人狼議事


304 【飛び入り歓迎】学園の七不思議2

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メモを貼った。


―音楽室―
[校内を彷徨いながら、気が付けば足はいつもの場所へと向かっていて]

 これも、癖というのでしょうか。

[苦笑いを浮かべながら扉を開ける。ピアノの鍵盤の上。置き手紙は未だそのままで]

 ジャーディンさんはまだ帰っていないみたいですね。
 そうだ。

[思い立ってラインを開けば、ジャーディンさんは恐らく音楽室に戻ってくると思います。とメッセージを送る。
 扉に戻り、別の場所を探そうかと手を掛けるも、1度立ち止まるとピアノへと視線を向けて]

 1曲だけ。1曲だけ弾いたら、人を探しに戻りましょう。

[等と言い訳をしながらピアノの前へと座る。
奏でる曲はパッヘルベルのカノン。穏やかな曲調に身を任せ、しばしの間音楽に浸る。]



なんだよさぁってさー、約束が大切ならちょっとは考えてくれてもよくない?
まあとりあえず三年棟は全部回っとくか

[短い答えに咎めるような言葉。でも、笑いながらだから本気には受け取られなかったと思ってる。
もう来ていたならそのまま、まだ離れているなら待ってから、今度は並んで歩こうか。肩のぶつからない距離で。]

俺が変なのは初めて会った時から既にだろ、メルヤ
大丈夫。俺はいつまでだって、変わらないよ

[静かにそう言った。]*


 …………。

 ……。
 元のお前が変なのと、変なお前が変なのは違う。
 俺はお前に、変わらないでなんて言ってないけど。
 お前が変わらなかったら、俺は安心するのか?

 何かあるなら言って欲しい。
 言いたくないなら、もういい。

[ここで別れるつもりで、距離を取る。]



…………話が噛み合ってないな
要するに、心配いらないってことが言いたいんだよ
俺が変わらないってのは、俺たちの関係も変わらないってことのつもり

少し昔を思い出したり、俺って変だなって自覚したりしたけど
これからも何も変わらないよ。お前とジャーディンが望んでくれている限りは

[取られた距離はそのままに、相手を真っ直ぐに見てそう語った。

スマホの通知には気づかない。]*


―部活棟にて・ロイエと―

[“あそこですよ”とロイエが教えてくれたなら]

 おっけー了解。ありがとうな。
 オカルト同好会突撃してくるわ。

 ロイエもがんばるねんで。

[彼女の肩を小突くとわかりやすく動揺しているように見えたから、あながち的外れでもなかったらしい。
本能と勘で生きる女、コリーンです。]


 俺とジャーディンが?
 …………よく分からないけど。
 ……心配要らないなら、もういい。

 …………噛みついて悪かったな。

[普段は怒らないが、心配すると口が悪くなり、それが更に進むとコノザマだ。]

 俺も要するに、
 馬鹿でも変でも変わっても、お前がお前ならそれでいいし、
 何か影を落とす事があるなら、嫌だと思っただけだ。
 だから笑ってて欲しい、っていうんじゃなくて。
 無理した笑顔は見たくない。
 心から笑える様に、俺ができる事があるなら、
 したいと思うだけ。
 
 ……だから、もう、大丈夫ならそれでいい。
 ……行くぞ。
 
[と、距離を戻して、先に進もうか。]


―オカルト同好会にて―

[…コンコン。静かに扉をノックした。返事はない。
コンコンコン。強めにノックした。返事がはい。
ダンダンダン‼‼こぶしで扉を叩いた。返事はない。]


 たのもーーーーう!!おうおーーーう!!

[声を張り上げながら問答無用で扉を開ける。
室内は薄暗くよくは見えないが、壁に貼られたポスターや蓄光式の骨格標本などがごちゃついている印象だ。

部屋の奥で小さくまるまった何かと目が合った。
怯えたようにこちらを見るそれは、もしかして]

 あ、もしかしてキャサリンさんですか?

[うっそごめーーーーん、そんなつもりじゃなかってんでーーーー
宥めて宥めて、彼女の話が聞き出せるようになるまで、随分時間がかかったみたいですよ。*]


― 美術部部室 ―

 ……え?

[ふぃ、と顔を上げて。

──かわいい、と何度か言ってくれた。
だから、嫌われてはいないと思っていた。
もしかして、好意くらいは向けてもらっているのかと。

色んな事があって、夢中で駆け抜けて……
玉砕する可能性もあったというのに。

そう思えば、今更のように頬が薄紅色に染まるのだ。
あの時選ばなかった糸の色。
これからは何度も咲かせることがあるかもしれない*]


 ……あ!そういえば。

[おもむろにスマホを取り出す。
家を出た時に何かのきっかけで音を小さくしたままなのに
今更のように気づいた。

七不思議グループのラインを何通か読んだ後、大慌てで
“部活棟の美術部にて、フェルゼ君を見つけました”と書き込む。

……見つけてもらったのかもしれないけれど*]



俺こそごめんな

[誤解させてしまって、
そうさせるような態度を取っていて、
自分のことをちゃんと話していなくて。

色んな気持ちが一言に籠もって、もっと沢山喋ってメルヤの気持ちを晴らしてあげるべきなのに、続きが思いつかなかった。]

はは、……メルヤがこんなに素直に喋ってくれるなんて珍しい。ジャーディンに後で教えなきゃじゃん

[なんて笑ったのは無理してるからじゃない。
俺たちの関係にはそういう返しが、適切な気がしただけ。

戻った距離、巻き込まれた最初の時みたいにその肩を叩いて
それからゆっくり歩き出そうか。]


ジャーディン音楽室かもだって!

[ちらっと確認したスマホに新しいメッセージ、いつものでかい声が上がったのはその直後。*]


[ようやく落ち着いたキャサリンの口からはこの学校にまつわる不可解な事故の話がとめどなく溢れた。

過労でなくなったグレッグという野球少年の話。
家庭科被服室で血塗れになって死んでいた生徒の話。
プールで溺れて亡くなった児童の話。
約十五年ほど前、宿直中に亡くなった教師の話。
体育館の梁から落下して亡くなった男女の双子の話。

コリーンがあちらで知った真相と、あとから戻った仲間たちから聞かされた真相よりは随分オカルティックな色付けがされているけれど、なるほど彼女の調べた情報はなかなかのものだった。
しかし、ここまではコリーンも知っている話で。]

 七不思議ってことは、あと2つ残ってるん?

[前のめりでキャサリンに続きを促した。]


― 美術部部室 ―

…両思いってことだね。

[顔を上げた彼女と目が合えば、少し照れ臭そうに笑った。
意識し始めたきっかけは、彼女の見た目の変化だけれど、
多分本当はもっと前から好きだったのだと思う――自分でも気づけなかっただけで]


…うん?

[ロイエがスマホを取り出した時には離れ、文字を打つ様子を不思議そうに見て]

あ、そうだ。

[と取り出したのは自分のガラケーだった。
表示や機能は元通りだったが――古い型なので多分、ラインは非対応。
後にグループラインの話を聞いたなら、明日は携帯ショップに駆け込むことになるのだろう*]


[饒舌だったはずのキャサリンは急に口ごもり、小声で言うのだ。
“私が知る限りこの学園には5つしか怪談がないの”と。]

 それってさ。
 5人のお悩み解決したら全部が終わるってこと?
 全員がわたしらみたいに戻ってこれるってこと?

[今度は少しつまらなさそうにキャサリンが言う。
“そういうことだと思うよ。多分。”]


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