人狼議事


52 薔薇恋獄

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[蛍紫と士朗が来たなら。
祝福など、出来ない。何をするか分からない自分に怯えて、まともに顔を合わせることすら恐れるかもしれない。

蘭香と誰かが来たなら。
寂しさと安心を同時に感じて、祝福して。
置き去りにしてしまったことと、今までの想いを謝罪するだろう。

もし。
二人が、共に来たなら?

考えたことは無かった。
けれどもし、そんなことがあったら]

 ……ありがとうって、言う ……

[自分の、あさましい恋心など問題にならない程、喜びを感じるに違いない。
ふたりに拒まれたとしても、それは変わらない。

生きていてくれてありがとう。
ただ、それだけ]


 ばか、や ろ  っ……!

[バカだ。
どうしようもない、バカだ。

がん、と窓枠を殴りつける。
堅牢にも見えないそれは、けれどひび一つ入ることは無く。

ただ、白い包帯に、じわりと赤い染みが広がるだけ]

 ……ばか、 …… …っ、ばか だ……。

[ふたりが大切だ。
自分のすべてで、今までで、これからでもある筈のふたりが、何より大切だ。

そんな当たり前のことも忘れて、自分の想いを零して。勝手に、消えて。
自分の事しか見えていなかった。
否、自分のことすら、見えていなかった]


[信じない前提。
哲人の言葉が、また蘇る。

ふたりを大切に想う自分を、信じて。
ふたりもきっと、自分を大切に想ってくれているのを、信じていたら。

あんな別れじゃなく。
もっと、ちゃんと、話し合って。
そうしたら今も3人、一緒に居られたかもしれないのに]

 ごめん、…… ごめん、蛍紫、蘭香……。

[蛍紫が士朗と共に、こちらへ来ない理由が分からない。
蘭香は誰が想い人なのかさえ、分からない。

ふたりに甘えて、ふたりの手を離して。
そうしてひとりになって、やっと、それだけはしてはいけなかったのだと、思い出す。

どうしようもない。
どうしようもない、バカだった]


[ぽたり、ぴちゃん、赤い染みが薄まって広まって、白を濡らしていく。
それがやがて、茶褐色に褪せた頃]

 ……?

[とん、とん。
控えめなノックの音に、顔を出せば。

潤んで滲む視界のなか、召使然とした少女の口が開き。
新たな客人を迎えていることを、告げた*]


―ベッドの中―

[良数に囁かれた言葉も知らぬまま、ぐっすりと深い眠りに落ちる。

夢を見た。

良数の手を、寧人が迷わず取る夢。
一歩引いたのは自分で、お幸せにって笑って。
目の前で二人がキスして、消えて――……]

……っ!

[はっと目が覚めて、目の前にある身体にしがみついた。
それが良数のものであること、良数の隣にいるのは自分であること、――ここに寧人はいないこと。
夢と現実の区別がつき始めれば、しがみつく力はゆるゆると緩んで、抱きしめるようなそれに変わる]

……おはよ、良数。

[へら、と笑いながら朝の挨拶。寝ている間に付けられた花びらには*気づいていない*]


メモを貼った。


―あれから、しばらく―

[は、とふいに目が覚めて。
 腕の中になにもないことに、気づく。
 抱き寄せたいぬくもりと、いとおしい身体。
 それが、ここに、なくて。がば、と勢いよく跳ね起きた。
 消えた。
 その不安ばかりが胸を満たして。]

[部屋を見渡したとき、窓のそばその姿を見かけたなら、さらさらと溶け流れる憂いに、またやわらかいベッドに崩れ落ちた。]

はは、ビビっ、た……

[安堵に思わず笑えば、きっとだいぶ情けない顔をしていただろう。]


メモを貼った。


―― いくらかまえ ――

[横になって、少し意識がぼんやりとしてきたところで、傍らの哲人の囁きが耳に入った。
 寂しげな淡さに、心が絞まる。掛かる甘い熱に、身体が疼く。
 ……けれど]

 ……うう、ん。でも……寝ちゃう、かも。

[本気で寝ないで何をするにしても、何だか途中でふっと倒れてしまったりしたらどうしよう、なんて変なところで懸念もしてしまって。
 それで一度は、熟睡モードに移行するかもしれないことを告げたのだった。]


[頭から拭えない、自分さえいなければ、という意識。
 勿論、そうと初めから知っていてここに来た訳ではないけれど。
 無意識や無知のうちに、人を傷つけたり苦しませたり、不幸にしたり。
 自分のそれは今に始まったことじゃなくて……。

