人狼議事


233 逢魔時の喫茶店

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視点:


[ベッドサイドの時計を見れば、
起床予定はまだ先。

もうすっかり眠気は退いたが、
すぐに身体を起こしはせず、肘をついて体勢を変えて。]

  風邪、引いてないよ
  千冬こそ大丈夫? 溶けてない?

[肌と違い温度のある羽。
熱で爛れたような形に、彼の冷気が人に害を及ぼすのなら。
その逆もありはしないかと、気づかわし気に髪を梳く。
トレイルのものとちがい、真っ直ぐなそれは
彼の愛情そのもののようだと目を細め。額を寄せる。]

  ――…ありがとう

[願い通り、傍にいてくれたことに。
笑みを浮かべ、言葉と行動で、感謝と愛情を伝えようと。]*


【人】 採集人 ブローリン

   私の知る愛ならば、こう

[眼瞼へ接吻を落とす]

   ……お前の眼は澄んで私たちを見通す
   耳は聡くなり私たちを聞く

[耳朶へ囁いた口付けは胸の中央へ辿って印を捺す]

   お前の心は開かれて、咲く花を自ら知る

   お前の魂からは泉のように
   私の真名が溢れ出し──

[そして唇へ戻って、微笑んだ]

   そしてお前の口は私の名を呼び、私に触れる
   その熱はもはや苦しみではなくなり、ただ──

(56) 2015/08/12(Wed) 17時半頃

【人】 採集人 ブローリン


   … 愛している



[重ねた唇は二つの体温と存在を溶かし、『愛の告白』の甘い赤の味がした。

悪魔にしては可愛らしい口付けだったと、今度は笑われない。
契約の為ではなく、捧ぐ愛を示し誓うために、深くまじわる契り*]

(57) 2015/08/12(Wed) 17時半頃

メモを貼った。


メモを貼った。


――― 夜から ―――

[夢みたいな夜空の下。
頬を撫でる風は、矢張り、ぬるい。

声が届く、聴覚の感覚もどこか遠退いているのは
リツがぼんやりしているわけじゃあなくて
おれが、ぼんやり、していたのだ。]

 …… 苦くなかったら
 あんたが飲むのか。

[夜の酒を、苦いと口にしていたひとに。
尋ねがてら、手を伸ばした、親指は涙に触れた。]


[ぽろぽろ 零れる 溢れる

それ以上溢れる前に
目蓋を閉じるリツが、それを、すこし塞いだ。
その目蓋の角度をずらすのが、おれの親指で
拭っても、指の輪郭の端から毀れてしまった。]


 泣いてる。


[なに、なんて、疑問に
当たり前の―――きっと本人が一番よく分かってる。
そんなことしか言えなかったのは
焦っていた、所為だろう、泣き顔なんて
この間も見たはずなのに、おかしい。

泣き顔のリツと伴う、部屋。
警察にでも見られていたら、これも事案だ。]


[雪崩れ込むように過ごしたベッド。

泣き顔はもう晴れているか、如何か
確認する前に、腕に抱き寄せて、目を伏せた。
心臓のリズムがおれにも伝わる。

泣き止んで、安らいでほしいと、思って
あやす指先がどうしても、背と頭を離れない。
彼が寝るまで、そのままで。]

 うん。
 …… これだけ近くにいれば、すぐ、見付かるさ。

[おやすみの、次に
そう囁いて、睡魔に倣うかたちで、意識が落ちた*]


――― 夢と ―――

[黄昏の景色。

夕陽の下には、男女の背中
リツが大切だと言った景色を、眺めていた。
おれは相変わらずずんぐりむっくりとした長身で
黒い身体を無理やり座らせて
並んで、それを眺めていたんだ。

 食べられるわけがない、きれいな夢。

ひとは、夢のなかでも、夢を見る。
それはとても深いもので、記憶には出来ないが。
静かに、眠っているのか、黙っている彼の横で
表情を留め難い獏の面で、それでも、穏やかに*]


――― そして現実、朝 ―――

[落ちる夕陽があまりにきれいで、寝過ごした。

覚醒したのは、夢から引っ張り上げたのは
頬に触れる、羽根が触れたみたいな、なにか。

百面相しているリツの横で
ぱち、と、それはもう、確かに、目覚めた。
寝惚け眼でもない半目が、すぐ様、百面相を見た。]

 あんた、

[気付かないわけがない。
わな、と、声が震えてから、分かり易く動揺した呼吸を
吐き出して、顔を寄せる、頬に触れる為だ。
仕返しはズルに含まれないはずなので。]


 

 おはよう。


[頬と、近距離で告げる。

ふわあ、と、ここで漸く大欠伸が漏れて
朝は普段なにをしているのか、走り込みか
公園にでも行くか、そんな疑問を投げ掛けたんだ**]


