人狼議事


158 雪の夜に

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【人】 さすらい人 ヤニク

 うおっ……

 な、何だ。もう聞いてたのか?

[出て来ていきなりの泣き顔に、旅人は狼狽えた。>>50
 てっきり、ホレーショーの件が耳に入っての事かと思う。]

(51) 2013/12/26(Thu) 23時半頃

【人】 洗濯婦 セレスト

[ヒューとハナの会話に、やはり難しい顔をして]

なあ、それは…、
あたしが聞いててもいい話かい?

…話してくれるんならいいんだけどね。
あんたらの知ってること…。

[ハナの小さな背を押して診療所から出ながら
確認を取るように言葉を向けるのはヒューに対して。

診療所を出ると寒くて震えた。
外套を外したヤニクは今、女よりも寒いに違いない。]

(52) 2013/12/26(Thu) 23時半頃

【人】 店番 ソフィア

[そこに在ったのは、ヤニクの姿だった。
後になって振り返れば、いつも着ていた外套を身につけていなかった事に気付き、すぐに中にいれてあげるべきだったかもしれない。]

おじ…、おじいちゃ…ん、が…っ、、
きのうから、かえってこなく……っ、て…

[ぼろぼろと涙が零れ頬を伝う。
ヤニクの顔を見て気が緩んだのか、そのままへたりと玄関先に座り込んだ。]

(53) 2013/12/27(Fri) 00時頃

【人】 お使い ハナ

[ヒューの重たい言葉に、ハナは色を失って震えていました。
セレストに背をおされるがまま診療所をあとにして、一層その温度が下がったようでした。

少女は焦点の合わない瞳で、みじかく速く呼気を吐き出していました。
白いもやが小刻みに、口元から吹き上がっていきます。

いやいやと眉を寄せて、首を振ります。
困惑したようなセレストに応える余裕は、ありそうにありませんでした。]

(54) 2013/12/27(Fri) 00時頃

【人】 寡婦 パピヨン

―雑貨屋近く―
[近づくごとに、女の足は鈍った。
褪せた町並みと裏腹に鮮明になる記憶。
小さな手をひいて、この店をよく訪れた。

お茶を出してもらった後、あの子が昼寝をしている間に、
彼の風景画の素描を見せてもらった。
どうして人間を描かないのかと訊いたのは、
彼が自分を描いてはくれないかと期待してのことだった。

店構えは彼と同じように流れた年月を刻み、
けれどよく手入れがされていて、大切に扱われていたのだと思う。

――その大切に刻まれた時を、
誰に壊す権利があるというのか]

(55) 2013/12/27(Fri) 00時頃

【人】 寡婦 パピヨン

[少し距離を置いた場所から、
女はあの旅人たる青年の背と、
その背の向こう、少女の姿を見つめていた]

(56) 2013/12/27(Fri) 00時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

 ――え。爺さんが? 昨日から?

[予想と別方向からの返答に、思わず棒立ち。>>53
 娘の方からへたり込むので合わせるように屈んだが、
 そこから先が続かない。]

 それ、誰からも知らせは来てないのか?

(57) 2013/12/27(Fri) 00時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[先ほどから難しい顔をしつづけているセレストを一瞥する。
ヒューはセレストに、ひどく疲れた声で答えた。]

 ……自分できめてくれ。

 話して聞かせたい事でもないしな。

[そう答えてから、ヒューは少し屈む。
ハナは酷く震えている。焦点のあわない目をちらりと見てから、動くほうの手を、ハナの冷たい小さな手へ伸ばした。
手を、つなごうと。]

(58) 2013/12/27(Fri) 00時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[不安に打ちのめされながら、家族の帰りを待ったのだろう。
 娘の様子をじっと眺めて――それから口を開いた。]

 爺さんの方は知らないけど。

 ……宿には、今朝連絡があってな。

[それをどんな心地で聞くのかと、想像してみる。
 最早家族のない自分には追い付かない世界だ。]

 ハナのお袋さんと、ホレーショーが襲われた、
 ――喰われたんじゃないかって。

(59) 2013/12/27(Fri) 00時半頃

【人】 お使い ハナ

やっ……!

[弾かれたように、少女はふたりと距離を取りました。
その表情に浮かぶのは紛れもなく恐怖の色でした。
がちがちと歯を鳴らし、みっともなく身をすくませます。]

やだ…… やだ!
ハナじゃない わたしじゃないよう!
あれは! じんろうがっ

おかーさん! おかあ……っあ、 あっ

[頼るべき母を言葉にして、少女は表情を凍らせました。]

わ、わああああ!?

