人狼議事


25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―

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[弟弟子の、自嘲気味な言葉を拾って尋ねた。]

 死にたい場所が、あったんやろか?
 なぁ、ずっと手は繋いでられへんけど。
 そゆ場所があるんなら、連れていったりたい。

[片手は鵠と繋いだまま。
けれど、もう片手を、
誰かに暫しの間、伸ばすことは出来るだろうと。

ええやろか?と言葉なく尋ねるのは、
鳴る鈴の音の元に。]


[其処を離れようと思わないのは願いがあるから。
重なる二つ、添う花主と花。想いあう月と鳥。
その二つが燃え尽き消えるその時まで、
ちゃんと寄り添えていれるようにと…。

蝶と鳥の名を持つ花達がこの場を離れようとも
主は何も言わないだろう。離れても繋ぐ糸は此処にある。

月の片割れは、業火に混じる唄を聴きながら二人の姿を見守っている。]



…――


[華月を、胡蝶を見て。
ひとつ、頷いた。]


───好きにするといい。
どうせお前も、私とはゆくところが違う。

[空っぽの手をひらりと振って。
まるでそれは好きにしろと、
冬の花をからかっていたあの手に似ていた]


笛降ろし、静かに耳を傾ける**


さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2010/08/10(Tue) 00時頃


さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2010/08/10(Tue) 00時頃


[相方の是を貰えば、柔らかく微笑む。
瞬く琥珀に、苔色を合わせた。]

 わてと鵠さんが、一緒に探したるし、運んだるわ。
 
 なぁ、花と花主の絆って、そんな柔いもんやろか?
 よう、自分の周り見てみい。
 まだ縁(よすが)が、のこっとるかもしれへんやん。

[細く細くなっていたとしても。
もしかすれば、虎鉄にも糸が絡んでいないかと。]
 
 還れんおもたら、還れるわけないで。
 なんや、そんな後ろ向きなん、虎鉄らしゅうないわ。

[ほら、と差し出す片手。]


[柔らかな笑みに笑みを返す。
主の方を、一度見て。
それから、琥珀へ視線を移した。]

……探そう。

[と、言葉 繋いで。]


メモを貼った。


[薄れていく椿の姿。
どうせあの研師は生きるだろう。
どんなに死に急いでも生き残るものというものはいるものだ]

───時間か。

[がら、と遠くで崩れる音がした。
廊下の美しかった色硝子は熱と煤で見る影もなく]


[倒れ伏せる同じ顔の月に話しかけることもない。
花達が弟弟子の姿の元へと行くのを見届け、

―――…業火の中、静かに佇む。

焔が二つの姿を包んでいく…
溶けて、白から赤へ…赤から…ひとつに。]


[焔の向こう側、離れた廊下に佇む背が見えた。]


 ―――…本郷、


[一瞬脳裏に浮かぶ、不思議な記憶。
童の傍に添う、獣の姿。]


[一際大きく聞こえる、崩壊の音
冬色の瞳を静かに閉じる]
 
 現し世のゆくさきに
 ひととけものの交わる道はなけれども――

[視界は紅い あかい]

 逝く先に
 みちは……

[翳んで]


主の腕の中で静かに息を一つ吐いた**


執事見習い ロビンの手を離す事なく、寄り添うように引いて


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