 ……きっと無意識に、おれは彼女をも傷つけたんだ、と思った。

 もしかしたら、彼女は自分に何か伝えようとしていたかもしれなくて。
 でも仮にだとしても、己には振り向くことさえもできてなかっただろう、と。
 どうして、よりにもよって自分に何も感付くことがなかったのか、と。]


[先ほどの良数の話。
 DVの方、と言われてもそれだけでぱっと想像はできなかったけれど。
 多分ひゅうがは傷ついた姿なんだ、とは思った。
 彼や寧人が見た彼女の形相は一体どれほどのものだったのだろう。

 良いヤツだ、って楓馬も日向のことを言っていた。
 日向を助けたかった、と話していた彼。
 ……そんな彼女を苦しめたのは、誰なのか。]

 おれって、何なの。

[見遣る。窓ガラスが映す己の姿は、遠すぎて上手く見えない。
 確かめてしまうように、ベッドの外へと身体を滑らせて……。

 きっとその時、伸ばした手は届いていなかった。
 ……その時、確かに、微かなこわさを覚えていた。]


―― そして、 ――

[窓に映る己の姿を、じっと見つめていた。
 見たことのない人。自分に似ている、という人。
 己が哲人の前で自然に零すことのできる笑み。
 同じ形の笑みを、件の彼は日向の前で向けていたのだろうか。
 あんな泣き顔までうりふたつだったらどうしよう、とか……。


 一瞬、また一瞬、判らなくなる。
 自分が本当に  …なんじゃないか、って、錯覚する。
 大昔に死んだ人間が、幽霊でもなしにここで生きている訳ないのに。
 涙の所為で。辛さの所為で。
 ふと唐突に脳裏にぶり返すのは、蛍紫から伝え聞いた名前。
 ……あかつき、の名前……。]



 ……テツ。

[その笑い声に振り向いた顔は、涙でひどく濡れていた。
 水で色が流されて褪せたような顔。きっと、情けない程に弱っていた。
 情けなさの点では哲人といい勝負か、あるいはそれ以上か。]

 テツ。……ねえ、

[ベッドに居る彼が、どこか遠い。
 鏡みたいな窓の中に、引き込まれそうな感覚さえして……。
 自分を繋ぎ止めるものを求めるように、重い足取りで、戻り始めて]




 ねえ、名前、呼んで。


[ベッドの上に、膝をついて]


 ぎゅっと、して。


[哲人を上から見下ろすような形で、両腕もついて]


 ……ここに居るの、おれだって、言って。ねえ。


[そして、彼の顔を覗き込んだ]


[窓の外は未だに宵の色か。部屋の中も、薄暗かっただろうか。
 他の皆が目覚めている頃なのか否かは判らない。

 ただ、暗い色彩の瞳を、彼の淡い色彩に、向けていた**]


メモを貼った。


【人】 墓守 ヨーランダ

[まるで兄のように、優しく。
「愛情」ではなく「親愛」で包んでくる幼馴染を見上げ、笑う]

……けーしくんは、優しいけど、残酷。
ねえ……僕、やっぱり、二人とも好きだよ。
だから、二人のことは……応援、出来ると思う。
でも、でもね。

[笑みが消え]

他の人とか、きっと僕は、我慢できないよ。
無理矢理でも、力ずくでも、たとえそこに心が無くても。
蛍紫君のこと奪って閉じ込めてでも僕のものにしたい。

[普段は聞く事のないような、冷淡な声で告げる。
もう押さえきれない気持ち。
それが本音だった]

(62) 2011/05/23(Mon) 13時半頃

―道也が目を覚ます少し前―

[首筋の花びらを二つにしてもまだ目を覚まさないらしい様子に、するりとベッドを抜け出して部屋の探索。
クローゼットを開くと、それなりに服は並んでいて着れそうなものばかりのようだ。
次に並んだ二つの扉わ右側を開くと洗面所とトイレ。清潔に保たれたそこを見て回ってから隣の扉へ。
開くとバスルームらしい、つまりここは向こうの屋敷と違って一般的なホテルのような作りらしい。

二人で入るにはそう広くないバスタブに湯を張り、備え付けの入浴剤は薔薇の香だったので遠慮して。タオルなんかも十分に用意されているのを確認してからまたベッドへ。
薄暗い外の様子からは今何時かはわからない、部屋にも時計らしきものは無いなと腕の中。

途端に、強くしがみつかれて、息を詰める。背中を撫で落ち着くまではじっとそのまま]

お、はよ。


【人】 墓守 ヨーランダ

……あはは、ごめん。何言ってんだろ僕。忘れて。
それに、ふーまくん……いなくなっちゃったのに、ね。
僕……ほんとバカ。
なんで、今になって、ようやく、こんな……

うん、でも……もう大丈夫だから。
僕は、もう一人でも、大丈夫。

[自分の気持ちと向き合えた。
自分を許す事も出来た。
だから、「いなくなって」も、平気だと。
また笑う。いつものように**]

