人狼議事


222 【完全RP】湖畔の村【誰歓】

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 …ははっ!初めて名前呼んだなっ。

 何でだろうな、そんな風に言われて嬉しいだなんて。
 やっぱり、お前の言う通り俺は変態なのかもな。

[とダイミへ、溢れる気持ちを贈った*]


―朝:処刑場―

[ふらり、処刑場を訪れた。
今日は誰を殺すのだろう。皆、消えていなくなるまで続けるのだろうか?絞首台に自分の躯はすでになく、縄はつまらなそうに揺れている。
やがて引き出されてきた男を見ると、一つ瞬いた。

大人しく縄をかけられ、笑った彼。
こときれる間際に、嬉しそうに、切なげに。
少し離れたところからそれをじっと見つめていた]


[どれくらい、そうしていただろうか、]

……?


[何か、物音が聞こえた気がする。

そしてしばらくすれば、ノックの音。]

………は?なんで、あんた……

……つーか、何、勝手に…


[言葉が止まる。彼女が手に持っているケーキ。

紅く紅く染まった「ピュアブリス」。

それが、何故か、レティーシャの姿と重なって…瞬きもできず、目が離せない。]


[彼が向かう場所は、勿論お家だった。
ダイミ君のお母さんやお姉さんの声を、殆ど無視するようにして奥の方へ向かうの。その理由を知らない私は、首を傾げたの。

でも、其の後の姿を見て…疑問は解決したの。]

ダイミ君…作ってたんだ…

[モンブランに工夫がされていたり、ライオンは初めて見たけれど。目をひいたのはあの、スズランの香りがするケーキ。

そして。公募箱をひっくり返すようにして選んだ名前は…「私達」によるもので驚いたの。]

あの優しさは、ダイミ君によるものだったんだね。

[納得したように口に出すよ。それなら、少なくとも私にとっては…最高の味に決まっているじゃない。今なら、そう思えるの。

しゃがみこむ彼。私の存在も彼を苦しめてしまったのだと思うけれど。ずっと、せめて寄り添うようにしたよ。]


【人】 薬屋 サイラス

[こんな醜い自分から。

ぶんぶんと頭を振って、暗い思考を吹き飛ばす。
花屋へ来れば、いつものような活気がなく。
虚ろな目をした親父さんから花を買ったら、教会裏手の墓地に向かった。

そうしてそこで、親父さんの生気のない顔の意味を知った。

墓地には、まだ埋めきらない人狼にやられた死体が並ぶ。その中にレティーシャも、ダイミの身体も横たえられていた。
…メアリーの姿も。

目立った外傷がないことから、毒物か何か、身体の内側から壊されたような血の吐き方に眉間にしわを寄せる。それから、生前の彼とは大きく異なる、バッサリ切られた髪の毛。]

(この髪型も…よく似合ってるよ)

[さらり、と指ですくって。
惚れちゃいそうだ、と呟いた。]

(32) 2015/04/24(Fri) 22時半頃

メモを貼った。


[彼の魂が現れたらば、一言だけ]

おつかれさまです。

[静かに言って、背を向けた*]


メモを貼った。


【人】 薬屋 サイラス

[レティーシャとダイミの身体は、ぴったりと寄り添うように並べられていた。
二人とも、眠っているようだ。
ただ、胸に大きく空いた風穴を除けば。

ふと思い出したのは、マーゴの髪に添えられた赤い薔薇。

何の演出か知らないけれど、胸糞悪い。
そう顔を歪めた。]

(マーゴが、ちゃんと届いたわって言ってたぞ。
彼女のことだったんだな。すごく、喜んでた)

(歌、結局聴けなかった。絶対行くからって約束したのに)

[ありがとう。ごめんな。
ふたつの言葉を、若くして散った命に向けて。
そうしてみんなの胸の上に花を添えたら。
屋敷に向けて、歩き出す。]

(33) 2015/04/24(Fri) 22時半頃

………え……?


[続く言葉が耳に反響する。その言葉に思考が追いつかないまま、彼女は話し出す。

一拍一拍、ゆっくりと。]


――貴方はもうケーキを作れません。

[…なんで?]

――貴方の家族はもう居ません。


[だから、なんで…?]

――貴方の友達も死にましたね。

…………っ!!!