メモを貼った。


[傍らで幸せそうに眠る顔が愛らしく
鼻腔から抜ける声は、酒よりよく熱くさせた恋人
そうして誤魔化してきた飢えは、積もり募る。

――悪い子。だと
声にもならぬ咎める言葉。彼の寝息に静かに溶けた回想]


  ――……私、も 
  まあ、ぼちぼち眠ったよ


[目ざめの微睡む瞳に最初に自分が映った喜び
亜麻色の癖毛をふわっと愛でた

温い体温が心地良く
軽く指を絡めては鼻に抜けた声が届いた。]


[謝罪の必要性は皆無
甘い眠り。穏やかな朝。
どれも孤独では得られない宝物ばかり]

   溶ける、か…。

[思わず、ふ、と笑気を吐いた。
それから、平気だと付け足す真実
朝の陽ざしより柔らかく、銀の髪を撫で掠める掌。
昼間に感じた体温より暖かい
彼の熱で溶けるなら、本能なのかもしれない]


   馬鹿。………礼なんて。
   此れからは、共に眠るのが日課になる
   
   違うのか?

[夏は隣で汗を静めて、冬は翼で、彼を閉じ込める。
既に脳内、そんな未来の想像を立てている]


一本もいいけど、小さいのがちまっと二本あったりしたら。

[虎徹の頭をじっと見つめ。

可愛いんじゃないかと思います。

[本人的には褒めているつもりだ。]

普段の会話、一工夫しているんですねえ。
人間も、言葉を選んだりして、結構会話の際に色々考えたりしているものですが。

[確かに、ややこしい面があるのは否定出来ない。謝られていえいえ、と首を振って。]

それじゃ、俺と二人で会話している時は、そのまんまで話してもいいですよ。逆さまになってるって解釈しますから。もちろん、虎徹くんの話しやすい方で構いませんが。

[自分と会話する時、負担を少しでも軽くしたかった。*]


[されど、一粒の感謝の言が
夢にもならなかった夜の出来事は、真の現実と甘く実感]

  
   昨夜、十分に腹を満たしたから
   あまりお腹は空かないか?

   とりあえず、水を持ってくるから。


[昨日の記憶。覚えてやるか、と問い掛けよう
空いた羽根は彼の髪を、1度、2度、撫で擦って後
毛布代わりの翼をそっと朝露に溶かした
ついでに、髪色も、銀から漆黒へと染め直す


そうして、ゆっくり腕を解放。
額を寄せた彼の頭部に。ちゅ、と響くリップノイズはささやかで、
記憶を辿って、昨夜トレイルが呉れた通り
コップに満たした水を差し出した**]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


[寝起きで普段より更に跳ねたアンバーと。
変わらず指通りのいいシルバーと。
まったく異なる髪が、世界が交差する。

逢魔が時を境に、違う時を生きても。
共に在りたいと――今この瞬間抱く感情はきっと同じ。]

  千冬、 ……

[鼻先を擦りあわせ、骨ばった手を重ねて。
精霊に性別があるのかどうか、考えたこともないが
容貌は己とまったく同じだということに、
今初めて気づいた、という風に睫毛を揺らし。]


  ん。良かった

[よほど深く眠っていたのか、
瞼を閉じていた間の記憶はない。
それこそが恋人の優しさだと、気づくのはもう少し先のこと。

覗き込む顔色に酒や、
自身の熱が悪さをしていないようならほっと息を吐く。
僅かに痛む頭痛は、二日酔いより脱水の類だろう。]

  いや。……違わない
  今夜も、明日も。明後日も――ずっと

[隣で眠り、そして目覚めてほしい。
願う前に、当然の未来として告げられて、
安堵と笑みは深く、寄せる腕に力を込める。]


……可愛かないだろ。

[ここと、ここに。頭にころっと角があったことを考えれば、あまりいい思いはしない。
 しないが、それくらいの身体的特徴でもあればあるいは、まだこの逢魔が時の喫茶店でも人間でない何かとしてわかりやすかったかもしれない。
 今でも新顔の客には説明が面倒なのだ。
 それに、ゴロウが見たいものを見せられないのは、歯がゆい。]

もう、慣れた。

[長く生きていれば、それだけその間、ずっとこうだ。
 それから、言葉の修正不要を言い渡されれば、少しの間。
 ――負担を掛けたくないのは、こっちだって同じ。]



いいよ。昼、とか。逆さに話したら、変だろ。
オレが、やる。大丈夫、だから。

[逆さ言葉で話すのは、だいたいが夜の客ばかりだ。
 昼は事情を知らない人間もくる。店の中が、いつだって異形に優しいわけではない。
 それに。]

オレの、言葉。……正しく、聞いてほしい、から。

[その耳で。繊細な音を聞き続けてきた、その耳で。
 少しでも、まっすぐ伝えたいと、思っているから。
 ひねくれの天邪鬼の血を、簡単に裏切る。]


メモを貼った。


採集人 ブローリンは、メモを貼った。

2015/08/12(Wed) 21時半頃


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