人狼議事


182 【身内】白粉花の村

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良く泣きますねぇ。
…何か、解らない事でも?

[抱き竦めた中、ポツリと呟かれた言葉にそう問い返し。ほんの小さな力で押し返して来るその腕は、少々邪魔臭くはあったけれど。
しかし、何と白々しい。我ながらそう思いながらも、失笑は胸の内だけに。彼からすれば、むしろ解る事の方がきっと少ないのだろうか。

解らなくとも構わない。
理解される必要など何処にも無い。
"君はただ、そうやって素直に足掻いていればいいんですよ"、なんて。
――それで十分、自分の心は満たされるから。

そんな自分勝手な思いを胸に、抱いたその背をその髪を、宥めあやすように撫でてやれば。心も身体も抉りに抉られ、弱って力の無くなっている哀れな彼は、一体どうしただろうか。
ここまで何もかもを壊した何もを壊した中でのそれがきっと、余計に彼の不安や不信を煽る事など…容易に想像出来るけれども]



…また開きましたね、手の傷。

[包帯の巻かれた手を取り、そこに薄っすらと血が滲んでいるのを見るなり嘆息混じりにそう呟く。
"誰のせいか"なんて、そんな"意味の無い"事をこの医者が考えるわけもなく。ただ包帯の上からそっと傷をなぞり、"もう少し気を付けてくれないと、治るものも治りませんよ"なんて嫌味としか取れぬような言葉と共に、もうひとつだけ溜息を]

少し待っていてください、物を持って来ますから。

……ちゃんと、待っていて下さいね。

[顔を近付け囁くように呟かれた声には、"逃げようなんて馬鹿な事は考えないように"なんて言葉を言外に込めながら。
最後にもう一度だけ、涙を拭う為に伸ばした手は、果たして受け入れられただろうか――相も変わらず、その顔には愉悦の笑みは浮かんでいたけれども。

そうして立ち上がると、おもむろに部屋の出口へと向かう。
扉を開けたところで鉢合わせた、"噂"を聞いてやってきた看護師は適当に追い返しておき、そのまま部屋の外へと出て行った]


[カラカラ、カラカラ。小さな音を立てて転がる回診車を引きながら、あの病室へと戻る。
さて、果たして彼はちゃんと"待って"いてくれているだろうか]

(…まぁ、あの状態で逃げられるとも思いませんけど)

[浮かんだ懸念に微かに笑いながら、扉に手を掛ける。程なくして、音と共に病室の扉が開いたであろう]


【人】 少年探偵団 ガーディ

…、僕は、泣いてない。

[自分がどんな顔をしてたかなんてよく分かんないし。泣いてないんだから一緒にされても困る。
実際にも泣いたんだけど。少し前に。
そんなの忘れたと言わんばかりに、憮然とした表情を浮かべて否定を向ける。

袖口で覆われた顔の下はどうせいつもみたく真っ赤になってるんだろう。
第一そんなんじゃ、隠しきれてない。]

(34) 2014/07/04(Fri) 13時頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

―…っ、
…かわいそーな奴。

[一瞬、息が詰まった。恋人か何かにでも言うような台詞>>31の中の真意が何処にあるかは多分、分かってる。さっき自分で指摘したばかりだから。
可哀想な僕がいないと、自分の価値が揺らぐのが、怖いんだろ。
何かの錯覚ではないかとすら思うけど、そんな事告げる必要はない。
相手がそう思っている限りは、大丈夫だ。むしろそうでなきゃ駄目だ。
自分だって、そんな可哀想な兄に必要とされることでしか、自らの立ち位置を把握できないんだから。

俺も可哀想だけど、アンタも十分可哀想だ。
捻じ曲がった同情を押し付けて、
そうやって安定を保つ。大丈夫、今迄通りだ。

強く引き寄せられる慣れない感覚に幾らか身が強張ったけど。
呼応するように腕を掴んだ手にぎゅと力を篭めたけど。

乾いていた瞳がじわりと湿っていくのを感じたけど、今なら多分バレない。]

(35) 2014/07/04(Fri) 13時頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

ごめん、

[吐き出した謝罪は、文字通り何れは置いていく結果になるだろう事にか。
矢張りどうあがいても歪んだ感情の捌け口にしかならない事へか。
今迄散々繰り返しえ来た我儘に対してか。

