197 獣ノ國
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あら、嫉妬してくれるの?嬉しいわ。 ……でも、残念だけど、そんな機会は無さそう。
[頬に触れる唇の擽ったさに、思わず口元を緩ませ。彼の見せてくれた独占欲には、こそりと歓喜に震える。 他の何ものでもない、自分の愛する人に縛り付けられるという事実は、ジャニスを酷く満たしてくれた]
――アナタが安心出来るのなら、何をされたって良いのに。 どうせもう、この体はアナタのものなんだから。
[脚を折られたって、腕をもがれたって。舌を抜かれても、目を潰されても。決して彼を恨みなどしないのに。 ……そうして欲しい、とまでは、流石に思えないけれど。だって、それじゃあ彼に触れられないし、彼を見詰める事も出来ないのだから]
(114) 製菓 2014/10/13(Mon) 11時半頃
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……そんなにお腹が減っているなら、遠慮しなくても良いのに。
[また一つ開かれるコート>>107に、緩く視線を落としながら。けれど彼がジャニスの鎖骨の辺りを食んだのなら、反らした喉を小さく鳴らす。続いて寄せられた唇には、また体を震わせた。
そうして、彼が胸元にてのひらを置いたのなら、きっと。隠し切れない程に高鳴った鼓動が、バレてしまった事だろう。 どうにかこうにか表情までは繕えても、"自分の気持ち"まで、偽れるわけがない]
……ルーク、そんなにアタシがたべたいの?
[胸に置かれた手に手を重ねて、挑発めいて言葉を落とす。細めた目と、釣り上げた唇とには、確かに笑みを乗せて、小さく首を傾げてみせた]
ねえ、なら……今度はアナタがおねだりする番じゃなくって?
[彼の体の下、ぷちりとコートの釦を外す。そうして重ねた手を絡ませれば、薄いシャツをたくし上げて、熱を孕む肌へと直に触れされただろう。 ――彼が抵抗したのなら、それは叶わなかったろうけども]
(115) 製菓 2014/10/13(Mon) 11時半頃
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― 自宅前 ―
[向こうから聞こえた声に歓喜したのも束の間、引いて居た荷物はそのまま地面と擦れさせながら、学生は誰かに印された標など無いままに道を辿りました。雑踏、笑声、苦言混ざり合う商店街を超え、通う大学の前を通り。漸く新たな居場所となるマンションの一室を見付けたのなら、管理人に声を掛け、鍵を差し込んだことでしょう。
家内はまるで殺風景。然しここに来る前に居たあの部屋の景色とは大きく違うことは、酷く穏やかで――あんなマイナスの念の漂う部屋ではないということ。学生は荷物を適当な場所に置き、部屋を散策し始めました。真新しいキッチンは最新のものを備え。併設されたリビングは一人では広い程に。仕切られた襖を開いた先は和室。また戻って廊下を出れば、空いた広い部屋がふたつ。洗面所やらが繋がってひとつ。 始めてのその感覚に、新しい道を開けたその高揚をままに玄関先に造られた等身大の鏡の前で、軽足を添えてくるりと回れば、――耳を敲いたノック音。 脳裏に思い起こされたのは、自分と同じく住処を出ることとしたらしい彼の言葉>>90。告げられた時はただ一拍間を開け、茫然に似た声で頷き返してしまったけれど。]
(116) grampus2 2014/10/13(Mon) 13時半頃
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―――シメオンくん。
[開いたその先に、彼の姿を見付けたなら。学生は先の動きの為に乱れた髪を正して、彼に微笑むのでした。彼方を出た時と同じ風が、頬を撫ぜます。 真直ぐに見詰めてくる暗灰色を見詰め返せば、その内に腕を取られ。ひとつ、距離を縮めて来た彼に目弾きをすれば。――その後に紡がれた”欲”には、先の通話のようにまるで言葉を失ったような素振りを見せるでもなく――ただ胸の底からせり上がる、述懐出来ない温かみの衝動を、彼を片手に抱き締めることで押さえ付けようと。…出来なければ、揺らいだ手はそのままに瞼を伏せ笑むことだって。]
……待ってるよ、この先も、君を。
――この場所で。
