葉]

誰の思考?
誰の痛み?

---そして わたしは誰だろう


[そういえば、ヤニクが言っていた。

ゲームに乗る理由ができたって。

どんな理由なんだろう。]


[病院の6階にぼんやりとたってあたりを見渡す]

ここは病院?
自分は ここの患者?それともスタッフかな


 ……。

[窓の向こうに視線を定め、ポプラの方を振り向けない。
 姿を見たら、中にいるものが襲ってしまいかねなかった]

 ポプラ様も、外側に置かれていると思った事がありますか?
 ……私も、もしかしたらあるかも知れません。


『出てこいよぉ、   ぉ!』

―――!?
もしかして、それってあの黒髪ヤニクの名前!?


まさか、ドナルドさんも、仲間なの?
なのに、争ってるの?

…勝者は、一人、だから、か。


病人かも
なんだかさっきから頭の中に声が響くもの

[ふらりとして頭にてをやる]

あれ?

[顔にペタペタと手を当てて]

なんだろう?自分、被りもの被ってる


[セシルを理解しようとするナユタには、
 やはり優しいな、と、僅かに苦笑を浮かべる。

 そんな優しさは、とてもじゃないけど持てないから]

 ――そう、だね。
 あるよ――それは人から見たら、どうってことないことだったりするかもしれないけれど

[家族、という枠組みがないのが外側なのだとしたら。
 きっとそう。

 志乃が振り向かない理由は知らぬままに答え]

 志乃も?
 どんな人にも、きっとあるんだね……


頭重くて動きにくいけどはずれないし

[ゴツゴツした顔を手で探る。引っ張ってみると]

いたいっ!
どういうことなんだ これ
…こういう病気か


しかしなんか猟奇的な声
この声が自分の心の声とかだったら
自分はかなりイカレタ人間なのかもしれないな

[はぁ と大きく溜息]

とにかく自分の病室か捜すか

[自分の服をみわたして]

えっと…これが寝巻き?寝巻きにしては
なんというか これってお雛様とかがきてるやつに
似てるけど、自分何なんだろう

[途方にくれた声をあげた]


 戻りたいと思うのは、自然な事なのだろうと思いますよ?

[後ろで聞こえたナユタの声にはそう返す。]

 セシル様も、理解を得るのを度外視していた節があります。

[例えば、『ここでしか生きられない』、そんな感覚を]


[階上からなにか騒がしげな音が聞こえてくる]

あれ、誰か7階にいるのかな
ちょっと覗いてみよう

…わたしは誰 ここは何処…いや病院はわかってる

とか聞いたらひかれるだろうな

[困ったな…と呟きながら階段を昇る]


レティーシャさんも来た……

[レティーシャはドナルドに加勢したりするのだろうか。

ヤニクはレティーシャの声に耳を傾けるのだろうか。]


[階段をあがると少女がなにかお願いしていて]

おねがい?
いったいなんのお願いなのかな

というか乱闘中ですか
ここ病院だよね

[わけがわらからず階段の踊場から廊下に出れる気はしなかった]


大男が斧ふりかぶっていたり
赤いフードをきたコスプレの男がいたり

…いやなんでしょう?
ここなんかあぶない特別施設?とかなんとかですか

[その場にしゃがみこみたくなった]


カミジャー!?

[階段の踊り場にカミジャーの姿を見つけて声をかけた。]

うん、ここは病院だよ?
――――…生きてる時の、記憶が無いの?


 どんな人にも、有り得る。

[誰もがそれぞれ見ている世界で、上手にそこに居られない。
 だとしたら]

 この『ゲーム』、皆様に関わりの深い場所や、
 自宅が繋ぎ合わされて舞台になっています。
 ……何か不思議な感じがしますね。


[カミジャー とどこからか声がかかる]

えっと カミジャー?
私のことですか?

[人差し指で自分をさす]

えっと 美人のお姉さん 私の名前はカミジャー?
神寺屋ですか?

