147 書架の鳥籠
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熱いね、ボリス。 僕にもちょっと、分けてほしいくらい。
[天井を見ていた目を彼に向けて、思い>>0>>1>>2への感想を口にした。 気持ちが少しだけ上向く。彼の熱さに影響されたかもしれない。]
見習って、こっちも頑張ってみようかな。
(42) 2013/10/08(Tue) 21時頃
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[一瞬だけ、泣きそうな表情になるも。 すぐさま代わりに、唇に浮かぶのは、 どこかが酷く痛むような、ほの苦い微笑み]
…少しだけ。でも、シメオンとのやり取りから、 ピッパが霊能者でもおかしくはないと、今は、思えます。
[ルーカスの問い>>39に、首を横に振る。 その瞳に浮かぶ気持ちを案じてくれるような色に、 微かな安堵を覚えたことに、強い罪悪感も感じながら] 夜色の瞳が、集う人々を見回して]
私が”守護”だから、ピッパが霊能者なら。
最後の亡霊は… オズワルドさんか、ボリスさんか、 ……ラルフ、のうちの誰か、ですね。
[可能性を消して、残った人々の名を呟く声は――…暗く]
(43) 2013/10/08(Tue) 21時半頃
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[コツ、コツ。足音と共に。 被らぬ帽子を手に、歩み寄るのは書見台の前。 ホリーのキャストを告げる声を背で聞く]
…ふむ。
[シメオンに瓜二つの人形と、 オズワルドがなぞったあたりの紙面を見る]
[ ”探偵だ。探偵、なのだよ” ]
――…悲しそうだな
[繰り言に見た色を声に伝えて、男の目が探偵を見る]
(44) 2013/10/08(Tue) 21時半頃
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[視線を感じた。>>33 ホリーの瞳。果ての無い夜の空。 もし覗き込めば星影さえも見て取れるかもしれない。
吸い込まれそうになるのが怖くて避けていたけれど、 今は、見返して手を振った。
逃げてばかりいても、きっと夜明けは来ない。]
(45) 2013/10/08(Tue) 21時半頃
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―サロン―
[並ぶ人形は四体
その中にグロリアは自身に似たそれを見つける。
嘆くでもなく、ただ残念そうな顔をして息を吐いた。
ピッパの声にグロリアは驚いたように瞬きをした]
私には出来なかった証明を、ありがとう。
[微かな笑みを浮かべる。
聞こえないだろう声は常より弱く]
――…あなたが霊能者。
あなたが、亡霊でなくて、良かった。
[ルーカスと親しい彼女。
二人が対峙せずにいられるのをせめてもの救い思う]
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― サロン 書見台傍 ―
…全く、
[ホリーが、守護者だと名乗るのを聞けば、 切れ長の瞳は僅かに大きく開くが、 肩を落としてやや大げさに溜息を吐いた。]
サイモン君はレディファーストという言葉を 履き違えて覚えてしまったのかもしれないな。
[他に名乗りをあげるものはいるかと周囲を見ながら、 私はもう一度、こつりとサイモンの人形をつついた。]
…、…
[悲しそうだな。] [そう見えてしまったか、と傍ら、帽子の紳士を流し見る。]
泪は、とうの昔に流しすぎて枯れてしまったよ。
(46) 2013/10/08(Tue) 21時半頃
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[テーブルに並ぶ人形。新しく増えたのは]
…グロリア。
[正体を見抜く目、伝えてくれる金糸雀色の人はもういない。]
[そしてピッパの宣言が聞こえて>>19]
亡霊があと一人、この中に。
[弱気が顔を出すのを抑え込みながら、懸命に考えた。]
(47) 2013/10/08(Tue) 21時半頃
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[鐘が鳴る前ラルフからの応えに>>40 簡単なものでもなんとかしてくれてると。 その言葉、嬉しそうな眼差しが受け取る]
[今は、動き出した場に。絵を描く暇みつけられずのまま]
(48) 2013/10/08(Tue) 21時半頃
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[私はずっとオズワルドの足下にしゃがみこんでいました。
すると何かが落ちてくる音がします。
音のした方向を見ると、何かがこちらにやってきます。
あれは、シメオンです。
私はおびえました。]
…………っ こないで!
悪魔!シメオンを返して!こないで!
[私は猫足ソファの後ろに回って、彼から身を隠そうとしました。
だってあれは私の知っているシメオンではないからです。
シメオンは私には優しく微笑んでくれていたので、それは仄暗い優越感を私に持たせたものでした。天使はどこにいってしまったのでしょうか。
悪魔に関心なんか持たないわと言わんばかりに、私はぎゅうと目をつぶります。]
[すると、彼は口を開いて何事かを伝えてきました。
私は思わず目を丸くして、悪魔の顔を見たのです。
なんて暗い瞳でしょう。
だけど、何よりも]
……な……
なに、それ……
[私は彼のもたらしたメッセージによって、落とし穴に放り投げられた心地になったのです。]
……いや……
いや、いや!いや!!
知らない!!「あの人」なんか知らない!!
そんな伝言、いらない!!
[私は叫びました。
伝言が私に連想させたものは、
それはそれは恐ろしいことだったからです。]
悪魔!!これ以上、私をいじめないで!!
いや!!嘘よ、嘘よそんな言葉!!
信じないわ!!シメオンを返して!!嘘!!
