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![]() | 【人】 若者 テッド―午前・ミシェ宅― (47) 2010/08/09(Mon) 00時頃 |
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ん…――――
[髪を梳く感覚がある・・・気がする
そっと目を開くと、そこには瞼を閉じる前と同じ
赤い月と、闇深い森と、友人の姿があったんだ]
そっか 大丈夫なんだ
[呟いた言葉の意味は、夢の水が手の平から零れ落ちると共に
頭の中から、だんだんと消えていくけれど
目を覚ました瞬間に、私が感じた安心感は
理由がわからずとも、記憶に残るから]
おはよ、マーゴ
[私が最初に浮かべる表情も、出来る事なら笑顔にしよう]
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![]() | 【人】 記者 イアン−森の中− (48) 2010/08/09(Mon) 00時頃 |
な、なんでもないよ!?
[こちらの様子にオスカーが首を傾げれば、慌てて首を横に振る。
それから祭に関してのオスカーの言葉には、少しだけ表情を暗くして]
…そう…だね。
[あの時、自分はあの場にいた。
しかし]
…ごめんねオスカー…。
私…あの時傍にいたのに…ミツカイサマが誰だか、見られなかったの。
あの時…オスカーと感覚がリンクしてたのかも知れない。オスカーが膝を着いたあたりで、私の意識も朦朧としちゃって…。
![]() | 【人】 飾り職 ミッシェル― 午前・自宅 ― (49) 2010/08/09(Mon) 00時頃 |
[村の中を彷徨い歩くが、今は誰も居ない。
もしくは彼が認知できないだけなのかもしれない。
しかし、突然彼の「体」に激痛に等しい感覚が走る。
あの時
両腕を掴み、暫くその場に蹲る。
男は何かを思い出したのだろうか。
それとも無意識だろうか。
自然と足は、森の方へ向かった―――。]
![]() | 【人】 若者 テッド―午前・ミシェ宅― (50) 2010/08/09(Mon) 00時頃 |
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![]() | 【人】 靴磨き トニー─ 森の中 ─ (51) 2010/08/09(Mon) 00時頃 |
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![]() | 【人】 飾り職 ミッシェル― 午前・自宅 ― (52) 2010/08/09(Mon) 00時頃 |
あ……ううん、別に、別に全然良いんだよ。
ほら、あんまり思いだすようなものでもないじゃん。ね。
誰だったんだっけな。
えっと……ヘクターじゃ、なかったとは、思うんだよね……
[ミツカイサマが残っているなら……もう、自分は残る人々に対して何もできないから]
でも……ずっと一緒に居てくれたんだ。
本当にありがとう。
気がついてなかったけど、だから……僕は、戦えたのかもしれない。
そうだ。
ホリー以外の人も、こっちに来てるのかな?
[ピッパの声
声が届いていたらしい事に安堵の色が滲んだ]
おはよう、ピッパ。
[目覚めた彼女が笑顔を浮かべて呉れるなら
娘もまた釣られるように笑顔となる。
夢の内容は聞かなかった。
しあわせな夢ではなさそうだったから
聞かないほうが良いのだと思っていた]
――…何だか私も時間の感覚が無くなってきたみたい。
あれから、どれだけ時間が経ったんだろう。
[空を見上げても赤い月が見えて
あの時――そう、魂だけとなってから
どれだけ時間が経ったのかもよくわからない]
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![]() | 【人】 若者 テッド―午前・ミシェ宅― (53) 2010/08/09(Mon) 00時半頃 |
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時間、わかんないよな
[ああ、彼女の手が私から離れる
その事を寂しく想う私は、やはりおかしいのだろうか
深い孤独の中にいた者が、一度明るい世界に出たら
もう一度孤独に落ちた時、それにたえられるのかな
だめだ、必要以上に甘えちゃ]
何か、気になる事があるのか?
