人狼議事


8 DOREI品評会

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視点:



[律儀に質問に答えた青年が、再びペニスへ口付ける様を見下ろして男は薄く笑む]

 へぇ……じゃあある意味ハツモノだね。

[一度深く息を吐いた。
強く頭を引き寄せれば、咽奥に先端があたる。
押し戻そうとする咥内の動きが新たな刺激を生んで、また咥えさせた芯棒が熱を帯びた。
噛むなともう一度命令を下し、逃れようとする頭を何度も引き寄せる。
生理的な涙が浮かんでいるのに気付き、男は彼の頭を固定していた手を離し解放した]


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[ん、と、短くくぐもった声が一つ。
初物という響きは好きではない。好ましいとは思えない。
咥え直したところで、強く引かれれば、口の中は男でいっぱいになって]

───ッ、ん…!!

[喉がおかしな音を立てる。
其れがとても苦しくて、表情には苦悶が浮かぶ。
歯を立てるどころの問題じゃない。苦しいのだ。
自然とその苦しさで涙が浮かんだころに、漸く奉仕から解放される。
大きく、深く息を吸い込んだ。口の中は違和感だらけで
また自然と眉が寄った]


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[苦悶に歪む青年の顔をじっくりと見下ろしていた事で
男は幾分昂り、直接齎されるMスポットへの快楽が
熱棒の質量を増し結果彼を更に苦しめた。
咥内の粘膜に包まれていた芯が外気に触れると、男は一度身ぶるいをする。
明るいサンルームで、見下ろした彼の唇はてらてらと光っていた]

 もういいよ、ご苦労さま。
 挿れてあげるから、今度はこっちにお尻向けるんだよ。
 出来るね?

[怒張した自身を片手で見せ付けるように揺らし、男は哂う。
とてもではないが、慣らしもせず入るとは思えない]


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[深呼吸を繰り返していれば掛けられた声に、
俯きかけた顔がゆっくり持ち上がる。
まだいくらか苦しさの残る表情のまま]

…。

[問いかけに、小さく唇を噛んだ。けれども、小さく頷く。
昨日の石室で取らされた、ああいう体制になればいいのだろうか。
男に背を向けて、視線をややそらしながら未だ慣れない手で
ゆっくりと翡翠の裾を持ち上げた]


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― 道化の部屋 ―

[部屋の中から声が返ってくれば扉を開けて。
道化師は此方に言葉を投げるが、それは早口で聞き取れない。
突っ立ったままの私を見れば、言葉の壁を思い出したように多国の言葉を並べた。
わかる言葉を聞けば、促されるままに椅子に腰を下ろす。]

…、……!

[その際、カタカタと震えているのが見て取れてしまったのだろうか。
道化師から怖いのかと聞かれた。
その問いかけには黙ったまま俯いた。

そして、彼は自身の仕事へと就いて。
その様子をちらりと見れば、モニタの様子が伺えたか。]


[それから程無くして。
部屋に近づく足音。

コツ、とその足音が止まれば、ゆっくりと部屋の入り口を見た。]


――――…ッ!?

[其処に立っていたのは、灰青の男。
その姿を認めると、びくりと身体が揺れて、縫い付けられたように椅子から動けない。]

貴方が……?

[頭が混乱する。
ただ、呆然と見上げるだけしかできない私に、彼はそのまま続けた。
続けられた問いかけには、震えそうになる声を拳を握って耐えるように。]

……貴方に名を教える心算はありません。

[俯いたまま、小さくそう呟いた。]


[硬翠が此方を向くのには、褐色の瞳を細めて頷いた。
その表情にははっきりと欲情が現れている]

 そうだよ、もっと尻を突き出して。
 軽く足を開くんだ。

[背を向けた彼の表情が見えない。
体勢を少し失敗したなと思いながらも
自ら裾を捲り臀部を突き出す様子に軽く吹き出した]

 くくっ……良い格好じゃないか。
 ほら。

[両手で尻肉を割り、窄まりに先端を宛がう。
先走りに濡れた其処を幾度か軽く押し込むように腰を揺らした]


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[短い溜息が一つ、唇を湿らせるように零れ落ちる。
男に背を向ければ、一瞬だけ諦観を含んでいた。

それでも、なるべく視線は強く持っていることを意識しながら
指示には唇を噛んだままゆっくり従う]

…『うる、さい』

[喉が引き攣れて少しだけ掠れた声はそれでも強がりを吐く。
先程まで咥えていた物の大きさは解っている。
絶対あんなの無理だ、と思えども口にも出せず、
軽く押し当てられたなら絨毯をひっかくように指先が床へ爪を立てた。
そうすることでしか、嫌悪をどうにか逃がす方法が思いつけない]


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 ……生意気な口は相変わらずだね。
 さて、何時まで強がっていられるかな?

