人狼議事


199 Halloween † rose

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[消える間際、リーに託したのは薔薇の花弁を砂糖漬けにしたもの。
自分の為に与えられた薔薇の蕾。
悪魔にとっての"不可能"の色をしていたその菓子を、自分も見つけられたら贈り返そうと思っていたがそれよりも先にまた違う菓子を見付けた。
 押し売られてもいたことだし。]

 ……消えちゃいねぇよ。

[だから泣くな、と
未だ自分の飛ばされた場所を把握も出来ていない悪魔がぼやく**]


 これは本当に、練習しなければならないね

[足取りの覚束なさに、
 あがる悲鳴に微笑んで。
 世辞にもあまりうまいとは言えないけれど
 ミケに告げたように、形などなくてもいいのだ]

 ………。

[尻尾を握りながら、沈黙を保つ。
 踊っていた時とは毛色の違う悲鳴に、また笑う。
 時間が欲しいと願う言葉は鼓膜で受け止め]

 ――… 勿論、そのつもりだった。
 君の決心がつくまで、答えを聞くまで、

[待っていると意を告げ、見詰めて。
 しかし何故春なのだろうと、不思議そうにしていたが。
 新たな誓いを聞けば、理由を問うよりも
 嬉しさがあふれてくる]


メモを貼った。


……ちゃんと待ってる。
君が迎えに来てくれるのを、待ってるから、

[腕の中に収まりながら。
尻尾を握ったままの指を緩ませ。
大事な秘密を伝えるように、耳元で。

彼が何を手放そうとしていて、
何を代わりに得ようとしているのか。
尋ねなくても、解ること。
少しだけ、寂しそうに表情を曇らせ。
彼から大事なものを奪おうとしている罪悪感に
胸を、肩を震わせるのだった。]


その時には、この尾は消えてしまっているのかな

[名残惜しそうに尾に絡ませた指を揺らす。
茶と白のコントラストが愛らしい
大きな尻尾の重みを掌で受け止めて。]


………気持ちいい。
ちょっと、勿体ない……な。


[触り心地を指に刻んでおこう、と撫で回す。
やはり、切り取って枕にしたいなどと
残酷な思案を巡らせながら

持ち主の苦難に同情を覚えるよりも、
これも彼の一部と念えば、愛でたい欲が勝る**]


メモを貼った。


[意味を成さない否定の言葉も
耳をひくつかせながら吐いても可愛いだけだ。
潤んだ瞳に見つめられ、下肢に触れられると、
なんだかとても欲されているようで嬉しい。
純粋な嬉しさに勝って、興奮もする。

クシャミの服を剥ぎ取る動作で邪魔をしつつも、
されるまま作業着の上下と下着を脱いで身体を晒し。]

 うん…俺も、解りやすいな。
 もうこんな、

[芯を持ちつつある性を、彼の指へと弱く押し付けた。
直接の接触に素直に脈打つそこは
可愛く動く耳や尻尾よりずっと露骨に欲を訴えるから、
「お互いさまだな」とちょっと恥ずかしそうに笑った。]


[掌に伝う鼓動の強さと速さに
微かな笑みを引く口元から震える呼気が漏れた。

名前を呼ばれ、好きという言葉をもらい、見つめられ、
いとも簡単に高鳴る胸に伸ばされた手に身を寄せる。

胸元を探る手に伝える自身の鼓動もまた強く速く。
高揚に弾んでいる心臓から送られる
烈々たる血潮が巡る全身の体温もじわりと上がり。
クシャミの唇を受ける目元も、薄い朱に染まっていた。]

 ふっ …ん、くすぐったい
 かわいい

[表情ひとつ、仕草ひとつが、胸を打つ。
もっと見たくて下肢へ滑らせた指先が、
裸で抱き合う身体の隙間で、やっと中心に触れ。
根本から先までを握り込み擦った。

背に回したままの手で、尻尾も一緒に、同じように。]


[手指での愛撫で育った彼を暫く追い立て、
擦る手の内がクシャミの零すもので濡れ始めると
伝って落ちる滴りを追って嚢を擽り会陰を辿り。]

 中、も…撫でて良い……?

