290 ある冬の終わり、微睡みの世界にて
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2019/02/09(Sat) 02時頃
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───俺には姉がいた。 子供に興味のない両親は家に寄り付かず、俺と姉、二人だけが家族だった。だが、大学へ進んだ姉は夜の街で働くようになり、クズみたいな男に引っかかって身を崩した。元々夜の街なんか向いていない人だったし、だから簡単に騙された。そうなったらあとは落ちるだけ、風俗嬢に身を落とし薬に溺れて心を病んだ。気づいた時には俺のこともわからないぐらいになっていたさ。 今も姉は療養施設にいるがもう十年近く会っていない。
(88) 2019/02/09(Sat) 06時半頃
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俺はそれがきっかけで街の裏側で生きる様になった。 今でこそ小さな事務所を構えているが、初めは姉の治療費なんかを作るために、汚いことも危ないことも、金になるならそれこそ何でもやった。 だが姉の症状は一向に回復しなかった。いつしか俺は姉に会うこともなくなり、数ヶ月に一度送られてくる報告はいつも同じ内容。 そんなことにもすっかり慣れてしまった。
(89) 2019/02/09(Sat) 06時半頃
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別に大したことじゃない。 街に行けばいくらでも転がってる話。
[“まどろみの”で姉の姿を幻視したのは、姉からも遠ざかった自分への罪悪感だろうか。それともかつての姉と二人、家族だった頃への未練か。]
……それだけだ。 [大した話ではない。特別隠す様な事ではないし、特別言い触らすような話でもない。探せばその辺にいくらでも転がってるような話。 だが、姉の話を誰かにしたのはこれが初めてだった。]*
(90) 2019/02/09(Sat) 06時半頃
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……。そうだったんだ。
[ 思わず、言葉に詰まった。……正直なところ、仕事については軽く考えていた。不幸な話を耳にすることは、まあ、確かにあったけど、まあいいや……とすら、思っていた。 今、ここで、現実的な重量を持った話を聞くまでは。 ]
そっか、だから、優しかったんだね。ふみのりさん。
[ ぽつり、と、本音が漏れる。……そこから次々と、言葉が溢れ出す。 ]
あたしね、昔からモテたんだ。 だから、幼馴染の男の子も、あたしのこと好きって言ってくれた。 ……ほら、この前死んじゃったわんこの話したでしょ?……その……ジョンの、名付け親になった子。
[ 引きずった重荷を降ろすように、……自分を許すための、懺悔のように。ゆっくりと、吐き出していく。 ]
だから、いじめられそうなあたしを庇って、逆にいじめられて……。 そのまま、潰れちゃった。 学校に来れなくなって、連絡にも返さなくなって、自殺未遂起こすまでになったから家族で引っ越したの、その子。
[ ……嗚呼、そんなことになるくらいなら、 ]
(91) 2019/02/09(Sat) 07時頃
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一言くらい、何か言ってくれた方がマシだった。 ……恨み言のひとつくらい、あった方が、まだマシだった。
[ 元気になって欲しくて、歌った。……けれど、離れてしまった以上、感想を聞くことすらできない。聞いているかどうかすら、もうわからない。 ]
あたしさ、歌手になりたいって思ってたの。その子のために。褒めてくれたの嬉しかったから。 でも元気づけらんなかったし、路上ライブとかで誰が聞いてんのかわかんないまま歌うのもやんなっちゃって……
[ なんのために歌っているのか分からなくなれば、気力が折れるのも時間の問題だった。 ]
もう全部やめちゃえって思って、周りのコみたいにテキトーに生きようって……でも、 なんかさ、消えてくんないの。忘れさせてくんないの。……もう、恋とかそんなんですらなくって……呪いだよ、こんなの。
[ ボロボロと感情が、涙になって溢れていく。 ]
ふみのりさん、平気で嘘つける人でしょ? ……やばいことなっても、たぶん黙ってる人でしょ?