[遠回しな返し言葉だと、彼に呆れられることはあるでしょうか。学生は少しの後に身体を離すと、彼の荷物を空いた手に取り中へと誘いました。 『まだ何もない部屋だけど、』 巫山戯半分に紡いだ言葉には、その事さえ愉しいと思っているような音色を滲ませ。その金髪が揺らぎ、踵が内へと入ったのなら。――彼の背後に在る扉は外界の景色を遮断して、――そうして学生は、彼の額に口付けたことでしょう。]
(117) grampus2 2014/10/13(Mon) 13時半頃
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…――新な道に、…一歩に、祝福を。
[視界の隅にて動く自身の黒髪には見向きもしないで、ただ彼を視界に絡め。また距離を置くことが出来たのなら、彼に背を向け――弛む頬を隠す為に背を向けて、口を開くのです。渦巻く感情を何とかして落ち着かせようとする為に。晩ご飯、何しようか。…なんて、ありきたりな台詞を吐く為に。**]
(118) grampus2 2014/10/13(Mon) 13時半頃
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[直接的な快楽と共に視覚と聴覚が捉える現実。>>112 扇情的な光景に目が眩む錯覚を抱きながら、 腰が重く為る感覚に、酔いそうになる。
シャワーなんて浴びて来る時間は無かった。 夏の気候では無いにせよ、昨晩清めたきりの場所を 丹念に舐ぶる舌に、一種の背徳感すら沸き上がる]
――…ん 、ふ…――ゥ 、 [張った雄、浮き筋に這う軟体の感触は心地良く。 滴る体液を啜る唇の動きに、また腰が浮いた。]
スージー……、君も。
[艶めいた顏で己の欲望を受け入れる様に、 じわりと浮いた額の汗を手甲で拭ってから。 靴を片方脱ぎ、靴下に包まれた脚を持ち上げる。]
(119) motimoti 2014/10/13(Mon) 17時半頃
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[スザンナの大腿の上へ爪先を乗せ、 ワンピースの裾に足先を潜らせては、 ショーツの中心を辿るようにして。]
っふ……ン゛……――スージー、っ…は
[先程の尾への愛撫のせいか口淫で興奮しているのか。 下着の奥で硬く燻った陰核を足指で擦り上げ。 摩擦は緩く、焦らすような逸れ。
沸き上がる衝動を抑え切れず頭部を掴む。 少し強引に揺らし、喉奥に腫れた棹をなすり付けるようにし]
君の主人の味だ、――は、…ちゃんと覺えるんだぞ
[喉壁を嬲りながら、愉悦に頬を緩ませ。 ぞくりと沸き上がる征服欲は、留まる所を知らない**]
(120) motimoti 2014/10/13(Mon) 17時半頃
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抜荷 錠は、メモを貼った。
motimoti 2014/10/13(Mon) 17時半頃
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[ 家を出る、と告げた時の電話越しの拍を思い返しながら。 身の回りを纏めた鞄を下げては、中心部へと足を進めた。新居もまだ求めてなければ、最低限しか詰めていないそれは、ただ一度硝子箱から出る為に。 ……けれど、一つ早く足を進めた相手の、零す最後を耳に聞けば。――欲深に全てを欲しがる“意図”を堪え切れずに。
――…… そうして求めたそこへ辿り着き。扉が開けば、新しい部屋の匂いが僅かに香った。向き合った視線が微かに色を変え、笑むのを見れば口角を上げる。習いめいた斜に、しかし慣れないそれを浮かべながら。
――やがて告げた欲に片手を回されれば>>117、こちらも腕から腰元へと緩く腕を回す。互いに引きつける様に距離を縮めつつ。確かに腕のうちにある相手の身体に、暗灰色を小さく細めた。]
……先輩、
[ 静かに落ちた声に、抱き寄せる力を一層強めては、咽喉奥に詰まる感情にただ息を吐く。]
(121) omusouu 2014/10/13(Mon) 17時半頃
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――この先、迷っても。…必ず、先輩の所に帰るよ。
[ ただ忘れる為だけに迷う事は、もう無いだろうとは思いながら。 取られた手に従って真新しい部屋に、軽く頷きつつ身体を進める。掛けられた愉しげな声色に、“これから好きな物を、”とこちらもふざけ、愉しむように返しては。 そういえば先輩は何の花が、と以前を反芻してはその顔を覗き込もうと。]
