人狼議事


204 Rosey Snow-蟹薔薇村

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【人】 許婚 ニコラス

[内緒話の後。
卵を転がしながら、少しの無言。

卵をがじと齧る。
中に入った綺麗な宝石。
それを手に入れたことについて、後悔はない。

そりゃ、少しはがっかりした。
すごく悲しい、寂しい。 
僕を僕だけを肯定してくれる大事な僕のディーン。僕だけが味方の可哀そうなディーン。
彼に二度と会えないんだって。理解したら、とても虚しかった。
いま手の中にある宝石だって、いつかは濁って、壊れてしまう。

それはとっても悲しくって、泣きたいのに。

僕は彼の時計を止められたことが。
彼が永遠に僕を裏切らないことが、嬉しくって仕方ない。

愛しいディーン。 彼は僕のことだけを考えて、あちらへ行ったんだ。
きっと]

(408) 2014/11/20(Thu) 20時頃

【人】 許婚 ニコラス

[だけど、僕は悪い子になっちゃったから。
トレイルも悪い子になってくれないと、ダメだ。
だからラルフをトレイルが嫌いなら、僕もそれを手伝ってあげたい。
ああ、だけどきっと、ベネットもドナルドも、ノックスも。
ラルフがいないと悲しんでしまうのかな。
ベネットやドナルドが悲しむのは、この小屋を出たらわからなくなるからいいけども。
ノックスが悲しい顔をずっとしているのは、嫌だ。

だから、体を捻って。
ノックスの頬に触れて、ねえ、と声をかける]

 ノックスは、ラルフが好きなの?

[小首を傾ぐ。それから]

 僕らと、どっちが好き?

[続けて訊いてみた]

 好きってね、ビョードーだとザンコクなんだよ。

(409) 2014/11/20(Thu) 20時頃

ニコラスは、自分のことしか考えてない自分に気が付いて、瞬き

2014/11/20(Thu) 20時頃


【人】 許婚 ニコラス

[>>247ノックスの静かな声。彼が口にするのは、トレイルの歌のこと。
僕は目をまあるくして、じっとその話を聞いていた。
だって、トレイルはいつも歌を聞くとイヤな顔をするから。歌が嫌いなんだと思ってたの。

歌を、なくしたトレイル。
だから、歌を聞くとイヤな顔をしてたの?

じっと、じっと]

 本当?

[>>248それから、笑いはしなかったけどもぱっと顔を明るくして。
強くなった抱き締めるのに応えるみたいに、ぎゅっとノックスへしがみついた]

 うれしい。

[けど、ノックスの一番の中の一番はだあれ?
なんて、訊かないよ。お兄ちゃんだもん。

それから、じゃあトレイルがラルフに酷いことしても、ノックスは味方なんだねって。そう、思った]

(462) 2014/11/20(Thu) 21時半頃

【人】 許婚 ニコラス

[>>460ほら、やっぱり。
一番の中の一番は、ノックスは決められない]

 んー……。

[そりゃ、僕はいいけど。
いや、よくないけど、いいよ。
だって、僕はノックス以外の世界があるって知ってるもん。
けど、トレイルは可哀想。

だからただしがみつく力を強くしておいた]

(466) 2014/11/20(Thu) 21時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 んに、

[>>438優しいキス。
いつもの可愛がってくれる仕草にもぞもぞして。
首筋、当たる歯と熱がくすぐったい。
ふ、と漏れる息と、無邪気な声。
それは、奔放な性を思わせる声と紙一重なんて、いまの僕は知らない。

ただ、いつもみたいに遊んでくれるんだと、足をゆらゆらさせていたら
>>441ノックスが階段を降りてきた人を見たとき、その遊びは中断した]

 ? うん。

[小首を傾いで、頷いて。
膝から素直に降りて、まだ着替えてないことにそこで気がついた]

(467) 2014/11/20(Thu) 21時半頃

メモを貼った。


【人】 許婚 ニコラス

[トレイルに、背中をくっつけて。
洋服をもそもそ着替えながら、聞こえてくる大人たちの声に耳を傾ける。
声を小さくされたら、もちろん聞こえないんだけどね]

