3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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戻れるはずが無いだろう?
ゆがんだ愛に壊された、絶望しかない世界になんて。
俺は正義の味方になりたかっただけさ。
自分より弱きものを、悪から、受けとめて守りたい。
それが自己満足の愛というものなのか?
言われても俺はそれしかやり方が分からん。
[語るたびにヘクターの残滓は薄くなる]
―――かった。
[空ろな体が動く
転がった大地色のビー玉を拾う為
それを拾えば、何かを出来ると、思いだせると]
――。
[大地色のビー玉は手をすり抜けるだけ]
[闇の中に、誰かが呟く声がする]
[さびしい]
[さびしい]
[さびしい]
[それは、この事態に自分達を巻き込んだ張本人のものか。
それとも、黒い花に彩られていた少女のものか。
それとも、それとも]
…………下種が。
[目の前で展開される過去の情景。吐き捨てて、目を逸らす]
[昔の犯罪者が、注射器を手にする。
そして、それを、彼女に打った]
[隣にいる、ピッパの手を強く握った。縋るように。
震える手で、ただひたすらに]
………………死ねよ………
[知っている。とてもよく知っている。それを使えばどうなるか。
どんな風に壊れていくのか。
最も、彼女はそれまでもたなかったのだろうけれども]
…………でも。
[でも、彼女のことを許す気にもなれない。
同情する気にもなれない]
[だから、ただ目を逸らして闇を見つめる。
闇を見つめて、闇を見つめて、体の一部が徐々に闇に溶け出す。髪の先から、右手の指から、溶け出した闇が闇色のスケッチブックをどろりと染めた]
[拾えないビー玉から目を逸らすと少女の目]
(過去は決して変わらない
だから未来を変えたい)
[今はいない。この体の持ち主は動いていただろうか
残滓が気薄になると、体は原動がなくなった如く止まる。]
[耳に届くは、かつての友人達の残滓]
……やればいいんだ。
[目をそむけたまま呟いた]
愛なんて、所詮、全てが自己満足で。
正義なんて、所詮、全てがエゴを奇麗事で包んだだけ。
関係の無い他人を落として、殺して、これ以上悪くなんてなりようがない。なら、逆効果だろうと何だろうと。
愛が真実だろうと、偽だろうと。
やればいいんだ。
[口にするたび、魂は崩壊して、闇色の絵の具に変わる]
止まる必要なんてないんだ、本気で信じるならば。
所詮、誰にも他人の痛みなんて分からない。彼女の孤独は、あんたの孤独は、自分だけにしか分からない。
ほしいの
貴方がほしいの
あの口付けが
優しいキスが
私のものになって
私を貴方のものにして
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−回想・会議室→北棟1階廊下→ −
…終わってる、かな…?
…止められる、かな…?
[ミッシェルの言葉を、疑問符をつけて繰り返す。 保証はできない、と返されて、] うん、そうだよね。誰も保証なんてできないよね。
[それでも、そう収まってくれていればいい。 あー、参った。こんなことしてる場合じゃないのに、 なんて言いながら、ケロリとした顔で部屋を出る彼を思い浮かべて。
また大きく息をつく。ポッケのビー玉を握りしめる。]
(219) 2010/03/07(Sun) 22時半頃
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−回想続き・会議室→北棟1階廊下→ −
[生徒会室へ向かうために廊下を出れば、 ドナルド達が残っていて、 その時になってようやく二人が手が繋いでいることに気付く。]
あ、私達、向こうに行くからー。
[そう声はかけただろうか。すぐに逸る気持ちをそのまま歩みにこめて。
彼女は知らない。性別を超えた恋情。 だから、二人の手の繋がりに どういった意味が込められているか気付かない。 その片翼に、従兄がどれほど狂おしい想いを抱いていた …あるいは抱き続けているかも、知らない。 用具室でこれから起ころうとすること、本当の犯人、 生徒会室で絆の先が対峙している 鬼、鬼の正体、真心。 共に生徒会室へ向かってくれる級友が蝕まれつつあるもの。 何も知らないまま、ただ自分の内から伸びる絆の元へと駆けていった。]
(220) 2010/03/07(Sun) 22時半頃
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−生徒会室−
[一人では入ることを躊躇していた扉を、 ミッシェルと共に滑るように入った。>>196
そのまま中へと慎重に歩を進めるミッシェルを見送るように 扉の前に立ち止まる。
目の前の光景にただ何も言えずに立ちつくしている。]
アトラナート先生?…フィリップ、君?
(225) 2010/03/07(Sun) 22時半頃
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[残滓は消えた己に問う]
(もう少し強ければ―
耐えたならば―
魂がなく残留思念だけでは動けない
終わった過去でも変えられない過去でも動けば―)
還って来い、ヘクター・アナ・ダ・シウヴァよ。
[握れない大地色のビー玉]
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−生徒会室−
[殺し合い、という単語が、耳を打つ。
アトラナート先生は、 ケンカの仲裁に入ってくれたのではないだろうか?
