88 吸血鬼の城 殲滅篇
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
[背筋を伸ばし、おもむろに歩き出す。 何事もなかったかのように振舞うのは、僅かに残った矜持ゆえに。 振り向かず、穏やかな声で修道士たちに話しかけた。*]
可能なら、あなたがただけでも脱出下さい。 今、無理に戦わねばならない必要はない。
(50) 2012/05/02(Wed) 09時半頃
|
|
― 大広間 ―
[前方を塞いでいたバリケードの残骸は、 先程の黒き衝撃の余波で、あらかた吹き飛んでいた。
肩に担いだ騎士の身体を揺すって持ち直し、 二階へ続く階段へ足をかける。
追ってくる錬金術師に注意を払うそぶりは見せなかったが、 喀血の気配には、視線だけを向けて笑いをとばした。]
おいおい。戦るまえに死ぬんじゃねぇぞ。 死んだ獲物は、美味くないからなぁ。
(51) 2012/05/02(Wed) 10時頃
|
|
[瞼を開けば燭の明かりは目映く、世界は紗幕の向うにあるごとく、それでいて指先で触れているように明瞭に知覚された。
血と炎の宴──
断ち砕かれた肉体が再生しているのも、魂がどこか深く冷たい鎖に繋ぎ止められていることも、まだ霞む深遠な歴史の宿りも自覚する。]
(52) 2012/05/02(Wed) 10時頃
|
|
― 大広間 ―
ん…。
[階段を上りかける途中、 肩の上で騎士が身動ぐのを感じた。]
起きたか?
[傷が癒えているのを確認し、 新たな眷属が目覚めつつあるのを知って、微笑する。]
(53) 2012/05/02(Wed) 10時半頃
|
|
[自分の状態に気付けば、ゆるく握った拳でヘクターの逞しい背板を叩き、床に下ろせと合図した。]
(54) 2012/05/02(Wed) 10時半頃
|
|
[背を叩かれ、騎士が完全に覚醒したと見て取ると、 その身体を肩から浮かせて、軽く放り投げる。 まるで、猫の子でも扱うように。]
ヒュー・ガルデン。 おまえの主はだれだ?
[やはり軽い口調のままの下問。]
(55) 2012/05/02(Wed) 11時頃
|
|
[安定の良すぎるほどに確保されていた躯が、不意に宙に投げ出される。 軍馬に振り落とされるにも似て。
遠心力を使って腰を捻ると、ヒューはそれこそ猫のように軽やかに足から着地した。 人であった頃よりはるかに高い身体能力。]
(56) 2012/05/02(Wed) 11時半頃
|
|
[軽く腰を落としたままの姿勢からヘクターを振り仰ぐ。
自分がこの男に何を捧げ、何を奪われたか── 疼きにも似た感情が響むままに、今は剣すら失った拳を、肌と温度を同じくする大理石へと触れる。]
我が君──、 血盟騎士《ブラッドナイト》、ヒュー・ガルデンは御前にあり。
(57) 2012/05/02(Wed) 11時半頃
|
|
[カランカランとした音を立てて、長剣が石造りの床を転がる>>38 せめてもの意地でヘクターを睨みつけると、声が降った>>40]
――…………っ
[自分の弱さを言い当てられたように、悔しげに唇を噛む。 師に対して彼がどのような興味を抱いたのかはわからない。 だが、彼が口にした言葉は、間違いなく師の教えのうちのひとつ。
わかっていて怯んだのだ。 堂々たる偉丈夫の男の首に手を伸ばして届くだろうかと]
違う……。師は素晴らしい方だった。
[気合で辛うじて立ち上がると、崩れ落ちぬように壁に凭れ掛かった]
(58) 2012/05/02(Wed) 11時半頃
|
|
[騎士の目覚めを目の当たりにし、驚きに軽く目を見開いたが、当たり前のように吸血鬼に臣下の礼を取るのを見て、胸に暗い感情が湧き上がる。 ひび割れたレンズの奥、細められた眸が嫉妬に似たいろを湛えて強く輝く。]
