17 吸血鬼の城
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[ああ……最後に望んだのは、
それでも彼女が生きてくれれば、とそういうことではなかっただろうか。
されど、お与えになる罪は、
――………]
マーゴ……すまない。
君は、自分が
殺した。
[それでも会いたいといってくれた人に青色の眸から涙を流す。]
/*
そして、贅沢なのかもしれないが、ヘクターとのIFもぜひしたいと思う自分。
ああ、欲張りですまない。
しかし、今回、気が多くて本当にすみません。
/*
是非、するといいのですIF、と言いながらふわりと
おはようございます。
昨日は、セシルさんとヘクターさんのお友達コンビが…
と思っていましたけれども、
今日のセシルさんのご様子なら、あるいは……
とも思いますね。(なんのことやら
[名を呼ぶ声に、ふわり、顔をあげる。]
サイラス様――
[呼ばう声に、混じるは喜色。
なぜ、と問いかけられたその言葉には
ゆるゆると首を振って]
[ 自分が 殺した ――
そう言って、涙を伝わせる頬に、そっと口付ける。]
いいえ。私は――
自ら、死にました。
[告げる声は、喜ばしげに。]
サイラス様と、共に堕ちたい、と――
/*
さて。今日は延びるのでしょうか。延びないのでしょうか。
個人的には、セシルさんをぜひとも
青い世界にお迎えしたくはございますね。
えろすー、えろすー。
/*
さて。今日はわたくしも、
いろいろたまっております作業をかたづけませんと。
サイラス様のお帰りを楽しみに待っております。
ああ。今日も一日中ちょくちょくと箱は覗いておりますゆえ、どなたかお声をかけて頂ければ、いつでも現れます。
それでは、後ほど…
――……自ら?
[可憐に娘は笑って、自ら死んだと告げる。
頬に口付けられて、確かにそこに彼女がいることを知る。]
そんな……
[その貌を覗き込んで、でも、対照的に笑みは落ちない。
喜ばしげな声は、己を責めないためのものか、まで考えて、
そして……やがて……]
私と、堕ちるのですか。
ああ、貴女はどうしてそんな……。
[情けない貌を見せる。]
[喜びに感応しようとしない相手に、
ゆる…、と不思議そうに首を傾げる]
……わたくしと共に、では、ご不満…ですか?
[おず、と抱いていた腕を離し
窺うように、長身のその顔を見上げて。
頬に、す…、と過ぎるは、不安の色。]
……ごめいわく…でした、か……?
[視線が、落ちる。]
いや、そうじゃないんです。
そうじゃない。
ただ、貴女には、
生きていてほしかったから。
[不安の色を見せる様には首を振って……]
すまない。違うんだ。
[その手をさし伸ばした。]
[触れてくれる掌に、泣き笑いの表情を浮かべて。
控えめに、身体をすり寄せる。]
………、…ごめん、なさい。
わたくし、その――… うれしくて…。
[もう、無縁のはずの心臓が、とくり、と高鳴る錯覚。]
…… たった一人だけ、生きてほしい、と
わたくしに、言ってくださった方ですから。
あなた無しに、生きたくなかった ――
[見上げる瞳が、涙に潤む]
…ごめんなさい。
あなたを、悲しませてしまって――
[たった一人だけ、生きてほしいと、
そんな言葉に眉を寄せる。]
マーゴ、そんなことはない。
貴女に生きて欲しかった人はたくさんいる。
それは貴女のお父上もそうだ。
だが貴女には使命があって、
それを尊いものだと誰もが思い込んだ。
そう、貴女は……
そんなに悲しくなってはいけない。
[そういいながら、摺り寄せてきた身体をそのまま抱きとめて……。]
だから、自らを大事に……。
[潤んだ眸を見つめて、その頬に手を当てた。]
でも、私をそこまで求めてくれて、ありがとう。
貴女の命、もらいました。
[そう、殺したのは自分、それを忘れないでおこうと、
そして、命を捨ててまできてくれたこの人を大事にしたいと、思った
から。]
-
[悲しくなってはいけない、と。
告げられて、目を瞬く。]
―― 私は…
[生きていてもよかったのか、と――
そう、問おうとした口を閉ざす。
今はもう
そんなことは、些細なこと――…]
…、……はい ――
どうか、わたくしを…お傍に――
[抱きとめられ、頬にてのひらを感じて、瞼を閉ざす。
睫毛がふるり、震えて
今はもう、さくら色を宿した唇が、薄く開いていた。]
─???:いつかの時─
[──かつて。
もの静かな青年には、とても大切にしている幼馴染がありました。
亜麻色の髪、翡翠の瞳、白い肌──。
病弱な彼女に、様々に物語る彼の表情は、とても幸せそうでした。]
[或る日。
何故あの日、夜更けに目が醒めたのでしょう。
夜遅く──暗い明かりの中、ことりと音も立てず、
青年はじっと頭を抱えていました。
ただならぬ空気に幼い娘がそっと息を殺していますと、
彼の肩が、小刻みに震えている様子が見えたのです。
───泣いていたのだ、と気付いたのは後のこと。]
『───私のローズ。
美しきRosmarinus(海の泡)
… 決して、泡になどさせはしない。』
[それから、彼は猛烈に医学の勉強を始めたのです。]
『可愛いメアリー、大好きよ。』
[白い花園。その笑顔は、童話の中のお姫様のよう。]
『貴女に幸せが訪れますように――…』
[微笑む二人に、幼い少女が笑います。
その幸せが、喪われることなど、
─── 思いもせずに。 ]
『───必ず。』
『探してみせる──…』
[或る時を境に、兄の性格は変わったようでした。
酷く人を避けて陰鬱になり、書室に閉じこもる日々。]
『…見つけてみせる。私の──…』
[兄の姿が消えたのは、白薔薇の園の姫君が姿を消して、
12年の歳月の後のことでした。**]
/*
RP前に更新来そうな気がしたので、これ だけ!!!!
まだかえしたいのに、わあん。
また夜にですの**
[従順な娘を、そのまま、抱き寄せて、その唇に触れるだけの口付けをした。]
すまない…。
[そして、吐く言葉は、それ。
だけど、
そう、始まりは」罪の意識からでも、
彼女を護っていきたい気持ちは変わらない。]
――……
[ただ]
[男に手向けられた白薔薇が、
血の黒に染まっていったこと。]
|
――ど阿呆。
アンタこそ、チンピラに見せかけた、ただの人の良い兄ちゃんじゃねえか。
[霧の向こうに投げかけるように、男はぽつりと呟いた。 それが誰に向けられたものかは、神のみぞ知る――]
(148) 2010/06/25(Fri) 20時頃
|
執事見習い ロビンは、ランタン職人 ヴェスパタインに話の続きを促した。
2010/06/25(Fri) 20時半頃
/*
まだ箱前に落ち着けてない。
あと1時間くらいかかるかな、と。
IFでサイラスを弄るターンなのを把握w
――
そういや、おめぇはおれが死んで抵抗できなくなってから好き放題しやがって。
借りは返さないといけねぇな。
[革服の縁に小さな頭だけを覗かせた金属を抜き放つ。
それは毛髪ほどに細い、よく撓る鍼]
東洋医学は勉強してきたか?
自分の躯で効果のほどを知るといいぜ。
[運動神経を司る経穴を狙って鍼を一閃。]
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