(63) 2011/05/23(Mon) 13時半頃

墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2011/05/23(Mon) 13時半頃


道也の髪を撫でて「風呂、入るか」と*


メモを貼った。


【人】 会計士 ディーン

― 回想 ―

[蘭香の傍を離れる前、酷く冷たい声音を聴いた。
それは、鳥肌が立つほどの温度の声音。]

 ……楓馬は、死んだ訳ではない。
 此処ではないどこかに日向(ひなた)によって逃がされた。
 居なくなった人たちも同じだ。

[口を開くのに、少し間があった。
自分の想いの先については、言葉にしない。
ただ、彼の言葉に、彼が何も知らないことを知ったから、最低限の情報を置いて行く。]

 此処から出るには、日向(ひゅうが)の恋獄から逃れるには、
 恋愛感情で結ばれた二人か、愛されてると日向(ひなた)が知れた者。

 ――……だから、お前は楓馬に会えるよ。

(64) 2011/05/23(Mon) 14時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

―― 自室 ――

……蛍紫君、馬鹿だね。
それなら、僕よりよっぽど……蛍紫君の方が、会えるし、会いに行ってあげてほしいよ。

[幼馴染のいなくなった部屋で、彼の言葉を思い出し。
紅子さんに顔を埋めながらぽつり、呟く]

……だって、僕は、蛍紫君を愛してるけど。
蛍紫君……僕のこと……
愛してない、くせに。

[溢れる涙が羽毛を濡らした**]

(65) 2011/05/23(Mon) 14時頃

【人】 奏者 セシル

[けーまに事情を話そうとするももう知っているのであれば話は早いと切り出す。]

俺は全員生きて帰す。
でもとりあえずは、先にいった珀を安心させたい。
けーま、
お前珀大事だろ?
珀が消える時、珀の言葉きいたよな。

[そして真顔で甲斐をみる。]

お前、珀の元に早く行け。
耀と同じく大事なんだろ?

俺らはあとから行く。
耀は必ず生きて帰す。

[そう告げると、今度は耀に会ってくると踵を返す。**]

(66) 2011/05/23(Mon) 14時頃

墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2011/05/23(Mon) 14時頃


【人】 会計士 ディーン

 だから、さっきも言っただろう。
 俺は、今はまだ、行けない(選べない)と。

[2つの恋心の意味を見れないから。見ようとしない……から。
嗚呼、おそらく他者から見れば、蘭香を出汁にして逃げてるようにしか見えないのだろう。
判っているから、それは蘭香に告げない。
また、いつものように無理したように笑う彼には告げられる筈もない。]

 ……愛してるよ。親愛も愛だろう?

[これ以上、言葉を重ねれば、ぼろがでそうで。
紅子さんに蘭香を託して、その場を後にした。

――……何処となく、紅子さんの眼が冷たい気がするのは、自分の心持の所為だろうか*]

― 回想了 ―

(67) 2011/05/23(Mon) 14時頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2011/05/23(Mon) 14時頃


【人】 会計士 ディーン

― 現在軸:台所 ―

[鳴瀬がやってきた時、浜那須と蛍紫は起きていただろうか。
既に起きていたとすれば、少しの会話があったかもしれず。
二人でうっつらしていたとすれば、鳴瀬の声に起こされる形になるか。]

 ちょっ……。

[怒涛のように話されて、戸惑う。
そんな、向かうを此方がコントロールできるかのように言われても、という顔をする。]

 俺は、行けません。行ける筈がないでしょう。
 耀を置いて、   を置いて。

[声にならない箇所、視線は鳴瀬に向かう。
己が此処に居れば、耀と鳴瀬を想うことはできるから。
少なくとも2人は送れると思う。

それでも、強く場を去ろうとする彼を引きとめられないのは、答えを出してない故の弱さ*]

(68) 2011/05/23(Mon) 14時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[長い廊下を、ゆっくりと玄関の方へ向け歩き出す。

 そういえば、今ここに残っているのは、自分と鳴瀬と……誰なのだろう?
 あと何人の生徒達が、この屋敷内にいるのかは分からないが、1人でも多く助かれたならと思う。

 ただ……条件が、難しすぎる。
 元々、多少なりとも気に留めていた相手だったならともかく、そうでない相手に、はたしてそこまで強い恋愛感情を抱くことができるだろうか]

 まぁ……私には、無理でしょうね。

[自嘲する。
 それが、己の死を確定付けることであったとしても。
 現状、鳴瀬以外に恋愛感情を持つことはできない。
 恋愛感情ではなく親愛であったなら、それなら、いくらでも……と思えたが]