(59) 2012/05/02(Wed) 11時半頃
|
|
[と同時に、今の動きから冷徹に身体能力を測ることもしていた。 元々手練れの戦士ではあったが、先ほど大広間で戦った時よりも遥かに速く、そして力強い。
ヘクターに比べればまだ、人の目で追えるだけましなのだろうが……階上で待つ“子”も、同程度の能力を持っていると考えたほうが良い、と苦い事実を噛み締める。]
(60) 2012/05/02(Wed) 11時半頃
|
|
良し。
[望んだ通りの言葉を口にした己の騎士に頷き、 浄化の光に灼かれたのとは逆の手を伸ばす。
掌からどろりと溢れた闇が剣の形を模し、 先程の儀式を再現して、騎士の首に刃が振り下ろされた。 しかし、先とは違って刃が肉を裂くことはなく]
これよりおまえの力と命はすべてオレのものだ。 オレの期待に応えるよう、励め。
[首筋に薄い傷を残して、剣は再び掌に戻った。]
(61) 2012/05/02(Wed) 12時頃
|
|
[主の言葉ととにも首筋に走る熱。]
…御意。
[自分の足で立って振り向けば、そこは城の大広間と知れた。 燃えるバリケードに大きく突破口が開けられていることを除けば、状況にさほどの変化はない。 むしろ、変容を遂げたのは自分の方だった。]
(62) 2012/05/02(Wed) 12時頃
|
|
[視覚とは別の感覚が伝えてくる。 それぞれに大きさは違えど命の脈動をもつ討伐隊の3人の男。 レオナルドがまだ生きていたことを別段の感慨もなく把握した。
いずれも生かしては帰さぬと決めた相手。 今は、そこに別の必然も混じる。
その血が必要だ。 力を得るため、そして、クラリッサを甦らせるため。]
(63) 2012/05/02(Wed) 12時頃
|
|
[人間を見やる琥珀の双眸の奥に、獰猛な緋が潜む。]
(64) 2012/05/02(Wed) 12時頃
|
|
それじゃ、あとは任せた。
[機嫌良く手を振って階段をのぼりかけ、 やはり途中で足をとめて振り返る。]
そうだ、ヒュー・ガルデン そこの眼鏡の奴は通せ。別の約束がある。
あとの二人は好きにして良いぞ。
[申し伝えたあとは、もう振り返らなかった。]
(65) 2012/05/02(Wed) 12時半頃
|
|
──委細承知。
[去り行くヘクターに応じるは、ただ一言。]
(66) 2012/05/02(Wed) 13時頃
|
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2012/05/02(Wed) 13時頃
|
[吸血鬼の王の言葉に答えることも口を挟むこともなく、階段まで一歩ずつ床を踏みしめて歩く。 今や吸血鬼の眷属となった騎士の傍らを、燠の如く静かに燃え立つ一瞥をくれて通り過ぎる。 ムパムピスとジェフリーの顔を見ることは敢えてしなかった。]
(67) 2012/05/02(Wed) 13時頃
|
|
――その男は。 竜牙兵を呼び出すことができます。 ……気をつけて。
[そうふたりに告げると、ゆっくりと階段を上り始めた。*]
(68) 2012/05/02(Wed) 13時半頃
|
……え…貴女のように?
[アヴァロン伯の言葉()に視線が揺れる。
人として死ねたのは幸せな事――本当に?
目の前にいるアヴァロン伯は闇に堕ちても人と変わらぬ心を持っているように見える。
――私も同じように。
甘い考えが胸の内で渦巻いて離れない。
一度死にたくなかったのだと自覚した身では抗う事は難しい。]
本当に…まだ生きていてもいいの?