[擦れた音に、幾らかの感情を読み取り
愉しげに告げる]

 御前の此処、玩具の所為かな
 イソギンチャクみたいになってるよ。
 
[散々器具を入れてかき回した所為で其処は少し張れているようだった。弾力がまるで軟体動物のようだとも思いながら
滾った熱をそのまま突き進めるが、カリの部分が先ず入らない]

 Jade、力を抜いてくれないと
 裂いてしまうんだけど?

[特に強制するわけでなく、そう告げる。
無理ならそのまま無理矢理押し進めるだけだった]


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[コツ、コツ。
緩やかなリズムが聞こえて、男が此方に近づいて来る。
”命令”には応じず、ずっと俯いたままぎゅっと目を瞑っていた。

しかしそんな事が許されるはずもなく。
白絹を嵌めた指が顎に伸びて。]

―――っく、…!

[上を向かせられると、あの笑みが漆黒に映った。
笑っているのに、冷たい瞳。
ゆるやかなのに、威圧感を含んだ声。

こくり、と一度だけ喉が鳴って。]

……し、…の。

[震えた声で、自分の名を告げる。
あの部屋では手を振り払おうとする事も出来たのに。
今はその灰青の瞳に、逆らえなかった。]


[微かに後ろを流しやる硬翠は、やはり男を睨んで。
愉しそうなその声に、返事なんかしてやるつもりはなかった。

イソギンチャク、と言われて一瞬どんな状態だと返しそうになった言葉を
堪えるよりも先に沈められようとしているモノのせいで
ことばそのものがうまく出せない]

───…ッ、…ぁ……、っぅ

[絨毯に爪が引っ掛かるけれど、そんなことお構いなしだった。
痛くて、それどころじゃない。無理だという予想は当たっていたらしい。
力を抜けと言われたところでそんなこと解りもしないから、
ただ首を小さく横に振るだけだった]


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[弾力のある熱棒を無理矢理に突き進める。
硬度もそれなりに増した凶器は
既に襞の伸びきった狭穴を抉じ開けるように潜り込んでいく]

 っ……キツイ、な

[熱い吐息混じる低い声は
掠れが混じる所為で何時もより甘い。
背を向けた彼には此方の姿は見えないだろう
両の手で首を振る青年の双丘を掴み広げながら
男は更に腰を進めた]


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[息を吐き出せない。声は出したくない。
其れが自分の体にどれだけの負担をかけているのか、
矜持を守ることに精一杯の少年には知る由もない。

昨日の散々な遊戯なんかとは比べ物にもならない。
圧迫感も、痛みも、どうしていいか解らないほど体中が苦しい]

───……っ

[強制的に体を拓かれていく痛みに、女も最初は
こんな感じなのだろうかか、なんて意識の端で思いながら、ただ今は耐えるだけ。
落ちる涙は、絨毯の上で珠になったあとゆっくり水玉の沁みを作った]


……っ

[自分の名を呟かれれば、ぎ、と奥歯を噛む。
恐れはまだあれど、次第に悔しさが募ってきて。
灰青を見上げる漆黒に僅かに力が戻ったか。

けれど、命令が飛べば身体は微かにはねる。]

…、……?

[舌を出せ、その言葉の意図が掴めずに瞬くが、何をするつもりなのか、考える暇は与えられない。
顎を掴んだ指先に力が篭められれば顔を顰めて、控えめに舌を出す。

男は何かを手にしていて。
それに気付いた時には、もう遅かった。]


――――〜〜…ッッ!!!???