[ 「あの日」、彼が嘘をついたって、本当は気付いていた。 ……そういう人ほど愛しくて……そして、悔しいのだ。 *]
(92) 2019/02/09(Sat) 07時半頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2019/02/09(Sat) 08時頃
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馬鹿言うな。 俺は正直者だぜ、嘘なんかつかねぇよ。
[まるで嘘つきのパラドックス。 感情を露わにするさとみの腕を掴んでグイと抱き寄せると自分の胸にその顔を埋めさせる。 拘束する力は強く、それでいて柔らかに。]
泣き顔は好きじゃない。 しばらくこうしてろ。
[さとみの体温が伝わってくる。]
(93) 2019/02/09(Sat) 08時半頃
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……いいじゃんねぇの、忘れなくたって。
[黙ったままさとみの身体を抱いていたが、しばらくして口を開いた。]
本当は忘れたくねぇんだろ? そいつのことが好きだったこと。 助けられて嬉しかったことも。 失って哀しかったことも。
[消化できなかった想いは心の内側で燻り続け大きな傷となって残り、いつしかその痛みが全身を苛んでもう忘れたいと願うけど。]
お前にとって全部大切なもんなんじゃねぇのか?
[きっとそれは忘れられないのではなく、忘れたくないのじゃないだろうかと思う。]
(94) 2019/02/09(Sat) 08時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2019/02/09(Sat) 14時半頃
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……ふむ、ふむ。 どうやら神様も、「メイ」さんに興味津々、というところですね。 よかったですね、メイさん。
[ たぶん、それを感じ取る術はないだろうけど。 そんな事を風に乗せて届けた。 ]
……さて。
[ 視線を元に戻し。 ]
……まだ、ホームに2名ほど、ですか。
[ そう言って、辰巳は空を見上げる。 ぴゅう、と風が吹き、その姿が、 空気となって溶けて行く。 ]
(95) 2019/02/09(Sat) 18時半頃
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……こんにちは、はじめまして。 まどろみの世界へ、ようこそ。
[ そう言って話しかけたのは、 「イアン」と「雛子」。 名前は神様から聞いていたので問題ない。
まだホームから降りられていないならば、 どうぞこちらへと案内しようか。* ]
(96) 2019/02/09(Sat) 18時半頃
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……。なら、嘘ついたら怒るかんね。
[ >>93 そのまま、抵抗せず抱き締められる。 ]
大切……。
[ >>94 その言葉で、ストンと、何かが胸に納まった気がした。 ]
そっかぁ……。うん、そうかも。
[ 落ち着くのは言葉の力か、それとも、体温のおかげか。 とにかく、今は、しばらくこうしていたいと思い、目を閉じた。 ]
(97) 2019/02/09(Sat) 19時頃
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ふふ、あったかい
[ 今はただ、その心地良さに抱かれていたい **]
(98) 2019/02/09(Sat) 19時頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2019/02/09(Sat) 19時半頃
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―電車の中ー
[一緒に降りることを了承してもらえて、雛子は嬉しくなった。 男の人は、賀沢 イアンさんというらしい。]
イアンさんって、変わったお名前ですね。
[思わずくすりと笑ってしまった。慌てて頭を下げた]
笑ってしまってごめんなさい。 では、出てみましょうか。
[雛子はそう言って、電車の外へ出て行った。 不思議な駅へ。軽い足取りで。 ひとりで電車にいた時よりは、幾分か明るい気持ちで]
(99) 2019/02/09(Sat) 20時頃
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[預けられたさとみの身体を緩やかに抱きしめたまま、まるで子供にそうする様にかるく頭を撫でゆっくりと落ち着かせる。 ハグはストレスを30%も軽減するというが、確かに人と触れ合うことはどこか安心させる効果があるようだった。]
抱き心地がいいな。
[フっと微笑んで耳元で囁いた。 まるで悪戯を思いついた子供の様にどこか愉しそうに。]
それじゃ……行くか。
[少し身を離して親指で自分の後ろを指し示した先にはホテルの看板。 揶揄いが半分、本気が半分。]
どうする? 嫌ならやめとくぜ。
[意地悪な笑みを浮かべて試すように問いかけた。]*
(100) 2019/02/09(Sat) 20時頃
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―まどろみの駅・ホーム―
[降りた駅は、ありきたりな無人駅のホームだった。今は少し珍しいかもしれないけど、それだけで何の変哲もない古びた無人駅。 現実と変わらない駅で、それでも一際異彩を放つのは、やっぱりというか、満開の桜の巨木だった。]
綺麗……。
[小さな声で呟く。薄桃の花を纏う桜はとても綺麗だった。太く力強い樹木と対照的に、舞い散る花弁はどこか儚げで、幻想的という言葉がよく似合う。
暫くぼうっと見ていたが、隣にイアンさんがいるのを思い出して慌てて振り返った。]
ここから、どうしましょうか。 どこかに移動しますか?
