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…ん。そうなのなら、勝手に嫌われただなんて決めつけちゃ駄目だよ。
[柔らい声でシメオンに告げる。]
そのひとから貰った大切なもの。
それが何なのか私には解らないけれど、でも、それって、本当は"もの"なんかじゃないんでしょう?
[それはシメオンの様子を見れば解ることで。]
だったら、逃げちゃ駄目。
「また」だなんて、思うくらいなら、そのひとにきちんと話したほうがいいと思うな。
![]() | 【人】 捜査官 ジェフは……肉球が家出するわけないだろう。 (91) 2012/08/15(Wed) 00時半頃 |
…………ふ、ぐっ ……〜〜ッ
[
胸元を叩くも無駄だったので、コーラを含んで流し入れる。]
――ッは、……どうしたの、いきなり。
[軽く涙目で聞き返してしまう。
心当たりがありすぎて、見るからに『何か知っています』な反応になったか。]
……明も、気づいてたの?
そうだね、うん、やっぱりそう思うよね。
もうすぐなくなっちゃうから、誰かが起こした奇跡なのかな。
[奇跡かどうかなんて体験した身でなければ判断しようがない。
バレれば避けられるような気がして、バレている気がして、口をついて出たそれは少し不自然だったかもしれない。]
シメオンのいう大事なひとがラルフだとは知らない。
![]() | 【人】 捜査官 ジェフ[徐々に近付く、水の音。 (92) 2012/08/15(Wed) 00時半頃 |
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[けれど続く話に
彼の過去には、そんな人ならざる者との出来事も含まれていて、今も思い当たる事があるという。
それでも信じたいと思ってくれていた。
元々人間だけれど、自分も人ではない者の仲間入りした気分。]
――現実的じゃないものも、本当はいるんだよ。
同じ世界の違う空間にさ。ただ普通は干渉できないだけで。
だから、有り得ないし信じられないって思っても、
どこかで少しでもいい、存在だけは信じてあげられたらさ。
きっと喜ぶんじゃないかな。神様も、妖怪も、幽霊も。
[他人事ではないといった具合に微笑んで、真面目に返した。]
[
あきらかに挙動不審なオスカーに、自分の思い込みや、錯覚ではなかったのだと、どこか安堵もしていた。]
気づいていた、っていうか…。
奇跡か…。
だったら、…もしかしたら、僕たちはその奇跡がなければ自分たちの幸福や、目に見えない有り難さにずっと気づかなかったかもしれないね。
[オスカーをちらりと見て、そっと人差し指を唇にあてる。
内緒話、の合図はそれで伝わっただろう。]
昔、の話で、…これは僕じゃない誰かの話だよ。
ラルフさんも、そう思うでしょう?
[シメオンを探して来たらしいラルフを見上げて、純粋に同意を求めてみたり。]
[柔らかい声
黙ったまま、彼女の話を聞いて]
……
[自分から見れば孫どころではないぐらいに年齢が離れている
そんなことを、何度も思ったのに
こうして人の子に論され、教えられている自分がいる]
……そうじゃな
全て、お前の言う通りだと思う。
[涙が残る顔で微笑を彼女に向ける]
わたしも、向き合うべきなんじゃな……
もしかしたら、分かっていたのに逃げていたのかもしれん。
その子は、ずっと姿の変わらない友達と遊んでいたり、迷子になった時にどこかの神様が助けてくれたりしてたんだ。
その時は当たり前すぎて疑問にも思わなかったけれど、やがて生まれ故郷を離れ、違う場所でずっと暮らして……。
ある時、用があって舞い戻った故郷でやっぱり姿の変わらない昔馴染みや、昔助けてくれた神様が人の姿をしているのに再会したんだ。
常識的な脳みそはそんな馬鹿なことがあるはずない、って否定する。
でもね…覚えてるんだ。
楽しかったことや、嬉しかったことにこの人たちが関わっていた、ってことを。
[その誰か、が自分であることなどばれてもおかしくない話だ。
けれど、不思議とオスカーには言っても良い気がした。]
否定すべきだって思ってもね。駄目なんだよね。
思い出が楽しくて幸せで、ずーっと信じていたいんだ。
この娘は聡い子じゃな……ラルフ
[もう一度ラルフを見た時には表情に戸惑いは無く、真っ直ぐに彼を見つめた**]
[
そっか…。
そうだね。
…ありがとう。
[少し肩が軽くなったような気がした。]
ああ、そうだ。
今日の夕ご飯のリクエストはある?
婦人会の手伝いに来てくれ、って言われてるから、頼めば何かご飯はもらえそうだけど。
そういえばお祭りの焼きそばと焼き鳥の試食があるって言ってたかな?
[そんな話をしながら、時間がくるまで、オスカーと話をしていた。**]
メモを貼った。
メモを貼った。
メモを貼った。
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![]() | 【人】 捜査官 ジェフに、しても――……、 (103) 2012/08/15(Wed) 01時半頃 |
良かった。
[シメオンの顔に笑みが浮かべばほっとしたように微笑んで。
叩いていた手を離すと静かに立ち上がった。]
私、ちょっと、しなきゃいけないことがあるんです。
もう大丈夫みたいだけれど、ラルフさん、彼の傍に居てあげてもらえますか?
[そう言って、その場を後にした。
しなければいけないこと、それは勿論、ここを抜け出す為の諸々の間取り等情報収集である**]
メモを貼った。
[明に背中をさすってもらえば苦しさは遠のいて行く。
…………亀ちゃん?
[姿の変わらない友人にはこちらも覚えがあった。
彼がここで過ごすために用意した昔話の事は、よく知らなくて。
純粋に、つまりあの前置きは、敢えて自分だと示すためのものだと捉える。
明もあの村の出身らしい、思い出せない事に気を取られつつ。
『そんな馬鹿な事』確かに自分もそう思っていた。
信仰深いらしい血筋に関わらず、その類をあまり現実視していなかった少年は、実際自らが霊体になっても信じ難いものは沢山あったけれど。
今なら、驚くかもしれなくても、存在を受け入れる事ができる。]
その、不思議な友達との楽しかった思い出が、
……これからの明を支えてくんだろうね。
![]() | 【人】 捜査官 ジェフ……、いや、いいよ。 (110) 2012/08/15(Wed) 02時頃 |
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