人狼議事


227 【完全RP村】Etude of NIGHTMARE

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視点:


メモを貼った。


[李からの問いに、大仰に顔を顰めてみせた。
アルヤスが気に入っただって? とんでもない!]

  は。なんでそーいうことになるんですかね。
  いいっすか、うさちゃん。
  俺は! あーいうやつが! いっとう嫌いなの!
  誰かを救うだとか……反吐が出るわ。

[ハン、と鼻をならしてそっぽを向く。
頭の中では、血に塗れた漆のような髪と、
炯炯と月光が灯る眼を思い出している。

さっき背負い投げされて打ちつけた頭を撫でながら]

  目覚めらんねえなら。仕方ねえなって思う。
  だけど、そうなら。
  あいつも目覚められなくなりゃーいいんすよ。

[そこまでいうと、珈琲をいれるために席を立つ。*]


メモを貼った。


メモを貼った。


[ 聞こえねえ。
 なにが とか ほんとに とか そういう…

( 今 お前さんが思ったこと まるごと抱えて
  月の裏まで飛んでいけ。
  安心しろ、僕は兎だ。月は案内し慣れてる。)

 春日組きっての強面あんちゃん直伝の投げは
 僕の全力をもってして 猫を重力から攫っていって
 体の上に落ちる時、さり気なくエルボーも入れといた。]

  …………くたばっちまえ! 淫蕩的貓!!!

[ っはあ、っはあ、と息切れするのは、
 体力のせいじゃなくて 恥辱と焦りと怒りのせい。

 ( あーもー …クソ。 )
 還ったら、”諸悪の根源”も一発くらいは殴っておこうか。]


[ 草の上にノビた紫色のベストを見下ろして
 僕は肩で息をする。
 幻覚を見ているふうな言動に、
 「いい夢見ろよ」 とブラックジョーク。]

   はあぁぁぁぁ……………全くもーー!


   ……なに。 なに見てんの。

[ 此方を見つめる卵が居れば、じっとりとした目で威嚇し
 あーもーヤダヤダ! と叫びながら
 椅子のひとつに腰掛けて。
 起きたら猫がぜーんぶ忘れてる事を祈ることにした。

 ― 了 ―**]


[それから、どれ程の間"眠って"いただろう。二度と目覚めぬ筈の眠りは、幸か或いは不幸なのか。
聞き覚えのある声に、どうやら邪魔をされてしまったようで。]


 ………、死んだ、筈なんだが。
 此処が"あの世"というやつか?


[事切れた筈の時と同じ姿勢で、木の幹へともたれかかったまま。目だけを開ければ、そこに見えたのは血塗れの自分の服ではなく――真新しい、白のズボン。
それも酷く奇妙ではあったけれど、血が拭われ新品同然になった服に驚くよりも先に、右手に乗る小さな重みに意識を奪われる。

霞む意識の中、暗転する視界の中。せめて"お前"と、と捕らえた白い一匹の蝶の姿は、そこには無く。
代わりにあるのは、一つの時計。"お前"があの日土産にくれた、小さな小さなあの時計。
その姿を認めれば、びくりと一つ肩を震わせ。心から安堵したような溜息を漏らし、手にした時計を握り締めた拳を額へと押し当てる。]



 ………良かった。
 やっと見つかったよ……は。もう少し早く見つかって欲しかったが。


[小さく呟きながら、大きな溜息をもうひとつ。押し当てた手のひらから溢れた鎖の冷たさに顔には自然と笑みが浮かび。
その時計を通して、あの日に。"お前"に想いを馳せれば。もう二度と夢から覚められぬという無念はほんの一時だけは忘れられた――寂しさは、余計に募りはしたけれど。]*


[そうして、ふと。
鼻に届いた香りに、落としていた顔を上げ。そうすればそこに見えたのは、小さなテーブルと幾つかのカップに……そして、見知った顔がまた幾つか。
尻尾を揺らすチェシャ猫と、椅子に腰掛け耳を揺らす三月兎。そして少し離れた所で何やら咳き込んでいるあの忌々しい皮蛋野郎。]


 ……久しいね、"チェシャ猫"に"三月兎"。
 あの"卵"が居るという事は、地獄には間違いないんだろうが……、何というか、想像していた所と違うな。


[立ち上がり、手にした時計を大切そうに胸のポケットへとしまい。
帽子屋も此処に居る事はまだ知らないまま、テーブルの側へと歩いて行く。

……それにしても。あの世と言うものは、もう少し殺伐とした所だと思っていたけれど。
まるで森の中のお茶会会場のようなその空間に、男は戸惑いつつもテーブルの上の珈琲をみやった。]



 ――……これは。頂いてもいいのかな。


[チェシャ猫か三月兎が此方に気付いたのなら、軽く手を上げて挨拶くらいはしてみせて。
そうして机の上の珈琲を眺めつつ、誰にとも無くそう呟く。

その声に、果たして誰かしらの返答はあったろうか。
あったとしても、無かったとしても。貰っても別に構わないだろう、とその珈琲へと手を伸ばしただろうが――生きている時からずっと、珈琲が飲みたかったんだ。]**


メモを貼った。


ーー少し前のことーー

[ああ、なんという事か。
怒りに任せて投げ飛ばされるリー、
そして盛大に投げ飛ばされたラルフ。
そんな二人を見て笑う他術がなく、
手を口元に抑えながら肩を震わせて声に出さない様
何とか耐えようと(少し声漏れてる)。]

く、…っおい、ラルフ…だい、じょっ…
けほっごほっ!!

[あ。駄目、辛い…]


ーー閑話休題ーー

……ずっとこのまま…
どう見ても此処にいるの男だらけだが、
誰か女見てないのか

[ずっと同性を見てるのも目に毒だ。
そう考えての発言だったが此処にいる全員が
夢の参加者に対し男しか見てないと答えるだろう。
返答を聞けばため息を吐いて、]

手を出してはいけないもの…と言われると
少し気に食わないが、間違ってない。
常人が読むものではないしな。

…………………魔法使い…?

[『魔法使い』と言われてもピンとしない顔。
近いような、遠いような、微妙そうに。]


乙の世界では調味料使い、だな…。
魔法使いに似てるといえば似てるが。

…まあ、それが分かりやすいなら
そう思って貰えれば良いと乙は思うがな?

[これまた謎めいた発言が漏れたろう。]


  へえ、そーゆーもんですかい。

[猫のちょー嫌そーな顔と、畳み掛けるような説明に、
一応理解はしつつ(でも納得はあんましてない)的に
頬杖の上に乗せた口元を尖らせる。]

  俺ァ死んでまで嫌いなやつの顔は見とうねーけどなぁ。

[席を立ち、猫の背中でふんわり揺れる尻尾を見送って。

卵が魔法使いと言われりゃあ、ひと笑いして「魔法少女につきもののマスコットにしちゃー、あの竜はいただけねーな」と揶揄のひとつも投げただろう。

俺のホージ茶3点セットとおんなしよーに現れた珈琲豆を、躊躇なく淹れる姿にゃ ”用意しただろう人物”について話してやろーかと思ったが。

チェシャの笑みすら抜けた”ラルフ”の横顔に、
僕は黙って伸ばした右手を元に戻すしか なかった。]


  あぁ アリス。 残念ながら、満員だ。

  ………なあんてなあ。もー兎もヘイヤもこりごり。

[アリスが茶会の席につくのを拒むのは、三月兎の役目だと思っていたけど、いま彼の来訪を”喜んでいない”のは僕自身で

( あんたの顔は、それこそ最期に見たかった。)

”ひとりめ”が現れたことに、心臓はきゅうっと鳴って
無理に作った表情が、煎餅みたいにひび割れる。]

  なんだか地獄に行く奴が多すぎるみてーでさあ
  どーやら「御一行様」が出来上がるまで
  待合室で茶をドーゾ。 って事らしい。

[ポケットの中に何かを仕舞った男へ、
そんな軽口まがいの説明をして。
彼がコーヒーについて確認をしたのなら]



  ワインは如何?

