147 書架の鳥籠
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うむ。 正しく亡霊を選びとらねばならない。
[一度頷いた後に背筋を伸ばし胸をはったまま]
先程、ボリス君の素晴らしい口上は聞けたが… さて、ラルフ君。 ――…、君からは何か ないのかい?
(59) 2013/10/08(Tue) 22時頃
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―サロン・書見台そば―
あら。 正しく覚えていらしたから、かもしれませんよ?
…もう、“ホリー嬢”でも、かまいません。
[肩を落とし、サイモンのレディーファーストの理解を嘆く オズワルド>>46に。失った占い師のグロリアを想い、 瞳に浮かぶ哀しみの色は消せぬまま。 けれど、わざといたずらっぽい口調を装って。
“ホリー君”と呼んでくれた時には、 微かに嬉しそうな笑みを返したのだったか。
もう大丈夫と、 “僕”ではなく、本来の”私“、の口調で告げる]
(60) 2013/10/08(Tue) 22時頃
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-サロン-
探偵って、明白なことをそれらしく言う職業なんスね。 いや、難しいことはわからないッスけど。
[>>11に対して、きょとんとした顔で。嫌みではない。 ただ、思ったことをそのまま口に出しているだけだ。 その後、いろいろなことが進展し、あるいは進展せず。]
ふたりの話をそのまま信じるのであれば、 オレから見て、旦那かニィさんが「亡霊」。 何も言わずに、言う機会もなかったから人がいるッスけど。
オレ、これ以上難しいのにはついていけないッス。
[ビッパとホリーを信じる構えということらしい。]
(61) 2013/10/08(Tue) 22時頃
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[始まる生者の議論。
サロンの片隅でグロリアはそれを見守る]
――ラルフは、亡霊じゃないの。
[届かぬ声を向けるのは戦友。
ホリーとピッパを信じるならば
グロリアには二択なれど、それを伝える術は無く]
ボリスは、なかったから人→なかった人
2013/10/08(Tue) 22時頃
[自分も弟も幸せなのだから人形になることは幸せだ、自分の為積み上げた嘘を崩さない為レティーシャにそれを押し付けて。
そうして笑っていたのだから。
全てを知れば誰も、被害者だとは思わないしピッパも自分を抱き締めはしなかっただろう。
しかしあの人は――狂気の声を聞きながら正常を保ち願いの為諦めはしない亡霊は
今もあの場所で人間を騙し人形にする為言葉を紡いでいるであろう"彼"は……]
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[サイモンの面構え>>57 一瞥くれて微か笑う息が零れただけ]
…それは
[受け取る言葉、胸に下りゆく間を開けて]
とても幸せで、 とてもかなしい。
[口をつく言葉はいつわりなく。 手探るのは己の裡へ、想いを巡らす]
(62) 2013/10/08(Tue) 22時半頃
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ホリーは、ルーカスに話の続きを促した。
2013/10/08(Tue) 22時半頃
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え? こ、口上? ボリスみたいな?
[オズワルドの言葉に>>59 たらりと冷や汗が浮いたかもしれない。
ボリスの叫びに単純に賛同していたが、 自分でも必要というところまで考えが回らなかった。]
え、う。 自分のこと話さなかった、ツケが回ったね。
[とりあえずボリスの向こうを張れる気は全くしない。]
(63) 2013/10/08(Tue) 22時半頃
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[正しく選び取らねばならない。 胸を張るオズワルドの言葉>>59 男はゆるりとサロンに向き直る。
あまり言葉交わさなかったボリスを見て。 水を向けられたラルフの言葉を待つ]
(64) 2013/10/08(Tue) 22時半頃
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お嬢さんがいなくなってしまったッスからね……。 もう、オレたちは「気持ち」を述べるしかないッス。
[ルーカスの方をちらりと見た。 糸目で感情の色は読み辛いが、心中察しているのだろうか。]
オレはあまり頭も良くないから、弁も立つ方じゃないス。 素直な気持ちを言えば、「亡霊」を、というよりも、 まず第一には生きたいッス。生きないと…という気持ちッス。
旦那のことも、ニィさんのことも正直よくわからないッス。 難しいことはよくわからないッスから。 オズの旦那はいろいろ考えてくれていること話してくれるけど、 ニィさんの方は……申し訳ないスけど、 自分の印象にはまったく残っていないッス。
(65) 2013/10/08(Tue) 22時半頃
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[オズワルド、何かおかしな冗談を言ってくれないかしら?