[舌を出したまま、顔が痛みに歪む。

それはまさに一瞬の出来事だった。
ガシャンという音と共に、貫かれる舌。
じわ、と傷口から紅い色が滲んでいるのだろう。
口の中が鉄くさい。]


…っあ、…ぅ

[貫かれた箇所は痺れたような感覚なのに、痛みはしっかりあって。
置き場に困った舌をどうする事も出来ず、一度呻いた。]


[息が詰まっているのだろう。
声など出せる状態でもなさそうだ。
男もまた、狭い締め付けに眉を寄せているが、彼の肉棒をこすって気を紛らわしてやるような事はしない。
そして青年を犯している凶器はそのキツさで一向に衰える気配は無かった]

 まだ、半分も入ってないよ……?

[上擦った声にはけれど微かにからかうような笑みが混じる。
ごり、とカリの部分が
丁度青年が散々昨日の器具に弄られ意識を失うまでに至った
ウィークポイントを擦りあげた]


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[ぽつ、ぽつ、男は独り言のように、私の母国の言葉を零す。]

―――…っ、…ぁ?!

[その内容にはピンと来なかったが、私の下半身にすっと手が伸びてきて。
ゆっくりと着長の上から身体を撫でる。
撫でたその場所は、まだ鈍い痛みを持ちながらも、触れられれば、びくりと身体が揺れる。

言葉の内容を理解すると、咄嗟に足を閉じて、イヤイヤと首を振った。]


…、…っひ……

[それでも独り言のような言葉は続けられて。
その内容に血の気が引いていくのがわかった。

厚くて疎ましいと思っていた言葉の壁。
初めてこの男に会った時、言葉が通じる事を喜んだ。
だけど本当は、その壁に阻まれたままの方が幸せだったのかもしれない。

手がカタカタと震えて。
喋る事が出来ない代わりに、じゃら、と鎖が啼いた。**]


[爪が絨毯に引っ掛かって幾らか糸に傷をつける。
眉を思い切り顰めているのは、耐えなくてはいけないと思っているから。
後ろから聞こえてきた嬉しくない報告に、小さく零れた溜息が一つ]

っ…ゃ、あ……!!

[飲みこもうとした声が、内側を擦りあげたことで逆に零れ落ちる。
自分が意図していなくても、昨日其れを覚えたばかりの体が
勝手に吸収した知識を男の前に披露する形になった。

そのことに気づけば、咄嗟にこれ以上声を出すのを
こらえるように手の甲で自分の口元を塞ぐ]


メモを貼った。


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[青年の表情は背後にいる男には見えないが
指先が白くなるほどに絨毯に爪を立てている様子は見て取れた]

 うわ……っ

[甘い悲鳴が聞こえたと同時
内壁がまるで誘うように男の熱芯を包み込む。
呼吸に合わせて奥へと誘うように蠢いているのは、無意識だったのだろう。
片手で声を抑えようとしているのに気付いて、男は背後から手を伸ばした。
ずるりと巨根が内に納まり、青年の尻に太腿が触れる]

 抑えるのは駄目。
 ……ほら、全部飲み込んだの……わかるかい?
 
[甘く囁き、背後から覆いかぶさるようにして彼の腕を取った。
尻だけを高く上げた格好で腕が使えない彼は、頬を絨毯に擦り付ける事になるだろう。上から覗き込む視線に気付く余裕があるかどうかは、さて]


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…っ、は…、……ぁ…

[微かに唇からこぼれた音が、息が、静かに震える。
男のものをより深く飲みこんだとも知らないまま、
伸ばされた手に、涙の滲んだ硬翠が幾らか朧気に見上げる]

『ぜ、ん…ぶ……?』

[愁いに似た色を含んで、掠れた声は問いかける。
先程よりもずっと近い距離に在る褐色に、幾らか瞬いた。
本当に、全部自分の中にあれが収まっているのか信じられなくて
硬翠の視線は弱まり、目元に幾らかの影と羞恥のうすべにがいろを添える]


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 そう……全部、ね

[其処にあったのは絶望か、其れとも。
見上げてきた硬翠に褐色を細めると、男は軽く腰を引き
また深くに熱を埋める。
青年の双丘に腿の当たる小気味良い音
内部ではまた太い部分が彼の過敏な場所を抉るように擦った]

 確かめるといい
 ほら、襞が全部伸びきってる……だろ?

