17 吸血鬼の城
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サイラスとヘクターのやりとりを、微笑ましく見守っている。
/*
サイラス様
あら、そうですの?
わたくしは、もっと―――― …… …
………いえ、なんでもありませんの。
…ふふ ――… …
/*
詩人は嘘は言いません。
感じたままに、伝えるだけ―…‥
だから素直に私の言葉を受け取って下さい。
白い蕾の薔薇から、咲きかけの淡いピンクの薔薇―…‥
そして深紅の美しい大輪の薔薇を咲かせる貴方の姿が見える様です。
残念なのが、深紅の薔薇にするのが私じゃない事だけが残念です。
――間近で貴方の美しい変化を詩に残せないのは―…‥
真面目に口説きそうになる私自重。
これ位で止めておきましょう(苦笑)。
/*
ああ……ベネット様。
眷属におなりになって、どう変わられるのでしょうか。
明日の襲撃がイアン様だったりしたら……
――城主様がどう動かれるか、楽しみですね。
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――食堂――
そう言えば、ずっと何にも食べてなかったな。
[水に濡れれば紋様は失われるから、グロリアに湯浴みに誘われても謝絶して。涙の痕だけ拭くが汚れたままの姿で、少女も食事の間に向かった]
……こんにち、は。
[ドナルドとイアンに会えば、小さく会釈をして 影にパンとミルクを頼んだ]
(196) 2010/06/24(Thu) 22時半頃
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/*
サイラス
おれも薬、使う気、満々だったんだがよー
串刺しにして、動けないところで薬飲ませて(抵抗するなら口移し)、「自分で手首切って、おれに捧げな。ダーリン」って台詞まで考えていたんだがw
あの展開だと、錠剤が効いてる暇ないと思ったんで没った。
なんなら、今からやってもいいぜー
/*
なんだ、使う気だったのか。なんて惜しい。
じゃ、やろうk(何 せっかくだし。
[記憶に導かれるまま、ふわりと漂っていくは、父の部屋。
――かつて、そこで象牙色の服を纏った薬売りに
新しい"薬"を与えられた、その場所へ。
その、部屋で。
黒を装った、その人を――― 見つけた。]
[気づくと、ボトルが傍らにある。]
こいつぁ、ありがたいぜ。
暖まる。
/*
ドナルド…wwwwなんてタイミングで。
ああ、絞られずにすむ?
[そう、それは、マーゴではない。
でも、彼女にへと同じように罪悪感が募る。
あの時の自分はなんて愚かなことをしたのだろう。
ああ、そう、
そのときはこの薬売りは知らない。
その毒がいつしか自分の命を断つことなど。]
――…くッ
[そして、その画面を見て、後ずさり、壁に背をつく。]
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そういや、同じ城にいながら、会話してない相手が何人か…
/*
詩人様
ふふ。嬉しいお言葉を、ありがとうございます、詩人様。
でも、薔薇だなんて言葉は
わたくしよりも、もっと似合う人がいらっしゃいますよ。
わたくしなら、さしずめ、
クリスマスローズ、といったところでしょうか。
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[ドナルドの不器用な気遣いには、小さく頷いて 薔薇の香気を纏って、ゆるりと現れたセシルに視線を遣る]
――……。
[先ほどの遣り取りで、セシルが分からなくなった。 だからグロリアの言葉>>203にどう答えるのかと注目する]
(208) 2010/06/24(Thu) 23時頃
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