よく分かんないけど謝った。]

(36) 2014/07/04(Fri) 13時頃

[何故自分にこうも関わろうとするのか。何故こんな事をしたのか。
――それは自分でなくてはいけなかったのか。
聞きたい事は数あれど、上手く言葉に乗せる事が出来ない。
それに、どうせ答えを聞いても納得なんて出来ないだろうから、今更どうでもいい事だ。

宥める様に撫でてくる手に、再び胃が震えるけれど。喉元まで出かかった物をどうにか耐えて唇を噛み締める。
一瞬このままぶち撒けてやろうか、なんて考えもしたが、流石に吐瀉物まみれで抱き合うのはごめんだ。(吐いたら彼がどうするか、非常に興味はあったけれど)]

……今更、

[医者みたいな事を言いやがって。
そう続けようとした言葉は、形にならず吐息と共に霧散した。どうせ何を言っても無駄だ。
落とされた溜息には、そもそもあんたのせいでこうなったのだと、少しの憤りを覚えはしたが]


……ッ、

[近付けられた顔に、思わず体を引いて。呟かれた言葉に顔を顰めた。
こんな惨めななりで、一体何処に逃げられるというのだろう。もし万が一、先の無体を見破られでもしたらと思うと、そんな事が出来る筈も無い。
――頼る宛として、一瞬猫耳の青年を思い出しはしたけれど……彼には一番知られたくはなかった。

投げやりに一つ首肯いて、離れて行く彼をちらと見送る。
扉から出た彼が、誰かと言葉を交わしている事は気になったが、どうする事も出来なかった。例え噂を笑顔で肯定されていたとして、自分が足を引きずって姿を現せば、ただそれを裏付けるだけではないか]


い゛、つ……ッ。

[軋む体でどうにか立ち上がって、震える手で着衣の乱れを正す。どうにか見られるくらいになれば、よろよろと洗面所に向かった。
中に入り扉を閉めて、鏡の前に立つ。……随分とまあ、酷いなりだ。これを彼に晒していたのか、と。喉の奥で自嘲った。

手早く顔を洗って口を漱げば、幾らかスッキリした。勿論、最悪の気分は変わらないが。

タオルで顔を覆って、壁に体を預けて座り込む。
ベッドから抜け出した自分を、彼は見付けられるだろうか。いっそそのまま帰ってはくれれば良いのに。そんな事を考えて。

遠くに聞こえるカラカラという音を聞きながら、そっと息を潜めた]


[彼の笑顔に感じた違和感は未だに消えず、病気の治療法が見つかったはずなのに、と密かに首を捻る。何かあったのか、と思ったけれど聞いていいことなのか分からなくて、難しい顔をして彼の隣の椅子に腰掛けた。それから手を繋いでいた少女に1人で座れるだろうか、と視線をおくる。1人で座れるようならすごいねぇ、と頭を撫でるだろうし、大変そうならば手助けをしよう、と考えながら。]

みんな?

[彼の言葉をなぞるように呟くと青年に視線をおくる。みんな、とはこの病院に猫耳の青年と着物の少女の他にも奇病患者がいる、ということだろうか。]

ーー変化、かぁ。
少しずつだけど身体は成長し始めているみたいだよー?

[そのうち身体が中身の年齢に追い付くんじゃないかな?と微笑みながら続けると、彼に同じ質問を投げ掛けて、反応を待った。]


【人】 研修生 キリシマ

[院外にあるポストを確認していたら、珍しくも手紙が届いている事に気付いた。
そっとそれを裏返してみれば、『レティーシャ』と。先に転院した女性の名前が書かれていて。
その事実に気付けば、ふ、と。笑みを浮かべる。どうやら元気でやっているらしい。

誰に向けられて書かれたのか分からないそれを開けて良いものかと逡巡して、開けなければ宛先も分からないのだからと自分を納得させる。
出来るだけ丁寧に開いてみれば、出てきたのは三枚のメモ書きで。


《1枚目》はマリーに。転院したこと、お酒に付き合ってくれたお礼、それからマリーの体調を案ずる内容を纏めて。右下には紫陽花のイラストを添えて、大事に育ててあげてねとコメントを書き足した。