――…、…
[ 閉じた外界に。それでも踏み出した一歩への祝福を黙ったままに受け取った。 交わされる視線に静かに顔を寄せれば、その頬に口付けを掠らせる。また同じ様に額に触れては、一度身体を離して。]
(122) omusouu 2014/10/13(Mon) 17時半頃
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[ 相手が背を向け続けた言葉には、一間置いて心中に落ちる感覚に、取ったままの腕をもう一度引き寄せた。 傾くだろう身体へと向かうように足を進め、その顔をこちらへと向けさせる。
それが叶ったなら、振り向いた相手には緩く口付け、ようやく届いたその目に暗灰色を絡めては。]
先輩が作るなら、なんでも。
――幸せにする、先輩。*
(123) omusouu 2014/10/13(Mon) 17時半頃
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[絡められた手の導かれる先、チラリと覗く白い肌>>115。男の手の温度が低いのか、はたまた彼の肌の温度が高いのか。それは定かでは無いが、触れた場所からジワリと広がる熱に、小さな眩暈を覚える。
手のひらには未だ残る、彼の鼓動の音。 男の手を自らの肌へと触れさせながら、煽るように笑ってみせる彼の視線には何とも情欲をそそられる。
――嗚呼、これは。 やはりどうにも…味見だけでは、済みそうに無い。]
……く、俺に"お強請り"をしろ、と? 獲物に"食べさせて下さい"と強請る蜘蛛が何処にいる。
[挑発の言葉に、男は愉悦に顔を歪ませる。クツクツと肩を揺らし、肌へと触れる手でもう少しだけ、シャツをたくし上げながら。
先程歯を立てた際に小さく鳴った喉を強請るように、もう一度軽く歯を立てて。そうしてごろりと動く喉仏を、揶揄るように舌で軽く押し込んでやる。]
(124) ねこんこん 2014/10/13(Mon) 18時頃
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――……まぁ、他ならない君の願いだ。 少しくらいなら…聞かせて貰うのも、悪くは無いか。
[喉を一度、小さな音を立てて吸ったのなら。顔を上げて、此方も少々挑発の色を込めた言葉を寄越す。 唇と、そこから覗く舌とでもって、彼の首を下から上へと這い登り。耳へと到達したのなら、その耳へと密着するように口を付け、反対側の耳は髪に触れていた手で塞ごうとしただろう――彼の耳に、男の声だけが聞こえるように。]
……なぁ、ヨハン。 遠慮しなくていいのなら、一口や二口くらいは齧らせてくれてもいいだろう。
[囁く声には、熱を込めて。ずくりと疼く胸のままに、時折喉を鳴らしながら。 一言囁くごとに、悪戯に触れた耳へと舌を伸ばし、暫しの間その甘美な味を堪能する。]
喰われた時、お前はどんな鳴き声を上げるんだろうな。 翅を震わせて、俺を見てくれるのかと思うと…つい、手が出そうになるんだが。
[吐いた言葉に倣うように、カリ、と軽く耳を噛み。彼の指に絡めた糸を一度解き、ゆっくりと触れる手を動かし。中程までたくし上げられたシャツの中へと更に手を差し込んだのなら、短く切られた爪の先で、一度だけその先端を弾いてみはしただろう。]
(125) ねこんこん 2014/10/13(Mon) 18時頃
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…あぁ、そうだ。 身体だけでなく、心もだろう? 俺はこう見えて欲もそこそこに深くてね…身体だけで満足出来るのなら、態々君を此処に呼んだりはしない。
……安心させてくれると言うのなら、もっと俺を呼んでくれ。
[掠れた声には、更に熱が篭り。その肌へと触れる度、舌で味わう度に微かに上がっていく息を止めようともせずに。 ちぅ、と小さく音を立てて耳を吸ってやったのなら、塞がれた耳の中ではその音は響きはしただろうか。]
"君を食べさせてくれ"。
さっきから、中途半端な味見のせいで腹が鳴って――疼いて、仕方が無い。
[そうして、漸く強請る言葉を口にする。その間、彼の抵抗があったのならば、すこしばかり不満そうに彼を見つめるくらいはしただろうけれど。]
――……"お強請り"はまだ、足りないかな?
