人狼議事


52 薔薇恋獄

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[また深く、くちづけを交わしながら。
 もっと、近くに。そう求めて。
 隔てるものを、取り除きたい。そう願って。
 彷徨う手は半ば無意識に、布地の距離も失くしてしまおうと、哲人のシャツの襟元に伸びていた。]


―自室―

[ノックの音に目が覚めた。
やばい、朝か?雷が鳴ったから、確認にでも来たのだろう。誰が、神隠しにあった…?]

はいはい、今開けます!百瀬も土橋も居ますよ

[廊下に立つ女性が頭を下げた]

『失礼いたします。お食事の用意が出来ておりますが、如何致しますか?』

あ…い、ります

『かしこまりました。では大広間までいらして下さい』

[深々と頭を下げ、女は辞した。廊下に半身を乗りだしてその背を見送る。
そうして気付いた。こんな造りだったっけ?
そして…]

……誰?


100回ぐらいでいいのかよ?

[にニヤリ、と笑い返した。]

…正直、俺はそれだけじゃ足りないんだけど。

なぁ?調音。

[愛おしい人の名を優しく紡いでから]

好きだ。

[と、12回ほど囁いた所で深く唇を重ねられただろう。
暫くして、最上センパイが使うはずだったろうベッドを指差され]


メモを貼った。


…慣れてる。

[忍耐力とか高めなので、大人しくベッドへ。
そこで聞こえたには]

…………一目惚れだよ。

[すごく小さな声で呟いたので届いたかどうか。]


【人】 会計士 ディーン

 ……俺の、思うようにですか。

[栖津井を見送ると、かかる浜那須の言葉に小さく肩を竦めた。
思うように動くなら――結局、   で終わりそうで。]

 確か、呪い殺した……と聴いた気がします。
 だから、此処は恋獄となったと
 ……すみませんちょっと記憶があいまいで。

 会わしてやれば……と、言われても俺にはそんな力ないですし。
 暁様に似た、蓮端先輩は、此処にはもうここには居ないし。

[そしてふっと思い出す約束。]

 浜那須先輩すみません、俺、織部先輩と約束してたんです。
 出会ったら、約束破ってすみませんって、伝えてくれますか?

 あまり時間がないみたいだから、出来るだけ布石は打っておきたいんです。

(164) 2011/05/23(Mon) 23時頃

怒るだけなら、いたずらしたくなるからそういう事言わないの。

[やや腰の引けた格好悪い体勢で、それでもいきなりそれが触れたら困るだろうという配慮をしているのに。
声が聞こえたりなんかすればより反応してしまうのを止められない。

湯船から上る湯気と湿度、自身の体温でのぼせそうだ]

道也も、俺を洗えばお互い様?
……こっち向けるなら。

[ひとつずつ、確認するように段階を踏んでゆけば大丈夫そう、なのかな?と淡い期待を込めて]


―― 1階廊下 ――

 ……ゴミひとつ落ちてねぇんですケド。

[ちらっ。
視線を投げた先の少女が、無表情なりに誇らしげに見えたのは気のせいか。

生きているひとの気配がする部屋の前は静かに。
隅から隅まで、廊下を探ってみたけれど、目ぼしいものはおろか、埃すら見つからなかった]

 はー……。ちょっと、休憩……。

[寒く感じるのに、頭は熱くて、身体はじとりと汗ばんでいる。
は、と暑苦しい息を吐き出し。湿気った包帯で、額を拭った]

 ん?

[召使らしき女性のひとりが、2階から降りてきて、大広間へ入っていく。
誰かが食事を要請したのだろうか、と見送った]


ディーンは、引きとめられないならば、そのまま2階の廊下の突き当たりへ。

2011/05/23(Mon) 23時頃


メモを貼った。


【人】 会計士 ディーン

[浜那須が、日向(ひゅうが)に、缶を投げつける様子を、少しだけ悲しそうに見て、でも言葉は残さない悪い癖。
日向(ひゅうが)でなく、日向(ひなた)を探して、2階の廊下の突き当たりへと向かう。]

 日向、日向……頼みがあるんだ。

[視えない姿に呼びかける。]

(168) 2011/05/23(Mon) 23時頃

―灰と黒とに見詰められ―

足りる、たぶん。

はっ…お前、そんなこと言ってると日課にさせっぞ?