[ そう、言いながら   彼へと

 猫が淹れてたコーヒーに比べたら、
 だいぶ美味そうなそれを 差し出した。**]
 


[アルヤスと言う名前を聞いてヘクターは首を傾げた。話から聞いて恐らく自分側の迷子≪アリス≫だろうか。思い出すのは青いダンス衣装の男≪ジャスミン≫。]

アルヤスとはラルフと対峙していた奴か?
正直乙も苦手なのだが…

[殺されそうだったし、と目線を横≪スライド≫に。
そういえば情け無用に追撃をしたのは紛れも無いヘクターである。

……そしてその先に例の彼≪スパイダー≫を見て「ああ、やはり死んだか」とぼやくように。]

地獄≪ヘル≫であるのは間違いないな。
互いに死んだ者同士、今は楽しめば良かろう。
…あー、飲んで良いと思うぞ。

[同様に考えていた事が同じだったので苦笑。先の出来事≪背負い投げ≫の事は語るつもりは無かった。]

おい、ラルフ。乙にもコーヒーをくれんか。
…マヨネーズそのまま飲むのも……飽きた。

[喉が流石に、渇いた。]*


[アリスにゃアリスのコーヒーがあって
猫と卵は”おかわり”をどーやら用意するらしい?

テーブルにはもうひとつ、誰かを迎える紅茶。

コーヒー党ばかりの圧倒的劣勢をものともせずに
爽やかに香りを咲かせるベルガモットは、
文句をたれつつ紅茶の基本を教えてくれた
ちびっこ女王を彷彿とさせる。

それに ふ、 と小さく口元だけで笑って

僕は倒れたまんまの 僕の茶筒 に手を伸ばす。
( コトリ ) 立てるだけ 立てて

ひとつのことを 腹に決める。
( 僕のおしまいが決まったら、お茶を淹れよう。)

他でもない、あのひとへの懺悔を込めて。**]


メモを貼った。


メモを貼った。


[生い茂る木々の中、あの最初の世界で成し得なかったお茶会だとでも言うように、お茶の広げられたテーブルを覗き。
聞こえた"卵"のぼやきには眉を持ち上げつつ、少しだけ拗ねたように眉を持ち上げてみせた。]


 傷だらけの私に向けて、塩の槍を降らした奴の言う事か?
 塩が傷に染みて、染みて、染みて。…あの痛みは忘れてない。


[憎々しげにそう言ったのなら、眉と唇を下げて肩を竦め。
それでも席を勧められれば片手を挙げて、"どうも"、と椅子を引こうと手を掛ける。

しかし"三月兎"が男が席に着くのを拒もうとしたのなら、"席なら沢山あるじゃあないか"と答えつつ。
それでも直ぐ後に続いた言葉には、肩を竦めて同意を示す――全くだ、いつまでこの服を着ていなければならないのやら。

あの広場で会った時以来だろうか、此処にいると言う事は、きっと彼も男と同じく"死んだ"のだろう。
小さく崩れた表情にはちらりと視線を寄越しはするものの、それだけだ。彼の胸中を推し量れる程、男は彼を知りはしない。]



 頂けるのなら頂きたいが、"ワインなんて何処にもありやしないじゃあないか"。
 無い物を勧めるとは、何とも失礼な奴だな?


[物語の中のように、勝手に近くの席に着き。軽く手を挙げ肩を竦めて見せながらも、差し出された珈琲には僅かながら表情が和らぐ。
恐らくは三月兎が淹れたのでは無いのだろうと何とは無しに思いつつも、一応は"頂くよ"、と声を掛けてそのカップを手に取った。

持ち上げたカップから香るのは、芳醇でまろやかな珈琲の香り。その中に少しだけバニラのような香りを感じ、さてこの豆は何という豆だろうかと想いを馳せる。
そうして、一口。湯気の立つその黒い液体を口に含めば、口内へと広がるのは暖かさ。

珈琲を"美味く"淹れるコツは幾つかあるが、その内の一つが湯の温度だ。
珈琲は、淹れる湯の温度でがらりと味が変わる。高過ぎれば苦味が出過ぎてしまうし、逆に低過ぎれば気の抜けたような味になってしまう。
男の好む湯の温度は83度。そしてこの珈琲は、限りなくそれに近い温度で淹れられているらしい。
コクと、程良い酸味と、そして苦味が絶妙なまでに調和していたその珈琲に、男は思わず感嘆の息を吐く。]



 ――……美味いな。


[口から出るのは、そんな素直な感想で。
漸くありつけたその落ち着く味に、肩から力を抜きつつもう一口カップを運ぶ。]


 成る程、待合室とは言い得て妙だな。
 まだ待たされると言う事は……、少なくとも、まだ定員には満てないという事か。


[珈琲を勧めた時の三月兎の言葉に、溜息混じりにそう返し。
……実の所、少しばかり自棄になっているというのもあったから、向けた言葉の覇気は以前よりも薄れてはいただろうけれど。]


そんな中、聞こえた卵の言葉に思わず其方を振り向いて。
驚いたような、困惑したような。或いは珍しいものを見るような目で、一言。]


 ………マヨネーズ以外も、飲めるのか。


[いや、考えてみれば当たり前なのだけれど。
しかし何と言うか、彼は自分達とは言語体系も、生態系すらも違う何か別の生き物なのだ、と無意識にそう思っていたらしく。
彼が発した、"普通"の言葉。それが酷く"異質"なものに思えてしまったのは――仕方の無い事だろう?]*


メモを貼った。


 そーゆーもんなの。

 そうそう、あの踊り子の衣装着た
背のたかあいおじょーちゃん。
そういやあんたたち、なんで仲間割れしてたの……。

[李やリーガルの言葉にはそう返す。
あんなやつ。と思うと憎しみが沸きそうだったので
早々に蓋をして、珈琲を淹れる作業にうつる]


 俺は女の子は見てなーい。残念な事に。

[常人が読むものではない魔道書≪セイダイ=ケガレタ≫って
どんなんだろ、とふと思ったが、
怖いので聞くのはやめた。]


 ……そう、魔法使い。
 調味料使い? ――マヨネーズ飲むだけじゃなく使うの?
 ソムリエ的な?

 …………よくわかんねーけど
 料理うまいならやり方おしえてくれ。

[謎めいた発言に関しては、料理家なのか、という
間違った解釈をしたようである*]


[湯が落ちていく音に吸い込まれそうになっていて、
新たに来た客の事に気がつかなかった。

声がした方にひくりと耳を向けて、
くるりと振り返りその姿を見れば、同時に尾の先が
ふわふわと忙しなく揺らめいた。]

 『にゃー…』。……”アリス”。久しぶりィー。
 随分災難だったみたいだね。オツカレサマー。

[どうにも”チェシャ猫”は”そういうもの”らしく、
”不思議の国のアリス”の姿を見るだけで少し喜んで笑う。
兎がアリスに冗談をかっとばし、
リーガルが「飲んで良いと思う」というのを横目に
ラルフは一杯の珈琲をつくり]

  んにゃ。……わかったっす。
  コーヒーブレイクね。

[珈琲をくれ、といわれて、こくりと頷く。]


[コップが足りないと思えば
机の上に置かれている親切設計。

むしろこれが最期だから大盤振る舞いなのだろうか。

白磁のコップに、
ざらりとインスタントの豆をいれて、
それから、湯を注ぐ。
けして上品な珈琲ではないけれど。]

  牛乳とか、砂糖とか、
  ほしけりゃ願ってみればいいんじゃないかな
  俺はブラックしか飲まんから頼まねえけど。

[そういうと、リーガルに
取っ手の方を向けて珈琲のコップを渡し
渡し終えたら、尾をけだるそうに揺らめかせながら
その隣の席に座って、
ずず、と自分の分の珈琲を口にした。*]


[どうやら、僕はゴーストになったらしい。

授業では、強い未練を抱いたまま死んだ者がゴーストとなると習ったが、自分がソレに値するかと聞かれれば首を傾げてしまう。
そんなに思い残すことがあったのか。

( 死ぬ瞬間、たしかに二人のことを考えたけど
  それならせめて、ホグワーツに居るとかさぁ… )

この状態をみた二人はどんな反応をするだろうか。
テオ様は、きっと自分のことのように悲しんでくれるだろう。申し訳ないけれど、それでも…嬉しい。
デメテルは「死んでしまうとは情けない!」って怒って、それからからかってきそうだ。容易に想像出来て、むかついてきた。

まあ、何はともあれ元の状態になっていて良かった。
ほとんど首無しニックのように、腹が潰れたりするのは御免被りたい。]


[思ったほど混乱せずに、すんなりと現状を把握すれば、わいわいがやがやとした喧騒が耳に届く。

覚えのある声もちらほら聞こえてくる其方の方へ足を進め...]