["食べさせてくれ"と強請る蜘蛛など、それはそれは滑稽なものかもしれないけれど。 だけれどそれで、また彼のその翅が震える様を見ることが出来るのなら――それもまた、至極美味な肴になるだろうから。]
(126) ねこんこん 2014/10/13(Mon) 18時頃
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[たくし上げられるシャツ>>124を、細めた目で見ながら。喉元に這わされる唇には、舌には。びくりと体を強張らせながら、細く熱い息を吐く。 挑発めいた言葉に返事をする事も出来ず、ただ這い上がる舌の感触だけを追っている。 ……すぐに、耳に密着した口に意識が持っていかれてしまったけれど]
……そんなんじゃ、まだ、
[足りない、と。それ以上の言葉を求めてみせる。……一口や二口なんて、そんな事は言わずに。頭から爪先まで、全て食んで欲しい、なんて。口にはしなかったけれど。
ただ口にしなかっただけではなく、耳元を蠢くその舌に翻弄されていただなんて、尚言えた事ではない。――ああ、なんて情けない事だろうか。この自分が、ただ流されるだけだなんて]
や……っ、ン、
[揶揄う様に弾く指先に、思わず甘い声が零れ落ちる。荒んだ吐息はどんどんと余裕が剥がれ、それを隠す様に爪を噛んだ。 プライドも何もかも捨てて喘いでしまうには、まだまだ理性が取り払われてはいない。演技でなら、幾らでも喘いでやるのだけれど。彼の前でそれをするのは嫌だったし、それ以上にどうしようもない羞恥に襲われてしまって]
(127) 製菓 2014/10/13(Mon) 20時半頃
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るー、く。 ルーク、すきよ。アナタが……アナタだけが、すき……っ、
[這わされる舌に、微かに残る理性は容易く引き剥がされていく。 どうにか彼の求める言葉を落としながらも、その思考は施される愛撫に揺らがされてしまう。"すき"と、その言葉と共に彼の名前を虚ろに呟きながら、耐える様に眉を寄せる]
あ……、
[響く声には体を震わせ、感じいる様に吐息を洩らした。 与えられた言葉を、拒む事なんて出来る筈がない。だってジャニスもずっと前から、こうなる事を望んでいたのだから。 ……ぞわりと背筋に広がる熱だって、もう無視することなんて出来ない]
(128) 製菓 2014/10/13(Mon) 20時半頃
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[薄い赤の走る指で、河原の砂を摘まむ。 サラサラ サラサラ
水晶のように透き通った砂は 一つ一つ煌きながら風に散っていった。]
ずっと―――このまま
[ぽつり、心に火が灯るのを感じた。
本で読んだ銀河鉄道ならば どこまでも行ける切符を持ったジョバンニは 現実世界の草原で目が覚めた。
それが何よりも怖かった。 南十字で天に昇るよりも。
もし目が覚めたなら、もし全てが夢だったなら。 そう、考えずにはいられなかった。]
(129) kuromi 2014/10/13(Mon) 20時半頃
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――たべ、て。 アナタの気が、済むまで……。
[彼の顔を手繰って、瞼に一つ口付ける。そうしてまた、唇を重ね合わせて。ぷちりとスーツの釦を外してみせた。 背には片手を回したまま、首筋に顔を埋めながら。反対の手では、上から順にシャツの釦を外していく。 鎖骨の窪みをねぶり、そうして時折そこに赤を散らしながら、そっと彼を見上げてみせた]
……きっと、アナタの期待に応えてみせるから。
[彼が望むのであれば、どんな事だってしよう。 ……それが終わった後に、一言で良いから、彼が褒めてくれるのであれば。痛くたって、屈辱的であったって。そんなのどうって事はない。
ゆるりと頬を撫で上げ、再びそこに唇を落とす。そうして言葉を、行為を求めてみせたのなら、彼はそれに応えてくれただろうか]
(130) 製菓 2014/10/13(Mon) 20時半頃