[捉えた手を片方、男を受け入れているその場所へと導く。
触れさせた其処は青年が呼吸するに合わせてひくひくと動き
男の其れを根元まで深く受け入れていた]


[嘘だと、反射的に返そうとした声は嬌声へと変わる。
中で男が動くたびに、堪えようと唇を噛んでみたりもしたけれど
総てが結局無駄に終わろうとしていた。
捉えられた手は、逃げる事も叶わないままに確かめさせられる]

……『何、で』

[誰に問いかけるわけでもない単語。自然と声が震える。
勝手に受け入れている体を信じたくなかったからかもしれない。
自分の意志とは別に、存分に男を受け入れている体に
どうしていいか解らなくて硬翠に涙がまた滲んだ。

捉えられぬもう片方は、悔しさで絨毯の絲を幾らか引っ掛ける。
握れば切れて、絨毯に傷をつけただろう。
そのまま更に握りこめば先日つけたばかりの掌の傷の上に
また赤い色が滲んで浮かんだ]


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[喘ぎ声が明るいその部屋には異質なもの。
ゆっくりと男は腰を揺らす。
中を擦りながら、全てを受け入れているのを自覚させる
尻と太腿のぶつかる音に、やがて水音が混じり始めた]

 なんで?
 此処で、イク事……覚えたからじゃないかい

[男は嘲笑うように告げた。
捉えていた手を離して傷の無い双丘を掴み、勢いを増した動き。
幾度も彼の過敏なところを擦りあげるが、決して前へは触れようとしない。
あくまで刺激を与えるのは後ろの秘部にだけ]

 ――…ほら、大分慣れてきた

[じゅぷじゅぷと明らかに其処から毀れる音を拾い
男はくつくつと哂う]

 どう、キモチイイ?*


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[前とは違う。薬を使っているわけでもなく。
ましてやこんな明るい場所でなんて。
考えれば考えるほど、頭の中がぼうっとしてくる。
卑猥な水音と、幾らか湿った肌の重なる音と]

…っ

[聞こえた声に耳を塞ぐことも許されない。
体を揺さぶられるたびに、聞きたくもないような声ばかりが零れる。
背筋に響く感覚に抗いたくて眉を寄せる]

(違、う)

[慣れてなんかいないはずだと。だって、苦しくてたまらない。
それ以外の感覚があるのを自覚しないように視界を閉ざす。
けれど結局は意味のないことで、余計に神経を尖らせるだけ]


『気持ち、よく、なんか』

[ない、と。最後まで紡ぐことができない。
意識しないようにしていたけれど、体を揺すぶられて
嫌でも気づいてしまった事があるから]

…ん、っ……ぁ、やだ……『嫌、だ…』

[吐き出す息の合間、零れる声は嫌悪を告げる。
でも、嫌悪しても事実だった。後ろの圧迫感だけじゃない。
触れられてもいないのに、自身が勃ちあがっている。
両の手は、絨毯をひっかくばかり。
ぼんやりと、頭のどこかで昨日の感覚を思い出していた。

足りない。
まだ、あの感覚には、足りない]


───…、…

[絲を引っ掛けていた指先が、僅かにり持ち上がる。
足りない。その感覚だけが今はゆっくりと思考を冒していた]

…ん

[戸惑う指先を、自身に絡める。微かに息が跳ねた。
少しだけ鼻にかかったような、甘やかな声が零れる。
まだそれでも足りなくて、もう片方の手を添える。そこまできたら、もう遅かった。
ゆっくりと、自分自身を追い詰めるのは紛れもなく自分の手。
足りないというその感覚に負けて絡めた両の指先が
体液に塗れて酷い水音を奏で始めるまで、そう時間はかからなかった*]


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[しっとりと湿り気を帯びた肌
お互いに衣服を乱しただけの状態で、獣のような姿勢で交わっている。
揺さ振るたびに毀れる声は、嫌だと告げていても
吐息に明らかな喘ぎが混じっている。
ただ、男は其れを指摘してやる事をしなかった]

 そう、そんなに嫌かい?