(69) 2011/05/23(Mon) 14時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

─ 玄関 ─

[傘立てに置かれていたビニール傘を手に取り、外に出る。
 この風雨では、傘など、ほんの気休めにしかならないことなど分かってはいたが。

 靴とズボンの裾をドロドロにして、門の前まで辿り着く。
 別荘の前の道は、既にちょっとした小川のようになっていた。
 目を凝らして道の先を見てみれば、風に倒された木で、道が塞がれているのに気付くだろうか]

 そういえば、恋獄……とか言ってましたっけね。

[今更のように思い出す]

 ならばせめて、その薔薇の花でも見ておきましょうか。

[雨の中そう呟いて、踵を返す。
 そうして暫くは、庭で、雨に打たれる薔薇の花を眺め歩いているだろう**]

(70) 2011/05/23(Mon) 14時半頃

ディーンは、セシル(鳴瀬)が濡れていることに気がつくと、眉間に皺を寄せた。

2011/05/23(Mon) 14時半頃


ディーンは、セシルに話の続きを促した。

2011/05/23(Mon) 14時半頃


見習い医師 スティーブンは、メモを貼った。

2011/05/23(Mon) 14時半頃


―腕の中―

[背を撫でる手に落ち着いていく。
意識がはっきりとしてきて、良数の顔を見た]

おはよ。

……お風呂? ん、入る。

[手をベッドについて身を起こして。
お風呂は別荘と同じく部屋の外にあると思い込んでいて、そのまま部屋を出ようとする。
……たぶん、室内に風呂があると止められるだろう]

ほんとだ。……なんかホテルみたい。
ああ、ホテルって言っても普通のだよ?

["友達"に言うようないつもの下ネタ。
"恋人"の前では今まで一度も口にしたことがない下ネタ。

……友達から恋人に変わった今、いつものように口にした冗談は死ぬほど恥ずかしかった]


あー……えっと。
……ホントに、二人で入る?

[確認のような、恥ずかしい問い。
大きな風呂だったならば気にしなかったのだが、こういう備え付けの風呂に恋人と一緒に入るというのは勿論、その先の行為を連想させるわけで。
だけど、今までとは勝手が違いすぎる。
何せ相手は男だ。いくら好きでも、身体が反応するかすらまだわからないのに。
いや、反応したところでそもそもどうすればいいのかも知らないのだが……]

……俺、は。……だいじょーぶ、だけど。

[ずるい手だと思いつつ、結局は良数に判断を委ねる。
寝間着の襟から、ちらちらと赤い花が*見え隠れしていた*]


[振り向いた顔、涙で濡れた顔。
 なんだよ、泣くなよ、そんな言葉が口をつく前に、蓮端が歩み寄るのに息を呑む。
 二人目の重みにベッドがきしむ。その音さえ、とくりと胸を鳴らした。]

[暗い瞳が見つめるのも、恐れは覚えない。
 その深みは、本来はとてもあたたかいものだと知っているから。]


夕輝。

[口にすれば、溢れる、あふれる、いとおしさ。]

夕輝。

[何度だって、呼べる。頼まれなくたって、呼んでやる。]


[膝をつく姿に手を伸ばして、今度こそ強く抱き締めて。苦しいなんて言われても、簡単には離さない。
 ああ、感じるのは、彼の温度。]

夕輝、俺の、夕輝……!

[へへ、と子供みたいに顔を緩ませて、俺の、と独占欲を混ぜ込んだ。
 窓際の思案までは知らないけれど、間違いなくこの男は蓮端夕輝だと、そう実感できる。
 誰に似ていようが、この男はその男じゃない。]

夕輝ー……

[その感覚が嬉しすぎて、甘えるように体重を寄せる。
 寂しく弱りかけていた心も、どこかに捨ててしまった。]


[本当は、弱音を吐きそうだったけれど。
 日向の想い人と重なるらしい彼を、どうしたら救えるのか、迷いかけていたけれど。]

[何も変わらない。
 ここにいるのは蓮端夕輝だから、何も変わらない。]


メモを貼った。


セシルは、甲斐に向き直る。

2011/05/23(Mon) 16時頃


【人】 奏者 セシル

>>68
[置いていけないと、繰り返す甲斐に、向き直る。]

 お前、何言ってる。人の話きいてるか?
 俺は死ぬつもりなんて毛頭ない。

 というか、お前、自分が何様かと勘違いしてないか?
 人を何だと思っている。
 自分以外は庇護対象か?何が置いていく、だ。

(71) 2011/05/23(Mon) 16時頃

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