[後ろをくすぐり、顔を覗き込む。

余裕を残した風な口振りを作ってはみたが
熱の篭もる眼差しは自分で思うより率直で、
はやく繋がりたいと急く思いを訴えている。**]


メモを貼った。


[妖精犬の予想に反し、結界に弾かれて帰還は叶わず。
かくして…… どうやら魔法陣などの描かれた部屋?に飛ばされた。

リーの予測があっていたのだろうか。
それとも悪魔召喚の儀に呼ばれたか。
魔法陣をよく見ればわかること。暫し腕を組み、考え込んだ。**]


メモを貼った。


君は?
今日何処か行きたい所は、―――

[それから、礼拝堂の中が慌ただしくなる。

神父が外に出てはならない、狼を見た、悪魔の使いを見たと叫んでいた

神など宿っていない像の前で祈る背を眺めながら、
やがて、陽光とは異なる輝きが街に溢れ
その光は、礼拝堂にも降り注ぎ――……。]

[子供達は部屋から抜けだし、再び神父の元へ
あやかしは去り、平和が訪れた。
神父様の祈りが通じたのだ!

そんなご都合主義のまがい物を静観していたが、
外に沸いていた邪悪な気配を
只のニンゲンが諌めた、など思う訳がない]


……今のは、きっと悪魔が納めたんじゃないかな
魔女のパレードが見れなくて、残念だったね

[礼拝堂でぼんやりしている内に、
街は再びハロウィンの活気を取り戻してゆく。

しかしまあ、パレードまで用意されたという事は
フィナーレは間近に控えているのだろう]

――どうする?

[街に繰り出すか、家に戻るか。
ドナルドの行きたい場所があるのなら
そこに移動しても構わない。

いずれにせよ、今年のハロウィンは
終焉へと近付いている、という予兆を感じながら**]


メモを貼った。


[考えていたことを言葉にし、ほうと安堵の息を吐く。
彼にこの地を去られて二度と会えなくなってしまうのではないかとも、考えたこともあったけれど、誓いを立てた今はその未来はもう見えない。

耳元をくすぐる声音に頷き、包んだ腕の中で微かに震えた肩を撫でた。
その震えが、微かに翳って見えた表情が。もし男の推測が間違っていないのだとしたら。
言葉にはせぬままに、緋色に寄せるようその頬に口付けを落とす。]


 ……本当に好きなんだな、これ。

[指を絡ませたまま、主張するようにゆるりと尾は揺れた。
擦れ合うたびにぞくりと身を震わすも、ニコラエが楽しんでいるそれをやはり邪魔する気にはなれず]



 だ、からな。
 ——外は、勘弁してくれ。

[また見られてしまったら、今度は立ち直れないかもしれない。
けれど何より、躊躇ってしまうのは。
理性の箍が外れ、彼を求め、求められたとして——ニコラエの色を纏う姿を、他人に見られてしまうのは、嫌なのだ。]


[願いは聞き届けられたかどうか。
しばらくの後、ニコラエの問いに思いついたそれを口にしようとして]

 ……、ん
 悪魔?

[教会に相応しくない、騒がしさが飛び込んでくる
外を見ていない、まして人間の男には事情は全く読み込めぬまま、困惑の眼差しを辺りに、そしてニコラエにと交互に向ける。
ただ、ステンドグラス越しに広がった鋭い光には、男も気がついて]

 ——……いい悪魔が、いたもんだな。

[浮かべた感想はそれ。
しかし、次には笑ってしまった。]

 いや、いるよな。……当然か。
 
[人間として一つの角度でしか、見向きできなかったもの。
繰り返すハロウィンを通じ、種族を越えて触れ合った今なら、少しは視野が広くなった気がする。
まさかその悪魔ととうの昔に出会っていることも、その彼に元悪魔だと誤解されているということも、男は未だ知らぬまま]