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――――ペラリ――――
[また、頁の捲れる音が聞こえた。
それは、とても近くで。 まるで自分の手元に本があるかのように
そして、あることを思いつき 河原の芒を手に取った。
カリカリ カリカリ
水晶の砂に文字を刻む。]
(131) kuromi 2014/10/13(Mon) 21時頃
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――たとえ飛べなくても
止まる枝は自分の脚で――
(132) kuromi 2014/10/13(Mon) 21時頃
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[たったそれだけ、短い文を書き終えると 芒を地面に河に浮かべる。
緩やかな水に乗り、芒が流れて行くのを しばらく見送っていたが。
やがて完全に視界から消えたことを確認すると 列車へと戻って行った。
まだ旅は続く*]
(133) kuromi 2014/10/13(Mon) 21時頃
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――回想>>4:34-36:本屋前 後路地――
[ こわい、と言われたとき。 獣人の彼が、友達だと一度声を交わした彼が。 己をこわいと言うのが―― 酷く、嬉しかった記憶がある。
度胸が無い、と告げたのは事実だった。 硝子箱のなかで終わりを待ち、桑葉を食みながら、それに気付かない振りをし続けていても。
ほんの揶揄いじみた気持ちで、それでも“友人”の手が差し伸べられるのも。 大した目的でもないそこへ出向くのも、確かにその感触は残っていたのであれば。 漏らした一文はただ密やかなものだった。
……例えば、初めての友人へ手向けるように。]
(134) omusouu 2014/10/13(Mon) 21時半頃
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[ ――度胸がない。硬く両顳かみの奥から生えるそれが。その足先にあるかもしれない蹄が怖かったわけじゃない。 差し伸べられる手に、無垢に向けられ続ける己への友情に、唐突に恐怖を覚えた。何も知らない仕草をしてみせた彼が妬ましかった。 ――だから。駄駄を捏ねる子供のまま。
最低な行為を。身勝手に、彼の気持ちを裏切ろうとした。 その手を止めたのは>>3:315 彼の声へ子供染みた期待を、苛立ちを自覚したからで。
“友達”でも、“友人”でも。どちらでも良かったんだ、と。 獣でも人でも。だからまた、嘘を吐いた。
“言っておくけど、”]
恐がり、は。
[ ――ただ自分へだよ、オズ。 誰にも届かない場所でまた、掠れた声で呟く。擡げた首で。 最後に見えた、自分と鏡映しのような薄笑いを思い浮かべながら。]
(135) omusouu 2014/10/13(Mon) 21時半頃
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[苦笑いを浮かべた。 ついさっき否定したばかりのことを、思わせ振りな言葉>>92>>93で希望を持たせようとしているように思えたから。 回された手が動いた事は分かったけれど、相手の唇が切れているとは思わない。
手が離れた後も顔を合わせられなかった。 手放された銀>>94にポケット越しに触れる。]
…………ヤニク…生憎と、記憶力は悪い方ではないの。
覚えているわ。きっと。一生。
[そうして、爪先を家に向けようと––––––……]
(136) tyu-gakusei 2014/10/13(Mon) 22時半頃
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[掴まれた腕に瞠目した。 振り返った時の私の顔は、もしかしたらとても間抜けだったかもしれない。
まろび出た言葉の意味>>95>>96を理解すれば、眉尻を下げて笑った。
「そうね、貴方の言う通り」]