[私は、シメオンがとっくにいなくなってしまったことにも気づかず、喚き立てていました。]
私……私、強くなんかないわ……
それに……そんなことを今言われても、知らないわ……
[私は肩を落とし、それから思い切り叫びました。]
…………
オズ……オズにあいたい……
私、信じないわ……オズ……
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…そうか。
[ホリーの答えに短い頷き>>43]
私はあれがごろごろうだうだしてる時から 配役持ちだとは想っていたよ。
[ピッパを疑わぬことを口に出す。 そして告げられた守護という配役に。 少し遅れてホリーの瞳に過ったものを想う]
…う、む。もし、私を守ったならば。 ――ありがとう。と… 彼女も言うのではないかな。困ったことに。
[眉尻下げて浮かべた苦笑を添える]
(49) 2013/10/08(Tue) 21時半頃
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[ホリーの告白が聞こえる。
守護を名乗るホリーを見ながら思うのは
鐘が鳴る前の事。
守護に言及し惑わせただろうか。
ホリーを悩ませてしまっただろうか、と。
そうして抑止力としてホリーが紡いだ言葉を思う]
――ホリーは、やさしい。
私は、そんなあなたが好きよ。
[ホリーの抱えていたものは配役だけではないだろう。
ヒトゴロシと自らを称するホリーにはまだ何かありそうで
何をきいたとしてもその思いは変わらないとばかりに
そんな言葉を紡いで夜色へと手をのばす。
けれど届かぬまま、指先はおちてゆく]
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………!
[ラルフが瞳を見返して、手を振ってくれたので>>45。 夜の瞳に星影を見てくれたとは知る由もないながら、 微かに瞠られた瞳に、あたたかな色合いが戻り、 少しだけ緊張がゆるんだような、小さな笑みが浮かんだ]
(50) 2013/10/08(Tue) 21時半頃
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[ホリーが守護者と名乗り出る>>43 ちらと、いつか身にまとわりついた黒い存在を思い出した。
ホリーが最後の亡霊の可能性として挙げたのは三人。
自分は自分が血肉を持つ生きた人間であることを知っている。 それならば、オズワルドかボリスが亡霊。
…信じられなかったし、信じたくなかった。 しかしそうとしか考えられない、と渋々認める。]
(51) 2013/10/08(Tue) 21時半頃
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……ラルフ。 お願いが、あるの。
[それは、どのくらい後のことだったか。 議論が、一段落した頃だったかもしれない。
私は、少しの間、サロンを抜け出し、 暫くして、書き物でもしていた様子で、 一通の白い封筒を手に戻り。ラルフに、そう声を掛ける。 彼が応じてくれたなら、そっと封筒を差し出すだろう]
(52) 2013/10/08(Tue) 21時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2013/10/08(Tue) 21時半頃
シメオンを返して、か
[何もその言葉に返さなくても、聞こえて無かったわけではなく
耳に残った声はいつまでも響いていた]
そうだったら良かったのにね
[悪い魔女は双子の弟を人形に、兄の魂を奪って彼の姿をした悪魔を代わりに用意しました。
だから彼らは被害者なのです何も悪くないのです。
――そんなおとぎ話は無いのだ。]
[
ここにいるのは悪魔じゃなくて
目の前の現実を認められず、狂気に逃げていたただの哀れな亡霊だ。]
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選択肢は少なくなったというのに こうも…探偵である私が迷うとはな。
[重荷を背負い続けている背。 曲げずにぴしりと伸ばしたまま]
ルーカス君。 君こそ…大丈夫なのかね。
[悲しそうだな、と、その言葉をそのまま返す口調。]
間違えれば、また、 人が消えてしまうな。
(53) 2013/10/08(Tue) 22時頃
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[ホリーが告げた三人のうち一人。 オズワルドの傍らで受ける視線>>46]
或は恐妻家であったとも。
[レディーファーストへ重ねる戯れ言]
…、
[返す視線は静かに。内を探りにはいかない]
枯らした涙の中に幸せがあったのだろうか
[問いに似た声の語尾は上がらぬ。 助言の端々。君は、と前置きを思い返す]
(54) 2013/10/08(Tue) 22時頃
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[書見台の傍らのオズワルドを見、 テーブルの前のボリスを見た。]
… … …
[ありえない。という言葉で片付けてしまえれば どれだけ気が楽だろうと、気が遠くなる思い。]
(55) 2013/10/08(Tue) 22時頃
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無論。 大丈夫なものか…
[オズワルドへ、瞑目と共に呟きを返す。 悲しみや悼みは偽りで吹き飛ばせるものでない]
…、そう、だな。
正しく亡霊を選び取らねば、
[失せるのは友かホリーか己となり。 目元に滲む苦渋の色]
(56) 2013/10/08(Tue) 22時頃
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>>54 成程。 だからあのよな面構えか。
[戯れ言を更に重ねるひと時は楽しいが、短く終わりを告げて]
…涙を流せば、流すほど失った幸せを感じて、
[偽りなく言葉を返して、僅かに間をあけてから]
確かにそこに幸せはあったのだと、 教えられたよ。
(57) 2013/10/08(Tue) 22時頃
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これ? ええと、何?
[ホリーから白い封筒を差し出され>>52 反射的に受け取りかけて、封筒に指先がかかったところで慌てて聞く。]
(58) 2013/10/08(Tue) 22時頃
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