 魔女のパレード、か。
 この街も随分、派手になったもんだ。

[古くからの記憶を引っ張りだし、何度も経験したハロウィンの祭の光景を思い出した。
記憶の最古は恐らく、年齢がもうすぐ両手いっぱいに届く頃。
煌びやかに飾られ、様々な人々が行き交う街を、高いところから見てみたいと——]

 ……そうだ!
 ニコラエにも見てほしい場所がある、来てくれるか。

[思いついた、と一つ手を打ち、彼の手を握って。
具体的な場所を問われても、到着するまでははぐらかしたまま]


—— → 酒場・屋根の上 ——

[教会からできるだけ大きな通りは通らず、やってきたのは酒場の裏手。
路地から屋根へ上れそうな酒樽を足がかりにし、屋根へと飛び乗る。
この半透明の姿なら、一直線に飛ぶこともできるのだろうが、男はそうはしなかった。]

 ニコラエ、

[些かスラックスでは動き難かろう、今なら体力も殆ど使わぬが、男と同じルートを辿るかは彼の判断に任せ。誘うように名を呼び、手を差し出した。

彼とともに古びた屋根の煉瓦を踏みしめ、屋根から街を見下ろすことは叶うか。
真っ直ぐ伸びるは表通り、少しは慣れた位置には広場と、そこから葉脈のようにいくつもの通りが、路地が、広がっている。
行き交う人々は騒ぎのざわめきを残しながらも、間違いなくハロウィンの最中にある。]



 ……ちっせえ頃な。
 ここに登って、怒られたんだ。

[ぽつりと、小さく思い出を零す。
紡ぎだしたそれは、止めどなく溢れ]

 ここから見るハロウィンの風景が一番だって、他に好きなもんはなんもねぇって、思ってた。
 ……けどな。

[確かに今、この場に留まり感じるのは、懐かしさと愛おしさを混ぜて散りばめた、美しさ。
色違いの視線を隣に戻し、困ったように俯いて]



 来年も、俺はここにいたとして、
 隣にニコラエがいないならきっと、
 ……寂しいんだ。

[変わらぬ街並も、見知った人々も。華やかに、笑顔で祭を楽しんでいても。
今以上の光景は、目にすることは叶わないだろう。
隣に彼がいる世界を知った。それ以上の世界を、どう望むことができようか。]

 だから、俺はここを出る。
 捨てるわけじゃねぇ、卒業すんだよ。
 —— あいつらを見送ったら、俺も。

[酒場の入り口付近を駆けて行く、仮装した教え子たち。
視線を向けて、微笑んで]


 俺らしく生きたいんだ。ニコラエと。

[何れ故郷を出る、その寂しさは感じないわけではない。
ただ、それ以上に、生きたいと願った。
他でもない、自分自身と、彼の為に。

暮れ行く街並を眺めながら、愛おしい人と共に暫し佇んで**]


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 ……この魔法陣……

[一通りを眺めればこのハロウィンのループを仕掛けている物と知れた。
しかし生憎幽霊モドキになってしまっているらしく、靴底で擦ってみようとも魔法陣を書き換えようとしても何の影響も及ぼせない。

仕方なし、魔女の署名部分などだけを覚えてその場を離れる。
壁をすり抜けて屋敷の外へ]

 誰かに代わりに描かせるしかねぇか。

[魔女の署名が見られたので打ち消しまではいかずとも強制的に呼び出す程度の魔法陣は描けるのではないかと。
本人が叶わずとも、対象が奪われて困る物だけでも召喚できれば儲け物。――懐中時計の件は知らないがこいつを返して欲しければ〜と脅せばいい話だ。

あくまで悪魔なので卑怯なことにかけてはそれなりに自信がある。
何にせよ自分の姿が見られる者の元へ行かなければなるまい
急ぎ、通りを目指した*]


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 すごいな、グレッグの……こんな……

押しつけられた雄の熱さに、頬が弛む。
 指を絡め、擦り、その形をもっとよく確かめようと。]

 ぁ、は……、グレッグは、あったかいな。

[寄せ合った素肌に伝わる体温は、屋根の上でみをよせたときよりも、ずっとはっきりとしていた。
 薄い朱に染まったグレッグの目元から、唇を離すほんの一瞬前、ちょっとだけ舌を伸ばし、瞼をぺろりと軽く舐めた。]

 ん……、ぅ……?

