162 絶望と後悔と懺悔と
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―零瑠との対峙―
――「『家族』を守りたい。」
[左手で鞘ごと零瑠を引き寄せて、ぎりぎりとその均衡を保つ。
そして投げつけた問いに返される答えを聞き、眉根を寄せた。
思い出すのは、ホリーの言葉。
…「貴方がいくら拒んでも、大事な家族を殺すようにしてあげるわ。」と。
たしかに、そう言ったのだ。
笑いながら、それが愉悦であると示した。]
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…………。あ、――――アヤっ!!
[五年前に比べたら大きくなってて、しっかりした服を着るようになってて、 どこか、痛々しい姿の絢矢が、そこにいたんだ**]
(116) 2014/02/20(Thu) 02時頃
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[そういう奴らなのだ。純粋な吸血鬼というのは。
少なくとも自分が今まで出会ってきた彼らは皆、そういう思考の持ち主だった。
それは種の違いがもたらす感情、本能的なものなのか、
或いは、何処から来て何処へ行くともわからぬ、永い歳月を経て形作られるものなのか。
人間には伺い知ることのできない、深い闇。
…しかし彼らが残虐なのは、事実。
――そう考えているから、
この状況を楽しむ非情さ、残酷さを持つ始祖に味方する零瑠の願いは、どこか乖離して見えて。]
[続く願望により一層、顔を顰める。
それに低く呟くように返す言葉は、きっとジャニスらには聞こえない。]
…それは、脅しか。
鬼と人との新しい世…それが叶わないなら、解放しない。
つまりはそういうことだろ。
ここで始祖に味方して、どんな世界を思い描いてるか知らないが。
おまえの我儘一つのために。
それが叶わないがために、どれだけ多くの人の人生が、命が犠牲になるんだ。
今の言い分だと、まるでおまえの一声であいつらが解放されるみたいじゃねぇか。
それができる立場にあって、それをしないのであれば。
…おまえに、今の俺とジャニスの行動を非難される言われは、ない。
――本気で共存を願うなら、まずは自分の側から行動して誠意を示せ。
人に求めてばかりで、それがなきゃ動けないってなら。
おまえの望む世界は、永遠に実現しねぇと俺は思う。
…望みは。ただ冀うだけじゃ、ダメだろうが。
[それとも何か。
こんなにも冷徹で、他者を心の底から愛でることも知らぬように見える始祖を、
人と穏やかに過ごす生き物に変えることができるとでも言うのだろうか。
――5年間。人にとっては短くない日々も、吸血鬼にとってはきっと、一瞬のこと。
たったそれだけの時間で、一体零瑠はあの吸血鬼の何を知ったというのだろう。
何が、そこまでしてあれを護らせるのか。
奴と共存をなどと口にするまでになるのか。]
|
[生きてまた会えた。
相容れぬ敵としてではない、 ホリーの呪縛から解放されて 自由意志を取り戻した彼女と──。]
リ──────
[けれど──。
戦況を分析するのに慣れた眼は──
二度目の名を呼ぶよりも 幼いままの細い躰を抱き締めるよりも
──敵の襲撃を警戒し、 素早く周囲へ視線を配るのが先だった。]
(117) 2014/02/20(Thu) 02時頃
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[ただ望むだけなら、何ら変わりはしない。
そこへ、罪人と交換を、と提案されて、内心で首を振り、落胆する。
始祖が目覚めてからというもの、若い子女の襲撃が多発するようになった。
狩にやってくる吸血鬼の言を聞いた者によれば、それは始祖に捧げる贄になるとのこと。
…吸血鬼にだって餌の嗜好はあろう。
処分に困ったモノ、腐った肉を与え、それを対等な『共存』であるとする。
――人間であっても、耐え難いこと。
そんなことをあれが認めるだろうか?]