時間を気にするなんて
[そんな事、言わなきゃいいのに]
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![]() | 【人】 靴磨き トニーイアンかぁ。よかった。 (55) 2010/08/09(Mon) 00時半頃 |
![]() | 【人】 飾り職 ミッシェル― 午前・自宅 ― (56) 2010/08/09(Mon) 00時半頃 |
ピッパにも分からないのね。
[彼女の表情が寂しげにみえた気がして
僅かに首を傾いで彼女を見詰める。
人付き合いが余り得意とはいえなかった娘は
何処まで踏み込んで良いか分からず
結局、言葉にして問う事はしないまま]
気になる事はあるけれど……
[儀式のこと。
守ってくれた彼女のこと。
幼友達のこと。
遺してきた人々の顔が浮かんで――
鮮明に思い出すのは最期に見た男の貌]
如何してこんなに苦しいのかな。
[彼女と居る事で忘れられた痛みが
再び胸のあたりに生じて娘を苛み始めた]
[ふと、歌声が聞こえた気がした。
はっきりとはわからないが、
どこか懐かしい旋律と音色の声。
「消えない煙草」を吹かしながら、
歌声を辿って、森の中を進む。
やがて人影を見つけるが、
それが誰なのか、顔を認識すると、
痛みと共に咄嗟に身を隠すだろう。]
![]() | 【人】 飾り職 ミッシェル
(57) 2010/08/09(Mon) 00時半頃 |
首を傾げて空を見た。月が赤い。**
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![]() | 【人】 若者 テッド―午前・ミシェ宅― (58) 2010/08/09(Mon) 00時半頃 |
![]() | 【人】 若者 テッド俺…… (59) 2010/08/09(Mon) 00時半頃 |
![]() | 【人】 靴磨き トニー[ゆっくりと、動いた何かの方へ視線を向ける。] (60) 2010/08/09(Mon) 01時頃 |
ん・・・と
[彼女は、苦しいらしい
何が苦しいのか、どうして苦しいのか、私は彼女に問いたい
もし問う事が出来るなら、どんなに楽な事だろう
ただ人は、そんなにわかりやすくない
もし彼女に問うたら、彼女が更に苦しくなる事を
私は、本能的に知っているから]
何処かが痛いのは、傷があるからだろう
苦しいのにだって、きっと理由がある
もしその理由が、わからないのだとしたら
次は私が、子守唄を歌うよ
マーゴの苦しさがなくなるよう、心をこめて
涙はちゃんと拭いてやる 愚痴ならいくらでも聞いてやる
失敗したら手伝ってやる だから、想った通りにやるといい
![]() | 【人】 飾り職 ミッシェル― 午前・自宅 ― (61) 2010/08/09(Mon) 01時頃 |
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苦しい、理由……
[想いを込めて紡いできた言葉が
伝えたい相手に伝わらなかった、から。
その相手にとって自分は必要でなかったから。
ぐるぐるとそんな考えがまわっている。
それは本で読んだ恋煩いのようだけれど
感じるのは甘さの伴わぬ鈍い痛み]
――…ピッパは優しいね。
その優しさが今の私には救い……。
此処に来るまでにいっぱい泣いたから
もう泣かないよ……。
泣いたら……、私の苦しいのが……
ピッパに移ってしまいそうで、心配だもの。
[胸に手を宛がい其処を庇いながら
ありがとう、とピッパに微笑んでみせる]
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![]() | 【人】 若者 テッド―午前・ミシェ宅― (63) 2010/08/09(Mon) 01時頃 |
[木陰からくゆる紫煙
………此処、火事になったりしない、よね。
[匂いまでは感じ取れなかったから
煙から連想してしまうのは山火事。
微かに柳眉を寄せて煙の方を見据え
それからピッパへと視線を向ける]
……だれか、いる、の?
[おず、と声を掛ける]
[突然聞こえた声に、
ゆっくりと立ち上がり姿を見せる。
しかし正面を向く事は出来なかった。
…ああ、彼女だったのか。
感じる気配は、嘗て刹那の安らぎを覚えた相手。
続くはずだったものを絶ってしまった相手。
此処に彼女が来て居る原因は―――。]
…俺は、アンタと話す資格なんて、ねえよ…。
[ずき、と失った筈の身体が痛む。]
![]() | 【人】 飾り職 ミッシェル― 午前・自宅 ― (64) 2010/08/09(Mon) 01時半頃 |
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