  ひゃ、っ!

[グレッグの手が、己の下肢の中心に滑ってきたのは、その直後のこと。
 同時に握られていた尻尾は、刹那、ふわりと逆毛立った。]


[何が起こったのか、僕にはよくわからなかった。

沖元さんが話しかけている誰かの事も、知らない。
ただ、その誰かの手には懐中時計があって。
これが"探し人"もとい、"探し物"であることは、確からしい。

どうすればいいのか迷って、自分にできることが何も思いつかず。
ひとまず、沖元さんの少し後ろを、ふわりと付いていくことにした。]


メモを貼った。


 は、ァ、ァ……っ、グレッ……
  んひゃ……ァ

[既に勃ち上がっていた雄は、大きな手での愛撫を受けて、呆気なく体液を滲ませた。
 負けじとこちらも、爪の先でグレッグの鈴口を突っついてみたり、強く揉んでみたりするも、嚢を辿ってやがて後方に指が回ってくれば、その刺激に、耳も翼も敏感に反応し、雄を握っていた指もまた震えた。]

 中……?

問いかけを受け、潤んだ金眼でじっとグレッグを見つめ返す。]

 ……うん。

 けど、おれ……あんまり待てないかも……。

[余裕を残したようなグレッグに、軽く腰を浮き上がらせ、おねだりを強める。
 自由に、気の向くまま生きてきた黒猫だから、自制というものはあまり利かない。]


メモを貼った。


 あぁ?
 テメェも視えんのか。

[急ぎ、街へ……というところで出会ったのはアンデッド。
まさかこいつも華月斎同様に特異体質なのか、と掠めて、それを押しのけて]

 違ェよ!!
 広場でなぁ、リーとミケの野郎が妖精の輪だとかなんだとか言ってクソステップ踏んでやがって、それにオレが巻き込まれたんだよ!!

 で、気付いたら魔女の――


 そうだ!!魔女の魔法陣が見つかったぜ。
 打ち消す陣じゃねぇが、このループを終わらせる手段がある。

[丁度見える者に代理で魔法陣を描いて欲しいと思っていたところ。
このアンデッドならそれなりに器用だろう、と更に畳み掛けようとして
丁度そのあたりで家主が出てきたか

チャンスをみすみす手放すものか、とジェレミーとキリシマの会話が終わるまでキリシマの周りをぐるぐると回り続けて無言で急かした]


メモを貼った。


メモを貼った。


えぇ、ドナルドの一部だから。

[告げて、撫でていた手を留める。

自分には無くて彼にはあるもの。
それは緋色の眼を欲してくれたのと
似たような感覚だった。

城を囲む森に、似た動物は棲んでいるのだろうか
彼の訪れを待つ間、探してみるのも良いかも知れない]

――すまない、失念していた

[制止の意図を理解者し、指を退く。
一度踏んだヘマを二度踏みたくないのは当たり前だ。
その裏に、嫉妬にも執着にも似たものも
篭められていたとは、知らぬままに。]


[「良い」悪魔とパレードの話には微笑んで
悪魔が善とするなら、魑魅魍魎を呼ぼうとした
魔女は悪なのだろうけど、言う程悪い人物に念えない
それにしても「悪」魔なのに悪じゃないという
表現は、割とユニークに響く。]

どこへ……?