 …楽しそうだな?

[仲良く(?)ティーパーティーをしている彼らを見て、そう一言。
自分以外の面々がどうなっていたかは知らないが、各々もそれぞれに戦って散ったのだろう。

ひとつ空いた席、前にティーカップが置かれているそこが、恐らくは僕の席。*]


メモを貼った。


[少年の姿が視界に映れば、首を軽く傾げて、
ひらりと手を振り]

 ……確か、赤の女王様?
 お疲れ様でーす。
 死んでやることねーからだべってるよ。

[ティーカップが置かれた空席。
あれがきっと彼の席なのだろう。]

 ……どんどん人が来るね。
 一体何人集められたのやら……。

[零したのはそんな独り言。**]


メモを貼った。


[席に着き、珈琲を啜り。
久方ぶりに味わう気のするその味に少しだけ心を慰められていたのなら、視界の端の尻尾が揺れる。]


 どうも、"チェシャ猫"さん。
 相変わらず"楽しそう"で何よりだよ……此処に居ると言う事は、君も災難だったんだろうがね。


[此処に居るという事は、彼もまたあの世界で"死んだ"と言う事。
だから決して"楽しく"なんて無いのだろうが、それでも揶揄ってしまう性は、この歳じゃあもうそうそう直りはしない。

それでも一応は、小さく"お疲れ様"、と付け加え。視線を落として珈琲をもう一口味わえば、聞こえてくるのはまた――嫌という程、聞き覚えのある声。]



 ………おや。君も此処に来たのか。
 御機嫌よう、"女王様"。

 そう言えば……、"こっち側"には、女王は居なかったのかな。結局見かけなかったが。


[未だ空席なままの、ティーカップの置かれた席。そこへと向いた視線を振り返り、少しだけ意外そうに眉を持ち上げる。

嗚呼、それにしても。"鏡の国"の女王は見れど、"不思議の国"の女王は結局見かけることが無かった、と。
もう一人の女王はせめて、本当に"女"王ならば良いのだが、と少しだけ残念そうに呟いたのなら、卵へと向けられたチェシャ猫の言葉に同意するように目を細めた。]


 君は分かっているな。珈琲はブラックに限る。
 "不味い"珈琲なら、その限りじゃあ無いが。


[砂糖とミルクをテチ込まなければ飲めない珈琲なんて、出来れば飲みたくないものだ、と。
そんな思いとともに、何とも可笑しなお茶会の中で珈琲をもう一口。]**


メモを貼った。


  あんた、名も名乗らねーくせして…
  存外ノリは良いんじゃん。

[生きている時にはできなかった茶会を埋めるように
アリスを迎え、茶化す自分を無下にすることなく
きっちり”その通り”の返答を寄越す男

僕はちょっと不満を抱いて(だって悔しいじゃねーの)
コーヒーを渡した後、体を大きく揺すって
カッタン、 カッタン、 と 行儀悪く椅子を弄ぶ。

やたらと美味そーに肩と眉毛を下げるものだから、
それをじぃっとのぞきこんだ。]

  ………ふぅん 美味いんだ。

[そのまんまは苦いから嫌いだ。と言ったら、
カネシロ(舎弟)にめちゃくちゃ笑われたのを思い出して
僕はまたひとつ不満を増やす。]


[ カッタン、 カッタン、 カッタカッタカッタ、

うるっさい、と誰かに怒られる事がなけりゃあ
そりゃもうガキが如く椅子を揺らして
( 頭のなかは、ちょっとばかし
  元の世界に旅立っていたもんだから )

誰かが背もたれを引っ張ったりだとか
それがなくとも何度目かにゃあ ぐらりとバランスを崩して

   ガッターン!!!!

               椅子ごと後ろに転がる。]

  い、っつーーー  ………ぁ、カルヴィン。
  なんだ、おっぱいボンバーに負けたんかー。

[逆さまの世界のまんま、紅茶の先生を迎えた。]



  あーーたんところの女王が、ある意味一番ヤバいよ

[ ”今度は落ちて来なくって良かったねぃ”
なんて嫌味を言いつつ「女王を見かけなかった」と言うアリスにものすごい顔で言う。
(どうものすごいかは、奥歯でホイル噛んだみてーな)

倒れた椅子といっしょに三つ葉の芝生に寝っ転がって、
見上げた空じゃあ小波のように木々がそよぐ。

なんだか起きるのも面倒になって]

  なにせ男の癖にドレス着て、パンツも赤。

[ものすごい顔のまま、人差し指をぴぃンと立てた。]


  ……後何人、  ……そー、だねぃ。
  『観客席』にでも行ってみりゃぁ、
  舞台の全部が見えるんじゃーねーですかね。

[定員にはなってないっていうアリスのぼやき
どんどん増えるメンツにぽろりと落ちた猫の独言

僕はぐいっと両膝を引き寄せて   ぴょおん。
地面を逆手で蹴りながら 体操選手ばりにしゅたりと立つ。
( どーだ、いいバネだろー!(ドヤ顔))

そんなアホみてーな事をしながらも、
気になって仕方がないのは「もうひとりのアリス」
視たいような 知りたくないような

  チェシャが戦ったと言っていた ――アルヤス。

あーあーあ。くそっ。
悪態ひとつ落として乱暴に耳の後ろを掻きむしった。**]


メモを貼った。


[楽しそう、と相変わらず飛んでくる揶揄に、
にーっとチェシャ猫の笑みを浮かべて]

 折角消える方法が見つかったのに、
 あんたを泣かせられなくて残念無念!

[それだけ応えた。
湿っぽい話をする気にはなれなかったもので。

李の椅子の音が煩い。
ので、赤の女王をお出迎えしながら
背凭れをわざと引っ張って席に戻った。]

 乙女座みてぇな奴……。

[兎が口にしたハートの女王の事を聞けば、
そんな感想を抱く。
いまは居ない乙女座。どこで何をしているやら
ラルフは知らない。]


  豆の味とかコーショーな事はわからねーけど
  そのまんまのほうが旨いよなー

[アリスからの言葉にはこっくり頷いた。
時折ボスの為に買うケーキのお供にも、苦味は良い。]

  観客席なあ、

[ふい、と視線を転じるはけものみちの先。
アホみたいなどや顔をしながら地面から起き上がる
兎を横目に、ラルフは赤い目を細めて]

  ……行くなら、舞台のほーかね。

[少し未練がましいことを言う。
もはや猫の出る幕は終わったというのに。

先ほどから落ちて来る顔ぶれを見て、ふと口を開く。]


  アルヤス……。
  右腕ほっとんど捥げてやがったくせに
  まぁだ生きてるんだよな……。
  いよいよ本格的に化物っすわ。

[むぅ、とむくれながら椅子に片足をかけた。

ラルフは、相手の首筋を切りつけ命を奪うための道具だから
任務に失敗したことが、酷く悔しい。
それは己の存在意義を失くす事と同義だ。

それゆえに。
目覚められなくなるのは自分の腕が悪いから。
だけどそうなら、せめてあいつも、と思うのだった。**]


メモを貼った。


クソ猫!またアンタか、ほんとに尻尾引っこ抜くぞ!!![椅子倒されてご立腹]


うるせーうさちゃん。あんたの耳頭の上で結んでやリましょーか?[涼しい顔]


メモを貼った。


だが願い通り乙の死≪エンド≫は見れたのだろう?
お互い様≪ドング・リノ・セイクラベ≫ではないか。
どうせ死ぬ≪デッドエンド≫なら自分が先に自分を殺す
相手の死を拝みたかったが。

[いやはや悔しい。そんな事を呟きながら笑うが、何処かそれは無理をしての笑みに見えなくも無かった。

自分が死んだら自分の世界は如何なるのか?

