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その気配が再び現れるのは森の中か。
うん、まあ俺も自分でいってて想像できない。
[こっくりと同意の頷きを返す。
森でのイアンを見ててもああなるとは、とても思えなかった]
そう、だな。
生きててくれるなら、それが一番だ。
ん、いってらっしゃい。
[オスカーにこくりと頷いて。
気配が去るのを感じる。
そして別の場所にいるピッパとマーゴの気配を感じて――どちらに行こうか、とちょっと考えた。
偶数マーゴ、奇数ピッパ 25]
メモを貼った。
[ことり ことり ことり ことり…―――――]
あ―――――…
[音がする、こちらに向かう悪魔の足音がする]
あ―――――…
[もうすぐだ、もうすぐここに来る]
あ―――――…
[ああ、もう何も]
あ―――――…
……結局、気になるんだよね。ここ。
[忌み嫌っているうちの最たるもの、場所であったが。
再び現れたのは森。何度も足を運び、彷徨い歩いた森。
そして、生贄として捧げられた森]
残っているミツカイサマは一人。
……あっちは、ヘクターは……
[まあ、居るんだろうなと思いながら。
干渉できない世界を眺め、一人歩いている]
なんか、気になる気配があるから、ちょっといってくる。
またな、ホリー
[ひらひらとホリーに手を振って。
気になる気配
声が、嘆いているように聞こえて]
ピッパ……?
[恐る恐る、声を掛けた]
【人】 飾り職 ミッシェル― 朝・森 ― (55) 2010/08/11(Wed) 01時頃 |
[異物がなくなった物
純粋な、その形を取り戻した物
あるはずの姿に戻る、もうすぐ戻る
ことり ことり ことり…―――――
紅い紅い、月の光を 暗い暗い、無の闇が喰らう
ことりことりと、音を出しながら
もうすぐ、夢が無に戻る]
あ―――――…
―森の中―
[どうやら五夜目の生贄はオスカーだったようだ。
自分の姿に怯まず立ち向かった、勇敢な神を忘れた少年。
次の闇夜にはまた誰かこちらへ来るのだろう。]
祭も残り僅か―――。
[すう、と森の霊力を取り入れる様に息を吸い込むと、
半人半獣の姿に成る。
そして、誰かの気配を求めてこの村を彷徨うだろう。
祭を最後まで、この目で見届ける為に。]
―ヴァンルナール家―
[真の「主人」を喪ったヴァンルナール家では、
一定の覚悟はしていたのだろうが、
やはり大きな動揺が走っていた。]
ふん、爺さん…。
あんたらも今まで良くやってくれたぜ。
これから…大変だろうが、上手く生き延びてくれよな。
[そう言って、長年自分を慕い忠実に仕えた一族を労う。]
[がこん 何かが、引っかかった音がする
何かが、また私の世界に入った
霞の向こうに無くなりそうだった、私の意識が
異物に引っかかり、立ち止まる]
ん…――――
[あの人はなんだったか 肩口が妙に熱い気がした
ピッパ そうか、私はピッパだった
そうだ、私は歌を歌うんだった]
なんだ、何か用か
[私の世界に入った、男の人
名は・・・霞の向こうにはない
あの人の名は、違うところに]
─ 森 ─
[月は沈み、空にあるのは太陽。
大きな木の根元に、膝を抱えて座り込んでいる。]
[森を行く先に、思い描いていた人物の姿を見つけた。
……最後に銃口を向けた時の姿だったから、人物と言っていいのかは分かんないけど]
……皆死んじゃって、こっちに来てる。
あんたは……倒せたけど、でも僕だってこの通りだ。
結局、分かんないんだ。
あんたは、姉さんの仇で正しかったのかな……って。
[半ば独り言のように。
その背に、静かに声をかけるだろう**]
メモを貼った。
【人】 飾り職 ミッシェル― 朝の森 ― (57) 2010/08/11(Wed) 01時頃 |
― 広場 ―
[不意に生じる痛み。
やり過ごしたはずの頭痛。
柳眉を寄せて目を閉じる。
ふ、と娘の脳裏に過る映像。
失われた記憶の欠片がカチリとはまる。
思い出した最期の一瞬。
忘れていた想いがよみがえる]
――…ああ。
[わだかまりがとけてゆく。
迎えに来て呉れただけで自分には過分な事。
翳りの消えた眸は本来あるべき色を取り戻した]
[ピッパ
気配は感じる。
けれど、その姿は見えているのだろうか。
ただ、声が聞こえるほうへと話しかける]
ピッパ……
[ごめん、なんて都合のいい言葉はいえないから、ただ名前を呼ぶ。
認識されなくても、それはそれで仕方がないとおもいながら、けれど、こちらを認識した様子
何か用……いや……用っていうか。
ピッパの気配を感じたから……
[ごめん、なんて都合のいい言葉はいえないからもごもごと口ごもる。
この手にかけた相手と相対して、情けない顔をした]
ピッパのこと、守りたかったのは本当なんだ。
結果から見れば信じられないだろうけど……
[ああ、これも結局自己弁護だな、と呟いて自嘲する]
ピッパは俺のことを許さなくていいんだ。
それだけ、言いたかった。
広場の大樹でいつものように村の景色を眺めている**
漂白工 ピッパの近くで神妙な顔をしている**
メモを貼った。
許す・・・? 守る・・・?