[問う声にかえるものは曖昧模糊としていて。
クエスチョンマークを頭上に聳えながら、
ドナルドに引かれるまま、街を往く。]


― 酒場・屋根の上 ―

[連れて来られた先は酒場の裏口側。
一瞬、この建物は何処だろうと首を傾げる。
正面は見覚えあれど、後ろは記憶にない。

そのまま浮かんで上がっても良かったが、
ドナルドに倣い、樽に捕まって自重を上に。
異常に身軽く感じるのは、霊体の状態だから。]

ありがとう……、

[差し出された手に引かれ、屋根の上へと。
両肢を屋根に立たせ、ドナルドの隣に佇み、
暮れ始めた街並を眺めながら、

――何故此処を好んだのだろうと、不思議に。]


メモを貼った。


[もっと高い建物は他にもありそうだと思いつつ、
立地が良いのか、近景からその先までを
視覚として追いやすいサイズで拡げた眺めなのだと
理解を及ばせ、納得を覚えた。]

――……へえ。
見た目通りに、やんちゃな子供だったんだ。

[少し前なら、失礼だと
口に出すのを濁しただろう感想。
ドナルドに気を赦し、委ねている今は、
躊躇うことなく、口も緩くなってしまう]

……うん。
確かに、凄く楽しそうだし綺麗―― …

[緋色に染まりゆく街に、ランタンの明かり。
それを見守っていたが、節ある言い回しに、
目線を眼下から、ドナルドへと向けて。]


[その瞳は、俯いてしまって視線を交じえられないが
彼の横顔と、赤い髪を見詰めていた。]

――…… ドナルド。

[そう為ってしまえばいい。
何を見ても、何を感じても、充足できずに居ればいい
そんな意地悪を願った癖に。
いざ彼が今まで築いて来たものと
ロクデナシのじいさんとの生活を
天秤にかけているのを目の当たりにしてしまえば
後ろめたさと、哀しさがそこに殘る。]

………。

[ドナルドを慕う子供たちの顔を過ぎらせて、
息子に接するような態度の酒場の主人を思い出し
今年こそドナルドに菓子を渡すのだと、
意気込みと共に笑っていた露蝶を脳裏に浮かべ]


[―――本当に、彼を奪っていいのか。

結んだ決心は、告げられた言を聞いても
揺らいで、切なくて、悩ましい。]

……ありがとう。

[視界が滲んでいるのは、空が紅いから、だ。
眩しくて、私には相応しくない光の雨。

動揺と不安を悟られないように、
そっと瞼を伏せた*]




(ごめんなさい、)


[暫く眼を伏せ、再び眼下を見渡す。

 そうして眺めていると、東洋人二人の姿が通りに紛れ伺える
 片方は輪郭が揺らいでいるが、もう驚かない。]

 ……あ、華月斎さん、明之進さん。

[屋根の上からドナルドと繋いでいない方の手を振るが、
 彼らの視界に留まることはあろうか。]


 ミーのせいだ

[舌に撫でられた瞼がひくりと震えた。
咄嗟に瞑った片目の横を滲んだ汗が伝い落ちる。

離れていく舌を追いかけ捕まえると、
少し笑いながら飽くことなく深いキスを交わす。
揶揄するような言葉も吐息も、キスの隙間に。

すっかり猛ったクシャミの雄への手淫の間も
声を上げる唇が愛しくて、キスを何度も。]


 ……っ ん、俺も

[待てないと腰を浮かせるクシャミの中へと指を埋め、
言葉通り、撫でるように内壁を擦りながら。

堪えられないのは、グレッグも同じで、
呼吸が乱れて、全身に薄く汗が滲む。

クシャミの指で擦られる自身は強く脈打ち熱を伝え、
爪先のやや鋭い刺激を受けた先端はひくついた。
快感に震える手で与えられる愛撫を悦んで。

最初こそ中を探る指の動きも遠慮がちだったが。
ただ抱き締め合うだけじゃ知れなかった内壁の熱さと
指に感じる隘路の収縮に劣情は高まり、
腰を抱く腕で尻尾の根をきゅうと握って中を掻き回した。]


[濡れた金色を見つめる眼に獣めいた光が宿る。
はやく欲しい、はやく。]

 あんま、優しくできねぇかも……

[クシャミの身体が雄を受け入れられるほど溶けてしまうと
シーツに彼の背を押し付けるよう正面から押し倒し、
片足抱えて後ろから指を引き抜く。

窄まりにあてがう自身は、
彼の手に煽られた欲に張り詰め、僅かに震える。]