不安が過る。不安定ナ栄養価≪エネルギー・アウト≫にて
何人が死に至るのだろうか…それが特に。]

…塩の槍≪シャイニング・ソルトウェーブ≫はまだ施策品だったが
1/10の力でアレなら上出来≪ケッサク≫だな。
これでもし元の世界に戻れた場合
八岐大蛇≪ヤツクビ=トマティーナ≫に苦戦しなかろうよ。

何故か上手く力≪カオス≫が湧かなかった故に
少量≪スウキロ≫で高威力出すの悩んだぞ?


[クツクツと笑って珈琲を受け取るのだが、はて。]

如何した?コーヒーが何かあったか?

[彼がコーヒーと、きちんと言っている事に
違和感≪ドウイウコトヤネン≫があったのだろうか。
聞こえた言葉≪トーク≫に眉を顰めたならば、]

……マヨネーズだけで生きてると思うなよ。
白き力≪マヨネーズ≫の多大な摂取は
身体増幅≪ビック=バン≫が起きてしまうのだ。

[詰まる所、生活習慣病≪フクゴウシッペイ≫が最大敵≪クロマク≫。]


― 夢の中でもポップコーン ―


 まったく、茶には茶菓子だろう
 俺の茶会ですら茶菓子は用意していたと言うのに


[死んだ、と言うのに緊張感の無いこの会話はサイラスが最初から死にたがりだったからなのか、それともこの状況に慣れているからなのか
やれやれ、と言えばポップコーンを受け取って]


 すまないね、明日太郎
 …うむ、美味しいよ。いや、美味しくないのかもしれないが


[一口、そのポップコーンを食べれば最初の夢で妻と出会った時の事を思い出して。嗚呼 そういえばこの味だったなんて
それから満足そうに数口食べて思う
はて、彼の名前は明日太郎だったのだろうか]


 出会う事の無い…?
 それはどういう意味だ?いや、意味など無いのかもしれないか
 どちらにせよ、ここはそういう世界なのだな


[現実逃避。否、現実で無いのだろうが
それでも彼女から正しい答えが出るとも思ってないだろうし、自分の中では“そういうものなのだ”と答えが出ている以上回答は求めていないのかもしれない
暫く眺めていれば自分が出会ってきたアリスや赤の女王が亡くなっていく姿]


 おや、彼等もまた目覚められない人なのかい
 不思議なものだ…。ここにはまだ誰も来ていないと言うのに


[その二人が亡くなる前に、かろうじて二人の死も目撃していたはずなのに。三月兎を始めとして誰一人この観客席に来ていないのだから舞台へ行ってしまったのだろうか]


 はて、俺は狂っているのか?いや、狂っているつもりはないのだが
 愛する妻の傍で眠り続けられるのは幸せだと思う
 それに、死ねるのだって


[最初から本望だ。なんて思ってしまう
それ故に他の者よりショックが少ないのかもしれない。結局自分がどういうわけでこんなにも冷静なのか。ただ実感が湧いてないだけなのかわからないまま観客席で静かにポップコーンを食しながら劇を眺める**]



 ん…? ああ、お前は…チシャ猫のか

[この世界に来た当初に会った内の1人
耳と尻尾を生やすその姿を認めて、返事を返す。
そう多く言葉を交わした訳では無いが、
今まで会った中でも (からかってこない)まともそうな相手だと判断。]

 確かにな。死んだというのに
 まだ此処に囚われたままなのか…

[はぁ、とため息を零し。
踵を返して席に帰っていく彼をなんとはなしに眺めていれば、李の椅子に手をかけ態と転ばせたのが目に入った。
思ったよりも、彼はイイ性格をしているようだ。

くすくす、笑みが漏れる。]


[緑の上に寝転ぶ李を上から見下ろして
手を差し伸べるでもなく、ただ会話をする。]

 や、少しぶり。
 あんな馬鹿馬鹿しい奴に負けたって
 認めたくはないけど…まぁ、その通りだよ。

[( ほんと、終始馬鹿げた男だった。 )

しみじみと、胸中で呟いて。
そうして次に掛かったのは、腹の立つ奴の声。]



 ああ、お前も居たのか…
 
[嫌味や皮肉、とりあえず何でもいいから
この憎たらしい男を苛立たせたかったが、
話題が"ハートの女王"に移れば、むっつりと黙り込んだか。

李の言葉と、その後に続いた呟き
それを耳にして、僕からはただ一言。]

 あいつはキチガイだ。

[そう、あの女王様を評価してから
自分も席に腰掛け、少し冷めてしまった紅茶に口付た。*]


いや、乙は仲間割れするつもり無かったが…

[続くラルフの言葉≪キーワード≫には何て答えよう。絞り出して生み出した答え≪ケイサンケッカ≫には何処か納得いかないが、溜息。]

…漂う殺意≪チュウニビョウ≫に混沌≪イミガワカラナイヨ≫の色は感じていた。感じる黒≪アクム≫に英雄の力≪ハカタノ=シオ≫に何処か似た邪悪≪コレ=ヤ・バイヤツ≫を感じたが……あれは、何だったのだろうな。

[注がれるコーヒーを見て、たまにはゆっくり嗜むのも良いなと。女の子は見てないという声を聞いて、もしかしなくても女の子がいないのではないかと感じた。

…まあ、先程の猫と兎の絡みは楽しかったが?

コーヒーを受け取ればズズズッと啜った。]


 ……、名を名乗るのは、余り好きじゃあないんだ。


[珈琲を此方へと渡したのなら、今度はカタカタと椅子を揺らし始める三月兎に眉を寄せ。何ともせわしない奴だな、と呆れつつも珈琲をもう一口。

しかし此方を覗き込まれ、じっと目を合わされたのなら少し気まずそうに眉を持ち上げ。
……久々の一口で、思いの外気が緩んでいたらしい、と。それが少し可笑しかったから、ふ、と苦笑を漏らした。]

 
 あぁ、美味いとも。この珈琲を淹れた人物は実に良く分かっている。
 君は、珈琲は嫌いかな。


[尚もカタカタと椅子を揺らして遊んでいる様にまたひとつ苦笑を漏らしつつ、何とは無しにそんな事を。
正直な所、その音はあまり心地の良いものではなかったけれど、どうやら何か思い耽っているようだったから、水を差すのはやめておこう。

――と、思ったのだけれど。
椅子ごとひっくり返る様を見れば、嗚呼やはり注意しておいたほうがよかったのかもしれない、なんて。]



 ………、ミルクじゃなくて、君がひっくり返ってどうする。


[そんな呆れの言葉を落とせば、もうさっさと視線をはずそうか――今は珈琲を味わっているのだ、差し伸べる手なんて余っていない。

そうして、少しぬるくなった珈琲をもう一口味わいつつ、先程言われたチェシャ猫の言葉を思い出す。
あの言い振りからすれば、きっと"消える"事が可能になっていたのだろうけれど。
それだけ考えれば、自分の水煙管よりもずっと身を守りやすそうなのに。果たして誰にやられたのか、とそんな疑問は頭の端に。]*



 そうだな、お前が"割れた"時の音は、それは小気味が良かったよ。実にスッとした。
 ……君に、死に際を見られずに済んだしね。私としては上々だが……あの痛みは、忘れんよ。