[その時、桜の木の傍にひとりの男性が立っているのに気づいた。>>96 黒いスーツを着た人。 ようこそと言われて、雛子はきょとりと首を傾げた。]
貴方は、誰なのでしょうか?
[不思議な雰囲気の人に、少し緊張した。*]
(101) 2019/02/09(Sat) 20時頃
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─ 別の時、別の場所 ─
[それを見たのはいつのことか。 駅を出てすぐだったか、それともしばらくたってからだったか。 この街の不思議な空気が時間の感覚すらも曖昧にしていた。]
……ん?
[殺風景なフードコートの様な場所に一人でふらふら入っていく。 たしか電車の中でさとみと一緒にいた女だったと記憶している。]
おい、あんた……。
[まるで幽鬼のように、何かに引っ張られるようなその姿を早足で追い掛ける。]
おい、大丈夫か?
[こちらの声は耳に届いただろうか。]
(102) 2019/02/09(Sat) 20時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2019/02/09(Sat) 20時半頃
地下軌道 エフは、メモを貼った。
2019/02/09(Sat) 20時半頃
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― 回想 ―
[ 「お前、日本人だろ」「なんだよその名前は」
彼女の言葉で、過去の言葉を思い出した。
「賀沢 イアン」変わった名前だと自分でも思う。 アニメマニアの両親がキャラクターの名前からとったものだ。
好きだから、は勿論。"このキャラクターのように優しい男に育つように"と名付けたそうな。
俺も、"イアン"というキャラに憧れている節があるので気に入っている。]
(103) 2019/02/09(Sat) 20時半頃
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……申し遅れました、わたくし。 この世界の神の使い。 神宮 辰巳、と申します。
このまどろみの世界には、神様がいます。 ゾーイという、少女であり、この桜の木に宿る神様。 それのお手伝いをしております。
[ そう言って、ひとつお辞儀をする。 ]
……あなたたちのお名前は、ゾーイから伺ってます。 もし行く当てがないのならば、ご案内いたしましょう。
[ 進言した言葉。 彼女たちの内なる思いを思い出すものも、必ずある。 その言葉も付け加えて* ]
(104) 2019/02/09(Sat) 20時半頃
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― まどろみの駅・ホーム ―
あはは…。でもカッコイイ名前でしょう。
[ 変わった名前と言われるのは慣れている。自覚もしている。
彼女と共に降り、辺りを見回す。 人里離れた田舎駅に、一際目立つ桜の木。
窓越しで見たものより迫力があり、思わず声が漏れる。 なんて美しい木だ。桜をモチーフにした人形も良いなぁ。
そんな呑気な事を思う。]
あぁ!そうですね…色々場所があるみたいですし…。
[ 桜に隠れていたが、よく見たら様々な施設がある。 何処へ移動しようかと考えていた時、黒いスーツの男性に声をかけられた。>>96
(105) 2019/02/09(Sat) 20時半頃
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不気味とすら感じる雰囲気に驚き、思わず一歩下がってしまった。]
え、えと…貴方、どちら様ですか…まさか、襲う気ですか…
[ 忘れていた、ここはあくまで"夢の中" 悪夢にすらなりえるんだぞ。この男の正体も怪物かもしれない。
イアンは男を警戒するように見つめた。 **]
(106) 2019/02/09(Sat) 20時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2019/02/09(Sat) 21時頃
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[樹の股にごろりと寝そべって、ひとつ、大きなため息をつく。 >>81たっつんは、かみさま、っつかゾーイがいやがったら言ってくれるって請け負ってくれたし。 つまりイマトコいやがられてないんだろう。 幹をてちてちしてみる。ふつうに硬い。 面に耳を押し当てれば、水の流れる伊吹の音が聞こえるのかな?つか神の木って生きてんの?どうなの?花びらは散ってるわりに減ってないみたいだけど。
たっつんは「御神木とわかっていて触るひと珍しいって」ゆったけど、まぁなにがしかの神の怒りに触れたところでぼくはあんまり困んないんだよね。ころしてくれるならむしろ本望だしね。 いや、いやがることを積極的にやりたい訳じゃないから、いやがられたら自粛するけども。
そうやってだらだら現実逃避(ここは夢のなかで現実じゃないけど)していたら、ふと聴こえたたっつんの声>>95]
ねー、たっつんー、ウザがらみしていいー? っていつの間にかいない!マジか!
