17 吸血鬼の城
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[瞬き思い目蓋を開ければ、くらり、思考は揺らいだ。 確かに何かが欠けた気がする、何が欠けたのだろう。わからない。わからないと思ったけれど、わからないと思う己自身がわからない]
――……あ、わたし は……
[ゆると、顔をあげる。高貴なる魔性の血色の眸を探す。 ただ、その声だけを覚えている]
私は、白薔薇 ――あなたの白い薔薇……
[躯を何かが脈動している、それは時に己自身を引き裂きそうなほど。強い魔の血、同化を拒絶する祈りの血が己の中が蠢いている**]
(143) 2010/06/25(Fri) 19時頃
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[従順な娘を、そのまま、抱き寄せて、その唇に触れるだけの口付けをした。]
すまない…。
[そして、吐く言葉は、それ。
だけど、
そう、始まりは」罪の意識からでも、
彼女を護っていきたい気持ちは変わらない。]
――……
[ただ]
[男に手向けられた白薔薇が、
血の黒に染まっていったこと。]
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―最上階・城主の間― [髪に触れた指先から、甘い囁きから いばらのように絡みつく、呪縛――
天の青は闇の血色を見つめ 黒い夜着に触れようと、白い指先の伸びる]
愛しい方―― 私はあなたの為だけに咲く、薔薇……
[目覚めた魔性は夢見心地のまま、微笑んで]
――ええ、 あなたが為に誰よりも美しく咲きましょう、 我が身が深紅に染め上がるまで……
[そして、白き薔薇は、 己が花弁を染める贄を求めて、紅の月下へと]
(149) 2010/06/25(Fri) 20時半頃
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―――ああ、硝煙とネズミの匂いがする。
[厭わしそうに呟いた**]
(150) 2010/06/25(Fri) 20時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/25(Fri) 20時半頃
/*
まだ箱前に落ち着けてない。
あと1時間くらいかかるかな、と。
IFでサイラスを弄るターンなのを把握w
――
そういや、おめぇはおれが死んで抵抗できなくなってから好き放題しやがって。
借りは返さないといけねぇな。
[革服の縁に小さな頭だけを覗かせた金属を抜き放つ。
それは毛髪ほどに細い、よく撓る鍼]
東洋医学は勉強してきたか?
自分の躯で効果のほどを知るといいぜ。
[運動神経を司る経穴を狙って鍼を一閃。]
/*
と、振るだけ振っておいて、一撃離脱。
(まだ煉獄篇でサイラス遭遇RPしてないけどIFだからいいよな!)
続きはまた後で!**
/*
うけてたつ
――
[その男と会うと、奴は鋭い眼光を向けてきた。]
――…何?東洋医学?
小耳には挟むが、そこま……
くッ
[鋭い鍼がふいに飛んだ。
すっかり空をつかれて、そのまま、
首に小さな痛みが走った。]
/*
あ、
よし、反応したからな。
今度はしっかり刺さっておいた。楽しみにしてる。うん。またあとでな、>ヘクター
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/25(Fri) 21時頃
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―霧の中― [玲瓏たる捕食者は獲物との距離を縮めている、 纏うは風に乗る薔薇の香、その気配は魔性のもの。 前よりも、深く濃い闇の気配――]
ああ、……
[口唇が弧を描く、獲物を甚振る猫のように]
(158) 2010/06/25(Fri) 21時半頃
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-
[触れる唇に、仄かな温もり。
否――、それは肉体のない魂が見せる幻影だったかもしれない。]
……ん 、… ――
[鼻に抜ける吐息は、切なさを帯びて。]
[空を見上げる瞳は、空とは違う青い色。
その青こそが、娘の見上げる空。]
―― どこまでも ……
[一緒に、堕ちて ――
そう。きっと。
罪を犯した二人がゆくのは
天国ではなく …… … ]
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/25(Fri) 21時半頃
[そして、また空から、褐色の髪に視線を移す。
その屋敷の幻影はいつのまにか消えていた。]
歩けるか?