[――わかっていない。自分の望みを口にするだけ。
ただ、願っている。大事なものが壊されないことだけを。
実現の手段の、なんと非現実的なことか。
そして罪人とて一人の人間。彼らの命をなんだと思っているのか。
始祖のことを想い、その生を願い、そのためになら他の犠牲も厭わない。
…先程、明之進は離れている間に変わったと思ったけれども。
一番変わってしまったのは、零瑠なのかもしれない、と。]
…よく、わかった。
おまえは、あいつの傍に居たい。何を犠牲にしてでも。
だがそれは、俺の望みとは相容れない。
だから、
[続く言の刃は、零瑠が引き継いで。
――道は別たれた。
何を胸の内に秘めているのか、その経緯も過去も、互いに知らぬまま。
…後はただ、刃を向けるのみ。]
[鞘が手放される刹那、瞬くように浮かぶ儚げな笑み。
首を狙う膝は、本来なら怪我をした左腕の防御が遅れて当たるところだったが。
落ちかけた学帽を押さえる一瞬が、かろうじて安吾にも反撃の隙を与えた。
――こいつ。まだこんなもん、後生大事に抱えてんのかよ。
…過去の自分に、救われたか。
零瑠の手にした帽子を見て、思わず苦笑が漏れる。
道を違えることになってもそれを手放す気のない彼――それを喜びとした、自分に。]
[勢いのついた膝蹴りは、首の代わりに左腕を強打して、]
……っ
[鋭い、神経への痛み。
戦闘中、痛みを忘れることは多々あれど、限界というものは存在する。
だから、次の零瑠の動きにも一瞬反応が遅れて、懐に飛び込むのを赦してしまう。
――勢いよく駆けてきては、よく飛びついてきた。
低い位置からのその姿勢は、何故かあの日々に重なって。]
…あぁ。俺も、会いたかったよ。
――『家族』、だからな。
[あの頃、零瑠を抱き上げたのと同じように、腕を広げて。
しかし同時に、足元の、先程捨てた左の苗刀を蹴り上げる
あの日を思わせる零瑠を、思いっきり抱きしめたい。
だが、この願いは、叶えてやれそうもない。
伸ばされた彼の右腕を、苗刀が無情にも斬り裂いてゆく。]
[零瑠との間にできた、僅かな空白の時間。
――音が、止んだ。
視線だけで振り向いた先、ジャニスに迫る金色の影を見れば
咄嗟に右の苗刀を投げつける。
狙いも何もないそれは、ただの足掻き。
故に当たることはないだろう。
…上手く動かぬこの身。
今は、ジャニスだけが”希望”だから。
希望を繋ぐこと。彼女を生かすこと。
それが今の、自分の役目だから――]
|
[始祖から与えられた命は1つだけ。
穢れ知らぬ白を纏った守護部隊を殺す事。
呪詛とさえ言える始祖の紅の命に力の弱い鬼達は 彼らに襲いかかるだろう。
例え呪縛から解放された吸血鬼達がそこにいても。 始祖の眷属の鬼がいたとしても。
最上位にいる始祖の命は絶対で、 始祖やホリーの眷属達の力が上だと知ったとしても 理性を無くした亡者の様に隊員達に飛び掛かるだろう]
(118) 2014/02/20(Thu) 02時頃
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[零瑠から視線を外し、武器を投げたのは一瞬のこと。
されど始祖の血を受けた吸血鬼には十分すぎる時間。
再び蹴上げた左の苗刀を慌てて右の手に納めるも、
――間に合わない。
そのまま懐に入られれば、刀は零瑠の肩口に埋まって動きを止め、]
………。
[刹那。何故か浮かぶのは、笑みだった。
左胸に突き刺さる終焉の音を、静かに聴く。
目の前は零瑠の左肩に塞がれて、ただ、
――嗚呼、大きくなったな、と。
それでも今一度、
あの日の彼にしたように、ぎゅっと抱き留めてやろう。]
[…しかし伸ばした左腕が零瑠の身体に回されることはなく。
力いっぱい引き抜かれた刃。
想いを絶たれた白装束に、慟哭の如く緋色が散る。
結局。何一つ、叶えることはできなかった。
自分の中に、明確な答えも見出せぬまま。
…去来する想いは何であろう。
――絶望?後悔?…それとも懺悔?]
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勿論。
[短い言葉で肯定する>>114。
どうしてそんなに何度も確認するのだろう。 不安なんだろうか。
そう思うからこそ、安心させる為に笑みは浮かべたまま。]
それとも……。
お前も、僕から家族を、お前を奪うのか?