[視線の先で、彼の腕が青年自身の欲棒へと向かうのが見えたから。
器具とは比べ物にならない太さの熱芯で追い詰めるように動きを増せば、彼の手は何時しか両方とも奥に潜っていた。
くちゅ、と大きな水音は、連結部から聞こえるものだけではない]


[彼の手の動きが止まらなくなったのを見計らって
男は深く自身を埋めたまま動きを止めた。
けれど引き抜く事はしない。
青年の内には圧迫感と、脈打つ異物から伝わる熱が残る筈]

 ……俺、其処触っても良いって許してないよ。

[低く甘い声は、囁くように問う。
青年が自慰を始めた事で、内壁は幾度も咥え込んだ男自身に絡みつくが、息を詰めるようにしてその姿勢を保つ]

 イキたかったら……ちゃんと俺の許可を貰わないと。
 ほら、俺は御前じゃないから
 Jadeがどんな状態か、わからないんだよね?
 
[彼の過敏な場所への刺激は止めたまま
青年が痺れを切らして口を開くのを待つ。
臀部を開くようにしていた両手は責めるようにその肉を掴んだ]


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[甘く掠れた喘ぎをあげながら、それでも手は求めて動く。
足りない。全然足りない。はしたないとかそれどころじゃない。
ただそれを切望するからだが思考を冒して、
今は他に何も考えたくなかった]

…『や、だ……も、おかしく、なる…っ』

[首を横に振って感覚を散らすこともできない。
中を抉られるたびに、まともな思考も持って行かれる。
粘質な水音は余計に羞恥心と感覚を刺激して
男を飲み込んで喰らう熱も、自身を追い上げる指先も
一層淫らな動きへと変わっていった。


けれど]


……?

[中の男の動きが止まる。
硬翠が男を見上げる。すっかり慾に溺れて融けたいろ。
無意識にねだるかのように腰が揺れた]

『…だって……足り、ない…』

[あかい舌をちらつかせながら濡れた声は告げる。
囁かれた言葉にすら感じるのか、微かに身を震わせて
理性なんてほとんど残っていない頭は、
ただ、足りないものを求めて喘ぎ混じりの言葉を紡ぐ]

『…ごしゅじん、さま…、お願い、です……
もっ、と…もっと、くだ、さい……っ
……足りな、い……いき、たい、です…』

[本人が思うよりも体はずっと男に従順だった。
濡れた指先は今は自分の性器から離れている。
絨毯に、粘質が染みを幾つも作っていた]


[足りないと全身で告げる青年を見遣り
男は揺れる尻を強く平手で打つ。
恥ずかしい音がサンルームに響いた]

 誰が勝手に動いて良いって言ったの。

[甘く低く囁く音は意地の悪いもの。
不自由な体勢で見上げてくる彼の濡れた声に男は哂った。
おねだりが出来た褒美だと言う風に一度熱棒を入り口ギリギリまで引き抜いて、ずぷりと奥まで嵌めてやる。
絡みつく内壁に、吐息を漏らしながら]

 嗚呼、気に入りの絨毯だったのに、こんなに汚して。

 何が足りないのか、言えるだろう。
 Jade……何処に、何が欲しい?

[くく、と喉奥で哂う。
もう一度パンッと音を聞かせるように尻を打った]


ちらりと部屋の隅を見遣る。小さなカメラが此方を向いていた。


────ッ!!

[叩かれる痛み。
微かに身が竦んだけれど、けれど次には
その痛みによってもたらされた熱が身を苛む。
掠れた声は子供みたいな謝罪を一つ作って甘い溜め息と共に。

与えられた褒美に上がるのは嬌声。
嵌め込まれたものに熱は有りっ丈の歓喜を
以て迎え入れる]

『ごめ…な、さい…』

[絨毯を残念がる声にまた怒られると体が勝手に怯えて
それにつられて中まできつくなる。
もう一つ叩かれて、小さく喉が鳴った]


[融けた硬翠が揺れて]

…『ごしゅじんさま、の、くだ、さい』

[唇が揺れる。呟く。
まともなことなんてもう]


『おれの、なか、に』

[───もう、考えられない]


 くくっ……

[男の煽情をかきたてるのは彼の痴態そのものではなく
堕ちて行く過程を感じる事にある。
悲鳴しかあがらなかった唇から、深く嵌めた熱芯に対する嬌声が上がるようになり、震える声で謝罪を口にするようになり]

 ふふ、ははははっ

[蕩けた瞳を揺らして
あれほど睨みつけていた己に乞う仕草。
耐えられぬと言った風に、男は笑い出した。
その振動すら彼にとっては快楽になるのかもしれないが]