[大丈夫だろうかと顔色を伺いながら、僕は沖元さんと並ぶ。]

『いよいよ終わり、となると、名残惜しさも感じてしまいますね…なんて。

 遣り残したことは、……そう、ですね。
 会っておきたい人は、いますが。』


メモを貼った。


[そこからは、もう我慢なんて出来るはずもなく。
覆いかぶさり唇を重ねると、
彼の瞳を見つめながら腰を進めた。

押し当てた自身がクシャミの身体を穿ち、繋がる。
深いところまで。]


 ― →大通り ―

 ……なにか進捗があったかも知れない。
 行きましょう。

[ドナルドに一度降りようと促し、手を引いて
 清水の舞台から飛び降りるような感じで屋根を降りる。
 いや、清水ってどこにあるのか知らないが。
 
 彼らの方へと歩を進め、]

 こんにちは、…もうこんばんは、かな。
 ……魔女は見つかりましたか?

[二人に視線を向け、首を傾けて。
 きっとこれから人波の多くはパーティへ向かうのだろう。
 雑踏に揉まれないよう注意を払うが、
 ぶつかったところで擦りぬけるだけだ]


[苛々とキリシマの周りを回っていた、が、
元来気の長い方ではない。
ものの数分で痺れを切らし、舌打ち一つ。]

 テメェは狼野郎に腕でも喰わせてろ!!
 少しは頼りになりそうだと思ったオレがバカだったぜ!!

[キリシマにかかればあっさりと肯定されて終わるであろう捨て台詞一つ、結局当初の目的通り街へ戻ることにした。
明之進のように飛んで移動が出来ると知っていればそうしたのだが
ただ走っていく正しく馬鹿な悪魔がいたとか*]


[沖元さんの視線を辿り、屋根の上に気付く
沖元さんと同じように大きく手を振り。]

『ああいうのを、爆発しろ、って言うんですよね』

[手をつなぐ二人にそんな感想を零す。

「帰るのが惜しい」なんて言っていたニコラエさんの気持ちは、また少し変わったのだろうか、と。
勝手に推測しながら]


 おれのせい?

 なら……ちょっと、嬉しいな。

[クスクスと小さく肩を揺らし、もう何度目か分からない口付けを交わす、それだけで情欲がじわりと高まってしまう。
 漂い始めた汗の匂いに目を細め、グレッグの指を促すように腰を浮かせば、程なく、裡に小さな刺激を感じられた。]

 んっ、く……  は、ァ。

[身体の内側に齎される、薄く、痺れるような感覚は、擦る強さに比例して、徐々に全身に巡り始める。]

 は、ァ ァ……ッ
  グレ、ッ、 ……ふァッ!

[指先は時折、ひどく敏感なところを刺激してきた。
 そのたび、背筋がビクンと小さく反って、孔はグレッグの指を締め付けた。]


[握りしめたままのグレッグの雄から、脈打ちが伝わってくる。
 合わせるように鼓動が、興奮が高まる。]

 は、ふァ…… グレッグ……。

 おれ、もう………。

[早く、もっと深く、この熱が欲しい。
 ねだるように絡めた指を蠢かせ、間近な瞳を覗き込めば、そこに、獣じみた色を感じて]

 なぁ……はやく…………
    グレッグ……を……

[指を抜いて片脚を抱えてようとしてくるグレッグの耳元に、甘ったるい猫撫で声を落とした。]


メモを貼った。


メモを貼った。


[まさか、爆発せよと願われているとは知らず。
 彼らの会話が届く距離であったのなら、何故爆死を願うのかと
 心底疑問な表現に、首をかしげたに違いない。
 東洋人の文化は、常識と遠いところに居るヴァンパイアには、
 大いなる謎と神秘に包まれている。]