[恐慌に陥った彼女は、そのまま逃げ去ろうと背を向けました。]

(60) 2013/12/27(Fri) 00時半頃

【人】 洗濯婦 セレスト

[自らは口を開こうとはしないヒューに眉を下げた。
ハナへと手を伸ばす姿を眺めるだけだ。女はハナとは手を繋ごうとはせずに震える白い息を吐いた。ぐす、と寒さで鼻が鳴る。]

……話しておくれよ。
さっきの口ぶりだと、あんた知ってるんだろう。

…事件の犯人のこと、何か知ってるんだろう。

[ヒューとハナの姿は見ることができず、
前を向いてから雪の積もる地面へと視線が落ちる。]

あたしの勝手な推測だけど、
あんたの怪我も関係してるんじゃないのかい?
―――ホレだってやられた、
無関係って顔をもうしてられないんだ。

……なあ、話しておくれよ。
何もわからないままだと、考えることだってできや…

[ハナが、怯えるような声をあげたのはその時で、]

(61) 2013/12/27(Fri) 00時半頃

【人】 洗濯婦 セレスト


―――…じんろう、

[ハナの言った言葉を繰り返すように、
女はハナの目を見て呟いた。]

(62) 2013/12/27(Fri) 00時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[ハナが弾かれたように距離をとった。眉根を寄せる。]

 ……。

[歯を鳴らしながら、悲鳴をあげるように「いやだ」と繰り返すハナを見て、心底、悔いた。
やはり、やってはならない失敗だったのだ。
何があってもハナの母親は、守ってやるべきだった。
昨夜見つけられなかった事を悔いても、昨夜には戻れはしない。
舌打ちをして、ハナが背を向けるのに、乱暴に腕を伸ばした。
多少痛かろうが、転ばせようが、気にするつもりはない。
片腕では届かず、逃がしてしまったなら、追いかけるつもりで。]

(63) 2013/12/27(Fri) 00時半頃

【人】 お使い ハナ

あ、ああああッ!?

[冬支度に厚着した衣服――その先を男に掴まれ、激しく身を踊らせます。
雪の上、石畳を転がり、それでも男がハナを放すことはありません。]

は、放して! 放せ!
やあ……!
た、助けてェ!

あ、あ、あっ

[少女はそれとは思えないほどの強い力で、男に抵抗します。
片腕とはいえ、肉体労働に従事する男に7歳の子どもが敵う道理はないのです。
やがて。

ぱっ。

雪の中に紅い華が咲き、少女の肌に色を散らしました。]

(64) 2013/12/27(Fri) 01時頃

【人】 お使い ハナ

え、あ、え

[わけがわからない、そんな表情で少女は男を見返します。

少女の腕が。

爪が長く伸びて。

男の手を切り裂いていました。]

(65) 2013/12/27(Fri) 01時頃

【人】 店番 ソフィア

……

[ヤニクの言葉 >>59 にあげられた顔は、何の表情もうつしてはいなかった。
時が止まったかの様に、虚ろな瞳でヤニクの顔を見上げ、そして項垂れる。]

(66) 2013/12/27(Fri) 01時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

 ともかく……立てるか。
 爺さんの事も、自警団か誰かに聞いた方が良いだろ。

[ここに来るまでに被った雪が、振った頭からぱらりと落ち、
 また少しずつ水滴に変わり。
 手を伸べるが、ソフィアは立てるだろうか。

 背後の女にはまだ気付かぬようで、振り向く事はない。]

(67) 2013/12/27(Fri) 01時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

 ホレーショーの兄ちゃんの方は、今は診療所だ。
 面会謝絶らしいんで、どんな具合かは見てないけど、
 多分難しいとこなんじゃないかと思う。

[項垂れる娘に言い添えた。]

 ……それとも、ここで待ってるか?

[家族の所在、あるいは船乗りの容態の知らせを。]

(68) 2013/12/27(Fri) 01時半頃

【人】 寡婦 パピヨン

[しばらく後、
女はまたゆっくりとした足取りで、
その場所を離れていく。

行くべき先は自警団の詰め所だ。
――そして]

………、

[>>64 助けを求める子供の悲鳴、わずか早足に なる*]

(69) 2013/12/27(Fri) 01時半頃

寡婦 パピヨンは、メモを貼った。

2013/12/27(Fri) 01時半頃


【人】 洗濯婦 セレスト

[理解の範疇を越えた時、人は咄嗟に動けないものなのだと女は思った。
友人である男が、小さな少女を掴む。
腕一本失ったとはいえ海で働いていた男だ。

小さな子供、それも女の子なら片手一本で容易に押さえつけられたことだろう。
けれども女が今見ているのは、ハナがヒューの手を押しのけんばかりの力で抵抗をしている姿。

自分が何をすべきなのかもわからず唖然とその光景を見つめていたが、抵抗をしていた少女の腕が、爪が、目の前で姿を変えてぱっと目の前に赤い血が散ったその瞬間、]

あ?あ…、

[現実に引き戻されたかのように蒼褪めて2人へと駆けよっていく。]

やめ、やめるんだ…!
やめて、ハナ、ハナ…!!