 無様だね、Jade。
 尻がそんなに気持ち良いのか。

[二度叩いた事で赤くなっている臀部を掌で撫ぜる。
欲しいといわれ、男は意地悪くゆっくりと彼の内から怒張した自身を抜いた。入り口で一度わざとらしく角度を変え、出て行くその感覚を彼の菊座に伝えるようにして。
中途半端に置き去りにされては、熱は燻り続けるだけだろうか。
もう少しで届く所だったその先の絶頂は、彼の身教え込んである]

 ああ……凄いな、ぱっくり開いてるよ。
 俺のハメ続けたら締まらなくなるんじゃない?

 ま、良いよ。
 欲しいならこっち、背中向けて俺の上に乗って。
 自分から挿れられたら、ちゃんとあげるから。

[男は崩れるように伏した青年の腕を掴んで起き上がらせると
カメラに向けて彼が見えるよう、跨らせた]


[頭の中が、ぼんやりする。
考えられなくて、笑い声が上がったことよりも、
体が軽く揺すられたことのほうが、思考を促す。
おかしくなっている。その自覚は、あるけれど]

…っ

[ただ、小さく唇が揺れただけ。
細く、喉から声が上がっただけ]


『き、もち、いい』

[問いかける声が落ちてくる。それに、微かに頷いた。
蕩けた硬翠からは、抗うような気配など今は少しも見えない。
そこに在るのは請うような色と湿度。

薬はとっくに抜けているのだろうけれど、体が其れを覚えている。
だから、きっと一度火がついたらもう逃れられないのだろうと思った。

抜かれるのすら嫌だとばかり体が震える。
それでも赦されず、置き去りにされた体は膝が崩れて
重力に負けるかのように絨毯の上に伏せられた。
それでも、どうにか腕を掴む力に頼って体を起こす]

…『乗れば…いい、の?』

[首を傾げた姿は、子供のような仕草だった。
その先に、カメラがあるなんてことは当然知らない。
ただ、足りなくて、欲しくて、指示されたとおりに背を向けて、
自分で、という男の言葉に従う]


 やれやれ。
 すっかり素直になったな。

[男は肩を竦め、すっかり従順になってしまった青年を跨らせる。背を預けられるよう座った姿勢で迎えると、薄絹越しにも青年の身が汗ばんでいるのがわかる。
力の抜けた彼がゆっくりと猛る肉棒を飲み込む様は
レンズを通してモニター室に録画されているのだが
其れを今教える気は無かった。
言ったところで彼が理解できたかは怪しい]

 何処がキモチイイ?
 俺に何をして欲しいの。
 ほら、言ってくれないと
 俺……どうしていいかわからないよ?

[青年の脚を広げるように抱え
襞の広がった入り口を指先でなぞりながら、男は問う。
自身から決して動こうとはしない]


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メモを貼った。


[その言葉には、応えない。
素直でいれば、きっと足りないモノに手が届くから。
酷い事は、多分されないから。

ゆっくりと腰を落とせば、粘質な水音がして、耳に届いた。
唇から零れる声にははっきりと陶酔が滲む。
自分の重みで、余計に男を深く飲みこんでいる気がして、
それがたまらなく心地よかった]

『ごしゅじんさま、の、動かし、て…いっぱい。
中、動いてくれるほうが…ずっと、きもち、いい。から』

[なぞる指先に、軽く肩が震える。
微かに喉を鳴らして]

『あと、…前、も、さわって、ほしい』

[望むままに言葉にする。
肌に翡翠がまとわって、それが少しだけ不快だった]


[反論が無かった事で男の気分は醒める。
ただ、倒錯的な光景とその後の仕置きを思い浮かべれば
昂る熱は其のままの硬度と質量を保つことが出来る]

 今のうちにたっぷり楽しんでおくといいよ。
 
[背後から青年の耳元に囁きかけるのは冷たい言葉]

 どっちもして欲しいなんて欲張りだろう。
 御前、自分の立場はわかってる?
 何で俺が御前のペニスなんか扱いてやらなきゃならないんだい。

[それでも男は窄まりをなぞる指を彼の中心へと絡める。
其のまま、ずんっと腰を下から一度だけ突き動かした]


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…『たの、しむ』…?