 ――そうですか。
 見つけて欲しい、のだろうなぁ

[魔女自身も飽いたのだろう。
 飽き尽くさなければ、分かりやすく姿を晒したりはしまい。

 華月斎からの情報へ耳を傾け、何処か納得した様子で。
 憶測が真実に近しいところにあるのではないか。
 彼の告げた話は、そう思わせるものに足りる。]


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『……ですね。
 外出して不在かもしれませんが、行ってみようかな。』

[沖元さんの言葉に、頷く。

そうして、降りてきた「打ち上げ花火」との沖元さんの会話
こっそりと、沖元さんの喋り方に若干違和感を感じたりしたのだが、他言語のイントネーションの危うい自分なので、気のせいかもしれないと。]


 プレゼントなのに気に入られてない、
 飢え死にさせたんじゃ意味がない、……

 それはどちらも、ジェレミーに宛てたものだと思います。

[長い付き合いの友人に、サプライズを。
 自身の身を削り、ミートパイをこさえた男にも、
 サプライズの後に何を求めるのかは、理解届くところである。

 どうやら、魔女もまた変人であり、――貪欲のようだ。
 たった一言を友人に吐き出させようとしているのではと]

 ……ベネットは、「ありがとう」が欲しいんだと思います。
 ひとつ限りのものを、ふたつにもみっつにも増やしたことを。
 ジェレミーに感謝して欲しいのだと。

[甘い甘いクッキー。
 ポケットの中で叩いても砕けるだけの其れ。
 なのに、歌の通りに何枚にも魔女は増やしたのだ] 


 魔法の呪文さえあれば、――満足するのでは。

[問題は、呪文を唱えられる者がどこに居るのかということ。

 丘を目指す金色の狼。
 遠くなってゆくその姿を視界に映し込み。]


[もとより、欲に忠実な”魔”の性質。
 ひとつ箍が外れてしまえば、もうあとは情欲の求めるままに。]

 ……ァ、あッ……!
 グレッ…… は、ヤ…… ァァっ

  ……ッ ハ……ぁン ッ……!

[逞しい背にしがみつき、深い繋がりを求めて腰は浮かび、揺れる。
 揺れる尾は、グレッグの内腿を滑り、嚢を淡く撫で上げる。
 結合部から滴る体液に、尾の付け根は湿り、シーツにもまた染みが出来た。]

 グレ……ッ、ぅ……  ンん……っ。
     んゥ……く、ふ…… ァっ!

[舌を絡め、口腔に流れ込んでくる唾液を飲み込み喉を鳴らし。
 興奮のあまり、グレッグの背に少し爪を立ててしまったか。]


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[背中に走る痛みにさえ笑みが浮かぶ。

身体の芯を駆ける性感の鮮やかさより
深い繋がりから得る充足感が強くて。
胸が熱く痺れて、涙が込み上げる。

クシャミの額に恭しく口付け落として微笑んだ。**]


[かつての小悪党はにやりと口許を歪めた。
眼下の華やかさをニコラエも楽しんでいるようで、自らもまた、嬉しくなる。

だから、彼が名を呼ぶその声音に、
伏せられた緋色に、揺らぎを見て取ることができず
ただ確りと、手を握った。]

 —— 綺麗だ。

[夕陽さす街並は、彼の緋色に何を残したのか。
色違いの目で変わらず街見つめながら、そうぽつと零し]


 ええ、……ニンゲンを食うのをやめてる狼です。
 何故肉を絶っているのかは、知らないけど。

[自身との邂逅がその理由の一角を担っているなどと、
 露程に思ってはおらず。
 しかしまぁ、――牙が抜けた後の彼も、存外惡くない。
 心の優しさを、隠さなくなったということではないか。
 しかし、其れで死なれては元も子もないのだ]

 ……おそらく、魔女の肉を食したら腹を毀すでしょうけどね。
 私の肉を食っても、ピーピーだったそうですし

[ご馳走をいくらでも恵んであげる。
 なんとまあ傲慢な飼い主だろう。
 否、そうでなければ飼い主も勤まらないのか。]

 迷惑ではありますが……。
 それが真実なら、

[これからも、うまくやっていけるんじゃないかな]


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