[縋るような瞳でアヴァロン伯を見つめる。
生きて。
魔女と謗られる事もなくひっそりと生きていければ。
それはなんて素敵な事だろうと思った。]
|
ー大広間ー
……そうして、次に貴方の姿を見ることがあるならば、忌まわしき魔物の姿で…と、いうことですか? ―レオナルド・ディエンティ。
[この状況になりながら、自分達の命を気遣う言葉を見せる錬金術師>>50…その乾いた血がこびりついた顔を真っ直ぐに睨み付けた。]
奴等の血は、至上の主が造りし生命の神秘を明かすものには決してなり得ない。 呪われた存在からは、呪われた魔物しか生まれない。
貴方が命をかけて追い求めようとするのは、見せかけの甘い香りを放つ禁断の果実。 ―蛇の造りし知恵の実に他ならないのに…!
(69) 2012/05/02(Wed) 14時半頃
|
|
[錬金術師は、目を合わすこともなく、魔物の言葉に惑わされ死地へ赴こうとしている。
先が見えているのに止められない無力さに、強く奥歯を噛みしめた**]
(70) 2012/05/02(Wed) 14時半頃
|
――ええ、私と同じように
幸い、あなたの身体はまだ形を保っている
あなたが望み、主が――…
[何か思い出したように口篭り
ゆるゆると小さく首を振る]
主でなくとも、吸血鬼が応えれば
第二の生を、生きられる
あなたが生きたいと望むなら
[良いのかと問うエリアスに肯定の頷きを向けた]
人であった頃と全く同じではないでしょう
血を欲してしまうこともあるでしょう
血を与えた“親”に従うことも必要になるでしょう
[示した選択肢により
変わるだろう事をぽつぽつと語り]
それでももう一度
生きたいと言うなら
――…それはきっと叶う
[傍にいるなら女の声は聞こえているだろう。
エリアスにそういい終えると
今度はラルフへと顔を向ける。
彼は如何思うのだろう、と。
そんな思いをもち、その反応を窺った]
[諭すようなアヴァロン伯の言葉()に逡巡するように俯く。
人であった頃と全く同じではない。
血を欲し、血を与えた親に従う。
それが辛い事なのかは分からない。
人でありたい。
死にたくない、生きていたい。
相反する願いが胸中を渦巻いて苦しい。]
…私は。
[保身の為に異端審問に突き出そうとした。
すでにこの心は魔女と同じであると、そう思う。
もう汚れているこの身ならば。]
それでも生きていたいと、そう願ってしまいます。
[罪深い願いに自嘲するようにそっと笑みを洩らした。]
[俯くエリアスに歩み寄り、視線を同じくして]
其れがあなたの願いなら
叶える為に私も力を尽くしましょう
[女はエリアスたち討伐隊に追い詰められ退治された魔性。
それも世の理と何処かで思っていたから咎める気もない。
ただ残してきた者の行く末が心配でそれが未練となっている。
それが消えてしまえば、留まる理由さえ消えるかもしれぬが]
苦しそうな、貌
過去があなたを苛むなら
その過去も取り除いてしまいましょうか
[幼子をあやすかの如く撫でようと
エリアスの頭へと手を伸ばした]
[アヴァロン伯の手が頭に触れ、優しく撫でられているのが分かる。
涙腺が緩みそうになるのを堪える、素直に泣けない程には年をとっていたから。]
…過去を消す事など出来るのですか?
[過去は生きてきた証でもある。
それを消してしまうのもまた罪深いような気がして。
それでも全てを忘れて新たな生を歩む事が出来るのなら。
それはとても有難い事だと思った。]
[エリアスの言葉の一つ一つが
歩んできた一端を垣間見せるように思う。
姿変わらぬままそれなりの年月を経た女は
艶やかなエリアスの髪を撫で目を細めた]
私は魔女だから
それくらいの魔法は使えてよ?
[主の血を受けた肉体が失われ
血の束縛さえ薄れてしまった女は
此処でない場所では口にしなかった事を
悪戯っぽい口調で告げた]
1
2
3
4
5
6
7
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る