(107) 2019/02/09(Sat) 21時半頃
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[ごろっと樹上で俯せになって、花びらの隙間から下を覗いたら、そこにはもうたっつんの姿はなかった。>>95 瞬間移動かよ。解せぬ。まぁ夢の中だしなんでもアリだよな。 緩慢に周囲へと視線をさまよわせ、たっつんの姿を探してみる。 別にいなくても全然いいけどまぁ惰性で。さっきまで話してたし。
とか考えていたら、すぐに見つけた。>>101>>106 なーんだ、かみさまのお客さんを迎えに移動しただけじゃんね。 ちょっと離れてるから、彼らの会話までは聞こえないけど、あんまり歳の変わらなさそうな男女。ぼくよりは年上ぽい。でもマコトさんやフカザワのおいちゃんみたいな自立してる感じがないから、学生さんかな。 さとみさん?さとみさんはよくわかんなかった。学生さんぽかったといえばぽいけど、でもなんか、働いてるって言われれば頷いちゃう感じ。
幹に頬を寄せて、軽くてちてちしながら独り言ちる]
ぼくに興味津々とかゆっておいてー まだまだひとを招いてるじゃないですかーやだー
ゾーイさんのうわきものー なーんてね
(108) 2019/02/09(Sat) 22時頃
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──……って、あれ十朱高校の制服じゃん?
[はっと思い当たって、がばりと身体を起こした。 >>0:17ダサいと評判のなかなかオンリーワンな制服なので、ほぼ確定でいいと思う。ぼくの進学先。 マジか。えっ、何年生だろう。もしかして現実で会ってたりするんですかね。
桜の木の上から、じっと女の子を見つめてみる。 ──遠いから、ここからじゃよくわかんないな?*]
(109) 2019/02/09(Sat) 22時頃
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[ 店に入る時。何か聞こえただろうか。 >>102 けれど、それよりも。 晴の向かいへと座る。 ]
『……まさか夢にまで見るとはなぁ』
[ そう、少し困ったように晴は笑う。 周がキリッと見えるとすれば、 晴はおっとりしているような優男の様な外見だろうか。 そしてその姿は、 傍から見える事も、見えない事もあるだろう。 ]
(110) 2019/02/09(Sat) 23時半頃
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……夢でまで、会いたくなかったかしら。
[ ぎこちなく、少しスネたように答える。 つい先日、大喧嘩をしてから会っていなかった。 それが、晴は本当に夢だと思っているのだろうが こうして会うとは思っても居なかった。 ]
『まさか。いや、会ったら何を話せば、とか そういうのは考えていたけど……でも』
[ 周に会いたくない、と思ったことは無いよ。 柔らかく笑みながら言う晴に、周はため息を吐く。 ]
全く、貴方は……。私だって……同じよ。
(111) 2019/02/09(Sat) 23時半頃
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[ 恥ずかしげもなく、 歯の浮きそうなセリフを幾らでも言える。 それも、素で。 そういうところが好ましくも、苦手でもあった。 ]
『! 本当に?』
[ 驚いたような晴に対して、周はムッとした。 それを見て、慌てて晴は訂正を入れようとする。 ]
『いや、だって……周、昔に比べてどんどん 自分を律するようになっただろ。 弱音も吐かなくなったし、しっかりしてきたと思う』
(112) 2019/02/09(Sat) 23時半頃
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『それは良いと思う、けど。 ……全部ため込んで、吐き出すことなくなっただろ』
[ 大人になったのだから、それらしくしなければ。 そう思って、 全部全部飲み込んで、吐き出さないように。 気が付かないうちにそんな風になって、 それが正しい事なのだと、思うようになった。 それを、今、気が付いた。 *]
(113) 2019/02/09(Sat) 23時半頃
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