[そして"卵"の言葉には、皮肉とを込めてそう返し。スッとしたのは確かだけれど、しかし同時にこの男のせいで目覚められなくなったと思えばやはり恨みは無いとは言えず。

しかしそれにしても、こうして自分を殺した男と茶を飲んでいるというのも中々奇怪な状況だ、と。
卵が世界平和について考えているなど知らないまま、この馬鹿みたいな状況に溜息を吐けば――聞こえてきた言葉に、眉根の皺を深くする。]


 君の苦労なんて知るか。そんな試作品なら、いっそ出さないで欲しかったね。
 そうすれば、もしかしたら私はここに来ずに済んだかもしれないのに。

 ……しかし、八岐大蛇≪ヤツクビ=トマティーナ≫?何で蛇じゃなくてトマトなんだ。


[やはり、この男とは言葉が通じないのだろうか、なんて。そんな事を思いはするものの、聞こえた単語に反応してしまうのは男の悲しい性だろう。]


[しかしマヨネーズだけで構成されていたと思っていたその生物は、どうやらそうでは無かったようで。
逆に不思議そうに問い返されれば、此方としても複雑そうな表情を浮かべる他に無い。]


 ………、その心掛けは大変結構だが。
 マヨネーズを丸呑みしている時点で、十分手遅れだと思うから……今更、身体なんて気にしなくてもいいんじゃあないか。


[嗚呼、きっとこの男が普通に死んだとしたのなら、間違いなくマヨネーズの取りすぎで死ぬのだろうと。
呆れたように言葉を落とせば、手にした珈琲の残りをぐい、と飲み干した。]*


[そうして、空になった珈琲のカップをテーブルに置き。
先程三月兎から聞いた"観客席"にでも向かってみようと、立ち上がる。]**


メモを貼った。


  名乗るのが嫌いなんてーな、
  なんだ。あんた自分が嫌いだったりするの。
  …………よくわかんねーやつ。

[なおも口を閉ざす相手から ぷい、と目を背けて
もうコレ以上聞くのはやめとこうと決めた。
コーヒーが好きそうなのは見ていて十分わかったから
そっちの話のがいいんだろう。]

  (笑われたから)あんまし好きじゃない。
  ……だからいらない。

[薦められてもいないのに、先に断るのは
「これは美味いぞ、飲んでみるか?」なんて
万一にも言われちゃ困るから。(だって絶対苦い)

死んだ後の一杯が、こいつに取って良いものであることに
死のウェルカムドリンクの趣味の悪さを噛みしめた。

(……ほんと、いい趣味してるわあのクソガキ)]


[相変わらず宇宙語を話す卵を尻目に
椅子を前後にカッタンカッタン。

音を刻みながら、 ”あいつら”になんにも起こらず
荒仕事が終わってりゃあいいと
殴り込みに連れてった部下と同僚達の姿を想う。

 ほう、と目が遠くなり
 目の前にあるよーな気すらする背中。
 それを苦笑ひとつでかき消して


保ったはずの僕のこころのバランスは、体ごと
またもクソ猫によって崩された

女王の姿が見えてなきゃあ、
本当に尻尾を引っこ抜いてやるところだ。]


  バカバカしい…、馬鹿が一番つえーんだよねぇ。
  ピンクのバズーカ見えた時にゃぁ
  こいつはやべえと思ったね。 主に趣味が。

[不本意そうな顔で自分を見下ろすちび
苦笑を混ぜた同意を返して、
「あいつの国のアリス」へヤバさをアピール。

キチガイ、とちびが言い放つのにはのに、
「ちげえねえ」と追い打ちを重ねて 立ち上がる

そろそろ腹ァ括って「俺の命綱」がどーしてんのか
見に行くべきかと思った矢先、
猫が口にしたあいつの名前に耳がぴくりと横を向く。]

  ぇ、ジャスミン姫たら 右腕もげてんの。

[そいつは確かにバケモンだ、という驚愕と
いやーな冷や汗と焦燥が混じって 声が変に上擦った。]


  …………ラルフ、あんたはさぁ
  舞台に行って、なにするんだ?

[むくれ顔で椅子でまるまる猫に向かって
湧いた疑問を問うてみる。]

  あんたの大っ嫌いなアルヤスの手を取って
  地獄に引っ張ってくるつもりかい?

[それはご遠慮願いたいんだけどねぇ、というのは
僕の都合だから黙っておくけれど。

椅子から尻尾がハミ出ていない事に舌打ちをした事も
はみ出てたら腰のアレを振り下ろしてやろうと思った事も
黙っておいて、

僕はポケットから取り出した≪マヨ≫入りのハムサンドを
丁寧に ひらいてから 猫の頭にそっと乗せようとした。**]


アリス、よい観劇を。 [耳を揺らして お辞儀をぺこり。]


メモを貼った。


[赤の女王の言葉にこくりと頷く。
李が引き倒されたときにくすくす笑っていたり
助け起こさないあたり、彼も中々良い性格をしている模様。


敵陣営とはいえ、最早争う理由もないため、
「とらわれたままなのか」という溜息には、
苦い笑みを返した。]


[ヘクターに問えば、
仲間割れはするつもりはなかったとの事]

  へ、無差別≪ダレカレカマワズ≫に救えりゃよかったんかね。
 リーガルも災難≪フッテワイタワザワイ≫だったっすね、そりゃ。

  あー、邪悪≪コレ=ヤ・バイヤツ≫はわかるかも。
  ちゅーか。髪色と目の色実際に変わったしなー。
  
  まー。
  あんたに剣をぶん投げられた≪メッチャ=フイウチ≫ときも
  わりと邪悪≪コレ=ヤ・バイヤツ≫って感じたけどさ。

[そろそろリーガル語を覚えてきたのか、
そんな言葉を返しながら、珈琲を飲んで談笑する。]


[アリスが観客席にいくのを、いってらっさー、と
手をふり見送って、
ハートの女王に関しては話半分に聞いている。
何せ、会ったことがない。
白兎元気かなぁ、とぼんやり思った。]

 抉ったァー。血ーだばだば出てたァー。
 でも爪や翼とか生えてたから
 殺して死ぬのかわかんにゃー。

[変に上ずった声を出した李になげやりに応える。
ラルフ、と呼ばれたので
ぴくりと耳だけあげてそちらを向かせた。
膝を抱えてむくれたまんま。]

  何するって……。

[「あんたの大っ嫌いなアルヤスの手を取って
  地獄に引っ張ってくるつもりかい?」
そんな問いを向けられて、唇を尖らせた。]


 ……ンなことができるならやりたいっすねえ。
  それこそ、あいつの死ぬ様でも間近で見て
  ほくそ笑むくらいしかできねーっすけど。
  怨みはふけーっす。呪ってやるーっす。

[こっちに寄って、何かしようとする李の姿など見ずに
足元を見つめて思案に耽っていたところ、
ふさりと何かが頭に乗った。

ぺこ、と軽く頭を下げると、
落ちて来たのはなんとハムサンド。

そっとキャッチしてから「何しやがるバカ兎」と呟いて
ふるふると頭を振ってパンくずを落としてから、

ぺしぺしとパンの裏っちょを叩いて、
やけになって≪マヨ≫入りのハムサンドを畳み、
もぐもぐと食べてやった。
スラム育ちをなめてはいけない。]


[ ごくん、と喉仏を上下させ、
唇を行儀悪く指先で拭ってから と、と立ち上がる。]

 ――さっきからあんたさ、アリスっつか、
 アルヤスの事について、反応しすぎじゃね?
 何? 何かあるの?
 まさか好きとかじゃねーだろ?

[Frocio(ゲイ)?、
とさっき言った言葉を小さく繰り返して、
じい、とうさぎちゃんの黒い眼を赤い瞳が覗き込む。**]


キチガイの女王≪ハートクイーン≫か。
本当、この夢≪ドリーム≫には訳の分からんのが
多過ぎないか…?