《2枚目》はネルに。気遣ってくれたお礼とまたお話しようね、お互いの病気が治ったら絵本を読ませてね、なんて内容を転院したことを伏せて。


二枚のメモには、それぞれその様な事が書かれていた。
ああ、これは後で二人の部屋に届けておかなければ。そんな事を考えつつ、何気なく三枚目のメモに目をやる]

(37) 2014/07/04(Fri) 14時頃

【人】 研修生 キリシマ

……、

[――奇病を煩った患者に感謝されたのは、初めてではないか。
紙一杯に書かれた感謝の気持ちに目を細めて、ふ、と。笑みを洩らす。少しだけ涙腺が刺激されたけれど、まあ、誰にも見られることは無かっただろう]

[二枚のメモをそれぞれ別の封筒に入れ直して、ローズマリーとネルの部屋にそっと差し入れる。
彼女の注文通りにしっかりと送り届けたのを確認してから、再び笑みを作ると来た道を戻って行った]

(38) 2014/07/04(Fri) 14時頃

【人】 奏者 セシル

[可哀想だ、と>>35
自分が先に掛けた言葉を返されて、ぐっと息を詰めた。引き寄せる腕に自然と力が入って、それが一体何の抱擁なのかも理解らなくなる。]

……………、理解っ、てる。

[――自分よりも下の相手につけ込んで、それで自尊心を満たして、そんな自分が惨めだってことくらい。
弟の前でだけは絶対に言ってやるまいと思っていたけれど。
言わないままのその本心を見抜くのも、結局は弟だけなのだ、と。
そう理解してしまえば、もう虚勢を張ることすら億劫で仕方がなかった。

自分を拒むことはせず、ただ掴む力を強めた手に、悟られないよう深く息を吐いて。
弟に向ける感情の、その全てが利己的なものではないとは、きっと伝わっていないだろうけれど。]

……、何、?

[そこで小さく聞こえた謝罪の声>>36に、ふと目を上げる。曖昧な響きのその言葉に、まだ少し熱っぽい瞼を瞬かせた。

弟からの謝罪なんて、ずいぶんと長い間、聞いた覚えがない。
何があろうと、たとえ弟自身に非があってそれを本人が自覚していようと、頑なに口にはされずにいたその言葉に。
謝られているのだと理解するまで、僅かに時間が必要だった。]

(39) 2014/07/04(Fri) 14時半頃

【人】 奏者 セシル

何、を、…謝るんだよ。

[そうして、その貴重な謝罪の言葉は、いったい何に向けられたものなのか。
まるでやんわりと拒絶されたような気がして、顔の熱が引くのも待たずに、思わずゆるりと身を引く。弟の腕を振り払うまでには至らなかったけれど。
反射的に恨みがましい言葉を吐こうとして、それより前に、潤んだ双眸に目が向いた。]

……やっぱり、泣いてるんじゃないか。
なんで泣くんだよ、…おまえこそ。

[理解できないことがあまりに多すぎて、得体の知れない感情に荒れた気持ちは、中途半端に彷徨う。
謝罪の言葉とともに泣きそうな顔をされれば、あどけなさを残した顔は、常よりも更に子供じみて映った。]

[――また泣いているのか、と。
自然と浮かんだ思いは、ずいぶんと昔に置いてきた記憶だけれど、――今までろくに感じずにいた罪悪感を覚えて、表情を曇らせる。

散々暴れまわったおかげで乱れた低い頭に、わざとぞんざいに手を置いて。
幼少期の反復めいて、泣き止まない子供をあやすように目元に近付けた唇が、許されるのか。その衝動の理由が何なのか。
冷静ぶって、その実かき乱されたままの思考で判断するには、まだ至れない。]

(40) 2014/07/04(Fri) 14時半頃

[カチャリ。小さな音を立てて扉を開き、まず真っ先にした事は――空っぽのベッドを見て、怪訝そうに眉を寄せる事だった。
寄せた眉は、次第に深いものへ。柔らかかった表情も、徐々に不機嫌そうなものへと]

…ディーン?