 なんの話かな。

[なんだかノックスの声は元気なく聞こえたから、ひそ、とトレイルに言って。
ボタンをがんばって止めたけど、やっぱり一段間違えた。
外して、やり直し。

その間も、卵は膝に乗せたまんま。
大事なそれを、誰にも触らせたくなくて、手離せない。
ノックスは。
あの小さな卵を作ったとき、なんて思ったんだろう。
ふと、そんなことが気になった]

(486) 2014/11/20(Thu) 22時頃

― 少し前の居間でのこと ―

[名を呼んだ後、ディーンはしばらく気配のした方を見ていた。
一瞬目が合いそうになったのを逃げるように逸らして、屈みこむ背中をじっと見つめて、もう一度、彼が振り返った時は確かに、目が合った。]

 ――……シメオン。

[ディーンはもう一度呟く。
確かに彼はこちらを見ていた。
ニコラにさえ見えないこの姿を、確かに見ていた。
それは、彼が自分と同じ状態であるということを表している。

つまり、彼の命もまた、潰えたのだ。]


[ディーンは、ニコラの金の髪に視線を落とす。
彼の幸せを願っていた。それを一緒に探すことは出来なくとも、幸せになって欲しいと願っていた。

彼と共に旅をするきっかけになったのは、彼が右脚を食われたことだ。彼の右脚を食べたのは、ディーンのいた旅芸人の一座の一人だった。
足が上手く動かなくなった彼の面倒を、誰かが責任を持って見る必要がある。そうして白羽の矢が立ったのは、彼の遠い親戚でもあるディーンだった。
日常的に触れ合っていたほど近しいわけでもなく完全に無縁とも言えない遠い親戚という関係性は、周囲の大人たちにとっては都合の良い理由になった。

共通点といえるのは、せいぜい金の髪の色ぐらいのものだ。
しかしそれでも、シメオンと初めて会った時、ディーンは彼が自分の太陽だと思ったのだ。
彼が、我慢の上に成り立っている暗い道を照らす光だと。

しかし、ディーンの太陽は他にあった。
今ならば分かる。自分はただ、縋るものが欲しかっただけだ。
だからこそ、子供である彼を太陽だと思った。思おうとした。]


許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2014/11/20(Thu) 22時半頃


メモを貼った。


[いうなれば彼は、我儘の犠牲者だった。
最低限の接触以外を避け、まるで神聖なもののように扱って、結果的に彼に寂しさを植え付けた。
そうして最後には彼の為だと詭弁を使って彼を捨て、自分だけが楽になろうとした。

それは、許されざる罪のように、ディーンには思えた。]

 …………。

[唯一、醜い自分を受け入れてくれたニコラの髪に触れる。
一房抓んで、唇を落とした。それは祈りの代わりだった。
全てをニコラに差し出した。
しかし、今残っているこの、ひとかけらは。
彼に差し出そうとも差し出せない、今の自分は。

最後の機会、なのではないか?]


 ニコラ。少し、行ってくる。
 ……必ず、君の元に帰るから
 ――少しだけ……許して欲しい。

[ディーンにとっての唯一は、ニコラを置いて他には無い。
今、彼に声が届かないことは分かっている。
分かっていても、そう言い置いて居間から階下へと向かうニコラの側を一時離れて、シメオンの去った方向へ向かう。]

 ――……シメオン!

[そうして、一際大きな声で、名前を呼んだ。]


[階段を上る。
薄暗い扉が並ぶ廊下。
空っぽの部屋の前で立ち止まった。

扉に手をかけて――触れられはしなかったけれど――そのまま、立ち止まった。
どうしようかな、と首を傾げて、
何故此処に入ろうとしたのだっけ、とまた考えた]

 ………え?

["名前"が聞こえた。
よく知っているような、けれど何故だか馴染みの薄い名前。
二人旅、元々言葉少なな彼との道行きで
名を呼ばれることはそう多くはなかったから――]


[ノブを回さずにそのまま扉を押すと――"開いた"
中に入り、後ろ手に閉める。
いつかとは違い、そのまま部屋の中へ進み、寝台に腰掛けた]

 なんだったかな…

[聞こえた名前。呼ばれた、名前。
覚えているのに、忘れてしまった。

――もう呼ぶ人なんて、いないと思ったのに。

覚えている想い、靄のかかる記憶。
足を組んで、右足を擦って
息を吐いても、もう白くはなかった]