でも貴方は迷子じゃなくなるのよ。 こらから友達と追いかけっこをするのなら、目的地なんて何処にもありはしない。迷いようが無いじゃない。 ……それでも迷子になった時は、その人に見つけて貰えるのね。
[人が大切にしている時計を、いとも簡単に捨ててしまえ>>97>>98>>99と言う。
我儘。エゴイスティック。一方的。 それでいい。物語の主役はそうでなければ。]
(137) tyu-gakusei 2014/10/13(Mon) 22時半頃
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検問を潜る?普通に手続きをすれば……そうだったわね。貴方じゃ、無理かも。
[相手の耳を一瞥して、顎を引いた。]
––––––…私の次の役割は
お手伝い クラリッサ
それでいいのよね?
[張り付けた笑みは嘘を吐いている訳ではなく、最初で最後の「新しい役割」を果たそうとしているだけ。
そして私は提案してみるのだ。 《國を出る時に、私のバイクを盗めばいい》と。
それを受け入れるか。 それによって彼が國から出られるのかは彼次第。*]
(138) tyu-gakusei 2014/10/13(Mon) 22時半頃
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― 数年後の話 ―
[数年経てしまえば獣人の話も隠匿性を薄れさせた。 出國の為には研究塔への協力申請を約束せねばならない。
実験材料のようにあの子が扱われるなんて、 なんとも気が進まないと思いを馳せつつ、 家を離れる前にと、閉ざした侭であった父の私室を ひとり靜かに整理していた。]
[鍵付きの日記を見つけてしまったのは、そんな時。 古い日記に綴られた文面に、瞳を丸めさせた。
母親は知らない。 ――、一体どういう人物なのかと踊る字体に目を凝らす]
(139) motimoti 2014/10/13(Mon) 23時頃
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[____年_月_日
__は、神社から遣ってきたという。 しかし、この町には神社などない。
――町を往き、ここだと指差されたのは、唯の野原。 ぼうぼう、と風の音だけが聞こえるだけで、 私には__の云う声など耳に入らない。
戻るにも勘当された身では戻る場所がないという。 私は彼女を匿い始めた。]
(140) motimoti 2014/10/13(Mon) 23時頃
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[____年_月_日 ただの庇護欲が形を変え、姿を堕し、 愛おしむように為るまでそう時間も掛からず。
今や私にとって、大事な存在だ。 何よりも、何にも変えがたく。手放せぬ存在だ。]
(141) motimoti 2014/10/13(Mon) 23時頃
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[____年_月_日 ―――月の綺麗な晩、彼女は消えていた。 迎えが来たのだと、家番に言い殘し、消えてしまった。
生まれたばかり赤子も、共に消えてしまった。
神社から現れた獣の娘は、 神の子だったのかも知れない。]
(142) motimoti 2014/10/13(Mon) 23時頃
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[____年_月_日 出会いから十余年経て、姉と名乗る人物が訪れた。 「返さなければならないものがありますから。」 「どうぞ取りにいらしてください」
それは何処で、一体何をと問い質すより早く、 女は立ち去ってしまった。
思い当たる節は、あの空き地しかない。 私は記臆を頼りに、その野原へと向かった。
置き去られた子供がひとり。 何故か紅葉の葉を握り締めながら、途方に暮れていたのだ
嗚呼、それが死んだ彼女の置き土産だとすれば、 私は無条件に、―――… 彼を匿わねばならない*]
(143) motimoti 2014/10/13(Mon) 23時頃
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