[そして、歩き出す。
どこにかはわからないけど……。
ただ、その世界が、一時的な拠所だとはわかる。
きっと、これからも、犯した罪を見せられていくのだろうか。]
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―城門前― [気配は3つ――、 1つは同胞。 とりあえずの獲物は、硝煙をまとうネズミ。 薄れ始めた霧の中――白薔薇にはそれが視得る]
――――…、ああ
み つ け た
[小さな娘を見つめて、天使が如き微笑みを浮かべる。 しかし眸の青は蒼穹を示さない、 煌々と輝きを持ったそれは裁きにも似た雷鳴の青――
ローズとドナルド、 2人の姿など気にも留めず、弄るがようにゆっくりと歩みを進める]
(168) 2010/06/25(Fri) 22時頃
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―― はい。
[嬉しげに、歩けると頷いて。
幻の解けた世界を、サイラスと共に歩む。
その足取りは、雲を踏むように軽やかに弾んで。]
…、…… 手を、つないでいただいても、いいですか…?
[はにかむように微笑んで。そっと青を見上げる。]
/*
このまま歩いていくと、ヘクター様のIFにぶつかるのですね!
そのときは、小娘は、どきどきしながら物陰にかくれます!
/*
ただいま。
更新まであと1時間か。
地上は頑張れー
ああ、構わない。
[手を…と言われれば、見下ろして、左手を差し伸べる。
これから、この世界でどれほどの時を過ごすかはわからないけど…。]
君が毒に侵されて見えなかった世界が見えるといい。
[手をとって、
嬉しげな様子には小さく笑んだ。*]
/*
マーゴエンドとはこんな感じかなっと。
えーっと続きがあればあわせるよ!!
そして、ヘクターおかえり。
じゃ、デートしようか。
ああ、自分張り切りすぎ?
いいじゃないか。明日休みだし。
/*
マーゴ、隠れて見てるのかよw
よしよし、箱入り娘に社会教育をしてやろう。
心臓発作おこさない程度になw
――
>サイラス
[首筋に突き立つ細い煌めき。
それは、サイラスが同じ部位から赤い流れを啜り上げたことの皮肉にも似て。
倒れかかる躯を左腕ひとつで受け止める。]
この前みたいな腕力でかかられたら太刀打ちできねぇからな。
/*
ちなみにせっかくなんで、マーゴはメアリーみつけてみたりしても楽しいんじゃないかと思った。
地上はあと1時間がんばれ。
俺らは1時間たったら沈黙モードかな?
|
[ふと、歩みを止める。 確かなものは唯一つ、あの方のこえ]
[あの女の手で、あの男を眷属にすること]
――……命に、背くと?
[白薔薇の眼差しは、冷たくローズマリーを見遣る]
……使えぬこと。 こちらの戯びが終わったら、
手伝ってさしあげても、よいですよ?
[くすり、と笑みを浮かべれば、娘へと向き直った]
(175) 2010/06/25(Fri) 22時頃
|
/*
あと一時間なのですね〜
とりあえず。
ねむいのです。
お前……ッ
[身体が痺れて、思わず膝をつこうとしたところをヘクターに抱きとめられるような形になって、眉を寄せ、下からその貌を睨みつける。]
何 した?
[もう眸の色は変わらないけれど…。
首筋の鍼は抜けたが、赤いぷつりとした玉はでてくる。]
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[名を呼ぶ声には訝しげに首を傾げる]
――なんですか、それは?
私の名は――…… いえ、ネズミに名を名乗るなど、勿体無いですね。
[青はただ蔑むような眼差しで娘を見下ろす]
さて、どのように甚振ってさしあげましょう。
[そしてにこりと微笑んだ]
(182) 2010/06/25(Fri) 22時半頃
|
/*
――
自分の躯じゃないみたいだろ?
せっかくだから、感覚は戻してやるぜ。
おまえの啼く声をもっと聞きたいからな。
[ふたたび鍼を操って、四肢の自由以外は解放してやり、地面に仰向けに横たえる。]
おっと、その眸はそそるねぇ。
奏者 セシルは、対たる者の気配に―――ふと、一度振り返る
2010/06/25(Fri) 22時半頃
[伸ばされた手に、そっと右手を重ね合わせ。
やがて、しっかりと握る。]
――…、 世界を… 見る――
[それは、生きる事と同じくらい
今まで求めなかった、諦めていたこと。]
…、――はい。
[新しいものを見せてくれるその人の手を取って。
新しい世界へと踏み出す。
命を喪って舞い落ちたこの地にあって
―― なお幸せなのだと、娘は微笑んだ。*]
/*
墓下RP続けてもいいと云われても、こんなのいきなり出したら、いろいろマズいだろw
主に、おれの信用という見地においてwww
エピに入ったら、終幕までは、赤ログとか灰ログを読みに行くでいいかねぇと思ってる。
終幕後でも続きやれるしな。
(明日は仕事だが、2時くらいまでは起きてられそうだ)
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