[自身のことは置いておき、そう言葉≪ツブヤキ≫を
漏らしたのはカルヴィンの言葉≪ワード≫が
聞こえたからに過ぎない。
…そう言えばそのキチガイ≪ハートクイーン≫のことは
よく知らないな、と。どんな人か聞いて見たかったが
カルヴィンが言いたくなさそうにしていたのを見れば
それ以上のことをヘクターが聞くことはなかった。]

…おい、大丈夫か。

[倒れる音≪ガッターン≫を聞いた瞬間、
ヘクターは露骨に嫌な顔をしただろう。
それは彼が卵≪ハンプティダンプティ≫だからかもしれない。]

たく、心臓に悪い。


乙だって忘れんぞ。
想像出来んだろうが割れる≪ガッシャーン≫の
強烈に痛いのだぞ…?

[お互い様な様子≪ドングリ=ノセイクラベ≫を聞けば
返すのはこれまた彼と同様の卑屈<<オマエノセイダ>>。
この話は辞めようと言いたげにコーヒーの味を
嗜みだせば後ほど続いて言われる言葉<<ワード>>に
気分を害する事にはなるのだが。]

試作品<<ショクヒンコーナー・ノ・タベホウダイ>>でも使わないと
乙が死ぬと思ったからな…。
もっと早く展開しても良かったのだが
攻撃形状<<ソゲキモード>>にするまで時間を要した。

其方が乙の身体をグルグル巻き<<スマキ>>にせんで
良かったと心の奥底で思うな。

[半分程コーヒーを飲んで、ふと顔を顰める。
もしかすると…だなんて考えて『意識して話す』。]


八つの首…ついたケチャラーの化身……だ。
その…蛇、は、間違って…ない、

ああっ!!喋りにくい<<ナニコレ>>っ!!
貴殿と戦っている時に塩乃双翼竜<<シャイニング・ドラゴン>>に
なっても良かったのだぞ!?
乙の精神<<SAN>>が壊れるがな!!

[所謂方言<<リカイフノウ>>なのだろう…だが、
狂った宴<<ナイトメア・ドリーム>>の計らいなのか
ヘクターは他の者と同様の話し方がまず難しかった。
だが、聞こえた慣れた言葉<<ワード>>を聞けば
何処かパァアっと明るい表情に。]

あのアリス≪ガラスガール≫、目と髪の色変わったのか…
此方も英雄≪ハカタノ=シオ≫に乗っ取られると色変わるが。

[色が変わる≪チェンジアップ≫というよりは
調味料≪アジツケ≫まみれになる、が、正しい。]


て、手遅れ…検査<<ケンコウシンダン>>では引っかかった
事はないのだが…?

[此方の世界の基準<<アウトゾーン>>が甘いのかも
しれない。どのような設定<<キマリ>>なのか不明だけど。
いずれにせよ、倒れる<<バタンキュー>はお断りなので
そこは一応配慮する必要<<ケンコー・ダイイチ>>がありそうだ。
…配慮の方法<<ドレクライ>>が分からないけど。

席を立ち観客席<<タカミノ=ケンブツ>>へ向かうらしい
蜘蛛男≪スパイダーマン≫にラルフと共に片手を振る。
そして暫くはもう一杯のコーヒーをお代わりを用意して
一連の流れを眺めていれば、
ふと思い出すのはカード<<クバラレタヤツ≫。]

…勝利条件、か?

[詳しくは覚えてなかったが。
でも、見たことあるハムサンド<<マヨイリ>>を見て
若干どうでも良くなって自分と何か食べたいなと。]


迷子≪アリス≫の事好きって言うなら詳しい話聞くが。

[酷く真顔でラルフの横で聞けば
怒られたかもしれない。
思ったら何でも出るのか机の上にハムサンド<<マヨイリ>>が
あったのでヘクターはそれを手に取って追加で
黄色≪マスタード≫を足していたが。]

…あ。レタス出し忘れた。


メモを貼った。


メモを貼った。


[”あいつの死に際でほくそ笑みたい” そう言う猫を
わっかんねぇなぁ、と思いながら背中にまわる。

会ったばかりの相手へ そうまでも憎いと思える理由は
あいにく僕には想像ができなかった。
双剣の男が血を吐いて倒れようと、なんにも嬉しくない。

遺して行きたくねーから地獄へ連れていく気持ちなら
嫌っつうほどわかるんだけどねぃ。]

  ぇえええ、食うの!?

[予想GUYの対処に思わず声が裏返る。
顔にマヨでもついちまえー、程度に考えて
しょーもないもんを頭に乗せといてなんなんだが
まさか喰うとは思わねーだろ!ふつー!

猫の雑食ぶりに暫しふるふると。
へああ……と溜息遺して、耳を噛まれた仕返しは諦めた。]


[紫色の艶やかなベストと、赤い炯眼
目の前をずいっと支配して
隠し事がどヘタっくそな僕を壁際に追い詰める。
卵にまで勘付かれてんのにゃーさすがに閉口したが
別段教えてやる義理もねーし 意味もねえ。

疑問符付きでまた問われた知らねー言葉を払うよーに
猫の眉間に思いっきしデコピンをかまして]

  好きなワケあるかボケ。(嫌いでもねーけどさ)
  卵も!そんな真顔でこえーこと言わねえでくだせぇ。

[自分用のハムサンドを出してる卵にゃそう叫んで]

  ったく2人してなんなんだ!
  俺がそーですよ、つったら何がどーなるってーの。

[そんな”餌”をひとつおとして
『舞台上』と書かれた案内板と 伸びる小路をじっと見る。]



  俺の幕はまだ終わっていねぇ、  か。

[糞餓鬼の声が谺して
死する悪夢で遊んでおきながら、妙な希望をちらつかせる。

絶望だけなら、それに抗う事もできようが。
いつだって人の心を殺すのは、
中途半端に与えられた希望が目の前から消えた時だ。
( こんな時に彼女の顔を思い出すなんて、なあ。 )]

  クラリッサの恨みでも篭ってんのかね。

[自分勝手な独占欲で、命ごと奪ったひとの名を
音にしたのはいつぶりだろうか。
猫や卵がその名に反応しようとも「何でもねーよ」で押し通して、僕は 重い 重い 両腕を真上に上げる。]


  んあーーーーー!! ちくしょー!

[とっておきのでっかい伸びと共に、糞餓鬼に向かって叫ぶ。
卵と、猫と。その他にも話を聞いているよーな奴らが居れば
そいつらにも。
僕は耳と人差し指をぴんと立て、小首を傾げてこー言う。]

  お生憎、俺の「劇」はまだ終わってねーみてーなんで
  悪いが、俺は俺の終着点を見届けにゃぁなりやせん。

  それが、どんなもんでも どんな姿でも
  目を逸らすのは ……儀礼が足りねえ。

[ さく、 さく、 さく、 緑の絨毯を踏んで
『舞台上』の矢印の前、くるりと猫へと向き直り]

  アリスの死に顔見てほくそ笑むんだろ?
  得意の木の上から 見てりゃぁいい。

[漸くついた”踏ん切り”に 誘うように視線を流した。**]


メモを貼った。


[パア、と表情が明るくなる男に向けて]

 ……リーガル。あんたってちょっとカワイイっすよね。

[元は金髪碧眼だったと応えて、
英雄≪ハカタノ=シオ≫に乗っ取られると色が変わる、
という点に関しては、あのちょっと見た
カタコト言葉のやつかな、とあたりをつけた。*]


 何寝ぼけたこと言って……ああ夢だったわこりゃ
 ……とりあえふ、食べ物は粗末にすんなよ。

[驚き呆れる李に向けて、
まじめな顔で真面目な言葉を返した。
……ハムサンドをもぐつきながら。]

 あ、勝利条件……そーか。

[こて、と首かしげ、レタス忘れた、という言葉には]

 レタスでてこーい、って念じたらでてくんじゃねっすか

[ラルフが念じたところ
はたしてリーガルの手にしたハムサンドの上に
新鮮なレタスの葉は1振ってきた2だめでした 1]


 ……んっ、

[デコピンは甘んじて受けた。眉根に皺を寄せながら
びくりと肩を跳ねさせ、じろりと兎を睨みつける。
こいつがアルヤスを好きだったとしたら?]