[シメオンの去った階段を昇り、ディーンはそこで足を止める少年の姿を見つけた。
これまで彼の名を呼ぶのに、声を張ったことなどなかった。
その必要性がなかったからだ。

ディーンは、ふと考える。
自分が子供の頃、飲み込んだ我儘がいくつあっただろうか。
言ってはいけないと思っていた事がどれだけあっただろうか。
――それらを溜め込んだせいで、より一層苦しむことになったのではないか。]

 ……シメオン。

[彼が消えたドアの向こうを暫し見つめてから、ディーンはその姿を追い、部屋の中に入る。
寝台に腰掛ける姿を見てもう一度、今度はいつもの音量で名前を呼んだ。]


【人】 許婚 ニコラス

[二人の大人が距離を取ったことには、僕は気が付かなかった。
手の中の大事なものを、熱心に見ていたから。

トレイルに背中をくっつけたまんま、ズボンを穿きかけで手の中の卵を開ける]

 ……曇ってる……。

[乾燥したせいか。
少し小さくなり、白く濁ったそれを見て、しょんぼりとする。
綺麗に回りの肉を取ったのだけども、やっぱり変色してしまった。
指で触れると壊れそうで、ぷうっとため息。

代わりに、舌でそっと舐めておいた]

 ん。

[大人の姿が遠くなったと気が付いたのは、そのあと]

(510) 2014/11/20(Thu) 23時頃

 ……それ、俺の名前?

[入ってきた彼の姿は、確かな存在に見えるのに
明らかに話しかけてくるその様子は生者のものではない。
わからないのに、胸が痛んだ。
思わず、顔が歪み、涙が出そうになって俯くほどの、痛み。

わからないのに、覚えてないのに
感情だけ残るなんて、そんなの理不尽だ]


 何か、用?

[これで、違うと
それは君の名前じゃないと言われたら。
想像したら少し笑えた。

彼も誰かに食べられたのかな――
顔をあげ、真っ黒に見える瞳を見つめながら、思いを巡らす]


 …………ああ。

[問われた内容を把握する為の間が空いた。
どうやら彼は自分の名前を覚えていないらしい、と理解して、ディーンは僅かに目を伏せ、彼の問いを肯定する。

それから、彼の前に歩み寄って見上げる顔をま近くに見下ろす位置に立つ。]

 君は、シメオンという名前で……
 僕の、たった一人の  家族、だった。

[言い慣れない言葉に、眉を寄せる。]


 家族に会うのに……理由は、いらない。

[どんな物語でも、芝居でもそうだ。
現実がそうであるかどうかは定かではないが――そうであって欲しいと、思う。]


 ………家族

[声にしてみても実感がわかない。
またひとつ、"記憶"が消えた気がしたけれど
忘れたものがなんなのかなんて、わかるはずもない。

すぐ近くにある瞳を見上げて、
その表情が――読めなくて。
手を伸ばしてみた。
理由はない。
だって、理由なんていらないんでしょう?]


[家族といっても、所詮は他人だ。
ならば他人でも家族になれる。

そう、思っていたこともあった。
思い出して、なくしたもの。

もうきっと、彼の表情は読み取れない]

 名前

[いらない、もの]

 名前、なんていうの

[それでも呼ぶのは、好きだった]


[手が伸びてくる。
これまで、彼に手を貸す以外――つまり、自分の手以外を彼に触らせたことはない。
反射的に逃げそうになって踏みとどまった。
触れられることを厭う理由は、もう無いのだ。

シメオンの指先は頬に触れた。
体温は感じない。
ディーンの眉間に寄った皺が、僅かに緩む。]

 ……ディーン・クロフォード、だ。
 君の名前は、シメオン・クロフォード。

 僕の、弟だ。

[姓なんて必要がないと思っていた。
しかしそれは、家族であるということを示す為の記号だ。]


[頬に届いた指がびく、と震える。
そこでようやく、触れられるとは思っていなかったことに気づく。
少し前、痛みに冷たくなっていた胸の中がふわりと温まって
そのまま頬を引っ張ろうとしてみる。
ちょっとした悪戯心、避けられるだろうと、やはり思いながら]

 ディーン
 ……ディーン、  おにい、ちゃん?