[優しくやさしく名を呼ばれる。…やっぱ、呼びたかったんじゃねーか。
気恥ずかしくて顔を背ければ、囁かれる『好き』という甘い言葉]


……、……くっそ。

[やけくそに悪態つくしかできなかった。
それでも、良数が自分に配慮してくれているのはわかる]

ん。俺が洗うから。
……そっち向くから、良数も背中向けて。

[椅子に座ったまま向きを変えて、そろそろと良数のほうを見る]


[慣れてるだなんて、自制させるようなコトを俺が、させていた…?

はぁん…。

口元に手をやり、薄く笑んだ]

…何言ってんのか、聞こえねー


の声にもぞもぞ 「んー…」


俺だって恥ずかしい、めちゃめちゃ。

[でもこの耳まで赤いのは、湿度が高い所為だ]

あ、うん。

[膝立ちのまま、背を向けて少しだけほっとした。
それと同時にもう少し普段からスキンシップを増やしてもいいのかな?とか。
ああでも抱きしめてキスはしたし、ちょっとずつちょっとずつ]


[好きと好きが交差しあって、どくんと胸が打つ。
 好きだ。こいつが好きだ。自覚はとうの昔からしていたけれど、伝える気なんてなかった想い。
 蓮端をひとかけらたりとも縛りたくなくて、自分より誰かの傍に居るべきだと思ってた。
 伝えてしまったら崩れると思っていた。縛って壊してしまうと思っていた。
 だから、自分が引けばいいと思っていた。
 それが今、こうして同じ想いでいるなんて、夢のよう。]

ん……

[テツ、に戻った呼び名が、耳をくすぐって熱くする。
 そうだ、だって哲人、じゃあだ名から戻ってる。心の距離だって遠い気がする。
 甘えるような響きに、表情をとろかせてしまったけれど、気にしない。
 たぶんきっと、これからもっと、見せるだろうから。
 微かな笑い声と共に、また唇が合う。]


[シャツに伸びる手は、拒まない。
 それは心では求めていた、触れ合いへの一歩。]


メモを貼った。


…一目惚れだって言ったんだよ。

[先ほどより大きな声での催促に答えた。]


メモを貼った。


[背中を見て、……正直、だいぶほっとした。
大丈夫、だ。うん。
緊張とか羞恥で色々と騒がしい心臓の上を宥めるように一度撫でてから、良数の背にあわあわを擦りつける。

背と、肩と、首筋と、腕と、腰と]

…………前。

[真正面に回るだけの度胸はまだなくて、
結局は良数がしたのと同じように後ろから手を回して洗うことにする。
背中にぴったりくっつかないようにはしていたが、熱と息遣いは十分伝わるような距離で]


ディーンは、浜那須に織部の場所を伝え忘れたことに気がついていない。

2011/05/23(Mon) 23時半頃


メモを貼った。


[振り返ると土橋が唸ってた。そして、見知らぬ扉を2つ見つけた。開けて見ると…]

…ココ、何処?

[はぁと溜息をつき、顔を洗う。濡れた顔をふわふかのフェイスタオルで包みながら、まだベッドに居る土橋を一瞥した]

飯あるっつーから、行って来る

[タオルを首から提げ、階下に降りれば…]

は…く、せ………んぱ、い?


[目の前のタイルに手を着いて、洗われる。
それだけで背筋がぞくぞくした、道也が俺に触れている。
息を詰めてじっと堪えていたが、それでも声は漏れてしまって]

く、すぐった……アッ!

[腰まで来た所でひくんと肩が震えた、大丈夫後ろからはどうなっているかは見えない筈]

も、いい。
充分、だし。

[後ろを振り向けない、気持ちよくて恥ずかしくて、泣きそうな顔をしているから]


 ん?