[一緒にいられないという答えは、自分から家族を奪うということ。 解いた人参色の髪が、風に揺れる。]
(119) 2014/02/20(Thu) 02時頃
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[そうだ。奪われる前に。誰かに奪われる前に。 奪われないようにすれば良い。
円の冷たくなった手を握る。 なんだ。傍にいるじゃないか。 これからも一緒にいられるじゃないか。
こんな簡単なこと、何で気付かなかったんだろう。 取り戻したら、二度と奪われないようにすれば良いんだ。
奪われる前に。]
(120) 2014/02/20(Thu) 02時頃
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[……あぁ、だとしても。
最期に浮かべるのは、笑みでありたい。]
[零瑠に向かって、紡ぎかけた言葉は音にならず。
抱きしめようと上げていた腕は、僅かに彼の頭を掠め、
…揺らり融けゆく意識の逝く先は、
空の宵闇か、黄泉の昏冥か――]**
|
[今のジャニスの迅さと力の強さは己が身を持って知っている。 砕いた筈の脚で駆け、追い付く実力は精神の強さもあるだろう]
お前が隊員で無ければ良い眷属になっただろうな。
[あの安吾と言う男と共に。 薄い笑みと共に零瑠と戦うジャニスの隙を狙うが、 命受けた鬼達の猛攻を潜り抜けた者達が姿を見せるなら そちらへ意識を向けるだろう**]
(121) 2014/02/20(Thu) 02時頃
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でも、お前はそんなことしないよね。
[なんてことのないように、明るく告げる。 昔、思いついた遊びを一緒にしようと言った時と同じような口調。
円は人間でいる楔とジャニスへ言っていた>>4:151。 それは自分も同じだったのかもしれない。
ポケットに入れた瓶。直ぐに出せるように、服の上から確認する。]
(122) 2014/02/20(Thu) 02時頃
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[骨に罅かあるいは砕けたか嫌な感触が伝わってくるが 相手は知っている子供では無い、一匹の吸血鬼だ。 安吾とは違いなんの感慨も湧くことはなく、 冷淡に見上げる視線はどこか始祖にも似て。
>>112小太刀が上になる手を切り裂いても 命以上に重い相棒は手放すことは、無い]
(123) 2014/02/20(Thu) 02時頃
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逃げる? リッキィを置いて逃げるわけない。
[ただ、本当に敵が来るなら円は此処に置いていけない。 円の身体を背負えば、聞こえてきた絢矢の声>>113。]
絢矢。お前、怪我は大丈夫か? 戻るの遅くなって悪い。
……明之進は?
[その姿が見えないと、周囲を確認した。**]
(124) 2014/02/20(Thu) 02時半頃
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うん。
["待ってる"と言う、家族の声に。]
――うん。
[ふたつ、頷いた。 刃を染める血を振り払って落とし]
(125) 2014/02/20(Thu) 02時半頃
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[踵を返して後を追う後ろに、 残された道には点々と鬼の屍が川をなしている]
(126) 2014/02/20(Thu) 02時半頃
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[絢矢は気付く。]
円?
[キャロライナの背に負われた白の──
否、 赤に染まった特攻服の少女に。 その足元に広がる血溜りに。]
それより──キャロ、円は生きてる?
[>>124怪我の説明も 明之進が一緒でない理由も後回しで 二人と二つを前に、 絢矢は最も大事なことを尋ねた。]
(127) 2014/02/20(Thu) 02時半頃
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リッキィ、絢矢!
[明之進が追い着いたのは、少し遅れての事。 それは恐らく、敵襲を警戒した絢矢達によって、 いくらかの吸血鬼が倒された後の事だろう。
キャロライナの姿も見えて一瞬の安堵を示す。 だが、どこかに避難するつもりらしい彼の背中に、 衣服を真っ赤に染め、動かない小柄な姿が見えて]
まさか――、円!?
[もう息がない。その事実がまざまざと突き付けられて、 またひとつ欠け落ちた希望に、立ち尽くす**]
(128) 2014/02/20(Thu) 02時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/20(Thu) 03時頃
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>>103>>111
[マユミから聞く零留のことは、 それがもし事実であるならば、ひどく哀しいことのように思えた。 周は供物とされたという。そして零留自身は、あのきんいろに愛されたいという]
――……周……。
[友達の名前をつぶやく。 周が眷属に成り代わる時も、見ていることしかできなかった。 きっと逆だったら。周は飛び出しただろう。 そう思えば、やはり周は、生きて帰るべき人間だった。 彼に比べて、自分は本当に、狡い。]
零留……。 もう、かわっちまったんだべな。
[そのことを再度叩きつけられるのは、きっと安吾の死を知る時]
(129) 2014/02/20(Thu) 09時半頃
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