[ヒューの手を引き裂いた、ハナの姿を変えた腕を押さえこむように両手で掴んだ。]

(70) 2013/12/27(Fri) 01時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[見失ってしまっては、昨夜のような事になりかねない。
それは、誰かが危ないという事と同時、この少女が、わけもわからず人を傷つけているのを見逃すことになる。
奥歯を食いしばって、雪にまみれながら、抵抗する少女を押さえつけようとする。]

 ……クソッ、

[小さな体のどこにこれほどの膂力が眠っていたのか、見当もつかない。
それは一年前の晩を、否が応でも彷彿とさせた。
相手は「子供だ」と、わかった。
その時の姿は――どんなだったろうか。けれど、相手の目だけは明確に覚えていた。]

 ハナ!

[声を荒げて名前を呼んだ。
朝凪亭に通う間に、覚えた名前だ。
「とめなければ」と思って、ずっと気にしてきた、女の子の――]

(71) 2013/12/27(Fri) 01時半頃

【人】 店番 ソフィア

[伸べられた手を取るまでには少し時間を要したかもしれない。
繋がれた手に、彼の髪から伝い落ちた水滴がはねた。
何とか足に力をこめて、ふらりと立ち上がった。]

…ありがとうございます。

[ヤニクの言葉には、静かに頷いて。]

(72) 2013/12/27(Fri) 01時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

 どうも。

[そしてこんな時でも、にっこと笑って見せる。]

 さて、どうする?
 どっかで爺さんの行方を知らないか聞きに行くのが先か、
 それとも――っくしッ

[ぶるるっと体を震わせれば、また雪と水滴が散る。
 それに気付いて、跳ねた髪をくしゃりと掻いた。]

 あ、悪い悪い……

 いやー、やっぱ上着貸したまんまはツラいわ。
 ……一旦診療所に戻るかな。

[そろそろセレストも落ち着いている頃合いかと思う。]

(73) 2013/12/27(Fri) 01時半頃

【人】 店番 ソフィア

…死んじゃうんですか?あの人。

[静かにソフィアは言うが、何かを堪えるようにその声は震えている。]

いつか、こんな風に。
私が知らないうちに、あの人が危ない目にあったり、もうどうにもならない事にあったりしちゃうんじゃないかって…。
あの、船が、

[視線は遠く、港へと刹那注がれる。]

船がついて、私が迎えに行っても、何処にもあの人がいなくて…、

(74) 2013/12/27(Fri) 01時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[ようやくハナを押さえ込もうかという時の事だ。
ヒューは、短く、詰まらせるように息を零した。]

 ――……、?

[しびれるような、奇妙な違和感。
次いで、すごい熱を感じた。
そして、外気が水を冷やす、温度。]

(75) 2013/12/27(Fri) 01時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

 まだ解らん。

[容態についての返答は簡潔だ。
 人間いつかは死ぬ――という自己の認識が、
 この場に求められてはいないと言う事は知っている。]

 …………

[吐露される感情は、ついて回るだろう喪失の不安。]

 あの兄ちゃんのことが大事かい。

(76) 2013/12/27(Fri) 02時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[少女の顔を見ていたが、彼女の頬に点々と紅い水玉模様ができている。
視界に、奇妙な形になった、少女の腕や爪が入る。
そして、切り裂かれた自分の、残りひとつの手。
驚きにか、痛みにか、息が短くこぼれた。]

 ……――は、

[セレストがハナの腕を押さえ込もうとしている。
だから、手に構っている余裕は、なくなった。
血まみれの片手が先についた腕で、逃がすまいとハナの胴を抱え込む。
なぜか、掠れた笑い声を漏れていた。
やけくそだったのだろう。]

 ハナ、
 聞いてくれ。

(77) 2013/12/27(Fri) 02時頃

【人】 店番 ソフィア

[言い知れぬ不安を覚え始めたのは何時の頃からだったか、ソフィアは覚えてはいない。
嵐がくる度、ベッドの中で吹き荒れる風の音と岸壁に打ち付けられては消える波の音に眠れぬ夜を過ごした。]

…そんなの、いやだ。

[ヤニクに言ったところで仕方のない言葉だという事はソフィアにもわかっているが、堪えきれずに小さく呟いた。]

(78) 2013/12/27(Fri) 02時頃

【人】 店番 ソフィア

[ヤニクの言葉 >>76 に、ソフィアはゆっくりだがしっかりと頷いた。
服の袖で、濡れた顔を拭った。]

(79) 2013/12/27(Fri) 02時頃

【人】 お使い ハナ

[脂で汚れためがねが、雪の中に落ちていきました。
氷色の少女の瞳がまるく、自らの腕に注がれています。
雑貨屋でもらったばかりの手袋は裂け、ぎんいろの毛並みに覆われた腕にわずかな抵抗を残すのみでした。

そう。爪のみならず腕さえも。
狼のものへと変わっていたのです。]

ひ、あ、う。
ちが、ちがっ……

[血が。違う。
どちらとも取れるような言葉が口からこぼれ落ちていきました。
男と、血相を変えた女。
ふたりの大人が自失したハナの身体を押さえつけます。
男に腰まで組み付かれ、ハナは荒い息を吐きました。]

(80) 2013/12/27(Fri) 02時頃

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