54 CERが降り続く戦場
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『†第七天国†が―――』
[闇の暴走により黒く染まっていた空を見上げ、女は呟いた。《小さき扉(ポーチュラカ)》が先日、走り出したのはその直後]
『待って!!どこに行くというの!?まさか……!』
[肉体的には超上位種《エルダーロード》のもの、ダメージなどそうそうあろうはずもない。だが、元々あるはずのない精神のもとではその力も発揮できるはずもなく。おぼつかない足取りでよろよろと立ちあがり後を追った]
『《小さき扉(ポーチュラカ)》……栄光《グロリア》のもとに?もしそうだとするなら私も…』
(1246) 2011/06/05(Sun) 21時半頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2011/06/05(Sun) 21時半頃
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[皆の元にすり足で向かうが、おぼつかない足取りは変わらず。倒れこみそうになるところで、修道女に支えられた]
『…ありがとう。栄光《グロリア》との盟約は、この今でもまだ残っている。
…お願い。彼女を『彼女』の元に。行かせてあげて…!』
(1263) 2011/06/05(Sun) 22時頃
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『いけない、小さき扉《ポーチュラカ》、前に出ては…!』
[ネルフェリウスの弾丸を受ける槍真に、前に出ようとする《過去》。それを止めようと踏み出すが、態勢を崩して膝をつき、修道女に支えられながら前で起きている事を見守るのが精いっぱいだった]
(1281) 2011/06/05(Sun) 22時半頃
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『運命《ルール》は……栄光《グロリア》の終焉は私にも見えていた事…
それでも! その場にて何を成すか決める事はできる… それが…それこそが因果を形作る。
因果に依ってこの世界は成り立っているのだから…!』
[ネルフェリウスの言葉に途切れ途切れに言葉を紡ぐ。しかし、背後からの大地の揺らぎに、膝をつくだけでなく今度こそ倒れ込んだ]
(1302) 2011/06/05(Sun) 23時頃
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[―――――倒れ込んだ女神に、もうこの事態を切り開くための力は残されていなかった……]
(1326) 2011/06/05(Sun) 23時半頃
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[――――――――否。
ただこの時に際して、運命《フォルトゥナ》は、一度だけ声を発した]
『栄光《グロリア》が……潰えようとも! 今日この時に成した事は無駄にはならない…!
その足掻きは徒労に終わらない!
今この時に成した事によって……!世界は、運命《フォルトゥナ》は、《過去》の栄光《グロリア》は、世界の何処かにあり続ける…』
(1330) 2011/06/05(Sun) 23時半頃
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『たとえ《Front》が、《Rebirth》がこの雨に飲み込まれようと世界は終わらない! 真なる太陽が《虹》を取り戻す運命《フォルトゥナ》を、私は世界の果てに見て待とう……』
『私の運命《フォルトゥナ》の残滓は閉ざされし聖地の中に…』
[その言葉を告げて、女は揺れ動く大地の中で意識を失った]
(1333) 2011/06/05(Sun) 23時半頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2011/06/05(Sun) 23時半頃
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[崩れゆく世界の中で、女は朦朧とする意識を押さえながら起き上った]
(1337) 2011/06/05(Sun) 23時半頃
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なんだこれは!! 一体何が起こっている!?
[女は右の赤い瞳で周囲を見渡しながらやたらに大きな声で叫んだ]
時空歪《クロノノイズ》が…… クラス18…19…20.03!? 2ケタ越え《ダブルデジット》どころじゃあない!!
くそっ、なんだこのザマは!? このままでは《Front》そのものが……!
(1339) 2011/06/06(Mon) 00時頃
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くそっ!! 貴様らぁ――――っ!!!!
[女はこの鳴動する大地の中でも地に這う事なく立位を保っている。地にしがみつく修道女然とした女の襟首を掴みあげた]
貴様!!なんだこれは!!今何が起こっている!? 答えろ!!
[彼女が答えようと答えまいと]
あいつの仕業か…! この星だけ潰してももうどうにもならないかもしれないが…
[天狼である彼女を睨みつけ、近くに僅かに残っていた細剣の束を召し上げ、手に収めた]
(1352) 2011/06/06(Mon) 00時頃
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くそっ……! 散々我ら超上位種《エルダーロード》に抗った結果がこれかっ……
いいか良く聞け!!五分ほどとはいえ力ある者は去れ! 無き者はおとなしく滅べ! そして……《闇》はこの場にて、永遠に消えろっ……! 《Front》が飲み込まれるより早く、ここを潰す! 今度こそ邪魔はさせんぞ!!
[周囲の人間に向けて叫び、飛んだ]
(1368) 2011/06/06(Mon) 00時頃
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『そう、因果の糸があれば《過去》の《栄光》が――道を開く』
『そして、運命《フォルトゥナ》は宣言したのだから。《運命》は変えたいと願うものを変えるために。《運命》と《栄光》が選んだものは――まだ死ぬ定めにない』
(1371) 2011/06/06(Mon) 00時頃
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[戦乙女の目には、ヒーローも彼が助けた修道女ももはやまるで映っていない。ただ剣を取って遥かな上空へと跳躍した]
やっぱりだ……完全に降る雨が黒くなっている!!
これはもう、この宙域だけでどうにかできる問題ではない! くそっ、なんたる失態だ… どの面下げてイクスペリヤに戻れようか…
だが、それならばそれでせめて……
[呟く顔の先に、ふと光が漏れる。
――天の梯子の上で、少女が歌っていた―― 空間が、割れる。
もう時間の余裕などはとうに過ぎていたのだが]
『運命《フォルトゥナ》は、栄光《グロリア》を信じている』
[彼女が成すべき事を為すまで、その様子を見守り、動く事はなぜかなかった]
(1390) 2011/06/06(Mon) 00時半頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2011/06/06(Mon) 01時頃
ピッパは、オスカーに話の続きを促した。
2011/06/06(Mon) 01時頃
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[天に昇っている少女が落ちていく。そして其処にあった場所から伸びるのは、糸のような金色の光]
『彼女は、やってくれた。後は赤と黒のあの人に任せよう』
[その一部始終を見ていた戦乙女は、我に帰る]
………栄光の光… だが、転移させるものは秩序を望むものばかりではないはずだ! それでも先を望むなら…!
[糸が戦乙女を包み込む僅か前に、手に握った細剣を振りかぶり、握り落とした]
(1434) 2011/06/06(Mon) 01時頃
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[act:The Invincivle-Shot(那由他撃)]!!!
[その言葉と共に放たれた細剣は―――――
――――全部で10本]
[―――時空の切れ目から亜空間に入り込み
何物の束縛をも得ることなく加速を続け―――
―――遂にイレブンナイン[99.999999999%]の速さを持つ光と化し]
[闇に染まった星へと突き立ったのだ]
[その結末を見届けることなく、女も光に呑まれて何処かへと、次の舞台《ステージ》へと転移した]
(1451) 2011/06/06(Mon) 01時頃
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-To Be Continued→**
(1453) 2011/06/06(Mon) 01時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2011/06/06(Mon) 01時半頃
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