ああ、やっぱりここは病院

[すこしだけほっとして、続く言葉に声を失う]

---生きてる時っ?! えっえっ えっと


カミジャーに返事しようとした丁度その時。

[ひやり、とした感覚が首筋を撫でた。
振り返れば、其処には自分を殺した男の姿―――…。]

出てきた…。


てっ、てめー、笑いやがったなァ!?


生きていたとか、まるで今は死んでいるような口ぶりですが…

[綺麗なこの人も少しおかしいのか
それとも本当にここはあの世で自分はこの病院で死んだのか]

出てきた?なにが?

[困惑したまま目の前の女性が見つめる先をみる。
先ほどの赤いパーカーのコスプレ男の姿。なんかでてきているのだろうか・・・黒い髪だったか今変化したかどうかなんて、そこまで注意深くみていなかったのでわかりません。]


くそっ、腹抱えて笑いやがって!!

ー回想・19階ー

[和図は自分の姿を見るヨーランダ相手に顔を真っ赤にして地団駄を踏む。]

アーンとか言うな、アーンとか!!!
いや、確かにあそこのハンバーグは美味かったけど!!超美味かったけど!!

[和図はなんだか悔しそうな顔。]


つか、ライトニングを紹介したのは……!いい、オレサマセシルを探してくるっ!!

[和図はふてくされたように病棟の方角へと歩いていく。ふてくされたような仕草だったのはヨーランダの言葉に説得力があったから――]

―回想終了―


死んだとしたら…自分は畜生道に落ちたとか?
自分はそんなに悪い人間だったのか

[とか何となく納得してしまってドヨンと落ち込みそうになる]

…えっと じゃあ あれが地獄の鬼で

[ドナルドを指差して 残りのレティとヤニクを指差し]

刑罰をうけている亡者ですか?

[なんとなく状況的に納得できるとか考えていた]


 たぶん、きっと。
 そこだけは自分の場所だと、思えるところだったの、かな……

[志乃の言葉にすこし考える。
 あんな自宅でも、やはり"自宅"だとは思っていたのだろうかと]

 ――現実には、足を運ばないような場所も、あったし……

 それも、なにかの縁だったのかな。


―――…ごめん、私あまり仏教のことはよくわかんないけど、そう見えちゃうよねっ!

[カミジャーに振り向いて同意した後に視線を戻して。]

何で自分からナイフを差し出すの…?


どういう御事情なのか申し訳ないですが
自分にはなんにもわからないのですけれど
言っている割にはあんまり楽しそうにはみえない
…ですよね

[鬼や亡者らしき者たちにみつからないように隠れたままヨーランダに声を掛けた]


―現在・19F―

ちっきしょー、開いても開いても同じ部屋に見えるぜ……!

[しかし、和図はふと、立ち止まると]

もしかして、これ、オレサマ同じ所行ったり来たりしてね……?

[和図は試しにコインを床に一枚置いて、隣の部屋の扉を開ける。]


メモを貼った。


楽しいワケないでしょうに!
殺し合いしてるんだから!

[見ている事しかできないイライラ感から、カミジャーにくってかかるようになってしまった。]


…あれ?でも?
楽しそうな声は…

[ こちらに食って掛かるようにすに口篭る
美人って怒ると怖さ増すよね
心の中でおもっただけ]


メモを貼った。


[ポプラの言葉に頷いた、その頃、
 どこかで静かに開いたエレベータ
 知らず知らず、訳も解らずぴくりと反応する]

 ……

[動かないのは、まだ少し足りない、そんな気がしたから]


メモを貼った。


メモを貼った。


[志乃がなにかに反応したのに首をかしげる。

 きょろりと周囲を見れば、
 誰もいないのに開いたままのエレベーターが見えて]


 ……

[なんだか恐くて。
 いっぽ後退る。

 明滅を繰り返す明かりが、さらに恐ろしく見えた]


メモを貼った。


[なんだか、すべてがきしみをあげているような気がして。

 怖々、周囲をうかがっている**]


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