[何が言いたいのか、わからない
私の記憶は、もう殆どが霞の向こうに渡った
だから、あの人が何をしたのか
私には、もうわからない]
何が言いたいのか、わからないが
ガキだな、君は
[そんな事を言わないと、と思った
理由は、わからない ガキという言葉の意味すら、もう]
一方的な奴はガキだ 独りよがりのガキだ
何か言いたい事があり、そいつを言ったなら
相手の言葉も、ちゃんと聞きなさい
それだけ言いたかった?
許さなくていいと思うなら、罵る言葉を待ちなさい
君を怒るか、許すか、無視するか、話をするか
そいつを判断するのは、私だ
[まぁ、彼が何をしたのか、私にはわからないのだから
許すも許さないも、ないんだ
だから、何かする気も、言う気もなかったのに
この声を聞くと、なんだか…――――
こんな言葉を綴る必要があるような、気がした
この人、だれだっけ]
まぁ、いいや
私は、なんとも思ってない
だから、私の事は気にするな
【人】 飾り職 ミッシェル― 朝の森 ― (62) 2010/08/11(Wed) 01時半頃 |
【人】 飾り職 ミッシェル― 朝の森 ― (68) 2010/08/11(Wed) 02時半頃 |
―回想・歌声の森―
本当の俺…か。
そうだな、
もし、全て終わったら―――。
旅の途中に、話していこうか。
[彼女の
彼女を信じたい。もう裏切りたくない。]
ああ、俺も一緒に行きたい。
マーゴと一緒に行けると、いいよな。
[そう言って彼女に微笑みかけただろう。]
―埋葬の森―
[自分の肉体に近づく同胞の姿が。
やがて彼は、ヘクターの肉を裂き、
臓物を引き出し、自らの中に摂り込み始める。]
ああ……。
ヴェスパ…タイン…。
[彼と共に在る事ができる喜び故か、
これで彼と二度と同胞として
言葉を交わす事が出来ない事を再認識した悲しみか。]
アンタ…死肉は嫌いだろうに……。
[ヘクターの魂と肉体は離れた筈なのに、
彼と一体となる感覚が流れ込んでくる。
それは一種のトランス状態か、
自分の肉体が損なわれる度に心地良い痛みが襲う。
それは彼の力を同胞に移す儀式か。]
……ありがとな。
ヴェスパタイン。
[俺の血肉と魂はアンタと共に。
そう礼を言うと、暫く彼の背中の後ろに寄り添っていた。]
―森の中―
[ヘクターの「御使い様」の力は
同胞に肉として取り込み、引き継がれ、
彼は徐々に「人」になりつつある。
今は、この儀式を終まで見守る事が
御使い様である彼の、最後の仕事であった。]**
メモを貼った。
―森の中―
[ふと、自分を呼ぶ声が聞こえた。]
―――オスカー?
もう、こっちに来てたのか。
[ああ、同胞が彼を襲ったのか――。]
ホリーの仇…か。
[…いや、俺も彼女の死に関わったのは間違いない。
オスカーの問いに暫く考えると
彼に向き直り、返答をする。]
お前は見事仇を取った。
俺はここでお前にもう一度殺されても、
文句は言えねえ、な。
[そう言って、抵抗しない事を示すかのように
両手をだらりと下げる。
片割れの仇打ち…。
オスカーは既に肉体を失い、還る者となった。
オスカーの巡礼は終わった以上
これ以上この少年に手と心を汚して欲しく無い、
穏かであって欲しいと、願うが――。]**
メモを貼った。
【人】 飾り職 ミッシェル― 朝の森 ― (76) 2010/08/11(Wed) 12時頃 |
メモを貼った。
メモを貼った。
メモを貼った。
メモを貼った。
……もう、殺そうだなんて思わないよ。
僕があのまま生きてたら……そう思ったかもしれないけど。
いいんだ。僕は。連れてきてもらったから。
[穏やかな声で語りながら、自身が憎んだミツカイサマ……ヘクターを見つめた。
何か変わったな、というか。
ミツカイサマだと分かる前の――自分にとっては「いつもの」ヘクターに「戻った」な、というか]
でも、お祭が終わって欲しいって……せめて僕の後に続く人がいなければ良いって思ってたのも事実だったからさ。
それは、ちょっと残念かな。
[怒りも悔恨も生者には届かない。
吐き出した息は純粋な諦観に彩られている*]
[
たしかに独りよがりだと、自嘲した笑みを浮かべながら、うん、とひとつ頷く]
そだな。
ちゃんと聞くつもりだったけど、やっぱまだまだだなあ……
[ピッパの状態はわからないから。
冷静な言葉はいつもどおりのピッパのように聞こえて]
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