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[でも僕は、僕のやり方で、国の為になる事をするつもりだ。
戦争なんて僕も反対したいのは確かだ。
だけど、何の力も持たずに理想だけを求める事は出来ない。
僕は何よりもまず、この国を、民を、護る義務こそ第一に考えないと行けない。
だから戦の準備に反対はしない、こうして最前線となる土地の調査を僕自身の眼で行う事も、大切な事。
それは途轍も無く重い重責だけど、絶対に投げ出したくはない。
誰かに甘えて、その重責から逃げる事だけは、したくないから]
― 廃墟の砦付近 ―
[記されている、近くの森に踏み入って暫く。
臙脂色の軍服を着込んだ軍人の姿が見えてくる]
やぁ、お勤め御苦労さま。
今日はこの土地の調査経過の視察に来たんだけど。
……案内してもらえるかな?
[じゃらじゃら宝石が付けられた様な、重い服は絶対に着けない。
僕が外にでる時は決まって、飾りも目立ちも無い、だけど非常に上等な生地とは解る真紅の服。
唯一その服に着けられている、赤色の狼を象った、赤国の紋章。
後、軍人なら知っているだろう僕の顔を見て、訪れたキャンプに居た軍人達は、俄かに騒然となったかも知れない**]
メモを貼った。
メモを貼った。
【人】 店番 ソフィア[赤緑の両参謀のまわりが、騒がしくなっていく] (29) 2011/07/02(Sat) 08時半頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン[詰め寄ってきた女の姿>>18を見遣る。] (30) 2011/07/02(Sat) 08時半頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン[幼い頃から、幾度となく奇妙な夢を見た。 (32) 2011/07/02(Sat) 09時頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン[「神が与え賜えたのだろう」と、老神父は語った。] (33) 2011/07/02(Sat) 09時頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン[そして、今。 (34) 2011/07/02(Sat) 09時頃 |
【人】 双生児 オスカー …引くぞ。 (35) 2011/07/02(Sat) 12時半頃 |
【人】 双生児 オスカー 一時撤退だ! (36) 2011/07/02(Sat) 12時半頃 |
【人】 双生児 オスカー あまり時間がない。 (38) 2011/07/02(Sat) 13時頃 |
【人】 飾り職 ミッシェル「兵がいる中での激昂。 (39) 2011/07/02(Sat) 13時頃 |
【人】 飾り職 ミッシェル『―――――今すぐ、帰れ!!』 (40) 2011/07/02(Sat) 13時頃 |
【人】 記者 イアン
(41) 2011/07/02(Sat) 13時頃 |
【人】 双生児 オスカー― 砦 ― (42) 2011/07/02(Sat) 13時頃 |
ー赤国軍 廃墟周辺キャンプー
[手当てが早かったお陰で、一日は高熱で意識なく寝込んだものの、敗血症も起こさず翌日には熱は引いた。
意識を取り戻し、薄らと目を開いたのは、見知らぬ場所だった。]
…どこ
[徐々に記憶が鮮明になるにつれ、慌てて周囲を見回した。
拳銃を探すが、武器らしい武器は全てとりあげられていた。
外には人の気配]
手当てされている…
[足に巻かれた包帯を見て、ぽつりと呟いた。
自分が聞かされていた残虐非道の赤国軍にそぐわぬ人道的な行動に、戸惑った表情を浮かべた。]((
―砦付近 赤国軍キャンプ―
[「……こ、これはベネディクト公子殿下!?」
唐突の来訪にキャンプが騒然としたのは言うまでもない。
臙脂色の兵隊達が慌てて彼のための席を設け、
経過報告やキャンプの案内にあたる。
自身はと言うと、自分で拾って来た敵兵に責任持て、
と言う事で、件の女性兵士の処置にあたっていて、
公子殿下の視察に気付くのが遅れた]
あ、おはようございます。熱は下がったようですね。
[もちろん、公子殿下にも、緑軍の兵を"保護"した旨は
報告されている事だろう]
[天幕へと入ってきた青年の姿に、顔を上げた。
青年の穏やかな表情とは対照的に、あからさまに警戒の色を浮かべて。
もしも害意があるならば、とうに拘束等されていたのだろうと思えば、今すぐどうこうされはしないだろう、と予測はついた。
しかし、彼女が教え込まれた赤国軍の知識が、違和感こそ感じておれど、警戒を解くことを許さなかった。]
……手当をしてくれたことには、感謝する。
ありがとう。
[緊張を帯びた声。]
僕をどうするつもりだ?