[ゆっくりと瞬きが一つ。
どういう意味なのだろう、と考える。
少しだけ戻ってきたのは思考力]

『…どうして欲しいかって、聞かれたから』

[小さく息を零しながら、唇を尖らせる。
拗ねているわけではなくて、投げかけられた言葉に返す反論。
それでも絡められる指に、突き上げられる衝動に
素直に声は唇から零れ落ちる]


メモを貼った。


[中途半端なまま放置していた所為か
反論する思考が戻った様子の青年。
男は彼のの耳を食むと、突き上げる小刻みな振動を与えてやる事にした]

 あぁ、そうだったね?
 御前のして欲しいことを聞いてやったけど
 してあげるなんて一度も言ってないよ。

[耳朶を舐りながら甘く囁く。
青年の中心を握る手は其処を離れ、彼の指をたちあがった熱へ導いた]

 こっちは自分でするといい。
 許可してあげよう。
 ――…嬉しいだろう?


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[耳に熱が振れる。それが、少しだけくすぐったくて喉が震えた。
ゆるく与えられる感覚は熾き火のようで、幾らかの思考をゆっくり蕩かす]

…っ

[まただ。また、足りない。
それでも耐えれば、自分の手を導かれる。
小さく頷いて、ゆっくりと自分のキモチイイ場所を選んで蠢かす]


メモを貼った。


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[無機質な機械が青年の痴態を映し出している。
シルクのカーテン越しの柔かな明かりが射す中で
くちゅ、と水音が室内のいろを変えている。
素直に従い、自身を慰め始めた青年に
男はよく出来たと一言褒めて、突き上げるリズムを早めた]

 ナカに、出すけど……いいよねぇ。
 御前はお姫様じゃ、ないんだろう?

[男自身への締め付けに耐えながら、幾らか荒い息の混じるこえ。
空いた両手で、薄絹越しに彼の胸元をまさぐる。
指先でくりくりと弄ると其処はディスターシャ越しに尖りを見せ始めるか]


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…ぁ、ふ……・、…ん、っ…

[また自分の指先が水音を立てるまで、それほど時間なんかかからなかった。
喘ぎを吐きだす代わりに酸素を吸えば、忘れていたかのように
意識が微かに香の匂いを思い出す。
褒める言葉と与えられる褒美に、硬翠には陶然とした色が重なった]



[強くなる揺さぶりの中の問いかけに、首を縦に振った。
さっき同じ事を強請った気がしたけれど、でも今となっては
もうそれを思い出すのもどうでもよかった。
どうせ女ではないのだから、中に出されたところで孕むわけでもない。

また思考がおぼろげになってくる。
弄られた胸に、微かに表情が歪んだ。
息が詰まったから、少し、中を強く締めつけたかもしれない]


[蕩けた青年の顔は男には見えないが
カメラには収められている事だろう、男は其れを思い薄く哂う]

 っ、

[胸の飾りを衣服の上から尖らせるように摘むと、きゅうと内側が締まりうねる内壁が男を奥へと誘う]

 イイね、御前……コッチは、使えそうだ。

[突き上げる強さが増した。
汗と、香の混じったにおいを感じる。
男は一度動きを止めると、抉るように深く突き立て
息を詰めると、自身の昂りを解き放った]


ん。

[胸を摘み上げられた感覚に、思わず少し喉を逸らした。
自分の内側が融けていくみたいに熱くて、もう、声も指も止められそうにない。
突き上げる強さが増せば、嬌声は少し悲鳴みたいに響いた。
自分がどうにかなってしまいそうで、なのにもう少しで足りないものに手が届きそうな気がした。

深く抉られて、息が詰まる]

───ふ、あ、あぁっ…!

[中が、熱くて、苦しくて、でも満たされる。
全身が強く強張って、中を強く締めつけた。
それこそ、吐き出されたものだけでは足りないとばかりに、強く。

気がつけば、力の抜けた自分の指先を白が汚している事に気づく。
漸く熱が引いた意識で幾らか判断して、気だるさを押し殺しながら男から離れようと]


[抑えることも出来ないのだろう。
突き上げるたびに響く声は僅かに男の耳を楽しませる]

 ――っ……こら、搾り取る、気?