そしてこれはただの悪夢だと。
ただの悪夢だけど、目を覚ましたら窓から朝が見えるよ、と。
レの音がくっついてたって構いやしないわ。
私の目を見て、名前を呼んで、]
オズ……。
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[二人の仲と信頼が伺われるような言葉>>49に、 小さな笑みに似た表情を浮かべるも]
3回目の鐘の時に、ラルフを護りました。 4回目の鐘の時には…ルーカスさんを。
亡霊も、守護はグロリアを護ると思うだろうから、 あなたのことも…2人ともを護りたくて…… ごめんなさい…
[ごめんなさい…もう一度謝りかけて、 グロリアなら、ありがとうと言うのでは、と聞けば。 ありがとうなんて…と夜色の瞳が微かに濡れるも、 心の何処かで、それに頷けるような気持ちにも、なる]
(66) 2013/10/08(Tue) 22時半頃
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[戦うことなんてできませんでした。
誰かを殺すこともできませんでした。
だから私は逃げようとしました。
忘れたかったのに。
忘れられなかったのに。
思い出したくなんかなかったのに。
誰か嘘だと言ってください。]
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…、もうあんな顔をしないと 言ってくれるのなら、そう呼ぼう。
[>>60名のよび方に拘るホリーの裡を私は知らないが、 表情に出るほどの感情を見てしまったのは確かな事。]
ボリス君。それらしくとは失礼な! 探偵とは困った人のため、物事を明白にするものだ。
[ボリスには>>61堂々と胸をはりながら言い返した。]
(67) 2013/10/08(Tue) 22時半頃
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…それで終わりかね、ラルフ君。
[言葉を待っていた相手の返答を聞けば、>>63 む、と眉間に皺を寄せてみせる。 ボリスがラルフについて>>65言うのを聞き終えれば]
――…私の心は、決まったよ。
[と、だけ言葉を選んで言う。 そして私は密かに思うのだ。]
(68) 2013/10/08(Tue) 22時半頃
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[――― 全て、描いた筋書き通り物事は進んでいる。と。]
(69) 2013/10/08(Tue) 22時半頃
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ルーカスは、ボリスがお嬢さんと呼べば、面に表れるの痛みの色。
2013/10/08(Tue) 22時半頃
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[ボリスの気持ちを聞き届け。 ラルフの口上の続きを未だ待ちながら。 見切りをつけたらしきオズワルドへ]
…ふむ。
[そうか。と、ひとりごちる響き]
時に、探偵の… あなたの、ミスキャストは――何だろうな。
(70) 2013/10/08(Tue) 22時半頃
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もちろん。 謎解きは披露してくれるのだろう?
探偵どの。
[帽子、今こそ彼へと差し出して。――問う]
(71) 2013/10/08(Tue) 22時半頃
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[ルーカスの推測に答えるホリー
グロリアはやわらかく目を細めて、頷いた]
――…ええ。
ルーカスを護ってくれて、ありがとう。
あなたが謝ることなんて、ないの。
[濡れる夜色に微か困ったように眉を下げる]
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[彼女は、自分より誰かを大切に想えるような人だった気がして。 一人で抱えないで、傷つかないで。 彼女に伝え、心から案じて願ったのは。 赤い痕ごと、白い手を包み護りたかったのは。
私のように、兄のように、グロリアにも、 自分の命に代えても守りたいと願う誰かが いるのではないか、と感じていたからかもしれない]
……ルーカスさんは、 グロリアの、”願い”が何かを、聞いていますか…?
