人狼議事


207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-

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視点:


―甲板―

キティは優秀な猫だから、必要とされるだろ……
ま、自分で餌もとれるし。

[そんな話をグレッグにしながら、登ってきた甲板。]

………。

[言葉を忘れて、目の前の光景を見つめていた。
月に照らされる、双頭の狼。
対峙するのは、槌を握る男。

まるで、御伽のような。
子供に話すには少々、血生臭いが。*]


[双頭の獣と副船長の闘いは、始まりから見下ろして視界に収めていた。
珍しく怪我なんかする副船長を見て、つい腰が浮いたがまた腰かけ。

大丈夫だ、と自分に言い聞かせる。
何度も、何度も、言い聞かせる。

彼が負けるはずがない。

信頼感というよりは、そう信じてないと酒もない今は気が狂いそうだと、そんな感覚だが。
ともかく、そう信じて。

マストの上、足を垂らしたまま。
じっと、身動ぎもせずに見守っていた]


【人】 道化師 ネイサン

 ん。そうか。私を待っていてくれるか。

[道化はくるりと振り向いて>>200愛しい子の頭を撫でる。]

 必ず帰って来るからな。

[そうして道化は医務室を出て行こうとしたが、>>202モンドが焦ったような声を漏らすのが気になった。]

 どうした。何か言いたいことがあるのか。
 ………その目は、大丈夫なのか?

[道化は自分も言い残したことのないようにと思ったのか、モンドの視力を案じる言葉を口にした。
それは黒い淑女の船内で会話を二人で交わした時、言おうかどうか迷った末に噤んだ言葉。]

(204) 2014/12/15(Mon) 00時頃

― 甲板 ―

……ミナカ、なんスか?
はは。マジッスか。

[禍々しく気配を放つ双頭の狼に、乾いた笑いが出る。
夢の中で見たものの、実際に見るまでなかば半信半疑で]

……だから。
ガキじゃ、ないッスよ。

[小さく呟く。
あの言い草は、間違いなくミナカだった。
自分の遺したものも、無駄ではなかったのだと。
ぎゅっ、と拳を握りしめて。
副船長とミナカの勝負の行方を。
固唾を飲んで見守った]


 ───!

[槌の振り下ろされる音に、尾と耳先がぴんと伸びる。
 船首楼の端に寄り、ゆるく見下ろせば、今まさにヘクターがミナカに追撃をくらわせようとしているところだった。]


 ……荒いな。

[もう何度目か。
 普段のヘクターとミナカであれば、勝負は火を見るよりも明らか。
 しかし、もしミナカが本性を現したなら───

 ───と思っていた矢先


 !??

[その姿に、この獣にしては珍しく、船首楼から身を乗り出した。]


[ヘクターの腹に突き刺さる牙。

歯を食いしばって戦いを見守る男は、その場から動かない。
何も出来ないのがわかっていたから。
その代わり、目を逸らしもしない。
拳をただ、ぐっと握りこんだ。

ヘクターと、双頭の狼の戦いの行方を、見据えている。]


【人】 道化師 ネイサン

 ……おや。

[>>208モンドがサーベルを抜いたのを見て道化はにたりと笑む。]

 そうか。

[道化もカトラスとサーベルとを腰から抜く。]

 いいだろう、今この時から私の全てをお前に捧げよう。
 お前の命が尽きる時まで。
 
[言うなり、後ろ向きに飛び開いた医務室の戸から廊下へと出る。
攻撃的な道化がすぐさまモンドに向かっていかなかったのは、医務室で戦いたくないために。]

 ほうら、こっちだ。

(210) 2014/12/15(Mon) 00時半頃

[甲板に現れた新たな気配も、ずっと前からあった見張り台の気配にも、気付きはしていた。
 だが今は、それらは眼中にない。
 獣の意識は、目前の戦いにのみ向けられている。

 ただ視点は、彼らとは違ったろう。
 おそらく、ヘクターを見守っているであろう3人と違い、獣は、純粋に戦いの行く末のみを見つめていた。
 ミナカが同族であるからとか、ヘクターの行動理念に頷けるところがあるからとか、今は蚊帳の外。


 ─────どちらが、より強い畏れをもって、畏れを喰らうか。

 弱肉強食の理念。
 弱者は強者の糧となり、強者もまた更なる強者に喰らわれる。

 残るのはどちらか。

 紅い瞳が、静かに焔を宿したように揺れる。]


【人】 道化師 ネイサン

 ギリー、ステイ!

[ギリアンが動いたのを見れば道化は叫ぶ。]

 盲目になりかけた男一人を始末するのに私一人で充分だ。
 私に恥をかかせるな。

[道化は絶望を背負う者らしく冷徹に言い放った。
モンドに、彼の憧れてきた絶望の道化師と対峙させてあげる為に。]

(215) 2014/12/15(Mon) 00時半頃

道化師 ネイサンは、メモを貼った。

2014/12/15(Mon) 00時半頃


ヘクターッ!!!!!!!


[じっと耐えて、黙って戦いを見守っていた男は。

ヘクターが甲板の縁に押し付けられたのを見た時、
つい、その名を叫ばずにはいられなかった。]


[強く、マストの柱を握っても。
爪痕さえ残すことの出来ない無力さだ。
息が詰まり、耐えかねて目をつぶりたくなる。
だがそれさえも出来なくて、目を逸らすのも見ているのも辛くて。
それでもただ見ることしか出来なくて]

 へく、った……。

[ホレーショーの叫びをきっかけとするように、喉の奥から声を絞り出した。
かすかすに掠れた声で、苦しげに喘ぐ。
やめてくれ逃げてくれと言いたくて、何度もそれを呑み込んだ。

代わりに]

 い、きてっ、くれるんだろ……っ!?
 しっかりしろよお。この、バカ

[嘘ですごめんなさい。
なんて、普段ならすぐに謝るんだけど。
今回は、謝らなかった]


【人】 道化師 ネイサン

[道化はギリアンを押しのけて自分を追って廊下へ出て来た男へにやりと笑う。]

 一瞬で蹴りをつけてやろう…ッ!

[せめて死神らしく。

死神の足が地を蹴った。
双刃がモンドへと襲いかかる――

さあ、ダンスだ。*]

(224) 2014/12/15(Mon) 01時頃

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