55 【突発】つべこべ言わずに恋せよ若者【RP】
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―分館―
[さて、途中までついてきてもらったものの。
いざ、一人で分館の入り口に立つと。これは……]
廃墟?
[とりあえず、写真を一枚撮ってみた。なんか写りそうだよね、これ。もう一枚撮ってみるか、と言うところで、丁度被写体に白い物体が割り込んできて。]
おや。……あぁ、お婆ちゃんがここの主ですか。
はは、失礼。それでは、八重さん案内の方お願いします。
[お世話になります、と頭を下げた。
思ったより怖がらないのは、霊感とか色々信じてないからだろう。]
―食堂―
……露天風呂のお姉さん。
[ラルフの言葉に食堂を見れば宴会の時に見かけた長髪の人物と本館の露天風呂で一度すれ違った事のある女性が見えた]
二人一緒……。
[ケイトとサイラスは露天風呂に一緒に入っていたり倒れたケイトをサイラスが連れ出した様子から仲は悪くはなさそうだし、自分とラルフは多分良い仲と言っても差支えはないと思う]
……カップル?
[男女が一緒に送られるのはどうもそういった意図的なモノがある気がしてふとそんな言葉を呟いた]
―個室―
[個室に案内してもらえば、荷物を置いて。
……しかし、内装が全体的に寂しいと言うか暗いと言うか。]
あ……携帯、繋がらないのか、ここ。
[連絡を入れようと思ったら、圏外表記。
会おうとしたら自分で探すしかないか、と溜息をつく。]
ん?ぁぁ……食堂の方は後でお伺いいたしますよ。
[そう言って、八重に再び頭を下げて。窓の外を見やった。
暫く見ていたが、気持ちが落ち着いたら食堂の方へと向かう。]
[ぎしぎしいう椅子で精一杯寛ぎながら、携帯の受信箱を、漸く開く。祈るような思い。
件名:RE:
本文:
なんだよ、珍しく連絡来たんで、すわ急用かと思ったら。
俺がいねぇからって、寂しくなっちまったか?
秘密にしとこうと思ってたんだが、実は来週、休暇でそっちへ帰る予定だ。
どうだ、暫く会わねぇ内に恋人でも出来たか?
俺は相変わらず、遺跡が恋人みてぇなモンだが。
そうそう。土産のリクエスト、今のうちだったら受け付けるぞ。
あんま高ぇモンはNGな。楽しみにしてろよ。]
―食堂―
[食堂の方へ顔を出してみれば、見知った顔ばかりだったろう。]
おや、お久しぶり。
[軽く手を上げ挨拶代わり。ふと、ホリーの呟きが聞こえてしまい。ふむ、と少し考え。]
……これはお邪魔したかな。
[はっはっは、と笑い声を出しながら。
食堂から退散しようとしただろう。]
はっ……、
[受け取ったメールを笑い飛ばそうとして、何だか涙が出てくる。寂しいわけがあるかとか、恋人なんて余計なお世話だとか、差出人に言ってやりたいことは、山ほどあったけれど。]
……、バカ……。
[目頭を押さえた。
声が聞こえて、仲睦まじげに食堂に入ってきた、ホリーとラルフに目をやる。
ああ、そうか……、と思った。]
私は、あの人の特別な存在になりたかったんだ、きっと。
[誰に言うでもなく呟くと、ひとつ、決意をした。]
起こしちゃった?
だったらすまない。
[眠そうな様子のヨーランダをみて、悪いことをしてしまったかと思う。]
まあ、こっちはこっちで静かで過ごしやすいよ。
向こうとはだいぶ見劣りはするけどな。
[ヨーランダとヤニクの関係はこの男はまだ知らない。]
薄っすら涙目のまま、ベネットを呼び止めた。「待て! 何か誤解がある!」
〜 届くことのなかったメール 〜
件名:無題
本文:
Йё→、ヶ〃ィ儿ちゃω★
Tょωτ〃ぉ返事<れTょレヽσ? 僕ちω、±ゐUレヽ★
Tょレニヵゝ怒ッτゑσヵゝTょぁ? もUそぅTょら、僕ちω謝ゑヵゝら±★
T=〃ヵゝら、レヽッはoレヽ乂→儿U∋ぅ∋ヶ〃ィ儿ちゃω!
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