何故オスカー君を壁際に追いつめて、いるの?
何故ミッシェルさんは、アトラナート先生に向かって、椅子を…。]
[混乱する思考の奥から、沸きあがる。]
(ああ、この二人が(も?)鬼だったのか、とー。)
[そして、突如矛先を向けられ>>230]
…嫌です、先生。こんなのは嫌っ! オスカー君に手を出さないでっ! [あらぬ限りの大声を張り上げた。]
(240) 2010/03/07(Sun) 23時頃
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ケイト・グリフィズ、貴女は。
[闇の中。少女の名を呼んだ。
見える光景に顔を歪める]
そこ、で。
[助けは恐らく届かないのだろう。
もしも間に合ったのなら。
この世界に飛ばされることもなかったのだろうか]
生物「教師」、ですか。
でもそれは、「先生」ではありません。
それはただの獣です。
[言葉は冷たい響き]
ピッパ。フィリッパ。
[名前を呼んだ。この光景は、かなりきついもの。
過去のもの、何より自分たちは亡者で。
だから、何も出来ない]
……見ない方がいい。
[彼女に向かって手を伸ばす。
彼女はケイトは嫌いではないと言っていた。
そして、何より彼女とケイトは同じ性だから]
[出来ることなら、望まれるなら。
そのはじめから終わりまで、彼女の手をとってその目を、耳を、ふさぎたい]
……貴女の待つ「せんせ」、は来ないのかもしれません。
ですが、もしこの事態がわかったのなら、来たのでしょう。
[少女へ向けて。
あの国語教師がどれほどの教師であるのか知らない。
けれど今まで慕っていた教師であるなら、助けに来ないはずがない。
例え少女に対し特別な思いがなかったとしても、彼が「教師」であったのなら。
否、「人」であったのなら]
この手が届かないことが、恨めしいと、思います。
貴女がしたことは許されることではない。
ですが、万が一にでも助けられるのなら、その心だけでも。
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−生徒会室−
[大声で叫んだ後、ミッシェルの声>>234が聞こえて。]
(ああ、そうだ。このままいても私では…。)
[と、言われるままに離れようと、扉に近づいたが、 オスカーの声>>238、こちらに駆け寄ろうとする姿が目に入れば、 自然と体はそちらの方へ動いて、] オスカー君っ!!
(246) 2010/03/07(Sun) 23時頃
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[けれども少女は助かる事無く]
……――。
[ただ苦い思いを闇の中に含ませただけ]
けいと
[深淵で鳶色の目を開ける。
ごろりと闇に身を沈めたまま呟くのは]
[現代へと戻るあちらの景色。
聞こえてくる音。
闇の中]
――…。
[視線を落とす。震えることのない自分の裡]
[哂い声。
ふと思う。
あの二人の教師は、いまはどうしているのだろうかと。
思うだけで問うことはなかったけれど。
それだけは、心に疑問として浮かんだ]
[光が消えた。綺麗な生の気配が消えた]
[今まであったのは幻。過去の光。ただ、それだけ]
[そんなことは分かっているのに]
………ない。ここには何も無い。
『来るな』(おいで)
『やってしまえ』(やめとけよ)
[闇に溶けかけた魂がかすかに蠢く。
綺麗なものが、たった一つでもこの死後の世界にあればいい。
それだけを頼りに、闇へと対抗している**]
[ピアノを、――嫌になった。
才能などないからなのか
あの子が生まれたからなのか
元々好きではなかったのか
全ての思いが消えて
ピアノを弾いた時の音。それは]
……そか、夢じゃないよね。
あっはは何を期待してるんだか
[鳶色の眸を開くたびに思ったそれは
“夢物語”でしかないのだ。]
|
−生徒会室→小ホール−
[オスカーの元へ駆け寄って、その手に触れるのと、 また闇の世界へと戻ったのと、どちらが先だったろうか?
グロリアの声>>249に向かって、]
そんなこと知ってるわ! 子供みたいに泣き叫んでも、 どうしようもならないことがあるって。
だから、今は泣いてません。 兄さんが消えてから、簡単には泣かないって決めたもの。
…まだ、泣いているのは、先生、あなたの方じゃないですか?
(256) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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[溢れた悲しみは、抱えてきた心の闇で]
[離れていた指先を再び鍵盤へ向けたのは]
[彼の音に惹かれたからか]
ですから私はもっと、あの音を聴きたかった。
[聴きたくないのは本当。聴きたいのも、本当。
忘れてしまいたい(忘れたくない)]
…メアリー。
[金色を染めた冷たい闇は、赤く染めた絆の糸へと染みていく。]
こっちへ、くるかい?
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