[怪訝そうに名を呼びながら、部屋の扉を閉める。脱いだ白衣も汚れたシーツもそのままに、ただ姿だけが無い。

ひとつ、頭に浮かぶ顔があった。へらりと笑い、掴み所の無い振舞いをする――先程見事に邪魔をしてくれた、あの青年の顔。
退院して真っ先にここに来るくらいだ、そこそこに仲が良いのだろう。それについては、特に何の感想も無いのだけれど。

――正直な所、猫耳の青年の事など"どうでもいい"。別に彼自身を気に入っていない訳ではないけれど、それでも自分にとっては取るに足る存在でないのは確かで。
自分がディーンの心を最も蝕んでいる自信くらいは優にあったから――他の、追随を許さないくらいには。
例えそれが、暗くドロリと粘ついている、忌むべきものだったとしても]


[嬲られ惨めな姿のまま、誰かに助けを求める事などありはしないと。そう思っていたのだけれど。
――もしも、あの猫耳の青年が彼にとってそこまでの信頼を――その姿を見せれる程の信頼を寄せられているのだとしたら。
それは少々、"面白く無い"。

一歩、足を踏み入れながら。首を回して部屋の中を見回してみる――まさか本当に、あの状態で逃げたわけでもあるまいと]

――あぁ。
そこに居たんですか。

[タオルで顔を覆い、壁に背を預ける彼の姿を見つけると、寄せた眉をようやく解いて、また表情を和らげる。内の心を隠すように、ただ"良い"ものだけが見えるように――そんなものに、今更意味など無いのだろうけれど。近くに引いた車をそのままに、首を傾げて彼の前へとしゃがみ込むと、精々心配そうな視線を彼へと向ける]



どうしました、気分でも優れませんか。

[そんなもの、優れているわけが無いだろうに。
それでも口からそんな言葉を吐いてみせるのは、癖か何かだろうか――"医者"としての、自分の。
最早遠慮する素振りすら見せずに、蹲る頭へと触れながら幼子にするようにその頭を撫でようとすれば、その手は振り払われでもしただろうか。
外も内も散々痛めつけてやったその後には、何とも気分が穏やかになってくれていた――どうやら自分は今、すこぶる機嫌がよろしいようで]

痛むでしょう、傷。包帯を変えましょうか。
…痛いのは、嫌いなんでしょう。

[手を差し伸べ、立ち上がるように促してみるも、彼は果たしてそれに従うだろうか。
従うのならば、医者は彼を椅子に座らせただろうし、従わなかったとしても、肩を竦めて仕方無しに床の上で――医者としてどうかとも思うけれど――手当を始めようとするだろう]

……どうして、"君の泣き顔"が見たいか。
教えてあげましょうか。

[浮かべた笑みの中で漏れた、そんな小さな呟きと共に]


[隣に座るレティーシャ()を確認して、朝顔の方に目をやる。朝顔を見つめるレティーシャから、自分の手助けは要らないだろうと考えて。そこでレティーシャからされた質問に少し考えてみる
もしもここで自分の症状が悪化していて、寿命だけ伸びているという旨を話したら…それはそれで治る見込みがあるんだ、と祝福してくれるだろう。ただ、それではまだ不便がある事が知られてしまう。それはクシャミにとってなるべくしたくない事実だった]

……完治っ!

[親指を突き立てるとニヘラと笑ってレティーシャに答えた。寿命が延びている事も伝え、自分が死ななくてもよくなったという事から少しでも安心させようと]


【人】 水商売 ローズマリー

[転院の報せ それは本来なら喜ばしい報せであるのに、何故その紙がこんな形で放ってあるのかと考えれば、それを理解出来る事は無くて。
個室の連なる窓を眺めると、成る程窓から放られたのだ。と、折り目の付いた紙を見て納得する。]

…レティーシャ。
貴方は今、どんな気分かしら?

[この手紙を受け取った時、あの少女は何を思ったのだろう。そして今何を感じているだろう。
ふと上を見上げると、青い空は何処までも繋がっている気がして。]

(41) 2014/07/04(Fri) 14時半頃

【人】 水商売 ローズマリー

[フラフラとその歩みを進め、彼女は休息を求め自室へと戻る。
そのドアを力なく開けると、足元に見慣れない>>38封筒。]

…何かしら

[重い体を引きずり、封筒を拾うとベッドに身を投げる。
横になり封を切ると、思い掛けない差し出し主に彼女はその目を細める。]