[ルーカスから、グロリアが、手の施しようのないような 怪我や病をなおす術に、関心があったようだ>>2:212とは、 聞けただろうか。もし聞けたならば、暫しの思案顔の後]
後で、お話したいことがあるのですが…
[ルーカスの瞳を見上げて、そっと呟いただろう]
(72) 2013/10/08(Tue) 22時半頃
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僕は、
[声が震えるのを何とか抑える。]
ずっと逃げながら生きてきて、 ここでもやっぱりみんなから逃げてた。
怖いんだ。何もかも。 ほんとはみんなのことだって怖い。 ここで起こってること全ても。
でも注意を向けてくれる人、居場所をくれる人もいる。 どこへ行っても大抵そうだね。 だから、何とかやってこれた。ここでも。
(73) 2013/10/08(Tue) 23時頃
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ううん。 ボリスの言う「カトリーナのために生きる」にあたるものは 僕にとっては「世界と人とを見てそれを描くこと」しかない。
僕には親も友と呼べる人もいないから 僕が死んでも誰も悲しまないし誰も思い出してはくれない。
それでもいいと思って、 誰ともあまり深く関わらないようにしてたんだ。
今になってそれがこんな大きな意味を持つなんて 「人生は悪い冗談」って言葉はほんとだって思ったよ。
ボリスにもオズワルドにも 僕は及ばないと思う。分が悪いね。
(74) 2013/10/08(Tue) 23時頃
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ホリー、ごめん。ルーカスも。 肖像画、描けないかもしれない。
でも二人のおかげでここにいられた。ありがとう。
[二人に向かって頭を下げた。]
(75) 2013/10/08(Tue) 23時頃
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…………。
[ラルフの話を聞いて、ぴくぴくぴく、と 目の端が動いている。彼の話には自分との共通点が 多く感じられる。今は何も言わないけれど。]
(76) 2013/10/08(Tue) 23時頃
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……嘘だべな?
[魂が紡ぐのは、たった一言]
[誰に向けてか]
[何に向けてか]
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私のミスキャストの答えは、… 是非、私の優秀な助手であるルーカス君に 見つけて欲しいものだ。
[ルーカスへ自分の表情を見せる事をせず、そう告げる。 帽子を受け取っても口は開かず、 ラルフの向上を聞き終えるまで黙したまま。]
(77) 2013/10/08(Tue) 23時頃
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[話疲れ、ひと息ついて天井を見上げる。
青い空が見たい、と思った。]
(78) 2013/10/08(Tue) 23時頃
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兄の肖像画をお願いしていたでしょう?(>>0:130) でも、私は、風景画の方が好きなの。 だから、ラルフに、風景画を依頼したいの。
[ラルフが、白い封筒を受け取ってくれれば>>58 なるべく明るく見えるといい、と思いながら、 微笑もうと努力する。彼は、”妹“を主語とした、 風景画についての話>0:122を、覚えているだろうか] 世界中の美しい景色の風景画を、 100枚、描いてほしいの。
それは、未来の偉大な風景画家さんへの、 100枚分の絵の、前払い料。
[依頼を受けてくれる?と、小首を傾げたのだったか。 白い封筒の中身は、爵位以外の屋敷と財産の遺言書。 彼が亡霊でも人でも、生き残れないかもしれなくても、 私は、同じことをするだろう]
(79) 2013/10/08(Tue) 23時頃
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ほう。
ならばこれは、まだ。 私の頭の上だ。
[帽子は預けず男は被り直す]
時に探偵どの。 何かひとつ大事なものを忘れてはいないかね。
[唾をくっと引き下げ問う]
(80) 2013/10/08(Tue) 23時頃
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