人狼議事


126 生贄と救済の果てに〜雨尽きぬ廃村・ノア〜

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【人】 風来坊 ヴェラ

[コリーンの声が聞こえてくる>>96
 話しかけられるということは、当面の危険は去ったと言うことなのだろうか。
 あの魔物が、ホレーショーかもしれない。
 その言葉はすんなりと受け入れ……続く言葉の意味までは、朦朧としているせいか、ヴェラにはうまく受け止めることができなかった。
 ただ、『生贄』という言葉に、伝えなければならない事実を思いだす]

 イ、ア

[イアンと、ツェツィーリヤがこの手にいる。
 途切れ途切れに発した2人の名前と、無理矢理持ち上げようとした右手の腹で、彼女に意味が通じたかどうかは分からない。
 それでも、伝えておかなければならない。
 おそらくは……自分も群から離れる時が、近づいてきているのだから]

(97) 2013/06/20(Thu) 23時頃

 ……うん。

[ツェツィーリヤは微笑んでいる。

けれど、それは自分が何度か目にしたそれとは違い、何処か寂しそうだと感じた。]

 ……。
 …ごめんな、さい。

[震える声でやっと紡いだのは、謝罪の言葉。]


[生と死の狭間を漂っていた時に聞こえていた魔物の声は、
 今もまだツェツィーリヤに聞こえている。

 それは、魔法使いの右腕が
 魔物に近いものであるからなのだろうか。
 或いは、他に理由があるのかもしれない。

 聞こえた氷蜥蜴の声に
 何処か言い訳のような響きを感じていた。]


[短い沈黙の後にイアンが紡いだ声は震えていて。]

 ……何を、
 謝るのでしょうか?

[返す言葉は、あの時と同じ言葉。]


【人】 風来坊 ヴェラ

[謝るコリーンの声がする。微かに顔をあげて彼女を見やる>>98
 聞こえてくるのは詫びの言葉。
 狼であれば、赤い雨の薄まる頬の筋を、舐め取っていたのかもしれないが。
 詫びるは……むしろこちらの方だ]

 ……っ。

[イアンとツェツィーリヤのことが通じたかどうかは分からない。
 右手を受け止められ、そのまま運んでくれようとしていることは分かった>>100
 体を動かす力は残っていない。
 小柄でも、脱力した体は重かろうと、精一杯首を振ろうとする。
 おそらくは、もう長くないことは、自分でもしっかりと理解している。
 だから、精一杯の力を込めて、訴えた。「頼、む……」と]

(101) 2013/06/20(Thu) 23時半頃

[返される言葉は、生前の彼女が言ったのと同じものだった。]

…だって。
貴女を倒して、生贄にしようとしたでしょう。

[自分の足音を聞きつけて後を追ってきた彼女を、魂を取り込もうと狙った。

もし彼女があの時自分を追わなかったら。
ヴェスパタインの血を服に付けていた彼女に、嫌疑がかかっていたかもしれないけれど。}


【人】 風来坊 ヴェラ

[泣き声が聞こえてくる>>103。ヴェラは困ったようにシュンとなる。
 頼みたいこと。それは、『喰って』くれ、と。
 私が受け継いできた数々の魂を、かわりに受け継いでやってくれ、と。
 そう伝えたかったが、コリーンが泣いているからか、それとも単純に口を動かす筋力が残っていなかったからか。

 言葉はこれ以上出てはこなかった。

 体が冷えて行くのを感じる。訪れる時が、すぐか先かは分からないが。
 こうして看取られるのも悪くはないな、と動かぬ体は彼女に委ねた。
 女はいい。温まるし…………などと思いながら、やがては瞼をゆっくりと閉ざしていくことだろう]

(105) 2013/06/20(Thu) 23時半頃


 私は、魔法使いです。
 魔物を討伐することが任務です。
 その際殺されることも覚悟していました。

 対して、あの時の貴方は魔物でした。
 魔物が魔法使いを殺そうとするのは、自然でしょう。

[ツェツィーリヤは、淡々と事実を告げる。

 イアンが魔物ではないと知らなかった時。
 ツェツィーリヤ自身を魔物と思って
 攻撃しようとしていたとも思っていた。
 どちらにせよ、其れは自然な行動だったと。]


…っ…。
ヴェラさん…っ。

[宿主の異変は右手にも伝わってくる。
彼の傷ついた身体が限界に近い事は分かっていた。

ツェツィーリヤの身を生贄にした魔法がなければ、或いは自分が手を下していたかもしれないけれど。

今まさに、途切れそうになっている命を想い、顔を歪める。]


【人】 風来坊 ヴェラ

[悪くない。誰かに看取られて終えるのは悪くない……が。

 ただ、叱られそうだな、とは思う。
 群れの仲間に対してか、右手に込められた魂たちに対してか。

 だから、ヴェラは心の中で、すまんと一言詫びを入れた。
 それは、傍にいるコリーンや群の仲間に対してと、ツェツィーリヤや、イアン。
 この右手で受け継いできたはずの魂たち。

 あんまり先の事を考えず、大言を吐き続けてしまったものだから。
 今更引っ込めるのは、相当心苦しいのだが。

 これ以上、群を守ることも、魂を引き継ぎ続けることも叶わない私は]

(108) 2013/06/21(Fri) 00時頃

【人】 風来坊 ヴェラ

 私……は、弱かっ、た……。

[吐き出す息と、ほとんど聞き分けられないだろう声。
 すまない。

 最後に口惜しげにそう呟いて、そのまま意識は遠ざかって行った]**

(109) 2013/06/21(Fri) 00時頃

…ツェツィーリヤさんは冷静ですね。

[淡々と事実を告げる彼女。
それは魔法使いとして正しい思考だ。
けれど。]

―でも、何で俺にやり返そうとしなかったんですか?
魔物になる前から、俺は貴方を狙ったでしょう。

[戯れに彼女に斬りかかったわけでない事は分かった筈。
あの時に彼女が自分の身を守ろうとしなかった事に対する疑問を口にした。]


ヴェラは、遅いではないか。そうは思ったものの、耳に聞こえた言葉>>107に、私もだ、と小さく首を……**

2013/06/21(Fri) 00時頃


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