(42) 2014/07/04(Fri) 15時頃

【人】 水商売 ローズマリー


…ふふ。

[何も言わずに去ってしまった事の報せを文で受けては、その「らしさ」に微笑む。
端に描かれた可愛らしい絵を眺めては、部屋に活けられた紫陽花を見る。]

…大切に、するわよ。
少なくとも…私が大丈夫な内は…

[その文を抱きしめる様に胸に握りしめては、傍の薬箱を開ける。
無茶な服薬が祟り、もうその中身は空だった]

…ごめんなさい、ね…

[彼女はその握られた文を目頭に当てる。
こうすれば、あの指を包んだ優しい温もりが感じられる様に思えて]

(43) 2014/07/04(Fri) 15時頃

水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

2014/07/04(Fri) 15時頃


[かけられた声に、少しだけ顔を上げる。そうして彼の顔が目に入れば、深く息を吐いた。
一度泣かせてしまえば、自分はもう用済みではないのか。怪我の事など放っておけば良いだろう。
――口には出さずに、そんな事を考えて、しゃがみ込んでくる彼を睨み付ける。
白々しいその視線が酷く煩わしかった。元を正せば全て、彼のせいだというのに]

きもちわるい、

[吐きそうだ、と。薄ら笑みすら浮かべて見せて。頭に伸びてきた手をぱしんと振り払った。

あんたに触られると、余計気持ち悪くなる。
ぽつりとそう零して、つ、と視線を下に落とす。自分とは正反対に上機嫌な彼の顔は、直視に耐えなかった。
そりゃあ踏みつけた側は良い気分だろう。だが、そのダシにされた此方は堪ったもんじゃない。

とてもじゃないが、ディーンにはここまでされる心当たりなど無かった。目の前の医者にとっては、ただの戯れなのかもしれないけれど。それでも、許せる範疇を越えている]


……ああ。
さっさと済ませよう。

[大人しく差し伸べられた手を握って、よろりと立ち上がってみせる。
先の言葉と裏腹に取られた手に、彼はどう反応するだろうか。
此方はもうあんたなんか何とも無いんだと、そう示したいのだけれど。まあ、震える手のひらでは、それには役者不足だっただろう。(そもそも、一度座り込んでしまったら立てなかった、というのもあるのだが)

案内されるままに椅子に座って、彼が手当を始める様なら、黙ってその右手を差し出した。
触れられる度に強ばる体は隠す事は出来なかったけれど、意識して無表情を貫く。
……これ以上彼を楽しませたくはない]

――どうして?

[復唱とも、問いともいえない言葉を落とす。
その時のディーンの視線は彼の笑顔ではなく、机の上のナイフに注がれていた。……手当をしている彼が、それに気付くかは分からないけれど]


【人】 少年探偵団 ガーディ

[わかってるならいい。
上っ面を取り繕われた誤魔化しなんかよりはずっとマシだ。

兄にはその惨めに歪んだ執着めいた何かを、持っていて貰わなくては困る。
例えそれが堪らなく気持ち悪く、嫌悪感を齎されるものであっても。
結局は自分にとっても必要な事なのだから。
こんな事、気づきたくもなかったのは、きっとお互い様だろうし。

兄に抱き締められる>>39のなんて不快である事に変わりないし、
それなのに拒まない自分はもっと不愉快で、
全部気持ち悪くて仕方がないのに、仕舞い込んでた感情を理解してしまった以上、腕を掴む力を緩める事が出来ないでいる。]

―――…、

[どうして、謝ったりしたんだろう。
随分と言い慣れない言葉の響き、特に目の前の相手に告げた事なんて、
それこそいつの事だったか覚えていないくらい記憶に遠い其れ。
口にしただけで何処かむず痒さすら覚えて口を閉ざしていたけど。

戸惑いがちの声とともに引かれた身に、はっとしたように咄嗟に双眸を開いて、腕が伸びきって離される前に、引き留めるように強く白衣を握り込んだ。口の中が乾く。]

(44) 2014/07/04(Fri) 16時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

……、泣いてない、

[まだ涙は零れてない。もう、しょっちゅう泣いてたガキじゃない。
未だに僅かに残る意地が否定の言葉を反射的に紡ぐ。

多少雑な動きに揺らされるように頭が少し下を向く。
霞みだす視界をせめて戻そうと、持ち上げかけた右腕が、近付けられる顔に気付いてぴたりと止まった。
目元に寄せられた唇に双眸を細めて、触れた柔らかい感触に眉間に皺を寄せる。
未だに兄の中では幼い頃の弟の儘なんだろうか。自分はもう、ほとんど覚えてなんかいないのに。]