 あんたがそーだったら……冥土の土産が一つ増える?

[餌には、愉快そうにそう言った。
それ以上の興味は無い。

黒い眼差しはくるり、舞台上と書かれた案内板と
その向こうへとむいて

唇から零れるはうわ言の様な、猫には知りえぬ事。
ばっ、と両腕があがると同時、
と、と猫は一歩後方に下がった。
目の前に耳をおったてた李のぴんとたった指先が見える。]


 へ。――そりゃあ。

[まだ終わってないということは。
ラルフは一瞬、羨ましげに李を見たが、
その火も、すぐに消して、ため息をつく。

視線をあげれば、さくりさくりと緑色の小道を歩き
『舞台上』の矢印の前に向かう兎の姿が見えた。]

  ――は。

[ラルフは、流し目に誘われるように、
尻尾をゆらすと、
とっとっとっ、と軽快に歩を進め、
李の目の前で立ち止まる。

前傾姿勢で再び相手の目を見つめると、
にぃ、とチェシャ猫の笑みを浮べて言い放つ。]



  しかたねーから、つきあってやるっすよ。
  あんたの……何? 日本語でなんつーのか知らんけど。
  終わりとやらに。

[それに何と応えられたかはさておき、
ラルフはするりと彼の脇を抜けて、肩をとん、と叩くと
そのまま『舞台上』への小道をゆく。*]


[ぐねぐねとまがりくねるけものみちを
そのまま、歩いていけば、
黒と赤に塗りたくられた階段が唐突に現れる。

昇っていけば、そのまま、
電車のレールが万力によって捻じ曲げられ、ゆがめられ、
さながら空中に道を為しているような、
奇妙な場所に出た。

中央には真っ黒な蒸気機関車が横転しており、
その向こうには最初に李と会った城が見える。

くん、と鼻をひくつかせる。]

 ……濃い血の匂いは、あっち。

[李の方を振り返り、
ラルフは静かに城の方を指差した。**]


メモを貼った。


[猫のレタスでてこーい
あっさり落ちてくるレタスの葉っぱに、僕の目は点になる。]

  ぇぇええええ、そんな簡単に出ちゃうわけ!?
  っちょ、えっ…………

[いや、まさかな………。

半ば意地で置きっぱなしになっている僕のホージ茶を
ちらりと見て、まーさか俺が出したんじゃねーよなと

糞餓鬼がアレを出した時の事を思い出して
(あぁぁ、むかついてきた)
やっぱりまだ、茶葉に手をつける事はなかったけれど

目の前で、どこからともなく降ってきたレタスは
テーブルの上に置きっぱなしのそれらへ抱く嫌悪を
幾許か 軽くしてくれた。]


[テーブルの傍から離れる前、思い出したように。]

  あぁ、すもものパイも折角だから出しとく。
  お子様もいらっしゃることですし?

[ちら、とカルヴィンを見て、キシシと悪戯げに笑い
うっすいベストのポケットから、まんまるおおきな
ホールのパイを引っ張りだす。]

  ほい。そいじゃあ、楽しい茶の時間を。

[切り分けるアリスは居ないけども、皿さえあれば
勝手に分かれるから まーいいでしょ。と思った刹那
皿とフォークが現れる。(まー、便利なこって。)

舞台へ誘った猫の反応は上々。
ゆうらり揺れるしましま尻尾に、自分の耳もふわり。]


[ずずいっと にんまりとした笑みが大写しになって
ギザギザの歯がのぞけば ふわっとしたばかりの耳が
小刻みに震える。
(あの歯、いつかチェーンソーでごりごりにしてやる)
なんて 噛まれた恨みは暫く忘れない。

全く、かわいくねー猫だ。]

  そーさねぇ。なんて云うんかなぁ。

[僕が抱える”終わり”を言葉にするのなら。
探すように空を見れば、葉の間から差す柔らかな光が
ちら、と目の横を過ぎり、
真緑の世界のなかですら 僕の目は満開の夜桜を映す。
それに薄く、目を細めて]

  ……―――最期の散歩。

[幻で満ちた花天月地。その中から差し出された手が
ぼくにそんな言葉を紡がせた。]


[彼はそこから何を想ったか。とんと叩かれた肩は軽く、
脇を抜けて僕の前を先導してゆく。

ゆうらり、ゆうらり 揺れる尻尾を目の前にしても
弄くる気が起きなかったのは
多分 行く先から漂う死臭のせい。

穏やかな緑の世界に唐突に現れた階段は
鮮やかな色をしているのに、どこか禍々しく
登り切った場所の空は変わらず 紫の曇天。

サイラスから招待状を貰ったあたりだ、と
観客席から戻って来なかった彼を思い出した。]

  嫌な夜だねぇ。

[鼻を鳴らして火事場を差す猫に頷きひとつ。
森を駆ける兎の背で かちゃり、と
脇差しを抱く金具が音を立てた。 **]


[怖い事≪ヒュードロドロ≫だっただろうか?
素敵な展開≪ハナバタケ≫である可能性も
考えられるのに残念だな、と。
慌てふためく彼に対して「そうか残念」と
答えればまた怒られそうだ。]

そーですよと言ったら?
御祝い≪ケッコンシキ≫だろ。

[そしてまた真顔≪ナニイッテルノ≫。
因みにヘクターの中では祭り≪パレード≫だったのは
間違いない事実。

でも自分が対象だとなんとも言えぬ顔。
残念ながら夢小説≪オレガ=シュジンコウ≫は好んでいない。]

……何故乙が可愛いの対象≪リカイフノウ≫なのだ。

[そういうのは目の前の三月兎≪リー≫に言おう、
そう心の中でツッコミをした。]


[都合の良いレタスに感嘆。
意外と願えば出るのかと考え、
あまり余計な事≪ジューハッキン≫は考えないほうが
良さそうとも考える。]

…こうもあっさり≪ウスシオアジ≫だと拍子抜けだな。

[だから無言でハムサラダサンド≪カラシマヨツキ≫を
口に収めれば満足そうに腹を満たすとした。
何か変なの出たら、何を言われるか。]

はいはい、仲良くデート≪ステップアップ≫して来い。

[出掛ける彼がすもものパイを出したなら、
ヘクターはカルヴィンの顔をチラリ。
何を言われようが御構い無しに皿へ一切れ分盛れば
彼の目の前に差し出したろう。]


 最期の散歩? ふうん。

[兎のうらみも何も気にする事は無く
告げられた言葉を反芻して、
ふるり、小刻みに震える耳を視界に納めてから

タン!と一歩を踏み出し
既に出番の終わった舞台への道筋を辿る。

ちらと見た兎の瞳に、月が見えた気がした。*]


― 舞台 横たわる電車→城 ―

  ――いつもどおりっすよ。
  いつもどおりの、悪夢。

[小さく肩を竦めて、金具の音に目を細め
ジャポーネのカタナとかいうやつか、と合点し
己も、と縄鏢がないか探すも、あるはずがない。

置いてきちまったしにゃー、なんて事を考えながら
森の木々の間を身軽にかけていく。

ふわふわと揺れる兎の耳をひっつかみたくなるのは
きっとチェシャ猫の本能のせいだろう。
(さすがに起きている時にそんな事はしないし、
幾分かいつもよりふざけている自信がある)]


[ ――ザッ。 ]

[そうして、森を抜ければ 
むせ返るような黒薔薇の香が
ここまで届いてくる。
遠くに人影を見つければ、ラルフは低く唸り]

  ……あれじゃねえの。

[静かに、彼らに近づいていった。

舞台の演者達にどうやら自分達の姿が
見えてはいないらしい、と

気づくまでにかかるのはどれほどの時間か**]


