128 うわっ…この村の子供、いなさすぎ…?
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〔 「こんなに好きな気持ちをどう伝えたら…」と言って顔を伏せるミッシェル。
ボリスの妄想の中の「もし恋人ができたら言ってほしい台詞No.1」をさらりと言った彼女にときめきが止まらない。〕
ぼ、僕もです…!
僕も、ミッシェルが思っているよりもずっと、ミッシェルのことが好きで、…好きで。
どう伝えたらいいのか分からないんです…。
[こんな風に子供みたいに頭を撫でられるのも久しぶりだな、と思いながら目を細めていれば。
赤面したヨーランダに額をぴしゃりとやられ、]
……からかってるわけじゃないのになぁ
[そうぼやきながらも、続く彼女の言い訳に頬は緩むばかり。
彼女の肩から顔を上げ、華奢な背中を改めて抱き寄せる。
背に流れ落ちる柔らかな髪に、そっと指を絡めて。己が頬へ。唇へ。
それから悪戯を思いついた子供のように、ふふ、と笑って]
ねえヨーランダさん、甘えていいんだよね
……俺、わがままだよって言ったよね
辛い時は辛いって言え、って、それから君が。
俺、今やっぱり少し辛いかも。
……わがまま、聞いてくれる?
[首を傾げ、少し屈むと、視線の高さを彼女に合わせ。
指先でその唇をなぞれば……欲しい、と言えば、意図するところは彼女に伝わるだろうか。]
[可愛い可愛いと力説され、彼も同じ気持ち。とろけそうだった。]
え?そんな!私の方が大好き!
私だって、何倍も何倍も好きです…!…うう
[彼の胸に飛び込む。]
嬉しい、ボリスさんにこんなに好きって言われて、
もっともっと…好き……
〔 ミッシェルの「私の方が大好き」という言葉に〕
そ、そんなことないです!!
僕の方がもっともっともおおおおっと好きです!!絶対!!
[自分たちの姿が何だか可笑しくなってきて]
ふふっ、ふふふっ。ああ、もう好きっ…ボリスさん好き…
〔 ボリスはいたって真剣で何も面白いことを言ったつもりはなかったが、ミッシェルが笑い出したので、ボリスもつられて笑う。〕
…そういえば。
ミッシェルはいつまで僕のことをさん付けで呼ぶんですか?
〔自分はミッシェルと呼んでるのに、と期待を込めて聞く。〕
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