…、なんなんだよ、もう、

[顔を俯かせて、半端な位置で留めていた右腕で袖で雑に目元を擦る。
すれた布地が微かに痛いせいか、まあそんなんじゃないんだろうけど、
余計に後から押し出されるように涙が溢れるから、そのまま袖を当てて、水分を全部吸い込むまで待つ。]

(45) 2014/07/04(Fri) 16時半頃

[払われた手に肩を竦め、これ見よがしに溜息を一つ。
薄ら笑みと共に吐かれた拒絶の言葉には、やはり嗤いはしたけれど――嗚呼、本当に。その素直さは何処から来るのだろう。
自分を偽り、媚びへつらう事の一つでも覚えていれば、もしかしたらこうも酷い事にもならなかったかもしれないのに。

先には振り払っておきながら、今度は取られた手には僅かに目を瞬かせる。
手のひらを震わせながらも取られたその手が、彼の虚栄を表しているとは気付く事も無かったけれど。

包帯を取り、傷を見て処置をすすめながら、聞こえてきた曖昧な一言に一瞬だけ彼の顔へと視線を向ける]


泣き顔は、笑顔よりも"作りにくい"ですから。
内を晒させるには、うってつけです。

[傷へと包帯を巻きながら、視線は手へと戻し、ポツリ。
此方が触れるその度に、目に見えて強張るその身体に苦笑を零しはしたけれど。
その顔に――恐らく無理に浮かべているのであろうその無表情は、何処か以前の彼を思い出させて。それが何とも可笑しくて小さく吹き出せば、彼は気分を害したかもしれない。

顔を上げ、彼の視線が未だ机のナイフへと向かっていたとしても、特に何も咎める事もせず]

――見たかったんですよ。
表情が無くてもあれ程"分かり易い"君が、泣けばどれだけその内面を晒すかを。

[本音と、嘘と。細切れにしたそれらを、流す言葉に混ぜながら。
常のように笑うでもなく、ただ曖昧な笑みをその顔に浮かべ、何処かぼんやりとした口調で呟いていく]

………痛い思いを、させましたね。

[彼の顎の傷に視線を移して零した最後の一言は、故意に何の感情も込めずに。恐らく気付かれない程度に目を伏せて、ただ淡々と、言葉だけを彼へと送る]



…美徳ですよ。君のその――愚かなまでの素直さは。

[吐いた言葉はまるで揶揄るように、しかし紡ぐ声は――まるで微かに羨むように。
呆れたような溜息と共に、いつもと"逆"に作られたその言葉を残し、包帯を巻き終えた手を眺める。そうして小さく肩を竦め、"終わりましたよ"と一言告げて]

……吸っても?

[邪魔な回診車を脇へと追いやり、椅子の背にもたれながら煙草の箱を掲げて見せる。
彼が許せど許さねど、医者は結局は吸うだろうけども。
掲げた箱を相手に向けて、"君もどうです"なんて勧めてみれば――彼は、どうしただろうか]


ー回想ー

[レティーシャは、どのパフェを選ぶのかな、もしかしたら一口くらい交換後してもいいな。
なんてワクワクしながら考えていたら、突然後ろからかかった声]

ひ、ひぇ?にゃーにゃのおにーちゃん?

[驚いて、素っ頓狂な声をあげてしまう。少しだけ後ずさった拍子に、カウンターに踵をぶつけたのは、多分ばれてはいないだろう。

パフェとお酒を頼んだレティーシャに続いて、カウンターでプリンを注文する。
厨房にいるおばちゃんが、プリンに飾りつけするのを、魔法でも見ているかのように夢中で見守って。]

わーい、ごうかなぷりんだー。

[出てきたプリンの豪華さに、すぐにでもスプーンでつついて見たくなってしまう。
けれども"払う"といったクシャミの言葉と、お財布を取り出そうとするレティーシャを見れば、どちらにしようか迷い。]

(あとで、おしえてもらおう)

[元々、自分では計算できないので、後から教えてもらおう。と袂に収めたお小遣い袋を撫ぜた。]


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