[幼い呼び方。
どっちがおにいちゃんなの――幼い声が過って、消えた]


【人】 許婚 ニコラス

[>>518トレイルの視線は、気が付かない。
いつもならすぐに気が付いて、なあにって言うのに。

きっとあのとき、僕の心は3分の1、ディーンに持っていかれた。
それまで、ノックスとトレイルへビョードーに注いでいたものが、少し減った。
……ううん、本当のところ、ビョードーなんかじゃないんだろうけども。
ともかく、トレイルへ向ける分は、減ってしまったから。

だって、ディーンは僕の願いをひとつ叶えてくれた。

僕の生涯で三つの願い事]

(540) 2014/11/21(Fri) 00時頃

【人】 許婚 ニコラス

[ひとつ。お月様に住みたい。
ふたつ。輪切りにされたい。
みっつ。誰かの唯一で一番になりたい。

>>529昔は。
言葉がまだうまく出なくって、単語で話してたころは、確かに僕はノックスの唯一で一番だった。
熱があって、けどその頃は熱ってものがよく分からなくて倒れちゃったときもあって。
迷惑だったろうに、その時も。ノックスは僕を一番に考えてくれて。すごく嬉しくて。

だけどある日突然、一番は一番じゃなくなった。
ふわふわしてて、ぶきっちょで、静かな
可愛くって仕方ない、弟。

――わかりましたがまんします。ワガママなんていいません。

そう決めた日から、僕の唯一もノックスじゃない]

(544) 2014/11/21(Fri) 00時頃

【人】 許婚 ニコラス

 ……ディーン。

[ディーン。君はいまどこにいるんだろう。
僕のおなかにあるのは君の肉で君じゃない。
僕の手にあるのは君の目で君じゃない。
君はどこにあって、どこに行ったんだろう、か。

僕の唯一]


 ん?

[ふと、トレイルの視線にやっと気がついて。
きょとんと瞬きして、どうしたのって首をかしげた。

宝石箱は、ぱちんと閉じてね]

(546) 2014/11/21(Fri) 00時頃

[まさか、引っ張られるとは予想もしていなかった。
しかし我儘の一つも言わなかったシメオンのことを思えば――そんな彼に甘えていたことを思えば、頬の肉が多少伸びるぐらいは仕方が無い。
それに何より、シメオンの手を引き剥がすことは出来ない。]

 ……呼び捨てで、いい。

[おにいちゃん、はむず痒い。
照れも何もかもをいつも通りの気難しい表情の奥に隠して、ディーンは必要最低限だけを告げる。

シメオンの記憶に欠落があるらしいこと、それ以外は何ら変わらないように思える時間。
――しかし、旅はもう終わった。
いつまでも続く時間は無く、ディーンには帰るべき場所が出来た。]


 シメオン……僕たちは旅をしていた。
 でも、それももう、終わった。

 ……僕は、君を裏切った。
 でも、君のことは今でも、大事だと思っている。
 ――幸せであって欲しいと、願っている。

[果たして、今の彼にこの言葉は届くだろうか。
ディーンには分からない。
しかし、告げるべきことであると思ったのだ。

名前を呼ばれた。
ディーンは静かに背後を振り返り、口元にささやかな笑みを浮かべる。
再びシメオンに向き合った時、ディーンの片目が失せ、ぽっかりと穴が空いていた。]


[たとえもう一度、山小屋での数日間をやり直すことになったとしても、同じ道を選ぶだろう。
ディーンが選ぶのは、連れ添った弟を守って共にいる道では無く、ずっと待ち続けた太陽に身を捧げる道だ。

ディーンの片目は、ここにはない。
いや、片目だけではなく、命も、心も、全部。
残るひとかけらは、残滓だ。
――死に至る間際に一瞬だけ見た、眩しい日の光の名残。]

 …………シメオン。
 君は僕の、大事な弟だった。

[全ては過去形になる。
ディーンからシメオンに手を伸ばすことは、できない。**]


[掴んだ頬を、笑みの形になるように引っ張って
その似合わなさに声をあげて笑った]

 ディーン  か
 うん、呼び捨てじゃなきゃ変だね

[手を離し、膝の上に戻すと落ちつかない様子で握ったり開いたり。そうしながら続く言葉を、聞いていた]


メモを貼った。


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