……嗚呼、もう花畑広がってろ≪バクハツシロ≫

[自身の分もすももパイを皿に盛れば
一口頬張って、そして呟いた言葉はこの腐りよう。]*


メモを貼った。


― 黒薔薇の城 外壁 ―

[どこからともなく鉄錆の薔薇が香り、鋭い蔦がはみ出す城は
僕がここに落ちてきた時と変わりない。
とん、と土の地面を蹴れば 踵が小気味良い音を立て、
まさに「舞台上」と言うかの如く、撫でる死の匂いも
自分に”生きている”と錯覚させる。]

  いつも悪夢? そらぁ日頃の行いのせーじゃねえの。
  俺はこんな酷い悪夢は……5年ぶりだ。

[肩を竦める猫へ そう 漏らして。
地を蹴る足はたびたび足を止め、常に猫の指が示す方へ。
暫くすれば 聞き覚えのある声が僕の耳でも掴めるだろう。

兎も小さく鼻をひくり。
猫の声に こくりとひとつ 頷いた。]


[ ―――ざあ、  と生温い風が吹きゃあ
 薔薇ではない血の匂いが微かに揺れる。

 見覚えのありすぎる双剣の黒髪と
 自分とは違う、真白の耳を血で汚した『兎』
 随分と変わり果てた姿の――――アリス。

黒髪を揺らす隻腕は、あの日見た綺羅びやかさの欠片もなく
それに暫し 絶句する。]

  なんだ、あれ。 別人じゃねーの…。

[アンタがアリスをあーしたの?と猫へ問いつつも
耳を叩く彼の言葉は 変わらず彼そのもので
僕は 会えたのなら聞きたかった事が胸に詰まる。

「アンタの義ってのは何なんだ」

問えずに終わった言葉。]


  アルヤス!!!!!!!

[ 今更問おうという心算もない。
 僕の命が其処にあると
 そんな事を伝える心算も毛頭ない。

 けれど一度 名を呼ばずにはいられなくて

 白兎へ曲刀を向ける綺羅星を見る。


 呼びかけは宙へ消え
      真黒の月が吸い込んでいった。*]
 


メモを貼った。


  五年前に随分なことがあったよーで。

[相槌を打つ。
見上げた空は、紫の雲が垂れ込めて血生臭い瘴気を零し
ざわめく森が影絵のようにその紫を切り抜いて
一層、不気味だった。]

  勝手にあーなったの。

[まさか自分の殺気に呑まれただとか
そんな事は知らないから、
李の問いには適当に答えて

たどり着いた地、黒薔薇の城の外壁で。
見つけた二人の姿を、猫は赤い瞳の中に映し出した。]


[薄く血塗れた鋒をアリスへと向ける白兎。
表情は笑わぬまでも、
声の調子は勇ましく、笑みを孕んでいた。

ほんの少しの邂逅だったが、彼もまた、
この狂った舞台で悪魔に踊らされたのだろう。
それを思えば、白兎を見つめる目は真剣になる。]


[ ――号令に、視線をあげる ]

[鉄球に纏わる業炎が、
フランベルジュを手に急降下する女王の赤いドレスを、
風に靡く赤い髪を、
琥珀の瞳を照らし出して、

――それはまるで天駆ける星のよう。
ただ突き進む英雄のよう。]


[ふと、思い出したのは、
マフィアのボスとして、
ファミリーを率いるボスの不敵な笑顔。]

[   (  蓋をして、)]

   ……がんばれよ、 女王様、 白兎。

[隣でアルヤスに向けて叫ぶ李の声が聞こえる。
それに僅かに「うるせえ」といいたげな顔をしたが
何も、言わない儘。

ラルフは、木の幹に背凭れ、
その様子を――

  終幕に至るまでを、静かに見ていた。**]



 お前、一言余計だよ。

[お茶を飲みながら、目線だけをちら と李に寄越してやって。
悪びれず笑う彼を睥睨。
それでも不思議の国のアリスやハートの女王相手に言われるのと違って苛つきはしないのは、彼の人となりのせいか。

ポケットから、明らかに入りきらないであろう大きなホールパイを取り出したのを見れば、似たような現象を日頃から見慣れているために驚きもせず。気になったのは、何のパイかという点。]

 ほう…、気が利くじゃないか。

[声には喜色が混じり ]

 余所見して、さっきみたいに転ぶなよ?
 
[転倒の原因はチシャ猫だと分かっていながら、揶揄を含めて。
その実少しの心配も混ぜながら声をかけた。]



 楽しいデートになるといいなぁ?

[ヘクターに便乗して
連れ添って席を後にする彼らを見送る。]

 ……やっと、静かになったな。

[ヘクターに話し掛ければ、取り分けた分のパイを差し出され]

 ふふ、『苦しゅうないぞ』 ...なんてね。
 ありがとう、頂くよ。

[礼を言って受け取り、銀のアンティーク調のフォークを手に握る。
丁度飲み終えて空になったティーカップには、新たにストレートの紅茶が満たされていた。]


基本的に騒がしい≪フェスティバル≫である事が多い故、
静かなのは少し落ち着かんがな…。

[静かなのは好きか、遠巻きに聞く言葉≪キョウミ≫。
常に騒ぎだらけの世界≪チョウミリョウ=センソー≫に住まう
彼はそう言って苦い珈琲を嗜む。
普段ならば白≪マヨネーズ≫を入れたかもしれないが、
何だかそんな事をする気にはなれず。]

…まあ、仕事≪ミヤマモリ≫だらけでたまには休みも
良いものではあるかな。死んでるが。

[死ぬ事が休みとは皮肉過ぎる。
だけどこれから先、彼がもし目覚めた後
改めてくる真の死亡≪ゼツボウ≫は過労死≪ハタ・ラ=キスギーン≫
なのだろうと思うあたり困ったもの。]

…紅茶、美味いか?
乙の世界だとかなり調味料≪コンモリン≫入れるが


[看板の先、"観客席"を目指しつつ。
死後の世界とはこうも騒々しいものなのか、と肩を竦めて息を吐く。
嗚呼それにしても、三月兎の哀れな事。
珈琲が嫌いだと言うからには、きっと苦いだとか酸っぱいだとか、そんな感想を抱いているのだろうが――男に言わせれば、それは"美味い珈琲を飲んだ事がないからだ"。
自分とて、最初から得意だった訳ではないから。だから呆れると同時に、こんなに美味いものを飲まないなんて、勿体無いとも思う。]


 ……しかしこの馬鹿げた劇は、いつまで続くんだろうな。


[ぼやきつつ思い出すのは、死んだ時の痛みと"卵"の言葉
彼もまた割ると痛いとぼやいていたが、かと言って同情出来るかと言われれば否だ――絶対、此方側の方が痛かった。

それにしても、あの卵の忌々しい事。
簀巻きに出来るものならばとっくにしていたとも――認めたくはないが、したくても出来なかっただけだ。
しかし、言語体系が違うと思っていたあの卵だが、どうやら一応此方の言葉も話せるらしい
あれを聞いた時は思わずギョッとしてしまったけれど、今思い出せば何だか可笑しくもあるものだ。]


[…そう言えば、此方側の女王だけれど。
先程、赤の女王やら三月兎やらから語られた、もう一人の女王の話を聞くに、会えはしなかったが此方側にも女王は居たのだろう。]



 ……さて。
 ここが"観客席"かな。


[そうしてたどり着いたのは、森の先。
がらんとしたそこに居たのは二人の人物――一人は、顏を知っている。]


 ……君も此処に来て居たのか。
 招待状、ずっと待っていたんだがね……ヘルシング。


[あの時、不思議の国で交わした約束を思い返し。片手を上げてそう声を掛ければ、イカれた帽子屋はさて何と答えただろう。

そして、もう一人。
特等席とでも言えるようなそんな場所で劇を眺めている女性の声に、男は視線をそちらへと向けた。]


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