[一際高い声と共に、射精したばかりの過敏な芯を締めつけられ、男は摘んでいた胸元の飾りに捏ねるような刺激を与えた。
射精の波が収まり、深く息を吐く。
離れようと腰が持ち上がった事に気付くと、其れを止める事はなく、男は喉の奥で笑いながら]

 いや、凄い乱れようだったね。
 御前は掘られるほうが好みだったと見える。
 満足してもらえたかい?

[意地の悪い問いをかけた]
/*
幽界にかかりきりもなにも、家帰ると時間軸違うし、絡みようがないですよ。


[男の指先がきぬ越しに胸を弄べば、また少し身を固くしたか。
ゆっくりと息を吐きだして自分の呼吸を宥めながら腰を浮かせば、
肌の上に白が零れて其れが熱の冷めた頭には酷く居た堪れない。
手を拭くものは何かあっただろうかと幾らか考え、
先程渡された白いナフキンへと手を伸ばそうと]

『…ッ、うる、さい』

[目元に薄く朱をを刷いた硬翠は男を睨む。
先程までの熱でとろけていたそれが嘘のように。

女の体を思い出せない現状では体を重ねる相手は男しかいない。
また、女に触れたら違うのだろうかと何処かで思う]

『そちらこそ、どうなんだ』

[こういうことをさせる為に買ったんじゃなかったのかと、
再度男に尋ねるように睨む]


メモを貼った。


[手を伸ばす先に気付いたが、好きにさせておいた。
結合部が離れると、こぷりと音がする。
男の巨根を長い間咥えていた其処は未だ締まり切らず
呼吸に合わせるように赤い内肉が見え隠れしていた。
流れ出る白い液体は男が中へと放ったもの]

 終わったとたんにそれか。
 散々俺におねだりしてたのは、もう忘れたかい?
 アンアン鳴いて善がってたじゃないか。

[男は青年が離れると、凶器をスラックスに納めて立ち上がる]

 どうって?
 Jadeのプライドをへし折るために買ったんだよ。
 地下で鎖に繋いで垂れ流しの家畜状態にしてやってもよかったんだけど、すぐに狂っちゃ面白くないかな、ってさ。

[壊すには未だ早いからと笑いながら、男は壁のカメラへと歩み寄る]


[本当は風呂でもすませたいが、先日の蜂蜜風呂を思い出して
浴室が使えるのかどうかを尋ねる気にもならなかった。
そこまで気づいて、自分が意識がなかった間に何で体が
綺麗になっていたのか、今更漠然と不思議に思った]

……ッ

[余韻なんてものは最初から感じてはないけれど、
それにしたって癇に障るような事しか言わない男にまた少年は彼を睨む。
内側に残る白すら、今は煩わしい]

『…何故そこまで俺のプライドにこだわる?』

[壁のほうへと向かった男の背中へと問いを一つ投げかける。
その理由は、今のところ聞いていない気がする]


― 回想軸・道化の部屋 ―>>*10

あ…、うぅ…

[男に囁かれ、びくりと身体を揺らす。
拒否権は無い、男はそう言った。
素直に従うか。
それとも、従わされるか。
私が選べるのは、どちらかだけ。]

……ッ――〜〜

[白絹を嵌めた指先が脚を這って、白い肌が露にされる。
伝わる感触には嫌悪感を覚えたが、唇を噛んでそれを耐えた。

そうしてまた、命令が飛んで。]


―――は…、…?

[ひゅ、と喉の奥から息が漏れた。
男の命令を直ぐに実行する事は出来ない。
威圧感と恐怖に圧迫されながらも、羞恥心は拭えなかった。

だから、行動に移すのには時間が掛かって。
その間は、男にどういう行動を取らせただろうか。]


メモを貼った。


[硬翠が此方を睨むのには、満足そうに笑んだ。
鋭さは戻っていたが達した後の名残もまだ見える気がして。
男は壁に備え付けてある固定のカメラに近づくと、振り返り]

 うん?
 何で奴隷の御前にそんなことを教えなければならないんだ。
 そんなに俺のことが知りたいのかい?

[こつんと壁を叩くようにして、はめ込まれている機械の存在を指した]

 それより、御前には絨毯を汚した仕置きをしないとね。


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