サイラスは、フランシスカに軟膏を渡さないと。きっと彼女はまた怪我をしてしまう(@2)

2015/04/24(Fri) 22時半頃


サイラスは、マーゴは屋敷に居るだろうか(@1)

2015/04/24(Fri) 22時半頃


[フラッシュバック。絞首台に揺れる身体。折れた茎。


少しずつ、理解が追いついて、


駄目だ、理解するな…!


耳を塞ぐ。声は聞こえない。]


――貴方の、大事な人を奪ったのは私です。


…………


[がんがんと、頭が痛い。何かが壊れていく。

最後に、好奇心一杯の笑顔で言われた言葉、

ぷつん、と何かが切れ、ぱたりと腕が落ちる。

浮かんでしまった、あいつの笑顔。

あぁ、また、浮かんでは消え、浮かんでは消え。


――……もう、逃げれない。]


─ 少し前 ─
[サイラスの姿も見えた

すると男は少し焦る。サイラスに、こんな身体にして!と怒られるんじゃないかと、反射的に思った自分を自嘲気味に笑った。

そんな事はもう、起こらない。]

 (…お前が手当てしてくれたから、
 ここまで、来れたんだ。…ありがとう。)

[どれだけの人間に支えられて自分は生かされていたのだろう。

誇れるような生き方はしてなかった。でも、出会った皆のお陰で、思えたんだ。

この人生で良かったって*]


【人】 薬屋 サイラス

―― 広場 ――
[屋敷へ向かう途中、物凄い人だかりを見かけた。
つい先日、マーゴと眺めた時よりも遥かに多い。
何事だろう、足は自然と広場へ向かう。

そのとき、数名から悲鳴と恐怖の声が上がった。

人山をかき分けて輪の中心にまでたどり着けば。
そこには]

ぅあん!!!

[叫んだ声は形を成さない。
彼女の名前だと、通じただろうか。]

(34) 2015/04/24(Fri) 22時半頃

―広場―

[何か騒ぎが起こったようで、かけだすご婦人にくっついて広場へ向かう。
人狼が姿を現したらしい。
人垣をすり抜けてゆけば、騒ぎの中心にフランシスカのステージが幕を開けていた]

あぁ、やっぱり。

[踊るフランシスカはいつもと様子が違う。
レティーシャ達のようで、少し違う]


あああああああああああああああああああ!!!!!

[逃げ切れない感情が、思考を全て奪っていく。

なんで、どうして、

違う、違う、違う、違う、違う、違う!!!

何が、違うんだ?分からない、分からない。

なんで、叫んでいるのかも分からない。]


【人】 薬屋 サイラス

[彼女は踊る。

熱気と、狂気と、殺気を孕んで。

切なげな流し目は、恋い焦がれる乙女のよう。
射貫く視線は、野生の獣のような鋭利さ。

褐色の肌がうねる。
漆黒の髪が揺れる。
踊り子用の薄衣は風を包んでふわりふわり
大輪の花を咲かせて回る。

「人狼」

そう宣言されたことも忘れて、ただ、魅入る。]

(35) 2015/04/24(Fri) 22時半頃

─ 少し前 ─
[まさかノーリーンも居るとは思わず

ノーリーンの髪を下ろした姿が見てみたかったな、なんてぼんやり考えていた*]


[何かを振り払いたくて頭を振っても、消えてはくれない。

母さん、ねーちゃん。メアリー。

あんなに嫌っていたはずだったのにヒューに父さんの声。そして、]


……レティーシャ…


[いろんな声や表情ががフラッシュバックしてやがて、
彼女がこちらに向かってくるだろうか。


いろんな感情がごちゃごちゃになった頭でも、それがどういうことか、理解する。力が抜けて落ちた腕。それを持ち上げて、耳へと触れる前に、


ぴたりとその手を止めた。]


……もう、いい。

[つっ、と目から雫が伝う。それはどんどんと流れて、

それを拭いもせずに、ぎりっと彼女を睨みつける。]


もう、逃げない。


[すべてが終わるまで、感情を抑えて、泣くことから、悲しみから、怒りから、あいつらのことから逃げて、逃げて、逃げて、前に進もうとした。


でも、もう、それが出来ないのなら。

逃げずに、向き合うことに決めた。]


メモを貼った。


[やがて、とんっと胸に衝撃が起こる。

歯を食いしばって、彼女は睨みつける。


―こいつを確実に守れる方を…

俺はこいつを失えねぇ

お前に死なれたくない。


――絶対に迎えにいくから。]


………何一つ…………


[  ――……ダイミ君は、死なないでね。嫌だよ。]