[まだ、足の自由は利かない。
さしあたって身に危害がないならば、今逃げ出すのはあきらめざるを得ないが、さて。]
【人】 流浪者 ペラジー―砦― (44) 2011/07/02(Sat) 14時半頃 |
あぁ、あんまり気は使わないで。
……って言っても、無理か。
[どれだけ気を使うなと言っても、一国の公子相手には無理な相談かも知れない。
兎に角案内を受けて、ここまでの経過報告は聞く]
へぇ…"やっぱり"、諸侯達の予想は大外れか。
最後にこの砦が使われたのは、下手すれば建国年よりもずっと昔なんだもん。
[――元々あった建造物の大半は使い物にすらならない。
建造物を影に戦いを繰り広げる事は可能だろうが、瓦礫も多すぎる。
このままじゃ拠点としては、ボツだ]
[……更地に返して、新しく砦でも造り直そうか?
一瞬物騒な事を僕が考えて居たら、遠慮がちな様子の軍人から、それとは別件の報告]
―"保護"? "捕縛"の間違いじゃ無くて?
[一瞬強めた語気に怯ませてしまった。
戦争寸前の緑国の兵…この小隊の人達が優しく無かったら、最悪もう死んでる。
だけど、言葉通りに保護されてるなら越した事はない。
流石に危険だと引き止められるだろうが、にっこりと笑いながらも、件の天幕に足を運ぶ]
お邪魔します。
[面倒に人を入れず、件の天幕を腕で開く。
中には、件の緑国の兵士……えっと…性別は解らない。
それと、処置にあたったらしい内の軍人が一人]
足を怪我したって聞いてるけど。
もう具合は平気かな?
[どうやら本当に保護して居たみたい。
敢えて名乗らないで、僕は二人の元に近付くだろう]
[警戒心も明らかにこちらを見る緑国の兵士に、
簡素な食事を差し出した
あのまま放っておくわけにもいきませんでしたから……
貴方の事をどうするかは、まだ決まっていません。
足の怪我で余り動けないと思いますが、
大人しくしていて下さい。
……仲間の方は来ないんですね?
[確認のように尋ねる。
近い将来、敵になるだろう国の、相手の顔を見た。
心配げにも、警戒にも見える態度だろう]
メモを貼った。
[
……律義だね、僕の分の食糧なぞ持ってきてないだろうに。
[開戦を控えていれば備蓄は重要であり、そう余剰をもってきているとは思えなかった。
つまり、誰かが自分の分を減らしたか、食いっぱぐれたか。
しかし、仲間のことを聞かれたらしばし思案する。
自分を、探しに来るだろうか。
よしんば来たとして、危険を侵してこの状況から救助しようとするか考えれば、沈黙するよりなかった。
返事をせぬまま食事に口をつければ、
運んだ青年には流石にわかったかもしれないが、彼女はお世辞にも胸は大きい方ではない。中世的な面差しも相まって性別は判然としないのかもしれない]
……お陰さまで。
[矢張り、警戒心を露わにした表情で、そうこたえた。]
えっ
[出し抜けに天幕に入って来た人物に目を瞠る。
一般兵の軍服とは違う上質のつくりの衣服を、
赤狼の紋章が一点装飾している。
慌てて立ち上がり、彼に向き直ると敬礼した]
先程、目を覚まされたようです。
具合の方は、もう大事ないかと。
メモを貼った。
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