[そろそろ再開するか、と緩んだ包帯を巻き直していたところ。
掛けられた声に、包帯の端を口に咥えたまま、ちゃっと手を上げた]

 よ。調音。

[タオルを下げた格好に、風呂上りか? と尋ねたが、口が塞がっているので良く聞き取れなかったかもしれない]


[聞えた声に、大きく頷いた]

そうかそうか、一目…惚れ……

[口元を手で覆った。
やべぇ、にやける……。
口は覆えても、その目が細まっているからきっとばれてるだろうけど]

あ、りがと



ん?んー…。

[まだ生返事気味だったが、のそりと起き上がる。
低血圧ではないものの、睡眠時間の短さが祟っているのかもしれない。
ゆるゆると顔を洗えば階下へと向かおうとして。

……眼帯どこいったっけ?]


…だぁぁぁ、なんで居るんだよ!?

[思わず珀を指差して]

だって、消えたって、野久から聞いたぞ? 消え……

[そうしてようやく『自分達が』落雷と共に隠されたのだと思い至り、頭を抱えてしゃがみこんだ]

……

[じつと見上げ、溜息一つ]

手伝いましょうか? 珀先輩


【人】 会計士 ディーン

[願う言の葉は、彼女に届いた。
けれど、それは難しいことなのか、是という言葉は帰らない。]

 嗚呼、俺は欲張りなんだと思う。
 ……恋とは、苦しいものだな。
 そして、1人は寂しいから、恋をするのかもしれないな。

[死さずとも、同調し共に涙は零すことはできると。
それが、彼女の求めるものならば

        はらり――紫の眼から雫が零れた。]

(185) 2011/05/23(Mon) 23時半頃

メモを貼った。


どういたしまして。

[こっちはかなり恥ずかしいが、
相手に浮かんだ笑みに、どこかしてやったり、といった風。]


メモを貼った。


 んな、幽霊でも見たような反応すんなよ。

[くくっ、と可笑しげに喉を鳴らし。
先輩傷つくぜ? とにこにこにこ……]

 お、さんきゅ。

[情報か食糧か。
どちらか、あるいは両方を必要とすれば出てくるだろうと思ったから、部屋へ声を掛けなかった後輩。
それでも無事な姿を見られれば、やはり嬉しい。
見上げる眼差しに、にへっと笑って手を差し出した]


[おれはきっと普通には生きられない。
 わりと小さい時に、はっきり感じたことだった。
 体が弱くて他の子たちについていけなくなることがあるのもそうだったし。
 周りの多くの男の子たちと違い、男の子を好きになってしまうこともそう。

 で、そうしたことで母たちとは一悶着あったりもして……。
 けれど遂に下された答えは、「自由に生きればいい」というものだった。

 そんな自分、ある意味で「自由でない」道を選んでしまったけれど。
 それに対する後悔は、なかった。
 離れられなくなる。そんな未来だろうけれど。
 それもまた、何より心のままに従った道だから。
 それに、哲人は自分から、離せねえ、って伝えてくれるような人だから、というのもあったから。]


[……なんてことが、思考にならない思考で頭を彷徨っている間に。
 自分の半無意識の行動の意味に、気づいてしまった。]

 あ、……テツ。

[脱がそうとする手が拒まれることはなかったけれど。
 半分まではだけたところで、その手を止めて。
 染まった顔で、少し掠れた声で問いかけた。]

 ……テツ、こういうの、初めて?
 や、女の子とでも、男の子と、でも……。

 その、する、の。

[おれも初めてなんだけど、という言葉は少しくぐもって聞こえづらいものになってしまっていた。
 具体的に、何、をするかはここでは口にしない。]


【人】 会計士 ディーン

 難しいことかもしれないけれど、
 さっきのこと考えてみてくれないか。

 浜那須先輩も、きっと話せば判ってくれる。

[先程のビールの缶の件を、代わりにわびるように呟いて、踵を返す。向かう先は……自室であったけれど。その途中で蘭香とすれ違うのだろうか。]

(190) 2011/05/24(Tue) 00時頃

……あー……。

[頭をわしわし掻いた。何だコレ。ああもう。何だコレ]

…………その、反応は。エロくね……?

[気持ち悪いとは思わなかった。だって、好きな相手が、自分の動きに反応して出した声だ。
寧ろ、その声で煽られる。ああ、もう。これ以上は]

……はい。
ごめ、これ以上はちゃんと洗える自信、ないや。

[あわあわを少し雑に手渡す。
これ以上あんな声を聞いていたら、……本当に、当初の身体を洗うという目的すら何処かに忘れてしまいそうだった]


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