157 南十字四丁目
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−体育館−
[ゆるりと目を覚ましたのは、クリスマスの体育館。
しかしそこは、華やかな空気に包まれておらず。
むしろ、殺伐とした何かを感じた]
ーんっ
[伸びを ひとつ]
どうして、ここに…?
(さっきまで 志乃ちゃんの旅館で寝ていたはずなのに)
[ゆっくりと立ち上がって、体育館の中を歩く]
志乃ちゃん…?
[隣にいた人物が見つからないことに、不安が募る]
もしかして…
(窈ちゃんが言ってたのは、このこと?)
[南十字村の危機。窈は確かに そう言っていた]
(これが現実なら…)
何があったの…?
[呟きを聞き留めたのか、
近くにいた老女は 地震と津波の話し、
...は意識不明のまま運ばれてきたと告げた]
ねぇ…お母さんは? お父さんは?
[老女の肩を掴み、ゆさぶる。
彼女が口ごもるのを見ると、
ガバッと身体を起こして立ち上がる]
[体育館を駆け巡り、捜索隊にも尋ねるが、
誰もが首を横に振った]
そんな…そんなぁ……っ!!
[その場に くずおれて、泣きじゃくった]
[涙が尽きた頃]
ひとりになる なんて、嫌なのに。
こんなことなら、南十字四丁目に いたかった。
[あちらにいた時も、後悔していた。
こちらに来ても、後悔している。
後悔ばかりの人生]
もう…嫌だよ……
[立ち上がることの出来ない...の肩に
ポンと置かれた小さな手。
その感触に 顔を上げた]
[そこには、男の子が泣きそうな顔をして立っていた]
「おねぇちゃんが泣いてたら、
みんな悲しくなっちゃうだろ。
おねぇちゃんなんだから、我慢しろよ」
["おねぇちゃんなんだから"]
(そっか、私は"おねぇちゃん"なんだ)
[袖口で軽く涙を拭くと、無理やり笑みを作って]
うん、もう泣かないよ
[少年の頭を*撫でた*]
[クリスに名前を問われ、
すでに知っているのに…などいうところまで
頭が回らず]
しらみね、れいか です
[慌てて言葉を発した。
その後、次々と畳み掛けられる質問には
反射的に答える]
[それが終わって、
ようやく自由に喋れるようになり、
近くにいた笑美に話かけた]
うん、
"帰ってきたよ"
[何処から…とは、言わない。
南十字四丁目は、きっと夢だったのだから]
[緑の文字が何かを示しているのだけは わかったが、
それ以上の知識は なく。
関心は 手渡された飴玉へと向けられる]
(先生から貰った飴玉)
(私は子供だ)
(でも、)
(私は "お姉ちゃん" だから…)
ありがとう。大切に 取っておくね。
[そう言って、ポケットに しまった]
[笑美の口ぶりから 珍しいことなのだと感じ]
そう、かな…?
夢を、見ていたの……
[とても幸せな夢を、と続けて
...は 曖昧に微笑んだ]
[すくっと立ち上がり、気分を切り替えて言う]
何か出来ること、ないかな?
クリス先生みたいに
誰かを救えるわけじゃない。
だから、
みんなを励ますことくらいしか
役に立たないかもしれない。
でも、立ち止まるなんて出来ない。
[にっこりと 笑顔を見せて]
だって、私は "おねぇちゃん" だから。
[笑美からの指示に、...は 少し考える。
もともと、運動が苦手で。
大学に入ってからは
力仕事などを やったことがなかった]
私は体育館で出来ることをするね。
[何も考えず おねぇちゃん達が決めたことに
ついていくわけじゃない。これからは]
(私のことは、私が決める)
[だから、]
体育館は私に任せて。
[笑美たちが いつ帰ってきてもいいように。
言葉で そっと背中を押した]
[重ね合わせた手に ...は 自信をもらって。
去っていく笑美が視界から消えるまで、見送っていた]
[くるりと踵を返して 体育館を見回せば、
そこには
目尻を何度も拭いながら話をしている老人や
母親の元で縮こまっている子供がいた]
考える時間があるから、不安になる。
悪い結末ばかり思い浮かぶ。
[それは、南十字四丁目で体感したこと]
だったら、動けばいいの。
[それは 揺るがない確信]
[まずは 近くにいた 母親と思しき女性に話しかける]
あなたに お願いしたいことがあるの。
他の お母さん達がと一緒に
保母さん をしてくれませんか?
[良い返事が貰えれば、
次は老人が集まっている場所へと向かう]
うまく連絡が取れるようにしたいんです。
何人かのグループを作って
代表者を決めてもらえませんか?
[何度も、何度も、頭を下げた]
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