………守れてねぇ……


[ゆっくりと奥へと、突き刺さっていくのと比例して、力も抜けていく。

彼女と同じ殺し方よと言われれば、ぎりっとさらに歯を食いしばる。]


【人】 薬屋 サイラス

[肌で感じる、彼女の想い。

何故、村人の前に姿を現したのか。
自棄を起こしたわけでもあるまい、きっと頭のいい彼女ならこの村なんてあっという間に滅ぼせたはず。
なのに。]

「ヤニクに会いたい」

(フラン………)

[それが君の答えなのか。
ヤニクと会って、どうするんだ。こんな風に正体をバラシてしまったら、もう逃げ出せない。きっと無傷では済まない。

この村は傷ついた。
多くを失った。
愛する女性は傷つけられ、親しい友は死んでいった。
それでも。

目の前で、たった一人を待つ幼馴染を。
憎むことができなかった。]

(36) 2015/04/24(Fri) 23時半頃

【人】 薬屋 サイラス

[青年は駆け出した。
どうすればいいかなんて、なにもわからない。
でも、もしも彼女を止められるとしたら。
この痛ましい騒動を終わらせることができるとしたら
きっとそれは、彼しかいないから。]

あぃう!あいぅうーー!

[情けない自分の声。
喉も裂けよとばかりに叫ぶ声は、旧友の耳に届くだろうか。]

(37) 2015/04/24(Fri) 23時半頃

[なら、せめて。]


――……ぎりぎりまで、死んでやんねぇ


[もう、声にもならない。

頭を撫でられても、それを振り払う力もない。

でも。あいつの受けた苦しみを少しでも長く感じるたために。

あいつが望んだ想いを少しでも長く叶えるために。]

――……生きてやる……

………


― 回想、ヒューと ―

[触れた指が嫌がられる事はなかったが。「息苦しい?」、その問いかけに対する返事は相打だけだった。
何か訳ありなのは一目見た時から分かっていた。身体に深い傷だけではなく、心にも何かしら傷を作っているのだという事は知れた。
顔を覗き込み、憂いを帯びた瞳を眺める。]

…ヒューさんさえ、宜しければ。
ずっと此処にいても良いんですよ。

[頬を撫でていた指先の動きが止み、優しく訊ねたんだったか。]


[ヒューはなんと答えただろう。ただし、帰る家は始めから用意されていなかった。
心身共に傷ついたこの男が…、信頼していた人間に裏切られたら、絶望するだろうか。あなたが怒ったり、笑ったり、悲しんだり、泣いたりするところ。もっと色んな感情を引き出したいんだ。

その瞳がひび割れる瞬間を見たい。]


[その夜、ヒューの故郷で起きた出来事を知る。

ヒューが知る由もないが、滅亡した村の外で遠吠えをあげた狼はチャールズだった。

生き延びた男が一人逃げていったことを聞いた。
後日、この騒動の途中で、男の名前がヒューである事を聞かされた。]


【人】 薬屋 サイラス

―― 広場へ続く道中 ――
[こちらに駆けてくるヤニクが見えた。
青年は急いでそばに駆け寄れば、ごそごそと革袋の中から小瓶を取り出して、ぎゅっと彼の手に握らせた。]

あぃう、おえ、うあぇ!

[喋りたいのに、説明したいのに。
うまく紡げない、己の口。
苛立ちに涙が溢れる。

それでも、伝えなくてはと、なんとか身振り手振りで表現する。
「これは毒だ。使ってくれ」と。]

(フランを、あんな縄にかけて殺してはダメだ)

[と。うまく伝わったかどうかわからないけれど、
ヤニクが頷いてくれたら、今度はその手を引いて広場へ走った。
きっとまだ踊り続けている、彼女のもとへ。]

(39) 2015/04/25(Sat) 00時頃

――…。

[とんとんと…なだめるような優しいリズムで肩に触れる。口をついて出たのは、子守唄。
囁くように紡がれる。そっと、夢路へと導く。]

I killed Cock Robin.

[「それは私よ」と答える代わりに一輪の赤い薔薇を。*]


メモを貼った。


― 最期 ―

そう、貴方は男の子ですからね。
今の貴方、格好良いですよ。

行くならお行きなさい。…私の気が変わらぬ内にね。

[メアリーが教会を出て行くならば引き止めようとはしなかった。
何時もの穏やかな笑みで見送った。彼の正体を仲間に囁かなかった。]


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